2007年08月19日

『東亰異聞』小野不由美

[ Book]

江戸が「帝都 東亰」に変わって29年.
その夜は,火炎魔人や闇御前,人魂売りなどの人ならざるものが闇夜に跋扈するものになってしまった.
新聞記者の「平河」は何でも屋の「万造」と共に一連の怪異を追ううちに,名門である鷹司公爵家の相続問題に行き当たるのだが...

色々なホラーも書いているが,私にとっては『十二国記』の作者である小野不由美の作品.カテゴリーとしては伝奇ミステリになるらしい.

時代設定は違うが,おどろおどろしい舞台設定で超自然的な怪異に見える謎を解き明かすという点で,京極夏彦の京極堂シリーズとの類似を思い描きながら読んでいた.

しかし,最後の最後で実は『○○物語』だったことが判明.かなりビックリした.

コメントを投稿