2005年01月31日

マクドで120円

マクドナルドはハンバーガー類を1つ買うとハンバーガー無料チケットを1枚くれるというキャンペーンを時々やっているが,この29日30日もやっていた.
それだけなら全く興味はなかったのだが,毎日巡回している掲示板で「ウェブサイトにあるクーポンを使うとチーズバーガー2つが120円になり,それにも無料チケットが付くぞ」という書き込みを見た.
ということは,チーズバーガー2つ(現物)とハンバーガー2つ(チケット)の計4つが120円ということか?

ということなので買ってきた.

mac_coupon.jpg

本来の価格はハンバーガーが84円,チーズバーガーが126円なので,420円か.これが120円で買えたわけだから,約70%OFFということになり,非常にお得である.

お得である.

お得ではあるのだが...

無料チケットは2/6までの期限付き.
マクドは時々無性に食べたくなる衝動に駆られるのだが,それはだいたい月に一度くらいであり,その衝動は今回満たされてしまった.
なので,無料チケットの有効期限内にもう一度マクドを食べたくなるかどうかはかなり疑問.

まあ,チケットを使わなくてもチーズバーガーだけで半額の計算(252円が120円)だから十分安いんだけど...

投稿者 saihide : 05:45

2005年01月30日

華円(お好み焼き?)(BlogPet)

きょう、島根大学は大阪でお好み焼きにBlogされたみたい…
しかしきょうグラハムが作業したよ♪
有名。saihideは、

大阪出張の際には地下鉄で移動することが多いのだが,内装などもほとんど手を入れておらず,どちらかということで,今回は新規創業した会社や新規事業に乗り出した会社や新規事業に乗り出した会社や新規事業に乗り出した会社や新規事業に乗り出した会社や新規事業に乗り出した会社の特集だったのだが,そのトップバッターが,そのときはいつもb-platzというミニコミ紙を読むことにした会社の特集だったのだが,そのトップバッターが,この華円(はなまる).お好み焼きをベースにしたそうだ.で,ときどき参考になる情報がいろいろと掲載されていないということで,試行錯誤を重ねた結果,完成した会社や新規事業に乗り出した会社の特集だったのだが,この華円(はなまる).お好み焼きをベースにしたそうだ.大阪出張の際にはあるが,そのときはいつもb-platzというミニコミ紙を読むことにしている.これは大阪の起業家情報がいろいろと掲載されていたりするからだ.で,今回は新規創業したそうだ.で,試行錯誤を重ねた結果,完成した会社の特集だったのだが,この華円(はなまる).お好み焼きをベースにしたそうだ.で,今回は新規創業したファストフードを作りたいということで,ちょっと寄ってみた.いちおう建物の中にはあるが,そのトップバッターが,内装などもほとんど手を入れておらず,どちらかということで,試行錯誤を重ねた結果,完成したそうだ.で,試行錯誤を重ねた結果,完成したそうだ.大阪出張の際にはあるが,そのときはいつもb-platzというミニコミ紙を読むことにしたファストフードを作りたいということで,ちょっと寄ってみた.いちおう建物の中には地下鉄で移動することが多いのだが,内装などもほとんど手を入れておらず,どちらかということで,今回は新規創業したファストフードを作りたいということで,試行錯誤を重ねた結果,完成したそうだ.大阪出張の際には地下鉄で移動することが多いのだが,内装などもほとんど手を入れておらず,どちらかということで,ちょっと寄ってみた.いちおう建物の中にはあるが,内装などもほとんど手を入れておらず,どちらかということで,ときどき参考になる情報がいろいろと掲載されていたりするからだ.で,試行錯誤を重ねた結果,完成したファストフードを作りたいということで,ときどき参考になる情報が書かれていないということで,今回は新規創業した会社の特集だったのだが,内装などもほとんど手を入れておらず,どちらかということで,今回は新規創業したファストフードを作りたいということで,今回は新規創業したそうだ.大阪出張の際にはあるが,そのときはいつもb-platzというミニコミ紙を読むことにしているもので,ときどき参考になる情報がいろいろと掲載されている.これは大阪の起業家情報がいろいろと掲載されていたりするからだ.で,ときどき参考になる情報がいろいろと掲載されていないということで,今回は新規創業したファストフードを作りたいということで,試行錯誤を重ねた結果,完成したそうだ.で,ちょっと寄ってみた.いちおう建物の中にはあるが,そのトップバッターが,この華円(はなまる).お好み焼きをベースにしている古本屋巡回ルートからそんなに離れていないということで,ときどき参考になる情報がいろいろと掲載されているもので,試行錯誤を重ねた結果,完成したファストフードを作りたいというと屋台感覚の店といえる.

といってました。

*このエントリは、BlogPetの「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 10:38

『リスク』井上尚登

特にチェックしていたわけではないのだが,松山市立中央図書館に行ったときにたまたま目に入ったので借りてきた.
この作者の本を読むのは『キャピタルダンス』に続いて2冊目なのだが,本作はリスクに関連した3つの短編が収められた短編集だ.

実直な郵便局長だった亡父がネット証券に手を出していた理由を知るため,自身も株取引に手を出す「お金持ちになる方法」,社宅の廃止をきっかけに一戸建て住宅を購入するべく情報収集に精を出す「住宅病」,ロボット開発・リストラ・ウィルスの三題噺の「十五中年漂村記」,の3本なのだが,「お金持ちになる方法」が一番面白かったかな.

以前読んだ『キャピタルダンス』がビジネス物であることに加え,あとがきにリスクの語源は「勇気をもって試みる」だとあったので,ビジネス関係でリスクにチャレンジする緊迫感溢れる話を期待して読んだのだが,どれもそういう話ではなかった.ちょっと肩透かしを食らった感じ.

投稿者 saihide : 01:30

2005年01月29日

コロッケフォカッチャ@モス

mos_korokke.jpg

モスの期間限定物シリーズ.
このコロッケフォカッチャで今回のフォカッチャシリーズも完全制覇.
ちなみに正式名称は「北海道池田町産ホッカイコガネ使用 北のコロッケフォカッチャ」と相変わらずの長さだ.

食べた感想だが,名前のとおりジャガイモ感があふれている.オニポテセットとあわせたのでイモ+イモになってしまった.セットで食べるならサラダの方がいいかも.

他のフォカッチャ(380円)に比べると290円と突出して安いのだが,これだったらモスバーガーかフレッシュバーガー(両方とも300円)を食べるか,あるいは,もうちょっと出して他のフォカッチャを食べるかなあ.無くなって初めて分かったのだが,他のフォカッチャに入っているソーセージは相当美味しいと思う.ちなみに2月下旬までなので,食べたい方はお早めに.

・おまけ
ハバネロフォカッチャのシール.

mos_seal.jpg

これほど目立つシールだったら,前回食べたときに見逃したはずはないので,やはり前回は貼り忘れられていたのだろう.
ちなみに,相変わらず辛いのだが,前回よりも普通に食べることができた.
隣で食べていた女性2人連れは「涙が出てきた!」「痛い!痛い!」などと言っていたので,別に辛さ控えめになったわけではないようだ.
やはり人間の環境適応能力というのは偉大である.

投稿者 saihide : 00:42

2005年01月28日

『航路 上下』コニー・ウィリス

とあるウェブサイトで「10年に1冊の傑作」「はやくも今年のNo.1が決定」などと絶賛されていたので,松山市立中央図書館で借りてきた.
ちなみに今回借りてきたのは2002年出版のハードカバーの方だが,2004年12月に文庫化されている.

臨死体験を科学的に究明するために聞き取り調査を行う女性認知心理学者(=ヒロイン)は,新しく病院にやってきた神経内科医から,臨死状態中の脳の状態を調べるプロジェクトへの協力を求められる.
臨死体験者に誘導質問を行って「作話」させる作家に閉口していたヒロインはプロジェクトに協力するが,被験者不足から自らが被験者となることを決意.化学物質によって人為的に引き起こされた臨死状態の中で,ヒロインはある「通路」にいた.実際に行ったことはないのに,どこだか分かる場所.その「通路」がある場所とは...

こうやって書くと,その「通路」というのが異世界につながっていて,とかそういうのを想像するかもしれないが,そういう話ではない.
私はそういう話だと思って読んでいたので,その場所の正体が明らかにされたときには「へっ?!」となってしまったのだが,そういう話ではないと知って読んだ人も正体を知ったときには「へっ?!」となってしまうと思う.

その正体が明らかになる直前までが第一部.
続く第二部は,その正体から臨死体験の意味を主人公が明らかにするまでで,読んでいてジュディ・フォスターが主演していた『コンタクト』を思い出してしまった.
最後の第三部は... まあ,言わぬが花だろう.

この作品,ハードカバーで上下巻,しかも二段組で両方とも400ページを超えるという大作.

passage.jpg

見よ,この分厚さ(比較対象はいつもの単三電池).
翻訳物でこの分厚さなので,なかなか読み進めないだろうなあと思っていた(特に直前に読んでいた『珈琲相場師』が読みにくかったので).
しかし恐ろしいことに,一度読み始めると止まらなくなってしまい,結局1日1冊のペースで読み終わってしまった.
化学物質の名前や機能,文学作品の引用などが頻出するので,決して読み易いはずはないのだが,これが不思議なことにスラスラ読めてしまう.
絶賛していたサイトでもリーダビリティ(読み易さ,読ませ続ける力)の圧倒的な高さについて触れられていたが,確かにそのとおり.これは訳者(=大森望)の力なのか,それとも作者のストーリーテリング力の賜物なのか.その訳者曰く「コニー・ウィリスはアメリカの宮部みゆきだ」そうだから,後者の方なのかなあ.

