ダイキの臨時株主総会が三沢のダイキ本社で開催されたので,それに行ってきた.
今回の議題はダイキの持っている非ホームセンター事業の子会社(ダイキアクシス)への移管(正確には「会社分割」の中でも物的分割による吸収分割というやつ)の承認.
ダイキはホームセンター事業以外にも環境機器関連事業,住宅機器関連事業,バイオディーゼル燃料事業を行っているわけだが,以前に記事にもしたホームセンター大手であるホーマックおよびカーマとの経営統合によって,これらの非ホームセンター事業が中に浮いてしまうことになる.
そこで,非ホームセンター事業については「株式会社 ダイキアクシス」という会社にまとめて移管してしまおうというのが今回の議題.
その受け入れ先のダイキアクシス自体は今年の7月12日にダイキの100%出資で設立されており,その際にダイキは資本金などで6千万円出資している.つまり,ダイキは現金6千万円と交換にダイキアクシスの株式6千万円分を得ている.
で,今回提出された議案では,ダイキが持っている非ホームセンター事業に関連する資産および負債(および従業員・契約関係など)をダイキアクシスに引き渡し,ダイキアクシスは株式19400株(おそらく19億4千万円分)を発行して,それをダイキに渡すことになる.
シビアに考えると,ダイキの非ホームセンター事業に関連する資産と負債の差額が,ダイキアクシスが発行する株式の価格である19億4千万円と比べてどうなんだ?という点が問題になる.
なので,そのあたりを突っ込む株主が出てくるかどうかが見ものだったのだが,結論から言うと一般株主が4名質問したものの,その辺りに触れる人は全くいなかった.
出てきた質問(というか意見)の多くは株価と退職金についてで,聞いていても面白くなかったのだが,それらの質問を通じて仕入れた情報をいくつか.
まず経営統合後の店舗名だが,小売業である以上,消費者に馴染みのない新しい名前にするのはマズイということで,「ダイキ」のままのようだ.
まあ,ダイキという会社がなくなるのではなく,新しく設立される持株会社の子会社としては残るわけだしね.
次に非ホームセンター事業を引き継ぐダイキアクシスだが,将来的にはダイキとの資本関係は無くす方向で検討しているとのこと.つまり,今回の会社分割で受け取った株式を第三者に売ってしまうということだ.
売却先は未定ということを強調していたが,ダイキアクシスの経営陣にダイキの創業者一族らしく人が就任していることから判断すると,おそらく経営者による買収,いわゆるMBOで落ち着くような気がする.
なお,そのダイキアクシスだが,将来的には上場を目指すそうだ.セグメント情報をちらっと見た限りでは,規模的にも収益的にも上場基準は満たしていそうだが,ホームセンター事業に比べると利益率がちょっと低いなあ.でも,上場したら株主総会目当てに買ってしまいそうだなあ...
なお,議案は特に問題なく承認された.所要時間は40分程度.
・おまけ
株主総会といえばお土産なのだが,今回は臨時ということで期待していなかった.でも,ちゃんと用意されていた.
ダイキのPB商品である入浴剤(16袋×2種類)だった.うーん,うちの風呂は狭くてお湯をためることがあまりないから,使い勝手が悪いなあ.
なお,帰りに4セット抱えている株主と遭遇.おそらく優待目当てに家族名義で持株を分散させている人だろう.あの人は32袋×4セット=128回分の入浴剤をゲットしたわけだが,そんなにもらってどうするんだろう? まあ腐るものでもないし,時間をかけて使いきるのかな.
トランプと一緒にハービスENTのティファニー・ショップで買ってきたもの.
こういうものを買っておいてなんだが,私は「必要な条件を満たしていれば,あとは安いにこしたことはない」というコストパフォーマンス重視の人なので,有名&高級ブランド物が嫌いだ.
こういうことをいうと「ブランド物は品質がよくて長持ちするからコストパフォーマンスが高いんだ」と反論されることがある.
しかし,その場合の品質の多くは「デザインや外観の美しさ」という私があまり重視しない品質であるし,長持ちするのも正しくメンテナンスした場合の話.基本的に大雑把で面倒くさがり屋の私がメンテナンスをちゃんとできるとは思えない.
つまり,そういう品質を好む人やメンテナンスがちゃんとできる人にとっては,確かにブランド物は高い価値を持っているのだろうが,そういう人ではない私は価値を見出せない.まさに猫に小判なわけである.
なので,正確に言えば,私は有名&高級ブランド物が「嫌い」というよりも「苦手」なのだろう.
とはいえ,そういう苦手意識を持ったまま敬遠し続けるというのもどうかと思うので,少し前から雑誌や百貨店などで目を通すようにはしている.でも,やっぱり「どこらへんがいいんだ?」と思うことがほとんどだ.
まあ,ブランド物だからといって価値をムリヤリ見出す必要もないだろうから,自分の本当に価値を認められるものが見つかれば買うなりなんなりするということでいいだろう.
で,もう一つの問題のメンテナンスの方だが,これは実際にやってみるしかない.
ということで,今回のトランプ購入のついでにメンテナンスが必要なものを買ってみた.
銀のネクタイピンだ.
ちなみに9500円(税抜き).はっきり言ってネクタイピンとしての機能だけなら100円ショップで売られているネクタイピンと同じなので,コストパフォーマンス的には気が遠くなるくらい悪い.
だが,100円だとダメになったら使い捨てにするだろうが,1万円近くするものならダメにならないようにメンテナンスするだろうという読みだ.
ちなみに購入の際,ショップのお姉さんに「手入れしないと変色してダメになってしまいますから」と銀製品の手入れキットを売りつけられそうになったが,そこまでティファニー製で揃える必要もないだろうということで断った.
しかし,こうやって改めて見てみると,買った時よりも黄色っぽくなっているような気がするな... うーん,早めにホームセンターで手入れキットを買ってきた方がよさそうだな.
・おまけ
「何を買ったのか?」という疑問が数名の方から寄せられたのだが,そのうちの一人にノーヒントで中身を当てられた.
お祖父さんが名探偵だったとか,変な薬で子供の姿にされてしまった高校生名探偵だったとか,そういう関係の方なのだろうか?
一つがmaplog.jp.表示されていたの♪
朝方は大きい一つなど見つけた.GoogleMapはGoogleが提供しているというのが記事のが記事の主旨だったのサービスの一つがmaplog.jp.GoogleMapはGoogleが提供しているというのが記事の主旨だったのサービスが、ネットで,その機能を利用するためのGoogleMapAPIというものを公開しなかったよ
朝方グラハムたちが、ネットで大きい記事を見つけた
とか思ってるの。
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。
道後の朝市に行ってきた.正式名称は道後にきたつの路 日曜朝市 湯あがり市.月に1回,第4日曜日に開催されるもので,今回で2回目という新しいイベントだ.
場所は正式名称に含まれているように「にきたつの路」,といってもピンとこない人も多いかもしれない,水口酒造の前の石畳の道のことだ.
朝8時から始まっているというので,早めに行こうと思ったのだが,しっかり寝坊したので行ったのは10時くらい.
いつ降ってもおかしくないような空模様だなあと思っていたら,やっぱりパラパラ降りだした.
そういう状況だったので,あまり人はいないだろうと思っていたのだが,これが結構な人が来ていて,正直なところ,驚いた.
場所がにきたつの路というので,あの石畳の道を全部使って朝市をするのかと思っていたのだが,実際に出店が出ているのは全体の半分くらいで,水口酒造の前まではいってなかった.それほど広い道ではないこともあって,道の片側にだけ店を開いてある.
道後温泉のウェブサイトによると店の数は15-20店ということだが,そんなものだろうか.
全店舗とも共通のテント(緑色の新しいやつ)を使っていたのだが,出店許可証のようなものがぶら下がっていたので,あれは主催者側から貸し出したものだろう.
その下で売られていた商品は,野菜,お菓子,珍味,豆腐,服,食器など多種多様.そのためか,テントは共通なのだが,全体的に統一感がない.まあ,これは仕方がないことだろう.
全体的な感想だが,正直なところ,「朝市」っぽさがないなあと感じた.どうしてだろうと自分でも謎だったのだが,どうも自分の中では「朝市=新鮮な海の幸」というイメージができているためらしい.
衛生上の問題があるためかどうかわからないが,確かに生魚系の商品を扱っている店はなかった.個人的には海の幸をその場で炭火か何かで炙って食べさせてくれる店が欲しいところだし,その手の店に対するニーズはかなり高いような気がするのだが...
・おまけ
先月の第1回の時に行こうとしたのだが,土砂降りだったので中止だろうと思って行くのをやめたところ,実は開催していたらしい.
今回も途中から雨に降られたのだが,最近の降雨状況を考えると,2回連続で雨に祟られているというのは,かなり珍しいような気がする.
来週も雨に降られたら,別名「雨乞い市」と呼んでしまいそうだ.
bk1の新入荷一覧をRSS経由で読むため,RSSリーダーを使わなければいけなくなった.
最近では個人開設のホームページについてはBlogを使うほうが一般的になっているが,このBlogの特徴の一つとして挙げられるのがRSSの提供.
RSSとはRDF Site SummaryとかRich Site Summaryとかの略語(他にもあるらしいが).難しいことはe-Wordsの該当項目を見てもらうとして,要するにそのホームページの内容紹介をしてくれるもので,一般的なBlogだと更新されるたびにRSSも更新される.
最近ではBlogではないウェブサイトでも提供していることがあるし,Yahoo!オークションでも使われているようだ.
で,そのRSSをチェックするために使うのがRSSリーダー.
実はRSSリーダーは以前に一度試したことがある.PC上で常に最新のニュースが流れている状況を作るため,Rabbit Tickerというやつを導入したのだ.
このときは「気が散って集中できない」という理由で使用を中止したのだが,この副産物?がトップページの右側でウロウロしているBlogPet(当時は「こうさぎ」という名前だった).実は時々投稿されているグラハムの電波な書き込みもRSSが関係しているのだ.
今回の利用目的からするとRabbit Tickerは適していなさそうなので,別のRSSリーダーを物色することに.
以前からRSSリーダーを使っている同僚教員に話を聞いてみたところ,gooRSSリーダーを使っているとのこと.もともとはglucoseというRSSリーダーをgoo用にカスタマイズしたもの.
実際にインストールしてみると,かなりの高機能なのだが,タスクバーに常駐する&ブラウザで読めないという理由でアンインストール.
他のRSSリーダーもチェックしてみたのだが,実際の表示はブラウザで行いたいという私の希望を叶えるのは2ペイン型のRSSリーダーらしい.しかし,このタイプはかなり少ないようで,パラボナミニくらいしか良さげなものは見つからなかった.
どうするかしばらく悩んだところ,「そういえばSleipnirの新しいバージョンはRSSリーダーが付いてなかったか?」と思い至った.Sleipnirというのは私が愛用しているタブブラウザ.開発者の自宅のPCが盗難にあって開発休止,その後,多くの人の応援を受けて,今度は企業として新型ブラウザの開発を再開したという,なかなかドラマティックなエピソードも持っていたりする.
ウェブでチェックしたところ,確かに新型(Sleipnir2)はRSSリーダー機能を持っており,ブラウザ(というかSleipnir)で実際の表示を行いたいという私の希望はもちろんクリアしている.
問題は新型はまだ開発中だということ.仕事で使うものである以上,できれば安定版を使いたい.
しばらくウェブを見て悩んでいたところ,以前のバージョンのSleipnirにRSSリーダー機能を追加するプラグインを発見.Sleipnirの機能拡張なので私の希望は全てクリア.
しかもサポート掲示板での対応が非常に好感の持てるものだったので,「これは使えるかも!」ということで早速インストール.
