養父「ジグロ」の最期を伝えるべく,故郷の「カンバル」に向かう短槍使いの「バルサ」は,宝物をもたらす「山の王」の儀式を巡る陰謀に巻き込まれる.一番の短槍使いと「槍舞い」を演じる「闇の守り人」の正体とは...
「守り人」シリーズ第2作.これも三津浜図書館所蔵.
前作では悪役に相当する人物がおらず,悪役っぽい人々も実はそれほど立派な悪役(?)ではないのに対して,本作では立派な悪役が一人いて,話的にも前作よりもドロドロしている感じ.
氏族がいくつも出てきて,よく似た名前の登場人物も多く出てくるので,ちょっとややこしかったかな.
舞台が山ばかりで貧しい国なのだが,イメージ的にはネパールとかチベットな感じ.
前作の舞台である新ヨゴ皇国の北にあるという設定なのだが,となると,地理的には新ヨゴ皇国=インド?
うーん,ちょっとイメージと合わないから,現実の世界と地理的に対応しているわけではないようだ.