この作者,最近は『犬は勘定に入れません』でも評判になっているので,こちらも読んでみようと思う.でも,その前に『ドゥームズデイ・ブック』かな.

最後に気に入った箇所の引用を.

「だからみんな自分ひとりでほんとのことを確かめなきゃいけない。だれもいっしょには行ってくれない。ちがう?」
メイジー・ネリス『航路 上』
「ちがう、ふたつもまちがいがある。類似は最初からそこにある。メタファーはそれを見るだけだよ。そしてメタファーは、たんなる言葉のあやではない。人間の精神の本質そのものだ。われわれ人間は、類似性や対比や関係を見出すことで、自分たちの周囲のものを、自分が経験したことを、自分自身を理解しようとする。われわれはそれをやめられない。たとえ精神がそれにしくじっても、精神は自分に起きていることをなんとか理解しようと努力しつづける」
ブライアリー先生『航路 下』
投稿者 saihide : 00:40

2005年01月27日

島根の和菓子

simane_omiyage.JPG

島根大学の先輩からのお土産.
島根大学のある松江は和菓子で有名なところらしい.昔,不昧公という有名な藩主がいて,その人が茶人としても有名だったことに由来しているそうだが,全然知らなかった.

もらったのは,桂月堂の薄小倉と彩雲堂の若草.どちらも美味しゅうございました.

投稿者 saihide : 14:21

○○クオリティ

私はほぼ毎朝,切込隊長のBlogをチェックしているのだが,少し前にそこのコメント欄でやたらと「○○クオリティ」というフレーズが頻発していたことがあった.そのBlogは2ちゃんねる用語が飛び交うところなので,そのフレーズも2ちゃんねる用語の一種だろうと読み飛ばしていた.

で,昨日,別のBlogで「『電車男』」の次は『痴漢男』だ」というようなことが書かれていた.電車男は先日書籍化もされ,各方面で話題になっているようだが,ネットでいつでも見れると思って私はまだチェックしていない.それでも大体の内容が分かってしまうというのが情報化社会の怖いところではあるのだが,早くもその次が現れたのかと思い,とりあえずリンクをクリックして大体の内容をチェックしてみた.
ふーん,という内容だったのだが,そこに「VIPクオリティ」というフレーズが使われているところにヒットしてしまった.これが元ネタなのか?

ということで,大学に行く直前の慌しい時間に検索モードに入ってしまった.

いろいろと検索語を変えて調べてみた結果,元ネタは「それが、東急クオリティ」という関東地方で放送されたCMらしい.

で,それが2ちゃんねるのVIP板(VIP板についてのWiki)と結びついたのが「VIPクオリティ」というフレーズであり,それが変形して各種の「○○クオリティ」というフレーズが発生したらしい.「痴漢男」はそのVIP板で繰り広げられたやりとりのようだ.

と,ここまで辿り着いて,検索の旅はいちおうの終結を迎えたわけだが,一つ思ったことがある.
2ちゃんねる用語に限らないが,ネット上では各種のフレーズが溢れかえっている.そういう用語を使うことについての賛否は別にして,そういうフレーズを使っている人のどれくらいがオリジナルを知っているのだろうか?
今回検索した○○クオリティというフレーズについても,オリジナルに触れる機会のあるのは関東在住の人だけであり,多くの人は元ネタを知ることなく,ネット上で見かけて面白いからそのまま使っているだけのような気がする.

これも情報化社会の影響なのかもしれないが,その一方で,ちょっと調べれば元ネタ(らしきもの)にまで辿りつけるのが情報化社会なのだから,そういう流行のフレーズを使う人は,せめて元ネタを調べてから使ってもらいたいと思う.
面白いからって脊髄反射的にコピー&ペーストというのは,ちょっといただけない気がするのは私だけだろうか.せっかく頭がついているんだから使おうよ,と...

投稿者 saihide : 00:04

2005年01月26日

所長@松山城

中濃ソース@2年熟成物にも大きな被害を受けることなく,25日は授業2つを無事こなすことができたのだが,この日は授業とは別件で,島根大学から視察にやってきたお客さんを案内するという仕事があった.

その案内の一環として,火曜ナイトサロンに行ってきた.火曜ナイトサロンというのは,学生さんが中心になって企画・運営しているイベント(になるのか? 授業ではないしなあ)なのだが,今回はロープウェイ街の駅舎&ファサード整備に関して,松山市役所と商店街組合の人に色々聞いてみよう,提案してみようという企画だった.

少々遅れてしまったので,ゲストの方々の正式な役職などはよく分からないままだったのだが,会場から出てきた質問に対して市役所の方が答えているときに最前列に座っていた人に話を振った.どうやら,その人も市役所関係の人らしい.
で,その人がマイクを受け取って言うには,

「松山城の所長の○○です」

所長? 松山城には所長がいるのか?!

自宅に戻って調べてみたところ,松山城の管理をしているのは松山市の松山城総合事務所というところで,そのトップだから事務所の長,つまり所長ということらしい.

どうせだったら,役職名を「城主」...は所有者じゃないからまずいか,じゃあ「家老」とかにすればいいのに.
もちろん制服は裃(かみしも;遠山の金さんが桜吹雪を出すときに片肌脱ぐやつね)でお願いしたい.

という冗談は別にして,その場で出た学生さんの提案が本当に採用されそうな感じだったところから判断するに,今回来てくれた人たちは,いわゆる「お役人様」的な人ではなかったんだろうな.ああいう人がもっと増えてくれればいいんだけどね.


おまけ.
松山城総合事務所のページを見ていたら,二之丸史跡庭園のページもあった.そういえば,札幌の公園に行ったときには二之丸史跡庭園にも行ってみないとなあと思ってたっけ.
しかし見学には入園料が必要らしい.100円とはいえ,お金が必要となると行く気が減退するなあ...

投稿者 saihide : 00:09

2005年01月25日

中濃ソース

そろそろ食べないとヤバイ豚肉があったので,夕食のおかずにしようと思っていたのだが,夕食時に別のものを軽く食べたのが運のつき.ちゃんと夕食を食べる機会を逸してしまったまま22時過ぎに.
今から夕食というのも変な話なので,とりあえず豚肉だけ食べてしまうことに.珍しく卵があったので,豚平焼きモドキでも作ろう.



少々焦げてしまったが,とりあえず完成.あとはソースをかけてっと... あれ?

sauce_1.jpg

今年が2005年だから,製造から2年経過か.開封してから流しの下(いちおう冷暗所だ)に置いたまま結構経ってるけど大丈夫かなあ?
いや,違う.賞味期限から2年経過だ...

うーん...

sauce_2.jpg

25日に大学で私の姿を見かけなかったら,ほぼ100%,このせいだと考えて間違いないだろう.

ちなみに,中濃ソースではなくウスターソースをかけて食べるという手もあったのだが,

sauce_3.jpg

熟成(変性?)がさらに9ヶ月ほど進んでいる.
まだ中濃ソースの方がリスクと判断した私の意思決定に,多くの方は賛成してくれることだろう.

いちおう食べる前に情報収集もしたのだが,なかなか参考になるページがなかった.見つかったのはこれくらい
このページの判断基準でいくと...

味は...ソースの味,
臭いは...ソースの臭い,
見た目は...ソースの色,

「明らかな異常」は見られない.じゃあ,Goだ!

しかし,私の感覚器官はあまり信用できないからな... 焼け石に水かもしれないが,消毒効果を期待してアルコールを摂取しながら食べておいた.

どうせ当たるのなら宝くじにしてください>神様

投稿者 saihide : 00:36

2005年01月24日

かえる

先日,またもや三津(正確には須賀町)のFourSeasonsに行ってきた.FourSeasonsはこれで3回目で,前の2回は両方とも昼だったが(日替わりランチで700円,超オススメ),今回は初めて夜に行ってみた.

特にコースが用意されているわけでもなかったので(隣で宴会をしていたので,注文すればコースもあると思われる),生春巻きやトムヤムクンなどを単品で注文.
その際,以前ランチで食べたカレーを食べようということになったのだが,どういう名前だったのかはっきり覚えていない.
おぼろげな記憶を辿りながら,メニューでそれらしきものを探してみると...
あった.
あったにはあったのだが...

「かえる」のカレーですか...

いちおう断っておくが,FourSeasonsでは具材や辛さなどは好みによって調整してもらえる.少なくともメニューにはそう書いてあるので,「かえる」じゃなくて鶏肉や牛肉などに変えてもらえることも可能なはずだ.
なので,他の具材に変えてもらえばよかったのかもしれないが,面白そうなので「かえる」のままで注文した.

「かえる」を食べるというと「げーー!」と思う人も多いかもしれないが,世界各国では普通に食べられているし,日本でも「かえる」を食べさせてくれる店はそんなに珍しくはない.
ちなみに私が最初に「かえる」を食べたのは普通の焼き鳥屋で,モモの部分を串焼きにしたものだった.一目で「かえるの足だ!」と分かるのだが,味自体はちょっとクセのある(泥臭い?)鶏肉みたいなもので,それほど不味いものではなかった.

