2008年02月09日

『美人画報ワンダー』安野モヨコ

[ Book]

以前読んだ『美人画報』『美人画報ハイパー』の続編にして完結編.

それほど読みたかったわけではないのだが,あと1冊で終了のものをそのままにしておくのも気持ちが悪かったので,中央図書館に行くたびにチェックしていたのだが,ノーチェックだった三津浜図書館で文庫版の方を発見.すかさず借りてみた.

あいかわらずファッションや美容など,私には縁のない内容ばかりなのだが,前作の『美人画報ハイパー』のときのようなドギツさは薄いかな.
といっても,前作を読んだのは既に2年前なので,記憶自体も曖昧なんだけど.

で,これは前作もそうだったのか忘れてしまったのだが,あるいは文庫版のために再構成されたのか,連載(もともとはVOCEという女性誌に連載されていた)の順番に掲載されているのではなく,カテゴリーごとに掲載されている.そのせいか,内容が行ったり来たりしている感じがした.

さらに,連載時の視点,単行本になったときの視点,文庫版になったときの視点が混じっているので,その行ったり来たり感がますます加速.

さらにさらに,結婚などで著者の環境が変わったこともあって,「これは独身の時の話なのか,それとも結婚後の話なのか,さらには連載のとき,それとも単行本のとき,文庫化されたとき?」と,読んでいてjかなり混乱してしまった.

そういうことを考えると,内容的には文庫版が一番お得なんだろうけど,イラスト中の字が小さくなることもあるので,単行本版を読んだ方がいいかも.

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