以前,松山出身の方に美味しいうどん屋さんについて聞いてみたところ,「東石井の33号線沿いに看板が出ている『福楽』が美味しい」と言われたことがある.
あのあたりは古本屋ツアーに出かけたときによく通るが,確かにいつも車が止まってる.なるほど,確かに評判の店のようだ.行ってみねばなるまい.
と,かなり前から思っていたのだが,ようやく行ってみることができた.
建物の構えからして,もっと狭い店を想像していたのだが,店内はそれなりに広かった.
13時は過ぎていたと思うのだが,店内はほぼ満席.やっぱり人気があるようだ.
この店の名物は「かき揚げうどん」らしく,夏場は期間限定の「冷やしかき揚げ」もあるという.
この日は暑かったので,「冷やしかき揚げ」にしようかとも思ったのだが,まずは定番メニューだろうということで,「かき揚げうどん」を注文.
持ってきた本を読みながら待っていたところ,
ジュー,パチパチ...
うん? 何の音だ?
「おまたせしました」
うわっ,丼の上でかき揚げがパチパチいってるぞ!
これを揚げ立てと言わずして何というのか!というくらいのシズル感.
しかし,確かに揚げ立てだというのは分かり過ぎるくらい分かるんだけど,これ,そのまま食べたら火傷しないか?
と少々弱気になってしまったので,まずはうどんから.
まあ,細くもなく太くもなく,ふつうのうどん.
で,食べてみたところ,最初に歯を立てたときの食感がちょっと柔らかめだったので,やしまみたいなタイプのうどん屋さんなのかな,と思ったのだが,もうちょっとかんでみると,かなり歯応えがあった.ネットを検索してみると「もっちり」という表現がされていたのだが,確かにそうとも言えるかも.
で,そろそろ火傷の危険性も低くなっただろうということで,かき揚げを.
出汁に浸かっていないところはサクッとした食感で,出汁に浸かったところは出汁の味が加わって,これまた美味しい.
かき揚げ付きで570円という値段からすると量もそれなりなのだが,もうちょっと食べたいという人は中盛り(+100円)や大盛り(+210円)も可能.
あと,今回は食べられなかったのだが,天むすやおでん等のサイドメニューも充実しているので,そちらでボリュームの調整をするのもいいだろう.
次に行く機会があったら,今度は冷やしかき揚げに挑戦してみよう.