2005年09月15日

『リキュールの世界』福西英三

[ Book]

名前のとおり,リキュールのことについて色々と書かれた本.

この手の酒関連の本は「写真がいっぱいのタイプ」と「酒に関するウンチクがいっぱいのタイプ」に大きく分けられるが,これは後者の方.

有名女優が好きだったカクテルや映画に出てくるリキュールといったソフトなエピソードから始まったので,全体的に柔らかい本なのかと思いきや,2章ではリキュールについての法律や製法,種類といった硬派な話が展開され,3章はリキュールの誕生・発展に絡めた歴史の話と,想像以上にカタイ本だった.
4章でようやく個別リキュールの歴史やマーケティングといったわかりやすい話に戻って,5章は,まあ,付け足しみたいなものか.

で,この手の本を読むと,どうしても飲んでみたくなるわけだが,さーて,次はどれを買ってこようかな?