色々と設定したうえで,bk1の新入荷一覧をチェックしてみると...
うん,なかなか良さげだ.何か大きな問題が起こらない限り,Sleipnir2が正式版になるまでこれを使うことにしよう.
というか,週刊新刊案内が復活してくれれば一番良いんだが...
私は職業上,普通の人よりは本を読む機会に恵まれている,というか読まないと知識のアップデートができないので読まなくてはならない.
もちろん以前に出版された本も読まなくてはならないのだが,新しく出版された本もある程度チェックしておく必要がある.
そのために使っていたのがTRC(図書館流通センター)が提供していた週刊新刊案内というサービス.これはその週に出版された全新刊を分野ごとに一覧にして見ることができるというもので,毎週金曜日の夕方に更新されていた.
で,先日,先週分のチェックを忘れていたことに気がついて,ブックマークからアクセスしたところ,トップページに転送された.Informationを読んでみると,サービスを終了したとのこと.
ショックを受けつつも,「個人のお客さまにはオンライン書店「bk1」のサイト」とあったので,オンライン書店であるbk1で同様のサービスが提供されるのだろうと思ってアクセスしてみたところ,それらしきものは見当たらない.
検索してみたところ,サービス停止の経緯と週刊新刊案内の重要性を訴えた記事がヒットした.
出版関係者の書いている記事だけあって,通常の利用者が知らないようなことまで書いてあり,それはそれで面白かったのだが,ともかく新刊案内は毎日更新,分野別分類はなし,しかも入荷分しか掲載されないという,かなりサービス・クオリティが低下したものしかないということが判明.
ためしにアクセスしてみたところ...
・書影を表示するので重い
・掲載順が意味不明
・全分野にしてはかなり数が少ない
ということで,サービスの低下を実感する羽目に.
とはいえ,これしか代わりになるものがない以上,これを使うしかない.
でも,そのまま毎日アクセスするのも面倒だなあ.何か良い方法はないものだろうか...
と,しばらく考えていたところ,「そういえばbk1はRSSを提供してなかったっけ?」と思い出した.
ウェブサイトを調べてみたところ,RSS配信サービスというのがあり,その中に「新入荷一覧」もあった.
試しに出力してみたところ,著者名と出版社名が表示されないのがネックだが,タイトルと紹介文はRSSで読めることが判明.いちいち画像付きの重いページを読むよりは,文字だけでチェックしていった方が効率はよさそうだ.
ということで,これからの新刊情報はRSSでチェックすることにしたのだが,ここで問題が一つ.RSSをチェックするためのRSSリーダーを私は使っていないのだ.
ということは,次はRSSリーダーの選定か...
以前書いた「一人でケーキ屋」の時に使ったクーポンの有効期限が25日までだったので,最後にもう一度,東野のル・ショコラティエCに行ってきた.
既に一度経験済みなので,一人で行くことには心理的障壁はほぼなくなっているのだが,今回は学生さんも一緒.
前回は生チョコのショートケーキだったので,今回は違うものにしようということで,タナリヴァを選択.ドリンクは前回と同じショコラ・フロワ(冷たいチョコレートドリンク).
メニューにはチョコレートとパッションフルーツをあわせたとあったので,それが面白そうだから注文してみたものの,「パッションフルーツ=かなり酸っぱい」というイメージで,チョコレートの甘さと味が合うのかなと少々不安ではあった.
しかし食べてみたら,これがすごく合っている.ケーキ本体も美味しいのだが,周囲にデコレーションしてあるチョコレートソースとパッションフルーツのソースだけでも十分美味しくて驚いた.うーん,パッションフルーツってチョコと相性が良かったんだなあ.
ということで,ケーキを堪能して帰ってきたのだが(ちなみに504円),これだけだと「うまいもの日記」になってしまうので,「タナリヴァ」について調べてみた.
最初はケーキの種類の名前だと思っていたのだが,どうやらそうではなく,使われているチョコレートの種類の名前らしい.
フランスの名門チョコレートメーカーであるValrhonaのミルクチョコレートであるTanarivaがそれっぽい.ミルクの風味と強いキャラメルの香りが特徴なのだとか.
その後も色々と検索してみたところ,ル・ショコラティエCのお知らせ(日記?)の2004年10月7日のところにタナリヴァのリニューアルのことが書かれてあった.これを読む限りでは,もともとはパッションフルーツは入っていなかった模様.
もともとのタナリヴァを食べてないから分からないけど,パッションフルーツと組み合わせたのは正解だと思う.
というか,現在のタナリヴァを食べてしまうと,あそこからパッションフルーツが抜けたタナリヴァの味が全く想像できないぞ.
過去に自ら「能力」を封印したウェンスタイン伯爵家の直系として生まれた美言と華聖.しかし,裏切り者のために長である祖父や母を失ったショックで美言は記憶をなくしてしまう.
若くして長とならねばならない美言を守るため,華聖は伯爵位を継ぎ,失われた炎水晶を集めることを決意する.
そして8年後,父を失って天涯孤独になった美言は華聖と再会し,共に暮らすことに...
某教員の奥様から借りた少女漫画.
少女漫画はそれなりに読んでいるし,特にアレルギーもないのだが...
これは久しぶりに読んで悶絶してしまった.
いろんな意味で
べったべった
だったのだ.
ストーリー展開的にも王道路線というか,よくあるパターンと言う意味で「べたべた」なのだが,それ以上に,主人公の二人がひたすら「べたべた」しているのだ.
ストーリー的にも絵柄的にも「古き良き少女漫画」という感じなので,べたべたいちゃつくといっても最後の一線を越えることはない「健全なべたつき方」なのだが,1話に複数回は抱擁&キスのシーンが出てくるのだ.
私はそれなりに少女漫画を読んでいるとはいえ,読むのは基本的に(一昔前の)白泉社系統,つまり,恋愛がメインの作品はそれほど読まないこともあって,これほど頻繁に抱擁&キスがでてくるのには慣れていない.その上,主人公の二人がラブラブで激甘.
ということで,冒頭にも書いたように悶絶しながら読んでいたのだが,これでストーリーが突拍子もないものだったら脱落していたと思うくらいの激甘&べたべたぶりだった.
しかし,これが途中から(英国編になってからくらい),激甘&べたべたがあまり気にならなくなってきた.
これは,登場人物が出揃ったこと&過去のいきさつとの絡みが使えるようになって,ストーリーのパターンに広がりが出てきたこと(それまでは事件->能力->いちゃいちゃが基本パターン)が大きいのだと思う.
まあ,一説には読んでいくうちに激甘&べたべたに耐性が付いたともいうが...
ということで,全体的には楽しんで読むことができたのだが,全14巻のわりに最後がちょっと駆け足っぽくなってしまったのが残念だ.
あれだったら,もう少し早くに英国編に突入しておいて,その分最後の方を長めに書けばよかったようにも思う.
この3月に大阪のハービスENTのティファニー・ショップにトランプを買いに行って,あえなく失敗したという記事を書いた.
実はその後の出張の際に再度チャレンジし,無事購入に成功していたりする.
そもそもティファニーのトランプを買おうと思ったのは,雑誌でその存在を知ったからであり,「アクセサリーで有名なティファニーで,アクセサリーじゃなくてトランプを買うというのは面白いじゃないか」と考えたからだった.
しかし,これが調べてみると,実はティファニーのトランプというのは非常に由緒あるものだと分かった.
このあたりはティファニーのウェブサイトにあるTiffanyの歩みにもサラッと書かれているが,ティファニーはもともとアクセサリーの店ではなく,ステーショナリー&ファンシーショップ,つまり文具雑貨屋としてスタートした.
ちなみに,そのときのポリシーが定価販売で価格交渉に応じないというもの.日本だと三越の前身である越後屋が同じようなこと(もっと色々組み合わさっているが)をやって売上を伸ばしたが,当時のアメリカでは珍しかったらしい.
で,雑貨屋としてスタートした開業時から扱っていた商品の一つがトランプであり,開業時の精神を忘れないためにトランプを扱い続けている.
...というのを以前ネットで読んだのだが,この記事を書くために探したら見つからなかった.トランプと同じような商品がもう一つあるはずなのだが... ネクタイ(あるいはハンカチ)か石鹸っぽいのだが,忘れてしまったなあ.
ちなみにこのトランプ,ティファニー製品の中では最も安いらしい(といっても,紙製2セットで3500円なので十分高い).
そのため,日本人がニューヨーク五番街のティファニーに見物に行ったときに記念に買って帰る人がやたらと多かったらしく,「こんなにトランプを買うなんて,日本人はギャンブル好きなんだな」と思われた,というウワサもあるそうな.まあ,実際にカジノで使われてることも多いらしいが.
・おまけ その1
以前,トランプについて調べるためにティファニーのウェブサイトをあちこち見たのだが,本文中でも紹介したTiffanyの歩みを読むと,ティファニーというのがアメリカを代表するブランド(企業)だということがよく分かる.「えっ,こんなものまでデザインしてるの?」と思ってしまった.まさにアメリカとともに歩んできたブランドといった感じだ.
・おまけ その2
トランプを買うために行ったのだが,実は...
もう一つ,トランプとは別のものを買っていたりもする.
大企業に所属する賭博師シェルによって爆殺された少女娼婦バロット.しかし,彼女は委任事件担当官によって蘇生され,人工皮膚を利用した電子干渉能力と空間認識能力,そしてネズミ型万能兵器にして相棒であるウフコックを武器に,事件の当事者としてシェルと対決することに...
以前紹介した『第六大陸』を押さえて第24回日本SF大賞を受賞した作品.
その筋では評価が高かったのだが,あらすじ&本屋での立ち読みの結果,急いで読む必要もないだろうと判断したのだが,古本屋で安く売られていたのに遭遇したので購入.
はっきり言って1巻を読み終わった時点では「期待はずれだな」と思っていた.
しかし,これが2巻,というよりもカジノに舞台が移ると,読むのが止まらなくなるくらい面白くなった.
ポーカー,ルーレット,ブラックジャックとプレイするゲームは変わっていくのだが,特にブラックジャックでの勝負が面白すぎる.
ブラックジャックというのは基本的に運だけのゲームだと思っていたのだが,実は非常に戦略(戦術?)的なゲームであるらしい.
本作でも色々な戦略が紹介されていて,それだけでも面白かったのだが,それ以上に勝負の緊張感というか,そういうものが伝わってきて,その前後にある銃撃戦よりもスリリングで,終わった後,無性にポーカーやブラックジャックをやりたくなってしまった.
あと,ルーレットとブラックジャックで対決するディーラーの台詞もカッコいい.
ということで,気に入った箇所を少し省略しつつ引用を.
『最大限のバックアップをする』ウフコック
「いるべき場所、いるべき時間に、そこにいるようにしな。着るべき服、言うべき言葉、整えるべき髪型、身につけるべき指輪と一緒に。女らしさは運と同じさ。運の使い方を知ってる女が、一番の女らしい女なんだ。そういう女に限って運は右に回るのさ」ベル・ウィング
「それら三つのうち、どれかを持っているかどうか……それが人生の分かれ目だ。なかった人間から順番に敗北していく
君がそれら三つのうちどれを持っているのかは知らないが、それがあるからこそ、生かされている。そのことを忘れてはいけない」アシュレイ・ハーベスト
――私はあなたを使いたい。あなたが望むような仕方で。
それだけは間違いのない真実であるというように、手袋を優しく撫でた。それは赤ん坊の頬を撫でながら、あなたは望まれて生まれた子だと告げるのに似ていた。
・おまけ
ブラックジャックの対決シーンで,流動的知性という単語が出てきた.
流動的知性は現在読んでいる中沢新一のカイエ・ソバージュのシリーズを通じてのキーとなる概念でもあるのだが,こんなところで出会うとは.
