2006年04月30日

春雨中華海老カツバーガー&カレースープ@緑モス

HarusameCurry_1.jpg

そういえば,モスの新しい期間限定バーガーを食べに行ってないなあと思ってモスバーガーのウェブサイトをチェックしたところ,4/29はみどりの日ということで,リサイクルせっけんがもらえるとあった.これは行くしかないだろう.

ということで,三津浜の緑モスまで行ってきた.
せっけんプレゼントは先着100名のようだが,朝方に行ったこともあって問題なくゲット.

さて,次なるターゲットは期間限定バーガーである春雨中華海老カツバーガー(380円).

HarusameCurry_2.jpg

このところ,マクドナルドのえびフィレオのCMを見かけることが多いんだが,この時期に同じ海老を使った期間限定製品をぶつけるというのは意図的なものなんだろうか.
ともかく食べてみよう.



うーん,春雨部分が冷たくて,海老カツ部分が熱い.
この温度差自体はモスバーガーにはよくあることなんだけど,冷たいのがいつものソースや野菜ではなくて春雨なのが違和感アリアリだなあ.

中華ソースの味はいいと思うけど,春雨の味も微妙というか,味がハッキリしないというか...
海老カツも海老がプリプリしていて美味しいとは思うんだけど,私自身が「カツにするならフライか天ぷらにしてくれ!」と考えるタイプなので,個人的にはイマイチかな.

海老カツが好きな人にとっては美味しいのかもしれないが,そういう人はベーシックな海老カツバーガーを食べるだろうから,中華ソース(甘めのチリソース?)の味が好きか,春雨が好きな人くらいにしか勧められないかなあ.


ウェブをチェックした際にもう一つ新製品が出ていたことを知ったので,そちらも注文してみた.
すいとんと4種の豆のカレースープで,こちらは緑モス限定商品.

HarusameCurry_3.jpg

あれ? ウェブで見たときはもっと具が入っていたような気がするんだが...
ということでスプーンですくってみると,

HarusameCurry_4.jpg

おお,底にはちゃんと沈んでいたようだ.
スープまみれになっていて分かりにくいが,スプーンから横に飛び出しているのがすいとんで,そのほかにも色とりどりの豆が入っている.

で,食べてみての感想だが,モスでカレーというとナンカレードッグのときの容赦のない辛さが頭にあったので本格的な辛さを想像していたのだが,それほど辛くない.
カレーを食べた感想としてはどうかと思うが,初めて口にしたときの率直な感想は「えらくクリーミーだな」というもの.これだったら辛いものが苦手な人でも食べられるかな,と思ったら,やっぱり食べたあとにはカレーの風味と辛さがやってくるので,このあたりは「さすがはモス」というところか.

すいとんもモッチリしているし,豆も美味しいのだが,460円という値段のことを考えると,ちょっと具が少ないかな.特にカレースープとなると,ジャガイモなどでボリュームたっぷりというイメージがあるだけに,余計にボリュームのなさが目立ってしまうような気がした.


・おまけ その1
まだ発売したてなので春雨中華海老カツバーガーの感想はあまりネット上には存在していなかったのだが,検索中に各社の海老バーガーを比較したページを見つけた.
これによると,モスバーガーの海老カツバーガーは初代海老王になるくらいのクオリティらしい.
うーん,海老カツはそれほど好きというわけではないんだが,初代海老王と聞くと,食べないわけにはいかないだろうなあ.一度チャレンジしてみるか.

・おまけ その2
冒頭の写真にあるように,モスバーガーの三津店は昨年の4/29に開店したらしい.
ということで,

HarusameCurry_5.jpg

なぜか1ヵ月後の5/27と5/28に行くとプレゼントをもらえるらしい.時間の都合がついたら行ってみることにしよう.

そういえば,先月にモスでもらった鉢植えはまだ種を植えてなかったなあ.この連休中に場所を決めて植えることにしよう.

投稿者 saihide : 01:36

2006年04月29日

フレスポ松山中央(ショッピングセンター?)

frespo_1.jpg

かなり前から中央通にフレスポというショッピングセンターができるという情報は仕入れていたのだが,完成時期はよく知らなかった.
その後,パルティフジ衣山の向かいでサニーマートの工事が大々的に始まったこともあって,フレスポのことは忘れつつあった.

で,先日,深夜に街中を徘徊するついでに思い出したので,建設予定地に行ってみたところ,いつの間にか建物が完成していて驚いた.
さすがに深夜に建物の周りをうろちょろするのは問題だろうということで,昼間にチェックしに行ってきた.

フレスポができるという情報を仕入れた際,googleで検索したところ,なぜか実家のある東大阪のフレスポがヒットしたので,大阪出張のついでに見物しに行こうかと計画したことがある.
しかし,フレスポのウェブサイトで確認する限り,各ショッピングセンターごとでテナント構成がバラバラ.
どういうことだ?と思って調べてみたところ,フレスポというのは大和工商リースが企画・運営するショッピングセンターの名前であって,フジのパルティやイズミのゆめタウンのように中核となる店舗+各種のテナントという形式のショッピングセンターではないようだ.
じゃあ,東大阪のフレスポを見に行っても意味がないだろうということで計画を中止したのだった.

ということで,各店によってテナントがバラバラなフレスポだが,フレスポ松山中央に入るテナントは,

frespo_2.jpg

ベビー用品の西松屋.こちらは4/20から営業している模様.

そして,

frespo_3.jpg

ラ・ムーというスーパー.こちらは開店準備中.
このラ・ムーだが,大黒天物産という会社が展開している業態の一つなのだが,24時間営業のディスカウントスーパーらしい.至近距離にサニーマートもできることだし,大いに競争をして消費者を喜ばせてもらいたいものだ.

そして,



えっ,これだけ? 2軒しかないのにショッピングセンターなのか?

ちなみにフレスポは大洲,今治,西条でも計画されているのだが,少なくとも今治と西条のフレスポには他にも多くのテナントが入るようだ.


・おまけ
2軒しかないのにショッピングセンターのフレスポ松山中央だが,場所は中央通にある明屋書店の奥といえば分かるだろうか.
しかし,

frespo_4.jpg

明屋書店の駐車場を通り抜けようとするとフェンスに阻まれてしまうので注意が必要だったりする.

投稿者 saihide : 00:30

2006年04月28日

『1DKクッキン』谷村志穂・飛田和緒

料理が全くできない作家が,料理が得意な元バレリーナに弟子入り.
台所に調理器具がないところから始まって,料理の神様から仮免の砥石をもらうまでの料理修行が書かれた本.

貸出枠が1冊余っていたので,料理関係の手軽な読み物でも借りようということで,適当に選んで借りてきた.松山市立中央図書館所蔵.

卵焼きから始まった料理修行なのだが,卵焼きと野菜炒めという基本をクリアしたら,なぜか急にタイ料理が登場.
その後も和洋中どころか,ドイツやメキシコなど,世界各国の料理が出てくる.

著者の一人によるイラストとレシピがついているのだが,これがかなり省略されている&調味料の分量が「適量」ばかりなので(あとがきによると,これは意図的なのだそうだが),レシピ本としては正直どうなんだろうと思わなくはない.
ただ,料理初心者を対象にしたレッスンを基にしているという性質上,本来は手のかかる料理もかなり作りやすくアレンジされているらしい(実際に作ったわけではないので未確認).

料理が得意な人だったらレシピを読むだけで味や完成像がイメージできるのかもしれないが,とりあえず自分で食べるものは自分で作れるレベルの私にとっては,写真がないのは少々辛く,書かれている料理をつくろうという気にはなれなかった.

しかし,同じようなスタイルの魚柄仁之助の料理本だと,作ってみようという気になる.
この違いについて自己分析してみたところ,本書で紹介されている料理はアレンジが加えられているとはいえベーシックなのに対して,魚柄仁之助の方は飛び道具的な料理が多いためだろうか.
ううっ,こんなところにも怪しい物好きの性が...

投稿者 saihide : 08:24

2006年04月27日

サッポロ一番おむすび(BlogPet)

グラハムは、久しぶりへ限定したかも。


自称「社名研究家」の著者が電話取材などで明らかにした社名や商品名,キャラクター名の由来を「これでもかっ!」とばかりに詰め込んだ本.ネットで感想を見かけて面白そうだったので,それほど期待せずに図書館検索をかけたところ,しっかり収められていた.松山市立移動図書館所蔵..


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:33

スタッフサービスのCM

仕事柄,経済関連のニュースはできるだけ見るようにしているのだが,テレビ東京系のワールドビジネスサテライト(通称WBS)にチャンネルを合わせたままPCを使っていたところ,やけに軽快な音楽が流れてきた.
TVの画面に目を向けたところ,人材派遣会社のスタッフサービスの新しいCMシリーズだったのだが,今までのCMシリーズとイメージがちょっと違っていた.

今までのスタッフサービスのCMというのは,誇張された職場環境を皮肉った,ちょっとシニカルなイメージのCMばかりだった.
しかし今回のCMシリーズは,ありえない状況設定という点では同じなのだが,以前に比べると圧倒的にポジティブなイメージなのだ(特に月曜日のOL編).

どういうことだろうと思ってスタッフサービスのニュースリリースを見てみたところ,「“○○に恵まれなかったら派遣”から、“自分の働き方の選択肢として積極的に派遣”を選ぶという傾向」への変化を受けて,「仕事は好きですか。」という企業メッセージを中心に全面的なイメージチェンジを図ったそうだ.

先日,大卒求人倍率が,最も求人数が多かったバブル期(1991年卒)の84万人に次ぐ水準である82.5万人になっているという調査報告が公表されたが,このような労働市場の改善もイメージチェンジの背景にあるんだろう.

しかし,周囲の学生さんの就職活動を見ていると,確かに就職氷河期といわれていたころに比べると改善しているようだが,バブル期に近いくらい好調だとは思えないんだけどなあ.


・おまけ
私の携帯電話はプリペイド式なので着うたや着メロのダウンロードはできないので,基本的には最初から入っていた着メロの中からしか選べない.
で,私が着信音に設定しているのはチャイコフスキーの弦楽セレナーデなのだが,その由来がスタッフサービスのCMだったりする.
おかげで,ぼけーっとしているときにスタッフサービスのCMが流れると,焦って携帯電話を探してしまうという副作用があったりしたのだが,その副作用ともお別れなのだろうか.

投稿者 saihide : 00:45

2006年04月26日

トラックの貸出制度

HC_truck.jpg

先日,美沢のダイキEXで買い物をした.
サイズは1メートル四方,重さもそれなりにあるブツ.愛車(=自転車)で運搬するのは不可能ではないだろうが,かなりの高確率で事故りそうだ.

