2006年02月28日

『春になったら苺を摘みに』梨木香歩

著者がイギリスに留学していたときにお世話になった夫人と彼女を取り巻くさまざまな人たちのエピソードを中心に,著者の旅行先での経験などをまとめたエッセイ.松山市立中央図書館所蔵.

梨木香歩の作品を読むのもこれで4冊目.
本作で描かれている婦人とその屋敷が,『村田エフェンディ滞土録』に出てくる下宿のモデルとなったらしい.

この夫人,刑務所を出所したばかりの人から後に王様になった人まで,ありとあらゆる人を下宿人として受け容れてしまうすごい人で,おかげで面白いエピソードが満載.

でも,単に面白いだけではなくて,『ぐるりのこと』で見せたような硬派なテーマもところどころ顔を出してもいる.
全体のエピソードや書き方が『ぐるりのこと』に比べてかなり柔らかくなっているので,こちらの方が圧倒的に読みやすいと思う.

最後にちょっと引用を.

自分が彼らを分からないことは分かっていた。好きではなかったがその存在は受け容れていた。
理解はできないが受け容れる。ということを、観念上だけのものにしない、ということ。

人は決して分かり合えないということは重々承知しているけど,受け容れられるかどうかは別問題,というのが現在の状況.まだまだ修行が足りませんな.

投稿者 saihide : 00:13

2006年02月27日

ちりも積もれば

ChiriTumo_1.jpg

自宅の近所にあるスーパーマーケットのフジには,買い物袋を持参してレジ袋をもらわない場合にカードにスタンプを押してくれる制度がある.
買い物1回につきスタンプ1個で,20個になると現金100円と交換してくれる...そうだ.
伝聞形なのは自分で一度も交換してもらったことがないため.
けっこう前からこの制度を使っていたので,スタンプ自体はけっこう貯まっていたのだが,交換するのが面倒だったので,他の人にディスカウントして引き取ってもらっていたのだ.
最近は他の人に引き取ってもらうことすら面倒になったので,カードが一杯になったら財布から抜き取ってそのままにしていた.
諸般の事情で部屋の整理をしていたところ,このカードがあちこちから出てきたので,集約して数えてみると...

ChiriTumo_2.jpg

その数,20枚.つまり2000円分だ.
20枚ということは1枚20個だから,スタンプ400個.
1日に複数回行くことはめったにないので,雨の日も風の日も毎日通い続けたとして1年強かかる計算になる.うーん,我ながら貢献しているなあ.
とはいえ,買っている物の50%以上は見切り品で半額とかになっているものなので,回数ほどは売上に貢献していないだろう.

で,改めてカードを見ていたら,カードは大きく三種類に分かれていることに気が付いた.

ChiriTumo_3.jpg

真ん中の緑色と下の橙色はどちらが新しいのかわからないが,現在のカードは一番上のタイプになっている.
真ん中と下には自分の住所と名前を書く欄がある.これが交換するのが面倒な理由の一つだったのだが,現在のバージョンでは名前を書く欄がなくなっている.
理由は色々考えられるが,一番大きいのは個人情報保護法の影響だろう.

仕事の関係でも,この法律のために色々と面倒なことになっているのだが,営利企業ではさらに大きな影響をこうむっていることだろう.
個人情報の保護自体は必要だと思うけど...

投稿者 saihide : 00:03

2006年02月26日

ナンピン買い

昨年より順調に(バブルぎみに?)上昇していた株式市場だが,ライブドアショック以降は少々不安定になっているようで,上がったり下がったりを繰り返している.

その株式投資だが,「ナンピン買い」というテクニックがある.東京証券取引所の証券用語には,「手持ちの株が買った値段よりも値下がりした時、その銘柄を買い増して、買い値の平均を下げること」とある.

具体的にはこういうことだ.

研究室には手軽につまめるお菓子を常備するよう心がけているのだが(自分が食べたり,学生さんにあげたりするため),お気に入りのお菓子の一つが,

Nanpin_1.jpg

このカントリーマアム30個入り.近所のスーパーにて298円(税込み)で3袋購入したのだが,既に2袋は食べてしまった.
この時点の在庫の平均単価:298円×(3−2)個=298円

ある日,いつものようにスーパーにご飯を買いに行ったところ,単価は同じ298円(税込)だったのだが,+4ポイントセールなので5%引き(感覚的にはであって,実際の割引額は5%にはならない),つまり約283円(税込)で購入可能だった.

Nanpin_2.jpg

ということで,3袋購入.
この時点の在庫の平均単価:(283円×3個+298円×1個)÷4=287円

その後,他のお菓子も購入して,研究室の在庫は充分すぎるほどあった,そんなある日,別のスーパーで特売されているのを発見.2個で500円(税込)でお一人様4個までだ.
1個250円というのは,私の中ではカントリーマアム30個入りの底値.これは買っておかなければならないだろう.

Nanpin_3.jpg

もちろん限度いっぱいの4袋購入.
この時点の在庫の平均単価:(250円×4個+287円×4個)÷8=269円

と,こんな感じで同じ商品でも値段が安ければ追加購入していくと,購入した商品の平均単価は下がっていく.
株式投資の場合,売値と買値の差額が利益になるので,買値の平均単価を下げることのできるナンピン買いは使う局面を間違えなければ利益を大きくすることのできるテクニックといえる.
ここで重要なのは「使う局面を間違えなければ」という点.いくら買値の平均単価が下がってもそれ以上の売値にならなければ全く意味がない.
それどころか,売値がどんどん下がっていく局面でナンピン買いすると,損失が拡大する一方になる.
個人的にはナンピン買いをしたのは1回だけなのだが,その1回が大失敗.昨年,株価があれだけ上げたにもかかわらず,未だに含み損が15%近くあったりする.

後に売り抜けることが目的の株式投資なら買値の平均単価を下げることに意味はあるのだが,売ることを目的としない(そもそも相場がない)カントリーマアムをナンピン買いするとどうなるか?

Nanpin_4.jpg

こんな感じで在庫を多数抱えることになる.
しっとりタイプだけど生ものじゃないし,腐ることもないだろうから,不良在庫にはならないだろうけど...


・おまけ
Nanpin_5.jpg

とりあえず積んでみた.
さすがに安定が悪いので,手で支えないと倒れてしまう.

これだけ買い込んでも,また250円で売られてたりしたら,勢いで買ってしまいそうな自分が怖い...

投稿者 saihide : 09:34

2006年02月25日

『水滸伝 折戟の章』北方謙三

北方謙三による『水滸伝』の第15巻.松山市立中央図書館所蔵.

本巻では梁山泊攻略のための総力戦とその戦後処理,そして禁軍の戦闘準備などが描かれている.

前巻で登場した張清たち3人もついに梁山泊入り.これで108人の好漢が全員梁山泊のメンバーとなった(と思う.ちゃんと数えてないけど).

水滸伝と同じような構成の話に,滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』があるが,これは馬琴が水滸伝を参考にして作った,というのは有名な話.

八犬伝は正月もドラマ化されていたらしいが,八犬士が揃って後に何をしたのかまで描かれていたのだろうか?
主君である里見家に仕えて戦争をしたり,8人揃って主君の娘(だっけ?)を娶ったりしてたのだが,そこまでは知らない人がほとんどじゃないだろうか.

水滸伝も同じで,好漢全員が梁山泊に集まるまでは有名なのだが,これは70回本というやつ.
その後を描いた100回本,120回本というものもあって,そこでは最終的には官軍として迎えられて,地方の叛乱鎮圧に出向いてボロボロになって終わることになっている.
このあたりのあらすじや結末は知っていても,その詳細まで知っている人はあまりいないようだ.というか,私はよく知らない.

この北方水滸伝は全19巻なのだが,15巻でようやく全員梁山泊入り(したと思う).
しかし,原典では全員集結するまで108人が一人も死ぬことはなかったのだが,こちらでは既にポロポロ死んでいる.
ちゃんと数えたわけではないが四分の一くらい死んでいる.従来の水滸伝では考えられないことだ.
どれくらい考えられないことかというと,これが八犬伝だとこうなってしまう.

八犬士全員登場! ただし既に2名死亡!

うーん,ありえない...

投稿者 saihide : 02:30

2006年02月24日

マフラー@BURBERRY

以前書いたBurberrysのマフラー(ぱちもん率100%),その真贋を検証する際に色々と調べてみたわけだが,その作業中,一つ気になることがあった.
本物と偽物は色や風合いが全然違うので一目みればわかる,という主張だ.

うーん,そんなに違うものなんだろうか...

ということで,

BurberryT_1.jpg

買ってみた.ぱちもんと同じラムズウール製.
値段は約8000円.ぱちもんマフラーの8倍くらいだ.

本来ならば百貨店などの素性の確かなところで買うべきなのだろうが,そういう店で売られているのはカシミヤ製ばかりなので,今回は通販.
値段的には本物を買うのと同じくらいだろうから,今回買ったブツはぱちもんではないと思いたいのだが,購入先は見たことも聞いたこともないネットショップ.
なので,控えめに評価して,ぱちもん率50%,といったところだろうか.

で,問題の色と風合いだが,これを見てもらいたい.

BurberryT_2.jpg

上が今回買った物.
で,下が以前買ったぱちもん.

BurberryP_2.jpg

確かに生地の色と風合いが全然違う.
今回買った物のほうが圧倒的に毛羽立っている.
と書くと,今回買った物の品質が悪いように思われるな.
ぱちもんの方がぺらぺらで,のぺっとしている,と言い換えよう.

次にタグだが,

BurberryT_3.jpg

上が今回買った物のタグで,下がぱちもんについていたタグ.