オリジナルはスティーヴン・ミズンという人の本らしいが,読んでみようかなあ.
朝関西とか見慣れた白い着ぐるみが画面を見てみると
グラハムたちが、広い関西など思って
朝,いつものようにテレビをつけながらネットを巡回しなかったよ
朝,いつものようにテレビを巡回したかった
グラハムは、関西など思って画面を見てみると
グラハムは、関西で馴染みとか甲高い声が聞こえてきた.えっ?
と思っている.えっ?
と思って
朝関西とかを追記アリ
..
と、さいが言ってたよ♪
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。
遺伝子の調査などを行う会社に勤める「私」と,落書きを消す仕事をしている弟の「春」が暮らす街で連続放火事件が起きる.
放火と落書きに関係があると主張する弟に巻き込まれて,「私」,さらには入院中の父親までが連続放火事件の調査に乗り出すが...
伊坂幸太郎作品を読むのはこれで5作目か.松山市立三津浜図書館で借りてきた.
作品の発表時期的には『陽気なギャングが地球を回す』と『チルドレン』の間になるようだが,内容的にもそんな感じで,『ラッシュライフ』や『オーデュポンの祈り』で感じたようなゴテゴテ感がなく,サラサラと読めた.
家族物&回想が多いということで,舞城王太郎の『煙か土か食い物』を思い出したのだが,話のムードは全然違っており,個人的には圧倒的に本作の方が好み.
ミステリーとしては,かなり初めのうちにタネが分かってしまう人も多いと思うのだが,もともとそういう推理を楽しみたい人が読む作品ではないだろうから,これはこれでいいのだろう.
ローマイヤの優待(=ハム)が届いたので時間ができたので,以前から温めていた計画を実行することにした.
題して「株主優待定食」.
株主優待で届いた食物を利用して,夕食一食分を賄ってしまおうという野心的な計画だ.
実はまだ食べていない株主優待は結構あるのだが,今回は以下の株主優待を利用することにした.
・ロースハム@ローマイヤ
・米浪漫@木徳神糧
・鶏肉ごはんの具@大成ラミック
・浅漬けの素@大成ラミック
・黒豆黒胡麻豆乳スープ@大成ラミック
・フルーチェ@ハウス食品
おかず,主食,漬物,汁物,さらにはデザートと,定食と銘打つに相応しいラインナップだ.
まずは主食となる鶏肉ごはんを作る.
しかし,いきなり問題発生.鶏肉ごはんの具は米3合分なのだが,米浪漫は一袋2合.
1袋だと1合足りず,2袋だと1合余る.余らせてしまうと次に使うのはいつになるか不明だ.
仕方ない,いきなりコンセプトから外れてしまうが,冷蔵庫に入っていた無洗米を1合足そう.ちなみに平成14年産なのだが,大丈夫かな?
何ヶ月ぶり,へたしたら何年かぶりに米を研ぎ,これまた同じくらい使っていなかった炊飯器にセット.
次に浅漬けの作成.
株主優待で野菜はゲットしていないので,近所のスーパーでキャベツを1玉購入.
浅漬けの素の説明書きによると,キャベツなら半玉,350グラムでいいらしい.しかしキャベツ1玉の大きさは結構違うぞ?
試しに体重計で量ってみたら1玉で1.3キロ.危うく騙されるところだった.ということで,キャベツを三分の一にカット.
ジップロックにキャベツと浅漬けの素を入れ,しばらく揉む.うーん,こんなものか.2-3時間くらい漬ければ食べられるというので,そのまま冷蔵庫に投入.
下ごしらえが必要なものは以上かな.浅漬けが漬かるまで時間があるので,自転車で古本屋巡りでもしてこよう.
(2時間経過)
ううっ,腹減った.さっそく株主優待定食の続きを...
ああっ! 炊飯器のタイマーを入れるのを忘れてた! 炊飯器なんてしばらく使ってなかったからなあ.
とにかくスイッチオン.
これだと炊き上がるまでに1時間近くかかるなあ.それまでお腹がもちそうにないぞ...
ということで,そこら辺に転がっていたポテトチップを食べ,シャルトリューズ・ジョーヌをソーダで割ったものを2杯も飲み終えた頃,炊飯終了のブザーが.
うーん,お腹はそれなりに満たされてしまったのだが,炊いてしまったものは仕方ない.株主優待定食の作成を続行しよう.
まずはデザートのフルーチェを作る.冷蔵庫にあった低脂肪乳を200ml...あれ,150ml位しかないや.今からスーパーに買いに行くのも面倒だな.まあ,いいや,牛乳が足りない分には固まらないということもないだろう.
続いてお湯を沸かし,それでスープを温めつつ,ロースハムを切る.せっかくの塊ハムなので厚めに切ろう.そうそう,浅漬けも出しておかないと...
スープが大体温まったので,フライパンでハムをソテーする.塩コショウを気持ち程度かけて,適当に焦げ目が付いたら出来上がり.
よし! 鶏肉ごはんを盛って...
株主優待定食,完成!
定食というにはメインの付け合せが物足りない気がしないでもないが,それなりに立派な物ができたぞ.せっかくなので発泡酒もつけよう.
では,いただきます.
まずは鶏肉ごはんから...うーん,ちょっと味が薄めかな? 無洗米の量が適当だったから,水もちょっと多めにしたんだけど,そのせいだろうか.でも,まあ,許容範囲内かな.
次に浅漬けを...3時間ではちょっと漬かり方が浅いのか,焼き鳥屋ででてくるキャベツ&タレみたいになってるなあ.
これはこれでキャベツの歯応え&甘みが出ていて美味しいんだけど,漬物という感じじゃないな.説明書きにも1-2日漬けた方がいいとあったし,残りはしばらくそのままにしておこう.
さて,メインのハムのソテーを...うぉぉ,歯応えがあって旨い! さすがは塊ハムだ!
最後のスープを...ベースはポタージュっぽいぞ.黒胡麻の風味も確かに感じるんだけど,どうせポタージュならコーン・ポタージュの方がスキだなあ.
ということで,味の方は全部及第点以上.量も結構多く,ご飯の前に間食してしまった身では完食は難しかったのだが,なんとか食べ終えた.
しかし...
デザートのフルーチェ(3-4人分)は食後のデザートとしては食べられなかった.
それでも,以前から計画していた「株主優待定食」は無事終了という感じか.
実は株主優待でもらった食品としては,麺類とかカレーとかがまだ残っているので,まだ別メニューの株主優待定食が作れたりもする.
しかし,ここまでくると食後のコーヒーが欲しくなってくるなあ.コーヒーをもらえる株主優待銘柄を買うべきなのだろうか.
大学での講義(=比較宗教論)が書籍化された『カイエ・ソバージュ』全5冊の3巻目.
前巻までは松山市立中央図書館で借りいたのだが,この巻と5巻はなぜか三津浜図書館にしかないので,そちらまで行って借りてきた.
今巻のメインテーマの「経済と愛」.某講義を思い出す学生さんもいるかもしれないが,今巻では,経済活動の奥底には欲望が存在しており,それは愛も同様,つまり経済と愛は欲望を通じてつながっている,とされている.
この経済活動を理解するために必要になってくる考え方が「交換」「贈与」「純粋贈与」というもの.
交換は,モノの等価交換が原則になるのだが,そこで交換されるモノは以前の所有者などの人との関係を断ち切ったモノ=「商品」であり,交換されるモノの価値は客観的(確定的)であろうとする.
これに対して贈与は,モノを媒介とするが,そこでやりとりされるのは交換では排除される人格的な何かであり,その価値(不確定で決定不能)は主観的なものである.
そして,ややこしいのだけど,今巻のキーとなる概念が純粋贈与.贈与の場合,それは返礼という形で逆方向の贈与が行われてモノの循環が起きるのだが,純粋贈与は返礼を期待しないタイプの贈与であり,それはモノの循環システム内の価値の「増殖」をもたらす(実際には同じものが価値の消滅ももたらす).実際には人間が純粋贈与を行うことは難しいので,自然からの贈り物と考えれば大きくは外していないと思うのだが...
で,この三つの原理を三つの円の重なりと考えると,贈与と交換の原理が交わるところに「商品」が,贈与と純粋贈与の原理が交わるところに「増殖」が当てはまる.
自然界からもたらされた富(増殖によって発生)が贈与と交換を通じて社会全体に流動することで,社会は豊かになっていく.この流動によって人々は自然の恩恵を意識することができた.
しかし本来流動するはずの富が前巻で分析された「王」によって貨幣という蓄積可能な形に変換されると,富の源泉は自然ではなく社会の内部だと意識されてしまい,自然を意識することがなくなってしまう.
このあと,増殖の象徴であるコルヌコピア(豊穣の角)や聖杯,重農主義やマルクス経済学など登場し,論が展開されていって,とても面白く読めたのだが,書いているうちに疲れてしまったので,興味のある方はぜひ読んでもらいたい.
しかし,三つの円の重なりをラカンのボメロオの結び目と結び合わせるというのが,私がボメロオの結び目という概念をちゃんと理解していないこともあるのだろうが,どうも無理があるような気がしてならない.
特に最後の方の第5章では,これをさらにキリスト教の三位一体にまで結び付けてしまった.うーむ...
第一次世界大戦直前のオーストリア,その天性の「感覚」を顧問官に見出されたジェルジュは,諜報員としての教育を受け,戦乱の欧州各国に潜入する.ジェルジュが対峙するのは同じ「感覚」を持った能力者...
作者の佐藤亜紀は日本ファンタジーノベル大賞出身者で,メジャー受けはしないものの,その筋では評価が高い作家.この作品も芸術選奨新人賞とかいうのを受賞している.
でも,実はこの作者の作品を読むのはこれが初めて.ちなみに松山市立三津浜図書館所蔵.
で,内容の方なのだが...これが分かりにくい.
ストーリー的には非常にわかりやすい,いわゆる「王道」的な展開をするのだが,時々わけが分からなくなって,何回も読み返しをしないとついていけなかった.
その理由の一つは,作品中での説明が極端に少ないこと.
第一次世界大戦時の状況や地名が分かっていることは大前提.
さらに,サラッと名前だけが出てきた登場人物(=ザヴァチル)が,説明がほとんどないままで普通に喋り始めたりするので,読んでいて「これは誰だ?」となって読み返しをするわけだが,本当にサラッと名前が出てきただけ(=カラヴィチの上官という説明が一箇所あるだけ).おかげで,なかなか発見できず,読むのが長時間ストップしてしまった.
もう一つは「感覚」の存在.いわゆる超能力なのだが,この「感覚」が選ばれた一握りの人にしか使えないのか,それともそんなに珍しくない能力なのかが分からない.
どうやら後者の位置づけのようなのだが,それに気が付かないまま読み進めていたので,一般人だと思っていた登場人物がいきなり能力を使いはじめて,「え?え?」と混乱してしまったりもした.
あと,「感覚」の描写の中には,普通に肉体を使った描写と同じものがあったりするので,「この『殴る』はどっちだ?」となったりして,これも混乱のタネになった.
ネット上のレビューを見ると,文章の美しさを評価する声が多いのだが,個人的には文章の美しさよりもストーリー展開重視なので,イマイチかな.
当時のヨーロッパ情勢についての知識があれば,もっと楽しんで読めたんだろうけど.
現在,大学は夏休み中.
でも,それは単に講義がないというだけで,基本的に大学には毎日通わなくてはならない.
だが今年は,12日から16日まで大学が一斉休業ということで,強制的に休みを取らされた.
強制的に休みを取らされたからといって,それまでに溜まっていた仕事がなくなるわけでもなく,その期間中もそれなりに仕事はしていたのだが,その生産性を極度に低下させる存在に出会ってしまった.
