2006年03月31日

『クドリャフカの順番』米澤穂信

先輩がいないために活動内容が不明な古典部で唯一引き継がれている活動である文化祭での文集『氷菓』の発行.しかし注文を間違えて,本来の部数の7倍近くにもなる200部を印刷してしまった.
完売を目指して,部の知名度を上げようと奮闘する部員たちだが,そんな中,奇妙な連続盗難事件が発生して...
『氷菓』『愚者のエンドロール』に続く,古典部シリーズ第3弾.松山市立中央図書館所蔵.

シリーズ前2作は省エネ少年の主人公1人称の文庫作品だったが,本作は単行本,しかも1人称なのは同じだが,古典部部員4名のそれぞれの視点による1人称作品,と色々違っている.

そもそも,この作者の作品を読もうと思ったのは,この作品が面白いという評判を聞きつけたからなのだが,確かに面白かった.
版形が違うのは新しい読者層を開拓するためで,そのために最初のほうに古典部が関わったこれまでの事件の概要の説明などもあるのだが,登場人物の性格などが分かっていないと十分に楽しめないだろうから,シリーズを順番に読んでいくことをオススメする.

内容的には,盗難事件をメインに据えながらも,料理バトルやマンガ論バトル,そしてなんといっても「わらしべプロトコル」などなど盛りだくさんの話になっていて退屈しない.
でも,その中核になっているのは「差」と「絶望」と「期待」で,色々なエピソードがこの中核に集約されていく.
個人的には古典部シリーズの中ではダントツに,今まで読んだ作者の作品のなかでも『さよなら妖精』と一,二を争うくらい面白かった.

なお,本作は,『愚者のエンドロール』同様,超有名なミステリ作品を下敷きにしている.私はそれを読んだことがなかったのだが,作中で説明があるので未読の方も大丈夫.でも読んでいたほうが楽しめたのかもしれない.

最後に気に入った箇所をいくつか引用.

「……ええと、つまりですね。頑張ればなんとかなる保証は確かにありませんが、頑張らなければなんともならないことは保証できると思います」
「ごもっともで」
絶望的な差から期待が生まれるというのが妥当とするなら、俺はどんな方面でも差に気づいてさえいないようだ。身を震わせるほどの切実な期待というものを、俺は知らない。憧れを知らない。眼下に星を持たない。
 ……それともいつか、俺にもその「順番」がまわってくるのだろうか?
投稿者 saihide : 08:50

2006年03月30日

レデイ薬局上場(BlogPet)

そういえば、さいが
愛媛新聞の講義を見ていたら,松山城の二之丸史跡庭園をライトアップしているという記事があった.そういえば,松山城には何回か行っているけど,史跡庭園には行ったことがないな.ということで,行ってみることにした.
って言ってたけど…

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:37

『七つの黒い夢』乙一ほか

『スラムオンライン』の記事を書く際に桜坂洋の新刊を検索したらヒットした短編集なのだが,執筆者がすごい.
乙一を筆頭に,恩田陸,北村薫,岩井志麻子とメジャーどころが揃っている.
読んだことはないのだが,西澤保彦もシリーズものを持っていて,結構興味がある作家の一人.

図書館に収められるのはまだ先だろうし,文庫で安い(この作者で400円は特価!)ということもあったので,買って読んでみた.

タイトルが「黒い夢」だし,新潮社による紹介文も,

ささやかな違和感と奇妙な感触が積み重なり、遂に現実が崩壊する瞬間を描いたダーク・ファンタジー七篇。静かな恐怖を湛えたオリジナル文庫。

とあるので,怖い話ばっかりなんだろうと思っていたのだが,これがあんまり怖くない.
冒頭の乙一の短編は,匂いの出てくる絵を描く子供の話なので,とんでもないものの匂いがするんだろうと思っていたのだが,全然そんなことはなかったし,桜坂洋の短編も日常の謎系のほのぼのした話.
他の話も全体的に怖くないので(後味が悪いものはあるが),怖いものが苦手な人でも大丈夫だろう.

「怖さ」とか「ダーク」という共通点を全作品がもっているわけではないので,何故こういうラインナップになったのが不思議ではある.
初出は恩田陸の作品を除いて小説新潮で共通しているのだが,発表時期はかなりバラバラ.巻末の広告からすると,「七つの」で始まる短編集が他にも2つあるようなので,小説新潮で発表された短編のうち,その2つの短編集に収まらないものをムリヤリ集めたのだろうか? だったら恩田陸の短編はどうして収められてるんだろう?


・おまけ
執筆者の中で,誉田哲也という作家だけ聞いたことがなかったのだが,検索してみたところ,『アクセス』という作品が面白そうだ.怖いのは苦手なのだが今度読んでみよう.

投稿者 saihide : 09:10

2006年03月29日

『水滸伝 乾坤の章』北方謙三

北方謙三による『水滸伝』の第18巻.松山市立中央図書館所蔵.

前巻に続き,本巻でも童貫率いる禁軍との対決がメイン.
その中,ついに楊令が梁山泊に入山し,さっそく大活躍している.

作中,海鰍船という軍艦が出てくる.鰍だけだとカジカなのだが,海がつくとクジラの意味らしい.その名のとおり,巨大な軍艦だ.
で,特徴は船底が二重底になっており,底と底の間を細かく区切ってあることで,これによってすこしくらいの穴が空いても沈まない構造になっている.
現在でいうところのダブルハル構造だ.

現在では新造タンカーはこのダブルハル構造が義務付けられているそうだ.
私が大学生のころはこのダブルハル構造で大型船を作れるのは日本だけと聞いた記憶があるんだが,今はどうなってるんだろうか.
まだ日本でしか作れないんだったら,日本の造船業はしばらく安泰なんだろうけど.

もう一方の船底を細かく区切って一部に穴が空いてもそれ以上浸水しない構造だが,これも現在では多くの船が採用している.
これに関しては,タイタニック号もこの構造だったような記憶があった.じゃあ,どうして沈んだんだ? 穴が大きすぎたのか?

ということで調べてみたところ,確かにタイタニック号はこの構造を採用していて,16の防水区画に分割されていて,そのうちの4つまで浸水しても沈まない構造だったそうな.当時としては画期的なくらい安全性能が高かったらしい.

そんな技術の粋を集めたタイタニック号だったが,氷山との衝突の仕方がまずかったようで,6つの区画が浸水したために沈んでしまったとのこと.
つまり,最終的には運が悪かったのが沈没の原因ということか.なんというか,世の中の無常を感じさせるなあ.

投稿者 saihide : 08:47

2006年03月28日

No.TEN(ジン)

No.TEN.jpg

以前はそうでもなかったのだが,この1年くらいで急速に呑兵衛になってしまったようで,自宅の冷凍庫にはジンが常備されている.
ジンの中でもコストパフォーマンスに優れているビーフィーターを主に飲んでいるのだが,いつも同じ銘柄というのも面白くないので,時々違うものを買っている.
メジャーな銘柄はほぼ制覇したのだが,このタンカレーのNo.TENはまだ飲んだことがなかった.というのも,ビーフィーターのクラウンジュエルなみに高いため,購入に二の足を踏んでいたのだ.
そういう状況を見かねたわけではないだろうが,学生さんがプレゼントしてくれた.ありがとう>学生さん

ビーフィーターの上級銘柄がクラウンジュエルであるのと同じように,このNo.TENはタンカレーの上級銘柄.
タンカレーのボトルは緑色&特徴的な形状(ロンドンの消火栓をデザインしたらしい)だったが,このNo.TENのボトルも緑色&シャープな形状で非常にかっこいい.これまで買ってきた酒の中でも一番かっこいいと思う.

とはいえ,お酒である以上,評価はボトルではなく中身の味でやるべき.
その中身のほうだが,栓を開けた途端,ジュニパーベリーのいい香りが.うーん,いかにもジンという感じ.
検索してみたところ,通常のジンは乾燥させた香草で香り付けをしているのだが,このNo.TENは生の香草を使っているのだそうだ.ちなみに「No.TEN」という名前は製造に使われる単式蒸留器の番号に由来しているのだとか.

予備知識の収集は以上で終了.さあ,飲んでみよう.
いつもなら冷凍庫でキンキンに冷やしてから飲むのだが,味を確かめるために常温のものをロックで飲んでみた.



うーん,スッキリしてるなあ.ビーフィーターで感じるような甘みはちょっと弱いかな.
もっと強烈で華やかな味わいを想像していたんだけど,大人しいというか,無駄のないクリアな味というか.
既に忘却の彼方だが,普通のタンカレーを飲んだときの記事によると,タンカレーには特別な華やかさも穀物っぽさも感じず,いわゆるジンの味,とある.それをさらに突き詰めた感じだろうか.

なお,いつも飲むようにレモンをすこしだけ入れると,ジン特有の甘みが引き出されてきて,極端に美味しくなった.やはりレモンを入れて飲むことにしよう.

投稿者 saihide : 10:26

2006年03月27日

まつやま桜灯回廊

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愛媛新聞のサイトを見ていたら,松山城の二之丸史跡庭園をライトアップしているという記事があった.
そういえば,松山城には何回か行っているけど,史跡庭園には行ったことがないな.
ということで,行ってみることにした.

史跡庭園に行く途中,不気味に緑色に光る木を発見.

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...もしかしてライトアップって,こんな不気味な色なのか?

ちょっと心配になりつつ,入り口へ.
知らなかったのだが,庭園に入るためには入園料100円が必要.色々とお金がかかるのは分かるけど,できれば無料にして欲しかった.ともかく,お金と引き換えに入園券と案内図をゲット.