ということで,以前から気になっていたトラックの無料貸出を利用してみた.

これまで軽トラを運転したことはなかったのでドキドキだったのが,軽トラでなく1トントラックを運転することになってドキドキからバクバクになったり,

ブレーキを踏んでからエンジンをかけたつもりが踏んでいたのはブレーキでなくてアクセルだったり,

バックでの方向転換がイメージしていた軌道から壊滅的にズレていたり,

「この調子では車庫入れの時にぶつけてしまうぞ」と心配していたら,駐車スペースに他の車が不法駐車していたので車庫入れをせずに済んでラッキーだったり,

と色々あったりもしたのだが,とりあえず無事に返却できた.

と,これだけだと単なる日記になってしまうので,ついでに県内ホームセンターのトラックの貸出制度についてざっと検索してみた.

まずはダイキだが,無料サービスの一環として運搬用トラック貸し出しサービスがある.
時間については特に書かれていないのだが,私は1時間で申し込んだところ,特に問題なく借りることができた.あの調子だともっと長くても大丈夫そうだ.

次にコーナンだが,全店で軽トラックの無料貸出サービスを実施している.
ただし,1時間あるいは90分と明記されている.

買い物をしたことはないが西村ジョイ(初めて知ったが本社が香川の会社だったんだな).取扱商品のところに「軽トラックの貸出については、御相談下さい」とある.有料・無料サービスのどちらにも書いていないところからすると,買い物金額の大小や貸出時間によって有料・無料が変わるのかもしれない.

いちおう県内のホームセンターで思いついたのは以上だったのだが,ついでに大きな買い物ということで家具屋さんについても調べてみた.

Fデポは1時間以内は無料で,それを超えると1時間につき1000円.

同じくアウトレット家具の店であるビッグウッドはトラックの貸出制度については特に記述ナシ.

家具のアイソウもトラックの貸出制度はないのだが,そもそも配達料が無料.まあ,安さを追求するタイプの店じゃなさそうだからなあ.

以上のものも含めて,検索結果をざっと見てみたところ,貸出時間については特に書かれていないところ,貸出時間を1時間から2時間に制限しているところ,そして制限時間内なら無料だが超えると有料になるところの3パターンがあるようだ.
もしも時間について書かれていないところが貸出時間無制限だとすると,レンタカー代わりに使いまくられるだろうから,実際には制限があると考えるべきなんだろうなあ.

投稿者 saihide : 01:18

2006年04月25日

長浜一番(ラーメン)

Nagahama1ban_1.jpg

ラーメンステーションの開店あたりから,松山のあちこちにラーメン屋を見かけるようになった気がする.まあ,単にラーメンステーションのあおりで意識的に情報収集するようになっただけかもしれないが.

そんなラーメン屋の中でも老舗の一つであり,美味しいラーメン屋の名前が挙がるときにはほぼ確実に出てくるのが,この長浜一番.
以前から行ってみたかったのだが,松山西署の近く,つまり三津(正確には若葉町)という中心部からかなり離れた場所にあるため,なかなか行く機会がなかったのだが,ようやく行くことができた.

店内の写真は撮り忘れたのだが,最近のお洒落なラーメン屋の対極にあるような殺風景な内装.昭和40年代の中華料理屋といった感じか.
店内は思ったよりも広かったのだが,夜20時前くらいだったのにカウンターの数席を除いてほぼ満席.
空いているカウンター席に座ってメニューを見る.よく覚えていないのだが,確か基本のラーメン以外にチャーシューメンと高菜ラーメンがあったように思う.
しかし,

Nagahama1ban_4.jpg

左側の赤いのは紅生姜だとして,右側にあるのって高菜だよな?
ここに置いてあるということは,「ご自由にお取りください」ということだと思うんだが,だとすると高菜ラーメンの存在意義は...

ともかく,基本のラーメン(500円)を注文.しばらくして出てきたのがコレ.

Nagahama1ban_2.jpg

具がチャーシューとネギだけのシンプルなラーメンだ.
まずはスープ.これが非常にアッサリしていて,豚骨の臭みもほとんどない.豚骨ラーメンというと脂でコテコテなものを想像してしまうのだが,それは久留米ラーメンのことらしい.
豚骨でもアッサリとしたスープが特徴なラーメンは,いわゆる博多ラーメンとのこと.
じゃあ,この長浜一番のラーメンは博多ラーメンなのかというと,名前のとおりだとすると長浜ラーメンというものらしい.
しかし,この長浜ラーメン,博多ラーメンよりも「味が濃い」説と「味が薄い」説があって,よく分からない.
ともかく,普段食べている豚骨ラーメンとは違って,かなりアッサリしていて,それでいて旨みがあるスープだった.

次に麺だが,

Nagahama1ban_3.jpg

見てのとおり,ストレートの細麺で,ツルツルいける.

チャーシューは,特筆すべきことのない普通のチャーシュー.
一とおり口にしたところで,カウンターに置いてあるトッピングを入れてみる.
先ほどの写真にあった紅生姜と辛子高菜以外にゴマも用意されている.
ゴマをいれると香ばしくなるし,紅生姜はアクセントになってどちらもいい感じなのだが,なんといっても決め手は辛子高菜だろう.
これが,鬼のように辛い.ちょっと入れただけでも,スープがかなり辛くなってしまう.
しかし,ポリポリとした食感が気持ちいいので,ついつい入れてしまい,ますますスープが辛くなってしまうという悪魔のようなトッピングだ.

麺をだいたい食べ終えたところで替え玉(100円)を注文.

Nagahama1ban_5.jpg

ここでも「替え玉の麺の量は最初に入っている麺よりも多いのではないか?」という以前からの疑惑を強化するような麺の量だった.
なお,スープの色が凄いことになっているが,基本的に同じスープであって,色の違いは悪魔のトッピング「辛子高菜」の威力ゆえだ.

おそらく今回食べたのが正統派の博多ラーメン(または長浜ラーメン)なのだと思うのだが,この手のラーメンを食べさせてくれるところは松山に他にないかもしれない.
昔はロープウェイ街に1軒あり,値段が安かったこともあって何度か食べに行ったのだが,いつの間にかなくなっていたからなあ.

他では食べられない種類の味だし,ラーメン+替え玉で600円とコストパフォーマンスもなかなか良好なのだが,問題は場所が遠いこと.
なかなか頻繁に行ける店ではないのだが,機会があればまた行くことにしよう.

投稿者 saihide : 00:37

2006年04月24日

『犬はどこだ』米澤穂信

人生の目的としていた職業に就いたものの,とある事情から辞職せざるを得なかった「紺屋」は郷里の地方都市で人生のリハビリのために犬捜し専門の調査事務所を開業した.
しかし私立探偵と勘違いされた事務所にやってきたのは,失踪人捜しと古文書の解読の依頼.そして私立探偵に憧れて押しかけ助手になった後輩の「ハンペー」だった...

これで米澤穂信の作品を読むのは6作目.これまで読んだ作品が基本的に「日常の謎」系ミステリだったのに対して,本作は探偵稼業を職業とする人物が主人公ということで,ある意味で正統派ミステリといえるかも.もちろん松山市立中央図書館所蔵.

まずは感想なのだが,すごく面白かった.面白さの方向性が違うので『クドリャフカの順番』や『さよなら妖精』とは単純に比較できないのだが,これらと甲乙つけがたいくらい面白かった.

所長の「紺屋」が担当する失踪人捜し(シリアス編)と,助手の「ハンペー」が担当する古文書の解読(コミカル編)が,それぞれ交互の視点から語られる変形一人称の作品なのだが,無関係に思われた二つの事件が微妙にリンクしている.
しかし,当事者たちがそれぞれ独立して事件を追いかけているため,その関係に全く気がつかなくて,読んでいて情報共有の重要性を思い知らされたりもするのだが,主人公たちがそれに気がついたとき...
そこからの展開は読んでいて鳥肌が立った.うおぉぉ,そうくるかぁぁぁ!

ネット側の協力者がちょっと強力すぎてご都合主義的に思えなくもないところが玉に瑕だけど,結構オススメ.

最後に気に入った箇所を引用.

……そうか。
 俺はあらゆることに半可通であり、どんな分野においても半端者だ。大抵のことはわざわざ教わるでもなくこなせたため、それ以上の深入りをすることはなかった。
 だからだろう。過去、実に二十三年間、こうした体験をしたことがなかったのは。
 つまり、知識が認識を変えるという体験を。
「……こいつは、面白い……」
「こいつは貸しにしとくぜ、ボス!」
投稿者 saihide : 00:35

2006年04月23日

日本ライトンの株主優待

Liteon2006_yutai_1.jpg

日本ライトンから株主優待が届いた.
ここの優待をもらうのは2回目なのだが,諸般の事情で到着するのがちょっと遅れていた.

Liteon2006_yutai_2.jpg

中身はカタログで,自分の好きなものを選べるというタイプ.
去年とは業者が違うが,今年も3000円相当のカタログというのは同じ.

ちなみに去年はこんなものを選んでみたのだが,その後,同じようなものがホームセンターで1500円くらいで売られていてショックだった.
今回はそんなことがないように,慎重に選ぶつもりなのだが,第一次選考をくぐりぬけた商品を検索してみると,同じような商品が2500円程度で売られていた.うーん,どうしようか...

投稿者 saihide : 00:13

2006年04月22日

サッポロ一番おむすび

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先日,お昼は何を食べようかなと考えていたとき,ネットで見かけたニュースのことを思い出した.
ファミリーマートがインスタントラーメンのサッポロ一番とのコラボ商品として,サッポロ一番おむすびを期間限定で発売するというニュースだ.
確か18日から発売だったはずだから,もう店頭に並んでいるだろう.
ということで,日頃あまり買い物をしないコンビニに久しぶりに行って,買ってきた.

サッポロ一番には複数の種類があるが,今回おむすびになったのは「しょうゆ」と「みそ」の2種類.

まずはしょうゆラーメン風から.

SapporoNo1_rice_2.jpg

「写真はイメージです」の文字に思わず笑ってしまった.
いくらなんでも,おにぎりとして購入したのに,この写真と同じものが出来上がらない!と苦情をいう人はいないと思うんだが.
ちなみに裏の成分表(?)には,種類は「炒飯」と書かれていた.

SapporoNo1_rice_3.jpg

中身はこんな感じ.
ところどころに見え隠れするネギがいかにもインスタントラーメンの中に入っているネギっぽい.
ラーメンライスをモチーフにしたおむすびというから,そばめしのように麺が入っているのかと思っていたのだが,麺は入っていなかった.同じように考える人が多いと思ったのか,パッケージにも「麺は入っていません」の文字がしっかり印字されていたりする.

