2006年05月31日

フジの株主優待2006春

fuji2006a_yutai.jpg

フジの株主優待が届いた.
フジの株主優待は1000円ごとに使える100円の金券が20枚で計2000円分.
いちおう使用期限が6ヶ月間なのだが,これまでなら金券をもらっても2ヶ月もしないうちに使い切っていた.
しかし,諸般の事情でフジから足が遠のいている現在,期限内にすべてを使い切れるのか?

と思って,利用案内をよく読んでみたところ,フジ以外にもフジの子会社で使えるようだ.

子会社の一つで外食事業を行っているフジファミリーフーズはマルデナポリもやっているっぽい.じゃあ,衣山でご飯を食べるときにでも使え...ない?
うーん,衣山はタケシカンパニーの直営店か.
となると「じゃんじゃか」とか「どんと」「めんた」になるのか.「じゃんじゃか」と「どんと」はともかく,「めんた」で1000円以上ってどうなんだ?

あとはバッハで使えるかどうかだな.バッハはフジ本体の事業部が運営しているから使えると思うんだが...

投稿者 saihide : 00:42

2006年05月30日

うどん定期券の効果(BlogPet)

きょうグラハムが終了したかもー。
さいでうどんっぽい終了されたみたい…


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 17:40

カゴメの株主優待2006春

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カゴメの株主優待が届いた.
カゴメの株主優待は年2回,春と秋に届くのだが,春は飲み物中心,秋は食べ物中心というパターンがある.
今回もそのパターンどおり,飲み物中心だったのだが,今までと違うこともあった.

今回は野菜生活4種類,麦茶,スパイシーモーニングケチャップという新製品,カゴメデリが入っていたのだが,それに加えてこんなものが入っていた.

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三津の緑モスの誕生日プレゼントでもらったのと同じ100%コットン,無着色のバッグだ.
緑モスでもらったのと違って,これは結構大きい.
同封されていた説明書きによると,

kagome2006a_yutai_3.jpg

買い物バッグとして使って欲しいらしいのだが,このサイズでは買い物バッグとしては小さいかな.
手元にあったものを試しに入れてみたところ,ホットペッパーがすっぽり入った.
マチも結構あるし,これだったら厚みのあるA4サイズのノートPCでも入るかな.授業用にちょうどいいかもしれない.

投稿者 saihide : 00:26

2006年05月29日

映画『陽気なギャングが地球を回す』

伊坂幸太郎作品を読んでいて思い出した.
そういえば『陽気なギャングが地球を回す』の映画はどうなったんだろう?
ネットで検索してみたところ,既に公開中どころか,衣山シネマサンシャインでの上映は6/2までだという.
最後に映画を見に行ったのは2ヶ月前だし,久しぶりに見に行ってくるか.

ということで見てきた.

上映終了後,前を歩いていたおばちゃん連中が「しょーもない映画やったな」と酷評していたのだが,そこまで酷くはないと思う.

というか,これは「しょーもない映画」ではなくて,「バカ映画」というジャンルの映画なんだ!
と思って検索してみたら,やっぱり製作者も意識していた模様

バカ映画なんだと思って見ると,チンケなCGやド派手な衣装,ラストの展開なども楽しめると思う.
逆に,原作の雰囲気やノリを期待して見てしまうと,すごく失望してしまうかもしれない.

ちなみに,主要登場人物の設定(の一部)を借りただけで,ストーリーは全然違っているので,そういう意味では原作を読んだ人も楽しめるかも.
まあ,別の作品だと割り切ることができればの話だが.
主役の4人については豪華キャストなので,このメンバーで原作に忠実な映像化をしたものを見たいなあ.

投稿者 saihide : 00:06

2006年05月28日

緑モス三津店の誕生日プレゼント

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先月末に春雨中華海老カツバーガーを食べに行ったときに知ったのだが,三津浜の緑モスが開店1周年ということで,5/27と5/28に来店するとプレゼントがもらえるという.

さて,どんなプレゼントがもらえるんだろう?

時間もあったし,天気も大丈夫そうだったので,行ってみた.

さて,そのプレゼント,来店すれば誰でももらえるのではなく,両日とも先着200名で500円以上買ったお客さん限定.
しかし,モスバーガーなら普通に注文すれば500円以上になることがほとんどなので,普通に注文.
会計を済ませて,番号札と一緒にもらったのがコレ.

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ミニトートバッグというのかな?

裏面の説明書きを読んでみると,

MOS_060527_3.jpg

100%コットンで,「漂白剤や染料を使用していない環境に優しいバッグ」だそうだ.
デザインはシンプルでいいと思うのだが(オンワード樫山が企画・製造),ちょっとサイズが小さめ.
試しに手元にあるものを入れてみたところ,370mlサイズのファブリーズのボトルが2本スッポリ入る程度の大きさだった.

このサイズでも肩から掛けられるタイプなら使いようがあるんだが,私の自転車にはカゴが付いてないので,手提げのみのカバンって持ち歩けないんだよなあ.
まあ,何とか使い道を考えてみよう.

投稿者 saihide : 00:01

2006年05月27日

うどん定期券の効果

UdonPass_2.jpg

5月上旬に記事にした,はなまるうどんの>うどん定期券だが,そろそろ1ヶ月の有効期間が終了する.

ということで,うどん定期券の効果について考えてみた.

まず,有効期間中にはなまるうどんに行った回数と支払った金額を調べてみることに.
こういうとき,Excelを使って家計簿をつけていると便利だ.
条件を設定し,関係するデータだけを抽出してみたところ,この1ヶ月の間にはなまるうどんに行ったのは8回,支払った金額の合計は1176円だった.
この1176円に,うどん定期券の代金500円を加えた1676円が私が支払った総金額ということになる.

で,うどん定期券を利用しなかったときに支払ったはずの金額だが,1回につき105円の値引きだから,1176円+105円×8回で2016円.
この2016円と1676円の差額である340円がうどん定期券を利用したことによって私が得た純利益ということになる.
うーん,思ったほど得をしてないな.
買った当初は毎日のように行っていたんだが,とりあえず元を取ったら,あとは銀天街まで行くのが面倒になったからなあ.

次に,はなまるうどん側の効果についても考えてみた.
単純に考えると,私の利益=はなまるうどんの損失になるのだが,実際にはそう単純ではない.
商品の価格というのは原価+利益でできていて,さらに原価は固定費と変動費に分けられる.固定費は売上に関係なく一定であり,変動費は売上に比例して発生するコスト.固定費の代表が家賃や人件費であり,変動費の代表は原材料費になる.

固定費はその店が営業を続けている限り発生する.つまり,うどん定期券を導入しようがしまいが発生するので,うどん定期券の導入による効果の分析の際は無視していいだろう.

で,分析するべき変動費なのだが,世間の色々な商品の原価を扱った本にセルフうどんの原価について書かれているらしいのだが,近場で見つけることができなかった.
どこかに情報がないかなと思って検索したところ,はなまるうどんが渋谷に進出した際の記事がヒット.これによると,開店当初の客単価が430円で,原価率が35%だという.
この原価率をそのまま使うと,本来支払うべき金額である2016円×35%の705.6円が原材料費の合計.
私が実際に支払った金額が1676円だから,1676-705.6=970.4円がはなまるうどんがうどん定期券の導入によって私から追加的に得たることができた利益ということになる.

私が得た利益が340円,はなまるうどんが得た利益が970円... なんだか敗北感が...

では,私が勝利するためにはどうすればよかったのか?
1回につき105円割引で,原価率が約三分の一という条件ではなまるうどんに損失を与えるための1回あたりの購入金額(値引き前)は...

約150円以内?!

これを可能にするメニューは,かけうどん(小)の105円だけか...

しかも,うどん定期券の代金として500円支払っているので,この分を取り戻さなければ完全な勝利には程遠い.
かけうどん(小)のみを注文した場合にはなまるうどんに与える損失は1回につき35円.
うどん定期代を取り戻すためには,この注文を15回以上する必要がある.
2日に1回か.不可能ではないが,他にサイドメニューを注文してはいけないので,飽きそうだな...

まあ,実際のところ,35%という原価率は揚げ物などのサイドメニューを含めてのものであって,かけうどん(小)の105円という価格設定はかなり戦略的な価格だから,かけうどん(小)の原価率は35%よりも高いことだろう.
となると,勝利条件はもう少し緩くなると考えられる.それでも,かなりのヘビーユーザーがストイックな注文をしない限りは敗北しそうだなあ.


・おまけ
家計簿の条件抽出をする際に,うどん定期券購入前の1年間のはなまるうどんでの支出状況について調べてみた.

1年間で全3回,総支出金額は441円.

...もうちょっと行ってる気がしたんだけど,思ったほど行ってないものだなあ.

しかし,1年間で3回しか行かなかった客が1ヶ月で8回も行くようになるんだから,うどん定期券ってかなり有効なのかも.

投稿者 saihide : 01:38

2006年05月26日

『終末のフール』伊坂幸太郎

小惑星の衝突によって地球が滅亡するまで,あと3年.
その事実が発覚したときの大混乱が過ぎて,一時的な小康状態になった頃,仙台市北部のマンションに住む人々はどのような日々を過ごしていたのか...