入り口付近の展示室をざっと見てから庭園へ.
この庭園には初めて来たのだが,よく分からない区切り方で庭園が区切ってあり,そこかしこが池になっている.その池に灯篭が浮かんでいる.

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灯篭のアップ.よく見ると文字が書いてる.

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以前のイベントで見たのと違って,結構お金がかかっていそうな灯篭だ.まあ,水の上に浮かべなければならないので,紙袋&土では無理だろうしな.

水の流れる音と相まって,なかなかいい感じだ.

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迷路のように曲がりくねった通路を歩きながら写真を撮っていたのだが,ふいに気がついた.
そうか,この区切り方って,

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城の間取りを再現してあるのか.
しかし,分かりにくい間取りだな.城の内部の通路がクネクネ曲がっているのは攻め込まれにくいようにするためだろうだが,それと同じ理屈なんだろうか.それとも当時はこういう複雑な間取りが普通だったのだろうか.

しばらく歩いていると,先ほどまでの四角い池ではなく,普通の池があった.

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案内図を見てみると,この奥にも建物があるのだが,芸予地震で通路が崩れてしまい,現在は行けないらしい.残念.

そのまま,城などを見ながらテクテク歩いていく.

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入り口の受付で奥の建物の脇に水琴窟があるといっていたのだが...
おおっ,これか.

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外見は単なる鹿おどしだが,

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地下にはこんな風にカメが埋まっている.
竹筒に耳を当ててみると...鍾乳洞の中のような,神秘的な音が聴こえる.うーん,いい音だなあ.
竹筒のせいで空気の音まで聴こえてしまうのが少々残念だ.
ちなみに愛媛県は水琴窟が盛んな県のようで,日本水琴窟フォーラムのデータベースにも多数掲載されている.なお,水琴窟の音も日本水琴窟フォーラムのウェブサイトで聞けるが,これはぜひ実物を聴いてもらいたい.

しばらく水琴窟の音を堪能してから,城の北東側にある広場へ.

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イベントの準備か何かだろうか,人が集まって何かをやっている.
近づいてみると,色々なものが置いてあるのだが,案内の看板などは特にない.スタッフらしき人がいて作業らしきことをしているのだが,その隣で一般客らしき家族連れが砂が撒かれた台を囲んで遊んでいる.

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私もちょっとやってみたが,よく分かる枯山水みたいなものだろうか.装置は簡単だが,なかなか面白いな.

その奥にも台がしつらえてあった.近づいてみると,

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習字道具と竹串が用意されてあった.
やっぱり説明がなかったのだが,状況から推理するに,この習字道具で好きな文字を書き,その半紙を竹串を使って,あちこちに設置してあるムシロに留めていくものらしい.
私は自分の字の汚さを十分に自覚しているので,筆を手に取ることもなく,早急に立ち去った.

他にも大井戸や門などがあったのだが,これらはパス.
イベントのタイトルに「桜」とついているので,桜の花を探していたのだが,特に見つからなかった.まだ咲いていないのか,それとも桜の木自体が存在していないのか...
イベント自体は4/2まであるようなので,桜の木が存在していれば最終日あたりには花も咲いていることだろう.ちょっと調べてみて,桜の花が咲いているようだったら,もう一度行こうかな.


・おまけ
庭園からいよてつ高島屋の屋上にあるくるりんが見えるのだが,場所によっては,

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こんな感じで,城山と市駅の間に建った高層マンションで完全には見えなくなっている.
まあ,お城からくるりんが見える必要があるのかどうかは判断の分かれるところではあるが...

投稿者 saihide : 00:17

2006年03月26日

『新世紀エヴァンゲリオン 10巻』貞本義行

一時は社会現象にまでなったアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』だが,10周年記念ということでYahoo!で特集が組まれている.
そうか,最初のTV放映からもう10年も経つのか.
と思って10年の歴史を見てみると,TV放映開始にしてもマンガ単行本発売にしても1995年...今年は2006年だけど,それでも10周年??

と,ちょっと謎なタイミングで特集が組まれているエヴァなわけだが,マンガ単行本の10巻がようやく発売された.

当然のことながらアニメ自体は既に完結しているわけで,基本的にその内容をなぞっているマンガ版に存在意義はあるのか?と思う人もおられるだろう.

しかし,個人的にはアニメ版よりもマンガ版の方が面白かったりする.
基本的な話の内容はほぼ一緒.しかし,26話作らないといけなかったアニメと違って,話を水増しする必要がないためだろうが,余分なものが削ぎ落とされている.
その一方,登場人物の心の動きの描写などについては追加エピソードがあったりして,アニメ版よりも充実している.
結果として,メインのストーリーだけがより緻密に描かれているわけだ.なので,アニメで話を知っている人であっても楽しめる作りになっている.

問題は刊行ペースが異常に遅いこと.amazonで調べたら9巻の刊行が2004年4月.実に1年11ヶ月ぶりだ.
掲載誌が月刊誌であることを考慮しても,せめて1年に1巻くらいのペースで出てほしい.そうでないと,最終巻が出る頃には私は40代になっているような...
まあ,それでも買うとは思うけどね.面白いから.


・おまけ
この記事を書くにあたって単行本についていた広告や公式サイトを見てみたわけだが,関連商品が大量に販売されている,または販売予定であることにビックリした.
まあ,TV放映当時に10代だった人がいまや20代になっているわけだから,その経済力のことを考えると,それなりに売れると見込んでいるんだろう.

同じようなビジネス展開をしているものに『仮面ライダー』の変身ベルトがある.3万円という高価格でありながら30-40代の男性に人気があるのだとか.
ということは,数年後にはプラグスーツとかが販売されて人気を博すのだろうか...

投稿者 saihide : 00:55

2006年03月25日

『スラムオンライン』桜坂洋

Aボタンをクリック。
ぼくはテツオになる。

現実世界に馴染めず,ネット対戦格闘ゲームの世界での最強を目指す「ぼく」は,大学の講義で「布美子」と知り合う.
彼女と共に現実世界の街を歩く一方,バーチャルの街では無敵と噂される「辻斬りジャック」を探す日々.
そして,最強の座を賭けた武闘会を順調に勝ち進み,決勝戦を前にした時...

昨年の個人的ランキングの活字フィクション部門で第一位だった『All You Need Is Kill』の作者の単行本としては最新作? 松山市立中央図書館所蔵.

最近は時間を食いすぎるということでゲームには手を出さないようにしているのだが,基本的にゲームは好き.
しかし,反射神経と手先の器用さに難があるため,格闘ゲームは鬼門.
その格闘ゲームが本作品の重要な小道具(むしろ大道具?)ということで、読む前はそのあたりが少々不安だった.
しかし,「格闘ゲーム=後出しアリのジャンケン」という作中の説明さえ飲み込めば,格闘シーンの雰囲気は何となくつかめる.でも,格闘ゲームをある程度やりこんだ人だったら,もっと楽しめるだろう.

その格闘(ゲーム)シーンの描写もウリの一つなんだろうけど,それを充分に楽しめないとしても非常に面白かった.
『All You Need Is Kill』もベースはそうだったのだが,本作品も一種の青春小説.
というか,格闘ゲームを題材にしてはいるが,その骨格だけを取り出してみると,直球ど真ん中な青春小説だ.
今回の出版社は早川書房でもあることだし,ゲームを題材にしているというだけで敬遠するのではなく,幅広い人に読んでもらいたい.

最後に気に入った箇所を引用.

その事実を、ありのまま受け入れよう。あのとき電子の海で骸となり沈んだテツオの死体もまた、いまのぼくの礎だ。
 あるいは、その人物だけでなく、誰もが、リアルな世界ではロールプレイをしているのかもしれない。誰でもそうなのだ。僕らは、すこしずつ仮面をかぶって、リアルな世界をなんとか生きている。そうすることで本当は居場所なんてない世界に自分を同化させようとしているのだった。
「ならば一回だけやってよし」
「けち」


・おまけ
この記事を書くにあたって,パラパラとめくってみたところ,なぜか石田衣良を思い出してしまった.
文体のせいか,それともバーチャルも含まれているとはいえ,「街」が舞台になっているせいだろうか?

投稿者 saihide : 00:39

2006年03月24日

ダリの宇宙とシュルレアリスムの巨匠展@愛媛県美術館

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2月から3月にかけて,仕事やら何やらが色々と重なっており,バタバタしていた.
実のところ,バタバタしているのは現在進行形なのだが,気がつくと愛媛県美術館で2/10から開催している『ダリの宇宙とシュルレアリスムの巨匠展』がそろそろ終わりそうなので,ムリヤリ時間を捻出して行ってきた.

私の中ではダリのイメージというのは,柔らかい時計ばっかり書いている,面白いヒゲを生やした大泉滉みたいな人,程度で,それほど好きではなかった.
しかし今回の企画展を見て,かなり印象が変わった.
確かに,柔らかい時計とか頭にフランスパンっぽい物を載せた人とか,同じような題材は多用しているけど,それだけの画家ではなかった.
油絵以外にも版画や線画,オブジェなども展示されており,物によっては私のイメージするところのダリと全く結びつかないようなものもあった.線画のいくつかは見ていてなぜか永野護を思い出し(構図の取り方のせい?),『ドン・キホーテ』の連作なんかは茂本ヒデキチみたいだった.
また,解説を読んでみると,古典的な技法を熱心に学ぶと同時に量子力学などの最新の科学についても興味を持っていたらしい.