その名はsudoku.
sudokuで検索してもかなりヒットするが,元々は「数独」と書く.正式名称は「数字は独身に限る」で,その実態は数字を使ったパズルゲーム.
こんな感じの9マス×9マスに数字を埋めていくわけだが,タテの行・ヨコの行・太線で囲まれた3マス×3マスのブロックのそれぞれで1から9までの数字を重複しないように埋めていくのがルール.
Wikipediaによると,「数独」という名称自体はパズル雑誌を発行しているニコリの登録商標らしく,それからすると日本発祥なのかもしれないが(ベースはいわゆる「魔方陣」だが),どういう経緯かイギリスで大流行したらしい.
そのためか,ネット上でプレイできるサイトが多数存在しており,私がプレイしているのはWeb Sudokuというところ.画面はシンプルだが,クリアしたときに経過時間が表示されたり,他にも色々とオプションを設定したりできる.
これまで,仕事に煮詰まったときなどの気晴らしはWindowsに付属しているソリティアか,ZOO KEEPERだったのだが,どちらも問題を抱えていた.
ソリティアはどう考えても解けない問題にぶち当たることがあり,その理不尽さに腹が立つことがある.
ZOO KEEPERは運&反射神経の勝負なところがあるため,気晴らしをしようと思っても気晴らしにならないこともよくある.
しかし,このsudoku,運も反射神経も基本的には必要なく,どの問題も解けるようにできているようなので,落ち着いて時間をかけて論理的に穴を埋めていけば,いつかはクリアできるし,クリアしたときは達成感が満ち溢れる.
なので,この2-3日はsudokuで気晴らしをしていたのだが,大きな落とし穴があった.
このsudoku,確かに運も反射神経も必要ない.必要ないのだが,それだからこそ,解けないと自分の思考能力が劣っているのではないかという気になってしまうのだ.
その結果,解けるまで延々とプレイしてしまい,クリアしたときには30分近く経過していたこともしばしばあった.
そんな感じで時間と思考能力を投入し続けた結果,コツがだんだん掴めてきて,クリアまでの時間も短くなってきたわけだが,今度は「いかに早くクリアするか」という新たな落とし穴に嵌まってしまった.
で,やっぱり時間と思考能力を追加投入し続けた結果...
ついに目標だった5分をギリギリ切ることに成功!
まあ,これは半分以上マグレだったので,今度はコンスタントに5分を切れるようになることを目標に...
って,自分で新たな落とし穴を掘ってどうするんだ...
ということで,自分だけが落とし穴に嵌まり続けるのもシャクなので,周囲の人に教えてみたところ,それなりに嵌まっていただけたようだ.
まあ,純粋に論理だけで解くタイプのゲームなので,ソリティアとかZOO KEEPERをやるよりも頭の体操になっていいのではないだろうか.
いつものように朝方にネットを巡回していると,Google Map関連の記事を見つけた.
Google MapはGoogleが提供している地図サービスだが,その機能を利用するためのGoogle Map APIというものを公開している.
これを使うと,Google以外の個人や企業が自分の開発したサービスにGoogle Mapの機能を組み込むことのできる.
で,これを使ったサービスが色々と登場しているというのが記事の主旨だったのだが,そこで紹介されていたのサービスの一つがmaplog.jp.
表示されている地図上の地名に関連したBlogを検索できるというサービスだ.
面白そうなので実際に試してみた.
地図上で松山市の辺りを拡大表示させ,「現在の範囲で検索」ボタンを押してみる.
そうすると,左側の地図上にはヒットした地名がポイントされ,右側にヒットしたBlogの一覧が表示される.表示は新着順かな.
さすがに同じ地名の区別はできていないようで,埼玉県の松山城についての記事や北海道の松前についての記事がヒットしたりもするのだが,現在のコンピュータが意味を扱えない以上,それは仕方ないか.
このような地図とBlogを組み合わせたサービスには以前から注目しているのだが,自分でサーバを立てないのであれば,使えそうなサービスはLivedoor Mapくらいだと思う.
このLivedoor Mapは自分で地図上のポイントにトラックバックを打ち,それで位置を表示するもので,使いようによってはものすごく便利そうなのだが,イマイチ利用者が少ないっぽい.まあ,チェックしているのは松山市近辺の地図だけなので,全国的には利用者が多いのかもしれないが.
Livedoor Mapの場合は記事を書く側で地図をポイントしてトラックバックを打つという能動的な作業が必要になるが,自分が思った場所をポイントできる.
これに対してmaplog.jpの場合,maplog.jp側で記事に含まれる地名をリストアップして勝手にポイントしてくれるので,記事を書く側は特に作業をする必要はないのだが,自分の思うような場所にポイントできない可能性が高い.
というか,ピンポイントでの指定ができないので,よっぽど有名なスポット(=公共施設や駅,名所など)でなければ,自分の思った場所とはかなりズレた場所になったり,あるいは全くヒットしなかったりする(検索される地名にクセがある?).
まあ,これは二つのサービスの目的の違い(Livedoor Map=地図の表示,maplog.jp=Blogの検索)に由来するので,仕方がないといえば仕方がないのだろう.
しかし,今後の発展方向によってはメジャーになるかもしれないと思って,運営元のリンクを辿ってみた.株式会社ニューウェイブ...おおっ,新居浜の会社じゃないか!
ということで,思ってもみないところで県内企業に遭遇してしまった.これからも頑張って欲しいものだ.
・おまけ
maplog.jpで色々と検索していたところ,私の書いた記事もヒットしたわけだが,その中に多麿屋の記事があった.
しかし地図上ではJRの駅にポイントされていない.おかしいなと思って調べてみたら,JRの駅は「三津浜駅」で,「三津駅」は伊予鉄の駅だったのね.逆に覚えてたよ.修正しておかなければ.
「挑戦する心」強化期間ということで,以前見かけて以来,ずっと気になっていた岩盤浴に行ってきた.
岩盤浴の店は中心市街地にもあるし,道後(というか県文の隣)にも新しいのができているが,今回行ったのは束本の「天照の癒」.
この「天照の癒」という名前を冠した店はあちこちにあるところからすると,どうもフランチャイズ展開をしているチェーン店のようだ.
日曜日の真昼間から行ってきたわけだが,客は私一人だけだった.休日なのに大丈夫か?と思わなくもなかったが,まあ,昼間から来る客は少ないか.
受付で料金(1000円)と引き換えに,浴衣,タイマー,タオル2枚(大と小),タイマー,水のペットボトル(500ml)を受け取った.
なぜか住所氏名なども記入させられたのだが,これは事故が起きた時のためだろうか?
いちおうネットで予習はしてきたのだが,やはり説明は受けておくべきだろうということで,受付の人に初めてであることを告げて,入浴方法を丁寧に教えてもらった.
・まずは更衣室で服を脱いで(下着も),浴衣に着替える.このときに水を100mlほど飲んでおくといいらしい.
・次にタオル&水&タイマーを持って,浴場(?)に移動し,区切られているブース(?)の床に大きなタオルを敷く.
・まずは,うつ伏せで5分間寝転がる.
・今度は仰向けで10分間寝転がる.
・隣接している休憩所に移動し,5分間休憩.
・浴場に戻って,うつ伏せ5分,仰向け10分,休憩5分を2-3回繰り返す.この間,水を適宜飲むこと.
ふむ,大体分かったぞ.
ということで,さっそく更衣室で浴衣に着替える.浴衣と言っていたが,上下に分かれているし,構造的には作務衣だな.
更衣室にはロッカーと洗面台が備え付けられており,シャワールームもある.受付でタオルを2枚渡されたが,ここにもスポーツタオルが準備されている.シャワーの後はこちらのタオルを使えということだろう.
水とタイマーとタオルを持って浴場に移動.
更衣室は男女別だが,浴場は共同だというので写真は無理だろうと思っていたのだが,誰もいなかったので,コソッと撮ってみた.
ちなみに壁には非常時用のブザーがあった.やはり体調を崩す人がいるのだろうか?
浴場内は少しムワッとするくらいの温度&湿度だったのだが,携帯電話のレンズや液晶があっという間に曇ってしまったので,それなりに湿度は高いようだ.
でも,水滴が付くほどではなかったので,頻繁にタオルで拭くなどすれば,岩盤浴をしながらメールを読み書きできたりするかもしれない.まあ,ここまで来てメールをしようとする人は...いるな,絶対.
誰もいないのでどこに陣取ってもいいのだが,端っこの方のブースにタオルを敷いて,うつ伏せで寝転がった.
うーん,ポカポカするなあ,と思っていたら,あっという間に汗が出てきた.基本的に汗かきなので,すぐに汗が出てくることは不思議ではないのだが,サウナのように熱い!というわけではないのに,すぐさま汗が出てきたのはちょっと意外だった.
タイマーがなるまで,ぼけーっと寝転がっているだけなのだが,床が石なので寝心地はお世辞にもよくない.特に顔.丸太の枕が用意されているのだが,うつ伏せ状態では使いようがないしなあ.
顔を右に向けたり左に向けたりしているうちに5分経過を告げるタイマーが鳴った.
次は仰向けで10分間だ.今度は枕が使えるのだが,固いなあ.
小石をまとめたネットが傍らに置いてあったので,へその上の辺りに載せてみる.それほど温かくないぞ.置いてあった場所がまずかったのかな.
うつ伏せよりも安定しているのはいいのだが,その分,やることがない.ロッカーから本を出してきて読むことも考えたが,ちょっと湿気があるし,手に汗もかいているので,それは断念.先ほどに輪をかけてぼけーっとしながら時間が経過するのを待つ.
ようやくタイマーが鳴ったので,休憩室で休憩.
休憩室はこんな感じで,扇風機と団扇,それに冷たい水が準備されていた.汗をかいた分,水分を補給しながら5分間休憩.
再び浴場に戻り,うつ伏せで5分間&仰向けで10分間.
ポカポカしてきて汗がどんどん流れるのだが,サウナに入っているときのような辛さはないので,長時間入って(=寝ころんで)いても大丈夫だろう.
あと.私は昔,腰を痛めたことがあり,今も時々痛くなることのある軽い腰痛持ちなのだが,そのせいか,仰向けで寝転んで時々角度を変えながら腰を床に押し付けると,腰から太ももにかけてのライン(経絡?)がジーンとして,非常に気持ちよかった.
再び5分間の休憩を挟んでから,最後の岩盤浴.
入浴時間は1時間と言われたのだが,それが受付を済ませてから出るまでの時間なのか,浴場に入っている時間なのかが分からなかったので,ちょっと早めに出ようということで,うつ伏せ3分,仰向け5分くらいで終了.
更衣室に戻ってきたのだが,いいところに鏡があったので,入浴直後の状態を撮ってみた.
この写真だとそれほど汗をかいていないように見えるかもしれないが,十分かいている.
写真を撮っているときは気が付かなかったけど,かなり真っ赤になってたんだなあ.
この後,シャワールーム(本当にシャワーだけで浴槽はナシ)でシャワーを浴びて終了.
全体の感想だが,まず料金的にはちょっと高く感じるかもしれない.特に1時間の制限が付くとなると,余計にそうだろう.実際には2時間も3時間も入っていられるものではないのだから,特に時間制限は設けなくてもいいような気がする.
効能の方だが,一回行ったからと言って,みるみる健康体になるようなものではないだろうから保留.ただし,出てきた後は,妙に風を涼しく感じたのだが,これは何か関係しているのだろうか.
あと,今回は真夏に来たわけだが,この岩盤浴がその真価を発揮するのは冬場だと思う.寒くなってきて腰痛が出てきたり,冷え性に悩んだりする人にとっては,すごく効果があるんじゃないだろうか.