読むのは11作目の伊坂幸太郎作品.
いつもなら図書館で借りて読むのだが,卒業生にして同僚な人が読んでいたので貸してもらった.

舞台背景は一緒だが,それぞれに主人公が違う連作短編集.
伊坂幸太郎作品では恒例になっている他作品とのリンクは気がつかなかったが,各短編とのリンクはバリバリ張りまくっている.
でも,登場人物の多くが常識人の範疇に入っているためだろうか,私が思うところの「伊坂幸太郎」的要素が薄めな感じがした.
同じ連作短編集だったら,『死神の精度』の方が個人的には好みかな.


・おまけ
どの短編も「○○の○ール」というタイトルがついているのだが...
「天体のヨール」はちょっと無理があるんじゃないか?

投稿者 saihide : 01:06

2006年05月25日

『ヨコハマ買い出し紀行 全14巻』芦奈野ひとし

海水面上昇などによって,徐々に滅びようとしている未来の地球.
しかし悲壮感なく穏やかに日々を過ごす人間のそばには,人間そっくりのロボットたちがいた.
そんなロボットの一人で喫茶店のマスターである「アルファ」と,その周りの人やロボットの物語.

うーん,この紹介だと,全く違う話になってしまうな...
なかなか紹介が難しいのだが,12年間にわたって描かれ続けていて,ついに最終巻が発売されたマンガ.
全14巻という長い作品なのだが,ストーリーらしいストーリーはそれほどなく,アルファさん(や周囲の登場人物たち)の日常生活を淡々と描いているだけといえば,それだけの作品.
しかし,これが全然「それだけ」じゃない.

この淡々とした「雰囲気」や「空気感」が好きという人も多いのだが,ストーリー重視派の私は,この手の日常生活を淡々と描いていくタイプの作品はそれほど好きじゃない.
実際,途中で読むのを止めようかと思ったこともあるくらいなのだが,あることに気がついてから読むのを止められなくなってしまったのだ.

それは「登場人物が成長すること」.

登場人物が成長するのは物語にとっては当たり前のことなのだが,そういう意味の「成長」ではなく,純粋に「年をとる」のだ.
少年少女は少しずつ大人になって遠くに巣立っていき,大人たちも老けていく.
その一方,ロボットである主人公は年をとらず,周りの人たちが変わっていくのを見続けていき...

10巻を越えたあたりからそのことが明確になってきて,かなりジーンとくるシーンも増えてきた.
で,最終巻.
ちょっとだけ期待していた世界の謎についてはほとんど明かされることもなく,あいかわらず淡々としているのだが,登場人物もその周囲の環境も大きく変わってたりする.
収められている話も,過去の話と対になっているものが多くて,これまでの集大成というにふさわしい巻だった.

ちなみに私が一番好きなのは子海石先生だったりする.「先輩」時代もいいけどね.

投稿者 saihide : 00:30

2006年05月24日

パスティス51(パスティス)

Pastis51_1.jpg

気がついたら久しぶりの酒,しかも薬っぽいお酒シリーズ最新作.
今回はパスティス51(サンカンティアン).

パスティスというのは「まがい物」という意味で,有害成分を含んでいるとして発売禁止になったアブサンの代用品として作られたもの.
その特徴は,アブサンの原料として使われていて問題になったニガヨモギの代わりにスターアニス(八角)が使われているそうで,他にもリコリス(甘草)やフェンネルなどのハーブが使われている.
で,もう一つ特徴があって,これはアブサンもそうらしいのだが,水割りにすると...

Pastis51_3.jpg

こんな感じに白濁する.
そもそも,このパスティス51の「51」も,1951年に発売されたということと,水とパスティスを5:1の割合で混ぜて楽しんでもらいたいということの二つをかけてのネーミングだそうだ.

ちなみに味の方だが,「歯磨き粉の味」とか「飲む湿布薬」といわれるような味.確かにピリピリしてスーッという刺激的な味がする.
そして,その刺激的な味と同じくらい,甘い.それも爽やかな甘さというよりは,ちょっと後を引くようなベタつく甘さ.
ということで,飲む人のほとんどがマズイと思うような味なのだが,これがフランスでは大人気で,ガンガン飲まれているらしい.うーん,フランス人の味覚って...

ちなみに私にとっては,飲めなくはないのだが,それほど美味しいとは思わない程度の味.
とはいえ,買ってしまった以上は全部飲んでしまわないといけない.
パスティスを使ったカクテルはそれほど多くないのだが,もうちょっと材料が揃ったら作ってみるか.


・おまけ
買ってみて驚いたのだが,

Pastis51_2.jpg

中に何か浮いてる.
ハーブだと思うんだけど,これって入っていて普通なのか?

投稿者 saihide : 00:15

2006年05月23日

GEOの株主優待

geo2006a_yutai.jpg

レンタルビデオを中心に事業を展開しているGEOから株主優待が届いた.
GEOの株主優待をもらうのは今回が初めてだが,このGEOの株主優待,一部では非常に有名.というのも,その優待がちょっとスゴイのだ.

見て分かるように,GEOの株主優待は物や金券ではなく,株主優待カード.
この株主優待カードを会計時に提示するとレンタル料金が割引になって,利用回数は限界ナシというタイプ.
つまり,その店を利用すれば利用するほど優待金額が上昇することになるわけで,私の手持ちの株主優待ではサンマルクが同じ形式.

しかし,このGEOの株主優待はその割引率がスゴイのだ.
サンマルクの場合,業態によって割引率が違うのだが,ほとんどの店舗で20%オフ.これはこれで結構オトクなのだが...
GEOの割引率は,なんと50%!
つまり,レンタル料金が半額になってしまうのだ.
この手の半額サービスは他の割引サービスとの併用ができないことがほとんどなのだが,この株主優待カードはそんなケチ臭いことはしない.もしも100円セールのときにこの株主優待カードを使うと,100円の半額で50円になってしまうのだ.

この割引サービスに加えて,1ポイント1円で使えるゲオポイントが1000ポイントももらえるので,1000円分の金券をもらったのと同じ.
つまり,半年(GEOの株主優待は年2回)ごとに1000円分の金券+半年間有効な半額サービス券をもらえるのがGEOの株主優待なわけだ.

もう,これはCD&DVDを借りまくるしかない!



近くに店舗があればの話だけどね...

GEOは愛媛県にも進出しているのだが,どういうわけか松山には店舗がなく,最寄の店舗は今治または西条になってしまう.
いちおう衣山のバッハの中にGEOは入っているのだが,あれはゲームと新品CD&DVDの販売のみで,レンタル部分はバッハ自体が営業している.
なので,ポイントを使ってCDかDVDは買えるのかもしれないが,この株主優待を使うためにはゲオショップの会員にならなくてはならず,それを衣山のゲオでやってくれるのかどうかが不明...

ということで,かなりの確率で使えない優待になりそうだ.

投稿者 saihide : 00:15

2006年05月22日

ジョー・プラ(ショッピングセンター)

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朝生田の旧ダイエー南松山店が5/20にジョー・プラとして新しくオープンした.
オープン初日は色々と用事があったので行けなかったのだが,2日目の5/21に行ってみた.

ダイエー南松山店の撤退が決まった頃には,その跡地にどこが来るのかで色々とウワサがあったが,最終的にはジョー・プラの名前から分かるように,愛媛が地盤の建設会社であるジョー・コーポレーションが,パチンコのTENGOKUグループを運営している会社と組んで出店することになった.
出資者が出資者なので,パチンコ屋が入るのではないかというウワサもあったのだが,それはなかった.

ともかく正面玄関から入店.
オープン2日目ということもあってか,店内は結構な賑わい.
で,店内が以前とどれくらい変わったかというと...
しまった,ダイエー時代には1階のダイソーと靴屋にしか行ったことがないので,どれくらい違っているのかが分からないぞ.
とりあえずダイソーは入って右,靴屋は入って左という以前と同じ位置にあった.

正面玄関の正面には化粧品店があったのだが,これは銀天街にある店の支店らしい.以前と同じ店かどうかは不明.
その先にはスペースという雑貨屋があるのだが,これも大街道の支店だよなあ.

そのまま奥に入っていくと,左側にセガミ,右側にフードコート.
セガミは大街道および銀天街に出店しているドラッグ・ワンズと同じ会社のドラッグストアで,フードコートにも銀天街にあるザ・丼があったり,これまた銀天街にあるキリン堂や,やっぱり銀天街にあるパン屋のサンイート...
ここは銀天街&大街道の飛び地なのか?
なお,食品スーパーについては,愛媛資本のママイが出店している.人が多かったので遠くから見ただけだが,銀天街GETの地下に入っている同じ系列のフレッシュバリューよりは高級感がありそうだった.

2階は手芸用品のドリームやアウトレット家具のビッグウッド,ゲームセンターなどが入っていた.
それでも半分近くは現在改装中で,ここはしまむらになるらしい.

3階はデオデオ.これは近所にあった店が移転してきたものらしい.

ということで,今までに行ったことがある店ばかりだったので,それほど新鮮味がないというのが正直なところなのだが,初めての店もあった.