今回の企画展,ダリ展ではあるのだが,ダリの作品自体は半分も無く,残りはシュルレアリスムの作家の作品が展示されている.
しかし,ここで混乱.それまでのダリの作品と,そのあとの展示作品が同じカテゴリーに属する作品だとは思いにくいのだ.
解説を読んで知ったのだが,ダリがよく使っていた手法(?)は一つの絵に複数のイメージを組み合わせることで(例:馬と裸の女とライオンを混ぜ合わせる),見る人によって見出すイメージが違うというものらしい.一種の騙し絵みたいなものか.
で,そのあとの作家の解説を読むと,何を書くとも決めずにイメージの赴くままに描くオートマティスムとか,木の表面の写し取ったフロッタージュなどの技法を使うともあり,そういうので出来上がったのが,先ほどまで見ていたダリの作品とはかなりイメージが違っているのだ.
マグリットがよく使うデペイズマン(異質なものを組み合わせて訳がわからないイメージを作り出す手法)とダリの作品は同じカテゴリーだといわれればそうなんだが...

ということで,ダリのイメージがかなり良くなったと同時に,シュルレアリスムがますますよく分からなくなったのであった.


・おまけ その1
個人的にはマグリットの絵が好きなのだが,今回の展示では『白紙委任状』しか好きな絵がなかった.
私の中ではマグリットといえば青空なので,どうせなら『大家族』とか『ピレネーの城』とか『光の帝国』の実物を見たかったなあ.

・おまけ その2
見に行った際,たまたまエントランスホールでライブをやっていた.
以前からやっていたのかどうか知らないが,なかなか面白いイベントだと思う.

・おまけ その3
ダリ展が終わったらなくなってしまうだろうからリンクはしないけど,紹介ページのタイトルが「dali」ではなく「dari」なのは専門家としていかがなものかと...

投稿者 saihide : 02:02

2006年03月23日

150円でビッグマック

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私は月に一度くらい無性にマクドナルドが食べたくなるのだが,このところ食べていなかった.
そろそろ久しぶりに食べに行こうかなと思ったのだが,そのときにマクドナルドのウェブサイトにあるクーポンのことを思い出したので,チェックしてみた.
おっ,あるある
クーポンは何種類かあったのだが,今回は通常250円のビッグマックが150円になるクーポンを使うことにした.

ということで,

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買ってきました,ビッグマック.
久しぶりに見ると,けっこう大きいなあ.これで150円.

ちなみにクーポンは1枚で3個まで割り引いてくれる.
ということで,

mac_big3_3.jpg

買ってきました,ビッグマック×3.



というか,食べ切れるんだろうか,コレ?
少々不安になったので,たまたま会った学生さんに1個あげようとしたら,いらないと言われた.くそぅ.

ともかく,食べ物を粗末にしてはいけません.注文したものは責任を持って食べましょう.
まずは1個目.

もぐもぐ.

もぐもぐ.

もぐもぐ.

あっさりクリア.まあ,これは普通だな.

続いて2個目.

もぐもぐ.

もぐもぐ.

もぐ...もぐ.

これもクリア.しかし,同じ味ばかりなので,最後の方は飽きてきた.
ちょっと味を変えよう.

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こういうこともあろうかと購入しておいたマックチキンを投入.



いや,味の面はともかく,そもそもビッグマック3個を食べきれるかどうか心配している人間がバーガー類を追加購入することに疑問を感じなかったのか?>私

ともかく,100円の値段を考えると抜群のコストパフォーマンスを誇るマックチキンを食べて,口直し.
口の中はリセットされたかもしれないが,胃の中は確実に限界に近づいている.

そしてラスト1個.

もぐもぐ.

もぐ...もぐ.

も...ぐ.....も........
ぐ.

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ついに完食.

何ともいえない達成感を感じると同時に,やっちゃった感も感じる.
うーん,ただでさえファストフードはカロリーが高いのに,これだけ食べるとすごいことになっているような...
怖いもの見たさでビッグマックのカロリーを検索してみると,1個508キロカロリー.マックチキンは388キロカロリー.

508×3+388=1912

ちなみに日本の成人男性が一日に摂るべきだとされるカロリーは2000-2500キロカロリー.
今回の食事だけでそのほとんどを摂取してしまったことになる.
食べたいものを食べる際にはカロリーのことは気にしない性質なのだが,今回のは「積極的に食べたい」という欲望よりも「やってしまった以上は食べざるをえない」という義務感の方が強かったからな...


・おまけ
今回の記事を書くにあたって,以前の記事を検索したところ,以前も150円クーポンでビッグマックを食べていたようだ.
記事を読み返してみたのだが,



一瞬思っただけで行動に移さなかったのは,賢明な判断だったぞ>1年前の私

投稿者 saihide : 12:48

『水滸伝 朱雀の章』北方謙三(BlogPet)

こないだ、さいが
それはともかく,前回食べて感じた疑問を解消するべく,焼き飯のラーメン(520円)とセットではない焼き飯を注文してみた.
とか書いてた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:53

2006年03月22日

『ザ・サーチ』ジョン・バッテル

副題は「グーグルが世界を変えた」.
表紙を写真に撮って載せることも考えたが,ちょっとグレーなのでamazonで見て欲しい
本体のみだと白地に黒の太ゴシックで本題,青字で副題というシンプルな表紙になっているのだが,本体と一体化された帯つき(googleのカラフルなロゴつき)だと,ここに掲載されている書影になる.

この副題で,この書影.どう考えてもグーグルという企業についての本だろうと思って読み始めた.

しかし,読み始めてみると,本題の「ザ・サーチ」の方が本書の内容を正しく表現していた.
もちろんグーグルについての記述が一番多いのだが,グーグルだけでなく,検索エンジン全体,というかネット時代の検索全般についての本だった.

検索エンジンを扱った本といえば,『検索エンジン戦争』という本を読んだことがある.
あちらはSEOに関するテクニカルな説明も多かったが,本書にはSEOについてのテクニカルな説明はほとんど無く,その分,開発者や創業者の記述やネット業界における比重の移り変わりの説明などが多くなっている.
内容的に重複するところも多いのだが,視点や重点の置き方が違っているので,両方併せて読むといいと思う.

読み終わっての感想だが,本書の多くを占めているグーグルについては,グーグルもちょっとずつ変わり始めているんだなあというもの.以前からGoogleデスクトップをインストールするのには二の足を踏んでいたのだが,その感がますます強くなった.

で,もう一つ.本書の副題は「グーグルが世界を変えた」であり,確かにそのとおりだと思う.
グーグルは色々な点で世界に大きな影響を与えているが,その中でも一番でかいのは実はAdSenseという広告プログラムとそこからの派生が予想されるものじゃないかと最近になって思いつつある.
その原点ともいえるのがOverture(正確にはその前身であるゴートゥー・ドットコム)なのだが,このOvertureのついて詳しく知れたのが収穫だった.

投稿者 saihide : 05:15

2006年03月21日

『アマゾン・ドット・コムの光と影』横田増生

タイトルには「アマゾン・ドット・コム」とあるが,実際は日本のamazon.co.jpの物流センターでアルバイトとして実際に働いてみたフリーライターによるルポ.副題は「躍進するIT企業 階層化する労働現場」.

松山はそれなりの都市なので日常生活を送る上で不便はあまり感じないのだが,珍しいものを買おうとすると見つからないことがある.
そういう時はネット経由で購入することになるのだが,そのときに問題になるのが送料.
ある程度の金額になると無料になるところが多いが,アマゾンの場合,これが1500円以上なら無料という思い切った送料設定になっている.
これを実現しているのが,本書で描かれている物流センターのアルバイト.

アメリカでアマゾンが登場した当初は書籍の安売りで有名になったのだが,日本では再販売価格維持制度のため,新刊本は定価でしか販売できない.さらに店舗取り寄せと違って実店舗をもたないアマゾンでの買い物には送料がかかる.
それを考えると,アマゾンは日本で成功しないだろうと思われていたのだが,実際にはかなりの売上を誇るようになり,今では書籍以外の販売でもかなり強力なプレイヤーになっている.

これを実現したのが,膨大な在庫と充実したデータベース,そして1500円以上は送料無料という思い切った送料設定.
特にこの送料設定については以前から不思議だったのだが,著者は物流業界の業界紙に携わっていた関係で,このあたりのことを実際の数字を挙げながら詳しく書いてくれている.
他にもアマゾンの戦略や業界慣行の話などが書かれていて,以前に佐野真一の『だれが本を殺すのか』を読んだときのような面白さを感じた.

その一方,著者としてはこちらがメインだったと思うのだが,労働現場の実情については紙面を割いているほどには興味がもてなかった.
それほど高くない給料で,厳しい労働を,何の希望もなく行わされているんだ!ということを告発したかったのかもしれないが,「まあ,それはそうだけど...」というのが正直なところ.
正社員に比べると安価なアルバイトによって支えられている産業って,他にもたくさんあるし,アマゾンだけを非難してもどうしようもないからなあ.

投稿者 saihide : 04:48

2006年03月20日

アルボーレ(パスタ)

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何度か記事にもしたが,私はサンマルクの株主優待カードをもっている.使うと20%オフになるのだが金券と違って何度も使えるので,使えば使うほどお得になる.
このところ使ってなかったので,久しぶりにサンマルクに行こうかと思っていたら,中央通のサンマルクが別の店になったという.行ってみたら,確かに違う店になっていた.

「パスタ工房」とあるが,サンマルクの業態である生麺工房鎌倉パスタとは違うようだ.
調べてみたら,この場所でサンマルクのフランチャイジーをしていたエヌポイントが初めて運営する独自業態の店とのこと.
これは行ってみねばなるまい.ということで行ってきた.