ということで,冬になって寒くなったらもう一度行ってみよう.
グラハムは優待したかったみたい。
グラハムがローマまで冷蔵庫を紹介すればよかった?
ローマで優待しなかった?
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。
広告代理店のプランナーである主人公は名だたるプレイボーイ.
自慢の手料理で美女をもてなした後の決め台詞は「デザートはあなた」.
主人公がハンサムだわ,仕事はできるわ,金持ちだわ,キザだわで,男性としては全く感情移入できない作品のはずなのだが,これが面白かった.
その理由の一つは,女性を口説くのに片っ端から失敗するコミカルさだろうけど,もう一つは主人公が仕事を通じてスペインの聖家族教会に取り組む彫刻家を支援しようとするという試みが描かれているためだろう.
森瑤子の作品を読むのはこれが初めてなのだが,そもそも読もうと思ったきっかけは,昔放映されていたTVドラマのことを思い出したから.
調べてみたら1993年秋のドラマというから,私が大学3年のときか.放映開始直前に原作者が亡くなったこともあり,ちょっと話題になったので,どきどき見ていた.
その内容はほとんど覚えていないのだが,二つだけ非常に印象に残っていることがある.
一つは岩城滉一演じる主人公が,一人で狩りか何かに出かけて,焚き火を前に物思いに耽るシーンとその後の夜明けのシーン.
なぜか分からないが「ああ,大人だなぁ...」としみじみ感心してしまった.
一度はやってみたいのだが,実際にやったら,あまりの退屈さと環境の不快さ(温度や虫など)のため,1時間くらいで後悔することがほぼ確定なので,今のところやる予定はない.
もう一つは挿入歌.古内東子の『逢いたいから』という曲が使われていたのだが,これが男心の切なさ大爆発の名曲.
この曲のことを思い出したので,原作を読もうという気になったのだが,ついでにレンタル店に行って,この曲が収められているベスト盤まで借りてしまった.
改めて聞いても切なくて良い曲なのだが,今から考えると歌詞とドラマの内容が正反対なくらい全く合っていない.でも,ドラマを見ているときは違和感がなかったんだよなあ.不思議なものだ.
・おまけ
Googleで「デザートはあなた」を検索してみると,一番最初にヒットするのドラマのファンサイト.このドラマはビデオ化されていないのだが,どうやって調べたんだ?というくらい充実している.
こういうのを読んでしまうと,改めてちゃんと見直したくなる.再放送しないかな.
毎度おなじみ株主優待のご紹介.
ハム・ソーセージの会社であるローマイヤの3月末の株主への優待なのだが,なかなか送られてこないのでやきもきしていた.
8月初頭にようやく届いたのだが,喉元過ぎれば熱さを忘れるではないが,冷蔵庫に入れたまま,存在を半分くらい忘れていた.
中身は...
待望の塊ハム.食べ応えがありそうだ.前回は薄切りハムの詰め合わせで,しかも賞味期限が迫っていたからなあ.今回は8月いっぱいまでは保つので,味わって食べよう.
で,ローマイヤといえば,このところの株価がちょっとおかしい.
特に材料らしい材料がないのに株価が急上昇しているのだ.取引出来高も異常なくらい増加している.
このせいで,現在売ってしまえば数年分の株主優待を買えるくらいの含み益が発生している.
もともと無配の銘柄だし,このような株価が長続きするとは思えないので(私が把握していない材料があるなら別だが),経済合理的に考えれば売ってしまうのが得策なのだが...
現在,周囲の学生さんたちが愛媛大学生のためのコミュニティ・サイトを作ろうとしている.
掲示板だとか授業の過去問だとか,企画は色々とあるようなのだが,一つに松山近辺の飲食店情報の掲載がある.
飲食店情報については将来的には色々と展開させることも考えているようだが,まずはコンテンツの充実が第一ということで,日夜取材活動に勤しんでいる.
まあ,傍から見ると食べ歩きをしているだけのようにも見えるかもしれないが(笑).
で,今回,その取材活動にお供する機会があった.当初はUndergroundCafeの予定だったのだが,工事中で休みのようだったので,もう一つの取材先候補だった「はいから亭」へ.
はいから亭は大街道を一本東に入った通りに面したビルの3階にある.
このビルにはサンタカフェなども入っているので,もしかしたらと思ったら,やっぱりタケシカンパニーの展開している店舗の一つだった.手広くやってるなあ.
当日の取材参加者は学生・教員あわせて8名.お昼時ということもあって,すぐに入れるのかどうか心配していたのだが,思っていたよりも店が広いようで,特に問題なく入れた.
店内はこんな感じ.
各種の看板やテレビなど,昭和を感じさせるディスプレイがされていた.ウェブサイトをみると,昭和30年代をイメージしているらしい.
店内だが,入り口の方は普通のテーブル席だが,奥のほうが半地下と中二階になっており(ベースが3階だから2.5階席と3.5階席?),そちらは座敷席になっている.今回は中二階の方の座敷席に案内された.
写真はその中二階から入り口の方を撮ったもの.なんだか東南アジアのマーケットみたいな写真になってしまったが,実際にはレトロ感溢れる店内だ.
昼時ということで定食メニューを選ぶことになったのだが,和食・洋食・中華とかなりの種類がある.
今回は取材ということで,全員が別の定食を注文することになった.私は定番らしい「くわ焼き定食」を注文することにしたのだが,これも牛・豚・鶏とあり,さらに醤油・みそ・塩・キムチなど味付けもさまざま選べる.今回は鶏のみそ味にしてみた.
で,やってきたのがコレ.本当にクワの上で焼かれてやってきた.
写真では分からないかも知れないが,おかずは結構な量がある.それに比べるとご飯の量がちょっと少なめか.とはいえ,それはおかずの量と比べての話であって,普通の量は十分あるだろう(実際,女子学生は食べきれずに残していた).
味の方だが,地鶏を使っているらしく,結構な歯応えがあった.味付けに使っているみそは「もろみみそ」らしく,ところどころに麦っぽいものが残っていたりする.
ご飯が進むタイプの美味しさなのだが,残念ながら,そのご飯の量が少ないので,思い切って食べることができない.
後になって判明したのだが,ご飯は無料で大盛りにすることが可能.ううっ,次にくるときは大盛りにしよう...
とはいえ,おかずを含めて全部食べると,それなりにボリュームがある.これで898円か.うーん,普段のランチとしてはちょっと高いかなあ.
今回食べたのと同じような定食を砥部のゆうゆう亭で食べたことがあるのだが,向こうは1000円を越えていた記憶がある(調べてみたら1150円だった).
もちろん細かいところでは色々と違っているので,単純に価格を比べることはできないのだが,砥部まで行く交通機関がない場合,見た目にインパクトのあるくわ焼きを中心市街地で食べられるというのは,なかなかいいかもしれない.
単品料理はちゃんとチェックしていなかったのだが,郷土の素材を使った料理が中心らしいので,県外からのお客さんを案内するのに使えるかも.
・おまけ
ご飯の大盛りだけでなく,食後の梅こぶ茶も無料でいただける.嫌いじゃない人は気軽に店員さんに声をかけて注文しよう.
期間限定のナンタコス・シリーズを制覇するため,モスバーガーに行ったのだが,昼時だったためか店内満員.
待つのもシャクだったので,別の店に行くことにしたのだが,同じ東環状線沿線ということで思いついたのが束本のキッチンシノア(携帯電話用のページ).
以前から気にはなっていたが行ったことは無かったなあ,ということで行ってきた.
13時ごろだったのだが,店内はほぼ満員.窓際の2人用テーブルが空いていたので,そこに座ることに.
座った場所からレジ方面の景色.レジの左側に厨房があるらしく,その厨房を囲むL字型に座席が配置されていて,私が座った席の左奥にまだテーブルが2-3卓ある.
女性店員さんが注文を取りに来たので,日替わりランチ(740円)を注文.他のランチメニューとしてはオムライスランチ(740円),ハンバーグランチ(940円),カレーライスランチ(640円)があった.あと,お子様ランチも.
待つことしばし,まずスープとサラダが,続いてメインとライスが到着.ちなみにライスは大盛り可で,ライスのかわりにパンも選べる.
今回のメインはポルペッティーのトマト煮込み.ポルペッティーというのが正体不明なまま注文したのだが,小さめのハンバーグみたいなものだった.
自宅に戻ってから検索してみると,ポルペッティというのはイタリアのミートボールのことで,ナポリの名物らしい.
まあ,食べているときはそんなことを知らなかったので,「ハンバーグと何が違うんだ?」と思いつつ食べていた.
で,味の方だが,ソース部分はともかく,肉の味付けがちょっと薄いかな?と思った.これはプールで1時間ほど水遊びをしていたため,塩分に飢えていたせいかもしれないが.
付け合わせはキッシュ(だよな? 洋風玉子焼き)とサツマイモで,サツマイモをこういう風に使うのは面白いと思った.
サラダもシャキシャキしていて,ドレッシングも美味しかった.
ライスを大盛りにしたこともあって,ボリューム的にも十分満足できた.
ランチにはドリンクとプチデザートをそれぞれ100円で追加できるのだが,両方セットにすると150円とお得だったので,両方付けてみた.
ドリンクはアイスコーヒーで,プチデザートはラズベリーのシャーベット.シャーベットは思ったよりもラズベリーの味が強くて,でもサッパリしていて美味しかった.
ということで,ランチ(メイン+スープ+サラダ+ライス)とドリンク&デザートのセットで,合計金額は890円.
平日のランチとしてはちょっと高めだが,そもそも平日の昼間にあの辺りにいることはあまりないだろうし(行ったのは土曜日),ドリンク&デザートをつけてこの値段だから,それなりのコストパフォーマンスだよなあ.
などと思っていたら,支払い時に100円分の金券をくれた.どういう基準でくれるのかは不明だが,毎回くれるのだとすれば,実際の支払い金額は790円,金券を使ってないときにだけくれる場合は840円か.
どちらにしても,コストパフォーマンス,アップだな.
・おまけ
今回行ってみて一番驚いたのがコレ.
よくある落書き帳かと思って見てみたら,書かれたメッセージのすべてに店の人が返事を書いているのだ.
そのせいか,この手の落書き帳にありがちな本当の落書きはほとんど無く,ちゃんとした意見や感想が書かれていた.
ざっと見たところ,全てのテーブルに落書き帳が置かれているので,全部で10冊近くを毎日チェックして返事を書いていると思われる.大したものだ.
大阪にしばらく出張に行ってた関係で,図書館での「悪魔の連鎖」が途切れてしまっていたのだが,ちょうどいい機会なので松山市立三津浜図書館まで足を伸ばした.
その帰り,どうせ三津まで来たのだから,以前から目をつけていた店に寄ってみようということで,JR三津駅に隣接している多麿屋に行ってきた.
(修正:JR「三津」駅ではなくJR「三津浜」駅でした)
この店の存在はネットで知った.結構美味しいらしいのだが,周囲でこの店のことを話題にしているのを聞いたことはない.知る人ぞ知る店,という感じなのだろうか.
とはいえ,駅に隣接している店なので,いわゆる立ち食いうどん屋みたいなものだろうと思いつつ店内に入ったのだが,いきなり驚かされた.
囲炉裏の自在鉤が装飾に使われていたり,
古い家具などが並べられた古民家風の店内だったのだ.
立ち食いうどん屋のイメージからはかなり離れているなあと思いつつ,席に座ってメニューを眺める.
その日は暑かったこともあり,当初はぶっかけうどんの冷を注文するつもりだったのだが,ダシが美味しいという情報があったことを思い出した.ぶっかけだとダシが入ってない可能性があるな.違うものにするか.