JowPla_2.jpg

フードコートにあったラポール(公式サイトが見つからなかったので「ラポール商品開発部長」のブログ).ラポールもやっぱり井門町に店舗がある店なのだが,自転車ではなかなか行けないので,これが初めて.
ちなみに右側の店舗は三日月とカフェがプロデュースしているのだが,ほとんど一体になっている.そういえば,この2店って兄弟がやってるんだっけ?

で,四国では井門町のラポールde華夢でだけ食べられるという雪花氷(シェーハーピン)という台湾式のかき氷がここでも食べられる,しかも20日と21日だけは半額で!というので,すかさず食べてみた.

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台湾といえばマンゴーらしいので(メニューにそう書いてある)マンゴーのソースがかかった雪マンゴーを.通常価格480円のところを半額の240円.
この写真では分かりにくいだろうが,氷が通常のかき氷とはかなり違っている.

JowPla_4.jpg

できるだけアップで撮ってみたのだが,あんまり分からないか.
通常のかき氷に比べると,かなりフワッとしていて,その名前のとおり,本当に雪のような感じ.
氷自体も単なる氷ではなく,ミルクにしてはほんのり甘いのだが,練乳ほどは甘くない,しかも牛乳系ではありえない微妙な風味がある.
なんだろうと調べてみたら,ココナツミルクではないかという情報があった.確かにそれっぽい.

で,これがめちゃめちゃ美味しい.
これからの季節,土曜夜市とかで売り出したら驚異的な売上をたたき出しそうなくらいに旨い.
惜しむらくは,ちょっと値段が高めなこと.ソースなしなら380円なのだが,ソース込みでこれくらいの値段にしてもらいたいものだ.
井門町まで行く体力や交通手段がない人は,ここで食べてみるといいかも.

投稿者 saihide : 00:52

2006年05月21日

激珍家 丸坊主(中華)

Gekichinya_1.jpg

久万ノ台の坂の辺りにある激珍家 丸坊主に昼ご飯を食べに行ってきた.
名前だけを見ると何の店なのか判別不能だが,実は中華料理屋で,けっこう評判も良い店のようだ.

休日の13時ごろに行ったのだが,入った時点では他に客はいなかった.
店内はそれほど広くはなく,厨房前のカウンター席が少し,座敷にテーブルが4つくらい.
他に客がいないかったので座敷に行こうかと思ったが,ちょっと遠慮してカウンター席へ.

いくら休日で12時台を過ぎた時間帯とはいえ,他に客が一人もいない,それに対して店員さんは3名(大将+奥さん?+バイト)というのは大丈夫なのかな?などと思っていると...
いきなりお客さんが大量にやってきた.
1人客から家族連れまで,老若男女とりまぜて数組のお客さんが来店,先ほどまで閑古鳥が鳴いていた店がいきなり満席に.
雑誌を読みながら聞こえてくる会話によると,どのお客さんも常連さんとまではいかなくてもリピーターのようだ.やっぱり人気がある店なんだな.

さて注文.日替わり定食や唐揚げセット,麻婆豆腐丼セットなど,ランチのセットはいくつかあったのだが,今回はイーノのクーポンを使って,Bセットを注文.

Gekichinya_2.jpg

12時の方向から,サラダ,スープ,春巻き,鶏の唐揚げ,焼売,酢豚,ご飯.これで735円.
しかし,1枚の皿に全部載ってくるとは予想していなかったな.

で,味の方だが,名前がかなり激しいので,味も激しいのかと思っていたら,全然そんなことはなかった.
まあ,激しい味の唐揚げとか春巻きというのは想像しにくいのだが,唐揚げは柔らかく,春巻きはパリッと仕上がっており,酢豚も甘みと酸味のバランスがちょうどいい感じ.スープにいたっては店名とは逆に穏やかな味つけ.
ということで,味はかなり良い.量もそれなりで,この品数で735円だったら充分かな,でも男性にとってはもうちょっと量があったほうが良いかな,などと思っていたのだが...

実は普通のランチメニュー(メイン+サラダ+一品くらいの構成)のボリュームはこれよりも上.しかも600-700円程度と値段的にはよりリーズナブルになっている.
色々なものを食べたい方は今回のBセットでいいが,もっとガッツリ食べたい方は普通のランチメニューの方が良いかもしれない.
味も良かったし,今度は普通のランチメニューを食べに行くことにしよう.

投稿者 saihide : 09:05

2006年05月20日

DURALEX プリズム

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以前,大阪のトルコ料理店で食後のトルコ紅茶がガラス製の器で出てきたのを見て,耐熱ガラス製のグラスが欲しくなった.
ホームセンターやら百貨店やらネットやらで情報収集をした結果,DURALEXのグラスが耐熱・頑丈・安価と三拍子揃っている模様.
ということで,DURALEXのグラスを買うことにしたのだが,その中で選んだのがプリズム.

DURALEXはその値段と頑丈さとデザインのためにカフェでよく使われているらしいのだが,その多くはピカルディというタイプ.確かによく見かける形だ.
これはこれで持ちやすそうでいいのだが,同じDURALEXの別の製品の写真を見た瞬間,「これだ!」と思ってしまった.

それがこのプリズム.

DuralexPrisme_2.jpg

表面に格子状の凹凸があるので,その名前のとおり,プリズムのように光を拡散させる.
うーん,カッコいい...

しかし,プリズムをamazon経由で注文した後,ちょっと不安に思ったことがある.
DURALEXを紹介しているサイトの中には積み重ねができると書いてあるものがある.
それって,DURALEX製品すべてに当てはまることなのか,それともピカルディ・スタックなどの一部の製品だけに当てはまることなのか?

ということで,到着早々にやってみたのが,

DuralexPrisme_3.jpg

この積み重ね実験.
いちおう積み重ねることはできるし,さすがは強化ガラス,強度的にも問題はなさそうなのだが,あまり安定していない.
上のグラスをもって動かしてみるとグラグラ,ギシギシする感じがする.
うーん,積み重ねはやめておいた方がいいかな.

ということで,実験も終わったので,さっそく使ってみた.
耐熱ガラス製なので,ここは熱いものを入れてみようということで,コーヒーを入れてみた.

DuralexPrisme_4.jpg

縁が蒸気で曇っているところに注目.
確かに熱いコーヒーを入れても全然問題ナシ.でも,ガラス越しに熱が伝わるので,あまりにも熱いものを入れると手で持てなくなると思う.

275ccのやつを買ったのだが,氷を入れてお酒を飲むのにもちょうどいいサイズ.
口が広いのでヨーグルトなどの食べ物を入れることもできる.ただ,グラスの内側にも凹凸があるので,ツルツルの器に比べると,内側にくっついてしまう量が多いという欠点もあったりする.
でもトータルで考えると,かなりコストパフォーマンスの高い買い物だった.

投稿者 saihide : 02:25

2006年05月19日

レンガ屋(ハンバーグ)

Rengaya_1.jpg

日付を確認したら1ヶ月以上前のことなのだが,問屋町のレンガ屋に行ってきた.
中央卸売市場の隣の方にある店で,ハンバーグが名物らしい.

店内はこんな感じ.

Rengaya_2.jpg

店はL字型になっており,これはL字の曲がったところを向いて撮ったもの.
L字になっているため,全体の席数はよく分からなかったのだが,けっこう多いと思う.
昼過ぎに行ったのだが,それなりにお客さんが入っていた.会計のときにレジの人と親しげに話している人が多かったので,常連さんが多いのだろうか.まあ,30年くらい営業しているらしいから,親子2代で常連さんというのもあるんだろう.

ハンバーグが名物というので,もちろんハンバーグを食べることにしたのだが,1200円のコースと,何かの記念(30周年?)で特別価格の1000円のコースがあった.
ちがいはスープがついているかどうかだけのようなので,1000円の方を注文した.

雑誌や新聞が置いてあったので,それを読みながら待つことしばらく.

Rengaya_3.jpg

明るさの関係でうまく撮れていないのと,肉汁が鉄板でジュージューいっている音が聴こえないのが残念.
分量は1000円という値段のことを考えると,ちょっと少なめな気がしないでもないが,肉が伊予牛のいいところを使っているそうなので,それを考えるとこんなものか.
しかし...ハンバーグの付け合せとしてほうれん草のソテーはいいんだが,玉子焼きとゴボウの煮物というのはどうなんだ? もしかしてパンじゃなくてご飯を選んだから,付け合せも和風になったのか?

付け合せの謎はともかく,メインのハンバーグを食べてみることにしよう.

Rengaya_4.jpg

ちょっと変なところにピントが合ってしまって肝心なところがちょっとボケ気味だが,溢れる肉汁,そして,中身がほんのりと赤いのが分かるだろうか? 実際のものを見ると,もっと赤いのが分かる.
これは焼きが足りていないのではなく,

Rengaya_5.jpg

意図的なものなのだそうだ.確かに牛肉100%ならば,少々レア気味でも問題ないからなあ.

おや? 店では全然気がつかなかったけど,500グラムのハンバーグがあるのか.さすがに値段も張るけど,500グラムかあ.ちょっと食べてみたい気もするな.