表の看板には「自家製生パスタとアンティパスト&サラダバー」とあるのだが,どういう店なのかよく分からない.
サラダバーはともかく,アンティパストって前菜のことだよな?

前菜食べ放題?

前菜って生ハムとか,生ハムとか,生ハムとか?

いや,生ハム以外にもあるだろ,前菜.

たとえばキャビアとか,キャビアとか,キャビアとか...

しかし,キャビア食べ放題は経営的に無理があるよなあ.

違う,問題は経営的なところにあるんじゃなくて,自分のイメージの貧困さだ...

ということで,よく分からないまま入店.

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店内は基本的に以前と一緒.入り口付近にあったパン売り場がなくなっていたことと,店のあちこちにイタリア映画のポスターが貼ってあること,そして通路にビュッフェ形式で料理が置かれているのが最大の違いか.

昼時に行ったのだが,店内は満員.そのほとんどが主婦と思われる女性.
店員さんに席があるか確認したところ,2人掛けのテーブル席に案内された.

店のシステムがよく分からなかったので店員さんに聞いてみた.
ランチタイムは週替わりのパスタ2種類のどちらかを選択するのだが,これにアンティパスト&サラダバー,パンがついて980円.
これに鶏料理,魚料理,オススメ料理がついた上級コースもある.ドリンクバー(+200円)やドルチェバイキング(+250円)も追加できる.
今回はベーシックなパスタランチを,菜の花のアラビアータで注文した.

で,これが問題のアンティパスト&サラダバー.

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この写真だと単なるサラダバーに見えるが,左奥の方にアンティパストも並んでいる.
残念ながら生ハムもキャビアもなかったが,ここでいう前菜というのは,それほどボリュームのない冷たい料理の総称らしい.
ビュッフェ形式ということで,小皿に自分の好きな料理を適当に盛っていくのだが,料理名が書かれていないため,見た目で適当に判断して盛っていくしかない..

看板にはなかったが,ランチタイムはパンも食べ放題.

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パン食べ放題は以前のサンマルクと同じだが,パンの形状は違っている.でも,店のオーブンで焼きたてを提供しているというのは一緒.
こちらも小皿に盛っていく.

ということで,これが適当に盛ったアンティパスト&サラダ.

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今回のアンティパストは魚介類ばかりだったのだが,これは常にそうなんだろうか.
手前の左側にある黄色っぽいソース(マスタードソース?)がかかった料理が特に美味しかった.

こちらが適当に盛ったパン.

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こちらも美味.
パスタが来る前にどちらも食べ終わったので,再びビュッフェへ.
混雑していたので時間がかかってしまったのだが,その間にパスタが到着していた.

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量はちょっと少なめかな? まあ,店のシステムを考えると少なめでいいのか.
味のほうだが,生パスタということで,かなり軟らかめ.モチモチした食感が特徴らしいのだが,以前食べた鎌倉パスタに比べるとモチモチ感が少ないかな.
正直なところ,食べ放題のアンティパストの印象が強くて,パスタの印象はあまり残ってない.

パン&アンティパスト食べ放題ということを考えると,ランチで1000円弱というのはそれほど高くはないのかな.
でも,やっぱり昼食に1000円となると,頻繁には来れないよなあ.せめてサンマルクの株主優待カードが使えればいいのだが...
お腹が空いているときにくると,コストパフォーマンスが高そうなので,そういうときを狙って行くことにしよう.

投稿者 saihide : 01:23

2006年03月19日

映画『SPIRIT』

MovieSpirit.jpg

このところ,全く映画を見に行っていない気がする.
ということで,久しぶりに衣山シネマサンシャインまで映画『SPIRIT』を観にいった.
あいかわらずレイトショーだったが,珍しく初日.うーん,初日に映画を見るのはいつ以来だろう?

できるだけ周囲に人がいない席で真ん中あたりを確保しようと思ったのだが,さすがに初日ということで,いつもよりは観客がたくさん.
おかげで席選びに苦労したが,それなりのコンディションで観ることができた.
いつものように上映前のCM,予告編と続いて,ようやく本編の上映開始.

Q.どうして久しぶりに見る映画が『SPIRIT』なんですか?
A.ワイヤーアクションのカンフー物でリー・リンチェイ(今はジェット・リー)が出てるからです.

ということだったのだが,冒頭の試合シーンではあまり「飛び」がなく,予想よりも地味.
実話をベースにしているというし,これは「飛び」はナシかな?と思っていたのだが,あとのシーンでは少しは出てきた.
しかし,以前に映画館まで足を運んだ『HERO』や『LOVERS』に比べるとアクションシーンは非常に地味.というか,アクションの方向性が違うというべきか.迫力は充分あった.

ストーリーとしては,特にひねりもない.

若くして力に溺れた主人公を襲う悲劇.

失意の主人公を助ける人々.

その人々との生活を通じて本当に大切なものを見つける主人公.

故郷に帰った主人公を待っていたのは変わり果てた故郷.

本当に大切なものを守るために戦う主人公.

と,まあ,こんな感じ.それなりにいい話ではあるのだが,あまりにも直球すぎる.
ということで,ストーリーではなく,アクションを楽しむ映画だろう.

ちなみにツッコミどころとしては,中村獅童の中国語の吹き替えが合わなさすぎること,そしてエンディング曲が見事なくらい合っていないことだろうか.
このエンディング曲については日本版のみ差し替えられたらしく,各方面で物議を醸しているとのこと.確かに全然合ってないもんなあ,あの曲...

投稿者 saihide : 02:30

2006年03月18日

レデイ薬局上場

3/17にレデイ薬局がJASDAQに上場した.
株式市場に上場した企業には証券コードという番号が割り振られるが,レデイ薬局は3027だ.

上場初日の株価の推移はこんな感じ.

LadyDrug.gif

上場した瞬間から株式市場で売買が行われるのだが,そこで一番最初に成立した価格のことを初値という.
レデイ薬局の初音は45万円.
以前の記事では,想定発行価格は33万円と書いたが,実際の新規公募もその価格で行われたので,最初に売った人が今回の新規公募で株を買った人だとすれば,その人は12万円儲けたことになる.
私も証券会社を通じて新規公募に応募したのだが,残念ながら落選した.
ちっ,儲けるチャンスだったのに...

現在の状況では,初値がついた後は株価は下がっていく傾向にある.
今回もそうなのだが,思ったほどは下げなかった.
何故だろうと思っていたのだが,今回の上場に関する報道やネット上の情報を検索したところ,公募価格の33万円はかなり安めの設定だったという.
業界平均並みのPERで計算すると50万円を超えてもおかしくないとか.
ちなみにPERというのは株価収益率というやつで,株価を一株あたりの利益で割ったもの.PERが低いほど現在の株価は割安ということになる.

で,前回の記事に書いた適正価格20-25万円というのも基本的には同業他社のPERから適当に逆算して出した数値.
前回の分析が適当だからといって,同じような材料を使って2倍の差がでるというのはいくらなんでもおかしい.

ということで,改めて調べてみたところ,どうやら使っている材料が微妙に違っていたらしいことが判明した.

私は平成16年度(第39期)の利益をベースに計算したのだが,この年は台風の被害などで利益がかなり落ちていた模様.
たしかにレデイ薬局のウェブサイトに掲載されている業績推移のグラフをみると,それまで順調に上昇していた利益が16年度だけ急落している.
この年度の利益をベースに計算すると本来のPERよりも高くなってしまうのは当然だ.

そして,多くの分析は平成17年度(第40期)の予想利益をベースにPERを計算しているのだが,これが16年度の2倍近くが予想されているという.
本当かな?と思ったのだが,中間決算での数値を見る限りでは,この調子でいけば達成できそうだ.

できるだけ安く買いたいのだが,この調子ではなかなか買えそうにないなあ.

投稿者 saihide : 10:30

2006年03月17日

紅虎餃子房(中華)

Benitora_1.jpg

ちょっと前のことだが,衣山の紅虎餃子房でランチを食べてきた.
開業したのはずいぶん前だが(調べたら2001年9月っぽい),実はまだ行ったことがなかったのだ.

店内はこんな感じ.

Benitora_2.jpg

もっとゴテゴテした装飾過多の店内を想像していたのだが,意外とシンプル.
中国の食堂をイメージしているんだろうが,確かに香酢とかウーロン茶のCMに出てきそうな感じだな.

11時半から15時まではランチタイムということで日替わり定食が食べられる.
この日は980円の定食が5種類と800円の定食が1種類の計6種類があった.ちなみにどの定食にも餃子がついている.まあ,店名に「餃子」がついているくらいだからな.
酢豚が美味しいという話だったので,酢豚がついた定食があればいいな,と思っていたのだが,残念ながら無かった.選択肢の中から「サクサク揚げ鶏のうま辛ソース掛け」,要するに油淋鶏の定食を注文.

しばらく待っていると,まずはスープと漬物,続いてウーロン茶,油淋鶏とご飯,最後に餃子がやってきた.

Benitora_3.jpg

この手の店は値段のわりに量が少ないので期待してなかったんだけど,意外とボリュームがあるな.
ということで,メインの油淋鶏.

Benitora_4.jpg

油淋鶏は「鶏唐揚げの甘味ソースかけ」といわれることもあるくらいなのでベースは甘いのだが,これまた予想以上に辛かった.伊達に赤くはないということか.
予想以上にボリュームもあって旨かった.