BurberryP_3.jpg

これまた全然違う.
今回のタグにはぱちもんにあった登録商標の番号などは書かれていないが,謎の番号や記号が書かれている.
ちなみに,百貨店でみたカシミヤ製のバーバリーのマフラーのタグもこんな感じだった.

で,最大の問題であるラベル.

BurberryP_4.jpg

上は例のDRY OLEANのラベル.
で,下が今回のブツのラベル.

BurberryT_4.jpg

OFが無くなっていたり,レジスターマーク(○にR)がないなどの違いもあるが,スペルミスは特にないし,偽者と判断できるような材料はない.

ということで,今回のブツが本物で,世間に出回っている偽物のレベルが私の手元にあるぱちもん率100%のマフラーと同程度であるなら,確かに一目見て真贋を区別することはできそうだ.

しかし,見た目がどうこうではなく,機能重視の私としては,それが本物だろうがぱちもんだろうが,マフラーとして立派に機能を果たしてくれればそれでいい.
ぱちもんマフラーの8倍の値段である今回のブツ,はたして8倍のパフォーマンスを発揮してくれるのだろうか?

ということで,前回のぱちもんマフラーの記事を書く前に,それぞれ3回ほど使ってみた(本当はもうちょっと使ってみようと思っていたのだが,花粉の悲惨が始まったので中止した).

使ってみての感想だが,どちらも温かさにはそれほど違いがなかった.
もっと厳寒の地または時期に試せば違いが出たのかもしれないが,1月末から2月初頭の松山では寒いと言ってもたかが知れている.どちらも充分に温かかった.

温かさだけでなく,身につけるものなので肌触りも重要.見た目からして肌触りが違っていそうなわけだが,実際に違う.
その肌触り,個人的には,ぱちもんの肌触りの方が好きだったりする...
今回のブツは身につけたときにちょっと痒くなる感じがするのだ.ウールのセーターなどを着たときにもそうなるので,それこそちゃんとしたウール素材である証のような気もする.
しかし,どちらの肌触りが好きかと聞かれたら,ぱちもんの方と答えてしまうと思う.

残る課題は耐久性なのだが,これはおそらく,ぱちもんの方が低いだろう.見かけからしてぺらぺらだし.
しかし,これは実際に使い続けないと分からない.これから暖かくなっていくのでマフラーを使う機会はもうないだろうから,耐久テストの続きは来シーズンだな.

投稿者 saihide : 00:18

2006年02月23日

毘沙門(ラーメン)(BlogPet)

グラハムたちが、毘沙門でくらい歩きとか、辺りとか看板などを発見しなかった
多数グラハムたちが多数掲載されている地図をみると
さいたちが、外観とか、愛媛県内をブログのリンク集ができたのだが,この毘沙門.........................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................
とか思ってるの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:30

松山市南クリーンセンター

松山で一人暮らしを始めてそろそろ6年目.
一人暮らしは初めて,というか,自分だけの部屋を持つこと自体がほぼ初めてだったので,引越しと同時にそれまでの夢であったベッド(ただし折り畳み)を購入した.
しかし,ただでさえ狭い部屋がベッドのためにさらに狭くなっていることに気づいたのが2年前.
夢と現実を秤にかけた結果,夢のベッドはベランダに追いやられてしまったのだが,このたび,完全に破棄することを決意した.

本来ならば粗大ごみの回収を頼むところなのだが,これが激しく面倒くさい&回収日の指定ができないっぽい.
仕方がないので,モルドールにある「滅びの亀裂」,じゃなかった,市坪にある南クリーンセンターまで行ってきた.

折り畳みとはいえベッドはベッド.そんなデカブツを抱えて市坪まで自転車でいけるほどのスキルはないので,同僚の教員にお願いして車を出してもらった.
どうせ車で持っていくのなら,ということで,ベッド(分解済み)の他にビデオデッキ,扇風機,すのこ&角材,CD-ROMドライブ2つも一緒に積み込むことに.

南クリーンセンターのウェブサイトによると,住所は市坪西町とある.
地名からして,坊ちゃんスタジアムの近くだろうと判断.地図を持たずに松山総合公園へと向かったのだが,これが後々響いてくることになる.

で,実際のところ,この地図のとおり,

MinamiCleanCenter_1.gif

坊ちゃんスタジアムの近くだという判断はそれほど間違っていなかった.
しかし,問題は松山総合公園の内部構造にあった.

こちらのスクロール地図(Livedoor提供)でグリグリやってもらえれば分かるだろうが,確かに松山総合公園から南クリーンセンターに続く道は複数存在している.
しかし,これらの道は車が通れない道ばかりなのだ.

そんなこととはつゆ知らず,県武道館や競輪場などを横目で見ながら,案内標識を探して園内を進んでいったところ,

MinamiCleanCenter_2.gif

行き止まり.

我々同様,粗大ごみを捨てに来たと思われる軽トラがいたのだが,これまた我々同様,道が分からなくて困っていたようだ.

道は分からなかったが,公園の西側にセンターらしき建物があるのは見えた.
とりあえずそちらの方向に向かおうということで,入り口の橋まで戻り,川沿いに西に向かおうとしたところ,

工事車両以外通行止めの看板が.

MinamiCleanCenter_3.GIF

ガードマンさんが立っていたので,ごみを捨てに来た旨を告げると,道を教えてくれた.
競輪の開催日なら通り抜けができるらしいのだが,そうじゃない日はJRを越えたところの橋を渡っていかなければならないとのこと.
うーん,建物は見えてるのになあ.

ということで,入り口の橋を渡って,川沿いに東へ.
JRの線路を越えたあたりにある橋を渡ると,そこは住宅街だった.
本当にこの道で合ってるのかなあ,と不安になりつつも進んでいくも,あまりにも先が怪しげだったので,途中で曲がってみる.

地名は市坪から古川に.しかもこの道,椿さんの裏側の道じゃないか.これは明らかに方向が違うぞ.適当に曲がろう.

うーん,ここは一体どこ??

MinamiCleanCenter_4.GIF

その後,適当に曲がったり,道なりに進んだりしていった結果,なんとか川沿いの道に出ることができた.
この道で確実だろうけど,ちょうどゴミ収集車がやってきたことだし,あの後ろについていこう.



ということで,ようやく南クリーンセンターに到着.

MinamiCleanCenter_5.GIF

写真は撮ってないので,こちらのページ(社会科資料?)をどうぞ.

上の写真にあるチューブのようなところを車のまま入っていくと,受付があった.
書類に住所氏名や粗大ごみの品目などを記入し,係の人から説明を受ける.
重量30キロ以上は手数料がかかるというので,ここで積荷を降ろして量るのかと思いきや,そのまま進めという.
どういうことだろう?と思ったら,車ごと重さを量るらしい.
車ごと量っても粗大ごみの重さは分からないぞ?と不思議に思ったのだが,入るときと粗大ごみを捨てて出てくるときの車の重さの差で粗大ごみの重さを計算するらしい.なるほど,よく考えられてるなあ.

で,建物の中だが,先ほど同様,こちらのページ(社会科資料?)の写真をどうぞ.
この写真によると,プラットホームという場所らしいが,ここに車ごと入っていく.今回は粗大ごみだったので,一番奥の方.
既に先客がいて,家具などを大量に出していたが,その隣で車に積んできたベッドなどを出していく.積むときはけっこう大変だったのだが,降ろすのはあっという間だった.

軽くなった車で出口に向かい,再度測定.
入ったときは1200キロだったのだが,ごみ自体はあの程度の量しかなかったのだから,重くても20キロくらいだろう.
と思っていたら,

1150キロだった.

つまり,あのごみの量で50キロもあったことになる.

うーん,どう考えても50キロはないと思うんだが,再計量を要求しても仕方がないし,おとなしく払うことにしよう.ちなみに940円だった.
なお,つり銭が出ないようにとの張り紙がされているくらいなので,一万円札を出して係の人を困らせたりしないようにしよう.


ちなみに,帰宅後に地図で確認したところ,南クリーンセンターまで迷わずに行くためには,県道16号線を南下し,橋の手前で右折して川沿いの道に入るのが一番わかりやすいようだ.

投稿者 saihide : 00:05

2006年02月22日

『家守綺譚』梨木香歩

湖で消息を絶った友人の父に頼まれて,庭付き池付きの家に住み込んで管理をすることになった物書きの「私」.その周囲には狐や狸,河童に小鬼に人魚に木の精,さらには友人の幽霊まで出没して...

梨木香歩の作品を読むのはこれが3冊目.もともとは児童文学作家だった(?)梨木香歩の一般向け小説としての出世作,という位置づけでいいと思うのだが,とにかく評価が高い作品.松山市立中央図書館所蔵.

文章の美しさに感心してしまった『ぐるりのこと』に比べると,かなりコミカルなタッチの文章になっているが,これは語り手である「私」の性格によるところが大きいためだろうか.
それでも『村田エフェンディ滞土録』に比べると自然風物についての描写は美しい.

読み始めたころは舞台になっているのは関東だと思っていたのだが,竹生島とか吉田神社とかが出てくるので,滋賀と京都の間くらいのようだ.

形式としては花や鳥の名前が付いた短編が集まった連作短編集.
各短編にはオチっぽいものが付いているのだが,1冊全部についてのオチは特にない.
なので,全部を読んでのカタルシスにちょっと欠ける.
『村田エフェンディ滞土録』のラストで本作の主人公と幽霊が出てきて,思わせぶりな台詞を喋っていたので,それに関係することがあると思っていただけに肩透かし感倍増だった.
全体の雰囲気とかは嫌いじゃなかっただけに,ちょっと残念だった.