投稿者 saihide : 01:03

2006年05月18日

『本当はちがうんだ日記』穂村弘(BlogPet)

今日、さいが
衣山の交差点の南東側に経っている施設の中にある店.この店自体も気になっていたのだが,店が入っている施設自体も気になっていたので見物がてら行ってみた.
とか言ってた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:29

『シナン 上下』夢枕獏

キリスト教徒の木工事屋の息子として生まれた「シナン」は,「人が造り出した、最も神がよく見える場所」と言われるイスタンブールのモスク「聖ソフィア」に近づくため,改宗してオスマントルコ帝国の工兵となる.
スレイマン大帝と大宰相イブラヒムの知己を得て,各地を巡ったシナンは,「聖ソフィア」を超えるモスクを建造することをめざすのだが...

刊行された当初に書店で見かけて以来,気になっていた本.図書館に行くたびにチェックはしていたのだが,刊行から既に1年半が経過している.うーむ,時の流れるのは早いなあ.松山私立中央図書館所蔵.

この本が気になった理由は二つある.

一つは,どういうわけか私はトルコという土地が妙に気になるという性質があること.
東西が交わる場所で,アジアとヨーロッパの両方の文化の影響を受けているということと,砂漠が近くにあるせいだと思うのだが,本作はそのトルコがメインの舞台.

もう一つは,本作で大きな役割を果たしている聖ソフィアがもともとはキリスト教の聖堂であり,ローマ時代のパンテオンっぽい建築物であるということ.
『ローマ人の物語』でパンテオンの設計思想についての説明を読んで,「ほぉ,それは一度見てみたいなあ」と思っていたのだが,聖ソフィアの説明のあたりで,それと同じような印象を受けたのだ.

ということで読んでみたのだが,小説としては「えらく淡白で物足りない」というのが正直なところ.
史実に基づく物語なので,どうしても限界はあるのだろうけど,もうちょっと小説っぽい波乱万丈というか,虚構の強みとでもいうものを全面的に出してもらいたかった.

その反面,建物の紹介や歴史的背景についての情報は分かりやすく書かれているので,ガイドブックというか,教科書というか,そういうものとしては非常にいいかもしれない.
とりあえず聖ソフイアとスレイマニエ・ジャーミーは実物を見てみたくなった.

しかし,夢枕獏の本を読むのはずいぶん久しぶりなのだが,昔読んでいた本に比べると,全然違っているなあ.
『キマイラ』シリーズとかはリアルタイムで読んでいたんだけど,あれも続きは本当に出るんだろうか...

投稿者 saihide : 01:30

2006年05月17日

さん・もーる(パン屋)

StMaur_1.jpg

平和通にあるパン屋さん.
bitのブログで紹介されていたので,昼ごはんを買いに行ってみた.

店自体がそれほど大きい&客も私一人で,写真を撮れるような雰囲気ではなかったので,店内の写真はナシ.ちなみに店番はいい感じのおばあちゃんだった.

bitのブログでは「昼頃までには大半の商品が売り切れてしまうという」とあったのだが,私は運が良かったのか,12時前に行ったところ,それなりの種類が残っていた.

私がこの店に興味を持ったのは「安い、とにかく安い。」とあったためなのだが,さて,どのくらい安いのだろう?
手近のパンの値札を見てみたところ... それほど安くないぞ?
安いというから期待してたんだが,期待値が高すぎたかなあと思って他のパンの値札を見たところ,うん? こっちのは確かに安いな.
店内の商品をざっとチェックしたところ,相場からすると普通のパンと,明らかにそれよりも安いパンが混在しているようだ.

ということで,比較的安めなパンを中心にいくつか買ってみた.

StMaur_2.jpg

ちゃんと覚えていないのだが,左上から,小倉フランス,プチツナパン,プチカレーパン,???ロール,焼きそばパンの計5個.
これだけ買って300円ジャスト.うーん,確かに安いかも.

サンドイッチが安くてオトクだというウワサもあるので,一度朝早くに行ってみようかな.

投稿者 saihide : 00:47

2006年05月16日

『箱』ジ・アービンガー・インスティチュート

ライバル企業から業界1位の企業に転職してきて一ヶ月の管理職である主人公は,副社長と1対1でミーティングを行うことになった.そのミーティングで行われる独自のプログラムこそ,その会社を業界1位にしている原動力だというのだが...

松山市立中央図書館で読むべき本リストをチェックしたところ,この本の題名と図書館の分類記号が書かれていた.
しかし,どういう経緯でチェックしたのか全く覚えていない.この分類記号からすると外国の小説だよなあと該当の本棚まで移動,本書を手に取ったところ...

小説形式の自己啓発本だった.うわぁ...

私はこの手の自己啓発本が嫌い,というか,この手の自己啓発本が目標とする「むやみやたらに明るくて,楽天的で,誰に対しても親しげで,自分のことをベラベラ喋る人」があまりにも薄っぺらく思えてしまうので,自己啓発本はあまり読まないんだけど...

ともかくチェックしている本なので,借りてきて読んだところ,やっぱり自己啓発本なことには違いがないのだが,それほど違和感なく読むことができた.

タイトルになっている「箱」だが,これは自分の感情を裏切った行動に端を発して自己正当化に走っている状態のこと.
この「箱の中」に入ってしまうと,相手のやること全てに対してネガティブに反応してしまい,その結果として相手も「箱の中」に入った状態にしてしまう.
こうなってしまうと生産的なことは何もできないので,いかにして「箱の外」に出るか,そして出たままの状態を維持するか,が重要になってくる.

と,こんな感じのことが小説形式で書かれているのだが,私が疑問に思ったことと同じようなことを主人公も思って,そのたびに導師役の副社長&ゲストに誘導されて答えを発見するようになっていたりする.見事に術中に嵌まっている感じ.

書かれていることは至極真っ当なことで,先ほども書いたように違和感なく読むことはできた.別に「自分の人格を変えろ」みたいなことは書かれていないしね.
しかし,「言うは易し,行なうは難し」で,「箱の外」に出たままの状態を維持するのは難しそうだよなあ.

なお,この記事を書くために検索をかけてみたところ,えらく絶賛されている.その流れでチェックしていた模様.

投稿者 saihide : 01:30

2006年05月15日

シーパMAKOTO(温泉)

Seapa_1.jpg

昼食前に近所まで買い物に自転車で買い物に出かけたのだが,なぜか北条まで来てしまった.

せっかく北条まで来たので,帰る前にどこかに寄ろうと思ったのだが,本当に突発的に来てしまったので,特に目当ての場所があるわけもない.
うーん,何かあったかなあ... そういえば,去年,海沿いに温泉施設ができたよな.

ということで,シーパMAKOTOまで行ってみた.

確か海沿いのはずだから,海沿いの道を走っていれば見つかるだろうと甘く考えていたのだが,実は少々迷った.
あちこちに看板があって,「あと○○メートル左折」とか書かれているのだが,私には長さとか重さの感覚がかなり欠けているので,よく分からないのだ.やっぱり地図は必需品だ.

地図も持たずに突発的にやってきてしまったくらいだから,風呂の準備なんてしているはずはない.
そういう状態で入浴できるのだろうかと心配していたのだが,フロントでバスタオルは借りることができた(保証金込みで500円を預け,帰りに300円戻ってくるシステム).
小さなタオルや下着なども自動販売機で販売されているので,お金だけ持っていけば風呂に入ることは可能.

入浴料は500円で,自動販売機で券を購入.
けっこう混雑していたので,その気になれば買わずに入ってしまうのも可能なんじゃないか?と思ったのだが,券&靴箱の鍵と引き換えにロッカーの鍵を渡される仕組みなので,券を持っていないとロッカーが使えない.なるほど.

Seapa_3.jpg

これがロッカーの鍵&ロッカー.
新しい施設なので,建物&設備はかなりキレイだ.

なお,温泉のことはほとんど分からないのだが,泉質は

Seapa_2.jpg

らしい.要するに海水に近い成分なのか?

で,温泉.さすがに写真は撮っていないが,内風呂はいたって普通の風呂.しかし,露天風呂がよかった.

Seapa_4.jpg

これは露天風呂の横にあるテラスから撮った写真だが,これとほぼ同じ光景が露天風呂から見える.ときどき貨物船が横切ったりして,なかなか良い感じ.
道後温泉の旅館の露天風呂はいくつか入ったし,利楽の露天風呂にも入ったが,露天風呂からの眺めの良さという点では,ここが一番良かった.
お湯の温度も道後温泉ほど熱くないので,ゆったりと景色を楽しみながら長湯をできた.

ここでは食事などもできるのだが,風呂あがりのビールに後ろ髪を引かれつつ,何も飲み食いせずに帰路へ.

と思ったら,途中で北条の案内図を見つけてしまったので,引き返して道の駅 風和里へ.

Seapa_5.jpg

せっかく来たので,記念に何か食べようと思ったのだが,あまりにも混雑していたので,そのまま帰ってきた.

ちなみに家に帰った頃には,汗でドロドロになっていましたとさ.風呂に入った意味がない...