で,今回も同じようなもの,つまりモモの部分がはいったカレーを想像していた.
しばらくして,ふた付きの鍋が到着.
さて,食べようかとふたを開けてみると...

kaeru.jpg

あれ,想像してたよりも具が多いな...
それにモモっぽい部分が見つからないぞ...
というか,あそこ(写真中央上部)に見える,黒い点が二つ並んだ平べったい部分って...

もしかしてブツ切りで,一匹まるごとですか?

けっこうインパクトがあるんですけど...
まあ,注文した以上は食べるしかない.皿に取ってみたところ,細長い部分をゲット.
おお,これは足に違いない...って,なんか,爪が生えてるんですけど...
それは見なかったことにして,かぶりついてみる.
うん,味自体はやっぱり鶏肉だな.ちょっと安心.

ということで,そのまま食べ続けていたのだが,食べ進めていくうちに何か違和感が生じてきた.
2回目以降は足ではなく,おそらく胴体と思われる部分を食べていたのだが,これは鶏肉というよりも...

サバ?

「かえる」は鶏肉に近い味がするというのはよく聞くのだが,サバみたいな味がするという話は聞いたことがない.
勘違いだろうかと思いながら,再度食べてみるのだが,サバの味を一度感じてしまったためか,それ以降はどう食べてもサバとしか思えない.しかもサバ缶のサバの味だ.

この記事を書くために「かえる」の味について検索してみたのだが,サバの味との共通点を指摘しているページは一つもヒットしなかった.
うーん,私の舌がおかしいのだろうか.でも,サバの味が確かにしたんだがなあ...

投稿者 saihide : 01:03

2005年01月23日

『珈琲相場師』デイヴィッド・リス

何かの広告で石田衣良が絶賛していたので松山市立中央図書館で借りてきた.

17世紀のアムステルダム,破産の危機に追い込まれた相場師である主人公は新しい商品である「コーヒー豆」で大儲けしようと企む.妨害するライバル,信用しきれない協力者,さまざまな思惑と疑惑が絡まりながら,計画実行の日がやってくる...

2004年度の『このミス』にもランクインしていたらしく,かなり評価が高い作品.
しかし,人によってかなり評価が分かれているというのも事実で,個人的にはイマイチだった.ストーリー自体は面白いのだが,主人公がなあ... 立派なのか,情けないのか,色ボケなのか,人物像がちょっと一致しない.まあ,実際の人間というのはそういうものなんだろうけど.

ストーリーとは関係ないのだが,コーヒーがまだ珍しい時代の話なので,コーヒーに対する登場人物の反応が面白かった.性格が変わったり,神経が鋭敏になったりと,えらく過剰に反応するのだ.
私はコーヒーを飲んだからといって神経が鋭敏になったりすることはないんだが,これって飲み慣れてしまったからカフェインに耐性が付いてしまったからだろうか.そういえば,コーヒーを飲むと手が震えるという学生さんがいたような...

あと,コーヒーの飲み方がまだよく分かっていないため,コーヒー豆をそのままかじって満足してみたり,ワインに入れて飲んでみたりするシーンが出てくる.
コーヒー豆をかじったことは何度かあるが,さすがにワインに入れて飲んでみたことはない.入れるといっても,コーヒーを作ってワインに混ぜるというレベルではなく,コーヒー豆を乳鉢で擂り潰してワインに入れて,粉が沈むのを待ってから飲む,つまりコーヒーをお湯ではなくワインで作るのだ.一体どんな味がするのだろうか? 気が向いたら実際にやってみよう.

投稿者 saihide : 01:25

2005年01月22日

華円(お好み焼き?)

大阪出張の際には地下鉄で移動することが多いのだが,そのときはいつもb-platzというミニコミ紙を読むことにしている.これは大阪の起業家情報がいろいろと掲載されているもので,ときどき参考になる情報が書かれていたりするからだ.

で,今回は新規創業した会社や新規事業に乗り出した会社の特集だったのだが,そのトップバッターが,この華円(はなまる).
お好み焼きをベースにしたファストフードを作りたいということで,試行錯誤を重ねた結果,完成したそうだ.
大阪出張の際に恒例になっている古本屋巡回ルートからそんなに離れていないということで,ちょっと寄ってみた.

hanamaru_1.jpg

いちおう建物の中にはあるが,内装などもほとんど手を入れておらず,どちらかというと屋台感覚の店といえる.

ミニコミ紙には単品で150円から300円とあったのだが,おにぎり+お茶(または小豆ケーキ)のランチセット(370円)があったので,それを注文してみた.

店の人が鉄板の上で調理するのを観察しながらしばし待つ.
で数分後に出てきたのがコレ.

hanamaru_2.jpg

(セット全体)

hanamaru_3.jpg

(問題のブツ)

見た目はモスバーガーのライスバーガーのバンズをお好み焼きにした感じ.想像していたよりも小さかったのだが,単品(今回は豚玉)で220円だから,こんなものか.
で,食べてみると... 思ったよりもソースの味が薄い.個人的にはもう少しソースが濃い方が好きだが,しっかりお好み焼きだ.
でも,ミニコミ紙にはソースがたれないように寒天を混ぜたのが工夫だとあったのだが,しっかり袋の中に流れ出てるぞ...


総合的な感想だが,お好み焼きを歩きながら食べたいという人には良いかもしれない.しかし,その場合は大阪に古くから存在しているキャベツ焼き(生地とキャベツだけで作った広島風のお好み焼きというのが一番近い)と正面からバッティングすることになる.
値段では圧倒的にキャベツ焼きの方が安いので(100-150円が基本),価格で勝負しては絶対に勝てない.
今回は伝統的なお好み焼きに近いものしか食べていないので,ハンバーガーに近いもの(ハンバーグやソーセージをお好み焼きのバンズにはさんだものもあるのだ)がどれくらい美味しいのかが勝負かなあ.


この記事を書いていて思ったのだが,松山にはキャベツ焼きは存在しないのかな? 関西ではメジャーな食べ物で,最近はチェーン店もできているのだが.
どういうわけか,最近はタコ焼き屋が急増しているのだが,個人的にはこちらの方が好きなので,だれかキャベツ焼きの店を作ってくれないかなあ.

投稿者 saihide : 00:30

2005年01月21日

『立喰師列伝』押井守

『攻殻機動隊』などで有名なアニメ監督である押井守による小説...なのか?

「立喰師」という,特殊技能(おもに弁舌)によって無銭飲食を行う(架空の)職能集団を設定し,それを通じて戦後の日本の変化を描こうとしている...のか?

どうにも評価が難しい作品で,これは失敗かなと思いながら読んでいたのだが,外食産業の発展とともに「立喰師」が「フリーランスとしてのプロフェッショナル」へと変化したそうで,その流れで展開される牛丼とハンバーガーという二大ファストフードに挑戦する話は非常に面白くかった.
これは他の話が民俗学的な味付けだったのにたいして,この2つの話だけがファストフード・システムという経営学的な素材をコミカルに料理しているためだろうな.

ちなみに,自身のコラムでこの作品を映画化するといっているらしいのだが,それは無謀な気がする...
でも,よくよく考えてみたら,牛丼とハンバーガーの話だったら,そのままショートフィルムで作れそうだな.
他にも,外食チェーンを立喰師がいかに崩壊させるかという話だったら,アイデア次第では長編にしても面白いかも知れないなあ.老立喰師が若者を弟子にして巨大外食チェーンに立ち向かうとか.あれ? それだと『波のうえの魔術師』と同じか.

投稿者 saihide : 00:13

2005年01月20日

『「お金」と「市場」のカラクリ』ジョエル・クルツマン

どこかのBlogで評価が高かったので三津浜図書館で借りてきた.

副題が「投資の世界はこう動いている」なのだが,投資テクニックがどうこうというのではなく,その背景にある貨幣や市場,価値と価格の違いなどについて書かれている.
平易な言葉と例え話で話が展開されており,読みやすいとは思う.

この本を読みながら思ったのだが,このあたりの内容を本などで既に一通り押さえている私からすると「これは信用創造のことだな」とか「これは貨幣の三機能だな」などと,概念がスッと浮かんでくるし,よく理解できた.
しかし,そういう概念を理解していない人にとっても同じように分かりやすいのだろうか? 研究費で購入して,誰か学生に読ませて確認してみようかな.

投稿者 saihide : 08:56

2005年01月19日

ショコラキャラメルシュー

学生さんの誕生祝いを買うべく,ル・ショコラティエCに行ってきた.
ル・ショコラティエCには先月も誕生祝を買うために行ったのだが,そのときに気になっていたショコラキャラメルシューの購入が目的.

ChocoChou.jpg

中身は普通のクリームではなくキャラメルクリームで,ぎっしり詰まっている(上にはチョコクリームも載っている).
クリームの量が多いためか,シュークリームではなくキャラメルプリンを食べているような感じがちょっとした.
美味&ボリュームたっぷりで200円.シュークリームとしてはちょっと高目かもしれないけど,十分に納得できる値段である.

