2007年04月12日

『秘密 3巻』清水玲子

[ Book]

ある夏の日,全身の皮を剥がれた大学生の遺体が発見された.
科警研法医第9研究室,通称「第9」のMRIスキャナーは,死者の脳から動物の着ぐるみに殺される映像を再生する.しかし,死者の脳にはその着ぐるみが5年前にも別の殺人を犯していることを示す映像も残っていた.
どうして殺された大学生は5年前の殺人を秘密にしていたのか...

卒業生にして元 同僚な人が貸してくれた本.

以前に読んだ1-2巻と同様,あいかわらず死体がガンガン登場するわけで,その手のやつがダメな人にはオススメできないものの,話はやっぱり良くできている.

死体のグロさについては人体の不思議展を経験したためか,それほどダメージはくらわなかったのだが,それよりも最後の2ページのキャプションによるダメージの方が辛かった.まあ,確かにそうなるんだろうけど...

本巻は1冊ほぼ全てを使って一つの話を描いているので,これまでに比べると読み応えがあったのだが,その本編と同じくらい興味深かったのが,巻末の後書きマンガ.
そこで紹介されている『脳は絵をどのように理解するか』という本がなかなか面白そうなのだ.
図書館に入っていないかなあ,と検索してみたところ,このあたりだと松山大学の図書館にしかないようだ.
昔だったら,すぐに借りに行ったんだろうけど,今,松山大学の図書館で本を借りようと思ったら,利用カードを作り直すところから始めないといけないんだよなあ.いつかは作り直さないといけないんだし,この機会にやっておこうかな.