2007年08月31日

『投資銀行青春白書』保田隆明

外資系証券会社の投資銀行本部に就職した元 女子大生の「ミヤビ」.
しかし,経済の知識ゼロの上,浮かれ気分で海外研修を受けてきた彼女を引き受けてくれる部署はなかった.
仕方なく,採用にあたって口添えした「平井」が自分のチームで引き受けることになり,部下の「梶田」を教育係として付けたのだが...

ブログ界では有名な元投資銀行マンによる小説仕立てのビジネス書,になるのかなあ.松山市立中央図書館所蔵.

表紙がかなり軽め(ライトノベルっぽい)のだが,中の文体も軽めで,字数も少ないのでサクサク読める.知識ゼロの主人公に先輩が仕事を教えるという形なので,経済についての予備知識もほとんど必要ナシ.

しかし,元 投資銀行マンの作者が書く話だから,もっとディープな話が出てくることを期待していたのだが,そういう意味ではちょっと期待はずれだったかな.
まあ,ターゲットを経済のことをあまり知らない人にしているため,そのあたりは仕方がないんだろう.

amazonでの書評が絶賛ばかりで,投資銀行の業務が分かる!的な意見が多いんだけど,いや,そんなに単純じゃないと思うんだけどなあ.

投稿者 saihide : 22:01 | コメント (0)

2007年08月30日

『あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します』菅野彰×立花実枝子

裏表紙に掲載されているコピーがこの本の内容を最も的確に表していると思うので引用.

あなたが怖くて入れないそのお店、生きているか死んでるか判定しましょう。

ネットの書評で見かけて,かなり気になっていた本.松山市立中央図書館所蔵.

図書館で見つけるまで実物を見たことがなかったのだが,手にとってちょっと引いてしまった.
というのも,この本はエッセイ(菅野彰)+イラスト&マンガ(立花実枝子)で構成されているのだが,その絵の方で自分たちがネコとして描かれており,そのネコが微妙にリアル&和服を着ているので,化け猫っぽいのだ.まあ,読んでいるうちに気にならなくなったけど.

で,その内容なのだが,

大爆笑!

夜中に読んでいたのだが,ケタケタ・ヒーヒー笑っていたので,ご近所の皆さまにはアブナイ人と思われたかもしれない.
登場人物のキャラが立っているというのもあるんだろうけど,「いや,いくら何でもこれはネタだろう,というか事実だとしたら保健所は一体何をしてるんだ!」という店のオンパレード.
読む前に想像していた「死んだ店」を遙かに超える「死にっぷり」.いや,ある意味,別世界に旅立っているほど.

いやー,面白かった.
現在は連載をやってないみたいだけど,巻末に紹介する店を募集しているくらいだから,続編も期待していいのかな?

投稿者 saihide : 23:02 | コメント (2)

チック(BlogPet)

きょうグラハムが漫画チックみたいな完結しなかった?

*このエントリは、ブログペットの「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 08:35 | コメント (0)

2007年08月29日

『死体をどうぞ』ドロシー・L・セイヤーズ

旅行に出かけた探偵作家「ハリエット・ヴェイン」は,波打ち際の岩の上で男性の死体を発見する.
その後,死体は満潮のために流されてしまうが,「ハリエット」が撮った写真や確保した証拠を元に捜査が始められることに.
そして,騒動を聞きつけた探偵貴族「ピーター・ウィムジイ」がやってきて...

ピーター卿シリーズの7作目.松山市立中央図書館所蔵.

前作には登場しなかったヒロインの「ハリエット」が再び登場.

それ以上に話がややこしい.
前作の『五匹の赤い鰊』同様,アリバイものになっているのだが,関係者が複数登場し,それがいくつか絡み合っているので,『五匹の赤い鰊』ほどではないものの,結構ややこしい.
さらに,途中に暗号解読の話が出てきて,これがまたまたややこしい.
丁寧に説明してあるので,じっくり読めば分かるんだろうけど,あまりのややこしさに途中からは斜め読みになってしまった.

そういうややこしい話の合間に「ピーター卿」と「ハリエット」のやりとりが挟まっている.これが面白いので(「ある諍いの証言」という章は軽い話から重い話まで出てきて圧巻),複雑な謎よりもこういう軽い掛け合いを中心にしてほしいんだけどなあ.

投稿者 saihide : 21:19 | コメント (0)

2007年08月28日

こくましらーめん@のっぴんらー麺 ごまとんこつ

NoppinKokumashi_1.jpg

前回のっぴんらー麺 ごまとんこつに行ったときにもらった生ビール無料券を有効活用するべく,晩ご飯に行ってきた.
で,前回と同じものを食べるのも面白くないので,今回は「こくましらーめん」を食べてみることにした.

TV番組などでもとりあげられているので,店としてはこちらの「こくましらーめん」を押しているのだろうか?などと考えているうちに料理が到着.