メニューにはうどんやそば以外にも丼もの各種も掲載されており,セットも充実していた.とはいえ,うどん+丼を食べるほど空腹ではなかったので,うどん単品を注文することにしたのだが,その時,目に留まったのがメニューの冒頭にあった店の紹介.
麺は手打ち,ダシも自家製とあったのだが,それに加えて天かすが普通の天かすではなく,海老が入った「海老天かす」だという.
おおっ,これは面白そうだ.ということで,麺とダシと天かすが全て楽しめる「海老天かすうどん」(440円)にした.60円アップで中盛り,もう少し追加すると大盛りになるというので,ワンコインで収まるように中盛りで注文.
雑誌などを読みながら待つことしばし,注文の海老天かすうどん(中盛り)がやってきた.
写真ではちょっと分かりにくいかもしれないが,結構量が多い.中盛りにしたから多いのか,それとも通常の時点で多いのかは不明だが,いい感じのボリュームだ.
では早速いただきます.まずはダシの方から...
旨い!
メニューの紹介には,いりこのことが大きく書かれていたけど,これって昆布だしも結構効いてるよなあ.
でも,いりこの味とは別に動物性の旨みが出てるような気がするんだけど,これはなんだろう?
疑問を抱きつつ,二つめのこだわりの海老天かすをいただく.
これか!
こっちの天かすに混じってる海老の風味がダシに溶け出して,さっきの味になってるようだ.ああ,これは確かに美味しいわ...
そして,最後のこだわりのうどん.
うん,これもいける!
私はいまだにコシの強さと歯応えの区別が付かないのだが,適度な歯応えがあって,これも十分に美味い.
しかし,なんといってもダシが美味しかった.
ということで,ダシも全て飲み干して完食.
で,面白いことに,うどん屋なのに,ランチタイムの後から夜にかけては食後のコーヒーが無料でいただける(セルフサービス).無料となれば飲まねばなるまい.
ということで,飲んでみた.
サイゼリヤのドリンクバーみたいに飲むたびに豆を挽くとかではないのだが,それなりに美味しくいただいた.
あれだけのクオリティとボリューム,さらには食後のコーヒーまでつけて500円は安いなあ,と思いつつレジで精算したところ,金券50円分をもらった.
となれば,金券を有効活用するためにも,もう一度来なくてはならないだろうなあ.
ダシが美味しいので,やっぱりダシの入ったうどんを食べたいところだが,気になっているメニューが一つある.カレーうどんだ.
基本的にはそれほどカレーうどんが好きなわけではないのだが,あのダシでカレーうどんというのは,かなり美味しいのではないだろうか.ちょっと期待しておこう.
私は一人暮らし&面倒くさがり屋なので,時々ビール(発泡酒)&スナック菓子で夕食を済ませてしまうことがある.
今回も「晩ご飯の準備をするのが面倒だなあ」と思っていたところ,88円でスナック菓子が売っていたので,それで済ませることにしたのだが,そこで手にとってしまったのがこの「ムリカラ」.
暴君ハバネロのヒット以来,激辛系のお菓子は多数販売されているが,その一種らしいが,そのまま食べると「バリカラ」だけど,中に入っているスパイス袋を使うと「ムリカラ」になる,というのが特徴らしい.
中身はこんな感じで,細めのコーンパフ,つまり同じジャパンフリトレーから販売されているチートスっぽい.
で,発泡酒を片手に早速一つつまんでみたのだが....
辛ッ!
これが洒落にならないくらい辛い.暴君ハバネロも辛いが,あの辛さは塩辛さ&ウマ辛さなのに対して,これは純粋に辛い.なるほど,「バリカラ」とはよく言ったものだ.
これなら中に入っているスパイス袋は使わなくてもいいな,と思ったのだが...
ああ,「挑戦する心」強化期間中だった...
ということで,スパイスを入れてみた(涙).
うわあ,唐辛子っぽい赤色が炸裂してるよ...
で,おそるおそる一口食べてみたところ...
あれ,思ったほど辛くない?
・
・
・
やっぱり,辛ッ
ラルキーで辛さ「4」を食べたときと違って,食道とか胃にまで続くような辛さ(=熱さ)じゃないけど,口の中&唇がカッカしてきたぞ.
ああ,辛い.水分を補給しないともたないぞ.発泡酒を飲もう.
(グビグビ)
おっと,発泡酒が無くなった.冷蔵庫のお茶を飲もう.
(グビグビ)
おっと,お茶が無くなった.仕方ないな,ライムレモンとジンでジンライムもどきを作って飲もう.
(グビグビ)
あれ,もう無くなったか.ではもう一杯作って...
(グビグビ)
ふぅ,ようやく完食したぞ.
結局,完食するために水分を1リットルくらい飲んでしまった.
おそるべし,ムリカラ.
さらに,食べ終わった後もまだ口の中が辛いままだったので,買い置きしているチョコレートをバリバリと食べて,ようやく口の中が通常状態に近くなった.
やはり,おそるべし,ムリカラ.
検索してみると,「罰ゲームに使おう」とか「ハバネロを超えた」とか書かれているので,やはり他の人の味覚をもってしても辛すぎるようだ.
ということで,一度食べると話のタネが確実に一つ増えるくらい辛いので,話のタネに困っている人,または辛いものに飢えている人にはオススメのスナック菓子であった.
・おまけ その1
この手の辛いものは素手で食べると二次災害が起こる可能性があるので,箸を使って食べた.
この場合の二次災害とは,食べた手で眼を擦ってしまったりすると,眼がヒリヒリしてしまうというやつを意味している.
以前,カラムーチョや暴君ハバネロで大変な目にあったことがあるので,その教訓から学んだわけだが,学びが足りなかったのか,それとも単に注意不足だったのか,手のあちこちがヒリヒリしてしまった.箸だけでは十分に安全ではないとなると,次は手袋をして食べないといけないのか?
・おまけ その2
この辛さを誰かに伝えようと,大学に持って行き,近辺にいた学生&教員に食べてもらったところ,ほとんどの人は辛いと言っていたのだが,一人だけ「辛いけど,それほどでもない」という学生さんがいた.君ならきっとラルキーの「5」でも大丈夫だよ.
朝,いつものようにテレビをつけながらネットを巡回していると,妙に聞き慣れたちょっと甲高い声が聞こえてきた.
えっ? と思って画面を見てみると,これまた妙に見慣れた白い着ぐるみが画面を占拠している.
そう,関西在住者には非常に馴染みのある番組,おはよう朝日ですの宮根アナとおき太君だった.
(12:07 追記アリ)
どうやら,夏の甲子園の間は,出場校にまつわる話題などを紹介する特別編を放映しているようで,済美の試合がある今日から愛媛朝日テレビでも放映開始したようだ.
出場校にまつわる話題といっても,チームの紹介とかではなく,その県の名産品の紹介とか,方言クイズとかがメインのようだ.
ちなみに今回は愛媛の方言の「おらぶ」が問題として出題されていたのだが,スタジオの人たちは誰一人正解できなかった.私も全然分からなかったのだが,「叫ぶ」という意味らしい.
「おはよう朝日です」についてはWikipediaの項目が妙に充実しているので,こちらを参照してもらいたいのだが,松山で宮根アナとおき太君を見ることになるとは...
・追記
この「おはよう朝日です」だが,たまたま済美の試合が第一試合だったため,放映されただけのようだ.
そういえば,夏の高校野球を全試合中継しているのは関西の朝日放送だけで,それ以外の地域では出場校の試合くらいしか放送しないんだっけ(現在はBS朝日なら全試合(&おはよう朝日・甲子園です)を見ることができる).
このことは松山に来てはじめて知ったのだが,それまで「夏=朝から晩まで高校野球の中継」というのが当たり前だったため,かなりショックだった.別に高校野球は好きでもなんでもないんだけど.
ミルクと砂糖菓子,そして何よりも愛情を栄養として,美しく育つ観用少女と,それを巡る人々の物語を描いた一話完結の短編集.某教員の奥様から借りたもの.
今回貸してもらったのは文庫化されたものだったのだが,文庫化される前のもの(ワイド版 全4巻)を1巻だけ読んだことがある.そのときは「絵はきれいだし,話もヒネリが効いているんだけど,何だか好きになれないなあ」というのが率直な感想だった.
だが,今回,全話まとめて読んでみたところ,かなり印象が変わった.
元々の掲載誌がホラー系の雑誌だったためか,ワイド版1巻に収められた話の半分以上がバッドエンド,とまではいかないが,いわゆるハッピーエンドではない話.
このせいで,最初に読んだときは全体的に暗く感じてしまって気に入らなかったのだろう.
でも,全話通して読んでみると,バッドエンド的な話は実は少数派で,全体を通してのイメージがずいぶんと明るくユーモラスなものに変わった.
個人的に気に入った話は「空中庭園」「天使の役作り」「桃源郷」「嵐」なのだが,リストアップするときにこれらの話の共通点に気がついた.
観用少女とそれを購入する男性がストーリーの中心になるという構図はほとんどの話に共通しているのだが,私が気に入った話はその構図から外れている話ばかりなのだ.
観用少女は基本的に喋らない以上,基本構図に従った話は主人公の一人語りが中心にならざるを得ないので,話のバリエーションが狭くなってしまうことが関係しているのだろうなあ.
大阪とかを罵詈しなかった
マックを影響するはずだったの?
グラハムが、雑言とかを罵詈しなかった
一部は、大阪出張で戦略とかを出張したかったの♪
マックを影響したかったの?
グラハムが、雑言とか、中間などを発表したマクドナルドがメニューの一部値上げを発表した..
と、さいが言ってたよ♪
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。
「そろそろ献血に行かないとなあ」と思っていたのだが,色々とバタバタしていて行けなかった.
たまたま時間ができたので,ようやく行くことができたのだが,以前行ったのが5月初頭,その前が2月初頭と,期せずして3ヶ月に1回のペースになっていた.ということは次回は11月か?
今回行ったのは日曜日の16時過ぎという時間帯だったのだが,献血に来ている人はそれなりにいた.行くたびに思うのだが,これだけ献血に協力している人が多いのに,常に血液が不足しているというのは不思議だなあ.
で,店員さん,じゃないや,受付の人に勧められるがまま,恒例の成分献血コースで.
試験採血,血圧測定(あいかわらず高かった)とこなしてから,しばらく時間待ち.この時間を利用して自販機のジュースで水分補給.
名前を呼ばれたので,受付で番号札をもらってから採血台へ.
看護師さんに「40分ほど時間がかかりますがよろしいですか?」と尋ねられた.40分ということは最初の献血のときにやった血漿のみの方だな.
採血台に横になり,ポジションを整えてから,針を挿される.相変わらず凶悪な太さの針だ.
挿されるのもこれで3回目なので,いいかげん慣れてもいいような気もするが,やっぱり痛い.まあ,3ヶ月に1度のペースだと仕方ないか.というか,注射針を挿されるのに慣れる生活というのは基本的に嫌だなあ.
一たび挿されてしまうと,あとは吸われるだけ.前回のように「圧力が足りないから頑張れ!」とビープ音で催促されることもないので,持ち込んだ雑誌を見て40分を過ごした.
看護師さんたちは相変わらず低姿勢で,「いつでも止められますからね」とか「ジュースはいかがですか?」とか「飴はいかがですか?」,「大丈夫ですか,痛くはないですか?」などなど,声をかけてくる.
途中で受付時間が終了して新規受入者がいなくなったためか,それとも何か問題があったのか,私の血を吸い取っている機械を無言で見つめ続ける看護師さんが表れたりもしたが,特に問題なく終了.
