東京出張のときのネタ.
目的地である明治大学に向かう途中,どこかで腹ごしらえをするべく,駅前で店を探した.
すると,御茶ノ水駅の至近距離で間口が異常に狭い店を発見.
その名も「キッチンカロリー」.
あまりの間口の狭さに,出張用の大きな鞄を抱えていた私は「これは店に入れるのか?」と心配したくらいなのだが,あまりにもインパクトのある店名に惹かれて入店を決意.
入り口はこんな感じ.
かなり急&狭い階段.どう考えても一人しか通れない.
しかも,階段の途中に食券販売機があったりするので,混雑時は凄いことになるのではないだろうか.
ちなみに,食券を買って階段を上ると,すぐに店員さんが食券を回収に来る,というか,そこにいる.
お金のやりとりを省略できるので券売機の存在意義はあるんだろうけど,券を買っている間は店への出入りがまったくできないことを考えると,ちょっと微妙かも.
店内はこんな感じ.
階段よりは広くなっているのだが,やはり狭い.
というか,普通の店としてはあり得ないくらい狭い.
列車の食堂車よりも幅が狭いのではないだろうか.
で,注文.カロリー焼きというのが名物らしいのだが,それだけだと外した時に危険なので,カツとのセットを注文.
量が多いことをウリにしているっぽいので,大盛りにしてみた.
待っている間,壁に貼られた記事のコピーなどを読んでいたのだが,かなり昔からある店で,近辺の大学生にとっては有名な店のようだ.
その割には,そのときの店内にいたのは全員社会人っぽかったぞ.
そうこうしているうちに料理がやってきた.
タマネギと肉を炒めたのがカロリー焼きというものらしい.セットになっていたカツはちょっと薄め.
量をウリにしている割には,それほど量は多くないような気がするぞ.写真は撮っていないが,ご飯もそれなりの量だったし.
と思いつつ,肉とタマネギをちょっとかき分けてみると,
下からはスパゲティが出てきた.なるほど,この炭水化物の多さが「カロリー」という名前の由来か.
味は醤油ベースなのだが,卓上にニンニク醤油やらソースやらが用意してあるので,好みによってかけてくださいとのこと.
家庭的というには少々攻撃的というか濃いめの味付けだが,材料についても味付けについても特筆すべきものはないかなあ.
これで880円だったのだが,コストパフォーマンス的にはイマイチ.特に学生街ということを考えると,もっと安くて量が多い店があるような気がする.
でも,東京の物価を考えると,これでも頑張った値段なのかもしれないなあ.
周囲から神経衰弱と言われて大学の研究室に居づらくなった「おれ」は教授の勧めで,奈良の女子高に2学期の間だけ教師として赴任することに.
担任の女子高生「堀田イト」に目の敵にされて悩んでいるところ,鹿に話しかけられた.
「さあ、神無月だ――出番だよ、先生」
『鴨川ホルモー』でデビューした作者の新刊.三津浜図書館所蔵.
前作が面白かったので,図書館で見かけたところをサクッと借りてきたのだが,2007年の直木賞候補であり,2008年には玉木宏と綾瀬はるか主演で連ドラ化されるそうだ.
序盤は『坊っちゃん』で,途中に剣道小説が挟まりつつ,全体的には歴史伝奇ロマン コミカル風といった感じの作品.面白くて一気に読んでしまった.
ただ,伏線が色々と張られているものの,かなり読めてしまうので,謎解き的な要素はかなり小さいかな.まあ,そういう話ではないので,それは全然構わないのだが.
登場人物の名字が昔の都に所縁があるものばかりだということには気がついたのだが,「小治田」と「堀田」が分からなかった.
調べてみたら,「小治田」は「小墾田」とも書いて,推古天皇の宮殿があったところだそうだ.知らなかった.
でも「堀田」については分からないまま.名前が名前だけにこれかなあ?と思うものもあるのだが.
カゴメの株主優待が届いた.
カゴメの株主優待は年2回,春と秋に届くのだが,春は飲み物中心,秋は食べ物中心というパターンがある.
さて,今回はどうだろうか?
野菜生活2種類だけが飲み物で,残りは食べ物系.
定番のケチャップと,これまた定番のカゴメデリ(今回はパエリア),そして缶詰のトマトソース,そしてロールキャベツ用ソース.
問題はロールキャベツ用ソースだな.
完熟トマトと炒めたたまねぎ・にんにくを煮込み、ブイヨン、白ワイン、ハーブを加えて、しっかり味付けしたソースです。ロールキャベツと煮込むだけで、彩り鮮やかな「ロールキャベツのトマト煮」が出来上がります。
えーっと,「ロールキャベツと煮込むだけ」って,ソースを作るよりもロールキャベツを作る方が圧倒的に手間がかかると思うんですが...
とある夜のこと.
そろそろ晩ごはんでも食べようと思ったとき,中央通にビッグボーイが新しくできたことを思い出した.
以前から新居浜にはあったようだが,松山ではここが初めて.
これは行ってみないといけないだろう.
ということで行ってみたのだが,そのときの私は気づいていなかった.
その日が祝日だということに...
店に着いたのは19時頃だったのだが,既に4組ほど客が待っていた.
まあ,新しくできたばっかりだし,混雑するのも仕方ないよな.
しかし,待っていた客層が子連れ客,同性の友人客,カップル客...
も,もしや!
さりげなく店内を見回してみた.
待ち行列ができている以上,店内は満席.
そして,客は子連れ客,同性の友人客,カップル客...
一人で来ている客は一人もいない.
このとき,ようやく気がついた.
今は祝日の晩ごはん時,つまりファミレスがもっともファミリーレストランとして機能する時間帯じゃないか!
『おひとりさま』の限界はどこらへん?の中でも第5位にランキングされている「休日のファミレス」.しかもオープン直後というおまけ付き.
これまでも一人でファミレスに来たことはあるけど,ランチタイムだったり,晩ごはん時を過ぎてからだったので,これほどのプレッシャーを感じたことはなかった.
思わず尻尾を巻いて逃げだそうかとも思ったが,一人居酒屋をクリアした私としては,ここで退くわけにはいかない.