続いて名物の鉄鍋棒餃子.

Benitora_5.jpg

名前のとおり,鉄鍋,というか鉄板ごとテーブルに運ばれてくるのだが,鉄板に持つところがないので,店員さんが置いた位置から動かすことができなかったりする.
ピントが合ってないが,断面はこんな感じ.

Benitora_6.jpg

野菜少なめで肉たっぷり,中に入っているのは春雨かな?
それほど期待してなかったのだが,けっこう美味しかった.

全体の感想だが,ランチで1000円弱となると頻繁に食べるわけにはいかないが,それなりにボリュームもあるし美味しいので,時々食べる分にはオッケーかな,という感じ.
できればウーロン茶なしで850円くらいにしてもらえれば,お財布的にもありがたいのだが.

投稿者 saihide : 01:22

2006年03月16日

ラーメン&焼き飯@松山分校(BlogPet)

昼過ぎはグラハムたちが、松山で広い衣山などを解消しなかった?
またもや麺類ヘビーローテーション状態のある日のこと......................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:38

『からくりからくさ』梨木香歩

染色家見習いの「蓉子」と不思議な人形の「りかさん」は,織物を研究する女子学生「与希子」「紀久」と鍼灸の勉強をしている「マーガレット」と共に,祖母の遺した家で共同生活を始める.
そんなある日,「与希子」「紀久」の実家で「りかさん」と同じような人形が見つかり...

梨木香歩の作品を読むのは6冊目.前回読んだ『沼地のある森を抜けて』の記事を書くときに検索していたところ,よく比較対象にされていた.
それで興味をもっていたところ,タイミングよく連続して借りることができた.松山市立中央図書館所蔵.

読み終わっての感想なのだが,確かに『沼地のある森を抜けて』と比較されるのがよく分かる.

というのも,色々な話がこれでもか!とばかりに詰め込まれているのだ.
登場人物の設定から草木染めや東西の織物の話がでてくるのは当然なのだが,野草料理や古典的意匠に関する考察,能面,日本的なイエ制度,民族紛争などなど.
一見無関係に思えるような材料も,しっかりと話の中に織り込まれているので,話の振幅は大きいものの,支離滅裂にはなっていない.

内容的には,『沼地のある森を抜けて』よりも分かりやすい.しかし,読んでいて「女の世界」という文字が頭の中に浮かんでいた.紬の織り手とかイエ制度の話があったためだろうか.男性が読んでも面白いとは思うが,女性の方が共感できるかもしれない.

最初に読んだ『村田エフェンディ滞土録』と次に読んだ『家守綺譚』が話としてはシンプルだったのだが,『沼地のある森を抜けて』と本作のことを考えると,この作家,材料をたくさん詰め込むタイプなのだろうか.

投稿者 saihide : 06:50

2006年03月15日

『水滸伝 朱雀の章』北方謙三

北方謙三による『水滸伝』の第17巻.松山市立中央図書館所蔵.

本巻では童貫率いる禁軍との対決・休戦・再対決,遼への工作,致死軍・飛竜軍の死闘決着,などが描かれている.

北方水滸伝も残すところ,今巻を含めてあと3冊.
水滸伝ということで主要登場人物が108人以上いるわけだが,結構な数が既に死亡.
今巻でも主役級の登場人物がお亡くなりになっている.

そのほとんど全てが戦死または暗殺による死亡なわけだが(例外は転落死の1名のみ?),ちょっと前に冒頭の死亡者リストを数えていて疑問に思ったことがある.

「108人もいて,これだけの人数が死んで入れば,一人くらい病死してもいいんじゃないか?」

いちおう,梁山泊には名医がいるという設定なので,病死の確率は一般よりも低いのかもしれないが,この名医も万能ではない.

そういえば,108人の好漢の中で,胃がんっぽい病気のキャラがいたけど,あれも病死じゃなくて戦場で華々しく戦死だったよな.
前巻で死亡した柴進も病死っぽいけど実際には毒殺だったし.

以前から死にそうで今巻で死亡したキャラは初の病死者といえば病死者なのだが,これも病気の原因は拷問だしなあ.

とか思っていたら,思ってもいないキャラが病死.
...と思ったら,とんでもない結末が.

うーん,「男の世界」には病死という概念がないのだろうか?

投稿者 saihide : 01:11

2006年03月14日

彩果の宝石

SaikaHouseki_1.jpg

ちょっと前のこと.ネットをうろついていて,「彩果の宝石」というゼリーの存在を知った.
それまで見たことも聞いたこともなかったのだが,手土産界(あるのか,そんな界が?)ではそれなりにメジャーな存在であり,かなりの高評価を得ているらしい.

埼玉のトミゼンフーヅという会社が製造販売しているのだが,百貨店の中でも三越でだけは買えるとのこと.
さっそく松山三越のページで検索してみると,デパ地下に入っていた.うーん,そんな店,あったかなあ?
と疑問を抱えつつ,休日の三越へ.

冒頭に写真があることから予想できるように,特に問題もなくゲット.
店頭には色々な種類のゼリーがあったのだが(30種類以上あるらしい),諸般の事情から,今回食べたのはメロン,グレープフルーツ,梅の3種類だけ.

まずメロン.

SaikaHouseki_2.jpg

写真では分かりにくいが,大きさは一口大.
どれも個別包装になっているのだが,袋を開けると,かなり強烈にメロンの香りがする.こう書くと食品添加物バリバリなのかと思ってしまうが,どうやら食品添加物は全く使っておらず,成分も約50%が果汁らしい.
形はへたのない網つきメロンを模しているようで,表面には砂糖がまぶしてある.そういえば,昔の駄菓子屋でこういう外見の飴を売ってたな.
では,実食.



食感はお茶菓子のゼリー(オブラートみたいなのに包まれた四角いやつ)よりは弾力があるけど,グミほどではない,という感じ.
味はメロン.というか,メロンとしか書きようがない.個人的には表面の砂糖はない方が味わいが上品になって圧倒的に美味しいと思うけど,このままでも充分美味しい.

続いてグレープフルーツ.

SaikaHouseki_3.jpg

こっちはメロンほど香りがないかな.
果物の形状を模してあり,表面に砂糖がまぶしてあるというのは一緒.
味は,これまたびっくりするくらいグレープフルーツ.甘酸っぱさだけでなく,ほんのわずかに苦味を感じるところまでグレープフルーツ.でも,これも砂糖はなくてもいいと思う.

最後は梅.

SaikaHouseki_4.jpg

袋ごしではメロンとの違いが分かりにくいが,表面に網がないという違いがある.やっぱり砂糖つき.香りはメロンほどではなく,鼻を近づけると「あっ,梅だ」という感じ.
味は,これまた梅.最初はそれほど梅っぽくないかなと思ったけど,噛み締めていくうちに梅の味がどんどん強くなっていく.これまた砂糖は不要か.

全体的に,果汁をこれでもかと使って作ったゼリー以上でも以下でもないので,飛びぬけて美味しいというわけではない.しかし,地味に美味しい.
その地味な美味しさと,果物を嫌いな人は少ないこと,そして日持ちも結構するということが相まって,手土産界で確固たる地位を築いたのだろう.

ただ,砂糖はやっぱり不要だと思うのと,一個一個の味がかなり濃厚なため,まとめて食べると食べ終わった後に口の中が訳分からん状態になった(特にグレープフルーツが強力?).連続して5個も食べるのはオススメできないので注意しよう.


・おまけ
彩果の宝石の評判を検索していたところ,「口の中で溶ける」との表現があった.
チョコレートじゃあるまいし,と半信半疑なまま,口の中に入れて噛まずにいたところ(かなりの意志力が必要だった),かなりゆっくりとしたペースではあるが,確かに溶けていった.
調べてみたところ,融点が高い寒天に比べてゼラチンは30度を超えると溶けるらしい.
ということは,このゼリーは寒天じゃなくてゼラチンを使っているということか.

ついでに調べてみたら,ゼリーの原材料を比較しているページが見つかった.
これを見る限りでは,口の中で溶けるのはゼラチンを使ったゼリーだけのようだ.

投稿者 saihide : 00:01

2006年03月13日

モスの日

Mos_Thanks06_1.jpg

先日モスバーガーに行った際,店内にモスの日の案内が掲示されていた.
モスバーガーの第一号店ができたのが1972年3月12日だったそうで,それを記念して毎年3月12日はモスの日になったそうだ.
モスの日に店に行くと,先着順でプレゼントがもらえる.プレゼント内容は花の栽培キットというのが恒例らしく,2005年はひまわりで,今年は日々草だとか.
花を育てることにはそれほど興味はないのだが,せっかくなので行ってみることにした.

と思っていたのだが,12日は朝から雨.
天気予報によると,午後には雨が止むような感じだったが,プレゼントは先着順.午後になると無くなっているかもしれない...

仕方ない.雨の中を行くか,自転車で

ということで,傘を差しながら自転車をこいで,三津浜の緑モスまで行ってきた.
これでプレゼントがなくなっていたら最悪だなあと思ったが,無事にゲット.
そこで朝食を済ませ,再び雨の中を自転車で自宅まで.
途中で買い物に寄ったりもしたのだが,自宅に着くころには雨は上がっていた.あと1時間待っていれば,雨の中を走る必要はなかったのか(涙).

で,もらってきたブツがコレ.

Mos_Thanks06_2.jpg

箱の各面に育て方など色々と書かれている.
中身はこんな感じ.

Mos_Thanks06_3.jpg

ココヤシの繊維を使った鉢,土(モスバーガーで出た野菜くずから作った堆肥入り),日々草の種,ネームタグが入っている.

