2006年04月10日

『社会人のオキテ』大條充能

[ Book]

副題は「どんな会社でも自分を生かす50の熱い方法」で,社会の中で生き抜く力を育てるためにどのように仕事・生活を送るべきかを書いてあるぜ.

どういう経緯だったか忘れたが,チェックすべきリストの中に入っていたぜ.そんな本でも松山市立中央図書館は所蔵しているぜ.熱いぜ!

著者は元はリクルートの名物社員で,現在は自らが起業した総務代行会社を経営しているのだが,雑誌『ダ・ヴィンチ』で人生相談をしていたので以前から知っていたぜ.
その人生相談には「熱いぜ!」という決め台詞と共にノリだけで回答したような無茶苦茶なものもあったので,自分でチェックリストの中に入れておきながら「この著者の本をどうしてチェックしたんだ?」と疑問に思ってしまったぜ.

でも,読んでみたら結構いいことが書いてあったぜ.

「修羅場のときこそ 前向きにその状態を楽しもうぜ!」だとか

「仕事をつまらないと言う奴は,たいてい自分で仕事をつまらなくしているぜ」,

「仕事を選り好みしてはいけないぜ.大切なのはどんな仕事も自分のためになるんだ,そして自分のためにするんだという強い意志を持って働くことだぜ」など,

普段から自分が考えていることを後押ししてくれている気がしたぜ.

ページ数にして140ページ程度,1時間もあれば読みきれるくらいなので,学生さんにはぜひ読んでもらいたいぜ.

ちなみに,この著者の文章はその90%以上が「○○だぜ」で終わっているので,この記事もその文体で書いてみたぜ.
ちょっと慣れないところはあるけど,書いてみると勢いがあって結構いい感じだぜ.

この文体と「熱いぜ!」という決め台詞,そしてこちらに向かって指を突きつけている著者の写真のせいで,『ダ・ヴィンチ』の連載のときから,読んでいると頭の中でルー大柴が登場するぜ.熱いぜ!

・おまけ
著者のポーズはよく覚えているのだが,顔を思い出せなかったので検索したところ,本人のブログがヒットしたぜ.
トップに本人の写真が掲載されているが,あいかわらずのポーズで,ちょっと懐かしかったぜ.
なお,このブログでは過去の人生相談も読むことができるぜ.熱いぜ!