ウェイティングシートに「サイ 1名」と記して,待合い席の端っこの方で小さくなって待つ.
20分ほど待っただろうか,「お一人でお待ちのサイさまー」と呼ぶ声が.
周囲の視線がちょっと痛かったような気がしたのだが,きっと考えすぎだろう.
待っているお客さんがヒソヒソ話し合っているような気もしたのだが,きっ幻聴だろう.
席まで案内してくれる店員さんが蔑みと哀れみの眼で見ているような気もしたのだが,きっと被害妄想のせいだろう.
ようやく席に案内されたので,まずは店内の写真でもと思ったのだが...
ダメだ,右を向いても左を向いても前を向いてもお客さんでいっぱいで,どのアングルで撮ってもお客さんが大きく写ってしまう.
この状況で写真を撮っていると,ますます変な客だと思われてしまう.店内の様子は諦めよう.
ビッグボーイはハンバーグとステーキがメインの店なのだが,今回は開店記念のオススメメニューをサラダバー付きで注文.
ということで,まずはサラダバー.
けっこう充実しているのだが,皿が小さい.まあ,何度も取りに来ればいいだけの話なのだが.
そしてスープバー.
3種類.
ということで,まずは1回目.
あいかわらず美的センスのかけらも感じられない盛りつけだな.
スープはコーンスープ.まあ,この手のスープバーでは定番だな.
サラダとスープをもぐもぐしていたら,店員さんがキャリアで料理を運んできた.
今回注文したのはビッグボーイを代表するメニューらしい「大俵ハンバーグ」.もともとは俵形のハンバーグをテーブル横で半分に切り分けて,ソースをかけてくれる.
鉄板が熱いので,かけたソースが跳ねるのを防いでいる状態.跳ねが収まったら食べられるそうだ.
で,跳ねも収まって,ナプキンを取り除くと,
こんな感じ.大俵ハンバーグは半分に切ってあるので,この写真だと普通のハンバーグっぽく見えるなあ.
ちなみに,店員さんが切った直後だと中身はかなり赤い.跳ねが収まる頃にはそれなりに火は通っているのだが,もっと火が通った方が良いという方は,
鉄板の上にあるペレットで再加熱すると,自分の好みの焼き加減にすることができる.
なお,この大俵ハンバーグ1個で225グラムだそうだ.見た目は小さく見えるかもしれないが,それなりに食べ応えはあって,普通に食べていたらご飯の方が先になくなった.
ということで,
サラダ&スープバー2回目.
スープはミネストローネ.サラダはこの手のサラダバーでは珍しい枝豆を中心にしてみた.枝豆は大好きなのだが,塩気が足りなかったのが残念.まあ,テーブルに塩があるので,それで調節すればいいだけの話なのだが.
ここまで来たらスープを全種類制覇せねば!
ということで,3回目.
スープは中華スープ.サラダは枝豆がイマイチだったので,これまた好物のコーン中心に.カリフラワーじゃなくてブロッコリーならもっと良かったんだが.
これで約1600円.
このうち,サラダバーが約400円なのだが,うーん,ちょっと微妙かも.
有料なだけあって色々な野菜があるのだが,個人的にはブロッコリーがない時点で大きく減点.コーンがあるのは良いんだけどなあ.
肉を食べたい時はビッグボーイ,そうじゃない時は近所にあるアルボーレという感じの使い分けになるかな.
なお,途中からは一人で休日のファミレスに来ていることを忘れているかのような書き方になっているが,確かに黙々と食べている時には一人でファミレスに来ていることを忘れていられる.
しかし,ふとした瞬間に意識が周囲に向くと,家族連れが楽しそうにご飯を食べていたり,友人同士で談笑する声が聞こえるのだ.
それに対して,自分のテーブルには自分が食事をしている音しか存在しない.
私は基本的に引きこもり属性で孤独には耐性がある方だと思うのだが,これは結構ツライ.
なるほど,これはダメだという人がいるのも分かるわ.
以前,一人で居酒屋にチャレンジした時はカウンター席で意識が厨房の方に向いていたから気にならなかったんだろうな.
ということで,休日のファミレス,しかも晩ごはん時には家族や友人,恋人と一緒に行かれることをオススメしておこう.
20世紀初めに東京の山の手に創設された,伝統ある女学校「聖マリアナ学園」.
学園のへんなやつ等が集まる「読書クラブ」には,学園の正史には残らない真実の歴史を連綿と記したクラブ誌が存在していた...
『赤朽葉家の伝説』で一般小説家としてもブレイクした桜庭一樹の作品.三津浜図書館所蔵.
あいかわらず少女がテーマなのだが,『赤朽葉家の伝説』と同じく編年体で構成された連作短編集.
各短編にはそれぞれ文学作品がモチーフとして使われている.
第1章がエドモン・ロスタンの『シラノ・ド・ベルジュラック』,
第2章が『哲学的福音南瓜書』,
第3章がシェイクスピアの『マクベス』,
第4章がホーソンの『緋文字』,
第5章がバロネス・オルツィ『紅はこべ』.
著者による創作と思われる『哲学的福音南瓜書』以外は何となく内容を知っているくらい有名な作品ばかりだが(『紅はこべ』は知らないか),内容を知らなくても問題なく読める.
舞台が女学校ということで,ちょっとカリカチュアされたキャラクターや表現が多いのがちょっと気になった.
なので,個人的には一番面白かったのが舞台のほとんどがパリである聖マリアナ学園の創設に関する話.
この作者にはこの手の話をもっと書いて欲しいんだけどなあ.
最後に気に入った箇所を引用.
諸君、世界は空っぽか? 本当に空っぽか?<両性具有のどぶ鼠>
以前読んだ『情報って何だろう』という岩波のジュニア新書を書いた著者の新刊.といっても3ヶ月くらい前の本だが.
前著がよくまとまっていたので店頭で手に取ってみて,パラパラとめくって良さそうだったので買ってみたのだが,思いのほか良かった.
タイトルだけで判断すると怪しげなノウハウ本みたいに思うかもしれないが,かなりちゃんとした本.
内容的には「人を動かす情報術」というよりは「人に動かされない情報術」または「人に食い物にされない情報術」という感じか.