育て方を読むと,種まき時期は4月から6月らしいので,今のところはこれ以上展開できないけど,4月に入って,ちょっと暖かくなってきたらやってみよう.
ちなみに育つと,こんな感じの花が咲いては落ち,咲いては落ち,と日替わりで新しい花が咲くらしい.
ちょっと想像しにくいんだが,実物を見るのが楽しみだ.

投稿者 saihide : 00:05

2006年03月12日

ライスバーガーカツカレー@モス

MosRiceCurry_1.jpg

この春に卒業する学生さんを囲んでの麻雀大会が終わった後,その学生さんの車で三津の緑モスに行ってきた.
モスバーガーに行くのは先月初頭以来だったのだが,いつの間にか新しい期間限定メニューであるライスバーガーカツカレーが始まっていた.
ということで,もちろん食べてみた.

そういえば,この緑モス,開店当初にやってきたのだが,メニューが普通のモスバーガーと同じだったのにショックを受けて,入店せずにそのまま帰って以来だなあ.

ということで,店の中に入るのは初めてだったのだが,

MosRiceCurry_2.jpg

木の素材感を活かした雰囲気は東環状線の緑モスと同じなのだが,構造がかなりゆったりしている.
これは,元々通常のモスバーガーだったのを改装した東環状線の店舗と,最初から緑モスとして設計された三津店との違いなのだろう.

で,問題のライスバーガーカツカレー.

MosRiceCurry_3.jpg

ライスバンズにトンカツ&キャベツの千切り,そこにカレーソースという,キャベツを除けばまさにカツカレーという構成.ちょっと違うのは,マカロニが入っていることか.

で,味のほうだが,一口めの感想は「まさにカツカレー!」.ちゃんとしたカレーの味だし,カツもサクッとしていてボリュームもある.マカロニのプルンとした歯応えもアクセントになっていていい感じだ.

「なかなか旨いし,これはヒットだな!」とパクパク食べていたのだが,食べていくうちに問題発生.
これは食べ方の問題なのか,それとも構造上の欠点なのか微妙なところだが,食べ初めの頃はカレーソースもマカロニもあるのだが,食べ進めていくにつれて,カレーソース&マカロニがなくなってくるのだ.
なので,最終的には「ライスバーガーカツカレー」ではなく,カレー抜きの「ライスバーガーカツ」を食べている感じになってしまったのだ.
カツの食感や味は良いし,微妙に味も付いてはいるのだが,もうちょっとカレーソースをたっぷりかけてもらいたかった.

投稿者 saihide : 01:01

2006年03月11日

木徳神糧の株主優待

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木徳神糧から株主優待が届いた.
そろそろ届く時期なんだが,ちゃんと届くかな?と思い始めていた矢先だったので,一安心だ.

kitoku_0603_2.jpg


中身は相変わらず「米浪漫 饗宴(うたげ)」なる2合ずつのお米が16袋,合計4.8キロだ.

で,こちらも相変わらず自宅で米を炊かない生活が続いているので,在庫がどんどん貯まっている.
このところ,下宿の学生さんに配ったりしているので,それなりに減ったのだが,まだまだ残っている.
やはり心を入れ替えて,自宅で米を炊く生活をおくるしかないのだろうか.

せっかくもらったお米なのだが,そういう事情なので,味はよく分からない.しかし,どうやら好評なようで,今回は通信販売のお知らせが同封されていた.

kitoku_0603_3.jpg

小分けにされているので,少人数の家庭には便利なことは便利だからね.


・おまけ
先日,ちょっと気になったので「木徳神糧 株主優待」でgoogleのイメージ検索をかけてみたところ...
ここまできたら,完全制覇したいところではあるが,ちょっと無理だろうなあ.とりあえず2ペーめに追いやることを当面の目標にしよう.

投稿者 saihide : 09:11

2006年03月10日

ラーメン&焼き飯@松山分校

またもや麺類ヘビーローテーション状態のある日のこと.

またもや衣山の松山分校に行った.
これまで行ったのは2回とも昼過ぎだったのだが,今回は夜.しかも21時過ぎという結構遅い時間帯だったのだが,今までで一番混雑していた.もしかして夜がメインなのか?

それはともかく,前回食べて感じた疑問を解消するべく,通常のラーメン(520円)とセットではない焼き飯を注文してみた.

まずはラーメン.

BunkouNormal_1.jpg

うーん,今まで食べていた分校ラーメンに比べると,何だか寂しいな.
比較のために分校ラーメンの画像も掲載してみる.

BunkouYakimesi_2.jpg

大きな違いは海苔の有無だろうか.この写真では分かりにくいがチャーシューが通常のラーメンは2枚,分校ラーメンは3枚という点も違っている.
あと,分校ラーメンのほうが表面に浮いている油分が多い.これは分校ラーメンのほうには揚げニンニクが入っているのとも関係しているのだろうか.

味は,見た目どおり,通常のラーメンのほうがアッサリしている.といっても,どちらもトンコツなのでアッサリと言っても通常のラーメンに比べると圧倒的にコッテリなのだが.
しかし最大の違いは,分校ラーメンのほうは食べ始めにはちょっと臭みを感じても食べているうちに気にならなくなるのに対して,通常のラーメンは最後まで臭みを感じたことだろうか.
条件的には分校ラーメンのほうが臭みが残りそうなものなのだが,そうならないのは揚げニンニクでトンコツの臭みが飛ばされているんだろうか.


続いて焼き飯.

BunkouNormal_2.jpg

相変わらず高菜がたっぷり入っていて美味しそう.
ちなみに焼き飯セットだと200円で,単品だと480円.つまり値段的には2倍以上違っている.
その場では量が2倍以上あるようには見えなかったので,これだったらセットの方がお得かなあと思いながら食べていたのだが,これが結構な量だった.
比較のために前回食べた焼き飯セットの焼き飯の写真も載せておこう.

BunkouYakimesi_3.jpg

縮尺が違うので2倍あるかどうかの比較は難しいが,盛りの形状が今回の単品焼き飯の方がこんもりしているのが分かる.

総評だが,個人的には+50円になっても通常のラーメンよりも分校ラーメンの方が好きだ.
チャーシューが増えようが海苔が載ってようが別にどうでもいいのだが,臭みを感じなくなるという一点だけで+50円の価値が個人的にはある.
焼き飯については,セットでも単品でも味は同じで量が違うだけなのだが,値段ほど量が違うとは思いにくいので,セットの方がお得だろう.
ラーメン類+焼き飯小では量的に足りないというのであれば,替え玉かライスまたはおにぎりを追加注文すれば,ラーメン類+単品焼き飯よりも金額的には低く抑えられる.
もちろん,焼き飯の味が好きだという方は単品焼き飯でいいだろうけど.

投稿者 saihide : 04:13

2006年03月09日

ナンピン買い(BlogPet)

きょうは株とか値下がりしたかった。
きょうさいの、ドアが取引ー!


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:34

『水滸伝 馳驟の章』北方謙三

北方謙三による『水滸伝』の第16巻.松山市立中央図書館所蔵.

本巻では戦力増強のための時間稼ぎと暗殺者との対決,童貫率いる禁軍との初対決などが描かれている.

この北方水滸伝,ときどき意味不明なタイトルが出てくるわけだが,今巻の「馳驟」もそう.

googleで検索してみると,約393件がヒットするのだが,ほとんどがこの北方水滸伝16巻.
ごく少数の例外は漢文を扱っているようなページで,日常生活では全く使わない単語だといっていいだろう.
ちなみにgooの国語辞典で調べてみたところ,馳驟とは「(馬や馬車で)駆け回ること」だそうだ.

なお,「驟」という字は「驟雨」という単語(「強いにわか雨」くらいの意味)で使われているのを見かけることはある.ちなみに,この字を入力するときも「しゅうう」で変換してから「雨」を消している.
しかし,それ以外で使われることはほとんどない字だろう.単独で使うと,送りがなに「く」をつけて「うごつ-く」と読む.「動く,うごめく」という意味だそうだが,「驟く」と書いて「うごつく」と読める人はどれだけいるのだろうか...

投稿者 saihide : 07:49

2006年03月08日

でゅえっと(スパゲティ)

duet_1.jpg

麺類ヘビーローテーション状態のある日のこと.
松山の味として評判の高い,松山市駅前のでゅえっとに初めて行ってみた.
というか,松山に来て6年目なのに,どうして行ってなかったんだろう?

人気店&市駅前ということで,12時過ぎは混雑するだろうと思い,そのピークが過ぎたころに行ってみたのだが,それでもお客さんはたくさんいた.

一人だったので入り口付近のカウンター席に案内されたのだが,ここだけで判断するとかなり狭く感じる.
しかし,3月号のbitに掲載されていた紹介記事の写真からすると,奥はかなり広い模様.一説によると二階席まであるとのこと.

で,カウンター席に座ったので,厨房の様子がよく見える.
厨房のなかには白衣を着た男性が2人いて(親子?),年配の男性の方が下準備をし,若い方が仕上げるという分業体制をとっているようだ.
その下準備をしている方だが,

duet_2.jpg

中華なべ一杯に麺を入れ,ダイナミックにあおっている.
あれ,中華なべ? ここはスパゲティの店のはずだが...
よく見てみると,中華なべではなく巨大なフライパンだったのだが,それで下準備をしている様子はほとんど中華料理店.

