2004年07月15日

『幼年期の終わり』A.C.クラーク

[ Book]

人類が宇宙に進出しようとしたとき,巨大宇宙船で地球に飛来した「オーバーロード」.人類は圧倒的な技術と能力を持つオーバーロードの監督を受け入れ,地球は争いごとのない,これまでにないほど豊かな世界になるのだが...

作者は『2001年宇宙の旅』の原作者としても有名で,以前紹介した『星を継ぐもの』と同じく,これも傑作SFの誉れが高い1冊.

なのだが,うーん,率直に言ってあまり面白くなかった.正確には,第三部は面白かったんだけど,そこに行くまで何度読みながら眠ってしまったことか...

ということで,どうしてあれほど評価が高いのか分からないというのが正直なところ.
まあ,私は感動の名作『アルジャーノンに花束を』を読んで怒りに震えるような人間だから,世間の評価とズレがあってもおかしくないんだろうけど...