2008年01月08日

『入社3年目までに勝負がつく77の法則』中谷彰宏

[ Book]

あらすじを書くまでもなく,タイトルどおりの本.
あるBlogで絶賛されていたので,検索してみたところ,かなり評価が高かったので買ってみた.

といっても,「この著者の本ならブック○フをちょっと漁れば見つかるだろうから,105円だったら買ってみよう」くらいの感じで,実際にブック○フで105円で買うことができた.

結論から言うと,「105円で見つけることができれば読んだ方がいい本」だろう.
いや,人によってはもっと払ってでも読む価値があるかもしれないくらい,至極真っ当な本だった.

私は基本的に乱読派なので,面白いと評判だったり,タイトルにピンときた本についてはできるだけ読むようにしているのだが,特定の著者の本については著者名でフィルタリングしてしまって読まないことにしている.
実はこの本の著者はそのフィルタリングされる著者の一人.
なので,評価が高いのを知っても読むかどうかを迷ったのだが,その妥協点が「105円なら」だったのだ.

で,その105円の本の内容なのだが,77の法則が掲載されているものの,いくつかの基本原理に集約することができそうだ.
その基本原理の一つは「艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)」,あるいは「苦労は買ってでもしろ!」だろう.
最初から面白い仕事なんて回ってこないので,まずはツライ仕事でも自ら進んでバリバリやって能力を伸ばし,その中で自分で面白い目的を見つけることによって,自分で面白い仕事を作りだそうというもの.

他にも色々と良いことが書いてあるのだが,その根本にあるのはハードに働きましょうということ.
それ自体は非常に同感なんだけど,問題が一つある.
そのハードに働き続けるためのモチベーションをどうやって維持するかだ.
本質的に熱い人だったら何もしなくてもモチベーションを維持できるのかもしれないけど,多くの人はハードに働くことの意義は分かっていても,それを続けるためのモチベーションが維持できないところに問題があるんだと思うけどな.

いや,ハードに仕事をすることが自分にとっても良いことだというのは,自分でもよく分かってるんですけどね,ホント...

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