投稿者 saihide : 02:58

2006年02月21日

青葉@まつちかラーメンステーション

Aoba_1.jpg

昨年10月にオープンしたまつちかラーメンステーション
全部で5軒なので遅くとも2ヶ月もあれば制覇できるだろうと思っていたら,気が付けば5ヶ月近くが経過していた.
それでも,ようやく最後の店にまで辿り着いた.記念すべきラストを飾るのは旭川ラーメンの青葉

北海道は広いだけあって(?),各地方によって名物のラーメンのベースが違っている.
札幌は味噌,函館は塩,そして旭川は醤油ベースのラーメンが有名だ.
この青葉の本店は旭川にあるらしいのだが,旭川名物である醤油ラーメンだけでなく,味噌や塩のラーメンも提供している.
しかし,旭川ラーメンなんだから醤油ラーメンを食べるべきだろう.
ということで醤油ラーメン(650円)を注文.

で,出てきたのが...

Aoba_2.jpg

うわっ! スープ,黒っ!
この黒さは東京で食べた立ち食いそばを思い出させるなあ.

余談になるが,私は出汁の色は薄いのが当たり前の大阪で育ったので,東京でそばを注文したときに出てきた物を見て思わず笑ってしまったことがある.
東京のそばの出汁の色は黒いという話は聞いていたのだが,実物を見るまであんなに黒いとは思わなかった.

話を戻して,青葉の醤油ラーメンだが,スープの色が予想以上に黒い.
うーん,これだけ黒いとなると,かなり醤油辛いんだろうなあ.

と思いつつ,スープを一口すすったところ,

あれ? 全然醤油っぽくない.
いや,醤油っぽくないというのは正確じゃないな.
色から予想していたのに比べると全然醤油辛くないぞ.
で,このコクというか,香りというか,そういうものが口の中に残る.これって醤油のコクとか香りなんだろうか? 醤油から辛さを引いていくと,こういう味が残るんだなあ.

以前,函館に出張に行ったとき,全く期待せずに入った函館空港のラーメン屋で塩ラーメンを食べて,それまでの塩ラーメンに対する概念が覆されてしまったことがある.
それと同じような感じ.
今まで食べていた醤油ラーメンって何だったんだろう?と考えてしまうような醤油ラーメンだった.

で,ついでにチャーシューミニ丼も食べてみた.

Aoba_3.jpg

サイズ的にも,チャーシューの量的にも,これで250円だったら充分かな.
欲を言えば,もうちょっとチャーシューのタレを多めにかけてもらえれば,もっと美味しくいただけるに違いない.
なお,北海道出身のためか,いくらプチ丼というのもあったのだが,ラーメンにいくらってあうのかなあ.


ということで,なんとかラーメンステーションを全店制覇することができた.
今まで食べたメニューだけで比較すると,

鏡花>秀>縁や>青葉>天外天

の順かなあ.
鏡花がトップなのは「油そば」という今まで食べたことのないメニューだった珍しさもプラスされてのことだし,縁やも「おじやセット」で食べると順番が上がるような気もする.

他にも食べてみたいメニューが多数残っているのだが,気が付けば各店とも新メニューを出している.スタンプラリーもあるし...
うーん,近日中に二周目突入するのかなあ.

投稿者 saihide : 00:05

2006年02月20日

『水滸伝 爪牙の章』北方謙三

北方謙三による『水滸伝』の第14巻.松山市立中央図書館所蔵.

本巻は総力戦に備えての訓練とそれに続く戦争がメインで,性格が歪んでしまった息子を抱えた父親の苦悩や,原典にもあった史進の遊郭でのエピソードなども描かれている.

最後の方で総力戦が始まるのだが,それ以外のエピソードが多く,どちらかというと今後の話のための伏線張りばかりで,ストーリー的にはそれほど進んでいない.そのため,好漢も2人しか死んでない.

主役級が2名も死んでれば,ストーリー的にはかなり劇的な展開だろうと思うかもしれないが,この作品,主役級が108人以上もいるからなあ.

その108人の好漢だが,本巻でようやく全員登場...のはず.
巻頭に登場人物一覧があるので,それを数えれば分かるはずなのだが,小さい字で108人の名前が並んでいるのを数えるのはちょっと...

投稿者 saihide : 00:20

2006年02月19日

Cafe Take Five(サンドイッチ?)

TakeFive_1.jpg

今年に入ってからのことだと思うが,八坂通りを自転車で走っていた際,坂の上あたりにあるビル(1階に古着屋などが入っているところ)の前に,ログハウス風というか,トムソーヤの冒険に出てきそうな小屋風というか,そういう建物ができているのを発見した.
通りすがりにこそっと観察してみたところ,どうやらサンドイッチなどを売っている店のようだ.これは試して見ねばなるまい.

ということで,けっこう前のかなり寒い日に行ってみた.

基本的にテイクアウトの店なのだが,

TakeFive_2.jpg

こんな風に,小屋の横には席も用意されている.
ただし,今回のように寒い日にはキビシイものがあるので,そういう場合は奥にあるギャラリーでの飲食も可能.

TakeFive_3.jpg

今回も出来上がりを待つ時間は,こんな感じで作品が飾られているギャラリーに避難していた.

出来上がりを待つ時間と書いたが,この店のメインはサンドイッチといわれて想像するようなタイプのサンドイッチではなく,フランスパンをくりぬいて具を詰めた上で焼いたもの.挟んでないんだけど,これもバゲットサンドというのだろうか?
このバゲットサンドは注文を受けてから焼くため,5分くらい待つことになる.

で,今回の注文はこんな感じ.

TakeFive_4.jpg

バゲットサンド2種類とかにクリームコロッケだ.

まずはタルタルフィッシュバゲット.

TakeFive_5.jpg

バゲットサンドにはサイズが2種類あるのだが,こちらは小さい方.
中身がくりぬかれていて,そこに白身魚のフライとタルタルソースがたっぷり詰まっているので,パンを食べているというよりは,おかずを食べているという感覚に近いかも.
これで150円なのだが,このサイズと味なら,コンビニのおにぎりやパンよりもコストパフォーマンスは高いだろう.

こっちは大きい方のサイズで,山芋明太.

TakeFive_6.jpg

やっぱり中に山芋と明太子がギッシリ詰まっている.こちらは200円.
サイズだけで注文してしまったのだが,よく考えたら私は明太子がそれほど好きじゃなかったんだっけ.山芋と明太子が好きな人にはオトクかな.

なお,今回の記事を書くにあたって読んだチラシによると,小さいのと大きいのでは使っているバゲットの種類が違うらしい.そうだったのか...

で,サイドメニューのかにクリームコロッケ.

TakeFive_7.jpg

見て分かるように中にはベシャメルソースがたっぷりで,注文を受けてから揚げてくれる.150円.
食べ応えもあって基本的に美味しかったのだが,あまりの寒さに持って帰ってくる間にちょっと冷めてしまっていた.せっかく揚げたてだったのに残念だ.次回はもっとうまく持って帰ろう.

今回は買わなかったが,普通のサンドイッチやチャパタを使ったサンドイッチもある.これらは焼く必要がないので,すぐに持って帰れそうだ.
バゲットサンドにしても,店で焼くのに使っているのは通常のオーブントースターだったので,近くにオーブントースターがある人は焼く前の状態のものを買って帰れば待たずに済みそうだ.
さすがに近くにフライヤーがある人は少ないだろうから,かにクリームコロッケについては店で揚げてもらわなければならないだろうけど.


・おまけ
今回の記事を書くにあたって,sandwichはサンドイッチなのかサンドウィッチなのか分からなくなったので,ググってみた.
スペル的にはサンドウィッチだし,英語での発音もそうなのだが,サンドイッチが圧倒的多数を占めていた.
gooの国語辞典でも検索してみたが,こちらもサンドイッチで掲載されていて,サンドウィッチはヒットせず.ちょっと意外だった.

投稿者 saihide : 02:10

2006年02月18日

レデイ薬局上場のニュース

いつものようにネットでニュースをチェックしていると,レデイ薬局上場のニュースを発見した.
以前,社長さんのインタービューか何かで上場を目指しているというようなことを読んだ記憶があるが,ついに実現したらしい.

レデイ薬局が今回上場するのはジャスダック(JASDAQ)
以前は店頭市場と言われていた株式市場で(2004年に正式な証券取引所に格上げ),東証や大証に上場する前の新興企業が株式公開することの多い市場だった.
しかし,現在では東証マザーズやヘラクレスなどの上場基準が比較的緩い市場が別にあるので,新興企業の中でもしっかりしている企業が上場しているというイメージが強い.
例えば,ライブドアの前身であるオン・ザ・エッヂは東証マザーズに上場していたけど,楽天はジャスダックに今も上場している.

個人的に愛媛県の株式公開企業についてはできるだけ株を買うことにしているので,上場に伴う新規公募には応募する予定.
ニュースには「大和証券SMBCなどを通じて一般募集」とあったのだが,大和證券の口座は持っていない.
となると「など」にかけるしかないわけだが,調べてみたところ,口座を持っている証券会社が2つ含まれていたので,両方で応募すれば1口くらいは当たるだろう.

次の問題は株価なわけだが,ジャスダックで公開されている有価証券報告書をざっと見ながら,株式を公開している同業他社と比較して大雑把に予想した価格は20-25万円程度.これくらいなら買えそうだ.

と思っていたのだが,この記事を書くためにもう一度ニュースをチェックしたところ,「想定発行価格は一株あたり三十三万円」とあった.
収益力などをちゃんと分析したわけではないのだが,ジャスダックを含む新興企業向け市場が急落している最近の状況を考慮すると,ちょっと割高のような気もする.正式に発表されるときには発行価格に修正がかかるかも.

まあ,新規公募で買うかどうかは別にして,最終的には買わなければならない銘柄.
同業他社を見る限り,配当利率はあまり期待できなさそうだが,ぜひ株主優待をつけてもらいたいものだ.