・おまけ
このシーパMAKOTOがオープンしたときから気になっていたのが名前の由来.
シーパについてはSEA+SPA(海+温泉)の造語だというのはTVか何かで知ったのだが,MAKOTOについては不明.
地名が「マコト」であるとか,社長が「マコト」であるとか,色々な仮説を考えてみたのだが,一つ,妙に説得力のある仮説を思いついてしまった.

もしかして命名者(おそらく社長)は,無人島で焚き火をしたり,モンゴルで馬に乗ったり,映画を撮ったりするのが好き,あるいはそういうことをしたいと思ってたりするのだろうか?

親切なフロントのお姉さんに聞いてみようかと思ったのだが,お姉さんに「実はそうなんです」とか答えられたら,妙齢の女性に向かって「オ,オヤ○...」とつぶやいてしまいそうなので,今回は断念した.

投稿者 saihide : 00:12

2006年05月14日

カフェレスト レモン(食堂?)

CafeLemon_1.jpg

衣山の交差点の南東側に経っているビルの中にある店.
この店自体も気になっていたのだが,店が入っているビル自体も気になっていたので見物がてら行ってみた.

店内はこんな感じ.

CafeLemon_2.jpg

この右側正面にカウンターが,その向かい(=私が座っている場所)にはテーブルが2-3卓ある.思ったよりも広い.

13時半を過ぎていたのだが,店内には数人のお客さんがいた.どの人も常連さんのようで,どうやらビルに入っている店やオフィスの関係者のようだ.

名前は「カフェレスト」なのだが,いわゆる「カフェ」というよりも,町の喫茶店や食堂という感じ.メニュー構成もそば・うどん,炒飯,カレー,ハンバーグ,生姜焼き,いなり寿司,グラタン,冷麺などなど,和洋中とさまざま.500-650円と全体的に安めの値段設定になっている.

さて注文.オススメは尾道ラーメン(500円)とオムライス(600円)らしいのだが,今回は日替りランチ(500円)を注文してみた.

この日の日替わりランチは五目そばと菜めしだったのだが,

CafeLemon_3.jpg

五目そば,というか,たぬき(関東風にいうと「きつねそば」)と,

CafeLemon_4.jpg

菜めし,というか,菜っぱの煮物&ふりかけご飯.

うーん,五目そばはともかく,このご飯はどう考えても菜めしではないよなあ.時間が時間だから,菜めしが切れてしまったんだろうか.
まあ,いいや.

ともかく,いただきます.
味のほうはいたって普通.500円という値段を考えると量的には充分かな.

今回のメニューだと動物性たんぱく質がカマボコと煮物に入っているシラスしかなかったので,個人的には物足りなかったのだが,これはメニューの運が悪かったためだろう.
でも,e-komachiの紹介文には「ヘルシーメニュー」が楽しめるとあるので,もしかすると全体的に大人しいメニューが多いのかもしれないな.

ちなみにビルの方だが,一階には介護用品(?)を売っている店や和服屋さんが,上の階には福祉系の学校や接骨院らしき名前もあった.
さらにその上は介護付き住宅になっているらしい.
ふむ,全体的に高齢者を対象とした集積になっているわけか.なるほどなあ.

投稿者 saihide : 00:16

2006年05月13日

飛ぶ鳥を落とす

先日,ある方と飲みながら話をしているとき,「飛ぶ鳥を落とす勢いですね」みたいなことを言われた.
当然のことながら全然そんなことはないので,反対のことを言おうとしたのだが,言葉に詰まってしまった.
『飛ぶ鳥を落とす』の反対語って何だ?
『飛ぶ鳥を飛ばす』? 『飛ぶ鳥を昇らせる』?
いや,そもそも『飛ぶ鳥を落とす』ってどういう意味だ? どうして勢いがあると鳥が落ちるんだ?

ということで検索してみた.

『飛ぶ鳥を落とす勢い』というのは,普段の生活では,絶好調だとか,ブイブイ言わせてるとか,そういう感じで使われているが,gooの国語辞典には「きわめて盛んな勢いのたとえ」とある.
あと,「権勢が盛んであることのたとえ」ともあって,平治物語の一節が例文として挙げられているのだが,そこでは「草木もなびく」と一緒に使われている.
ふむ,鳥が落ちたり,草がなびく=こっちに向かって引き寄せられるということは,権力を引力のような物理的なものにたとえているのかな.
うーん,理解できなくもないが,こういう言い回しができたときに引力の概念があったとは思えないし,ちょっと微妙だな.

もう少し調べてみようということで,例文の中にあった「信西」&「飛ぶ鳥」で検索.
候補を色々と見ていくと,「草木もなびく」とは違う組み合わせで使われているのが見つかった.
平家物語の木曽義仲のくだりで,宣旨(帝の命令)なら枯れ木も花を咲かせるし,飛んでる鳥も落ちるという.
こっちだと,不可能を可能にするほどの権力の強さのダイレクトな表現だな.

なんとなく分かった気もするが,確認のために「宣旨」&「飛ぶ鳥」で検索.
すると五位鷺の由来がヒットした.やっぱり権力の強さが由来らしい.

と,由来については納得できたのだが,反対語の方はしっくりくるのが見つからなかった.
『尾羽打ち枯らす』になるのかなあ?

投稿者 saihide : 01:02

2006年05月12日

『本当はちがうんだ日記』穂村弘

世界音痴にして人生の経験値が低い著者のエッセイ第四弾.
松山市立中央図書館に予約を入れていたのだが,手元に届いた本を見ると三津浜図書館所蔵になっていた.

これまで読んだエッセイと比較すると,『世界音痴』とよく似た傾向の内容で,著者同様,人生の経験値が低く世界音痴の傾向のある私にとっては,けっこう共感できるというか身につまされる内容だったりする.

しかし,

私しか知らないことだが、実は、今ここにいる私は「私のリハーサル」なのである。これはまだ本番ではない。素敵レベルが低いのはそのためなのだ。芋虫が蝶に変わるように、或る日、私は本当の私になる。

...全然そうは思わないといえばウソになってしまうので全否定はしないが,さすがにそれは「ダメ人間」の典型的な発言だろう?

などと思っていたら,あとがきでリハーサルを終えて本番を生きるきっかけになった事件が書かれていた.
そうか,そんなことが本番スタートのきっかけになるのか...

全体的に当たりが多いエッセイ集だったが,最後の方にそれまでの内容とは異質のエッセイが3本入っていた.
個人的にはこういうのも好きなのだが,気になったので初出一覧を見てみると,『FRaU』とか『クロワッサン』で発表されたものだった.
なるほど,こういう文章もかけるんだったら女性誌に書いてもおかしくないよな.

投稿者 saihide : 09:15

2006年05月11日

4月のアクセス数ランキング(BlogPet)

いつも、さいは
4月の終わり頃のこと.銀天街の書店に行こうとしたところ,はなまるうどんの観察に不思議なポスターがかかっているのに気がついた.月500円で毎日うどんが食べられる「うどん定期券」?
とか考えてたよ。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:32

『ポーの一族 全3巻』萩尾望都

バンパネラの兄妹である「エドガー」と「メリーベル」は,町を支配する名家の一人息子「アラン」と出会う.病弱なメリーベルのため,アランの血を狙うエドガーだったが...

某教員の奥様から借りた少女漫画の歴史的名作.
かなり以前に借りていたのだが,諸般の事情で研究室にて保管していたところ,研究室のエントロピーの高さに埋もれてしまって,今まで読めなかった.

で,ようやく読み始めたのだが...

気がついたら文庫版 全3巻を一気に読破していた.
うーん,こういう話だったのかあ.確かに名作と呼ばれるだけのことはあるなあ.

実のところ,読み始める前は少々不安だったのだ.
というのも,私の中では「『ポーの一族』=ギムナジウムもの」というイメージがなぜかあったため.
そもそも私が少女漫画を読むようになったのは,近所に住んでいた2歳年上の従姉の影響なのだが,一番最初に「読む?」と差し出された漫画の中に萩尾望都だか竹宮恵子だかのギムナジウムものがあった.
今から考えると,当時小4か小5の小学生に何を読ませるんだ?と思わなくもないが,ギムナジウムものは全然合わず,途中放棄.
それ以来,ギムナジウムものには苦手意識が付きまとっている.

で,『ポーの一族』に話を戻すが,主人公たちが成長しないバンパネラ(=吸血鬼)なので学校はときどき登場するのだが,学校(というかギムナジウム)がメインの舞台になるのは1話だけ(この話はやっぱり合わなかった).
それ以外は,あちこちに主人公たちが来ては去っていくという一話完結形式の物語(話の長さはかなり差があるけど).

基本的に各話は独立しているのだが,主人公たちの時間は止まっているのに対して世界の時間は流れているので,他の話で登場した人物やその子孫が別の話にも登場したりする.
この手の「話があちこちでリンクしている話」は個人的に大好きなので,とても面白く読めた.


・おまけ
ちなみに,従姉に差し出された漫画の中には成田美名子の『エイリアン通り』があった.
ギムナジウムものには拒否反応を示した私だったが,それまで「努力・友情・勝利」な少年漫画しか読んでいなかった私にとって『エイリアン通り』のテーマ設定は衝撃的だった.
それからは従姉の家に行っては同じ系統=白泉社の少女漫画を読むようになり,それが自分でも少女漫画を買って読むようになった原因だ.
しかし,今から考えてみると,『エイリアン通り』が私の人間観に与えた影響って,かなり大きいような気がする.
あの時,こちらにも拒否反応を示して少女漫画全般を読まなかったら,今とは違う人生を送っていたんだろうなあ.

