2006年03月28日

No.TEN(ジン)

[ Goods]

No.TEN.jpg

以前はそうでもなかったのだが,この1年くらいで急速に呑兵衛になってしまったようで,自宅の冷凍庫にはジンが常備されている.
ジンの中でもコストパフォーマンスに優れているビーフィーターを主に飲んでいるのだが,いつも同じ銘柄というのも面白くないので,時々違うものを買っている.
メジャーな銘柄はほぼ制覇したのだが,このタンカレーのNo.TENはまだ飲んだことがなかった.というのも,ビーフィーターのクラウンジュエルなみに高いため,購入に二の足を踏んでいたのだ.
そういう状況を見かねたわけではないだろうが,学生さんがプレゼントしてくれた.ありがとう>学生さん

ビーフィーターの上級銘柄がクラウンジュエルであるのと同じように,このNo.TENはタンカレーの上級銘柄.
タンカレーのボトルは緑色&特徴的な形状(ロンドンの消火栓をデザインしたらしい)だったが,このNo.TENのボトルも緑色&シャープな形状で非常にかっこいい.これまで買ってきた酒の中でも一番かっこいいと思う.

とはいえ,お酒である以上,評価はボトルではなく中身の味でやるべき.
その中身のほうだが,栓を開けた途端,ジュニパーベリーのいい香りが.うーん,いかにもジンという感じ.
検索してみたところ,通常のジンは乾燥させた香草で香り付けをしているのだが,このNo.TENは生の香草を使っているのだそうだ.ちなみに「No.TEN」という名前は製造に使われる単式蒸留器の番号に由来しているのだとか.

予備知識の収集は以上で終了.さあ,飲んでみよう.
いつもなら冷凍庫でキンキンに冷やしてから飲むのだが,味を確かめるために常温のものをロックで飲んでみた.



うーん,スッキリしてるなあ.ビーフィーターで感じるような甘みはちょっと弱いかな.
もっと強烈で華やかな味わいを想像していたんだけど,大人しいというか,無駄のないクリアな味というか.
既に忘却の彼方だが,普通のタンカレーを飲んだときの記事によると,タンカレーには特別な華やかさも穀物っぽさも感じず,いわゆるジンの味,とある.それをさらに突き詰めた感じだろうか.

なお,いつも飲むようにレモンをすこしだけ入れると,ジン特有の甘みが引き出されてきて,極端に美味しくなった.やはりレモンを入れて飲むことにしよう.