人の意思決定は情報に基づいているので,与える情報を操作することで相手の意思決定を操作できる,つまり相手を動かすことができる,というのがタイトルの由来なのだろう.
でも,内容的には「どのような情報を与えれば相手の意思決定を操作できるか」というよりも,そのための手法を説明することで,相手のいいように動かされないようにする,つまりは受け手の情報リテラシー(メディア・リテラシー)を高めることに主眼が置かれているような気がする.
そのために,色々な理論や事例を用いてある.事例はともかく,理論の方は知らない人には取っつきにくいし知っている人には当たり前のことで冗長に感じるかもしれないが,色々な理論と事例がまとまっているという点ではとても良い本だと思う.
著者の主張の一つである「情報スタイリング」については,考え方はよく分かるのだが,具体的にはどうすればいいのかがよく分からなかった.
校正モデルも理屈としてはよく分かるんだけど,現実世界に実装できるのかなあ.いや,技術的には実装はできるんだろうけど,校正したものが多くの人に読まれない限り,正しい情報は世間に広がらないので意味はないだろうし.
ということで,ちょっと消化不良な点もないことはないのだが,全体的にはとても良い本だと思う.
浜松出張から帰ってみると,郵便受けに郵便局の不在配達票が入っていた.
どうやらセキの株主優待のようだ.
セキの株主優待は,春がセキ美術館の招待券,秋はカレンダー.ということは今回はカレンダーだな.
いつものように紙製の筒が届いているのだろうと思っていたら,全然違うものが届いていたのでビックリした.
もしかして,いつもと違うカレンダーなんだろうか?と期待しつつ開けてみると,
いつもと同じ,実用一点張りのカレンダーだった.ちょっとガッカリ.
しかし,今年は
こういう卓上カレンダーも入っていた.
同封されていた案内状によると,セキは来年の夏で創業100周年を迎えるそうなので,その記念なのだろうか.
ちょっと得した気分なのだが,そもそもカレンダーって,そんなに使わないんだよなあ.
先週の金曜から日曜にかけて,浜松に出張に行ってきた.
2泊3日の日程だったのだが,時間が中途半端&移動が多かったので,あまり見て回れなかったのが残念.
ということで,小ネタというほどでもないのだが,出張時の恒例である小ネタ集を.
浜松に行ったのは今回が初めてだったのだが,予想していたよりもかなり都会だった.
人口は81万人ほどで,松山よりもかなり多いのだが,それ以上に栄えている感じ.
浜松はホンダの創業の地だし,河合楽器やヤマハ,スズキなど,産業が多いせいだろうか.
これは駅前にそびえ立っているアクトタワーという商業施設.
この周辺にコンサートホールなどもあって,かなり立派な施設なのだが,市の施設なのか,民間施設なのかが分からなかった.調べてみたら,タワーだけが民間で,周辺のコンサートホールなどは市の施設らしい.
楽器メーカーが多いこともあって,「楽器の街」というイメージでまちづくりを進めているようだ.
あと,「浜松=浜名湖=ウナギ」というイメージがあったのだが,浜松市自体がとても広いので,浜松駅のあるあたりと浜名湖のあるあたりは電車で3駅ほど離れている.
じゃあ,「浜松=ウナギ」は間違っているのかといえば,これは正しかったようで,街のあちこちにウナギ屋さんがある.
また,ウナギ専門店だけでなく,駅前の普通の店でもウナギを提供しており,街のそこかしこにウナギのノボリがはためき,ウナギを焼く美味しそうな香りが漂うという状況.
しかし,ウナギの産地としては有名なのだが,焼く技術がイマイチなので,期待したほど美味しくないという評価をされることが多いようだ.
今回は美味しいことで評判の店で食べたのだが(開店と同時に満席になるくらい有名),確かに美味しかったものの,以前に名古屋でひつまぶしを初めて食べた時のような感動は無かったなあ.
・餃子の街
「浜松=ウナギ」だと思っていたのだが,ご飯を食べるところを調べていたら,実は「浜松=餃子」だということが判明.
餃子といえば宇都宮市だと思っていたのだが,店舗数では確実に浜松市の方が多いらしく,消費量でも浜松市の方が多いとのこと.学会まであるくらい.
これは是非とも食べてみねば!ということで,駅から一番近いという餃子専門店むつぎくに.
写真撮影は構わないがインターネットへの掲載は禁止というので,表の看板の写真を載せておくが,
花びらのように円形に餃子を配置し,その中央にもやしを載せるのが浜松餃子の特徴らしい.
味の方だが,皮がかなり薄い.そして,中の具も,肉は入っているんだろうけど,あまり肉の感じはしないし,ニラ特有のクセもあまり感じない,キャベツ中心の非常にアッサリした感じの餃子.旨かった.
他にも街のあちこちに餃子の店はあるし,居酒屋のメニューにも「浜松名物 餃子」の文字が.やっぱり浜松は餃子の街だったようだ.
・セントレア
今回は名古屋経由で浜松に行ったのだが,初めて中部国際空港,いわゆるセントレアを使った.
立派な空港なのだが,名古屋駅からちょっと遠い.電車で行けるのはいいんだけど,直通の電車でないと,停車駅がけっこう多くて嫌になってくる.
これはセントレアのマスコットキャラであるなぞの旅人 フー.
見た瞬間に思ってしまった.
ゴ○箱?
でも,空港のマスコットキャラで○ミ箱にする意味はないから,違うんだろうなあ.
東京出張の時のネタ.
研究会の後の懇親会も終わり,〆にラーメンを食べることにした.
東京のラーメンといえば,ラーメン二郎を食べてみたかったのだが,最寄り店である神田神保町店は既に閉店.
他に有名なラーメン屋はないか思い出そうとしたのだが,それほどラーメン通なわけではないので特に思い当たらない.
諦めて帰ろうかと思い始めた頃,秋葉原を見物した時にラーメン屋を見かけたことを思い出した.
それが,この九州じゃんがら.
冒頭の写真だと分からないかもしれないが,ちょっとした行列ができていたくらいなので,それなりに有名なのだろう.
しばらく行列に並んでから入店.
店内はめちゃくちゃ狭くて,気をつけて動かないと隣の席の人にぶつかるくらい.