で,味のほうなのだが,確かにサッポロ一番しょうゆ味っぽいといえばそうかもしれないが,妙に辛い.
隠し味に生姜を入れているとのことなのだが,生姜のせいで辛いのかなあ.生姜というよりも唐辛子っぽい辛さのように感じたのだが.


次にみそラーメン風.

SapporoNo1_rice_4.jpg

やっぱりこちらも「炒飯」扱い.

SapporoNo1_rice_5.jpg

中身はこんな感じ.
写真中央あたりに黄色の物体が見えるが,これはコーン.
ちなみに成分表にはアレルギー表示の欄に「さけ」とあったのだが,これって「酒」じゃなくて「鮭」のことだよな? ところどころに赤色が見えたような気もするのだが,あれが鮭なのか? ちょっと鮭には見えなかったのだが.

で,味のほうだが,しょうゆラーメン風に比べると,みそラーメンにライスを入れたときの味にかなり近い.
私の実家では「ラーメン=サッポロ一番みそラーメン」だったこともあって,かなり美味しくいただけた.
値段も110円と普通のおにぎりと変わらないので,サッポロ一番みそラーメンが好きな人は一度試してみてはどうだろうか.人気が出ればレギュラーメニューとして残るかもしれないし.でも,レギュラーメニュー化するときには,ぜひとも麺を中に入れて欲しいものだ.


・おまけ
サッポロ一番は「しょうゆ」「みそ」「しお」の3種類だけだと思っていたのだが,公式ページを見る限りでは,「とんこつ」と「ごま」というのもあるようだ.うーん,見たことがないぞ.
なお,もう4月下旬からは期間限定で冷やし中華も店頭に並ぶようだが,関東でサッポロ一番ソースやきそばなるものも普通に売られているという.
しかし,焼きそばの一種としてアラビヤン焼きそばというのがあるのだが,怪しい物好きの私としては激しく食べてみたい.通販で買えるのだが,さすがに30個も食べないしなあ...

投稿者 saihide : 15:30

2006年04月21日

ローソン道後ハイカラ通店(コンビニ)

新しく来られた教員の歓迎会が道後温泉街であったので,久しぶりに道後温泉商店街を通った.
ちょっと前にアーケードの改修が終わったことは知っていたのだが,それ以上に変わっていて驚いたことがあった.
商店街の中にコンビニができていたのだ.

そのコンビニはローソン道後ハイカラ通店.この場所,以前は土産物屋があったのだが...
これが行きのこと.

歓迎会も滞りなく終了し,その帰り.
同じように商店街を通り抜け,そのまま樋又通りへむかったところ...

おおっ,24時間スーパーのコーノの斜め前にあったローソン(道後湯之町店?)がなくなってる!
ここにあったローソンが商店街の中に移転したということなのかなあ.

などと自転車を漕ぎながら考えていたところ,頭の中に地図が出てきたので,その思考を再現してみよう.

まずは初期状態.

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ちょっと小さいが,青字のLがローソンの位置.
道後温泉駅の前に1軒,そして道後温泉本館を商店街を通り抜けて西進し,ちょっといったところにもう1軒(こちらが今回閉店したところ)ある.
ホテル周辺のコンビニは宿泊客による需要が見込めるので立地条件的には有望なのだが,ローソン道後湯之町店については,その斜め前にあるスーパー(コーノ道後店)が24時間営業になったことから,けっこう競争が激しかったと思われる.

その後,ファミリーマートの愛媛県進出があり,道後温泉近辺にもファミリーマートが出店してきた.

convini_060421_2.GIF

緑字のFがファミリーマートの位置.
ただでさえ激戦だった位置にファミリーマートが出店してきたわけだが,ファミリーマートの方が道後温泉にちょっとだけ近い.

コンビニ各社は差別化を進めようとしているが,逆に言えば,それはコンビニの集客がかなり距離に影響されることの証拠でもある.
となると,同じコンビニならば道後温泉&ホテルに近いファミリーマートの方が道後湯之町店よりも競争上は有利だと思われる.

そして今回.

convini_060421_3.GIF

より道後温泉&ホテルに近い場所にローソンが出店,その一方で不利なポジションにあった道後湯之町店を閉店,ということなのだろうか.
確かに理に適った出店戦略ではあると思うが...

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次はコレ?

投稿者 saihide : 04:54

2006年04月20日

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹(BlogPet)

昨日、さいが
きょうさいで、仕事重要*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。
とか書いてた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:28

『きらきらひかる』の確率

前回記事にした『きらきらひかる』を読み終えたとき,ふと思った.

「ホモとアル中が夫婦になる確率ってどれくらいだろう?」

ということで,気がついたら夜中に1時間以上も検索してしまった.
授業も始まって色々と忙しいのに,私はいったい何をしているんだろう...

そもそも,こういう確率を計算しようと思ってしまったのは,とある人から職場にゲイの男性がいるという話を聞いたとき,ゲイの人口比率を調べたことがあったから.
確か5%くらいだったと思うのだが,その根拠を改めて調べてみると,なかなか見つからない.

ということで,そちらの検索は後回しにして,先にアル中の方を検索することに.
アル中,現在の正式名称はアルコール依存症なわけだが,毎度おなじみWikipediaの項目では日本全体での患者数は230万人になっている.
調査時期まで調べる気力はなかったのだが,2004年時点の人口が約1億2733万人.最近の人口変動はそれほど激しくないはずなので,この数字をそのまま使うと,日本人ならば約2%の確率でアルコール依存症といえるのか.うーん,思ったよりも高いなあ.

『きらきらひかる』の笑子は,アルコール依存症というよりも,精神科医に「正常な範囲の精神病」と診断されているので,アルコール依存症を含めた精神疾患の確率の方がふさわしそうだ.
ということで,次は精神疾患の確率を検索.
福島県精神保健福祉センターのウェブサイトに厚生労働省調査による平成14年度の患者数が掲載されている.これによると258.4万人らしいので,先ほどの人口で計算してみると,こちらも2%.
あれ,精神疾患の中にはアルコール依存症が含まれるはずだから,数字が合わないな.この調査によると,アルコール依存症で医者にかかっている患者数は4.9万人だから,225万人は潜在的なアルコール依存症ということになるのかな.
以上は日本の調査数値だが,セラピストにかかるのが日常茶飯事っぽいアメリカでは,「成人の約22%が1つ以上の診断可能な精神障害を有する」のだとか(財団法人国際医学情報センターのMMWR抄訳).

とりあえず精神疾患の確率は2%ということでいいだろう.厳密にいくと,これの女性版の確率を調べないといけないのだが,さすがにそこまでやる気力はない.

次に,先延ばしにしていたホモの確率を再検索.
厳密にはゲイ,ホモ,オカマ,レズビアンなどは区別されるらしいのだが,面倒くさいのでそのあたりは考えないことに.

Wikipediaの同性愛の項目には同性愛者や同性愛の経験者の調査結果がいくつか掲載されているのだが,日本の調査結果がない.

もうちょっと調べてみたところ,日本性教育教会の「青少年の性行動第4回」報告書というのが日本における同性愛者数の調査結果としてよく使われているようだ.
クリスチャンのための同性愛についての資料と牧会的指針の基礎知識編が色々と書いてあって参考になりそうなのだが(ただし背景画像の関係で非常に見にくい),大学生で同性と性的接触をしたことがあるのが男性5%,女性3.5%.ゲイの人口比率が5%というのはこれが根拠なのかな?
ただし,同性愛者については「日本では1パーセントから数パーセント」と幅のある書き方をされている.もう少し調べてみよう.

で,色々と検索した結果,はてなキーワードの日刊ゲイ新聞の項目に辿り着いた.根拠は書かれていないが,日本では約5%,300万人強が同性愛者とある.
ということで,精神疾患の確率は2%,ホモの確率は5%で単純計算してみると,『きらきらひかる』の確率は0.1%.日本国内に常住する夫婦の数が約3139万組らしいので,約3万組の夫婦が『きらきらひかる』状態の可能性があるのか? ちょっと多すぎないか?

実際には一方が医者(それも内科医の勤務医)で,片方が翻訳家(それもイタリア語限定)の確率を掛けていく必要があるのでもっと少ないんだろうけど,それでも1組くらいはいるような気がしてきたぞ...


・おまけ その1
検索でヒットした日刊ゲイ新聞だが,さすがにリンクを憚られるような内容だったので,直接リンクはしていない.
どういうサイトなのか気になる方は,はてなキーワードの中にあるリンクからどうぞ.ただし,周囲に人がいないのを確認の上,ある程度の覚悟をしていきますように.

・おまけ その2
Wikipediaで同性愛について調べていたところ,「ケモホモ」なる謎の単語に遭遇.さっそくリンクをクリックしたところ...
なんだか,人間の欲望の深淵を覗いたような気がする.
しかし理性的に考えると,ネコミミやバニーガールが好きな男性の裏返しなんだから,それほどおかしな話ではないのか?

投稿者 saihide : 02:36

2006年04月19日

『きらきらひかる』江國香織

妻の「笑子」はアル中,夫の「睦月」はホモ,と互いに脛に傷を持つ身の2人は見合い結婚をしたばかりの夫婦で,「睦月」には妻公認の愛人「紺」(もちろん男性)がいる.
傍から見ると奇妙だが当事者たちにとっては満足な関係なのだが,そこに両家の親が介入してきて...

一説には江國香織の最高傑作ともされている作品.松山市立中央図書館所蔵.

アル中の妻とホモの夫のセックスレス夫婦という強烈な設定なのは読む前から知っていた.
なので,酒が切れると手が震えたり,酒を止められなくて苦悩するような話,観たことはないけど映画『酒とバラの日々』みたいな要素があるのかと思っていたのだが,全然違っていた.
アル中というよりは,精神病という要素の方が大きいのだが,それも「正常な範囲を逸脱しない」という医者のお墨付きなくらい軽度なものなので,それほどシリアスではない.

で,amazonの書評などを読むと,「これぞ純愛!」的な意見が多い.
多くの人に純愛小説だと思われているのは,「プラトニックであること」と「周囲の反対があること」という条件を満たしているためだと思うのだが,実際に読んでみたところ,私にはそれほど純愛小説というような印象は受けなかった.
というのも,「笑子」側はともかく,「睦月」側には相手への積極的な好意を感じさせるような描写がない(ひたすら優しくはあるのだが)ためだろう.

そういう純愛要素よりも,私にとっては「親の欲には限りがないなあ」という方が印象的だった.
最初は「結婚さえしてくれれば」だったのが,結婚してみると「早く子供を生め」になるわけで,これが夫がホモであることを知らない妻側の親の願望なら分からなくもない.
しかし,これが自分たちの子供がホモであることを知っている夫側の親の願望となると,「あんたら,ちょっと欲張りすぎじゃない?」と思ってしまう.
実際世界では夫がホモでないのに子供ができない夫婦というのはたくさんいるわけで,そういう人たちはさらに強烈なプレッシャーを周囲から受けているんだろうなあ.