ネットでは店内にはジャズが流れていて雰囲気がいいということだったのだが,確かにジャズは流れていたものの,入り口付近のカウンター席は人の出入りが頻繁にあるし,目の前で中華料理店っぽい様子が展開されるため,決して落ち着いた雰囲気とはいえなかった.

料理の方だが,タイトルを「でゅえっと(ミートソース)」としようと思ったくらい,スパゲティ・ミートソースが有名.
お客さんの注文のほとんどはミートソースで,ミートソース以外の注文は時間がかかるとメニューに記載されているくらいだ.
ということで,もちろんミートソースを注文.

「でゅえっと=ミートソース」と同じくらい有名なのが,「でゅえっと=量が多い」こと.
通常サイズとSサイズがあるのだが,この通常サイズが一般の店の大盛りくらいの量らしい.
だったら,大盛りと普通にすればいいような気がするのだが.うん? 量が多くても通常サイズということは,メニューには載っていないけど大盛りも可能ということなのだろうか?
ともかく,今回は通常サイズ(840円)を注文しておいた.

注文すると,サラダがでてきた.

duet_3.jpg

最初はランチタイムのサービスかとも思ったのだが,常に付いているようだ.

厨房の中でダイナミックに振られる中華なべっぽいフライパンを見ながらメインが出てくるのを待っていると,大盛りっぽいオーダーがとおって.やっぱり大盛りが存在するみたいだ.

そのまま待っていると,すごい量のスパゲティが載った皿が運ばれていった.もしかしてアレか,アレがくるのか?

期待と不安がひとつになって,今か今かと待っていたところ,ついにやってきた.

duet_4.jpg

...多い.確かに一般店の大盛りくらいの量はあるかもしれない.でも,さっき見たアレに比べると,普通に見えてしまう.

横から見てみる.

duet_5.jpg

前評判どおり,確かに山盛りになっている.
でも,さっき見たアレに比べると...

量のことはさておいて,味の方.
アルデンテなどは完全に無視した茹で加減,甘めのミートソース,これも前評判どおり.
甘いという情報は仕入れていたのだが,辛さもちょっと含まれている.
ときどき香ばしいというか,よく焼かれて硬くなった部分などがあって,固焼きそばを彷彿とさせたりもする.そう思って厨房の下準備を見ていると,ときどき中華なべ,じゃなくてフライパンに油を注いでいる.ますます中華料理っぽいな(笑).

全体的な感想だが,「イタリア料理店のパスタ」ではなく「喫茶店のスパゲティ」と考えるべきで,松山で有名な店という情報だけを仕入れて食べた人は拍子抜けすると思う.
しかし,喫茶店のスパゲティ,特にハムまたはソーセージ,ピーマン,玉ネギが入っていてケチャップで味つけされたナポリタンが根強いファンを持っているように,これも時々食べたくなるような味だ.
今度行ったときは大盛りに挑戦するべきなのだろうか.でも,通常サイズで840円,Sサイズで600円程度だから,大盛りだと1000円くらいになるのかな.もうちょっと安いと嬉しいんだが.

投稿者 saihide : 00:22

2006年03月07日

いってつ庵(うどん)

Ittetuan_1.jpg

先月の中旬から今月初頭にかけて,諸般の事情で外食がいつもよりも多く,それもなぜか麺類ばかり食べていた.
また,自宅でも買い置きのカップ麺や株主優待で届いた麺類ばかり食べていた.

そういう状況下でのとある休日.
またもや昼食を外で食べることにしたのだが,さすがに麺類に飽きていたこともあり,無性にカツカレー,それもカツがボリュームのあるやつが食べたくなった.
どこか良い店はないかなと考えたところ,思いついたのが「いってつ庵」.
のれん&カンバンに大きく書かれているように基本的にはうどん屋さんなのだが,カツ丼などの丼物もあるし,カレーうどんもある.カツカレーもあったような気がする.

ということで,念願のカツカレー.

Ittetuan_2.jpg

おおっ,上にボリューム満点のカツが載っているぞ.
しかし,ジャポニカ米にしては,えらく太くて長いひも状の米だなあ.



ええ,そうですとも,カツ丼もカレーうどんもあったのに,カツカレーはありませんでしたとも(涙).
あったのはカツカレーうどんだけ

実は別にご飯を注文して,うどんを食べ終わった後に投入,むりやりカツカレー(withうどんダシ)を作ろうかと思っていた.
しかし,このいってつ庵,うどんの玉数が2玉までなら通常料金というシステム(カツカレーうどんの場合は840円)なので,お約束どおり2玉でお願いしたところ,うどんをある程度食べた時点でそれなりにお腹がふくれてしまい,ご飯を食べる気がなくなってしまった.

ということで,カツのボリュームはあったし,カレーも美味しかったので,当初の目標はおおよそ達成できたものの,またもや麺類を食べてしまった休日の昼下がりだった.


・おまけ
個人的には昆布うどん(2玉)のコストパフォーマンスがいいと思う(確か600円しなかったはず).
通常のうどんダシにトッピングの昆布の旨みが加わって美味.2玉だと食べ甲斐もある.

投稿者 saihide : 00:50

2006年03月06日

松山城ロープウェイ駅舎

RopeWaySt_1.jpg

毎週ポストに入っているタウン誌を読んでいたところ,松山城のロープウェイ駅(正確には松山城ロープウェイ東雲口駅舎らしい)が完成記念式典が3/5の朝に行われるという情報が載っていた.
長い間工事していたけど,ようやく完成したのか.
式典自体は朝から行われるので行く気はしなかったのだが,街の方に出かける用事があったので,そのついでに覗いてきた.

入り口から入ったところはこんな感じ.

RopeWaySt_2.jpg

三階までのエスカレーターがあるのだが,巨大な吹き抜け&ガラス張りになっている.
西向きじゃないだけマシかもしれないが,この構造,夏場のエアコン代がかなり高くなりそうだけど,大丈夫かな...

このエレベーターに乗らずに1階を先に進むと,

RopeWaySt_3.jpg

こういう場所に出る.ロープウェイやリフトのチケットも買えるのだが,メインは観光案内のようだ.写真を撮るのを忘れたが,この左側には観光スポットのパンフレットが多数揃えられている.

1階は一通り見学したので,エレベーターを使って2階へ.
2階の東側は屋外デッキになっている.完成記念式典の一環なのか,フォークギターの弾き語りをやっていた.
まあ,それ自体は不思議なことでもなんでもないのだが,ギターをかき鳴らしながら「ミジンコー! ミジンコー!」と連呼していたのは不思議以外の何者でもなかった.嘉門達夫系?

気を取り直して西側へ.
ホールっぽいスペースになっていた.

RopeWaySt_4.jpg

写真左側にあるオブジェのせいで狭く見えたが,あのオブジェをどかせば,それなりに広いのだろう.
奥に並んでいるパネルには松山城の写真が飾られていた.どうやらコンクールがあったらしい.
あまり時間がなかったので,ざっとしか見れなかったのだが,その中に,タヌキの格好をした人が観光客に混じって城内を歩き回っている写真があった.
写真を撮るためにタヌキの格好をした人を集めたのか,それともそういうイベントがあったのか...
その隣では松山城のCGを使った説明フィルムが上映されていたのだが,案内図によると,これが会議室のようだ.


こんな感じで2階も制覇したので,3階へ.
基本的に3階にはリフトとロープウェイ乗り場しかないのだが,

RopeWaySt_5.jpg

壁面に埋め込まれたショーケースの中にしゃちほこ像が並んでいた.
説明書きによると,これまで松山城の天守閣に設置されていたしゃちほこ像らしい.
たまたま聴こえてきた他のお客さんへの説明によると,口が開いているか閉まっているかでオス・メスの区別があるらしい.いわゆる阿吽だな.


謎の武将.

RopeWaySt_6.jpg

読めないかもしれないが,「ようお出でたなもし!」と一まず歓迎しておきながら,「あなたは,この城を攻められるか!」と挑戦的なセリフで〆た高札を持っている.


3階からも外に出られるようなので,出てみた.

RopeWaySt_7.jpg

上は東雲神社に続く道で,下は先ほどの屋外デッキに続いている.
そのまま1階まで降りることもできそうだったので,そちらで降りてみた.
またミジンコについて歌っているのだろうかとドキドキしたのだが,今度は普通の歌を歌っていた.

全体を見ての感想だが,建物はそれなりに立派なのだが,単なる駅としてだけ使うのならオーバースペック以外の何者でもない.
それ以外の目的のために使うことを想定しての施設だろうから,いろんなイベントなどで利用してもらいたいものだ.
しかし,そのためには利用料金が微妙に高いような気がしないでもない.市の財政事情もあるのだろうが,一度作ってしまった以上,ランニングコストさえ賄えれば充分だと思うのだが...


・おまけ
駅舎が完成したというので,ロープウェイ街の工事も終わったと思っていたのだが,こちらはまだ続いていた.
大学から街に出かけるときによく通るので,早く工事が終わってくほしいのだが...

投稿者 saihide : 00:01

2006年03月05日

ひぎりやき

HigiriYaki_1.jpg

ちょっと前のこと.同僚の教員と話していて,ひぎりやきのことが話題になった.
松山に来て6年目になるが,未だに食べたことがない.これは一度食べておかないと.
どうせなら本店で食べることにしよう,ということで,松山市駅前にあるひぎりやきの店に行ってきた.

実は今までに何度か食べてみようと思って店先を覗いてみたことはあるのだが,いつも鉄板の上に焼きあがったものがない状態だった.
食べるとしたら1-2個なのだが,それだけのために焼いてもらうのも心苦しいので,そのたびに諦めて帰っていたのだ.
そのことを愛媛出身の同僚に話してみると,実は焼きあがったものが布に包まれて隠されているので,一つだけ注文しても全然大丈夫だという.そうだったのか...