NoppinKokumashi_2.jpg

前回食べた「ごまとんこつらーめん」と同じように見えるが,写真の左上のほうにゴマだれっぽいのが載っている.
まずはこれをスープに溶かし,改めていただきます.

おやっ,これは美味しいかも.
のっぴんらー麺のごま味のラーメンを食べるたびに感じた違和感がない.
ごま味なのはいつもと同じなんだけど,「これはこれでアリじゃないか」という感じ.

で,半分くらいまで食べたところで,店オススメの食べ方を試してみることに.

NoppinKokumashi_4.jpg

こくましらーめんを頼むと,こういうセットも一緒に運ばれてくる.左側は豚骨ラーメンでおなじみの紅しょうがなのだが,右側にあるのが黒酢.この黒酢を2-3秒ほど回し入れて食べるとサッパリするらしい.

NoppinKokumashi_5.jpg

やってみたところ,見た目はまったく変わらなかったが,確かにスープがサッパリした感じになった.
私は基本的にラーメンのスープは全部飲み干してしまうのだが,最初のごま味のスープのままだとちょっとつらかったと思う.
でも,黒酢を入れたスープなら全然問題なく,美味しく飲み干すことができた.

なお,前回はランチタイムでから揚げ丼セットにしたのだが,今回は半チャーハンセット(+220円)にしてみた.

NoppinKokumashi_3.jpg

最初,半チャーハンだけが出てきて「えっ,これだけ?!」と驚いてしまったのだが,その後,付け合せのから揚げ2個が出てきた.
無料券を使ってビールを飲んでいたので,つまみとしてはちょうどよかったのだが,純粋にご飯として食べる場合はちょっとボリューム不足な人もいるかも.

ともかく全体的には満足度がかなり高かったのだが,これで900円かあ.うーん,ボリュームのことを考えるとちょっと高いかなあ.
でも,ランチタイムだったら同じメニューを780円で食べることができるみたいだから,行くなら昼かな.

投稿者 saihide : 20:31 | コメント (0)

2007年08月27日

パスタランチ@うさぎ亭

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松山市六軒家のうさぎ亭に昼ごはんを食べに行ってきた.
前回は10食限定のハヤシライスを食べたので,今回は違うものを食べよう.
野菜ばっかりのヘルシーランチはパスなので,選択肢はパスタかオムライスになるわけだが,今回はパスタランチにしてみた.

パスタランチを選んだ理由は,選べるパスタのなかに「有機野菜たっぷりの冷製サラダスパゲティ」というのがあったため.このところ,野菜をあまり食べていないので,ここで少しでも摂取しておかないと.

ここのランチにはスープとサラダ,前菜が付いているのだが,
まずはスープ.

UsagiteiCoolPasta_2.jpg

化学調味料を使わずに根菜を主とした野菜を煮込んだデトックススープらしい.
そういう能書きは別にしても,あっさりしていて美味しい.

続いて前菜.

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左側は前回と同じくサーモンのマリネ.下には叩きキュウリが入っていた.キュウリはあまり好きではないんだけど,これは美味しかった.
問題は右側なのだが,謎の物体をカレーっぽいミートソースで味付けたもの.
謎の物体がかなり謎なのだが,最初はその形状からブドウ?と思ったのだが,ブドウよりも固いし,何よりも甘くない.
次に思い浮かんだのがタネの部分がやたらと多いプチトマトだったのだが,これも違うっぽい.
しばらく悩んでから「形はかなり違うけど,茄子?」との結論に達した.丸茄子というのがあるけど,あれはもっとサイズが大きかったよなあ.

で,サラダ.

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おおっ,これは立派なサラダ...って違うやん!
どうも冷製「サラダ」スパゲティなので,サラダは省略されるらしい.残念.

ということで,改めてメインのパスタを.

UsagiteiCoolPasta_5.jpg

野菜は色々入っていて,生のズッキーニなんて生まれて初めて食べたようなものもあった.
冷たくてサッパリしていて美味しかったのだが,もうちょっと量&動物性タンパク質が欲しかったかな(海老1本だけだった).

これで880円.うーん,基本的に動物性タンパク質好きな私としては,これだったらハヤシライスの方が良かったかな.
でも,選べるパスタの中には自家製ベーコンを使ったカルボナーラとか,ボロネーゼ(ミートソース)とかもあるので,そちらを選ぶと印象が違ってくるかも.

投稿者 saihide : 22:40 | コメント (0)

2007年08月26日

『心を開かせる技術』本橋信宏

インタビューの名手として活躍してはいるが,実は口べたで初対面の人と会うのが億劫で仕方がないような著者.そんな内気な人間による新しいコミュニケーション論,らしい.