なお,どういうオチがつくのかと思っていたら,「...秋里和国?」というようなラストだった.ネタバレになるのでそちらの題名は伏せておくが,あのラストを読んだ時はぶっ飛んだなあ...

投稿者 saihide : 02:13

2006年04月18日

『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』桜庭一樹

生きること,つまりカネに関係のないことについては悩まない・関わらないを生活信条とすることに決めた「山田なぎさ」が住む片田舎に,有名な歌手を父に持つ美少女「海野藻屑」が転校してきた.
自分を人魚だと言い張る「藻屑」になぜか気に入られて付きまとわれる「なぎさ」だったが...

本作の作者である桜庭一樹は,『All You Need Is Kill』の桜坂洋と共に「W桜」や「二本桜」として一部で注目されている.
桜坂洋の作品が面白かったので,じゃあ,こちらはどうだろう?ということで借りてきた.松山市立中央図書館所蔵.

まずamazonの該当ページで書影の拡大画面を見ろ.話はそれからだ.

見てもらえただろうか?
パステル調でフリフリのついた服を着た美少女2人が抱き合ってこっちを見ているという,どう考えてもその手の客層を狙いうちにした表紙を.
出版レーベルも富士見ミステリー文庫というその手の客層狙い撃ちっぽいレーベルだし,タイトルもタイトルなので,いわゆる「萌え系」の作品なんだと思われること間違いナシなのだが...

これがド暗黒な作品なのだ.

いちおう紹介文で「渾身の青春暗黒ミステリー!」という謎なジャンルを明示してはいるのだが,タイトルと表紙で読み始めた人は大ダメージを喰らいかねない.

しかし,ただダークなだけの作品ではない.
ネタバレになりかねないので詳しくは書かないが,テーマ的にもプロット的にもライトノベルじゃなくて純文学作品として売り出しても充分通用すると思われるほどのクオリティ.
ネット上でも「○○に芥川賞をあげるくらいなら,こちらによこせ!」と書かれてたりするのだが,確かにそれくらいのインパクトはあるかも.

ライトノベルとして出版されたが,後に一般書として再出版された作品はこれまでもあったが,本作も新潮文庫(本の薄さからして新潮文庫がイメージ的にピッタリ)から再出版すると,かなり高い評価が得られるんじゃないだろうか.

投稿者 saihide : 00:18

2006年04月17日

ぷちローザ(洋食)

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大阪出張ネタ.
難波近辺で昼食を食べる予定があったので,事前に情報収集したところ,引っ掛かったのがこのぷちローザ
難波駅のすぐ近くにある洋食屋という情報しか確認せずに出かけたので,店を見つけられるかどうか不安だったのだが,何とか発見.場所的には近鉄難波駅の北側,金龍ラーメンのところを東に入ったところにある.

店内はこんな感じ.

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手ぶれ&ピンボケを差し引いても何が写っているのかわからないと思うので少々説明を.
冒頭の写真では分かりにくいかもしれないが,この店,幅がけっこう狭い.
で,その狭い幅の半分ちかくを厨房が使っているのだが,その厨房の正面がカウンターになっている.
厨房とカウンターの間は棚で仕切られており,写真に写っているのはその棚とカウンター.棚は部分的に素通しになっているて,この写真だと中央のワインボトルの向こうに白衣を着たシェフが見えてたりする.
ただでさえ狭い幅を厨房で半分近く取られ,さらに入り口付近は階段がある関係で,さらに狭くなっていて,かなり窮屈.ただし,階段がなくなる奥の方にはテーブル席もあるし,二階はもっと広いらしい.

今回はランチタイムに行ったので,ランチを注文.今回は最も安いぷちローザランチ(1050円)を注文.
ちなみに注文すると,店員のお姉さんがオーダーを厨房にフランス語で伝え始めたのでビックリした.あの人はたぶんバイトだと思うんだけど,ここでバイトをするためにはフランス語を覚えないといけないのか...
でも,そういえば私も中華料理チェーンの王将でバイトするときにイカサマ中国語(いわゆる王将語)を喋ってたけど,あれはいつの間にか覚えてたな.働き始めると,それほど苦労せずに身につくのかもしれない.

注文後,すぐにやってきたのがコレ.

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この店の名物である自家製パンとレモンバターとりんごバター(と無塩バター).
「レモンやりんごのジャムなら分かるのだが,バターってどういうことだ? バターレーズンみたいにバターの中にレモンやりんごの果肉が入っているのか?」
という疑問がこの店に来る理由の一つだったわけだが,食べてみたところ,これがかなり美味しかった.
普通のバターのようにネットリとしているのではなく,ちょっと泡立てた感じでフワッとしている.そこに果物の果汁・果肉が入っており,バターの濃厚な感じよりもサッパリした感じの方が強い.確かに評判になるのが分かる味だ.
ちなみに持ち帰り用にも売っていて,ネットで検索すると,店に行くと必ず買って帰る人も多いようだ.
なお,パンもバターも食べ放題(つけ放題)なのだが,私の場合,パンのお替りを注文する前に新しいパンのかごがやってきた.わんこ蕎麦ならぬ,わんこパン方式なのか?

続いてスープ.

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スープは日替わりで,この日はジャガイモとセロリのポタージュ.見たとおり,それほど量はなかったのだが,かなり濃度が高いポタージュなので,量的にはこれくらいの方がいいのかもしれない.

で,メイン.メインは3種類から選べるのだが(月替わり?),この日はパスタ2種類か肉料理1種類のどれかだったので,迷うことなく肉料理を.

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鶏肉とキノコのソテー シャスール風.シャスール風というのが何のことだか分からなかったのだが,味としてはトマト&デミグラスソースがベース.
あとで調べたところ,シャスール風というのは猟師風とか木こり風と呼ばれることもある調理方法(味つけ)の種類だそうで,キノコをフォンドボーなどで煮込んで作るソースを使うのだとか.
味つけがかなりハッキリしているので,人によっては「ファミレスみたいな味」と思うかもしれないが,個人的には好みで美味しくいただけた.

パンをおかわりしたということもあって,この時点でそれなりにお腹はふくれていたのだが,デザートもついている.
デザートは6種類くらいから選べて,シブーストがかなり美味しそうだったのだが,「昔ながらの一品」との説明に惹かれて,洋ナシとダークチェリーのフランを注文.

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フランと書かれていたのだが,タルトとは違うのか?
調べてみたところ,タルト説とプリン説があるようだ.もともとは作るのに使う円い型のことをフランというらしいので,それを使って作るお菓子の総称なのだろうか.
まあ,美味しかったからいいや.ちなみにコーヒーつき.

うーん,これで1050円か.かなりコストパフォーマンスが高いなあ.人気があるのもうなづける話だ.また機会があったら行こう.

投稿者 saihide : 00:57

2006年04月16日

『砂漠』伊坂幸太郎

仙台市にある国立大学の法学部に入学した5人の男女.
容姿も性格も全く違うが,なぜか気が合う5人は麻雀や合コン,恋愛などに精を出しながら大学生生活を共に謳歌する日々を送る.
しかし,そんなある日,事件が起こり...

読むのはこれで8作目の伊坂幸太郎作品.
最近の作品は人気が高く,図書館でなかなか遭遇しないのだが,これは学生さんが読んでいるのを見かけたので貸してもらった.

これは誰がどう読んだって青春小説.
私は自分自身がそれほど学生らしい生活を送ってこなかったので(今から考えればもったいなかった),この手の青春小説には弱いのだが,それを差し引いても面白かった.

作者のこれまでの作品との比較でいくと,『チルドレン』のようなサラッとした系統だけど,登場人物の個性がかなり豊かなので,その意味では『陽気なギャングが地球を回す』にも似てるように思えた.
この作者の作品にはかなりダークなシーンが出てくることがあるのだが,本作はそういうこともそれほどなく,誰でも安心して読めそう.
伊坂作品の特徴であるスタイリッシュさと伏線の使い方はあいかわらず.やっぱり上手だ,この作者.

主要登場人物として,西嶋という熱血漢の理想家(と書くとちょっと違うような気もするが)が出てくるのだが,台詞の端々に「あれ? これってあの本の中にあったような...」と感じられるようなところがあった.
そうすると,やっぱり元ネタはサン=テグジュペリの『人間の土地』(しかも堀口大學訳の方).
そうか,あの本に書いてあることを実践すると西嶋みたいになるのか.いや,ちょっと違うような...

なお,amazonの書評を読むと,西嶋はサンボマスターの某に似ているというのだが,その人のことを知らない私には,西嶋が途中から『キテレツ大百科』の勉三さんに変換されてしまった.

投稿者 saihide : 00:07

2006年04月15日

Google Calendar

最近よく見かけるキーワードにWeb2.0というのがある.
細かい定義は適当に検索してもらいたいのだが,要するに次世代のネット利用方法またはネット社会が現れつつあるよ,と主張されているわけだ.
で,そのWeb2.0で最も重要になるアプリケーションはカレンダーだという説がある.
といっても,単なるカレンダーではなく,自分や他の人のスケジュールを管理・共有できるアプリケーションのこと.
仕事にしても,コンパの日程調整にしても,複数の人が集まって行動するときに厄介なのがスケジュール調整なので,なるほどと思わせる説だ.

この手のカレンダーではYahoo!カレンダーを利用している人が周囲では多いのだが,そのYahoo!のライバルであるGoogleがついにカレンダーを公開した.

細かい説明については,MYCOM PCWEBの記事がかなり詳しいので,こちらを見て欲しい.

登録作業が必要だが無料で利用可能になるし,既にGmailのアカウントを持っている人はそのアカウントでそのままログインできる.
私はGmailのアカウントを持っているので,さっそく使ってみた.
まだ英語版しか公開されていないが,日本語の表示や入力は特に問題がないようだ.
Gmailでも使われているajaxという技術のおかげで,自分のPCにインストールされているソフトを使っているような感覚で操作できるので,かなり快適.

他のカレンダーサービスはあまり使っていないので比較はできないのだが,現時点の機能はかなりシンプルだが,必要な機能は揃っている.
ざっと触ってみたところ,予定の公開・非公開を登録時にしか入力できない(=後で変更できない)などの詰めの甘さも多少あるようだが,今すぐ実際に使っても特に問題はなさそうだ.