でも,ギムナジウムものに衝撃を受けて,今とは違う人生を送っていたかもしれないと思うと,子供に読ませる本はちょっとは選ぶべきなのかもしれない...

投稿者 saihide : 00:51

2006年05月10日

福楽(うどん)

Fukuraku_1.jpg

以前,松山出身の方に美味しいうどん屋さんについて聞いてみたところ,「東石井の33号線沿いに看板が出ている『福楽』が美味しい」と言われたことがある.
あのあたりは古本屋ツアーに出かけたときによく通るが,確かにいつも車が止まってる.なるほど,確かに評判の店のようだ.行ってみねばなるまい.

と,かなり前から思っていたのだが,ようやく行ってみることができた.

建物の構えからして,もっと狭い店を想像していたのだが,店内はそれなりに広かった.
13時は過ぎていたと思うのだが,店内はほぼ満席.やっぱり人気があるようだ.

この店の名物は「かき揚げうどん」らしく,夏場は期間限定の「冷やしかき揚げ」もあるという.
この日は暑かったので,「冷やしかき揚げ」にしようかとも思ったのだが,まずは定番メニューだろうということで,「かき揚げうどん」を注文.

持ってきた本を読みながら待っていたところ,

ジュー,パチパチ...

うん? 何の音だ?

「おまたせしました」

Fukuraku_2.jpg

うわっ,丼の上でかき揚げがパチパチいってるぞ!
これを揚げ立てと言わずして何というのか!というくらいのシズル感.

しかし,確かに揚げ立てだというのは分かり過ぎるくらい分かるんだけど,これ,そのまま食べたら火傷しないか?

と少々弱気になってしまったので,まずはうどんから.

Fukuraku_3.jpg

まあ,細くもなく太くもなく,ふつうのうどん.
で,食べてみたところ,最初に歯を立てたときの食感がちょっと柔らかめだったので,やしまみたいなタイプのうどん屋さんなのかな,と思ったのだが,もうちょっとかんでみると,かなり歯応えがあった.ネットを検索してみると「もっちり」という表現がされていたのだが,確かにそうとも言えるかも.

で,そろそろ火傷の危険性も低くなっただろうということで,かき揚げを.
出汁に浸かっていないところはサクッとした食感で,出汁に浸かったところは出汁の味が加わって,これまた美味しい.

かき揚げ付きで570円という値段からすると量もそれなりなのだが,もうちょっと食べたいという人は中盛り(+100円)や大盛り(+210円)も可能.
あと,今回は食べられなかったのだが,天むすやおでん等のサイドメニューも充実しているので,そちらでボリュームの調整をするのもいいだろう.
次に行く機会があったら,今度は冷やしかき揚げに挑戦してみよう.

投稿者 saihide : 01:10

2006年05月09日

BRITA リクエリ

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私は水がマズイことで有名な大阪の出身なので水の味には全くコダワリがない.
それでも水道の水をそのまま飲むことはあまりなく,水やお茶のペットボトルや炭酸水を買ってきたり,あるいは自分でお茶を沸かしたりして飲んでいた.

それで特に不便を感じていなかったのだが,ある日,ネットでBRITAについて書かれたものを読んだ.

BRITAでろ過した水なら,そのまま魚の飼育に使える.



別に魚を買っているわけではないが,急激に欲しくなってしまった.
公式サイトには「専門家への相談なしに熱帯魚飼育用にろ過した水を使用することはなさらないようお勧めしています。」とあるのでご注意を)

他のタイプの浄水器に比べても,それほど割高感がないので,一つ買ってみることにしたのだが,結構な種類がある.
色々と情報収集をしてみたところ,最初に買おうと思っていたフィヨルド(1.6リットル)だと冷蔵庫のドアポケットに入らないことがあるという.スリム設計で冷蔵庫に入るというのが売りの一つなんだが,その場合の冷蔵庫というのはアメリカーンなものなのかもしれない.

ということで,「日本限定、コンパクトでスリムなデザイン」というリクエリ(1.2リットル)を通販で購入してみた.

さっそく冷蔵庫に入れてみたところ,

brita_2.jpg

上部がポケットとギリギリでぶつかってしまって入らない(涙).
うーむ,150リットルの冷蔵庫では入らないのか...

ということで,

brita_3.jpg

冷蔵庫も買ってみた.
容量,なんと355リットル,今までの倍以上! これなら問題なく入るだろう.

brita_4.jpg

...ギリギリだったな.危ないところだった.

ともかく,冷蔵庫への格納が可能になったので,ようやく使うことができる.

まずは上部の蓋を開けて,

brita_5.jpg

こんな感じで水道水を投入.
すると,中央にはめ込んだフィルタでろ過されて,底のポット部分にろ過された水が溜まる仕組みになっている.
他のタイプはわからないが,リクエリの場合は上部いっぱいに水を入れると,ポット部分いっぱいにろ過された水が溜まる.
蛇口にそのままつけるタイプと違って,ろ過には少々時間がかかるが,それでも数分くらいのもの.
蓋を閉めればそのままポットとして使えるので,適当に水を入れてから冷蔵庫に収めておいて,飲みたくなったらポットから水を注いで飲む,減ったらまた注ぎ足す,という形で使っている.

問題の味の方だが,確かに味が違っている.ちょっと丸くなっている感じ.
とはいえ,私の舌はあまり信用できないことは自覚しているし,そもそも汲み置きの水道水を冷やした上で飲み比べをしたわけではないので,この味の違いはプラシーボ効果の可能性もあるが.

ちょっと不満なところといえば,サイズ(2リットルのペットボトルより一回り大きいくらい)の割にポット部分に溜めることのできる量が少ないことか.
時間をおいて何度かに分けて注ぎ足していけば,ポット部分&上部合わせて2リットルは溜められるようだが,ちょっと面倒くさい.
まあ,そういう人はもうちょっと大きなサイズのBRITAを買えばいいだけの話なのだが.

投稿者 saihide : 00:10

2006年05月08日

時計の修理

timecompass.jpg

去年の5月末,それまで愛用していた時計(ZIPPOのタイムコンパス)が不慮のアクシデントで動かなくなってしまった.
それほど大きな衝撃が加わったわけでもないので,何かの拍子に動き出すだろうと待ち続けていたのだが,全くその気配がない.
さすがに待つのも限界になったので,自分で修理してみることにした.

この値段の時計なら機械式ではなくクォーツ式だろう.
だったら故障といっても,部品がずれているか,あるいはムーブメント自体が壊れているかのどちらか.
後者だったら業者に頼んでもムーブメントの取替えしか方法がないが,部品のズレくらいなら私でも直せるかもしれない.どうせ直せなくても壊れているんだし.

ということで,

TimeRepair_1.jpg

こういうこともあろうかと,出張のついで東急ハンズで購入しておいた時計の蓋開け用道具.
これで蓋をパカッと開ければ...

あれ?

道具を引っ掛ける場所がないぞ?

もしかして...ムダな買い物だった?

むー...
おや? ここにちょっと溝っぽいところがあるぞ.ここにドライバーを差し込んで...
よし,開いたぞ!

TimeRepair_2.jpg

右側がムーブメントと電池,左上は...ああ,温度計のコイルか.じゃあ,その下はコンパスの裏側だな.

このうちで手を付けられるのは電池くらいだな.
じゃあ,電池をはめ直してみると...

チッ,チッ,チッ,チッ

おお,動いた動いた.

こんな風にちょっと手を入れればすぐに直ったのに,そのままにしてたせいで1年近くを無駄にしてしまったのか.なんだか盛大に虚しいなあ.

まあ,いいや.
時計も復活したことだし,今度同じようなことがあったら時間を無駄にしないように,このことを心に刻んでおくとしよう.

投稿者 saihide : 00:01

2006年05月07日

伊古奈(お好み焼き)

Ikona_1.jpg

忘れた頃にやってくる大阪出張ネタ.
東大阪にある実家近辺でご飯を食べることになったので,どこか良い店はないだろうかと検索したところ,ヒットしたのがこの伊古奈.
地図を調べてみたところ,私が高校への通学に使っていた道のすぐそば.
そんなところあったかなあと首を傾げながら現場に向かったところ...

うわぁ,こんなところにあったのか!

確かに通学に使っていた道のすぐそばだったのだが,古ぼけてかなり怪しげな建物群の一角に紛れていた.
うーん,これは一見さんは入りにくい,というか入ろうという気にならないぞ...
しかし,ここまで来て怯んで帰るのも情けない話.ここは「挑戦する心」で!
ということで,勇気をもって入店.

しかし,扉を開けたら,目の前はいきなり階段.全く店の状況が見えない.
恐る恐る階段を上がっていったところ,「いらっしゃいませ」と上品な男性の声が.
よかった,普通の店だ...

この店は入店時に注文をするスタイルだそうで,メニューを見せてもらう.