投稿者 saihide : 05:12

2006年02月17日

スノーボードクロス@NHK BS

世の中的にはトリノ五輪の真っ最中なわけだが,私はスポーツ全般にそれほど興味がない.
なので,五輪のTV中継はそれほど熱心に見ないのだが,一つだけ気になっている競技があった.
私が購読している「日刊! 関西インターネットプレス」というメルマガで今回の五輪から新規採用された種目を紹介している回があったのだが,それで知ったスノーボードクロスという競技だ.
競技内容は,スノーボードで障害が用意されたコースを下っていくというものなのだが,一人ずつやるのではなく,複数の選手が同時に行うらしい.それってメチャクチャになるんじゃないのか? これは一度見ておかなければならないだろう.

今まで知らなかったマイナーな競技なのでTV放送があるかどうか心配していたのだが,南海放送とBSの両方で放送される,しかも予選と本選の両方とも生中継らしい.実は人気があるのか?

できれば予選から見たかったのだが,遅くまで会議していたこともあって,自宅のTVをつけたころには予選もほとんど終わりかけていた.
予選は一人ずつのタイムアタック.コーナーを曲がったり,ジャンプをしたり,それなりに見ごたえはあるものの,技術的な凄さなどは全く分からないし,そのタイムがいいのかどうかも不明.はっきり言って,それほど面白くなかった.

ちょっと期待はずれだったかなあと思いつつ,次の決勝は最初から見てみた.
本選進出は32人で,4人ずつで勝負する.この4人のうち上位2人が勝ち残っていくのだが,この4人の勝負については前情報どおり,同じコースで同時にスタート.

さて,どんなものかと思いきや,開始早々,いきなりクラッシュで優勝候補が脱落.
その後も接触は続出するわ,接触はしないまでも密集した状態でコーナリングするわジャンプするわ,と画面が派手なため,見ていてかなり面白い.見ていて「うわっ!」とか「おおっ!」などと叫んでしまったくらい.

で,訳が分からないなりに見続けていると,なんとなく分かってきた.単にヨーイドンの障害物競走というわけではないようだ.
自分が早く滑ることは当然だが,本選については順位での勝負なので,相手に負けなければいい.そのため,相手が滑ろうとするラインをブロックしたりもしなくてはならないし,逆に抜く方は先行者の裏をかいたラインを取らなければならない.
これって,スノーボード版『頭文字D』?

日本の選手も本選に残っていたが,残念ながら2戦目で敗退.
大荒れの準決勝のあと,順位決定戦を挟んで決勝戦.
もう,これが面白すぎ.
解説の人が今回のコースは障害物の間隔が短いので抜きどころが少ないと話していたのだが,コースが長いとああいう感じの抜きつ抜かれつの勝負がもっと多くなるのだろう.

今回の本選は全部で1.5時間くらいだったのだが,ずっとTVの前に釘付け.
「ああ,これは生中継で見れて得したなあ」と思ってしまうくらい面白かった.
スノーボードどころか,冬のスキー場に行ったことさえない私でさえそうなんだから,その手のスポーツをある程度知っている人には堪らないような気がする.
17日には女子のスノーボードクロスがあるのだが,これも見てしまいそうだ.


・おまけ
今週末のアクロス重信では,今回の放送に感化されて,これを真似して怪我をする人が多数発生しそうな気が...

投稿者 saihide : 00:41

2006年02月16日

マフラー@Burberrys(BlogPet)

きょうは、グラハムが俳句を詠んでみようと思うの

 「こだわりを 確保されたる 証拠かな」


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:36

マフラー@Burberrys

BurberryP_1.jpg

昨年末の大阪出張時に購入したバーバリーのマフラー.
状況証拠から判断するに,ぱちもん率99%.
とはいえ,私自身にはブランド物へのこだわりがないので,マフラーとしての機能(=首に巻けて暖かい)さえ確保できるのなら,ぱちもん率が高かろうが低かろうが問題はない.

しかし,世間から「おやおや,あちらの方は本物のバーバリーのマフラーだと思って偽物を首に巻いてらっしゃるでおじゃるよ」と思われるのもシャクだ.

ということで,これが「本物のぱちもん」であることを自信を持って主張できるように調べてみることにした.

バーバリーのマフラーについては偽物が多数出回っているようで,自分の持っている物が本物かどうかを調べる方法を聞いているページがよくヒットする.
判別方法としてよく言われているのが「sが付いているバーバリー(=Burberrys)は偽物,本物はBURBERRY」というもの.
実際のところ,これは間違いらしい.確実なソースは見つけられなかったのだが,1997年に経営者がローズ・マリー・ブラボーというアメリカ人に変わり,その人がブランドを刷新したのだが,それに伴ってロゴが「Burberrys」から「BURBERRY」に変わったようだ(2000年くらいに変更?).
なお,そのバーバリーを立て直したブラボー女史だが,2006年にバーバリーを辞めるらしい

その他,本物と偽物は色や風合いが全然違うので一目みればわかる,という主張もあった.
なるほど.
では,じっくりと見てみよう.

BurberryP_2.jpg




分かんねぇよ.

というか,そもそも本物の色や風合いが分からないんだから比較のしようがないじゃないか.
ということで,百貨店に行った際,バーバリーのマフラーをチェックしてきた.百貨店で売られているものなら本物だろう.



なるほど,確かに肌触りが全然違う...って,これはカシミヤ製やん!
今回の疑惑のマフラーはラムズウール製なので,カシミヤ製と肌触りが違うのは当然だ.

ちなみに,バーバリーはカシミヤ製のマフラーしか作っていないという説もあるのだが(確かに公式ウェブサイトの商品一覧の中には存在していない),amazonにはラムズウール製のマフラーらしきものが掲載されたページが残っているので.少なくとも以前は販売していたようだ(現在は入手不可になっている).

同じラムズウール製で比較できないとなると,見た目で判断するのは難しそうだ.
となると,残る手がかりは

BurberryP_3.jpg

このタグと,

BurberryP_4.jpg

このラベルだけか.

このタグもラベルも百貨店で見てきたカシミヤ製のマフラーについていたものとは全然違っている.
しかし,そちらはBURBERRYだからであって,これはBurberrys(=以前のもの)だからなんだ,という主張も成り立たなくはない(カシミヤとラムズウールの違いによるという主張についても同様).

どうしたものかなあとタグを裏返してみたところ,アメリカの登録商標の番号として「1241222」と書かれていた.
ということで,アメリカの特許商標庁で検索をかけてみたところ,バーバリー・チェックについての番号だった.

ラベルの「Burberrys of London」にもRマークが付いているので,「Burberrys of London」で検索をかけたところ,ちゃんとヒットした.申請者もちゃんとしたバーバリーの会社なので,ここからも「sが付いているバーバリー(=Burberrys)は偽物」説は正しくないことが分かる.
まあ,だからといって「Burberrys of London」というラベルが付いているものが全て本物なわけではないのだが.

うーん,タグとラベルからも真贋の区別はできそうにないなあ.
あと,検索できそうな情報というと,「MADE IN ENGLAND」と「DRY OCEAN ONLY」くらいか.
...あれ,DRY OCEANって何だ?

BurberryP_4.jpg

ああ,DRY CLEAN,つまりドライ・クリーニングということか.



って,なんでCLEANとOCEANを読み間違えるんだ?

と思って注意深くラベルを見てみると,

BurberryP_5.jpg


DRY OLEAN


...ぱちもん率100%だな.

ということで,もしも学内や街中でバーバリーっぽいマフラーをしている私を見かけたとしても,「本物だと思って偽物を使っている」のではなく,「本物のぱちもんであることを自覚して使っている」ので,その点を誤解しないようにお願いしたい.

投稿者 saihide : 00:12

2006年02月15日

花粉情報いろいろ

先月末のこと.
そろそろ花粉の悲惨が始まるので,例年ならば耳鼻科に行って抗アレルギー剤をもらってくるのだが,諸般の事情のため,例年よりも服用開始を少々遅らせる必要があった.

とはいえ,できれば花粉の悲惨が始まるまでに用事を済ませて薬を飲み始めたいところ.
花粉の悲惨開始時期をチェックしておく必要がある.
毎年利用しているのが,松山耳鼻咽喉科会の花粉情報
傾向を知るには便利なのだが,休みを挟むと情報の更新が遅れること,そして測定が1日単位なので,どの時間帯にたくさん花粉が悲惨しているのかが分からない.

そのときに思い出したのが,ロート製薬がリアルタイムで花粉情報の提供を始めるという記事.

検索したところ,花粉情報アルガードというのが見つかった.
検索当時はまだ稼動前だったのだが,現在は立派に稼動中.
画面はアメダスみたいな感じで,「コマ送り」を使うと数時間後の花粉の悲惨量も予測してくれるようだ(技術的な説明はこちらを参照).
でも,過去の悲惨量については分からないのかな? 「1時間前」というボタンはあるのだが,押しても画面が変わらないようだ.

で,これを検索しているときの副産物として発見したのが,環境省花粉測定システム,通称「はなこさん」
こちらは環境省(厚生労働省?)が全国各地に設置した花粉自動測定器を使って,リアルタイム(1時間単位?)で花粉の悲惨量を測定・表示してくれる.松山耳鼻咽喉科会の情報のように数値だけではなく,今シーズンを通しての悲惨量をグラフ表示してくれるのでわかりやすい.

なお,愛媛だと松山,新居浜,宇和島の三箇所のデータが表示されるのだが,松山の測定箇所が「愛媛県松山市文京町4-2」.
おおっ,うちの大学のすぐ近くじゃないか.これは参考になるなあ...

あれ? これって松山大学やん!
どうして松山大学に? 薬学部新設の関係だろうか?