このGoogle Calendarは名前のとおりGoogleが提供しているわけだが,同じくGoogleが提供しているGmailとの連携機能も充実しているらしい.
たとえば,メールの内容から予定を登録したりできるらしいのだが,残念ながら手持ちのメールではその機能は発現しなかった.

ちょっと話が横道にそれるのだが,授業が始まるまでの貴重な時間のうち,4月初頭から現在までの多くの時間をグループウェアのテストに費やしていた.
グループウェアというのは,会社などで使われる情報共有を促進するためのソフトなのだが,一番よく使われているであろう機能がスケジュール管理機能.誰がいつ,何をする予定なのか(何をしたのか)が一目で分かるようになるので,団体活動の調整がやりやすくなるわけだ.

このところ,大学で会議やら何やらで予定をしっかり管理する必要を感じていたので,グループウェアの導入を考えていたのだが,その候補の一つがZimbraというやつ.
メールとカレンダーが合わさったものなのだが,これも先ほどのajax技術を使っているため,本体はサーバにあるのに自分のPCにインストールしたソフトのように使えるのがセールスポイントだ.
サーバを調達してきてインストールしてみたのだが,どうもうまく動かない.しかも,妙に動きがモッサリしているため,まだ実用レベルではないと判断したのだが,今回のGoogle Calendarの公開でZimbraの存在意義がかなり薄れてしまったような気がする.

業務でガシガシ使うアプリケーションを外部の,しかも無料のサービスでまかなうというのは色々と問題がありそうなので,既存のグループウェア業界への影響は現時点では少なそうだ.
しかし,最近公開されたGoogleの検索機能を自社で持つことのできるGoogle Miniというハードウェアのように,GmailとGoogle Calendarをセットにした製品が販売されるようになると,下手すると業界地図が塗り替えられるかもしれないなあ.

投稿者 saihide : 00:05

2006年04月14日

『思わず話したくなる社名&商品名の謎』田中ひろみ

自称「社名研究家」の著者が電話取材などで明らかにした社名や商品名,キャラクター名の由来を「これでもかっ!」とばかりに詰め込んだ本.

ネットで感想を見かけて面白そうだったので,それほど期待せずに図書館検索をかけたところ,しっかり収められていた.松山市立移動図書館所蔵.

副題は「なぜか気になる社名・商品名の由来760」なのだが,そのうちの400程度は巻末付録(といっても全ページの三分の一くらいを占めているのだが)にだけ掲載してあるもので,本体に掲載されているのはもうちょっと少ない.
本体の方も見開きページで3社くらいずつ掲載なので,1つあたりの文字数はそれほど多くない.どちらかというと質より量という感じか.

じゃあ,面白くないのかと言えばさにあらず,これがかなり面白い.
というか,タイトルに「思わず話したくなる」とあるが,まさにそのとおり.
トリビアの泉ではないが,「明日使えるものばかり」の小ネタが満載.
しかも,その素材が身近な企業や商品なので,かなり使える場面は多そうだ.

個人的に面白かったものを列挙してみると,

・山本山と玉露の関係
・富士通の社名の由来
・花王石鹸とマークの変遷
・フランスベッドとフランスは無関係
・レナウンとダーバンの元ネタ
・大丸と福助の意外な関係
・日清焼きそばU・F・Oの名前に込められた意味
・ヤン坊とマー坊が天気予報をしている理由

などなど.
他にも面白いものがたくさん載っているので,話のタネに困っていて,記憶力に自信がある方は読んでおくといいかもしれない.

投稿者 saihide : 00:21

2006年04月13日

『社会人のオキテ』大條充能(BlogPet)

きょうさいで、仕事♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:40

ラルキー一番町店(カレー)

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ちょっと前に開店したラルキーの一番町店に行ってみた.
以前にも記事にしたように,ラルキーは本場のインドカレーを食べさせてくれることで松山では有名な店.
本店は花園町にあるのだが,なぜか大阪の箕面に支店があったり,今は撤退してしまったようだが今治に支店を出してみたりと,事業拡張にも意欲的なようで,今回の一番町への出店もその一環なのだろうか.

13時過ぎに店に着いたので他にお客さんがいなかったのだが,店内はこんな感じ.

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もとはステーキ屋だった店舗なのだが,電車通りとそこから一本裏に入った筋の両面に出入り口がある.これは電車通り側のテーブル席から撮ったもの.
花園町の本店も席数はそれなりにあるのだが,ギッシリ詰まった配置のために店が小さい印象があるのに対して,こちらはかなり広め.天井が高いのでそういう印象を受けるのかもしれないが,実際の面積も広そうだ.

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厨房の様子.カウンター状のものにさえぎられて見えないが,インド人(?)の店員さんの作業ぶりから察するに,このあたりにタンドール(=ナンなどを焼く釜)がある模様.
ちなみに厨房で料理を作っているのはインド人(?)の店員さんなのだが,ホールは普通の日本人の店員さんだった.

さて,注文.
ランチメニューは日替わりカレーとサラダ,それにナンorライスorサフランライスで680円のものと,それにタンドリー物をプラスしてある780円のものの二種類で,これは花園町の本店と同じ.
単品料理はほとんど注文しないので値段は覚えていないのだが,おそらく本店と同じ価格設定だろう.

まだランチメニューが注文できる時間だったので,680円のランチを注文.
ご飯はどこでも食べられるが,ナンは食べられる場所が限られているので主食(というのか?)は迷うことなくナンで.
問題は辛さ設定.以前,辛さ4に挑戦して完食はしたものの自らの未熟さを見せ付けられたので,今回は辛さ3にしておいた.

以前も書いたがラルキーの辛さは5段階.
なので中辛のイメージで3を注文してしまうと,中辛は中辛でもインド人の味覚での中辛,すなわち一般的なレベルからすると,かなりカレーが出てくる.
なので,辛さ3で注文すると,「辛イデスヨ,大丈夫デスカ?」と心配されるのが恒例なのだが,今回は特にコメントもなくオーダーが通った.


で,出てきたのがコレ.

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うーん,あいかわらず具が山盛り,というかリアルに山盛りだな.
今回の日替わりカレーはポーク.ブロック状の豚肉がたくさん入っているし,かぼちゃ,さといも,カリフラワーなどの野菜もたっぷりで,かなりボリュームがある.

で,味の方.覚悟はしていたが,あいかわらず辛い.
というか,本店よりも辛くないか?
さすがに辛さ4を食べたときのような痛みにも似た辛さではないが,食べていて涙が出てきたぞ.
そんなこんなで,胃と食道の形が分かるような状態になりつつも完食.

この一番町店で食べたのはまだ1回だけで,今回がたまたま辛かっただけかもしれないし,今回の記事を書くに当たって以前の記事を調べてみたところ,最後にラルキーに行ったのは昨年8月のようなので,私の辛さ耐性が下がっているだけなのかもしれない.
なので,まだ判断するには材料が少なすぎる.となると,また近いうちに行ってしまうのだろうか.
まあ,花園町よりも大学に近いし,ちょっと広めだからランチタイムの混雑もすこしはマシだろうから,以前よりは行きやすくなったしなあ.


・おまけ
花園町の本店にあったのかどうか定かではないが,メニューの中に小学生限定のお子様セットがあった.
カレーがついている以上,やっぱり辛さが選べたりすると思うんだが,「お子様セット,辛さ5で!」というスーパー小学生はさすがにいないだろうなあ.

投稿者 saihide : 00:53

2006年04月12日

LABI1なんば(ヤマダ電機)

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今回の記事は高嶋政伸について...のはずはなく,3/10に大阪難波にオープンしたヤマダ電機の新型店舗であるLABI1なんばについて.

ヤマダ電機の松山店は井門町という決して中心部とは言い難いところにあるが,ヤマダ電機の出店方針は郊外中心で,ライバルのヨドバシカメラやビックカメラがターミナル駅に隣接して出店するのと対照的だった.
しかし,今回のLABI1なんばは大阪でも難波という大きな街に出店するということで,各方面から注目されていたりもする.

入ってまず驚いたのが,これ.

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ヤマダ電機には他の家電量販店と同様,YAMADAポイントというポイントシステムがあるのだが,その一つに来店ポイントというのがある.買い物をしなくても来店するだけでポイントがもらえるのだが(回数制限はあるが),このLABI1にもそのシステムがあって,そのための機械がずらっと並んでいた.この裏側にも同じようにずらっと並んでいるので,ここだけで20台近くあるのかな.
松山店には何台あるのか知らないが,何回か行ってもそれほど印象に残っていないことからすると,ちょっとしか置いてないと思われる.
ちなみに,LABI1なんばには出入り口がいくつかあるのだが,台数の違いはあれ,どの出入り口にも機械が置いてあった.

店舗の方だが,こんな感じ.

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松山店はワンフロアながらも結構な広さがあったのだが,そこに商品をたくさん詰め込んでいるためか,ゴミゴミしている印象があったのだが,それに比べるとかなりゆったりしている感じ.公式ページによると,通常のヤマダ電機の平均面積の約6倍の面積があるとのこと.地上4階,地下1階の計5フロアあるので,1フロアで平均的なヤマダ電機の店舗1.2軒分か.それだけスペースがあれば空間を贅沢に使えるわな.

まあ,広かろうが,ゆったりしていようが,電器屋は電器屋なので,売っているものは松山とあまり違いはない.
でも,

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店内にタリーズコーヒーが入っていたり,

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Nanba Labi Gateというイベントスペースがあったりするのは,大都市にある大規模店舗ならではといったところか.

諸般の事情で店内で時間をつぶす必要があったのだが,事前にネットカフェがあるという情報を仕入れていたので,ネットカフェを探索.
しかし,店内を見回してもそれっぽいところがない.もしかしてタリーズで無線LANが使えるというだけ?と思いつつ,近くの案内図を見たところ,1階の端の方にあるらしい.
そのあたりは見たけどなあと思いつつ,行ってみると...

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これか... ちゃんとした店舗を探してたんだけど,ちょっと区切ってあるだけだったから気がつかなかったんだな.
想像していたのとは違っていたけど,話のタネになるかもしれないし,入ってみようかと思ったのだが,残念ながら満席だった.

売っているものは通常のヤマダ電機とあまり変わらないのだが,値段の方はどうなのだろう.
ちょうど直前に冷蔵庫とエアコンを松山のヤマダ電機で買ったばかりだったので,同じ商品の値段を調べてみた.
大都市だし,開店直後ではないとはいえ,開店してまだ日も浅いので,休めの価格設定をしているだろうと思っていたのだが,表示価格レベルではポイントを考慮しても松山の方が安かった.
これは松山のヤマダ電機が近所のコジマと価格対抗をしているためだろう.
やはり競争は偉大だ.