Ikona_2.jpg

事前情報によると,伊古奈焼きと牛すじやきそばが名物らしい.両方食べるという案も考えたが,ここは大人しく伊古奈焼きを注文.
そのままテーブル席へ向かう.

店内はこんな感じ.

Ikona_3.jpg

写真でどこまで伝わるか分からないが,ちょっとお好み焼き屋というイメージではない.テーブルに鉄板がなければ,大正時代風のカフェと言っても通用するかも.
この写真に写っている場所だけでも広めなのだが,この逆方向には座敷席がたくさんあって,さらに広い.

で,テーブル自体もかなり味があるのだが,

Ikona_4.jpg

味だけでなく危険もあるらしい.

店内をしばらく見物していると,お好み焼き到着.

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お好み焼きの生地の上に豚の一枚肉,海老,ホタテの貝柱がどーんと載っている.想像以上に具が立派だ.
ともかく,このままでは生地が混ぜられないので,具を避難させて,と.

(混ぜ混ぜ)

(混ぜ混ぜ)

(混ぜ混ぜ)

山芋が多いのか,かなりしっかりした生地だな.混ぜるので手がけっこう疲れたぞ.


よし,焼くぞ!

Ikona_6.jpg

う,ちょっと楕円形になってしまった.

具を載せて...

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さて,次が本番,ひっくり返しだ.最近焼いてないからなあ.

せーの,よっと!

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むー,楕円だったのが長方形に近づいてるような...
まあ,いいや.表に火が通るのを待って,もう一度よっと!

うん,いい感じに焼けた.
次はソースだが...

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「すごく辛い」...ということは,どろソースだな.
でも,この間,何かの機会に市販のどろソースを使った焼きそばを食べたけど,あんまり辛くなかったし,ちょっと多めに塗っとくか.
その上に普通のソースを塗って,マヨネーズをかけて,青海苔は少なめ,その分,鰹節はたくさんかけて...

Ikona_10.jpg

完成!
ピントが合っていないのが少々残念.

で,食べてみたところ...

本場のどろソースを少々なめ過ぎていたようだ.かなり辛い.
うーん,ソースとマヨネーズを追加投入して辛味を分散させるか.

味を修正して仕切り直し.
うん,美味しいぞ.生地もソースも美味しいんだけど,具が立派なだけあって,かなりリッチな感じがする.
お好み焼き単品に1000円は高いと思うかもしれないが,これだけ立派な具が入っていることを考えると,コストパフォーマンスは結構高いかも.
ちなみに量もそれなりに多いのだが,さらに生地がけっこう重めなので,食べ応えもある.

これだったら,もう一度食べに来てもいいかな.でも,今度はもう一つの名物である牛すじやきそばを食べることにしよう.


・おまけ
お好み焼きのことばかり書いたが,実はこの伊古奈,お好み焼き屋に併設して美術館があったりする.
須田剋太の作品が多数展示されているのだが,お好み焼きと美術館という異質の組み合わせを仲介したのが司馬遼太郎という面白いエピソードがあったりもする.
そういう縁があったためか,伊古奈を誉める作品(というか看板?)も存在してたりする.須田剋太の展覧会が開催されるときには他の美術館とかに貸し出したりしてるのかなあ.

投稿者 saihide : 00:05

2006年05月06日

『死神の精度』伊坂幸太郎

死期の迫った人間を観察し,「可=死」か「見送り」かを判断することを仕事とする死神.ミュージックを愛し,空き時間はCDショップに入り浸る死神たちだが,その中に一人,仕事のときは常に雨が降る死神がいた...

読むのはこれで10作目の伊坂幸太郎作品.
『魔王』と一緒に予約したら2冊ともすぐに借りることができた.松山市立中央図書館所蔵.

「千葉」という死神(もちろん偽名)を主人公とした短編集.
死神といっても刀を振り回したり,名前を書いたら相手が死ぬノートを持っていたりするわけではなく,単に相手を観察して判断する(ほとんどの場合は「可=死」)だけ.

なので,観察対象が違うだけで同じような話が続くのかと思っていたら,死神の体質や観察期間の特殊ルールをうまく使って,どれも違った話に仕上がっている.
ヤクザ物あり,ミステリ(しかも館モノ)あり,恋愛物あり,ロードノベルあり,と本当に多種多様.
個人的には「恋愛で死神」があまりに切なくて,思わずバッハの無伴奏チェロ組曲を検索して試聴してしまった.

読みながら「伊坂幸太郎の持ち味である『伏線張りまくり』はこういう短編集では活かせないなあ」などと思っていたのだが,見事にやられてしまった.
うーん,上手いなあ,伊坂幸太郎.

投稿者 saihide : 00:08

2006年05月05日

『魔王』伊坂幸太郎

自分が念じたことを他人に喋らせることのできる能力を持っていることに気づいた「安藤」は,人心を掴みつつある若き政治家にファシズムの匂いを感じ取り,自分ができることを行うことを決意する...

読むのはこれで9作目の伊坂幸太郎作品.
発売当初の昨年11月ごろ,図書館での予約数のあまりの多さに「読めるのは1年以上先だろうな」と諦めていたのだが,思ったよりも早くに予約が消化されたようだ.松山市立中央図書館所蔵.

政治を扱った話という予備知識しかない状態で読み始めたのだが,まず驚いたのが舞台が東京なこと.
これまでの作品はすべて仙台が舞台になっていたんだが,政治,それも国政がテーマとなると仙台では無理があるのかなあ.

などと思っていたら,「魔王」終了.
えっ,まだページは半分近く残ってるのに,どういうこと?
そのままページをめくってみると,そこから「呼吸」という別の作品が始まっていた.この本,長編1本じゃなくて中編2本だったのか.
しかし,「魔王」と「呼吸」で主要な登場人物は同じだし,話もつながっているので,主人公が変わった一つの作品として読むのが正しいのだろう.そう考えると,「呼吸」の舞台は仙台なので,この本も舞台はやっぱり仙台ということになるのか.

で,感想だが,私の中で伊坂幸太郎作品といえばスタイリッシュな会話と伏線張りまくりなストーリー展開なのだが,本作は前者についてはちょっと薄めだし,後者にいたってはかなり薄め.
特に「魔王」の方は,描かれている社会情勢が妙にリアリティがあることや主人公が「考察魔」ということもあって,かなり話が重苦しい.これまでの伊坂幸太郎作品を期待していた人には期待はずれかもしれない.
ただし,主人公が変わった「呼吸」の方はかなり軽めで,爽やかな仕上がりになっている.

ということで,重苦しいけど爽やかで面白いという不思議な作品だった.

しかし,伊坂幸太郎作品で「巨乳」がキーワードになるとは思わなかった.しかも,重苦しい「魔王」の方で.


最後に気に入った箇所を引用.

「でたらめでもいいから、自分の考えを信じて、対決するんだ」


「私を信用するな。よく、考えろ。そして、選択しろ」

投稿者 saihide : 00:01

2006年05月04日

4月のアクセス数ランキング(BlogPet)

今日、さいが
日本ライトンから株主優待が届いた.ここの優待をもらうのは2回目なのだが,諸般の事情でログするのがちょっと遅れていた.
とか言ってた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 09:30

うどん定期券@はなまるうどん

UdonPass_1.jpg

4月の終わり頃のこと.
銀天街の書店に行こうとしたところ,はなまるうどんの店頭に不思議なポスターがかかっているのに気がついた.
月500円で毎日うどんが食べられる「うどん定期券」?

そういえば,去年の冬に東京の方で指紋認証を使った定期券制度を試験的に導入したというニュースを見たけど,あれを松山でもやることになったのか?
うーん,よく分からんものは試してみるしかないか.

ということで,買ってみた.

これが実物.

UdonPass_2.jpg

残念ながら,指紋認証を使った定期券制度ではなく,普通のカードだった.
割り箸で隠した部分には8桁の通し番号(店番号3桁+会員番号5桁?)が印字されている.
裏側には名前と有効期限がボールペンで書かれているのだが,これは申し込んだレジで書いていた.ちなみに申込に必要なのは500円,そして名前をカタカナで書くことだけだった.

裏側には「お使いいただく際のご留意点」が書かれているのだが,

1.定期券を提示することでうどん単品またはセット商品が105円引きになる
2.1日1回だけ,本人のみが使える

という感じ.
ポスターの煽り文句だと「うどんがタダになる」ようなイメージを受けるかもしれないが,うどんを105円割り引いてくれるというのが正確なところ.
しかし,はなまるうどんで一番安いうどんである「かけ(小)」は105円なので,これだったら定期券を出すだけでタダになるわけだ.

ということで,定期券を買った翌日に「かけ(小)」のみを注文してみた.

UdonPass_3.jpg

確かに合計金額が0円,つまりタダになっている.
しかし,このタダでうどんを食べるというのは,なかなか精神的にプレッシャーがかかる.
別に店員さんが嫌な顔をするとかではなくて,いつもはお金と引き換えに物をもらってくる場所なのに,お金を払うことなく物をもらっているというのが,どうも違和感があるのだ.


ということで,さらにその翌日,またもや食べに行ってきた.