恒例の粗品選択だが,今回は看護師さんがいきなり袋を持ってやってきたので,選択する場面はなかった.うーん,こういうこともあるんだなあ.
家に戻って袋を開けてみると...
カルピスの詰め合わせだった.今までもらった粗品の中では一番使い勝手がいい粗品かもしれない.
しかし,カルピスを作るには水で薄めないといけないわけだが,家の水道水をそのまま使う気にはなれない.かと言って,ミネラルウォーターを買ってきてまでカルピスを作るというのもなあ.やっぱり浄水器か...
私は前期の講義の試験問題として「身近な組織を分析する」という問題を毎年出している.
これは「経営学は実際に使えないと意味がないし,他の学問に比べると実際に使い易い」という私の信念に由来するもので,このような問題を設定することで「学生さんに経営学を実際に使わせる」ことを目的としている.
だが,それと同時に「私が知らない情報を学生さんから教えてもらう」という趣味と実益を兼ねた問題でもあるのだ.
で,今回の「ごはん家」は学生さんが答案で分析していた店.ちょっと前,大学周辺の食べ物屋が連続して閉店した時期があったのだが,そのときに閉店した牛丼屋のあとに入ったのがこの「ごはん家」だ.
店の表には「鯛飯定食」や「刺身定食」など,大学周辺には珍しく魚介類中心の定食メニューが掲載されている.
値段設定も600円が中心価格帯で,この辺りの食べ物屋としては少し高めであり,ちょっと高級路線だといえるだろう.まあ,あくまでも「この地域で」「この手の店としては」の話だが.
しかし,これが中に入ってみると...
狭い店員用通路を挟んで2列向かい合わせに並んだカウンター.
カウンターと一定距離を置いて床に固定された椅子.
一方のカウンター&椅子の後ろには,客用の通路を挟んで線対称で椅子&カウンターが壁際に固定されている...
そう,以前あった牛丼屋の店舗レイアウトがそっくりそのまま残っているのだ.
いわゆる居抜きというやつだろう.
はっきり言って,高級感も何もあったものじゃない.
うーん,これはどうなんだろう?と思いつつ席に座ると,店員さんがすかさず注文を取りに来た.表に書かれたメニュー以外にも定食はいくつかあったのだが,しばらく悩んだ挙句,夏季限定の「たこめし定食」にしてみた.
店舗レイアウトが牛丼屋なので牛丼並みにすばやく出てくるのだろうかとも思ったのだが,そんなこともなく,それなりの時間待った後で(定食屋としては通常レベルの待ち時間)やってきた.
すげえ,これぞ「サ・定食」とでもいうような立派な定食だ!
しかも,「つまもの」まで添えられてる.この周辺の定食屋で,つまものが添えられた定食なんて見たことがないぞ...
ちなみに右上が小エビと野菜のかき揚げ,間に天つゆを挟んで,左上が子ジャガイモの素揚げ,中心に玉子焼きで,右下が味噌汁,で左下がメインの蛸めしだ.まあ,見れば分かるか.
と,外観にちょっと感動してから,箸を取って「いただきます」.
おおっ,かき揚げがさくさくして旨い!
ううっ,蛸めしもあっさりめではあるが必要十分に味が付いていて美味しい!
子ジャガイモも玉子焼きも美味しゅうございます!
最初はちょっと量が少ないかなとも思ったが,最後まで食べるとボリュームもそれなりにあった.
このクオリティとボリュームで600円...
悪くない,悪くないんだが...
ミスマッチ.
そう,ミスマッチなのだ.
これが本町や二番町あたりにあって,それなりの座敷もあるような店舗で提供されるなら,ランチタイムには満席になることだろう.
しかし,ここは学生街であり,店舗が牛丼屋のままとなると...このクオリティとボリュームで600円というのは高く感じてしまうのだ.特に場所柄的にメインターゲットになる学生はそうだろう.
これが同じ大学周辺でも北側の樋又通りにあるなら,本部の職員がメインターゲットとなるだろうから,周辺の飲食店と比較してみても高い競争力を持つ店になると思う.
私が食べた範囲では味付けがあっさりめだったし,つまものを添えたりもしているので,特に女性に受けるのではないだろうか.しかし,店舗が牛丼屋のレイアウトだと入りにくいよなあ...
ということで,うーん,美味しいのにもったいないなあ,と思いつつ店を後にするのであった.
・おまけ
その後,同僚の教員たちと一緒に再度行ってみた.
今回は煮魚定食(600円)を注文.その日はハマチの煮付けだったのだが,「これはハマチじゃなくてブリなのでは?」というくらいのサイズの煮付け(ご飯が足りなくなるくらいデカイ!)が出てきて,しかも美味しかった.
しかし,何と言っても圧巻は刺身定食(700円).
天然鯛をメインに三種の刺身がこれでもかと盛られており,「ご飯じゃなくて酒をくれ!」と言いたくなるような刺身が出てきた.
残念ながら私は刺身をおかずにご飯を食べるのが苦手なので,刺身定食を注文することはないと思うが,刺身でご飯が食べられる人なら一度は注文してみた方がいいかもしれない.
うーん,やっぱりもったいないなあ.
このままだと閉店してしまう可能性もあるので,あっさりめの物が食べたいときには頻繁に通うことにしよう.
一部でご好評いただいている「挑戦する心」強化期間の発端となった「一人でケーキ屋で食べる」.
前回は菓子夢カトルセゾンに一人で行って食べてきたのだが,食べたのがキッシュ・セットということで,ミッションを完全にクリアしたとは言いがたかった.
ということで,今度こそは「一人でケーキ屋で『ケーキを』食べる」をクリアするべく,東野のル・ショコラティエCに行ってきた.
17時半過ぎ,仕事を一とおり片付けてから自転車で大学から東野へ直行.
約15分くらいで店には着いたのだが,まだ心の準備ができていなかったので,しばらく周辺をウロウロすることに.
そろそろ覚悟が決まってきたので,おもむろに入店.
レジにいた男性店員さんに,右手でカフェコーナーの方を指さしつつ,左手で「1」を形作る.
「お一人様ですか?」
ええ,一人ですとも.それも男性客の一人客ですよ.
カフェコーナーには先客が2組ほどいたが(もちろん女性客だ),それほど混みそうになかったためか,お好きな席をどうぞと勧められる.既に手遅れな気もするが,できるだけ目立たないように隅の席を選んだ.
クールな女性店員さんがメニューを持ってきてくれたので,しばらく眼を通す.
頭の中で色々考えた結果,注文がほぼ確定.手を挙げて,先ほどの女性店員さんを呼び...
「これを」
ええ,「男らしく『コーヒー』」とかではなく,チョコレート・ドリンクですよ.それもアイス,正式名称はショコラ・フロワですよ.
そして...
「これとセットにして」
ええ,男ですけどケーキセットを注文しますよ.先ほどに続き,こちらもチョコレート,生チョコのショートケーキですよ.
そして,フィニッシュは...
「これ使えますか?」
ええ,節約主婦もビックリの,あまり知られていないクーポンですよ.しかも,かなりお得なクーポン,詳しくは後ほど,ですよ.
さぁ,どうだ!と言わんばかりに波状攻撃を仕掛けてみたわけだが,クールな女性店員さんは相変わらずクールにショコラ・フロワの甘さ(3段階ある)を聞き,注文を確認して,クーポンを手に去って行った.
何故だか無性に敗北感を感じてしまった...
敗北感&場違い感を少しでも紛らわせるべく,鞄から本を出して読み始める.
諸般の事情(後述)で,なかなか集中できなかったのだが,しばらくするとケーキ&ドリンクがやってきた.
おおっ,菓子夢カトルセゾンと同じく,ここも突き出しが付いているのか.この手の店ではこういうのが付くのが当たり前なのだろうか?
ちなみに,チョコレートの塊に見えなくもないが,確かマカロンというやつだと思う.
では,早速いただきます.
ショコラ・フロワはエクストラ・ビター(=一番甘くない)にしてみたのだが,ビターというよりも甘さ控えめという感じか.
同僚の教員がホット・チョコレートが非常に美味しいと感激していたのだが,確かに想像以上に美味しかった.
次にケーキの方だが,表面のムース状のクリームの内側にスポンジとチョコが入っている.それだけで食べても美味しいのだが,周囲にかかっているチョコレートソースを付けてみると,ちょっと味が違って,これまた美味しい.
ケーキの手前にはシャーベット(だったと思うのだが),右手前にはフルーツが,左奥にはナッツ類が配置されていた.こういうのも「箸休め」というのだろうか?
ケーキもドリンクも美味しかったので,欲望のままにパクパク食べてしまって,店内にいる時間をできるだけ短くするという作戦もあったのだが,それだとミッションを完全にクリアしたことにはならないような気がした.
ということで,ケーキが出てきてから30分以上は粘ろうと思い,食べ終わってからも本を取り出して読んでいた.
だけど,やはり集中できない.
原因は,隣に座っていた女性客4人組の会話.
隣といってもカフェコーナーの逆サイドなので結構な距離があったのだが,妙に盛り上がっていて(時々拍手が出るくらい)声が大きいため,部分的に単語が聞こえてくるのだ.
「地産地消」「松山市は大きすぎる」「やりがい」...
経営学者の端くれとしての意識に引っ掛かる単語が連発される.
何なんだ? 一体何の話をしているんだ?
漏れ聞こえてくる単語を総合するに,どうも介護関係か栄養士関係の人たちが仕事の話をしているようなのだが,仕事終わりのサラリーマンが居酒屋で仕事の相談や愚痴を言い合うのと同じように,仕事を持っている女性は,ケーキ屋でケーキ&紅茶を頂きながら仕事の相談をするものなのだろうか?
かなり興味を惹かれたのだが,見ず知らずの人に「何の話をしているんですか?」と声をかけるのは怪しすぎるし,会話に聞き耳を立てていたと思われるのも心外なので(ほっといても聞こえてくるのだ),本に集中することに...
おおっ,気がついたら,入店してから1時間が経過していたぜ.
これだけ店内にいれば十分だろうということで,クーポン付きの伝票を持ってレジへ.
見よ,燦然と輝く「1名様」の文字を!
そして,このクーポン.「ケーキセットご注文の方にドリンク代サービス」とある.
今回注文した生チョコのショートケーキは472円,ドリンクのショコラ・フロワは525円,ケーキセットにすると100円マイナスだったはずなので,通常の注文だと897円ということになる.
しかし,このクーポンを使うと,ケーキを注文するとドリンクは無料になるので,今回の代金はケーキ代の472円のみ.つまり,代金がほぼ半額になるという,超オトクなクーポンだ.
このクーポンはぷちずというフリーペーパーに掲載されており,ぷちず自体はイエロースタンドで配布されている.
このクーポンの存在を知ったときに周辺のイエロースタンドを探し回っても見つからなかったのだが,最近になって再発行されたのか,今のところは豊富にあるようだ.だが,この手のフリーペーパーは気が付いたらなくなっているので,行くつもりの人は早めに確保しておこう.
あと,クーポンは1枚で1名だけなので,グループで行く,または何度も行くつもりの人は,あらかじめクーポンを複数枚確保しておこう.
ちなみに有効期間は8/25までなのでご注意を.
・おまけ
クーポンが付いている「ぷちず」なのだが,気が付いたらウェブサイトが更新されていた.
「ぷちず」に掲載されたスポットを随時掲載していくというのだが,
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どう考えても「ぷちず」に掲載されているスポットよりもウェブサイトで公開されているスポットの方が多いんですけど...
薬っぽいお酒シリーズ.
なのだが,今回はある意味で行き着くところまで行ってしまった感がある.なんといってもビターズだ.