一番奥の席に案内されたのだが,店内の写真を撮ろうとしたところ,正面のカウンターの壁か,隣の席のお客さんしか写りそうにないので断念.
注文なのだが,角煮やら明太子など,全部の具を入れた全部入りが名物らしく,キーホルダーだかストラップだかも販売しているくらい.写真で見ると確かにインパクトがある.
しかし,懇親会で既に飲み食いしている状態なので,あまり量は食べられない.
他に名物は?と探したところ,20時以降は「ぼんしゃん」と「からぼん」というのがあるらしい.
「ぼんしゃん」というのは普通のやつよりも濃厚なラーメンらしく,「からぼん」というのは「辛いぼんしゃん」の略.
ふむ,どうせ食べるんだったら,濃厚で辛いやつがいいだな.
ということで,「からぼん」を注文.
濃厚で辛いラーメンというので,天下一品みたいなドロドロした白いスープに,赤いラー油やら唐辛子やらがところどころに浮いているのを想像していたのだが,
なんだ,この血の池地獄は?
ちなみに麺はこんな感じの細麺.博多ラーメンっぽいなあ.
味の方だが,辛い.ひたすら辛い.深みのある辛さというよりも,スカーン!という感じの辛さで,その辛さのために濃厚なはずのスープの味がよく分からない.うーん,これだったら「ぼんしゃん」か普通のラーメンにしておけばよかったなあ.
ということで,あまり印象はよくなかったのだが,検索してみると,けっこう人気がある.
しかも,辛いことしか記憶に残ってない「からぼん」も見た目ほど辛くない等の意見も多い.うーん,店によって味が違うのかなあ.
ちなみに,この記事を書くために公式サイトなどを見てまわったのだが,創業のエピソードが面白かった.
店の内外に「ブルカン塾」とか「塾生へのメッセージ」とか謎の用語があって「なんだ,これは?」と思って,ちょっと退いていたのだが,そういうことだったのか.納得納得.
平和通を通っていたら,以前からある喫茶店っぽい店の前に看板が出ているのが目に入った.
「我が家のランチバイキング 680円」
あれ,ここってそういう店だっけ? 確か,以前は完全に喫茶店(ランチもやってる)だったけど,一度閉店して,それからは洋食屋さんっぽい店になっていたと思うんだけど...
とはいえ,こんなに大学の近くでバイキングの店をやるというのは,かなりのチャレンジャーだな.これは行っておかないと.
ということで,行ってみた.
店内は以前入った時とほとんど同じ.
ただ,以前はテーブルが置いてあったところにバイキングの料理が置かれたテーブルが配置されていた.
入り口には色々な料理の看板やサンプルがあったのだが,目当てはランチバイキングなので,ランチバイキングを注文.
すると,
こんな重箱を渡される.なるほど,皿に載せていくのではなく,この重箱に詰めていくわけだな.
で,詰める料理は,
こんな感じ.
唐揚げやトンカツといった若者向けの揚げ物もあれば,焼き鯖や煮物などのアッサリ系の和食もある.もちろん白ご飯もあるのだが,この日はちらし寿司もあった.
この写真で数えてみたところ,漬物2種類を除いても15種類あった.
全種類を制覇しようと思ったのだが,あまりに種類が多かったので,途中で断念.
こちらは白ご飯とちらし寿司,それに味噌汁.
先ほどの写真では重箱が小さく見えるかもしれないが,それなりの大きさがあるので,たっぷり入れることができる.まあ,バイキングなので,足りなければお代わりすればいいだけの話なのだが.
ちなみに,先ほどの重箱に詰めたおかずを食べていたら,ご飯ものが足りなくなったので,ご飯をお代わりしなくてはならなかったくらい,多くのおかずを一度に詰めることができる.
味の方もなかなかのもので,これで680円というのは安い.安すぎる.
というか,食べ盛りの大学生が大量にいる大学近辺で,こんな低料金でバイキングをやって大丈夫なのか?と心配になってしまう.
まあ,直線距離では大学のすぐ近くなのだが,正門から行くにしても裏門から行くにしても同じくらいの距離,つまり,ちょっと遠いという地理的不利性があるから,これくらい頑張らないと対抗できないのかなあ.
かなり満足したので,これからは時々行くことにしよう.
ちなみに,同じ料理を弁当箱に詰めて持ち帰ることもできるのだが,こちらはお代わりができないためか,200円引きの480円という学生さんにとってはありがたい価格設定.
しかし,詰めることのできる時間帯が11時から14時までなのに,「夜食にどうぞ」的な売り込み方をするのは食品衛生的にまずいような気が...
4月,神山高校に入学した「折木奉太郎」は姉の命令で廃部寸前だった古典部に入部する.
同じく古典部に入部した「千反田える」や,昔からの友人「福部里志」「伊原摩耶花」と共に,1年間を過ごすうちに,省エネ少年の奉太郎にも変化が...
作家買いすることに決めた米澤穂信の新刊で,古典部シリーズの最新作.
前3作がすべて長編だったのに対して,本作は短編集で7本の短編が収められている.
読んでいる途中は「うーん,長編の方がいいかなあ」と思っていたのだが,最後の3本でかなり評価が上がった.
ミステリ好きな人には4本目の「心あたりのある者は」の評価が高いようだが,個人的にはその後の3本が面白かった.
5本目の「あきましておめでとう」はコメディ仕立てなのだが,6本目の「手作りチョコレート事件」は前作の『クドリャフカの順番』にも共通するような青春物.
そして,7本目の表題作「遠まわりする雛」も青春物になるんだろうけど,これからの古典部がどうなるかの方向を示しているような感じの作品.
というか,記事を書くにあたって,最後を読み返してみたんだが,これでシリーズ終了とかでもおかしくないような感じだなあ.
うーん,古典部シリーズの次の作品が楽しみな一方,『夏季限定トロピカルパフェ事件』のようなハードな展開になるかもしれないと思うと,続きを読むのがちょっと怖いかも.
先日,樋又通りを道後に向かって進んでいたら,新しい店ができているのを発見した.
一体いつの間に?と思ったのだが,そういえば樋又通りを道後に向かって進むのはかなり久しぶりだからなあ.調べてみたら,今年の5月オープンだそうだから,約6ヶ月も気がついてなかったのか...