・おまけ
来店ポイントがあると書いたが,店内の掲示にはYAMADAポイントではなくLABIポイントとある.
これはYAMADAポイントとは違うのだろうかと思い,機械の近くにいた店員さんに聞いてみたところ,どうも要領を得ない.
最終的には,その店員さんが他の店員さんに聞きに行って,それでYAMADAポイントと同じであることが判明したのだが,どうやら最初に聞いた店員さんは電機メーカーから派遣されてきた人のようだ.
仕事だとはいえ,メーカーに就職したはずなのに,気がついたら小売店で販売をしている,というのは大変だな.

投稿者 saihide : 02:18

2006年04月11日

sucre(ケーキ)

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大阪出張ネタ.
私の実家は東大阪なのだが,近場でご飯を食べられるところを色々と検索してみると,sucre(シュクレ)というケーキ屋に関するページがいくつかヒットした.
関西だけでなく関東にも支店を出している店のようで,チーズケーキが安くて美味しいらしい.
本店のある菱屋西の方に向かう用事もあるし,お土産に買ってみるかな.
ということで,行ってみた.

テイクアウトだし,店内の写真は撮る必要がないだろうと思っていたのだが,ショーケースの中のケーキがあまりに美味しそうだったのでコソッと撮ってみた.

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底面積は小さめなのだが,高さがあるせいか,妙にボリュームがある.
値段はだいたい300-350円程度.ケーキの相場はよく分からないけど,果物が結構載っているし,ボリュームもありそうなことを考えると,ちょっと安めかな.

検索でヒットした紹介記事によると,創業者は元証券マンという異色の経歴の持ち主らしい.といっても,本人がケーキづくりの修行を積んだというのではなく,ケーキ作りは職人に任せ,本人は経営に専念しているようだ.しかもケーキのデザインは職人ではなく,グラフィックデザイナーが担当しているという.経営者と職人が別というのは多いけど,デザインと製造が分業しているというのは珍しいな.

で,このシュクレ,最近はTV番組で紹介されたプリンも有名らしいのだが,白いチーズケーキとWチーズケーキというのが名物らしい.
どうせなら白いチーズケーキというのを買いたかったのだが,ホールがなかったのでWチーズケーキ(ホール)を購入.

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うーん,これでもか!と言わんばかりにWだ.

で,なにがWなのかというと,

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ちょっとピントが合っていないが,オーストラリアとフランスの2種類のチーズを使っているのでWらしい.チーズのことは全然わからないが,違いが分かるようなものなんだろうか?

中身はこんな感じ.

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けっこう大きいのだが,これで850円(税込).大阪では有名なりくろーおじさんの焼きたてチーズケーキが6号のホールで525円(税込)なのだが,それと同じか,少し大きいくらいかな.
ちなみに単品(カット売り?)だとホールを六分の一くらいにカットしたもので1個290円なので,圧倒的にホールの方がお得だ.

カットしてみた.

Sucre_6.jpg

切るときに感じたのだが,表面がパリパリとしている.うーん,チーズケーキを切っているときの感触じゃないぞ.それに対して中身は普通のチーズケーキっぽい.
食べてみると,やっぱり表面が固くて,中身は柔らかい.うーん,2種類のチーズって,表面と中身で使い分けてるのか?
想像以上にチーズ感が強かったのだが,パッケージに書いてる「しっとり」についてはうなずけるものの,「やわらかくお口の中でとろけます」についてはどうだろう? 表面はともかく,中身は柔らかいけど,とろけるとまではいかなかった.ちょっと冷蔵庫に入れすぎたせいかなあ.

あの味とサイズで850円だったらコストパフォーマンスはけっこう高いと思う.
しかし,大阪にはりくろーおじさんというコストパフォーマンスの化け物みたいなライバルがいるからなあ.

投稿者 saihide : 01:10

2006年04月10日

『社会人のオキテ』大條充能

副題は「どんな会社でも自分を生かす50の熱い方法」で,社会の中で生き抜く力を育てるためにどのように仕事・生活を送るべきかを書いてあるぜ.

どういう経緯だったか忘れたが,チェックすべきリストの中に入っていたぜ.そんな本でも松山市立中央図書館は所蔵しているぜ.熱いぜ!

著者は元はリクルートの名物社員で,現在は自らが起業した総務代行会社を経営しているのだが,雑誌『ダ・ヴィンチ』で人生相談をしていたので以前から知っていたぜ.
その人生相談には「熱いぜ!」という決め台詞と共にノリだけで回答したような無茶苦茶なものもあったので,自分でチェックリストの中に入れておきながら「この著者の本をどうしてチェックしたんだ?」と疑問に思ってしまったぜ.

でも,読んでみたら結構いいことが書いてあったぜ.

「修羅場のときこそ 前向きにその状態を楽しもうぜ!」だとか

「仕事をつまらないと言う奴は,たいてい自分で仕事をつまらなくしているぜ」,

「仕事を選り好みしてはいけないぜ.大切なのはどんな仕事も自分のためになるんだ,そして自分のためにするんだという強い意志を持って働くことだぜ」など,

普段から自分が考えていることを後押ししてくれている気がしたぜ.

ページ数にして140ページ程度,1時間もあれば読みきれるくらいなので,学生さんにはぜひ読んでもらいたいぜ.

ちなみに,この著者の文章はその90%以上が「○○だぜ」で終わっているので,この記事もその文体で書いてみたぜ.
ちょっと慣れないところはあるけど,書いてみると勢いがあって結構いい感じだぜ.

この文体と「熱いぜ!」という決め台詞,そしてこちらに向かって指を突きつけている著者の写真のせいで,『ダ・ヴィンチ』の連載のときから,読んでいると頭の中でルー大柴が登場するぜ.熱いぜ!

・おまけ
著者のポーズはよく覚えているのだが,顔を思い出せなかったので検索したところ,本人のブログがヒットしたぜ.
トップに本人の写真が掲載されているが,あいかわらずのポーズで,ちょっと懐かしかったぜ.
なお,このブログでは過去の人生相談も読むことができるぜ.熱いぜ!

投稿者 saihide : 00:01

2006年04月09日

都そば@布施×2

大阪出張ネタ.
鉄道があまり発達していない松山ではほとんど見かけないが,私が育った大阪ではちょっと大きな駅には立ち食いそばの店が併設されている.
この立ち食いそばも松山では食べられないものリストの中に入っているので,大阪に出張したときは時々食べるようにしている.

駅とか路線によって違いがあるようだが,メジャーなのが「都そば」というチェーン店.私の実家の近くには駅が4駅あるのだが,そのうち2駅には都そばがあるくらい.
その駅のうちの一つがこの間までドラマをやっていた白夜行の最初の舞台になった布施なのだが,ここには北側と南側に1軒ずつ都そばがある.

これが北側の都そば.

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都そばを知っている人の多くがこの店舗をイメージする.
都そばという店名を知らない人でも「柿色のマークの立ち食いそば屋」といえばだいたい通じるくらい,強力なブランド認知度を誇っている.

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中はこんな感じ.カウンターから厨房の様子が手にとるように分かるオープンキッチン方式を数十年前から採用.
料金システムも注文した商品と引き換えに現金で決済をするキャッシュ・オン・デリバリー方式だ.

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継続的なプロダクトイノベーションも怠っていない.これは天ぷらそばだが,以前よりも天ぷらが改善されている.
以前の天ぷらは構成要素の90%以上が天ぷらの衣だと思われていたが,現在ではちゃんとした「かき揚げ」になっている.昨今のヘルシー志向に積極的に取り入れたのだろう,ニンジンやカボチャなどの重量級野菜をたくさん摂取することができる.これで300円程度.
また商品ラインの拡充にも積極的で,以前は単なる天ぷらうどん・そばだったのが,現在では天ぷらの種類によって4-5種類を選べるようになっている.

次に南側の都そば.

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はっきり言って,最初に見たときは以前の店が潰れて,新しい店が入ったのだと思ったくらい違っている.私が実家にいるときは北側の店とほとんど同じフォーマットだったのだが...

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これが店内の様子.
カウンター上部のメニューとカウンター向こうの店員が大阪のオバチャンでなければ,小洒落たカフェかと間違ってしまいかねない.
というか,全席に椅子がある.これはもう既に立ち食いそば屋ではなくなっている.

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しかし商品は一緒.もちろん値段も同じで,この天ぷらそばで300円程度.

距離的に近すぎるから,差別化を図るために南側が高級店志向に走ったのだろうか?
確かに通常の都そばよりも女性客が入りやすくなってはいると思う.
しかし,その女性客の増加分で店の改装費用を回収するとなると,かなり長期間になるような気がするのだが...


・おまけ その1
天ぷらが立派になったことは書いたのだが,個人的には以前の天ぷらの方が好きだった.あのチープさがたまらなく良かったんだけどなあ.

・おまけ その2
この記事は以前読んだ,『立喰師列伝』の映画公開記念でもあったりする.
読んだときは映画化するというのがジョークだと思っていたんだが,本気だったのか,押井守...
公式サイトで予告編が見れるのだが,なんというか,Flashアニメみたいだった.
愛媛で公開されるのは6月,それも今治のみっぽいのだが,うーん...

投稿者 saihide : 13:05

2006年04月08日

アルボーレ(パスタ) その2

Albore2_1.jpg

以前,中央通のアルボーレにランチに行った記事を書いたが,そのときから気になっていたことがある.
基本的にアルボーレのメニューにはアンティパストとサラダバーがついているのだが,ランチタイムはパンも食べ放題で,これはメニューにも書いてある.
しかし,ディナータイムにはパンについての記述がない.店のシステムを考えると,おそらく夜もパン食べ放題だと思うのだが...

ということで,確認のために行ってきた.

金曜日の夜ということもあってか,店内は7割くらい埋まっていた.
客層はやはり女性が多いものの,家族連れやカップルも多いので,昼よりは男性比率が高くなっているかな.

メニューについてはディナーメニューも用意されているが,基本的に昼と一緒.
ただ,ランチタイムだと今週のパスタ2種類の中からしか選べないが,ディナータイムだと自分の好きなパスタを選ぶことができる.ただし,選んだパスタによって値段が変わってくる.パスタの値段は980円から1500円程度まで.
しかし,周囲をさりげなく観察してみると,ほとんどのお客さんはプラス一品以上がついたコース料理を注文していた.まあ,高めのコースで注文しても3000円しなかったはずなので,そういう意味ではリーズナブルなのかな.

色々と考えた結果,このところ出費が続いていることもあるので,出費を抑えるべく,ベーコンとブロッコリーのパスタ(1080円)を注文.
気になっていたパン食べ放題が付いているかどうかだが,

Albore2_2.jpg

しっかり付いていた.

もちろん,

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アンティパストもしっかり付いている.

