2006年01月28日

まろ(蕎麦)

[ Spot]

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ちょっと前のこと.昼ごろに街中に出かける用事があったので,ついでに昼ごはんを食べていくことにした.
寒かったので温かいものを食べようということで,大街道のちゃんぽん屋を第一目標にしていたのだが,混雑していたのであえなく挫折.
さて,次はどこに行こうかと思ったところ,隣の蕎麦屋「まろ」が目に入った.この店は美味しいという話だけど,食べたことはまだなかったな.
ということで,そのままフラフラと店内へ.

ちょうど昼のピークが終わったようで,席が空き始めたところだった.

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店内は思ったよりも広く,奥には座敷もあるようだ.店の一角には蕎麦焼酎の瓶が林立していたところからすると,夜はお酒のアテになるようなメニューも出すのだろう.

注文は蕎麦とかき揚げ丼のセット(800円)にしてみた.蕎麦は「ざる」と「かけ」を選べる.当初の目的が「温かいもの」だったことを考えると,ここは「かけ」を頼むべきなのだろうが,美味しい蕎麦は「ざる」で食べるのが一般的らしいので,「ざる」にしてみた.

しばらくして出てきたのがコレ.

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この写真では分かりにくいが,かき揚げ丼はちょっと少なめ.まあ,蕎麦単品で700円なんだから,このセットは蕎麦にかき揚げ丼だけでなく,さらに手作り豆腐もついて+100円なんだから,量的にはこんなものか.

さっそく食べてみよう.麺はちょっと固めというのか,それともコシがあるというのか,そんな感じ.たぶん美味しいんだろう.
というのも,正直なところ,私には蕎麦の美味しさというのがイマイチ分からないのだ.
松山周辺で美味しい蕎麦屋として名前がよく挙げられる東長戸の「玄」,山越の「菊栄」,椿神社の「福寿庵」,中山町の「こねこね亭」には行ったことがある.
しかし,この中で美味しさを心の底から実感したのは「こねこね亭」のみ.それも,自分たちで打った蕎麦を食べた直後にプロが打った蕎麦を食べたので,その違いが分かりやすく実感できたためだろう.
このことに加えて,ベースが関西人なので,自分で食べる店を選ぶことになると,蕎麦屋よりもうどん屋を選んでしまう傾向が強い(「立ち食いそば」は別だが).
ちょっと気になって過去の記事を検索してみたところ,うどんはそれなりに食べに行っているのに,蕎麦を食べに行った記事は1件もなかったくらいだ.
ということなので,蕎麦の美味しさについては自分で確かめてもらいたい.

で,セットのかき揚げ丼はそれなりだったのだが,特筆すべきは豆腐.これがめちゃくちゃ旨かった.
そのまま何をつけないで食べても自然な甘さがあって美味しいし,醤油を数滴たらして食べても旨い.
しかし,どうして蕎麦屋で豆腐を手作りしているんだろう?

そんなこんなで食べ終わるころ,店のお姉さんが蕎麦湯を持って来てくれた.

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蕎麦単品での注文じゃないので,付いてないと思っていたのだが,そんなこともなかったようだ.
蕎麦の美味しさはよく分からないけど,蕎麦湯は美味しいと感じるので,非常に嬉しかった.
ということで,期せずして当初の目的の「温かいもの」も摂取できたので,勘定を済ませてから寒空の下へと出発したのであった.