2005年12月22日

ガンチア・アスティ

[ Goods]

GanciaAsti_1.jpg

正確にはガンチア・アスティ・スプマンテ.
最初の「ガンチア」は会社名で,最後の「スプマンテ」は「泡の出る酒=スパークリングワイン」という意味.
真ん中の「アスティ」はイタリアの地名なのだが,そこの名産のワインそのものを意味することも多く,その場合はモスカート(マスカット)種で作られた甘口のスパークリングワインのことになるそうだ.

以前,誕生祝にするために酒屋で適当に選んで持っていったら,えらく美味しかったので銘柄を覚えておいた.
その後,色々調べてみたところ,このガンチア社のアスティはアスティ・スプマンテの元祖とでも言うべき存在らしい.
発泡性のワインとして有名なものにシャンパンがあるが,シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインのこと(実際に他にも色々基準がある).
で,そのシャンパーニュ地方でワイン作りを学んだガンチアさんがイタリアに戻ってシャンパンと同じ製法で作ったワインがアスティ・スプマンテ.



というのをどこかで見たのだが,実際の製法はシャンパンが瓶の中で二次発酵させるシャンパーニュ方式,アスティはタンクの中で二次発酵させるシャルマー方式らしい.何を学んできたんだ,ガンチアさん?

その後,また飲んでみたくなったので,酒屋に行くたびにワインコーナーをチェックしてみたのだが,アスティはアスティでもチンザノとかマティーニ,さらには天使のアスティなどのガンチア社以外のアスティしか置いていなかった.
元祖アスティとでもいうべき存在なのにどうして置いてないんだ?と不思議に思っていたのだが,置いている店をようやく発見(1300円弱).
少々離れている店なので今度行ったときに買うことにしようと思っていたところ,近所のスーパーのクリスマス・コーナーに鎮座しているのを発見.しかも離れている店より安かった(1200円弱).侮りがたしフ○.

ということで,すかさず買う&飲むことに.
残念ながら,シャンパンを飲むための細長いグラス(フリュートグラス)が常備されているほど上流階級なライフスタイルを謳歌しているわけではない.

GanciaAsti_2.jpg

ということで,普通のグラスでいただきます.
うーん,むーども色気もあったもんじゃないな.まあ,いいや.

味のほうだが,甘口というだけあって甘い.しかし,ベタベタ甘いというよりは爽やかな甘さ.
アルコール度数も低いので,お酒が苦手でもこれなら大丈夫という人も多いのではないだろうか.とは言ってもビールよりはアルコール度数は高いので注意は必要だろうけど.
食前酒や,なんといってもデザートと合わせると美味しいという点では定評があるのだが,最近は普通の食事に合わせることもあるそうだ.どういうのを美味しいと思うかは人それぞれだから,自分が美味しいと思う組み合わせで楽しめばいいと思う.

今回もやっぱり美味しかったので,クリスマス・シーズンが終わる前にもう一本買っておこうかなと思ったところ,コーナーから姿を消していた.残念.
と思ったら,翌日に再入荷.しかも今回はフリュートグラス付.これは買っておけということだろうか? ともかく出張から戻っても,まだ店頭に残っていたら買っておくことにしよう.