投稿者 saihide : 01:26

2005年01月18日

keep on(カフェ&バー)

keepon_1.jpg

e-komachiで「具だくさんスープのランチ」があるというのを読んで以来,気になっていた店.ワシントンホテルの西隣の方にある.ちなみに隣は花屋さん.

店自体は非常にこじんまりとしていて,カウンターが数席にテーブルが1つだけ.店の作りは完全にショットバーで,壁面の棚には洋酒,焼酎,泡盛などが並べられていた.
昼時に行ったら,お客さんどころか店の人も席を外していたりしたので,夜のバーがメインなのだろう.

e-komachiにはスープのランチしか書かれていなかったのだが,他にもオムライスや沖縄名物タコライス(知らない人のために書いておくが,タコ+ライスでタコライスではなく,タコス風のライスでタコライスだ)などのランチセットもあった.
タコライスに心惹かれるものがあったが,初志貫徹ということでスープセットを注文.

keepon_2.jpg

この日のスープは牛肉のブラウンスープだった.
実はこの日の朝食が前日の残りのハッシュドビーフ(牛肉じゃなくて豚肉だから正確にはハッシュドポークか)だったので,同じような味はどうかとも思ったのだが,そんなことは全く気にならず美味しくいただけた.

この写真にあるようにスープ+バゲット+食後のドリンクのセットなのだが,ちょっと注意しておくべきことがある.
e-komachiにはスープセット750円とあるが,これは正確ではなく,実際にはドリンクの値段+350円なのだ.喫茶店のモーニングセットみたいなものか.
コーヒーや紅茶,カフェオレなどの一般的なドリンクの価格が400円なので普通に注文すると750円になるが,シークァーサ・スカッシュなどの珍しいものを頼むと750円では収まらない.
ちなみに,ランチセット以外にケーキセットもあるのだが,料金システムは同じようだ.

全体的な感想としては,味的には全然問題ないのだが,個人的には量がちょっと足りなかったかな.あの量だったら,ドリンクなしで500円程度にしてもらえると非常に嬉しいんだが...

投稿者 saihide : 01:15

2005年01月17日

デザイン変更

Blogのデザインを変更してみた.

実は,変更作業自体は正月休み中にほぼ完了していた.
しかし,作業をやっただけで満足してしまい,表に出す気がなくなってしまったのだ.

で,それが今頃になって出てきたのは,巡回しているBlogが模様替え(というか移転)したのに刺激されたため.
あまり変わってないじゃないかというツッコミも飛んできそうだが,今回の作業でスタイルシート(ウェブの外見を変えるための仕組み)も何となく分かってきたので,また気が向いたら変更しよう.

今回のデザイン変更についてだが,私は美的センスが欠如していることは自覚しているので,このBlogは基本のデザインをほぼそのまま使っていた.
ただ,新しい機能(電波系の書き込みをしてくれる「こうさぎ」や月単位での移動ができるカレンダーなどの新機能など)を搭載する際にはどうしてもデザインをいじらなくてはならないので,そういう時にだけ変更してきたわけだ.

で,実は今回の変更も新しい機能を追加するため.
しかし,既存のデザインを拡張したのでは,ちょっとバランスが悪くなりそうなので,構造自体も変更せざるを得なかったのだ.
新しい機能は現在試験中であり,このBlogにはまだ搭載されていない.ページの一部になにか不自然な空間があることに気づかれる方もおられるだろうが,気が付いたらその辺りに何か出てくると思う.

投稿者 saihide : 15:06

2005年01月16日

シェイカーセット(こうさぎ)

きのうsaihideの、ネットがblogしなかったー。
saihideは、

昨年末の大阪出張での話.大阪に出張した.カクテル作りの道具も置いてあるのだ.シェイカーだけ買っても意味がないので,買うとすればメジャーカップも必要だが,色々な雑貨や道具を見ている.実際にハンズで買い物をすることは稀なのだが,その巡回ルートの中にはシェイカーセットとある.値段は2700円.やっぱり3000円弱か,と思ったのだが,そのセットに含まれている.実際にハンズで買い物をすることは稀なのだ.肝臓のためにも,ここは買わないでおこうとした.しかし,ただでさえ最近はアルコール量が増えているのだが,気にはシェイカーセットとある.値段は270000円程度.うーん,微妙な値段だ.肝臓のためにも,ここでは一番安いもので18000円弱か,と思ったのだが,その成り立ちや機能・構造について色々と考えることができて面白い.で,今回もハンズに寄ったのだが,その巡回ルートの中には心斎橋の東急ハンズが含まれていると,その巡回ルートの中には心斎橋の東急ハンズが含まれているのだが,シェイカーで3階に移動したところ,茶色の箱が目に入った.近くのポップにはカクテルの道具も置いてあるのだが,ここは買わないでおこうと決意していた.しかし,ただでさえ最近はアルコール量が増えているのだが,シェイカーで3階に移動した.

といってました。

*このエントリは、こうさぎの「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 10:55

ボンベイ・サファイア(ジン)

bombay.jpg

バーネット・ジンを飲み尽くしてしまったので買ってきた.
このボンベイ・サファイア,何と言ってもボトルが美しいので,酒屋で見るたびに気になっていたのだが,通常のジンよりも高いのでこれまで躊躇していた.ちなみにバーネット・ジンの2倍弱! といっても1400円程度なので,他の種類の酒に比べると安いんだけどね.

ボトルのデザインもお洒落なんだが(公式ページもお洒落),味のほうも独特で,確かにそれまでに飲んでいたバーネット・ジンに比べると香りが高くて,味もバーネットに感じたような穀物っぽさではなく,薬草っぽい感じが強い.
世間的にはそれほどジンっぽくないとされているんだが,ジンっぽさがどういうものか分かるほど飲んでるわけじゃないからなあ.
でも,これでジンベースのカクテルを作ると,少なくともバーネットで作った場合とは全然違う味になることはよく分かる.

ということで,ロックかソーダ割にしたものにレモンをすこし入れて,ボンベイ・サファイアの味そのものを楽しんで飲むことにしよう.




とか思っていたら,1週間くらいで飲み尽くしてしまった.
さすがに最近はアルコールを摂取し過ぎな気がするので,ちょっと控えるようにしよう.

投稿者 saihide : 01:18

2005年01月15日

『OZ 全4巻』樹なつみ

『星の王子さま』で砂漠と麦畑が出てきたので,久しぶりに『OZ』を読み直してみた.

砂漠化が進む核戦争後のアメリカ大陸を,兄に会うために科学の都「OZ」を目指して旅をする世間知らずの天才少女「フィリシア」と,それを守る若き傭兵「ムトー」,そして狂った人工知能をもつ機械人間「1019」を中心にし,天才である妹にコンプレックスをもつ姉「ヴィアンカ」やムトーの部下の傭兵「ネイト」,人間に近づくことを求める人造人間「1024」などを巻き込みながら重厚なストーリーが展開していく.
そこかしこに見せ場があるのだが,何といっても最終巻の盛り上がりが凄い(その分,本も厚い).特にラストは,もう... ああ,ハリウッドで映画化してくれないかなあ.

作者の樹なつみは少女漫画家ではあるのだが,絵柄がシャープで,ストーリーもしっかりしていることが多いので,男性でもそれほど違和感なく読めると思う.実際,青年誌に連載していたこともあるし(個人的にはイマイチだったが).

最近になって文庫化が始まったのだが,そちらは完全収録版ということで外伝が追加されている.以前,書き下ろしを読むために他の作家のコミックスをほぼ全シリーズを買い直したという前科を持っているので,そのパターンでいくと完全収録版も買ってしまいそうだ.

しかし,『OZ』は大阪にいた頃に全巻揃えており,愛媛に来る際に段ボール箱に詰めて持ってきたはずなのだが,部屋の中をいくら探しても見つからず,改めて買い直したという経緯がある.それを考えると,今度買い直すと同じ本を3回も買ってしまうことになるしなあ...

投稿者 saihide : 01:13

2005年01月14日

『星の王子さま』サン・テグジュペリ

昨日からの殺伐モードを少しでも緩和するべく,インベーダーゲームともぐらたたきをミックスしたプログラムを作ってみたり,夜中にコンビニ巡りをしてみたり,『CIPHER』を読み直してみたりしてみた.

おかげで,ほぼ通常モードに戻りつつあるのだが,駄目押しということで,以前から積読になっていた『星の王子さま』を読むことに.
名作の誉れの高い作品なので大丈夫だと思うのだが,私は同じく名作の誉れの高い『アルジャーノンに花束を』を読んで,感動の涙を流すどころか怒りに震えるという,ちょっと通常とは違ったメンタリティをしているようなので,少々不安もあった.

で,感想なのだが...

キツネ 最高ーー!!

ヘビもいいのだが,やっぱりキツネ,なんといってもキツネ,もうキツネ最高.

『星の王子さま』で有名な台詞に

心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ

というのがある.でも,それ以上に

いや、ある。麦畑の色が、あるからね



うぉぉーーー キツネ 最高ーー!

投稿者 saihide : 12:18

2005年01月13日

殺伐

今日は我ながら妙に「殺伐」としていた.

どうしてだろうと考えてみて,もしやと思って調べてみたら...

biograph_0501.gif

(青:身体線  赤:感情線  緑:知性線)

うーん,こんなに単純でいいのか.我が感情よ?
とりあえず14日が底のようなので,明日は安静にしていよう.