UdonPass_4.jpg

プレッシャーに負けたわけではないのだが,今回は「かけ(小)」+揚げ物1品で通常価格231円のところを105円引きの126円.つまり揚げ物の値段のみ.

うーん,これで3日連続(しかも初日は昼ご飯もうどんだった)か.



でも,まだ元は取れていないよな.

UdonPass_5.jpg

ということで,4日連続うどん.
さすがに,これまでの人生で4日連続でうどんを食べたことはないと思う.
しかし,まだ元は取れてないんだよな.
もしかして,明日も行ってしまうんだろうか...

投稿者 saihide : 00:01

2006年05月03日

『水滸伝 旌旗の章』北方謙三

北方謙三による『水滸伝』の第19巻.松山市立中央図書館所蔵.

108人の好漢も約半分が既に死亡.そして,ついに童貫率いる禁軍の総攻撃が始まり,一人また一人と戦死していく...

ついに最終巻.タイトルから分かるように,梁山泊も落城してしまうわけだが,あちこちに張った伏線があまり回収されないまま終わってしまった.これらは続編の『楊令伝』で使われるのだろう.

全19巻ということで,関連する記事も19回書いたわけだが,その副作用が生じている.IMEの汚染だ.

水滸伝には梁山泊側だけで108人が登場するわけだが,中国の話ということで登場人物の名前は全て漢字.しかも普通は使わないような漢字も多数出てくる.

まあ,19回の記事で出てきた人名は108人分もないのは当然なのだが,それでも主役級の人物についてはその名前を何度か出した.
これが「李逵(りき)」みたいに絶対に変換候補に出てこないような漢字が含まれていると,ネット上の他のページから人名だけをコピーしたり,手書き文字入力機能を使ってマウスで習字して認識させたりした.

しかし厄介なのが普通に使う漢字だけで構成されている人名.

「林沖(りんちゅう)」だと,「りんちゅう」では一発で変換できないので,「りんちゅう」と入力したあとで「りん」と「ちゅう」で分けて変換する.すると,その区切り方&変換を学習して,次に「りんちゅう」と入力すると一発で「林沖」と変換してくれる.
他のよく使う漢字で構成されている人名についても同様の手順で変換すると,その後は一発で変換されるようになるものが多い.

これはこれで便利ではある.
私のPCが水滸伝のことだけを書くために使われているのであれば.

経営史進(けいえいししん)

練習宋江(れんしゅうそうこう)

用法楊令(ようほうようれい)

宋じゃなくて(そうじゃなくて)

このような水滸伝変換が行われるたびに,おバカなIMEを呪ってしまう今日この頃...

投稿者 saihide : 02:41

2006年05月02日

ロングテール

2005年の春ごろ,私がチェックしているサイトのあちこちで「ロングテール」というものが話題になっていた.
最初のうちは意味不明だったのだが,色々と調べていくと「なるほど,そういうこともあるかもね」と納得したものの,「条件がかなり厳しいので,話題にされているほど,適用できる場面は多くないだろう」と判断したので,それ以上追いかけるのは止めにした.

その後,ロングテールの日本における火付け役である梅田望夫のウェブ進化論がベストセラーになったり,個人的にも本業の方でウェブ関係の調べものをやったりしていたのだが,そんなある日,ふと思った.

「このブログのアクセス数を調べれば,ロングテールが実感できるのではないか?」

そこで,それまで使っていたログ解析ツールを止めて,今回の目的に合うツールに変更したのが1月末日.
それから3か月が過ぎた.3か月分もログがあればある程度確かな結果が出せるだろう.
ということで,分析開始.

最初に,ロングテールという概念あるいは現象についてなのだが,まずは富士通総研による説明を読んで欲しい.
大雑把に言えば,「売れ行きの悪いニッチ商品(あるいはマニアックな商品)でも束になれば,売れ筋商品に対抗できるほどの売上になる」というのがロングテールの考え方だ.

で,この売れ筋重視の考え方の背景にあるのがパレートの法則という考え方.
「全商品の売上合計の80%は上位20%の商品によるものである」というもので,そこから別名「80:20の法則」だとか「2・8の法則」などとも呼ばれている.
元々は高額所得者と納税額の関係についての経験則だったらしいのだが,他にも組織における働き者と貢献度の関係などでも同じことが当てはまると言われており,色々なところで適用できるっぽい.

パレートの法則に従えば売れ筋重視の方が利益が出るが,ロングテールが正しければ売れ筋重視よりもニッチ商品を多数揃えた方が儲かるという話になる.
で,この上位20%までの売れ筋のことをヘッド,それ以外の80%をテールと読んでおくことにしよう(Wikipediaによれば正しくない用語法らしいが).
例えば,昨日の記事に出てきた4月のアクセス数トップ10などはヘッドの一部ということになる.

で,ここからは分析.
このブログは各記事の冒頭部分だけを集めたトップページおよびカテゴリー別ページと,記事の全文が読める個別ページがあるのだが,今回は調査の主旨から個別ページだけのアクセス数で分析してみた.

まずは4月のログを使って分析してみよう.
アクセスされた個別ページの総数が628ページ.
なので,ヘッドは上位125ページで,テールは残りの503ページということになる.
で,ヘッドのアクセス数合計が4951,テールのアクセス数合計が1387.

ヘッドとテールの割合は78.1%:21.9%



思いっきり80:20の法則に従ってるやん!

うーん,1か月分では分析対象が少なすぎたかな.ロングテールが成り立つためにはアイテム数(ここではアクセスされた個別ページの総数)が多くないとダメっぽいしな.

ということで,3月と4月の合計で.
アクセスされた個別ページの総数が753ページ.
なので,ヘッドは上位150ページで,テールは残りの603ページ.
で,ヘッドのアクセス数合計が10654,テールのアクセス数合計が3006.

ヘッドとテールの割合は78.0%:22.0%



やっぱり80:20の法則に従ってるやん!!

うーん,2ヶ月でもまだ少ないか.では3ヶ月分ならどうだ!?
アクセスされた個別ページの総数が872ページ.
なので,ヘッドは上位174ページで,テールは残りの698ページ.
で,ヘッドのアクセス数合計が15728,テールのアクセス数合計が4665.

ヘッドとテールの割合は77.1%:22.9%



これでも80:20の法則から抜けられないのか!!!

ロングテールが観測されたamazonの場合,アイテム数が230万らしいから,900弱のアイテム数では全然足りないということか.
確かにアクセスされた個別ページの総数が増えていくとヘッドの割合がほんのわずかではあるが小さくなっているので,この調子で個別ページの総数が増えていけば,いつかはパレートの法則から抜け出せそうだ.

ちなみに900弱という個別ページ総数は現在の最大値とほぼ同じ.なので,個別ページ総数を増やすためには記事を書いていて増やす必要がある.
しかし,個別ページを100ページ増やしても1%変わらないという現在の変化の割合がそのまま継続するとすれば,1日1ページの現在のペースでいくと...

パレートの法則から抜け出して,ロングテールの世界に旅立てるのはいつの日になることやら...


・おまけ,というか補足
同じような分析をしている人が他にもいたのだが,ページ自体のアクセス数ではなく,検索語でグラフを作るのが正しい分析方法なのかな?
確かに検索語にすれば,個別ページ数の制約よりもアイテム数を増やせるからなあ.

投稿者 saihide : 00:52

2006年05月01日

4月のアクセス数ランキング

4月によく読まれた記事をご紹介.

検索語件数コメント
生麺工房鎌倉パスタ5432位の約2倍のアクセス数.Yahoo!で"サンマルク 鎌倉パスタ"で検索すると上位に表示されるのが原因の模様.
カルフール東大阪272またもやトップ陥落.もうどうにでもして.
北極星(オムライス)1983月はランク外だったが復活.基準がよく分からない.
インディアンカレー(カレー)1774月は大阪に行ってないので食べれるはずもなく,やっぱり食べたのは一度だけ.
魚一心@ロビンソン(回転寿司)138春休みは終わったが,まだアクセスが多い.これもYahoo!で"魚一心 回転寿司"で上位に表示されるための模様.
アルボーレ(パスタ) その2129同じアルボーレの記事だけど,こちらは夜の方
アルボーレ(パスタ)112こちらは昼の方で,先月に続きランクイン.
ローソン道後ハイカラ通店(コンビニ)94すごく意外.検索エンジン経由ではないので,固定客が興味を持つようなネタだったのだろうか.
ディッピンドッツ(アイス)93これもYahoo!で公式サイトの次に表示されるためだろうけど,そんなに検索する人がいるのか?
ラルキー一番町店(カレー)93一番町店としては初登場.また行こう.

ということで,4月の崔研究室 仮営業所は「鎌倉パスタ」「カルフール東大阪」「北極星」なサイトだった.
でも,アルボーレの昼・夜の記事を合計すると3位になるので,「鎌倉パスタ」「カルフール東大阪」「アルボーレ」なサイトという方が正確なのかも.

しかし,こうやってみると,上位10ページのうち,食べ物ネタが8つか.先月の6つよりも増えている.
まあ,どういうものを検索するかということを考えると,食べ物ネタが多くなるのは理解できるので,仕方がないんだろうが...

投稿者 saihide : 00:55