2005年03月20日

『美人画報』安野モヨコ

[ Book]

どこかのビジネス系のBlogで「部屋を片付けるきっかけになった」と紹介されていたのに興味を引かれたので,いつものごとく松山市立中央図書館で借りてきた.
ちなみに,端末では館内にあることになっているのだが,いくら探してもその場所が見つからず,結局は予約して借りてきた.

この本の著者は作品がドラマの原作にもなっているくらいの人気漫画家で,私も名前は知っているし,その絵柄も分かるのだが,作品を読んだのはこれが初めて.

中身は化粧やファッションといった「女の世界」のことが中心で,とりあえず男性である私としてはこれまで知らなかった世界についての情報が得られたわけだが,あんまり興味がないので,既に忘却の彼方.

残ったのは「はあ,女の人は大変だなあ」という感想と,最初の方にあった回路の話くらい.
回路の話というのは,美しい感じの人は美しいものに反応する「美しいもの回路」がガンガン使われていて,それが外見や所作に表れるのではないか,というもの.

ちなみに著者は「おもしろみ」に反応する回路の持ち主らしいが,私もどちらかというと面白いものや怪しいものに反応しがちなので,外見や所作が面白かったり怪しかったりするのだろうか? ううっ,否定できないところが悲しい...

リハビリのためには「美しいもの」にできるだけ接して,美しいもの回路をガンガン使うしかないのだろうけど,そういうものを見ても「うーん,コストパフォーマンス的にどうなんだ,それは?」と思ってしまうからなあ.
はっ! ということは私は「コストパフォーマンス回路(別名:商売人回路)」の持ち主なのか?!


おまけ.
本は読んだものの,部屋を片付けるきっかけにはならなかったようで,部屋のあちこちには未だにモノが散乱したままである...