投稿者 saihide : 19:26

『お厚いのがお好き?』フジテレビ出版

関東ローカルで放送されていたフジテレビの深夜番組をまとめた本.三津浜図書館で借りてきた.

タイトルだけではどういう内容か分からないだろうが,この「厚い」というのは本の厚さのことで,なかなか手に取りにくい哲学書や名作文学を紹介している.
それだけだと単なるあらすじ本になるのだが,そこはフジテレビ,マキャベリの『君主論』をラーメンに,モンテスキューの『法の精神』を六本木ヒルズに,と独特の見立てで内容を噛み砕いて(曲解して?)紹介してくれている.


1つの本に割かれているページ数は少ないし,字間もスカスカ,イラストも多数,という感じで,この本を読めば紹介されている本を読まなくても済むはずは絶対ない.
しかし,通常の生活をしていればおそらく読むことのないであろう名著の一端に触れられるという意味では結構いいかもしれない.フロイトの歪曲の4法則とかベンサムの快楽計算とか,結構面白いことも知れたしね.

あと,各章の最後にその作者のエピソードが取り上げられているのだが,これが結構面白かった.アダム・スミスとワット(蒸気機関の発明者)の関係とか,キルケゴールが自費出版を続けた理由とか.

ちなみに,フジテレビはこの手の教養バラエティとでもいう番組を作るのが伝統的に得意なのだが,もしかしてと思ったら,やっぱり小山薫堂が絡んでた.
しかし,小山薫堂と聞いて脳裏に浮かんでくる姿がフジテレビの牧原アナウンサーなのはどうしてだろうか.
小山薫堂の代表作ともいえる『カノッサの屈辱』のナレーションを担当していたので,つながりはあるのだが,あくまでもナレーションで画面には出てこなかったはず.そもそも『カノッサの屈辱』は大阪では放送してなかったから,番組自体もほとんど見たことがないはずなんだが...

投稿者 saihide : 01:18

2005年01月12日

ハバネロフォカッチャ@モス

恒例のモスバーガー期間限定物シリーズ.
今回はハバネロフォカッチャなのだが,プレスリリースによると,正式名称は

世界一辛い唐辛子入りソースがけ

お子様、辛いものが苦手な方はお控えください。

ハバネロフォカッチャ

だ.注文するとき,店の人がちゃんと復唱してくれるかどうかがちょっと楽しみ.

で,注文.メニューを指差しながらハバネロフォカッチャをセットで注文したところ,店の人に「辛いですけど大丈夫ですか?」と聞かれた.
昔,花園町にあるラルキーというインド料理店に行った際,カレーの辛さが1から5まであったので,真ん中の3を注文したところ,インド人の店員さんに同じようなことを聞かれたことを思い出した.確かにラルキーの3は通常の基準からすればかなり辛いので,店員さんが心配するのも分かる.
しかし,モスバーガーで心配されるほど辛いものが出てくるとは思えなかったので,「大丈夫です」と断言して注文完了.ちなみに店の人の復唱は「ハバネロフォカッチャ」だった.残念.

店内で食べることにしたので,席に座って本を読みながらしばらく待つ.

ふと壁に目をやると,店員さんの手作りらしき張り紙がしてある.人気メニューランキングだった.それによると,同じフォカッチャでもバーベキューとコロッケはかなり上位にあるにもかかわらず,ハバネロだけはランク外.どういうことだ? どう考えても,このラインナップ&期間限定ならばハバネロが1位になるだろ?

頭のなかに疑問符がいっぱい浮かんだところで,問題のハバネロが到着.

mon_habanero.jpg

この赤色のソースがハバネロソースだろう.確かに辛そうである.
では早速一口



うん,確かに辛い.辛いけど旨い.

ちなみに私は辛いものが特別好きというわけではないのだが,辛さへの耐性はそれなりにあるようで,現在のハバネロ・ブームを作り出した暴君ハバネロも,最初は辛くて仕方なかったのだが,何度か食べているうちに適応したようで,現在では普通に食べられるようになった.

なので,今回のハバネロフォカッチャも暴君っぽい味を予想していたのだが,あれよりもタバスコに近い味に思えた.
でも,まあ普通に食べられるよなあと思いながらパクついていたところ...

あれ? 唇がジンジンするぞ? あれ? あれれ?

訂正しよう.
「辛いけど普通に食べられる」ではなく「食べられるけど激辛」という方が正しい.
確かに食べられるのだが,食べた後に唇が2倍くらいに腫れ上がったような感覚に襲われるのだ.
これは辛いものがあまり得意ではない人はおそらく食べられないだろう.

この記事を書くために検索したところ,「殺人的」「暴君とは比べ物にならない」「記憶がなくなる」「食べるのは苦行」などなど,発売当初からかなりのインパクトを巻き起こしていたらしい.確かにそれだけの存在といえるだろう.

で,検索のときに知ったのだが,包み紙に「激辛」とあったらしい.
うーむ,不覚にも気がつかなかった.
仕方ない,期間が終了するまでにもう一度食べに行こう.

投稿者 saihide : 00:16

2005年01月11日

『エンディミオンの覚醒 上・下』ダン・シモンズ

正月休みの課題その3.
前作『エンディミオン』の続きで,本作ですべての謎が解明されるとのこと.

既に正月休みは終わっているが,授業開始までには何とか読み終えようということで,9日と10日はひたすら読んでいた.

というのも,やたらめったら分厚いのだ.

endymion_2.jpg

前作の『エンディミオン 上・下』と比べて1.5倍近くのページ数になっており,その分厚さはついに比較対象である単三電池を抜かしてしまった.

しかも,内容がまた難しくなっている.
話の構造はそれほどややこしくないのだが,チベット仏教の教えや漢詩,俳句,ヴァチカンの歴史や制度,美術品などが多数出てくる.作者はこの話を執筆するためにどれくらい勉強したのだろうか...

なにはともあれ,全部で4000ページくらいの超大作もこれで終了.
記念に全部並べてみた.

endymion_3.jpg

うーん,我ながらよく読んだものだ.
しかし,これらの本を読んでいる間は他の本が読めなかったので,積読本が結構溜まってしまったな.

投稿者 saihide : 02:17

『エンディミオン 上・下』ダン・シモンズ

正月休みの課題その2.
『ハイペリオン』二部作の続編で,上下巻で完結という形式にはなっているが,これも真の意味では完結しておらず,次の作品とで二部作を構成している.つまり,四部作の三番目の作品と考えた方がいい.

で,やっぱり分厚い.

endymion_1.jpg

比較対象の単三電池で比べると分かると思うが,前作よりもちょっと厚くなっている.
ということは,これも読むのに時間がかかりそうだなあ...

ところが,これは結構読みやすかった.
内容だが,主人公が前作の主人公の一人の娘を守りながら旅をするという非常にシンプルな話であり,それを逃げる主人公側と彼らを追跡する敵役(裏の主人公?)側の両面から描く形式になっている.前作の,多数の主要人物があちこちに話を飛ばしまくる悪夢のような複雑さからすると,非常にわかりやすい.

とはいえ,やっぱり分厚い本&翻訳物特有のクセがあるため,普通の小説を読むのに比べるとえらく時間がかかってしまった.

余談だが,宇宙を舞台にしたSFでは,超長距離を短時間で移動する方法(とその理屈)をどう処理するか(要するにワープのこと)というのが一つの腕の見せ所だと思うのだが,この作品の移動方法の発想はスゴイ.
なんと,星々の間を超高速で移動するたびに乗組員が圧死するのだ.
で,そのことが話の根幹に関わってきたりする.このあたりの発想と構想力は流石だ.

投稿者 saihide : 02:16

『ハイペリオンの没落 上・下』ダン・シモンズ

去年の6月末に記事を書いた『ハイペリオン 上・下』の続編.
前作が風呂敷を広げまくったまま消化不良で終わってしまったので,早く続きを読みたかったのだが,こまめに古本屋をチェックしていても,この上巻だけが手に入らなかったのだ.
この正月休み中に全巻読破したかったので,結局,古本屋を諦めて新刊本を購入した.その直後にネットの古本屋から入荷メールが届くという悲劇があったりもしたのだが,そのことはとりあえず置いておこう.

この作品は『ハイペリオン』の続編なのだが,読んだのは既に半年以上前なので,細かい内容を忘れてしまっていた.こういうときは前作から読み直すべきなのだろうが...

hyperion_1.jpg

結構分厚いのだ(単三電池と比較すべし).
これを読み直すとかなり時間がかかりそうなので,前作を読み直すのは諦め,そのまま読み進めていったのだが...

これが非常に読みにくい.前作の詳細を覚えていないこともあるのだろうが,話の構造自体が非常にややこしいのだ.
前作は7人の主要人物が一緒に旅をし,その途中で各自の物語を語るという形式で,それはそれでややこしかったのだが,各自の物語はそれぞれに完結していた.
しかし,本作ではそれらの主要人物が一緒になったりバラバラになったりで,話があっちに行ったりこっちに行ったりする.
しかも新しい登場人物がでてきて,さらに輪をかけてあっちに行ったりこっちに行ったりするので,なかなか話が把握しにくい.