・おまけ
ちなみにこの7日間のグラフ.2/14に注目.

kafun060214.jpg

ええ,死にそうになりましたとも...

投稿者 saihide : 08:05

2006年02月14日

『水滸伝 白虎の章』北方謙三

北方謙三による『水滸伝』の第13巻.松山市立中央図書館所蔵.

本巻では官軍&地方軍による梁山泊への攻撃と梁山泊の水軍を充実させるための苦労などが描かれている.

基本的には戦争関連の話ばかりなのだが,企業小説として読んでみると,また別の見方ができる.

原典では単なる山賊だった梁山泊だが,この北方水滸伝では密輸をしたり,近くの城郭を支配下におくことで,収益を上げている.

その一方,支出としては人件費が大きいのだろうが,それよりもインパクトがある支出として戦争のためのコストがある.
戦争というのはそれ単体でみると資源(人材を含む)の浪費でしかない.
面子や人道的云々を除外して考えると,その戦争に勝利し,使用した資源以上の収益が上げられない限り,戦争というのは経済的に割があわない.

しかし,梁山泊は宋国打倒を旗印にしている以上,官軍との戦争を避けるわけにはいかない.
特に最近では官軍の攻撃が激化しているため,支出は増える一方.
先にも書いたように,梁山泊は独自の収入源をもっているため,財政的には豊かなのだが,お金で買えないものがある.
ヒトだ.
梁山泊の活躍を聞きつけて,多くの兵士志望者がやってくるのだが,それを兵士として一人前にするためには訓練する必要がある.これには時間が必要だ.
その結果,ヒトを巡って各部署(各山塞および水軍)が本部に資源配分を要求するというのが現在の状況.
本部の配分基準に納得できない各部署は不満を高めているのだが,これで派閥ができて,とかいう話になると,ますます企業小説っぽくなるのだが.

投稿者 saihide : 01:05

2006年02月13日

『輝く断片』シオドア・スタージョン

ネット上で高い評価を受けているので,松山市立中央図書館で借りてくるといういつものパターンなのだが,この作者の作品を読むのは初めて.
SF作家として認識していたのだが,実はミステリ作家としても評価されているのだという(そもそもデビュー作はミステリだったそうだ).
本作もSFではなく,ミステリ中心(あとがきによれば「広義の犯罪小説」中心)の短編集で,2006年版『このミステリーがすごい!』 では第4位にランクインしている.

読み終わっての感想なのだが,あとがきにこうある.

あまりにも独特の発想と、驚くべき語り口。かつて、こんなにも切ない犯罪小説があっただろうか。

「独特の発想」,確かに独特だ.「ニュースの時間です」の展開なんて,普通の人は絶対に予想できないだろう.

「驚くべき語り口」,文体のことなんだろうけど,翻訳されているので本来の味わいとは違っているかもしれないが(「マエストロを殺せ」は翻訳が大変だったろうな),独特な文体.かなり好き嫌いが分かれるだろう.

「こんなにも切ない犯罪小説があっただろうか」... えーっと,切ないですか?

確かに表題作の「輝く断片」はそうだろうし,「ニュースの時間です」もそうかもしれない.
でも,同じく犯罪小説に属するだろう「ルウェリンの犯罪」は個人的には大笑いしてしまった.
もう一つの犯罪小説である「マエストロを殺せ」もラストさえなければ切なさを感じたのかもしれないが,あのラストのために切なさが飛んでしまった(人によってはあのラストゆえに切なさを感じるかもしれないが).

とりあえず,もう一冊,今度はSF風味の作品を読んでみるとするか.

投稿者 saihide : 00:39

2006年02月12日

毘沙門(ラーメン)

Bishamon_1.jpg

e-komachiに愛媛県内のブログのリンク集ができたのだが,そこにけん坊の拉麺探訪録というラーメン食べ歩きをテーマにしたブログがあった.
2日に1回はラーメンを食べているくらい(食べた回数が書いてある)のラーメン通のようで,県内のラーメン店情報が多数掲載されている.

で,その中で気になったのが,この毘沙門.リンクされている地図をみると,八坂通りの坂を上がった辺りにあるという.そんなところにラーメン屋ってあったっけ?
ということで,同僚と共に新規開拓に出かけたところ,確かに発見.看板と貼り紙がないとラーメン屋だとは分からないような外観だ.

店内はこんな感じ.

Bishamon_2.jpg

平日の昼に行ったのだが,他に客はいなかった.
写真のカウンター席以外に,テーブル席が3-4卓ほど.店主っぽい方が一人でやっているようだ.

2人で,基本の醤油ラーメン2つ,餃子,唐揚げを注文.

餃子は注文があってから包むので,少々時間がかかると言われたのだが,そんなに待つことはなかった.

Bishamon_4.jpg

ちょっと小ぶりかな? まあ,私の餃子の大きさの基準は王将の餃子(=大きい)なので,あまり参考にはならないかもしれないが.

Bishamon_5.jpg

これは一緒に出てきたタレだが,普通に出てくる酢醤油+ラー油ではなく,ちょっとドロっとしていて甘みがあった.
一般的なのかどうか知らないが,韓国料理の一つに「蒸し豚」があるのだが,それにつけるタレがあるのだが(検索したらチョジャンというのが正式名称らしい),それが混じっているような味.

餃子自体も野菜の味が前面に出ていて少々甘めでアッサリしているのだが,タレが普通よりも濃厚なので,この組み合わせで合っているのだろう.350円.


こっちは唐揚げ.

Bishamon_3.jpg

揚げたてでアツアツだったのだが,こちらも少々甘め.350円.


そしてメインのラーメン.550円.

Bishamon_6.jpg

透明感のあるスープに,キャベツ,にら,モヤシ,豚バラが載っている.量はちょっと少な目かな.

味のほうだが,全体的に凄くアッサリしていて,野菜の甘みが効いている.
卓上の説明書きには,鶏がら,野菜,煮干,昆布でダシをとっているとあった.なるほど,だから,これだけアッサリして上品な味になっているのか.

写真を見ると,具の上に赤いものがあるのが分かると思うが,これは辛みそ.最初はこれを溶かさずにアッサリ食べて,その後に溶いて食べるとコクのある味が楽しめるとある.
ということで辛みそを溶いて食べてみた.
確かに辛くはなるのだが,それほどコクが増したとは思えなかった.

味つけ的にも分量的にも女性向けの店かもしれない.
分量の方は大盛り(+100円?)で調整できるけど,味つけがアッサリしているのはコッテリが好きな人にはどうしようもないよなあ.
ああ,そうか.店によっては卓上に辛みそを置いてあるところがあるので,あんな感じにすればいいのか.でも,今の辛みそだと辛味はあるけどパンチが足りない気がするので,そのあたりを工夫しないといけないかも.


・おまけ
たっぷりの野菜に豚バラ肉,そして醤油ベースに辛みそでアクセント,という要素だけをとると,関西人にはおなじみの天理ラーメンを思い出してしまう.
私は頻繁に天理ラーメンを食べていたわけではないのだが,ここのラーメンに比べるとはるかにパンチのある味をしていた記憶がある.
この違いは何だろう?と思って検索してみたら,天理ラーメンの方は鶏がらだけでなく豚骨も使っており,野菜がキャベツではなく白菜,さらにニンニクを多用しているようだ.
ふーん,そんな味だったっけ.今度,大阪に行ったら食べに行ってみようかな.

投稿者 saihide : 10:11

2006年02月11日

『水滸伝 炳乎の章』北方謙三

北方謙三による『水滸伝』の第12巻.松山市立中央図書館所蔵.

本巻では盧俊義救出作戦と官軍の将軍である関勝の梁山泊攻めなどが描かれている.

盧俊義の秘密が明らかになったり,ただでさえ何でもできる燕青がさらにスーパーマンになってしまったりする巻でもある.

タイトルになっている「炳乎」というのが単語が分からなかったので,調べてみると,意味は「光り輝くさま.また,非常に明らかなさま」ということらしいのだが,検索でヒットするのはこの水滸伝か,「戦陣訓」関連が多い.
この戦陣訓,調べてみると太平洋戦争中に東条英機が作った兵隊用のマニュアルらしい.

関係がよく分からないのだが,まずは軍人勅諭があって,それを具体的な行動規範にまで落とし込んだのが戦陣訓らしい.
しかし,こちらで全文を眺めてみた限りでは,精神的なことが多く,あまり具体的ではない.

悪名高い「生きて虜囚の辱を受けず」のフレーズもこの中に書かれたものだそうだ.
その他,詳しいことはこちらの「戦陣訓とは何だったのか」を参照.サラリーマンを使った比喩が面白かった.

投稿者 saihide : 00:07

2006年02月10日

エルボマカロニ@明治屋

Macharoni_1.jpg

諸般の事情で,自宅の備蓄食料を積極的に消費している今日この頃.
我が家の備蓄食料は「自分で買った物」と「もらった物」に分けられる.自分で買った物については調理法や食べ方が分かっているのだが,もらった物の中には調理法がよく分からないものもある.
この明治屋のエルボマカロニ大成ラミックの株主優待でもらった物なのだが,私にとってマカロニとはグラタンの中に入っているか,サラダの中に入っているかのどちらかであり,そのどちらであっても自分で調理して食べるものではない.
うーん,どうしたものか...

と思って裏面を見たところ,

Macharoni_2.jpg

ナスとズッキーニのパスタ(2人分)のレシピが書いてあった.このレシピどおりに作れば,表の写真の料理ができるのだろう.だが,我が家にはナスもなければズッキーニもないので,これを作るのは無理.
しかし,調理法を読む限りでは,普通のスパゲティと同じようだ.これまた大成ラミックの株主優待でもらったレトルトのミートソース(2人分)があるので,これと合わせて食べることにしよう.
スパゲティと一緒だとすると,だいたい1.5人分が適量なんだけど,0.5人分だけ残しても面倒なだけだ.ソースも2人分なことだし,2人分全部作っても食べ切れるだろう.