ということで,久しぶりに大学周辺の店を新規開拓するべく行ってみた.
店内はこんな感じ.
かなり明るめ&木を基調にした内装で,ちょっとおしゃれな感じ.
カフェといっても通用するかもしれないが,メニューなどは完全に中華料理店.しかし,ほとんどのメニューにハーフサイズがあったので,女性客も気軽に入れる店を目指してるんだろうな.
さて注文.
酢豚や麻婆豆腐などの定食があるのだが(680円程度),日替わりではなく週替わりメニューも580円のA定食と880円のB定食の2種類がある.
四川料理が自慢らしいので,麻婆豆腐定食にしようかとも思ったのだが,B定食のホイコーローチャーハンが気になったので,B定食を注文.
店内にあった漫画や雑誌を読みながらしばらく待っていると,料理が到着.
まずはホイコーローチャーハン.
あんかけチャーハンのように,チャーハンの上に回鍋肉が載っているものを想像していたのだが,完全に混ざっていた.
最初に見た時は「量がちょっと少ないなあ」と思っていたのだが,実はそれなりに入っていた.
味付けは回鍋肉そのもので,味噌と豆板醤が中心なのだが,かなり薄味...と思っていたら,徐々に辛くなってきた.
米の甘みを感じるくらいの味噌の風味に加えて,徐々にやってくる豆板醤の辛さ.それでいて全体的には上品な味になっている.うーん,これはこれでアリだなあ.
続いてエビサラダ.
海老がプリプリしていて美味しかった.これも見た時には「ちょっと少ないなあ」と思ったのだが,これは本当に少なかった.
写真はないが,これに加えてスープがあった.今回はメインがチャーハンだったのでご飯は付いてなかったが,ご飯が付いている定食についてはお代わり無料だそうだ.
定食にはデザートの杏仁豆腐も付いている.
タピオカっぽいのも入っている.美味.
今回の880円のB定食については,正直な話,コストパフォーマンス的にはちょっとどうかな?と思わないでもなかった.味は問題ないのだが,880円の割には量がちょっと少ないように思えたため.
しかし,他のお客さんの注文した定食を見る限りでは,コストパフォーマンス的にもなかなか良いように思えたので,次回は麻婆豆腐定食を食べてみることにしよう.
11月10日と11日は愛媛大学で学祭が開催されていた.
例年ならば学祭で買った食べ物などを紹介するところなのだが,1日目は自宅でへたばっていた.
で,2日目は昼から大学に行く予定だったのだが,10日の深夜に発生したアクシデントとその始末で力尽きてしまい,結局行くことができなかった.
そのアクシデントというのはビーズソファの破損.
もう4-5年くらい前だと思うのだが,いつものようにネットでいろいろと見ていたところ,「ビーズソファ」という製品の存在を知った.
形状としてはソファというよりは大型のクッションなのだが,中身が綿やウレタンではなく,細かな発泡ビーズになっており,座ると身体が沈み込んでいくような感じになるという.
なんだか良さそうな感じがしたので,通販で購入してみた.
しかし,ここで衝撃の事実が発覚.
購入当時は引っ越し前で狭い部屋に住んでいたのだが,自宅での時間のほとんどをPCデスク(兼 食卓)用の椅子か布団の上で過ごしていたため,購入したビーズソファを使うことがほとんどなかったのだ.
おかげで,購入したビーズソファはハシゴが急なために頻繁に行き来するのが危険なロフトに投げ込まれたまま,あまり使われなかった.
その後,引っ越しをした現在もライフスタイルはほとんど変わらなかったのだが,HDDレコーダーに録画した番組を見る時はリビングに移動するようになったので,そこで使われるようになった.
で,10日の深夜も録画していた番組を見ようとビーズソファに腰を下ろしたのだが,そのときにフローリングの床に白い粉のようなものが散乱しているのを発見.
掃除したばっかりなのにおかしいなあ?と訝しみつつ,粉をよく見てみると,大きさの不揃いな発泡スチロールの粉のようなものだった.こんなもの持ち込んだ記憶はないぞ?
さらによく見てみると,この白い粉,ビーズソファのあたりにしか散乱していない.もしかして...
白い粉が特に多く溜まっているあたりをチェックしてみると,やはりビーズソファに穴が開いていて,そこから中身が漏れていた.
穴自体はそれほど大きなものではないのだが,中身の粒が細かいので,私の裁縫スキルで繕ってもビーズの流出を完全に止めることはできなさそうだ.仕方ない,廃棄処分だな.
そこで問題になったのはどうやって廃棄するか.中身が発泡ビーズだから,プラごみになるんだろうなあ.ということは,透明なゴミ袋に入れないといけないのか.
しかし,このソファ,身体がすっぽりと沈み込むだけあってそれなりに大きく,これが入るようなゴミ袋は手元にない.
仕方ないなあ,開いた穴から中身をゴミ袋に移し替えて,いくつかに分けて出すしかないか.
今から思えば,「日を改めて大きなゴミ袋を買いに行く」という選択肢もあったはずで,そちらを選んでいれば後の展開も大きく変わっていたはずなのだが...
ともかく,台所から透明ゴミ袋45リットル用を持ってきて,穴の辺りにあてがう.
このままビーズを流出させればいいだけのことなのだが,そのままでは出てこないので抱え上げる.
ゴミ袋の中にビーズがザーッと流れていく.
ビーズが流れていくにつれてソファの形が変わっていき,最初の抱え方では不安定になってくるので,抱え方を微調整していく.
そうこうするうちに穴とゴミ袋の口がずれてきたり,床に直接置いていたゴミ袋の口から流し入れたビーズがこぼれたりするようになる.
作業を中断して,改めて抱え上げる.
こういうプロセスを何度か繰り返しているうちに,床の上には大量のビーズが散乱することに.
しかも,当初はゴミ袋2つで十分だろうと思っていたのだが,これが全然終わらない.
そういう不毛な作業を2時間くらい続けて,ようやく終了.
結局ゴミ袋4つ分もあった.