パンとアンティパストを一皿ずつ片付けている間にパスタが到着.

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ブロッコリーとベーコンに加えて.ローストガーリックが載っている.
魚介類は入っていないにもかかわらず,なぜかその手の匂いがしたのだが,どうやらアンチョビーの匂いらしい.でも固形分としては確認できなかった.スパイス代わりなのだろう.
前回同様,量はちょっと少なめだが,店のシステムを考えると適量か.
これまた前回同様,通常のパスタに比べると柔らかめだが,これは生パスタを使っているためなのだろう.それでも前回よりは食感が良かった.

パスタを美味しくいただいたあと,もう一皿ずつパンとアンティパストを食べて終了.
お腹はけっこう空いていたのだが,しっかり満腹になった.

どのパスタを選ぶかによるのだが,1000円程度でお腹が一杯にできることを考えると,もう少し飢えた若い野郎どもが店に来てもおかしくないと思うのだが,その手の客層は皆無.
やはりその手の方々は米とか肉をガッツリ食べたいので来ないのだろうか.確かにパンや前菜をチョコチョコ食べてお腹は満腹になっても,「喰ったぞー!」という達成感みたいなものにはちょっと欠けるからなあ.

投稿者 saihide : 20:40

2006年04月07日

春光亭(ラーメン)

Syunkoutei_1.jpg

先日,電化製品を少しでも安く購入するため,城南のコジマとヤマダ電機に行ってきた.
買い物自体は予算を少々オーバーしてしまったものの,それなりに満足のいくものだった.

その後,「せっかく普段は来ないところまで来たんだから」ということで,以前から評判を聞いていた井門町の春光亭に行ってきた.
ちょっと分かりにくいところにあるのだが,市中心部からヤマダ電機に向かうと,ヤマダ電機の手前で右側(=西)に黄色い看板が見えるので,それを目印にすれば分かるかな.

Syunkoutei_2.jpg

店内はこんな感じ.
写真には写っていないが,この右側にテーブル席が2卓ほどある.
写真だけだと昔ながらのラーメン屋っぽいが,店内にジャズが流れているのが現代風か.
土曜日の昼過ぎに行ったのだが,若い大将が一人で厨房からホールまでこなしていた.

写真にもあるようにメニューは非常にシンプルで,それほど悩む必要もないだろう.今回は基本のラーメンにしてみた.

カウンターに座ったのだが,正面にはこんな注意書き(とは言わないか)があった.

Syunkoutei_3.jpg

化学調味料を使わない,和食の技術を使った醤油ラーメンで,醤油にもこだわりがあるようだ.
個人的には,化学調味料も適量使う分には問題ないと思うのだが,人によっては化学調味料をとると体調が悪くなる人もいるので(いわゆるチャイニーズレストランシンドロームというやつ),そういうのにこだわる方には嬉しいかも.

しばらく待っていると,ラーメンがやってきた.

Syunkoutei_4.jpg

一目見て分かるのは,スープに透明感があることと黒っぽいこと.
まつちかラーメンステーションで食べた青葉もこんな感じだったなあ.醤油ラーメンというともうちょっと濁っているイメージがあったんだが,これが純粋な醤油ラーメンのスープなんだろうか.
また,表面にけっこう油が浮いている.和風&化学調味料不使用というので,ヘルシーな油分控えめなものを想像していたんだが,ちょっと意外.

一とおり鑑賞し終えたところで,スープを一口.
うーん,醤油にこだわってるらしいけど,そのあたりのことはよく分からないなあ.青葉よりもわかりやすい醤油の味はするけど.

こだわりの醤油のことよりも,食べた瞬間にどうも懐かしい感じの味がして仕方なかったことの方が特筆すべきだろう.
他の紹介ページを読んでいる限りでは魚介類,おそらく煮干を多用しているらしい.
確かに実家では煮干でダシをとって,醤油で味付けをした牛肉のすまし汁(あれも「すまし汁」というかな?)をよく作っていたので,そのことが懐かしさを呼び起こしだのだろうか.
でも,色々と考えてみた結果,どうやら実家でときどき作っていた牛のテールスープを思い出していたようだ.動物性の脂の旨みと甘みを感じたせいだと思うのだが...

ということでスープも特徴的なのだが,麺も特徴的.

Syunkoutei_5.jpg

写真では分かりにくいかもしれないが,太め&断面が四角.きしめんなどと同じ平麺の類になるんだろうか.なかなか歯応えがあって美味しい.

食べ終わっての感想だが,トータルで考えても充分に美味しいとは思う.でも,各方面で絶賛されるほどとは思えなかった,というのが正直なところ.
どうやら私は醤油ラーメン自体がそれほど好きではないらしく,豚骨やちゃんぽんみたいなスープが濁っているタイプの麺類の方が好きなようで,それが大きく影響している模様.
ネットでの評判を見る限りでは,醤油ラーメンが好きな人にとっては是非行くべき店のようだ.ただ,中心部から行くとなると,けっこうな距離があるので,車を使うか,ヤマダ電機に用事があるときについでに行くのがいいかも.


・おまけ
グルタミン酸の過剰摂取によって生じるとされるチャイニーズレストランシンドロームだが,科学的な因果関係は証明されていないという話もある.
でも,ラーメンを食べたあとに,舌がピリピリすることって,実際にあるんだけどなあ.別の要因なんだろうか.

投稿者 saihide : 00:24

2006年04月06日

『スラムオンライン』桜坂洋(BlogPet)

きのう、噂するはずだったみたい。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:33

彩華 上六店(ラーメン)

SaikaRamen_1.jpg

大阪出張ネタ.
以前,毘沙門(ラーメン)の記事に少し書いたが,関西には天理ラーメンという有名なラーメンがある.
もともと奈良県の天理で開業した屋台のラーメン屋だから天理ラーメンなのだが,正式な店名は彩華という.
現在では関西の各地にチェーン展開しているので,天理までいかなくても食べることができる,非常にファンが多いラーメン.
私が天理ラーメンを食べたのは実は数えるほどしかなかったりするのだが,久しぶりに食べてみようということで行ってきた.

店内はこんな感じ.

SaikaRamen_2.jpg

下に写っているのはテーブルっぽいが,これも壁にくっついているカウンターのようなもので,それが湾曲している出っ張っているだけ.

メニューはいわゆる天理ラーメン(=彩華ラーメン)が中心なのだが,普通のラーメンもある.普通のラーメンが420円くらいで異常に安いのだが,やはりここは彩華ラーメンを食べよう.

で,これが彩華ラーメン.

SaikaRamen_3.jpg

醤油ベースのスープの上一面に浮かんだ野菜と油.
スープを少し飲んでみると,ニンニクと豆板醤の辛味が襲ってくる...というほど辛くはないのだが,かなりパンチの効いた味がする.
もっと辛いのが好きな人は,特製の辛味みそ(というか豆板醤だよな?)をどうぞ.

麺はこんな感じ.

SaikaRamen_4.jpg

見たとおり,ちょっと縮れていて,歯応えもいい.

で,パクパク食べていたのだが,いくら食べていっても肉が見当たらない.あれ,チャーシューは入ってなくても,肉がちょっと入ってたような気がするんだが...
スープの下の方に沈んでいるのだろうか?と思いつつ,レンゲや箸で探ったりもしたのだが(行儀が悪いので良い子は真似しないように!),発見できず.
けっきょくスープを飲み干しても肉を発見することはできなかった.

うーん,肉が入っていたのは記憶違いだったんだろうか?
と思いつつ,何気なくカウンター奥の厨房を観察していたところ,どうやらスープ&具は作り置きしていて,注文を受けて茹で上がった麺の上に鍋から掬ったスープ&具をかけて完成させているようだ.
この作り置きはコンロの上に鎮座している巨大な鍋(というかタライ?)でやっているようで,掬う分量は長年の経験でだいたい一定量になるようだが,掬った中身がどうなるかは運次第のようだ.
つまり,その日の運勢によって,肉が多めだったり,逆にまったく入ってなかったりする,ということがあるのかもしれない.確かにその日の出張は見事なくらい成果が得られなかったから,厄日だったのかも.

今回は1玉(580円)を注文したのだが,歯応えがいいためか,それとも野菜がたっぷり入っているためか,それなりにお腹がふくれた.
ただ,肉が入っていなかったのが玉に瑕か...

なお,勘定を済ませると,口臭消しのタブレットをくれるので,人と会う約束がある前でも安心...って,かなりニンニクが強いんだけど,あの程度で消えるのかなあ?


・おまけ
昔食べたのも上本町の店だったはずなのだが,もう少しこざっぱりした店だったような気がする.まあ,最後に食べたのは13-4年前.昔のことだから記憶がおかしくなっているのか,それとも経年劣化によって店が古くなってしまったのだろうか...

・おまけ その2
天理ラーメンの代わりといっては何だが,日本橋にある海賊ラーメンはよく食べていた.
といっても,これも最後に食べたのは同じくらい前だなあ.
今度,大阪出張があったら食べに行こうかな.

投稿者 saihide : 03:26

2006年04月05日

フローズンケーキバー@モス

手元に月末まで有効なモスの金券1000円分があったのだが,そのことをすっかり忘れたまま大阪に出張に行ってしまった先月末.
出張先ではそこでしか食べられないものを重点的に食べるのが私の基本方針なのだが,1000円分の金券を使わないで期限切れにしてしまうのはもったいない.
しばらく悩んでいたのだが,モスの新商品にフローズンケーキバーがあったことを思い出した.検索してみると,5種類のうち3種類が終売になるというではないか.これは今のうちに食べておかねば!
ということで,実家の近くのモスバーガーに行ってきた.

このフローズンケーキバー,1つ230円(税込).5つで1000円ちょっとなので,おつりの出ない金券を使い道としてはピッタリ.しかし,5つも一気に食べるのはどうなんだ?

などと考えながら店頭のメニューを見てみると,既に抹茶が品切れになっていた.
抹茶は終売になる商品.ということは,フローズンケーキバー完全制覇の夢は早くも打ち砕かれてしまったではないか...

なくなってしまったものは嘆いても仕方ない.残りの4種類+コーヒーか何かで1000円分の金券を使い切るか.
と思って店に入ろうとしたところ,メニューの中にライスバーガー豚しょうが焼きを発見.これって店舗限定のメニューだったよな.松山のモスバーガーで見たことはなかったような気がするので,ついでにこれを注文しよう.

ということで,ライスバーガー豚しょうが焼きのセットと終売になるフローズンケーキバーのマロンと苺ミルクを注文.

まずは豚しょうが焼きなのだが,袋を開けて笑ってしまった.