ということで,お湯を沸かして塩を入れる.再び沸騰したころを見計らって,マカロニ1袋分を全部投入...何だか多くないか? まあ,中心に穴が開いている分だけ,見かけの体積が大きくなっているのだろう.

早茹でタイプということで,4分程度で茹で上がり.ザルにあげてみたのだが...やっぱり多くないか?
ソースが入った器にマカロニを投入...うわっ,溢れた!
これは入りきりそうにないけど,とりあえず入れられるだけ入れてみよう.

Macharoni_3.jpg

ソースが全く見えなくなるくらい山盛りのマカロニ.実はザルの中にはまだまだ残っていたりする.
仕方ない,我が家で最大の容量を誇る器であるドンブリに移し替えるか...

Macharoni_4.jpg

ドンブリでも山盛り一杯になってしまった.
マカロニの1人前って,スパゲティの1人前よりもかなり分量があるんだなあ.
というか,これって一人で食べ切れるのか?

いや,老いたりとはいえ,私もかつては「生涯一食べ盛り」を自称していた身.
たかがマカロニ2人分に怯んでいるようでは,今までの人生は一体なんだったのだ?!
喰ってやる,喰ってやるぞぉぉ!

ということで,ひたすら箸を動かしてマカロニを口に運んでいく.

ぱく
ぱく
ぱく
ぱく

へ,減らねぇ...

ぱく
ぱく
ぱく
ぱく

ちょっとは減ってきたかな.

ぱく
ぱく
ぱく
ぱく

ううっ,さすがに辛くなってきたな.
この時点でどんぶりの中身はこんな感じ.

Macharoni_5.jpg

残り三分の一くらいか.
お腹はすでに一杯だし,何よりも味に飽きてきた.
仕方ない.最終兵器に頼ることにしよう.

Macharoni_6.jpg

なぜかPCの横に常備されているタバスコを投入.
これで味が変わるので,残り三分の一を乗り切れるはず!

ぱく
ぱく
ぱく
ぱく

Macharoni_7.jpg

ついに完食!
なんとか食べ切ることはできたけど,あの量で2人分なのか.マカロニって,めちゃくちゃ量がある食べ物なんだなあ.
などと勝利の余韻に浸りつつ,なにげなく袋のレシピに目をやったところ...

Macharoni_8.jpg

あれ? 300グラム?
レシピには2人分で200グラムとあるぞ?
ということは,マカロニ1人分で100グラム,300グラムだと...


3人分だったのか!


はぁ,それは多いはずだ...

・おまけ
今回食べたのはエルボマカロニだったわけだが,このエルボ,いわゆるエルボー,つまり肘のことで,形が肘っぽいためにエルボという名前が付いたらしい.
しかし,肘っぽいか,この形?
と思って,別のエルボマカロニを調べたところ,マ・マーのエルボマカロニはけっこう湾曲しているので,肘っぽいといえば肘っぽい.こちらの方がオリジナルに近い形なんだろうな.

投稿者 saihide : 00:30

2006年02月09日

こけし(とんかつ丼)(BlogPet)

当時の日本橋,昔から営業している店の一つが,昔から営業している店のだが,この「こけし」
.メインストリートから東に少なかったのだが,この「こけし」
.メインストリートから東に一本入った通りには食事を済ませることにした.私が初めて日本橋に行った際,せっかくだから日本橋で大きい日本橋などを営業したかったのだが場所を出張しないかもー
忘れた頃にやってくる大阪出張ネタ.日本橋で少なかったのだが場所を出張しないかもー


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:33

まろやかビーフシチュー@緑モス

晩ご飯を食べに,東環状線の緑モスに行ってきた.
現在のモスバーガーの期間限定メニューはフォカッチャ系なのだが,これは一通り食べたことだし,違うものを食べよう.
そういえば,緑モス限定のスープ類はまだ制覇していなかったな.
まだ食べていないのは,トマトチャウダー,海の野菜スープ,ビーフシチューか... よし,今回はビーフシチューを食べてみよう.

ビーフシチューだけではお腹が満たされそうになかったので,他のものも注文することに.
通常ならば+300円でデニッシュセットなのだろうが,スティックデニッシュはコストパフォーマンス的に満足できそうになかったので,スパイシーモスチーズバーガーを注文.

本を読んで待っていると,スパイシーモスチーズバーガーが到着.
スープが着てから一緒に食べようと思って,そのまま本を読み続けていたのだが...

まったくこない.

店はそれほど混んでいるわけでもなく,あちこちの掃除をしたり,サラダの在庫のチェックをしているくらいなので,むしろヒマな方だろう.

それなのに,全然こない.

気になったので,レシートで時間を確認したところ,注文してから既に10分以上経過している.

先ほど届いたバーガーもかなり冷えてきた.

それが気になって,読んでいる本の内容も頭の中に入ってこない.

そんなこんなで,注文してから20分以上経ってから到着したのがコレ.

MosBeefStew_1.jpg

正式名称はまろやかビーフシチューで,価格は他の緑モス限定スープが460円のところ,なんと650円.よく考えてみると,匠味バーガーよりも高いじゃないか!

で,値段が高いだけあって,かなり具だくさん.

MosBeefStew_2.jpg

こんな感じで,写真では判別できないだろうが,ビーフ率もけっこう高め.
味もちゃんとビーフシチューしている.パンとサラダをつけたセットでだせば,ちょっと安めのレストランで出てきてもおかしくない.

ファストフードのメニューとしてはスープで650円というのは突出して高いと思われるだろうけど,ファミレスだと普通だろうし,スープ専門店であるSoupStockTokyoのレギュラースープが610円なことを考えると,このクオリティからすれば,それほど突拍子もない値段設定というわけでもないのだろう.

「懐に余裕があれば,また食べてもいいかな」と思えるくらいのコストパフォーマンスなのだが,問題は出てくるまでの時間.いくら何でも20分は待たせすぎだろう.
おそらく今回は何らかのトラブルがあって(注文が忘れられていた?),異常に時間がかかったのだと思うのだが...

投稿者 saihide : 01:40

2006年02月08日

『水滸伝 天地の章』北方謙三

北方謙三による『水滸伝』の第11巻.松山市立中央図書館所蔵.

本巻では梁山泊による城郭解放戦と梁山泊のリーダーの一人である晁蓋の暗殺などが描かれている.

梁山泊のリーダーは宋江というのが一般的なのだが,そもそも梁山泊に本拠を構えたのは晁蓋なので(その前に巣食っていた山賊から乗っ取った),初期梁山泊のリーダーは晁蓋だ.
で,原典では晁蓋が途中で死に,その後を宋江が継ぐ形になっているのだが,北方水滸伝では最初から宋江と晁蓋の2人が同格のリーダーとして活動していた.

まあ,実際のリーダーは武力も知力もある晁蓋で,宋江は飾りというか,人徳で人を惹き付けるだけの存在.その下に実務家の呉用がいて,この三人で梁山泊を指揮してきたわけだ.

この三人,それぞれ性格が違っており,最終目標である宋国打倒への道筋も微妙に違っている.
梁山泊が小さいときにはそれでも良かったのだが,梁山泊が力をつけてくると,当初は夢物語と思われていたような最終目標も,かなり現実味を帯びてくる.そろそろ本格的にどういう道筋を辿るかを決定しなければならない.
そこで慎重派の宋江と過激派の晁蓋の意見が対立し,そのことが最終的な暗殺の背景にもなっている.

トップの意見対立のために派閥が形成され,それが内部抗争につながる,とかいう話だと企業小説みたいになってしまうのだが,部下たちは派閥を作ってはいけないと考えるし,トップも意見の対立に部下を巻き込んではいけないという点では意見が一致しているので,そういうドロドロした話にはなっていない.
でも,本巻では配置転換されて自棄になる老人とかも出てくるし,北方水滸伝は一種の企業小説としても読めるのかもしれないなあ.

投稿者 saihide : 00:05

2006年02月07日

秀@まつちかラーメンステーション

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昨年10月にまつちかラーメンステーションとして5店がオープンしたわけだが,未だに制覇できていない.オープン当初は2ヶ月もあれば余裕だろうと思っていたのだが...
気が付けばもう2月,オープンから5ヶ月目だ.ひと月に1店のペースとしても今月中には制覇しなくては!

ということで,残る2店のうち,今回は博多ラーメンの秀に行ってきた.

金曜日の夜に行ったところ,ラーメンステーション全体でもお客さんは数えるほどしかいなかった.もうブームは終わったのだろうか.
ともかく,待ち時間ナシで入店できた.

博多ラーメンということで基本は豚骨ラーメンなわけだが,それ以外にも塩ラーメンや味噌ラーメン的なもの,さらにはどっちの料理ショーの特選素材にもなったカレー粉を使ったラーメンまであった.
また,期間限定メニュー(もつチャンポンだったかな?)もあった.ラーメンステーションの他の店でも期間限定メニューや新メニューの提供に力を入れているようだ.オープン当初のブームが過ぎてしまったので,どの店でも集客努力に力を入れているのだろう.

はじめて食べるということで,基本の豚骨ラーメン(「鉄釜ラーメン」)に店主秘伝のマー油なるものを加えた「黒鉄釜ラーメン」を注文.そのだけでは足りないことが明白だったので,替え玉の食券も買っておいた.

で,その鉄釜ラーメン,注文したときはラーメンどんぶりではなく鉄鍋みたいなものにラーメンが入ってくるのだと思っていたのだが,名前の由来になっているのはコレらしい.