プラごみの収集日はまだまだ先なので,このゴミ袋をどこに置くかなど,付随作業をいろいろやっているうちに3時過ぎになっていた.
床の掃除がまだだが,どう考えても掃除機をかけないといけないので,翌日に回すことにして,この日は就寝.
で,翌日.
さっさと片付けて,昼前には大学に行くことにしよう.
明るくなってから見てみると,リビング以外の部屋にもビーズが散乱していた.まあ,あちこち移動してたからなあ.
本陣のリビングは後回しにして,被害が少ない部屋から片付けよう.
掃除機を持っていって電源オン.量が少ないからといって掃除機をかける手間が少ないわけではないので,それなりに手間をかけながらも,特に問題もなく終了.
そして,本陣のリビング.
ビーズの散乱している辺りから掃除機をかけていったのだが,どうもビーズの量が減っていない.
中の紙パックがいっぱいになったのかな?と,掃除機を開けてみたところ,中からビーズがこぼれ落ちてきた.
頭の中が???になってしまったが,よく見てみると,紙パックがちゃんとセットされていなかったようで,吸い込んだゴミ&ビーズは紙パックの中ではなく,掃除機の中に充満していたようだ.
で,充満していたビーズは開けた途端にこぼれ落ちてしまったので,これまでの掃除機がけは水の泡に.
新しい紙パックを探してきて,それをセット.
再び掃除機の電源をオンにしたところ,今度は掃除機の排気口からビーズが飛び出してきた.
またもや頭が???になったが,調べてみると,紙パックがちゃんと装着されていなかったらしく,吸い込んだビーズがそのまま飛び出してきたようだ.
しかも,紙パックを変える時にゴミを取り除いたせいで吸い込み力がアップ,必然的に排気される空気も多くなっていたので,かなり遠くまでビーズが飛散してしまい,掃除を終えた隣の部屋にまでビーズが...
どうしてこんなについてないんだろう?と嘆きつつ,紙パックの装着を何度かやり直して,ようやく掃除機がけを再開.
吸い込んだビーズがそのまま噴出することはなくなったが,排気自体はされているので,床に残ったビーズは掃除機をかけるたびにさらに散乱するという悪循環.
それでも吸い込んだ分は着実に減っていくので,手間はかかるがビーズは減っていく.
しかし,ビーズの減少量がだんだんと小さくなっていったので,最終的には衣服用の粘着シート(いわゆるコロコロ)で取ることに.
しかも,ビーズの大きさがかなり不揃いなため,大きなビーズが邪魔をして床が粘着シートに接しなくなって,粘着力は残っていてもビーズをくっつけてくれないという状態に.
そんなこんなで部屋のビーズが目立たなくなるまでに1時間半ほどもかかってしまった.
このあまりに不毛な作業のために気力と体力が激減,ちょっと横になったら眠ってしまい,起きたら既に夕方... うわっ,学祭終わってるやん!
ということで,あまりにも情けない理由で今年の学祭には行くことができなかった.情けなや...
モスに新しい期間限定メニュー,霧島黒豚メンチカツバーガーが販売開始になったので,三津浜のモスバーガーに行ってきた.
今回は単なる期間限定ではなく,地域も限定されていて,中国・四国,九州・沖縄エリアのみでの販売.
ポスターに東国原知事のイラストが入っていることからも分かるように,宮崎県産の黒豚を使っているそうだ.
「霧島というと鹿児島じゃないの?」という意見もあるようだが,調べてみたところ,霧島山というのは鹿児島県と宮崎県の県境にあるらしく,宮崎県側にも霧島山はあるらしい.
googleで「霧島黒豚」を検索してみたところ,今回のモスバーガー関連のページを除いても,宮崎県との組み合わせの方が多いようなので,「霧島黒豚」という場合は宮崎県産なのだろう.
店内に入ったところ,ちょっと驚いた.
手作りの大きなポスターは貼ってあるは,店員さんが応援のための法被を着ているは,「ただいまのオススメはこちらです!」と向こうから勧めてくるはで,えらく力が入っていた.
まあ,勧められなくても,それが目当てなのだから,霧島黒豚メンチカツバーガーを注文.ついでに前回食べなかったカルビ焼肉ライスバーガーも注文.
まずは霧島黒豚メンチカツバーガー.
見た目はとても普通.
味もとても普通.
以上.
いや,揚げたてのミンチカツが入っていて美味しいとは思うんだけど,これで300円というのは「うーん...」という感じなのだ.
というのも,私は山崎製パンの大きなメンチカツという惣菜パンが好きでよく食べるのだが,こっちは120円程度.
もちろんパンとファーストフードの違いはあるし,味のベクトルがかなり違っているのだが(大きなメンチカツの方は食べた後にちょっと後悔するくらい油っぽくて味が濃いめ),それでも2倍以上の値段の差に見合うだけの価値があるかというと,私にとってはないと言わざるを得ないのだ.
ちなみに,この霧島黒豚メンチカツバーガーを販売していない地域では,以前に期間限定で販売していたカレーチキンバーガーを再販しているのだが,個人的にはカレーチキンバーガーの方が評価は高いよなあ.
で,もう一つ頼んでおいたライスバーガーのカルビ焼肉.
サンチュが大きすぎて,何がなんだか分からない写真になってしまっているなあ.
ライスバーガーの中では一番人気であり,BSE騒動で販売休止になっていたのが復活したもの.
個人的には鶏つくねの方が好きなのだが,一番人気というので改めて食べてみた.
うーん,やっぱり鶏つくねの方が美味しいと思うんだけどなあ.
肝心の焼肉の味付けが,家庭で牛肉を焼いても再現できるような味っぽく感じてしまうんだよな.
などと,開発者が聞いたら怒りそうなことを考えながら食べていたら,
中身だけが無くなっていた.
まだ半分くらい残っているのに...
やっぱり焼肉ライスバーガーは私には合わないようだ.
先月の東京出張の際,宿は秋葉原とお茶の水の中間くらいのところだったのだが,すぐ近くに有名な「藪そば」の本店,かんだ やぶそばがあるというので行ってみた.
ビルの谷間の奥まった場所にあるのだが,そこかしこに案内の看板があるので,それに従っていけば到着できるだろう.
店内はこんな感じ.