Mos_0603_1.jpg

まさに豚しょうが焼き.ライスのバンズの間に豚肉と玉ネギだけが「これでもか!」とばかりに入っている.
食べてみたところ,これがまさに豚しょうが焼き.これだったら中身だけを抜いて,それをオカズにしてご飯が食べられるなあ.
しかし,食べていると豚しょうが焼きの味しかせず,味にアクセントがない.もうちょっとモスっぽい工夫をしてもらいたかったところだ.

こちらもそろそろ終売っぽい期間限定のクラムチャウダーと共においしく頂いたところで,フローズンケーキバー登場.
ちなみに,ライスバーガーと同時に出すとケーキに辿り着く前にケーキが溶けてしまいかねないので,店の人がライスバーガーを出してから10分後に出しましょうと言ってくれた.うーん,さすがモスバーガー.
まずはマロン

Mos_0603_2.jpg

中身はこんな感じ.

Mos_0603_3.jpg

クリームの層を入れると4層に分かれている.上がチーズケーキのスポンジっぽい生地で,その下がマロン,クリームの層ときて,最後はこれまたチーズケーキの底っぽい生地.
食べてみたところ,ところどころにマロンっぽい食感もあるのだが,それほど歯応えがあるわけではない.どちらかというと,マロンっぽいというよりも洋酒の味が強いのだが,これはこれで美味しかった.

次に苺ミルク

Mos_0603_4.jpg

さっそく食べてみるべく,袋を開けようとしたところ,袋の向きが先ほどのマロンと逆なことに気がついた.
よく見ると,賞味期限の記入方式が違うし,印字されている場所も違っている.どういうことだ?

中身はこんな感じ.

Mos_0603_5.jpg

やっぱり,さっきのマロンと違う感じがするぞ.苺ミルクの層を生地で挟んでいるのは同じだけど,生地の種類が違うような...
食べてみると,やっぱり生地の種類が違っている.中身の苺ミルクの部分だが,先ほどのマロンに比べると,かなり苺っぽい.でも,生の苺というよりも,アイスクリームに入っているジャムっぽい苺という感じだ.

同じフローズンケーキバーという商品ではあるが,この2つの商品,けっこう違っている.
私は栗よりも苺の方が好きなのだが,このマロンと苺ミルクだったらマロンのほうが好きかな.でも,このマロンはマロンっぽくないところが好きなので,栗を使った商品としては問題があるかもしれないな.

などということを考えつつ,包装紙を見比べてみると,

Mos_0603_6.jpg

Mos_0603_7.jpg

製造者ではなく販売者が記入されている場合,それは別の業者から仕入れて販売していることがほとんど.
このマロンと苺ミルクは両方とも「販売者:モスフードサービス」となっているが,その後ろに謎のアルファベット三文字があって,これが違っている.
謎のアルファベットを解読するには情報が少なすぎるけど,この2つの商品,やっぱり違う業者が作っているのかなあ.

投稿者 saihide : 00:10

2006年04月04日

『お縫い子テルミー』栗田有起

恋に悩む,というのとはちょっと違うな,恋心を抑えて仕事に生きる流しの仕立て屋の女の子を描いた表題作と,親に内緒で留守番のアルバイトをする小学5年生を描いた「ABARE・DAICO」の2作が収められた作品集.松山市立中央図書館所蔵.

面白いと聞いたので,借りてみた.
調べてみると,作者の栗田有起は芥川賞の候補にも何度もなっている人らしい.全然知らなかった.直木賞はともかく,純文学対象の芥川賞は全然興味がないからなあ.

読み終わっての感想だが,芥川賞候補だというので,もっと小難しい作品だと思っていたのだが,意外にそうでもなかった.

表題作の「お縫い子テルミー」は普通に面白かった.ストーリー自体はそれほど起伏がなくて淡々としているのだが,主人公のキャラがいい.
もうちょっと長くして,ストーリーに変化をつけてもいいような気もしたのだが,単に客のエピソードが増えるだけで話の骨格は広がりそうにないな.これはこの長さでちょうどいいのかも.

もう一方の「ABARE・DAICO」は,小学5年生ってもうちょっと大人な気がするんだが,実際はこんなものだったかなあ.
ネットで検索するとこちらの方が好きという人も多く,確かにストーリー的にはこちらの方が起伏があるので面白い.しかし,タイトルの由来にもなっているエピソードが... 別にそのエピソードがなくても話としてはきれいにまとまると思うのだが.

投稿者 saihide : 02:37

2006年04月03日

2005年度の運用成績

世間的には4月から新年度になるわけだが,今年は4/1が土曜日だったため,実質的には今日の4/3が新年度の初日になる.

昨年の4/1から保有株式の時価総額を毎日記録するようにしていたのだが,年度も改まったことだし,2005年度の運用成績をグラフにしてみた.

StockPerformance2005_1.jpg

このグラフは2005年度の利益率(=時価総額÷投資額)の推移を表しているのだが,昨年4/1時点の利益率を1として作成してある.

細かく見ていくと,それなりに波があって,4月5月では1を割っている,つまり財産が目減りしていたりもしたのだが,基本的には右肩上がりのグラフになっている.

最終的な利益率は121.68%.つまり2割ほど増えたことになるわけで(あくまでも含み益,つまり実現していない利益だが),この数字だけを見ると非常に高い運用成績のように思える.

しかし,これを東証市場第一部全体の動きをあらわす 「TOPIX(東証株価指数)」 の推移と比べてみると...

StockPerformance2005_2.jpg

上半期はともかく,下半期は悲しいくらいに負けている.
最終的にTOPIXは145.65%にまでなっている.
つまり,昨年の4/1の時点でTOPIX連動型の投信に私が株式に投資している金額を全額突っ込んでいれば,私が運用するよりも2倍儲けてくれたわけだ.

利益率は追加投資を行うと低下するため,私の運用成績とTOPIXの上昇率を単純に比較することはできない.
また,私のポートフォリオは配当&株主優待を重視して作成されているため,時価総額の推移だけでなく,配当や株主優待も含めて比較する必要がある.

と,いくら弁解したところで,運用成績が2倍も違っていれば,負け犬の遠吠えにしか聞こえないよなあ...

投稿者 saihide : 02:50

2006年04月02日

すずめのお宿(ラーメン)

SuzumeRamen_1.jpg

ネットで松山のラーメン店が話題になるとき,よく出てくる店.
場所がよく分からなかったのだが,先日たまたま発見したので行ってみた.
ちなみに伊予がすり会館の前の交差点を北上すると右側に見える.住所としては久万ノ台になるようだ.

一人だったのでカウンター席に座ったのだが,そこから店内を写すとこんな感じ.

SuzumeRamen_2.jpg

奥の格子の向こうにもテーブル席があるのかな?

昼時に行ったのでランチメニューの中から選択.
つけ麺が名物らしいのだが,今回はシンプルにラーメン(=すずめらう麺)にしてみた.

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色で判断できるかもしれないが,豚骨しょう油味.
まずはスープを一口.おや,えらくアッサリしてるな.店の前で豚骨のにおいがしていたので,もっと臭みがあるかと思ってたんだけど,そんなことはなかった.
で,単純な豚骨しょう油ではないようで,スープを口にしたとき,なぜか味噌を思い出してしまった.滑らかさというか甘みというか,そんなものを感じる.

次に麺だが,写真を撮るのを忘れてしまったが,ちぢれ麺で独特の食感がある.松山では珍しいかも.確かにこの麺だったら,つけ麺が合ってるかも.
チャーシューは一口めはちょっと歯ごたえがあったので,最近では珍しいなあと思ったのだが,二口めはとろけるタイプみたいだった.単に外側はよく火が通っているのでとろけて,内側は火の通りが悪いから固めだっただけなのだろうか.

テーブルの上にはこんな感じの調味料が.

SuzumeRamen_4.jpg

左から餃子のたれ,ラー油というか唐辛子,人参酢,そして辛子高菜だったかな.
ラー油というか唐辛子もラーメンに入れていいようだったので入れてみたのだが,少ししか入れなかったのに,かなり辛くなってしまった.
人参酢というのが珍しいが,これは朝鮮人参を漬けた酢で自家製らしい.朝鮮人参はかなり独特の味がするので調味料として使うのはどうかと思ったのだが,張り紙を見ると味がまろやかになるという.
半信半疑で入れてみたところ,確かにまろやかになっていて,先ほど入れた唐辛子の辛味がかなり薄らいだ.

ラーメンセットには餃子&ライス(650円)と,とりそぼろご飯(750円)の2種類があるのだが,今回は餃子にしてみた.

SuzumeRamen_5.jpg

この餃子がかなり美味しくて,もっと食べたくなってしまった.ライスはちょっと小さめかな.

豚骨ラーメン,久万ノ台という場所,餃子とライスがついたセットで650円という安めの値段設定,ということで,衣山の松山分校と類似点が多いように思う.
しかし,同じ豚骨ラーメンでも方向性がかなり違っているので,アッサリしたのを食べたいときはすずめのお宿,コッテリしたのを食べたいときは松山分校と棲み分けができるかな.

なお,いつでもセットが可能な松山分校と違って,すずめのお宿のランチセットは日祝を除く11時から15時までなので,ご注意を.

投稿者 saihide : 07:53

2006年04月01日

3月のアクセス数ランキング

3月によく読まれた記事をご紹介.

検索語件数コメント
カルフール東大阪654僅差ではあるがトップに返り咲き
生麺工房鎌倉パスタ641サンマルクHDのサイト・リニューアルによって,ついに公式ページができた
インディアンカレー(カレー)284けっきょく1回しか食べてない.出張のついでにまた食べたいものだ
勝岡免許センター253予想通り3月もランクイン.アクセス数は70ほど増加
魚一心@ロビンソン(回転寿司)153先月に比べて1.5倍.春休み効果強し
彩果の宝石144初登場なのに結構上位にランクイン.美味しゅうございました
bit(フリーマガジン)121先月に続いてランクイン.公式サイトにはメイキングも
でゅえっと(スパゲティ)104さすがは松山の老舗,初登場で堂々ランクイン
アルボーレ(パスタ)96これも初登場.気になっている人が多いということか
松山城ロープウェイ駅舎81ちょっと意外.気にしている人って多かったのか?

ということで,3月の崔研究室 仮営業所は「カルフール東大阪」「鎌倉パスタ」「インディアンカレー」なサイトだった.うーん,この3つは常にトップ3だな.そろそろ永久欠番にでもしようかな.

これらも含めて集計すると,県内ネタが5,県外ネタが4,場所関係なしのネタが1.
切り口を変えると,食べ物ネタが6で,それ以外が4... 書いた記事の数から言えば本の感想がもっと多くなってもいいはずなんだが,やはり食べ物ネタは強いということか.

投稿者 saihide : 00:50