Hide_2.jpg

かまどでご飯を炊くときに使うような羽釜が二つ並んでいるが,これはスープ用の釜.入るまで知らなかったのだが,この店はこの羽釜で作った濃厚なスープがウリらしい.

しばらく待っていると,黒鉄釜ラーメンがやってきた.

Hide_3.jpg

入っているのは普通のどんぶり,いや,普通よりはちょっと小さめかもしれない.
しかし,豚骨スープの上にかかっているのがマー油なのだろうが,それよりもスープがすごいな.ドロドロのギトギトだ.背脂だろうか,スープの中に粒々になって浮かんでいるぞ.

ともかく,いただきます.

まずはスープ.うーん,濃い濃いだな.味は違うけど,天下一品のドロドロスープを思い出してしまった.
味自体は豚骨醤油らしいのだが,なぜか醤油っぽさよりも塩味を感じてしまった.なぜだろう? 干し蝦や干し貝柱などの魚介の乾物をたくさん使っているためだろうか. なお,マー油についてはあんまり記憶がない.

具の方だが,とろとろのチャーシューも美味しかったのだが,ネギが濃厚なスープと合っていて美味しかった.契約農家で栽培した九条ネギらしく,好きな人はトッピングとして追加することもできる.

美味しかったのでパクパク食べていたら,あっという間に麺がなくなった.
替え玉の食券を店員さんに渡したところ,茹で加減を聞かれた.ちょっと硬めを注文したところ,驚くぐらい短時間で替え玉がやってきた.

Hide_4.jpg

見て分かるように,かなりの細麺.さすがは博多ラーメンだ.
あれ? 博多ラーメンといえば紅生姜とか辛子高菜とかのトッピングが付き物だけど,ここにはないなあ.
そういえば,マー油って熊本ラーメンによく使われるものだったような気もする.

Hide_5.jpg

替え玉を入れたところ.替え玉のある店で替え玉を注文するたびに思うのだが,やっぱり替え玉の方が最初に出てきた麺よりも量が多いように思える.

ということで,今回は黒鉄釜ラーメン+替え玉を注文したわけだが,650円+150円の800円.
うーん,800円かあ.もうちょっと量が多くなるか,値段を下げてくれるとありがたいんだけどなあ.

なお,ラーメンステーションの集客努力の一環として,スタンプラリーを4/15まで開催中だ.

Hide_6.jpg

同じ地下街だけどラーメンステーションには含まれないはずの「かめや」もなぜか参加しているのだが,6店で500円以上の食事をするとこんな感じでカードにスタンプを押してくれる.
店ごとに押す場所があるのだが,別に全ての店を制覇する必要はなくて,どの店であっても合計6回の食事をすればスタンプが全て埋まり,各店の基本メニューが1人前無料でいただける.
「かめや」はともかく,これで残すは「青葉」のみ.頑張って2月中に制覇するぞ!

・おまけ
冒頭で金曜の夜なのに客があまりいなかったと書いたが,その後,日曜日の14時くらいにまつちかを通ったところ,各店共に行列ができていた.なるほど,土日の昼間は未だに混雑するくらいの集客力はあるんだなあ.

投稿者 saihide : 07:36

2006年02月06日

まつやま灯明ウォッチング2006

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先日,外のお仕事で一緒になった松山大の先生から「2/5に灯明ウォッチングが松山大の御幸グラウンドであるよ」と教えてもらった.
昨年末に行われたやつは出張&忘年会のために行けなかったのだが,今回は特に用事もなかったので行って来た.

17時からタップダンスなどのイベントがあるというので,その頃に会場に着くように出発.
時間どおりに到着したのだが,まだまだ日が高い.こんな明るさで灯明をつけても分からないのでは?

tougen2006_2.jpg

などと思っていたら,松山チャンゴヨロガヂによるチャンゴ(韓国の太鼓)などの演奏が始まった.
楽器の説明などもあった.なるほど,そう言われれば,そういう音に聴こえる.

演奏を聴きつつ,足元の灯明を観察してみた.

tougen2006_3.jpg

去年(正確には一昨年か)は暗いところだったので分からなかったけど,紙袋を使ってたのか.
なお,写真の灯明にはフグの絵が描かれているが,全ての灯明がフグ灯明というわけではなく,俳句が書かれたものもあれば,達筆で一文字だけ書かれたもの,上手な絵が描かれたものもあれば,おそらく幼稚園児が小学生が描いたと思われるものもあった.

tougen2006_4.jpg

中身はこんな感じで,おもり代わりの土の上に小さなろうそくが置かれてあるだけ.

そうこうしているうちに演奏が終了.
司会の先生の呼びかけで,会場に来ていた人全員で灯明に点火していく.

tougen2006_5.jpg

私もスタッフの方が渡してくれたチャッカマン(東海の製品ではないだろうから本当はチャッカマンと呼んではいけないのか?)で灯明に点火していく.
写真を見て分かるように,イヤになるくらいの数がある.ひたすらマシーンのように点火してまわったのだが,なかなか終わらない.
チャッカマンを一年分くらいカチャカチャして,ようやく全体の灯明に灯りがともった.

tougen2006_6.jpg

紙袋+土+ろうそくだけなんだけど,けっこうキレイだなあ.

ちなみに先ほどの灯明はこうなった.

tougen2006_7.jpg

キレイ...なのかな?

その後,学生さんによるタップダンス.

tougen2006_8.jpg

数名でやるのかと思ったら一人だけで,タップダンス用のステージもなかったが,それでも音はけっこう出るものなんだな.

そうこうしているうちに,かなり暗くなってきたので,そろそろ帰ることに.
帰り際に,全体像を撮ってみた.

tougen2006_9.jpg

これは何だ?
学生さんらしき人たちが「マンボウ」がどうのこうの言ってたことも考慮すると,中心にはあるのは



イカですか?

投稿者 saihide : 00:00

2006年02月05日

梅錦 立春朝搾り

UmenishikiRissyun_1.jpg

先月末のこと.
在庫のアルコールが切れたので,大学近くの酒屋に買いに行ったところ,店内に予約受付中と書かれたポスターが張ってあった.
愛媛の酒造会社である梅錦山川が作る日本酒のポスターで,立春の日である2/4の早朝に,梅錦の蔵で搾ったものを瓶詰めし,その日のうちに飲めるというものだった.
値段は720mlで1575円(税込み).いつも飲んでいるジンのビフィーターと比較すると1.5倍の値段だが,年に一回のことだし,面白そうなので,予約してみた.

そして2/4のお昼ごろ,到着したという連絡があったので,大学に行くついでに買ってきた.

便宜上,「立春朝搾り」というタイトルにしてみたが,このラベルを見る限りでは,

UmenishikiRissyun_2.jpg

正式名称は「清酒 平成十八年丙戌二月四日」になるのだろうか.

種類としては「純米吟醸」の「生原酒」になる.
純米吟醸は精米歩合60%以下の白米と米こうじ,そして水だけを原料にした日本酒のこと.こちらは何となく知っていた.
しかし,生原酒の定義が分からなかったので調べてみたところ,生原酒というのは生酒と原酒の合わせ技なのだそうだ.
通常の日本酒は貯蔵前と瓶詰め前に過熱するのだが,これらを全く行わないのが「生酒」.
で,原酒というのはアルコール度数調整のための加水を行っていないもの.つまり,通常の日本酒よりもアルコール度数が高いのだとか.

まあ,そういう御託は置いておいて,飲んでみよう.



??? なんだこりゃ?
味が二重になっている,とでも表現すればいいのだろうか.
上側は,甘酸っぱくてフルーティーで,なるほど純米吟醸という感じ.
で,下側に苦味というかエグみのようなものがちょっとある.
日本酒は保存が悪いと「老(ひ)ねる」ために味が変わってしまうのだが,作ったばかりで老ねるも何もあったもんじゃないだろう.
ということで,「梅錦 立春朝搾り」で検索してみたところ,酒屋さんの商品紹介のページがあった.オリを含んでいるだとか,荒削りとかいう表現があるのだが,このエグみのことを指しているんだろうか.

そのあたりのことを検索していたら,やっぱり生原酒の中にはえぐみや渋みを感じるものがあるようだ.これは適度に熟成が進むと消えていくらしい.
この「立春朝搾り」も5ヶ月ほど熟成させると,「立春からの贈り物」という別のお酒にクラスチェンジするらしい.
うーん,買ってきたこの酒も時間が経つと別の味になるのかなあ.面白そうだから半分くらいは残しておいて7月までほっておこうかな.

・おまけ
検索の途中,なぜか休暇村 瀬戸内東予のページがヒットした(URLがちょっと笑える).既にページはなくなっているが,この立春朝搾りにあわせて「梅錦立春朝搾り体験プラン」なる宿泊プランを企画していたようだ.
なかなか面白い企画だと思ったので,もうちょっと詳しい情報を探してみたら,梅錦山川の社長さんが昨年の朝搾りのことを書いているページがヒット.去年は12名が参加したそうだが,今年はどうだったのだろうか.

投稿者 saihide : 00:01

2006年02月04日

こけし(とんかつ丼)

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忘れた頃にやってくる大阪出張ネタ.
日本橋に行った際,せっかくだから日本橋で食事を済ませることにした.
私が初めて日本橋に行ったのは,PC-6001というパソコンが出たころだから,1982年か1983年.当時の日本橋,正確にはでんでんタウンには食事をする場所が非常に少なかったのだが,昔から営業している店の一つが,この「こけし」.メインストリートから東に一本入った通りにある.

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店内は,このようなカウンター席と,この反対側にテーブル席があって,それなりに広い.調べたところ,32席あるそうだ.