外観はかなり古びた感じなのだが,店内はレトロモダンな感じ.
聞いたところによると,昔は内装も外観どおりの古びた感じだったのが,改装して現在の形になったそうだ.
で,注文.
蕎麦の総本山とでもいうべきところなので,ざる蕎麦(せいろうそば)を食べるべきだろうな,やっぱり.
後のことを考えると,定食みたいなやつがあればいいのだが.
などと思いつつ,メニューを見てみたところ,定食やセットのようなものは存在していなかった.
それどころか,ご飯ものが存在していない(そば寿司はあったけど).
そう言えば,店の存在を教えてくれた人が「せいろ1枚だと足りないので2枚食べることになる」って言ってたなあ.
とはいえ,いきなり2枚も注文するのもどうかと思ったので,せいろうそばを1人前注文.
えっ,そんなに少なくないのでは?
と思ったのだが,
寄せてみると確かに少なめだった.
まあ,足りなければ追加で注文することにして,いただきます.
関東のつけ汁は味が濃いので,どっぷりつけるんじゃなく,ちょっと付けて食べるんだったよな.
(ずるずる)
おおっ! これは...
正直,よく分からん.
そうだった,私は蕎麦の味がよく分からないんだった.
美味しいとは思うし,歯応えも良いので,客観的にも美味しいんだろうなあ.
ちなみに,写真ではうまく出ているかどうか分からないが,蕎麦がちょっと緑がかっていたのが印象的だった.これが世に言う「新そば」というやつなんだろうか.
ということで,量的にはまだ物足りなかったのだが,そば湯を飲んだら一通りは満足してしまったので,せいろ1枚だけで店を出ることにした.
いわゆるざる蕎麦1人前で630円という値段はちょっと高いのかもしれないが,店の雰囲気を考えれば,蕎麦好きの人でなくても一度は行ってみても良いと思う.
なお,この店は厨房とホールが分かれているのだが,その間に時代劇に出てくる帳場のような席があって,そこに女将のような人が座っている.
その女将がホール担当がとってきた注文を厨房に向けて通したり,厨房から上がってきた料理を何番のテーブルに持っていくかの指示をするのだが,その時の読み方が百人一首の句を詠み上げるような独特の発声&節回しなのだ.
ちなみにホール担当の「いらっしゃいませー」も独特の節回し.
あとで東京の大学の先生に話してみたら,あの節回しは江戸時代から変わってないのだとか.
江戸時代から独特だったのか,それとも江戸時代は普通の人もあんな風に喋っていたのか,どっちなんだろう?
先月あたりから,背中から腕にかけてが痛むようになっていた.
日常生活に不自由を感じるほどではないのだが,自転車を運転していると腕に響くし,意識が常に患部(?)にいってしまうため,あまり集中できない.
以前も同じような症状が出て,整形外科に行ったら飲み薬と湿布薬を渡されただけだったので,根本的に治すためには東洋医学に頼るしかないのだろうか?と考えるようになった.
で,あちこちの整体について調べるようになったのだが,その際,「以前,整体に行ったら,そこの先生に『あなたの人生は○○だ』みたいなことを言われた」というエピソードを聞いた.
実はその整体の先生,かなり有名な人らしく,何冊も本を書いているというので,試しに松山市立三津浜図書館で借りてみた.
副題が「気持ちよく眠り 集中力を高める 整体入門」なのだが,その題名の内容は半分だけで,残りは骨盤や胸椎・腰椎がどのように変化して,それがどのように心身に影響を及ぼすかについての説明.
で,前述のエピソードは,この腰椎の運動特性による「体癖」というものに基づいているようだ.
12のパターンが説明されているのだが,うーん,自分はどれにあてはまるんだろうか?
性質的には4種か8種っぽいけど,自分では腰椎の何番がどうなってるかなんて,自分では分かんないからなあ.
既に2ヶ月が経過しているので,今頃取り上げるのは如何なものか?と思わなくもないのだが,8月末の大阪出張の時のネタ.
出張の時には,可能な限りその土地でしか食べられないものを食べることをモットーにしているわけだが,大阪は大都市なだけあって食べ物屋の選択肢は数限りなくある.
その中から選んだのは,西天満というか中之島の北側にあるアウデ・カース.
オランダ料理の店なのだが,実はオランダ料理専門店というのは日本ではこの一軒だけだという.
これは是非とも行ってみなければならないだろう.ということで,行ってみた.
冒頭の写真では分からないだろうが,写っている赤いドアを開けると,すぐに下りの階段になっている.
つまり,店は地下にあることになるのだが,実際には川沿いにあるので,扱いとしては地下1階なんだろうけど,半地下くらいになるのかなあ.
堂島川が氾濫したら水浸しになるだろうな.でも,このあたりは地下街がいっぱいだから,そんなことになったら大惨事だよな.
店内はこんな感じ.
テーブル席もあるのだが,カウンターに座ると,オープンキッチンの様子がよく見える.
昼の早めの時間帯だったためか,注文をこなしながら仕込みをやっていたようで忙しそうだった.
さて注文.
オランダ料理といっても,どんなものがあるか全然知らなかったのだが,パンネンクックというパンケーキが名物らしい.
それにしても良かったのだが,どうもお腹に溜まりそうになかったので,もうちょっとボリュームがありそう&パンのおかわり自由な日替わりランチを注文.
これはオプションで追加したスープ.
じゃがいものスープなのだが,それとは違う味がする.
実家でときどき食べたような味.しばらく考えて,塩漬けにした白身魚の味だということを思い出した.
オランダはニシンが有名らしいので,もしかしてニシンなんだろうか?
続いて日替わりランチのメイン.
「Gebakken kip met tomatensaus」とか書くと,いかにもオランダ料理っぽいのだが,実際には「チキンのトマトソース」.あんまりオランダっぽくない.
そして,
オランダ名物「フランスパン」.
じゃなくて,「aardappelstokbroodjes」.
見た目は単なるフランスパンなのだが,実体はじゃがいもパン.美味しかったし(おかわりしてしまったくらい),単なるフランスパンではないというのも何となく分かったのだが,それほど特徴があるわけではない.
最後は,
オランダ名物「水出しコーヒー」.