内容自体が複雑なこともあり,なかなか読み進めなかったのだが,だんだんと勢いがついてきて,前作でほったらかしにされていた謎も明らかになって大団円.
前作の消化不良具合からすると,かなりすっきりと読み終えることができた.

ちなみに,前作よりもちょっと長い(=本が厚い).

hyperion_2.jpg

話がややこしいこともあって,読み終えるまでにかなり時間がかかってしまった.

投稿者 saihide : 02:15

2005年01月10日

シェイカーセット

昨年末の大阪出張での話.
大阪に出張した際には古本屋巡りに出かけるのが恒例になっているのだが,その巡回ルートの中には心斎橋の東急ハンズが含まれている.
実際にハンズで買い物をすることは稀なのだが,色々な雑貨や道具を見ていると,その成り立ちや機能・構造について色々と考えることができて面白い.

で,今回もハンズに寄ったのだが,2階のキッチン用品のコーナーで足が止まった.カクテル作りの道具が色々と並べられていたのだ.
そういう道具が自宅にないことは以前書いたが,気にはなっていた.しかし,大学の近くの酒屋さんにはカクテルの道具も置いてあるのだが,シェイカーで3000円弱と結構な値段.
なので買うのを躊躇していたのだが,ここでは一番安いもので1800円程度.うーん,微妙な値段だ.シェイカーだけ買っても意味がないので,買うとすればメジャーカップも必要だが,合わせると3000円弱.やっぱり高いなあ.

買うのをあきらめてコーナーを立ち去ろうとしたところ,茶色の箱が目に入った.近くのポップにはシェイカーセットとある.値段は2700円.やっぱり3000円弱か,と思ったのだが,そのセットに含まれているのがシェイカーとメジャーカップだけでなく,バースプーン,カクテルグラス,レモンしぼりとなると... ちょっと安いかも.

しかし,ただでさえ最近はアルコール量が増えているのに,こんなものを自宅に持ち込んだりしたら,歯止めが効かなくなってしまいそうだ.
肝臓のためにも,ここは買わないでおこうと決意して,エスカレーターで3階に移動した.

で,色々と見物しながら最上階まで辿りつき,そのままエスカレーターで戻っていったわけだが...
5階あたりで来てしまった.
そう,いわゆる「衝動買いの神様が降りてきた」というやつだ.

ということで,現在,自宅には以下のようなセットが備わっている.

shaker_1.jpg

まあ,買ってしまったものは仕方がない.せめて有効活用しようということで,以前作って美味しかったピカデリーパークもどきを正式なレシピで,つまり,ちゃんとしたピカデリーパークを作ってみることに.
そのためにはブルーキュラソーが必要なので,近所のスーパーで買ってきた.
...なんだか泥沼に嵌っていくズブズブという音が聞こえてくるような気がするのだが,幻聴かな?

で,ちゃんと作ってみたのがコレ.

shaker_2.jpg

すごい,ちゃんとキレイな緑色になってるじゃないか!
せっかくなので,株主優待で届いたローマイヤのハムにチーズを乗せてトースターで火を通したものをおつまみにしてみた.

shaker_3.jpg

我ながら,もう少し器に気をつけろよと思わないでもないが... まあ,器を食べるわけじゃないしね.
では味見を...
うーん,ちょっと濃いかな.でも,メジャーカップでちゃんと測ったから,これが正しい味なんだよな.
個人的にはベネディクティンがもうちょっと少ない方がいいな.あと,やっぱり氷が入ってないとキツイので,ショートではなくロックスタイルに変えてと...

shaker_4.jpg

おおっ,こっちの方が飲みやすいし,旨いぞ!

ということで,ますます肝臓が危険になりつつある今日この頃であった.

投稿者 saihide : 01:25

2005年01月09日

やつらが空をやってくる

年明けごろから,咳が出たり喉が痛くなったりすることが時々あったので,鼻の調子がおかしくなっても「ちょっと風邪気味かなあ」としか思っていなかった.

しかし,昨日あたりから眼や耳が微妙に痒くなったり,水洟が出たり,くしゃみが出るようになった.
どうやら,やつらがやってきたようだ.例年からすると1ヶ月くらい早い.

各種の情報を総合すると,その戦力は昨年の10倍以上.しかも第二陣も大規模かつ長期戦が可能とのこと.
装備の調達を急がねばならないだろう.

ということなので,もう少ししたら,マスクをした不審者を学内で見かけるようになるかもしれないが,決して石を投げたりしないように.

投稿者 saihide : 13:52

2005年01月08日

虫歯とレーザー

昨年末に教習所に通っているときから,何かを噛んだ拍子に奥歯に痛みが走ることがあった.
教習所に通っている最中は時間がなかったし,常に激痛が走るわけでもなかったので,歯医者に行かなかった.免許取得後も〆切が迫った仕事や出張があったので,結局行けずじまい.
そんなこんなで年も改まり,時間に余裕ができたので,以前行った電脳歯医者に行ってきた.

しばらく待ってから診察台へ.虫歯を探すために金具でカンカン叩かれたり,レントゲンを撮られたり,脱脂綿を噛み締めさせられたりした結果,どうやら虫歯ではなく,以前治療した虫歯が知覚過敏になっているらしい.
ひどい場合は虫歯の詰め物をとって治療しなおさなければならないらしいのだが,それほどひどくはないようなので,レーザー治療と薬で治すという.

へっ? 薬はともかく,どうしてレーザーで知覚過敏が治るんだ?
レーザー治療って程度の差はあれ,要するに患部を焼いてしまうことだろ?
痛みを感じないように焼いてしまうってこと?

疑問を感じつつ,されるがままにレーザー治療を受けることに.
とはいえ,タオルで目隠しされた状態で,口に筒状のものを突っ込まれ,5分間じっとしていただけなのだが.
その後,消毒&塗り薬(苦い)でとりあえずの治療は終了.
また来週来てくださいとのこと.ううっ,一回で治して欲しかったんだが...

戻ってきて検索してみたところ,どうやらレーザーを照射することで歯の表面に薄い膜ができ,それによって歯の神経が保護される,という理屈らしい.
ちなみに,虫歯でない歯にレーザーを照射すると,歯の表面が硬くなって虫歯防止になるそうだ.フッ素を使って虫歯防止という話は聞いたことがあるが,最近はレーザーでも虫歯防止ができるんだな.

投稿者 saihide : 18:48

『トポスの知』河合隼雄・中村雄二郎

以前読んだ宮沢章夫のエッセイで紹介されていたので松山市立中央図書館で借りてみた.
副題が「箱庭療法の世界」ということで,砂が入った箱の上に色々なものを置くことを通じて状況の改善を図る心理療法である「箱庭療法」の紹介をしている本.
巻頭に実際に作られた箱庭の写真が掲載されてあるので,それを適宜参照しながら本文を読み進めることになる.写真をカラーで掲載するにはこのスタイルしかなかったのだろうけど,ちょっと忙しい.

箱庭療法については映画の一シーンか何かで見たことがあるくらいなのだが,単に精神状況を判断するための手段だと思ってた.しかし,これが実際には治療効果が高いのだそうだ.
「理屈は分からないが効果はある」という科学的見地からは微妙な立場の扱いもこの本のテーマだし,最後の方には都市論がどうのこうのという学術的な話も出てくる.
しかし,そういうのを全く無視して,箱庭療法とはどういうものか,そして実際にどういう問題を抱えている人がどういう箱庭を作り,それが状況の変化とともに箱庭がどのように変化していくかということを読み進めていくだけでも十分面白い.

個人的には,問題を抱えた子供を持つ母親が作った箱庭に同じような立場の母親が手を加えたエピソードと箱庭の枠の使い方についての話が面白かった.

ということで,気に入った箇所をいくつか引用.

中村:そうだとすると、本人の気持ちの痼(しこり)が解けてきたとはいうけれども、まだ完全には自由になっていないということですか。
河合:そう言えますね。この人にとっては、完全に自由になったら、おそらくもう壊れてしまうわけでしょうね。
中村:そうすると、普通の意味だったらまだ病いは完全に治っていないけれども、そのまま生きるのが、その人にとって無理のない生き方なんですね。


河合:置いて表現できて、だれか他人がわかるということは、人間にとって結局はものすごいことなんでしょうね。わかるだけでいいんです。何も言わなくたっていいんです。そこがすごいんですね。


中村:箱庭の面白いのは、既成のでき上がったパーツを使っていることですね。実をいうと、われわれが世界をイメージとしてつくり上げるのは、結局「組み合わせ」の問題なんですね。しかも組み合わせによって、もともとの形の意味は変わってしまう。そのことの意味が非常に大きいのじゃないかと思うんです。私が初めに箱庭のことを知って、アッと思ったのはまさにその点なんです。全くの自由というのは、近代の一つの迷妄であって、ある形が与えられている、基本的なものがあることによって、かえって自由になれるんです。


中村:そうではなくて、いつの間にかわれわれの社会の中ででき上がり物質化されているようなあれこれのイメージが用意されている。その組み合わせで表現するというところに、一見ありきたりなように見えながら、そういうことを通して一番うまく自分たちの心のなかの願望を引き出す仕掛けになっているんですね。

投稿者 saihide : 00:50

2005年01月07日

花びらもち

正月休みも終わり,そろそろ授業開始が迫ってきた.
授業に備えて研究室で準備に四苦八苦していた夕方,同僚の教員が和菓子を食べないかと誘いに来た.
食べ物にありつける機会は見逃さないので,もちろん喜んでいただくことにした.
しかし,今ごろ和菓子が?と思ったら,学生さんのお土産だそうだ.