ということで,胸を張って一つだけ注文.
店の人も嫌な顔一つせず,箱のようなところから出してくれた.

HigiriYaki_2.jpg

松山生活6年目にして,ひぎりやきと初対面.

この形状のお菓子は全国津々浦々にあるのだが,さまざまな名称がある.
私の生まれ育った場所では「回転焼き」とか「太鼓饅頭」,後になってからは「御座候」(実際には商品名だが一般名称としても使用されていた)と呼ばれていたのだが,「今川焼き」というのが正式名称,というか元祖の名前らしい.
身近なお菓子でありながら全国的にさまざまな名前があるためか,よくネタにされているようだ.定番のページはまぼろし食料品店 第6回と,二重焼き、大判焼き、今川焼きのようだ.字をたくさん読むのが面倒な方は,御座候CMの今川焼き編をどうぞ.

ちなみに,私が知っている太鼓饅頭はもうちょっと大きい(御座候はもっと大きかったような気がする),というか厚みがあって,こんな風に焼印が押されていない.

ちょっと潰れてしまったが,中身はこんな感じ.

HigiriYaki_3.jpg

まあ,普通のつぶあんだな.
では,いただきます.



私が知っている太鼓饅頭に比べると,かなり皮がパリッとしている.
もっとしっとりしたものを想像していたんだが,これはこれで香ばしくて美味しいな.ちなみに1個70円.

今回は普通のつぶあんだったが,他にクリームや季節限定のものもあるようだ.今度は違うものも食べてみよう.

なお,店頭にあったチラシっぽいものを持って帰ってきたのだが,これを読むと,あの店は澤井本舗(公式ページがないのでe-komachiのページにリンク)といい,「ひぎりやき」というのはこの会社が持っている登録商標のようだ.
あと,このチラシにはおいしい食べ方も掲載されているのだが,その中にひぎりやきを油で素揚げするというのがある.かなり興味があるのだが,揚げ物は後始末が面倒だからなあ...

投稿者 saihide : 03:20

2006年03月04日

びいどろ(ちゃんぽん)

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けっこう前のこと.
午後から仕事で街に出かける用事があったので,以前チャレンジしたけど混雑のために泣く泣く諦めたちゃんぽん屋「びいどろ」に行ってみることにした.
場所は大街道の無印良品が入っているビル(正式名称は久保豊第一ビルというらしい)の1階.
やっぱり混雑していたのだが,タイミングよく席が空いたので,今回は入店することができた.

店内はこんな感じ.

biidoro_2.jpg

お隣の蕎麦屋さん(=まろ)は狭いと思っていたら実は広かったのに対して,ここは見たとおり狭かった.
その狭い店内にギッシリとテーブルが並んでいる.最大で20人くらいは座れそうだ.
店員さんは男性1名と女性2名だったような気がする.

メニューはちゃんぽんだけかと思っていたのだが,皿うどんや焼き飯などもあった.
ここはちゃんぽんを食べるべきだろう,ということでちゃんぽんは決定.
しかし,ちゃんぽんにも普通のちゃんぽんと特製ちゃんぽんの二種類があった.
忙しそうだったので,特製ちゃんぽんがどういうものかは聞けなかったのだが,値段が結構違う.正確には覚えていないが,150-200円は違っていたはず.
ちょっと悩んだ結果,ここは無難に普通のちゃんぽん(670円)を注文することに.

けっこうお腹が空いていたので,ちゃんぽんだけでなく,ライスも注文しようかと思っていたのだが,出てきたちゃんぽんは結構なボリューム.

biidoro_3.jpg

アップでしか撮っていないので全体のサイズは分かりにくいかもしれないが,器自体は通常サイズ(ちょっと大きめかも).しかし,その上に野菜が山のように積み上がっている.
うーん,これは食べ応えがありそうだ.

ということで,いただきます.
まずはスープを飲んでみる.うん,ちょっと濃いめの味つけで,かなり美味しいぞ.
野菜も適度に歯応えがあるし,それ以外の具材(イカ,じゃこ天など)もけっこうな量があって,特にイカが美味しかった.
麺は普通のちゃんぽん麺かな.
全体的に,私好みのちゃんぽんで,かなり満足した.欲を言えば,600円くらいに価格を抑えてもらえれば,もっとありがたいのだが,大街道の一等地という場所柄,値段を下げるのは難しいだろうなあ.

ちなみに,他の人が注文した特製ちゃんぽんをさりげなく見てみたところ,エビが入っていたような気がする.エビは嫌いじゃないが追加料金を払うほど好きではないので,普通のちゃんぽんで私はいいかな.

などと思っていたのだが,この記事を書くために検索していたところ,特製ちゃんぽんは量が多い,それも完食すると気分が悪くなるくらい多い,というページが1件だけヒットした.
そ,そんなに多かったかなあ? これは一度試してみねばなるまい...

投稿者 saihide : 01:18

2006年03月03日

『沼地のある森を抜けて』梨木香歩

化学メーカーで成分分析を仕事にしている「私」は,心臓麻痺で突然死した叔母からマンションと共に「ぬか床」を相続することになった.
先祖代々伝わってきたそのぬか床は相性の合わない人に世話をされると呻くというのだが,相性が合ったのか,美味しいぬか漬けができあがる.
しかし,ある日,そのぬか床の中からなぜか卵が現れて...

梨木香歩の作品を読むのは5冊目だが,小説としては3冊目になる.現時点での作者の最新刊でもある.松山市立中央図書館所蔵.
で,読み終わっての感想なのだが,なんというか,まあ,すごい小説だった.

最初はコメディっぽい話なのだが,途中でホラーになり,さらにはファンタジーが挿入され,伝奇物になり,ロマンス小説でもあるという,すさまじい展開をする話なのだ.
しかも,小説のジャンルが変わっていく一方で,ぬか床の世話の仕方から菌類,化学物質,生物学,進化論,フェミニズムなど,話の内容も縦横無尽に飛びまくる.
こう書くと,かなり支離滅裂な話のように思われるかもしれないが,不思議なことに支離滅裂という印象は受けない.

ただし,作者が言いたかったことを理解できたかというと,「分かったような,分からなかったような」というのが正直なところ.
『ぐるりのこと』での問題提起(危機感)に対する作者の答えが提示されているらしいんだが,そうなのか?
結局,○○を解消することはできないけど,それに絶望することなく努力しよう,というのが『ぐるりのこと』における作者の意見だと思ってたんだけど,ラストを単純に受け取ると,そうでもないようにも読めるしなあ...

投稿者 saihide : 00:03

2006年03月02日

スノーボードクロス@NHK BS(BlogPet)

きょうは競技したよ♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:38

分校やきめしセット@松山分校

BunkouYakimesi_1.jpg

昼過ぎに衣山のあたりにいたので,前回行って美味しかった松山分校で昼ごはんを食べることにした.
前回はライスと餃子のついたセットだったので,今回はやきめしセットを注文してみた.+200円でやきめし小がついているセットだ.

BunkouYakimesi_2.jpg

まずは前回と同じく分校ラーメン.
食べ始めはトンコツ特有の臭みを少々感じるが,食べているうちに気にならなくなってくる.相変わらず美味しかった.

ラーメンが出てきてしばらくしないうちに,やきめしも登場.

BunkouYakimesi_3.jpg

高菜がたくさん入っているので,高菜チャーハンというやつになるのだろうか.
高菜チャーハンを食べるのは初めてだけど,高菜特有の歯応えとさっぱり感があって美味しいもんだな.
これで小サイズだというが,それなりの量がある.今回食べたのが小サイズで200円,並サイズだと480円だから,並サイズだとこれの2倍以上の量? それってかなり多いような... これは一度試してみないといけないな.

一度試してみるといえば,今回のラーメンは前回同様,分校ラーメン(570円)だったのだが,これ以外にシンプルなラーメン(520円)も存在している.こちらも一度は注文して食べ比べてみないとな.

投稿者 saihide : 02:10

2006年03月01日

2月のアクセス数ランキング

これまでは検索語のランキングだったが,ページごとのアクセス数が簡単に出せるようになったので,装いも新たにスタート.

検索語件数コメント
生麺工房鎌倉パスタ469中央通りのサンマルクがパスタ屋になったようだが,あれはサンマルクとは関係ないのか?
インディアンカレー(カレー)465就職活動で大阪に行った際に食べてくる学生さんが増えてる模様
カルフール東大阪413もう書くことがないです
北極星(オムライス)228先月に続いてランクイン
勝岡免許センター180春休みに入ったので,3月もランクインするだろうなあ
だるま 支店(ジンギスカン)132春休みで旅行に行く関係だろうか
bit(フリーマガジン)109MS-IMEさまによると,「ときめく」と「時めく」では意味が違うらしい
魚一心@ロビンソン(回転寿司)107ちょっと意外.これも春休み効果のためか?
マフラー@Burberrys82ブランド物に興味がある人はやっぱり多いんだろうか
Cafe Take Five(サンドイッチ?)80他の記事よりも読まれているということは気になっている人が多かったのかな?

ということで,2月の崔研究室 仮営業所は「鎌倉パスタ」「インディアンカレー」「カルフール東大阪」なサイトだった.
県内ネタが3,県外ネタが6,場所関係なしのネタが1,となっている.もうちょっと県内ネタでランクインするものが増えてもらいところだ.

投稿者 saihide : 02:48