北方謙三による『水滸伝』の第19巻.松山市立中央図書館所蔵.
108人の好漢も約半分が既に死亡.そして,ついに童貫率いる禁軍の総攻撃が始まり,一人また一人と戦死していく...
ついに最終巻.タイトルから分かるように,梁山泊も落城してしまうわけだが,あちこちに張った伏線があまり回収されないまま終わってしまった.これらは続編の『楊令伝』で使われるのだろう.
全19巻ということで,関連する記事も19回書いたわけだが,その副作用が生じている.IMEの汚染だ.
水滸伝には梁山泊側だけで108人が登場するわけだが,中国の話ということで登場人物の名前は全て漢字.しかも普通は使わないような漢字も多数出てくる.
まあ,19回の記事で出てきた人名は108人分もないのは当然なのだが,それでも主役級の人物についてはその名前を何度か出した.
これが「李逵(りき)」みたいに絶対に変換候補に出てこないような漢字が含まれていると,ネット上の他のページから人名だけをコピーしたり,手書き文字入力機能を使ってマウスで習字して認識させたりした.
しかし厄介なのが普通に使う漢字だけで構成されている人名.
「林沖(りんちゅう)」だと,「りんちゅう」では一発で変換できないので,「りんちゅう」と入力したあとで「りん」と「ちゅう」で分けて変換する.すると,その区切り方&変換を学習して,次に「りんちゅう」と入力すると一発で「林沖」と変換してくれる.
他のよく使う漢字で構成されている人名についても同様の手順で変換すると,その後は一発で変換されるようになるものが多い.
これはこれで便利ではある.
私のPCが水滸伝のことだけを書くために使われているのであれば.
経営史進(けいえいししん)
練習宋江(れんしゅうそうこう)
用法楊令(ようほうようれい)
宋じゃなくて(そうじゃなくて)
このような水滸伝変換が行われるたびに,おバカなIMEを呪ってしまう今日この頃...