一説によると酔っ払って気持ちが悪くなった客に出されるというのだから,これはもう「薬っぽい酒」というよりも「薬な酒」なのかもしれない.
細かい話はこちらを読んでいただくとして,基本的にはカクテルの風味付けとして数滴だけ使う酒であって,この写真のようにロックにして飲む酒ではない.
ちなみに味は甘みを抜いた養命酒というのが的を射ているだろう.要するに「薬草っぽくて激苦い」わけだ.
で,どうしてこんな酔狂なことをしたのかというと,たまたま見ていたサイトでアンゴスチェラ・ビターズが取り上げられており,ストレートで飲んでも旨いとあったため.
実際に試してみたところ,美味しいとは思わないが,飲めなくはなかった.
ちなみに,ジンとビターズを使ったカクテルで有名なのがジン・アンド・ビターズとかピンク・ジンというやつ.実際には区別されるらしいが,ジンにビターズを数ダッシュという点では変わりはない.ちなみに,その名前のとおりピンクかどうかは判断が分かれるところ.
で,ロックでは飲み切るのは少々つらかったので,ジンを少々加えてみた.
...ピンク・ジンならぬレッド・ジンといったところか.
ちなみにジンが少なかったためか,味はあんまり変わらなかった.
・おまけ
後日,ネットを検索しているとアンゴスチュラ・ソーダというのを見つけたので作ってみた.
この写真のやつはビターズを入れすぎたので美味しくなかったが,もうちょっと少なめにすると美味しかったので,最近はこれを常飲している.
といっても,素の炭酸水を好んで飲む人間の美味しいなので,一般の人が美味しいと思うかどうかは少々疑問ではある.
今年も恒例のオープンキャンパスが無事終了.
昨年も書いたが,うちの学科のオープンキャンパスは学生さんがメインで開催されるので,私の負担はそれほどでもない.
今年はその傾向がさらに強まっており,あんまり仕事をしていないというのが正直なところだ.
その分,学生さんの仕事量が増えているだろうから申し訳ないという気もするのだが,仲間と楽しそうに作業をしていたので,良い経験&思い出づくりになったのではないだろうか.
ちなみに今年の仕事(当日分)は昨年同様にカメラ担当.
研究室訪問に来た高校生に対して経営学についての簡単な話も臨時でやったのだが,事前に準備をしていなかったので,ちょっとあたふたしてしまった.
とりあえず,問題もなく終了したので,今晩はスタッフ一同で打ち上げ.
未成年が混じっているので,ノンアルコールというのが悲しいけど...
研究室訪問の時に書いたホワイトボードと,学生さんが作ってくれたスタッフ用のTシャツ.
大学での講義(=比較宗教論)が書籍化された『カイエ・ソバージュ』全5冊の2巻目.前巻同様,松山市立中央図書館所蔵.
今巻では,前巻でも出てきていた「対称性」というのが鍵となっている.
人間は狩猟・漁労・採集を通じて自然界からさまざまなものを手に入れているわけだが,それを一方的に奪ったままにするのではなく,獲物の作法に従って解体・葬送することで,あるいは牝や仔は獲物としないなどの決まりを守ることで,自然との間に対称的な関係を成立させてきたのであり,それを伝えるためにさまざまな神話や民話があるとしている.
で,その自然の象徴がタイトルにもなっている熊(海においてはクジラ)であり,環太平洋の多くの地域には熊と対称性をモチーフにした神話が多く残されている.
しかし,人間が進歩して技術(ハイデッガーのいうところのテクネー)を手に入れることによって,この対称性が変化していった.
人間世界では「文化」によって「首長」が部族を治めていたのだが,人間が自然を自らのものにすることによって,「文化」と「自然」の権力を両方持つ「王」を生み出していったのだ.
対称性を失った人間の作る国家は,その由来からして「野蛮」なのだが,その「野蛮」を抑えるため,「宗教」という知恵の教えを発展させていくことになる.
というのが,大雑把なあらすじかな.流動的知性とか「人喰い」とか,かなり端折った部分もあるけど.
前巻よりも学術っぽい話が中心になっているが,やはり大学の講義を書籍化したものということで,かなり平易に書かれている.
なぜか辛いカレーが食べたくなったので,昼ごはんの際に「ラルキーに行かへん?」と同僚の教員に提案したところ,すんなりオッケーが出た.研究室にいた学生さん2名も一緒に行くことになったので,花園町のラルキーまで自転車ではるばる行ってきた.
今までのパターンなら,辛さ「3」で辛くても美味しくいただくわけだが,このところは一部でご好評いただいている「挑戦する心」強化期間中.
ならば「挑戦」せねばなるまい.
とはいえ,さすがに「5」だと「挑戦」というよりも「暴挙」っぽいので,ここは辛さ「4」に挑戦してみることに.
ランチタイムだったので,お得なランチセット(日替わりカレー&サラダ&ナンorライスで680円,タンドリー物がつく方は780円)を注文したわけだが,学生さんはラルキー初体験だったので,二人とも辛さ「1」で.
ラルキー経験者の同僚の教員は,通常ならば辛さ「2」らしいのだが,私の「挑戦する心」が伝染したのか,辛さ「3」で注文.
インド人(?)のお兄さんによる「辛イデスヨ,大丈夫デスカ?」という恒例の確認があった.
その直後,満を持して辛さ「4」を注文.
恒例の確認のコメントが変化するのではないかと期待していたのだが,コメントについては特に変化ナシ.
しかし,微妙に哀れむような表情をしていたように見えたのは気のせいだろうか?
さて,注文してから待つことしばし.辛さが低いものから順番に到着したわけだが,すべての注文がテーブルに並んだ時点で一同がどよめいた.
「色が違う!」
同じカレー(チキンキーマ)なのだが,明らかに色が違っているのだ.
右が学生さんの辛さ「1」のチキンキーマで,左が私の辛さ「4」のチキンキーマ.
同じチキンキーマなのだが,明らかに私のやつの方が赤い.写真で見てもちょっと赤めなのが分かると思うが,肉眼で見ると如実に赤い.
私の方だけトマトが混じってるんんじゃないか?と思ってしまうほどの違いなのだが,どうやらトマトは入っていないようだ.となると,この赤さはスパイスに由来する赤さか...
ということで,恐る恐る一口...
辛ッ!!
熱ッ!!
痛ッ!!
一昔前に連続で辛さ「3」を食べることで,辛さに適応したはずの味覚をもってしても,辛さ「4」はキビシ過ぎたか...
どのくらいキビシイかと言うと,試しに学生さんが注文した辛さ「1」を一口もらったところ,「なめらか」というカレーを食べたときの感想とは思えない感想を述べてしまったくらいキビシイ.「なんだそれは?」と思われるかもしれないが,疑問に思われる方は辛さ「3」以上を食べた後に辛さ「1」を食べてみて欲しい.かなりの確率で同じ感想を抱くことだろう.
キビシイとはいえ,注文してしまった以上は完食するのが礼儀というもの.下手に長期戦になってしまうと身体が受け付けなくなる可能性があったので,基本的に黙々と,ときどき泣き言を漏らしつつ食べることに.
私の隣では,辛さ「3」を注文した同僚の教員が「辛いのか熱いのか痛いのか分からん」や「汗が止まらない」「サウナよりも健康的かな?」などと喋りつつも手を動かし続けていた.
そして,当初はいくらスプーンですくっても減らないように思えたカレーも,少しずつなくなっていき...
ついに完食!
やり遂げた充実感と,辛さ&熱さのために形が分かるような気さえする食道&胃を抱えて,店を後にするのであった.
・おまけ その1
途中から急激に食べるスピードが上がったのだが,あれは身体が辛さに適応した結果だったのか,それともあまりの辛さにしたが麻痺してしまったためなのか...
・おまけ その2
ラルキー初体験の学生さんによると,辛さ「1」では少々物足りないらしい.なので,辛いのが苦手じゃない人は辛さ「2」からスタートした方がいいと思われる.
月初め恒例の検索語のご紹介.
検索語 | 件数 | コメント |
インディアンカレー | 236 | 月末の1週間くらいでいきなりヒット数が増えた結果.なぜ? |
カルフール東大阪 | 129 | 先月並みのヒット数.もう書くこともない |
ジンギスカン(だるま) | 44 | 先月に比べるとかなり減少.取り上げるウェブが多くなったので,相対的にヒット率が下がったのだろう |
勝岡免許センター | 43 | 夏休みで免許を取りに行く人が増えたから増加? |
ハービスENT | 23 | Yahooで上位にくるせいか.この関連で1ネタあるんだけど,まだ書けてない |
大成ラミック | 23 | 先月に続きランクイン.株主優待関連だろうな |
イイノナホ | 19 | いきなりのランクイン.『ミセス』8月号で取り上げられたせい? |
卒塔婆 | 18 | あいかわらず地味にランクイン.ある意味で定番 |
ということで,7月の崔研究室 仮営業所は「インディアンカレー」「カルフール」「ジンギスカン」なサイトだった.
1位の「インディアンカレー」は初登場第一位だし,3位の「ジンギスカン」と4位の「勝岡免許センター」も僅か1ヒット差ということで,ランク的には大きく変動したといえそうだ.
というか,いいかげんに「カルフール」はランク外になってもらいたいのだが.
同僚の奥様から借りた本,というかマンガ.
リエギエンダという小さな街で紅茶雑貨店を開いている店主と,その店を訪れる客(&街の住人)の物語.
1巻の冒頭のカラーページ&最初の話がメルヘン全開!という感じだったので(=クマやシカの紳士と女の子が月夜のお茶会で空を飛んでしまう),「うーん,これはちょっと...」と正直思わなくもなかったのだが,その後の話は問題なく楽しめた.
なぜだろうと,つらつら考えていたら,「メルヘンとファンタジーの違い」とか「イメージとストーリーの違い」とかに辿り着いた.
メルヘンとファンタジーの違いで検索してみると,どうやら諸説あるようなのだが,個人的にはこのページの注4の定義が一番しっくりくるようだ.
なるほど,私は場面場面のイメージ(≒感覚)よりも全体を通してのストーリー(≒論理)を重視する方だから,同じ空想物語でも筋道が通っているファンタジーの方が合っていているのだろうなあ.
まあ,中沢新一の『カイエ・ソバージュ』を読むと,いわゆる「昔話」にもそれなりの論理があるようだけど.
このパターンでいくと,予備知識も何もない状態で読み始めたら,いきなり擬人化された動物と女の子が出てきてお茶を飲んだり空を飛んだりし始めたので,「ダメなパターンかも」と思ってしまったのだろう.
でも,その後の話は基本的に登場人物の心情=物語がメインになっている.物語である以上,そこには何らかの筋道がないと物語として破綻してしまうわけだから,恐れていたような拒否反応は出ず,楽しんで読めたのだろうな.
他にも「この本は貸してくれた人の『心のお薬』だそうだが,私にはその手の本はあるのか?」という問いから始まって,色々と考えてしまったりした.
思考のプロセスを長々と書いても仕方がないので結論だけ書くと,「薬は薬でも『カンフル剤』しかないのではないか?」ということに落ち着いたわけだが,うーん,いいんだか悪いんだか...
・おまけ その1
児童書で有名な偕成社から出版されているのだが,偕成社はマンガも出版してたのか.
小学校のときは教室の後ろの棚に常備されていたのでよく読んでいたはずだが,大人になってからは偕成社の本を読んだ記憶は無いなあ.
ウェブサイトをチェックしてみると,以前から気になっていた上橋菜穂子の『守り人』シリーズはこの出版社から出ているようだ.また図書館で借りてみよう.
・おまけ その2
収められている話の中では「我が愛しの追想茶」「世界最後の創造者」「天使と呼ばれたひと」「Book of Days」が良かったです>奥様