じゃなくて,普通のコーヒー.しかもエスプレッソマシーンで淹れてたような気がする...
と,否定的なことばかり書いてしまったような気がするが,味はなかなか.ただ,この内容で1000円というのはちょっと高いかなあ.
私が日替わりランチを注文した後,他のお客さんがパンネンクックを注文していたのだが,なかなか美味しそうだった.
でも,見た感じはちょっと厚めのクレープだったので,あれだけだとお腹がいっぱいにはならないだろうなあ.パンネンクックにじゃがいもパンおかわり自由のランチがあればいいんだけど.
記憶が曖昧なまま病院から抜けだした「ぼく」は,病院を訪ねてきた女性「サガラアオイ」のもとに身を寄せる.
戻らない記憶とたびたび見る幻覚を治療しようとする彼らに会社の追っ手が迫る...
時間軸的には第4作の『フラッタ・リンツ・ライフ』と第1作の『スカイ・クロラ』の間に当たる作品.松山市立三津浜図書館所蔵.
訳が分からないながらも読み続けてきた本シリーズも本作で最終巻.
はてさて,どういうラストを迎えるのかと思いながら読み始めたのだが...
やっぱり訳が分かりませんでした.
このシリーズ,かなり途切れ途切れに読んでいるので記憶が定かではないというのもあるのだが,検索してみると,やっぱり「よく分からない」という感想が多い.
特に本作の主人公が誰なのか?については謎に思っている人が多いようだ.
おそらく「ZにS前の要素が加わったのがYで,彼がS後を殺して終了」がメインだと思うんだだ,それだとシリーズの途中で出てくるYの説明がつかないんだよなあ.
幻覚説もあるけど,Z以外の人間にS前の要素を加えてできたのが,途中で登場するYなんだろうか.
そうなると,その実験を実施可能なのは会社しかないので,科学者を殺す必要はないしなあ.いや,秘密保持のために殺害という可能性もあるか.
うーん,分からん...
10,19
26,19,
s t u v w x y z
19 20 21 22 23 24 25 26
「伝説の技術者」であり「探検のカリスマ」とも呼ばれる(NHKが勝手に呼んだだけ?)著者が,自身の経験を振り返って,科学と技術,創造性,組織運営などについて述べた本.
松山市立三津浜図書館所蔵.
西堀榮三郎という人物を知っている方は,それなりに年配の方か,とある分野に興味があるか,プロジェクトXを見たかのどれかだと思う.私自身はプロジェクトXで知った.
現在は既に放送が終了してしまったが,ちょっと前まで『プロジェクトX』というNHKのTV番組があった.
今では普通に使われている製品(災害救助や巨大構造物建造などの場合もあり)がいかにして生み出されたかを描いた番組で,かなり話題になったシリーズなので御存知の方も多いだろう.
私は仕事柄,企業関連のドキュメンタリーなどはできるだけチェックしているため(最近はさぼり気味だけど),この番組も興味があるテーマのときには録画していた.
そんなある日,その日のプロジェクトXのテーマをチェックしたところ,「南極観測」とあった.南極観測と企業経営は関係がなさそうだったので,その回は録画しなかったのだが,たまたま放送を見たところ,非常に面白かった.
その南極観測は前後編だったので,その次の回の南極越冬隊も見ることにしたのだが,これが
大感動.
リーダーシップの教材としても使える内容だったので,リーダーシップを教える時には可能な限り見せるようにしているのだが,そのたびに目頭が熱くなるくらい.
そういう人の本なので,リーダーシップの話が中心なのかと思っていたのだが,実はこの作者,日本が世界に誇る日本流品質管理(QCサークルとか)を普及させた人でもあり,そのあたりのこともけっこう書かれている.
自身の経験を例に挙げて科学的管理法の問題点を指摘したり,自身の経験から考え出した組織運営手法がバーナードの組織論との共通点を持っていたり,経営学的に見ても面白かった.機会があったら手に入れることにしよう.
きのうさいの、シネマサンシャインとか接待したかもー。
それで赤の王子と帝国も終了すればよかった?
だけど、きょうは、所蔵するはずだったの。
*このエントリは、ブログペットの「グラハム」が書きました。
10月中によく読まれた記事をご紹介.
検索語 | 件数 | コメント |
勝岡運転免許センター | 381 | ダントツの一位.休みでもないのにどうして? |
パスカード | 206 | あいかわらずアクセス数多し.しかし特に書くことはない |
ちょうてん@まつちか(ラーメン) | 185 | まつちかラーメンステーションの新店その1.一般受けしそうな味だと思ったが,アクセス数も一番多かった |
アリオ八尾(ショッピングモール) | 184 | あいかわらずアクセス数が多い.ほとんどが検索エンジン経由なんだが,あまり意味がないよなあ |
満州屋が一番@まつちかラーメン) | 162 | まつちかラーメンステーションの新店その2.個人的には一番美味しかったのだが,餃子はどうなんだろう? |
ファーストクラス@ゴーゴーカレー | 161 | メジャーカレーの上のワールドチャンピオンクラスが存在するらしいが... |
平太周@まつちか(ラーメン) | 158 | まつちかラーメンステーションの新店その3.今度はオリジナルの醤油豚骨を食べてみなければ |
デミグラスソースのオムライス@うさぎ亭 | 151 | 秋限定メニューが登場したらしいのだが,タイミングが悪くて,まだ食べることができていない |
チンザノ・エクストラドライ(ベルモット) | 147 | ベルモットは新しい種類を買ったのだが,まだ記事が書けていない |
メガマック | 129 | あちこちでメガマックに刺激を受けた商品があちこちで販売されているが,全部は試せないぞ... |
ということで,10月の崔研究室 仮営業所は「勝岡運転免許センター」「パスカード」「ちょうてん@まつちか」なサイトだった.
先月末には新サーバへの移行が終了したと思っていたのだが,設定ミスでいくつかのリンクが無効になっていたようだ.
その関係か,あるいは検索エンジン側の変更があったのか,検索エンジン経由のアクセスがかなり減少しており,今月に書いた記事が5件もランキングしている.アクセス数が減っているのは残念だが,これはこれで傾向が分かりやすくていいかも.