看板に大きく書いてあるとおり,カツ丼とカツカレーしかメニューがない.しかし,その注文の仕方によって,かなりのバリエーションが存在している.
少々見にくいが,カツ丼のメニューはこんな感じになっている.

kokeshi_3.jpg

カツ丼というのは大きく分けると,カツと玉子,そしてご飯という三つのパーツから構成されているわけだが,この店はこの三つのパーツの量を,通常とダブル(ご飯の場合はスーパー)の二段階で指定できる.
この時点で2の3乗の8種類のバリエーションがあるのだが,さらに「丼」と「セパレーツ」という選択肢がある.「丼」だと通常のカツ丼になるだけだが,「セパレーツ」だとごカツ&玉子とご飯が別々に出てくる.つまり,カツ丼だけで2の4乗の16種類のバリエーションがあるのだ.

こういう店では,そこでしか食べられないものを注文するべきだろうということで,今回は「セパレーツスーパー」を注文した.

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これがセパレーツスーパー.まあ,カツとじ定食だな.写真では分かりにくいが,ご飯は結構な量がある.
これまた写真では分かりにくいだろうが,カツも薄い.いわゆる「東京人の人情のように薄い」というやつだ.店で食べるカツ丼というと,それなりに厚みのあるトンカツがのっているのを想像してしまいがちだが,そういうイメージを打ち破るほどの薄さだ.
で,肝心の味のほうだが,マズイわけでは決してないんだが,飛び抜けて美味しいというわけでもない.非常にシンプルというかなんというか,はっきり言って「家庭的な味」だ.

これで820円.うーん,コストパフォーマンスが悪いとまではいかないけど,いいとはちょっと言いがたいなあ.
しかし,それでもこの店,非常に人気があるのだ.このときも13時半くらいに行ったときは店の前に行列ができており,その後,14時くらいに出直したときもほぼ満席.
しかも面白いことに,客層が非常に幅広いのだ.電器街なので,その筋っぽい若い男性がいるのは納得できるのだが,お洒落なカップルがいたり,親子連れがいたり,なぜかオバチャン連中までいた.
昔のように,飲食店が限られているのなら納得できるのだが,現在の日本橋はあちこちに飲食店が存在しているので,食べる場所には苦労しない.
なのに,この店が幅広い客層を今も誇っているということは,この店には老若男女をひきつける何らかの魅力があるのだろう.こういうのが「老舗」というものなのかもしれないなあ.

投稿者 saihide : 00:32

2006年02月03日

『東京DOLL』石田衣良

深夜のコンビニで出会った少女「ヨリ」に新作ゲームのインスピレーションを感じた孤高の天才ゲームデザイナー「MG」(マスター・オブ・ゲーム).
モデル契約を結んだ彼女を深夜の東京の街を舞台に撮っていくうちに,お互いにパートナーがいるにもかかわらず,2人は急速に惹かれあっていく.
そして,大切な人の不吉な未来だけを見る能力を持つヨリは,MGと彼のゲーム会社が崩壊していくビジョンを見る...

かなり以前に古本屋で購入していたのだが,ようやく読了.

石田衣良はしょっちゅう恋愛小説を書いているようなイメージがあったのだが,この本の帯には「4年ぶり待望の長編恋愛小説」とある.
そうなのか?と思って,amazonで出版年月順にさかのぼっていったところ,どうやら『娼年』以来という位置づけらしい.これまでの本を見ていくと,確かに恋愛を正面から扱っているのは短編集ばっかりだ.

じゃあ,その恋愛小説としてどうなんだ?というと,「うーん」というのが正直なところ.

東京の街を舞台にしているということで,有名スポットがたくさん出てくるし,金持ちの主人公は金に糸目をつけずにブランド服を着たり,プレゼントしたりするのだが,これが見事なまでに薄っぺらい.
これについては,主人公がそれらに対してそれほど価値を認めておらず,単なる「記号」に過ぎないということを分からせるために,作者があえてやっているのかもしれない.

しかし,ブランド品の描写だけでなく,ストーリー自体も薄っぺらく感じてしまったのだ.
誤解を恐れずにストーリーをダイジェストで紹介すると,こうなる.

金持ちのオジサンが若い女の子にプレゼント攻撃をして写真を撮っていくうちに愛人関係に.その一方で婚約者とも関係を続けるが,ついに発覚.若い女の子に逃げられるが,それを忘れられず...

うわぁ,ひどい話だな(苦笑).
これをお洒落な小道具をちりばめつつ,ちょっとエロく(?)書いてみたら,本作の出来上がり,という感じになる.
「天才の孤独」「ゲーム会社」「経営」「未来を見る少女」など,道具立てだけをみると,かなり好みの作品に仕上がりそうだったので,期待してたんだけどなあ...

投稿者 saihide : 00:01

2006年02月02日

マーボーフォカッチャ@モス(BlogPet)

きょうは、さいはここで種類っぽい限定された。
きょうは、期間限定したかったの♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:38

歯間ブラシ

ShikanBrush.jpg

以前の記事にも書いたように,このところ,さきいかがヘビーローテーション(またはパワープレイ)状態なのだが,そのためか,左下の奥歯が痛い.
歯と歯の間にさきいかが挟まって取れなくなっているのかもしれないと思い,歯ブラシや爪楊枝で色々とやってみたのだが,まだ違和感が残る.
これは糸ようじかデンタルフロスでも買ってくるしかないかな,と思ってドラッグストアに行ったところ,同じコーナーで歯間ブラシも売られていた.そういえば,歯間ブラシはまだ使ったことがないな.
ということで,買ってみた.

色々なメーカーのものがあったのだが,とりあえず一番単価が安いものを買うことに決定.
しかし,同じ値段でも種類が5つあった.どうやらブラシのサイズ=歯間の広さが違うようだ.

うーん,自分の歯間の広さなんて測ったことがないぞ.一番大きなやつだと入らないかもしれないし,逆に一番小さなやつだとちゃんと掃除されそうにないし...
ということで,一番無難そうな真ん中の3(Sサイズ)を購入.

帰宅後,さっそく使ってみた.
ブラシ部分を触ってみると,想像していた以上に硬い.これで歯茎をゴシゴシとかすると,かなり痛いかも...
とはいえ,買ってきたものは使わなければならない.勇気を出して,歯の間に



あれ,入らへんぞ? ぬー!

(ゴリゴリ)

ううっ,ブラシの部分じゃなくて,ブラシの生えている針金が当たってるよ.
ダメだ,この歯の間には入らない.

じゃあ,こっちのちょっと間が開いている方で...

(ギリギリ)

はあ,こっちには何とか入ったぞ.
しかし,なんだか馴染みのある味が口いっぱいに広がってるなあ.もしかして...

(ズポッ)

うわっ! 引き抜いた歯間ブラシが真っ赤に染まってる!
思わず写真を撮って掲載しようかと思ったけど,ちょっとシャレにならないので撮るのを止めたくらい真っ赤だった.
どうやらブラシが大きすぎたようで,歯茎が容赦なく削られたようだ.でも,これってSサイズなんだけど...

ということで,歯間ブラシについて検索してみたところ,どうやら歯間ブラシを使うのは30代以降で,それまでは最も小さなサイズでも入らないらしい.また,選ぶときは一番小さいサイズからとも書いてあった.

ということは,おとなしく糸ようじかデンタルフロスにしておくか,あくまでも歯間ブラシを買うとしても一番小さなサイズを買ってくるべきだったのか.
あと14本も残ってるんだけど,これは使えないなあ.こういうのも「安物買いの銭失い」になるのだろうか.


・おまけ その1
歯間ブラシについて検索中,サイズ交換サービスをしている歯間ブラシを紹介しているページに遭遇.
ぬぅ,ここのメーカーの歯間ブラシにしていれば...
あれ? この会社って,うちのかなり近くだな.
そう,実は歯ブラシは東大阪の特産品の一つだったりするのだ.
東大阪の技術を結集して,20代でも使えるような極細歯間ブラシとか開発してたりするのかなあ.


・おまけ その2
ヘビーローテーションを検索したところ,ヘビーローテーション(またはパワープレイ)を日本で始めて導入したのがFM802だということが判明.
WikipediaにFM802の項目があったので,懐かしくなって読んでいたのだが,ヒロTって,まだ現役なのね.しかも帯番組で.すげえな.

投稿者 saihide : 00:10

2006年02月01日

1月の検索語

毎月恒例,どんな検索語でこのサイトに辿り着いたかのご紹介.

検索語件数コメント
インディアンカレー407圧倒的ヒット数で,またもや1位に返り咲き
カルフール東大阪286王座転落もヒット数は高値安定を継続中
鎌倉パスタ228先月に比べるとヒット数は4倍に
北極星(オムライス)145初登場.TVかなにかで紹介されたのか?
イーノ(フリーペーパー)87先月に続いてランクイン.ヒット数は2倍に
勝岡免許センター63やっぱり進路が決まった学生さんが検索しているのだろうか,先月同様ランクイン
くーた(ラーメン)61先月はランク外だったが,ヒット数3倍で堂々ランクイン
ディッピンドッツ37粒々のアイスクリームのことなのだが,冬なのになぜ?
あいこみ36愛大生のコミュニティ・サイトがランクイン.スタッフのみなさん,頑張って更新しましょう

ということで,1月の崔研究室 仮営業所は「インディアンカレー」「カルフール東大阪」「鎌倉パスタ」なサイトだった.
よくよく考えてみたら,これって全部,松山市にも愛媛県にも関係がないぞ.どちらかというと大阪に関係するものばかりだなあ.まあ,検索する人口が違うから仕方がないといえば仕方がないのだが

特筆すべきは北極星(オムライス)の急上昇か.
今までにランクインしていなかったものが急にランクインするのはマスコミに取り上げられた時か季節ネタの時期か.
1月がオムライスの季節という話は聞いたことがないので,やっぱりマスコミだろうなあ.

投稿者 saihide : 00:33