で,その教員は「ぜひ花びらもちを食べて欲しい」という.

花びらもち?

テーブルの上には2種類の和菓子があったのだが,片方は黒くて四角いもの(蒸しパン?)に栗が載っている.どう見ても花びらではない.

となると,もう一つの方か.こちらは白い餅っぽいもの(求肥)を二つ折りにして,その間に白あんぽいものと拍子木状のものが挟まっている.
こちらも「花びら」というのはちょっと苦しいのだが,もう一方の和菓子とどちらが花びらっぽいかといわれると,こっちだよなあ.
まあ,そのことはどうでもいい.問題は挟まっている拍子木状のもの.なにやら見慣れた質感をしているのだが,それは和菓子に挟まっているはずのないものだし...

不審げにその物体を見ていると,その教員が笑いながら教えてくれた.

その拍子木状ののものは,やはり私の想像通り「ゴボウ」らしい.和菓子にゴボウ... 絶対あわないと思うんだが...
おまけに,白あんだと思っていたものも,実は味噌あんだという.
味噌にゴボウ... それって味噌汁の味がするということか?

想像すると,どんどん悪い方向に考えてしまうので,ともあれ食べてみることに.
それほど大きくないので,一口で半分食べた.
おおっ,ゴボウのシャキシャキした食感と求肥の柔らかな食感,そして味噌あんの味噌っぽい甘さと求肥のいかにも和菓子っぽい甘さが,口の中でハーモニーを



奏でてはくれなかった.
想像したほど素っ頓狂な味ではなかったが,やはり不思議な味だ.ゴボウ自体も甘く煮てあるのだが,やはりゴボウ特有の風味があるので,和菓子としては違和感を感じた.そして,やはり微妙に味噌汁っぽい...
うーん,世の中には色々な和菓子があるものだなあ.

調べてみたところ,実は非常に由緒正しい和菓子だそうだ.
正式なものは味噌あんが赤くなっており,それが求肥を透かしてほんのりと映えるのだとか.今回食べたのは普通の味噌あんだったのだが,確かにそういう色合いだったら花びらに見えるかも.
で,裏千家の初釜でだされるらしい.そういえば,誘ってくれた教員はお茶の心得があるんだったっけ.それで知ってたのかな.

投稿者 saihide : 00:26

2005年01月06日

やまとなでしこ(寿司)

正月休み中,たまたま買ってきた雑誌をパラパラめくっていると,「寿司食べ放題」という文字が目に入った.
ちゃんと読んでみると,市駅前の「やまとなでしこ」という寿司屋で,年末年始の特別企画として,「おまかせ」を1500円(税込み)で60分間食べ放題とある.
そういえば,雑誌の記事で創作寿司の店としてとりあげられていたのを読んだ気がするなあ.
ということで,せっかくの機会なので行ってみた.

店内は照明が抑えられていて,ちょっと寿司屋っぽくない.BGMがジャズというのも寿司屋っぽく無さを増幅させている.
カウンターの奥には板前さんが二人おり,カウンターには男性客が一人,陶器製のグラスを片手に板前さんと会話を楽しんでいた.

食べ放題をお願いしますと伝えると,カウンターの向かい側の壁に面した席に座らされた.ここが食べ放題用の席らしい.
どういうシステムか分からなかったのだが,「おまかせ」の食べ放題なので,しばらく待てば何か出てくるだろうとしばらく待つ.

待つ.

(暇だなあ.こういう時に限って本を持ってないんだよなあ)

待つ.

(まだかなあ.おや,宅配便が来たぞ.誰か相手しないと)

待つ.
店の人が付き出しを持ってきてくれた.いかの塩辛だった.

(そろそろかなあ.今度は出入りの業者が来たみたいだ.また中断するなあ)

待つ.

(正月でバイトが休みらしいから,人手不足で時間がかかるのは仕方ないよなあ)

待つ.
...いい加減待った気がするんだが?

というところで,店の人がガリと箸と醤油皿を持ってきてくれた.
その際の説明によると,プレートに載せてまとめて持ってきてくれるらしく,それを食べてまだいけるようだったら追加してくれとのこと.

さて,いよいよだ,食べるぞ!と構えていると,これが出てきた.

yamatonadesiko.jpg

にぎり6種類(スズキ,ハマチ,マグロ,エビ,甘エビ,玉子)が3カンずつ,太巻き・新香巻き・きゅうり巻きが1本分...
量的にはスーパーなどの寿司セット2000円分くらいか? そりゃ,出てくるまでに時間もかかるわな.
もちろん味は,プロの板前さんが注文を受けてから握ってくれているのだから,スーパーの作り置きのものより美味しいに決まっている.

ということで,ひたすら食べることに専念.
ようやく完食した頃にはお腹が一杯になっていた.
板前さんが追加はどうですか?と聞いてきたのだが,さすがにもう食べる気にはなれなかったので断った.
板前さんは「せっかくのイベント物だから,休んでもう少し食べていけばいいのに」と言ってくれたが,すこし休んだらさらにお腹が一杯になるだけのような気がしたので,そのまま勘定を済ませて店を出た.60分の食べ放題だったのだが,待ち時間(10分くらい?)込みで30分程度かな.

値段は,食べ放題(1500円)+付き出し(210円)+日本酒1杯(300円)で2010円だったのだが,それくらいの価値はあったと思う.
しかし,店の前にあったメニューを見る限りでは,この店は通常の握りが3カンで200−300円程度とかなり安い(もちろん高いネタや創作寿司は別).
ならば.大食いの人でなければ,おまかせ食べ放題でなく,自分の好きなものを適当に注文しても安く済みそうだ.
ちなみに,食べ放題は1/9までとのことなので,大食いの自覚がある方はそれまでにどうぞ.

おまけ.
店を出て考えてみたのだが,期せずして「男ひとり寿司」になってしまったのだが,今回は壁に面した席で黙々と寿司を食べるだけだから,ちょっとイメージが違うよなあ.
「男ひとり寿司」は今度改めて挑戦しよう.

投稿者 saihide : 02:47

2005年01月05日

サイゼリヤ ホテル南海難波店

昨年末に大阪出張したときの話.
出張最終日,時間は中途半端だったのだが,松山への帰還を控えて腹ごしらえをしておこうと思ったのが15時くらい.難波の繁華街にいたので,選択肢はたくさんあったのだが,どれも帯に短し襷に長しで,店を決めかねていたところ,「サイゼリヤ」という文字が目に入った.

そういえば,以前読んだ『起業家に会いにゆく』でサイゼリヤの店舗やオペレーションはシステム化されているとあったな.松山にはまだまだ出店しそうにないし,この機会に行ってみるか.
ということで,サイゼリヤで食事をすることにした.

saizeriya_1.jpg

入る前はそれほど気に留めなかったのだが,どうも通常のファミレスの店舗形式とは違っているし,なんどか見たことがある他のサイゼリヤの店舗とも違っている.
写真にある入り口のドアを開け,階段を上り,さらにドアを開けたところ,ビックリした.

平日の15時くらいという時間帯なので,客はそれほどいないだろうと思ったのだが,店内はほぼ満員.しかも,そのほとんどがジャージや学生服の高校生(もしかすると中学生?)なのだ.
団体客でも入ったのだろうかと思ったのだが,ジャージや学生服から判断するに,全てが同じ団体というわけでもないようだ.

この年頃の学生の集団というのは,やたらめったら騒々しいと相場が決まっているが,その例に違わず,店内には嬌声があふれている.その中を店員に案内されて席に着く.

メニューをじっくり見たところ,基本的にイタリアンなメニューが並んでいる.安いかどうかは判断が分かれるところだが,ペペロンチーノ・スパゲティが290円というのがあったくらいなので,安く済まそうと思えば安く済ませることができそうだ.そのせいで高校生がやたらと多いのだろうか.
どれにしようかしばらく悩んだ結果,「定番」とあったので,ディアボラ風ハンバーグとご飯を注文.
通常の白飯もあったのだが,珍しいのでターメリックライスにしてみた.サイゼリヤ的にはターメリック=ウコンを使った料理を前面に押しているようで,それについてのポップが卓上に置いてあった.
で,出てきたのがコレ.

saizeriya_2.jpg

これで消費税込み700円弱.ランチタイムでないことを考えると安いのかも.
で,早速食べてみる.
まずはディアボラ風ハンバーグ.以前,ある店で「鶏のディアボラ風」というのを食べて気に入っていたので,その味を期待していたのだが... 何か違う.玉ネギなのかニンニクなのか,独特の風味がちょっと強すぎるかな? 美味しくないわけではないんだが,期待していたのとの味のギャップがちょっと大きかった.
次にターメリックライス.値段的には普通の白飯とあまり変わらないし,味的にもそれほど濃い味が付いているわけではないので,これだったら白飯のかわりに注文するかな.

