このところ,全く映画を見に行っていない気がする.
ということで,久しぶりに衣山シネマサンシャインまで映画『SPIRIT』を観にいった.
あいかわらずレイトショーだったが,珍しく初日.うーん,初日に映画を見るのはいつ以来だろう?
できるだけ周囲に人がいない席で真ん中あたりを確保しようと思ったのだが,さすがに初日ということで,いつもよりは観客がたくさん.
おかげで席選びに苦労したが,それなりのコンディションで観ることができた.
いつものように上映前のCM,予告編と続いて,ようやく本編の上映開始.
Q.どうして久しぶりに見る映画が『SPIRIT』なんですか?
A.ワイヤーアクションのカンフー物でリー・リンチェイ(今はジェット・リー)が出てるからです.
ということだったのだが,冒頭の試合シーンではあまり「飛び」がなく,予想よりも地味.
実話をベースにしているというし,これは「飛び」はナシかな?と思っていたのだが,あとのシーンでは少しは出てきた.
しかし,以前に映画館まで足を運んだ『HERO』や『LOVERS』に比べるとアクションシーンは非常に地味.というか,アクションの方向性が違うというべきか.迫力は充分あった.
ストーリーとしては,特にひねりもない.
若くして力に溺れた主人公を襲う悲劇.
失意の主人公を助ける人々.
その人々との生活を通じて本当に大切なものを見つける主人公.
故郷に帰った主人公を待っていたのは変わり果てた故郷.
本当に大切なものを守るために戦う主人公.
と,まあ,こんな感じ.それなりにいい話ではあるのだが,あまりにも直球すぎる.
ということで,ストーリーではなく,アクションを楽しむ映画だろう.
ちなみにツッコミどころとしては,中村獅童の中国語の吹き替えが合わなさすぎること,そしてエンディング曲が見事なくらい合っていないことだろうか.
このエンディング曲については日本版のみ差し替えられたらしく,各方面で物議を醸しているとのこと.確かに全然合ってないもんなあ,あの曲...