食事を済ませて落ち着いたところで,改めて店内を見回してみると,やっぱり高校生が多い.この時間帯のファミレスって他に入ったことがないんだが,コレってどのファミレスでも同じなんだろうか?
確かにその辺のファストフード店と同じ値段で遥かに落ち着けるだろうから,集まってダベるには最適だよなあ.

しかし,店の構造といい,店員の対応といい,『起業家に会いにゆく』で読んだようなシステマチックな店のようには思えないけどなあ.
後で調べたところ,この店は「ホテル南海難波」の食堂部分がサイゼリヤに置き換わったものみたいで,普通のサイゼリヤの店舗構造とは違っている可能性が高い.
うーむ,ということは,また出張に行った際に,今度こそは正統派のサイゼリヤに入らないといけないということか...

投稿者 saihide : 02:00

2005年01月04日

映画『あずみ』

そろそろHDDレコーダーの残り時間が厳しくなってきたので,HDDのこやしになっていた『あずみ』(CATVで録画したもの)を見た.

感想だが...

オダギリジョーが面白かった.

以上.

まあ,時短モード(1.3倍速)で鑑賞したので,ちゃんとした速度で見れば違った感想もあるのかもしれないが...

監督の北村龍平は現在注目されている監督の一人なわけだが,この監督の出世作である『VERSUS』も途中で見るのを止めてしまった経験もある.
おそらく私には合わないんだろうなあ.

投稿者 saihide : 20:33

『ぼくは勉強ができない』山田詠美

『放課後の音符』と同じく山田詠美の青春物.
ユニークな母と祖父に育てられ,早くから自分自身の価値観を確立した主人公の高校生活を描く作品.

あちこちで非常に評判が高い作品なのだが,確かに面白かった.
『放課後の音符』と同じく主な登場人物は高校生なのだが,恋愛が中心テーマだった『放課後の音符』と違い,こちらは生き様というか価値観が中心テーマで,恋愛はその一部という感じ.
まあ,そんな堅苦しいことを考えなくても,爽やかで痛快な主人公の活躍がリズム感溢れる文章で描かれているのを楽しむだけでも十分だと思う.

以下は気に入った箇所の引用.

「わたし、殺してやりたくなった。そんなもん、私の貧血には、ちっとも役に立ちゃしないって叫びたかったわ。生きてくのに必要な知恵と、味つけにしかならない知恵とは、まったく違うじゃない?」
 そりゃ、確かに、はた迷惑な奴だ。女の子のナイトになれない奴が、いくら知識を身につけても無駄なことである。


 生きていることは錯覚ばかり、とぼくは病院に来る途中に思ったけれども、残す空気は、形を持たずして、実感を作り上げるのだ。しかし、その空気により他人に記憶を残せなかった人間は虚しい。やがて灰になるなら、重みのある空気で火を燃やしたい。

投稿者 saihide : 00:58

2005年01月03日

初売り@いよてつ高島屋

最近は元旦から営業している店も多いが,世間的には1月2日が初売りの日.福袋を用意している店も多い.
個人的には「福袋=欲しくないものもたくさん入っている=要らない」なので,それほど興味はないのだが,世間の人がどれくらい福袋を買っているのかには興味がある.
ということで,いよてつ高島屋に行ってみることにした.

予想以上にたくさんの人がいたことに驚いたのだが,福袋を手に提げている人が結構いる.やっぱり福袋というのは売れるようだ.
エスカレーターで上がっていったところ,各階のエスカレーター乗り場付近には福袋売り場が設置されていた.

婦人服売り場の福袋はあまり残っていなかったのに対して,紳士服売り場の福袋は結構残っていたように見えたのだが,女性の方が福袋的なものを好むのだろうか?
家庭用品・寝具などの福袋も結構残っていたのだが,寝具売り場の福袋として「高級羽毛布団『だけ』」というのがあり,包装も通常の高島屋の包装紙だった.福袋の概念に挑戦しているとしか思えない.

あと,7階で「愛のシャガール展」というのをやっており,入場無料だったので入ってみたのだが,シャガールの作品よりも他の画家の作品の方が圧倒的に多かったように思う.
で,お客さんもそれなりに入っているのかなと思いきや,そのうちの何割かは絵を売る立場の人らしい.絵の購入を勧められても困るので,ざっと見ただけで出てきた.

見るべきものは大体見たかなと思っていると,エスカレーター乗り場のあたりでお姉さんが「8階で新春回転寿司,開催中でーす!」と呼び込みをしていた.回転寿司を開催中というのも変な話なので,見に行ってみた.

hatsu_2005_1.jpg

なるほど,確かに開催中だが,どのあたりが「新春」なんだ?
よくよく考えてみたら,いよてつ高島屋のレストラン街に来たのは初めて.この場所は本来はフードコートなんだろうか,その一角を区切って,回転寿司のベルトコンベアなどを持ち込んでいるみたいだ.

hatsu_2005_2.jpg
(格子越しなので分かりにくいだろうが,職人さん3人ほどで握っていた)

そういえば回転寿司自体を出前する会社があったな.確かマリンポリスだったと思うのだが,さすがに店(?)の人に聞くのもはばかられたので,そのまま帰ってきた.
自宅に戻って検索してみたのだが,ベルトコンベアを持ち込むタイプの出前をやっているところはそれほどないだろうから,おそらくこの出張回転寿司パーティーくんだろう.
愛媛では「マリンポリス」ではなく「しーじゃっく」として出店しているが,105円均一かどうかで出店形態が違ってるようだ.

投稿者 saihide : 00:50

2005年01月02日

ローマイヤの株主優待

去年の年末の話.
出張に行く直前の夜,自宅の郵便受けに不在通知が入っていた.ローマイヤの9月末分の株主優待が届いたらしい.
こんなときに届かなくてもと思いつつ出張に行き,それから戻ってから改めて郵便局まで取りに行った.

lohmeyer2004_yutai_1.jpg

余談だが,写真でお気づきかもしれないが,チルドゆうパックだったので受け取ったときは冷たかった.

箱の中身はこんな感じ.

lohmeyer2004_yutai_2.jpg

公式発表では3000円相当の自社製品とのことなのだが,ロースハム,ボンレスハム,ランチョンミート,ハムウースト(Ham Wurst;Wurstはドイツ語でソーセージのこと)の4種類がそれぞれ2パックずつ入っていた.
同じ株数の株主優待でも,人によって送られてくる製品は違うらしい.個人的には塊のハムか普通のソーセージが良かったんだが...

ローマイヤ製品は食品保存料や化学調味料を使っていないことが特徴らしいのだが,そのためにあまり日持ちがしないらしい.
今回の株主優待も1/4から1/5までしかもたないものばかり.ということは,1日1パックずつくらいのペースで食べないといけないのか?

しかしスライスハムを使うような料理というとハムエッグかハムサンド(アレンジでピザトースト),あるいはキャベツと炒めてウスターソースで味付けするものくらいしかレパートリーがない.
このところ,卵は買ってないし,キャベツは高い,ハムサンドは作るのが面倒くさい.
ということで,毎日酒のつまみとして,そのまま食べていたりする.
この調子で消費していけば,何とか期限内に全部食べられそうではあるのだが,大丈夫か,私の肝臓?

投稿者 saihide : 00:25

2005年01月01日

12月の検索語

恒例?の12月の検索語のご紹介.
アクセス数自体は先月とそれほど変わっていないのだが,検索エンジンから来た人はちょっと減った模様.

検索語件数コメント
松山市の地図61地図掲示板のせい.Blogと組み合わせるんだったら,地図掲示板をなくしてしまって,Livedoorマップに集約させるという手もあるんだが...
カゴメ関連29株主優待だけでなく,株主総会やIRでもヒットしている.そういえば,届いた優待はまだ手をつけてないなあ.
じゃこ天おばちゃん36地名しりとりが終わって以来,ノブナガは2回くらいしか見てない.
経済小説11これは『経済小説がおもしろい。』にヒットしてるんだが,どうして今頃?
マネーボール 9各方面で2004年のベスト本の一つとして選ばれている.確かに面白い.
うどんくに9いつもお世話になってます.でも食べるのは丼ばかり...
Laputa Garden9値段はちょっと高いが,それだけの価値はある店.

ということで,検索エンジン的には,12月の崔研究室 仮営業所は「松山市の地図」と「カゴメ関連」と「じゃこ天おばちゃん」のサイトだった.順番は違うが先月同じだ.これで固定されてしまうのだろうか?

ちなみにこうさぎによる検索語の集計(memorandumのトップページがヒットした場合限定)では「Laputa Garden」「うどんくに」「勝岡運転免許センター」が多かった.
これなら「松山市に密着した生活情報サイト」と胸を張っていえるな(笑).

投稿者 saihide : 11:00

バーネット・ジン(こうさぎ)

きょうは、ここへsaihideがNothingしたの?


*このエントリは、こうさぎの「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 10:33

恭賀新年

久しぶりに眠った状態で年を越してしまった.
30日のサーバ再構築作業のせいで,生活リズムがメチャクチャになっていることも影響しているんだろうなあ.

31日はやる気Nothing状態だったので,研究室には行ったものの,ほとんど作業をすることなく帰ってきた.
その日に作業をしたからといって,積み残した仕事が片っ端から片付くわけではないのだが,「やり残した感」が強い.

ということで,今年は「仕事はさっさと片付ける」を目標にしよう.

投稿者 saihide : 10:14