私はひきこもり属性の強い内気な人間なのだが,実家が大金持ちというわけではないので,安心してひきこもることもできず,生きていくために外でお仕事をしている.
で,仕事柄,人と話をすることもそれなりにあるので,そのときのヒントにでもなればいいかなあと思って読んでみた.

しかし,想像していたのとはかなり違った内容.
当初想像していたのは,自身の経験を生かしたノウハウ本のようなものだったのだが,ノウハウの部分はかなり少なく,ほとんどのページが自身が経験したエピソード.
副題は「AV女優から元赤軍派議長まで」なのだが,普通なら話をしてくれない・したがらない人たちからどのようにして話を引き出したかという話が大部分を占めていた.

読み物としては面白いんだけど,ノウハウ本としては期待はずれだったかな.

投稿者 saihide : 11:56 | コメント (0)

2007年08月25日

『マルドゥック・ヴェロシティ』冲方丁

肉体改造された軍人が集められた研究所.そこで「ボイルド」は無垢なネズミ型万能兵器「ウフコック」と出会って救われた.
研究所廃棄の決定のために選択を迫られた「ボイルド」は,同じ境遇の仲間たちと共にマルドゥック市に向かう.自分たちの新しい「有用性」を求めて...

『マルドゥック・スクランブル』の続編というか,時間的には前日談に相当する作品.前作では,「ボイルド」の「ウフコック」に対する執着が理解できなかったのだが,なるほど,こういう背景があっての執着だったのか.

やたらと登場人物が多くて関係が複雑だったり(家系図が欲しかった),文体が独特で慣れるまで時間がかかったり(でも慣れるとハマる),最後が前作につながるので結果が有る程度分かったり,問題も色々とあるのだけど,面白かった!
読んでいて,以前読んだエルロイの『ブラック・ダリア』を思い出したのだが,やっぱりエルロイを意識して書かれたらしい.

何も持たなかった仲間たちと共に「黄金時代」を迎えるものの,陰謀と裏切りによって一人欠け二人欠け...という個人的にツボなストーリー展開ということもあるのだが,有用性に拘り続ける登場人物に共感してみたりして.


最後に気に入った箇所を引用.

「俺が、お前の願いを叶えてやることは不可能だろう。だがそれを妨げるものを取り除くことはできる。それが、お前に対する、俺の有用性だ」ディムズデイル=ボイルド


"有用な道具存在として、自分を使用するものを審判し続けながら受け入れる。人は道具を使用し、道具によって審判される。引き金は常にそれを引く者を見つめている。それが法執行者としての自分の有用性の根拠となり、個々人の救済を導くだろう"ウフコック

投稿者 saihide : 12:50 | コメント (0)

2007年08月23日

ホームラン(BlogPet)

きょうは、ホームランをおすすめしたかもー。

*このエントリは、ブログペットの「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 07:21 | コメント (0)

つけそば@闘牛

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先日のこと.
やたらめったら暑い日だったので,昼食はあっさりしたものを食べようと決意.
色々と考えた結果,久万ノ台の闘牛で「つけそば」(いわゆる「つけ麺」のこと)を食べてみることにした.

昼の営業時間の終わりが見えてきた頃に入店したので,お客さんは1名だけだったのだが,そのお客さんもつけそばを食べていた.
うーん,考えることは同じだなあ.

つけそばを注文して,待つことしばし.

TougyuTsuke_2.jpg

うわっ,多いなあ.
どうやら普通のラーメンの2倍(=2玉)あるらしい.

で,つけ汁なのだが,

TougyuTsuke_3.jpg

写真の下の方に注目して欲しいのだが,天井の蛍光灯が写り込むくらいに油が浮いている.
つけ麺でサッパリと食べたかったんだけど,この油っぽさからすると失敗だったかなあ.

と,少々後悔しつつ食べ始めたのだが...

TougyuTsuke_4.jpg

これが不思議なことに,あまり油っぽさを感じなかった.
見たとおり醤油ベースなのだが,かなり酢が入っているせいだろうか,
ということで,ツルツルと食べ進めていく.

しかし,さすがに量が多いため,途中で味が単調に思えてきたので,卓上にあった酢を追加投入.おおっ,ますますさっぱりした感じになったぞ.
調子に乗って,ラー油も入れてみたのだが,手元が狂ってちょっと入れすぎてしまったせいか,こちらはイマイチだった.入れるとしても,ほんの数滴だけで十分だろう.

という感じで,かなりの量があったつけそばだったが,あっという間に完食.

満足しつつ,しばらく食休みをしていたところ,さらにお客さんが入ってきて,やっぱり「つけそば」を注文していた.暑いもんなあ.
しかし,冷麺や冷やし中華と違って,麺は冷たいものの,つけ汁は熱いので,本当に冷たいものを食べたい人は冷麺や冷やし中華のある店の方がいいかも.

投稿者 saihide : 01:33 | コメント (0)

2007年08月21日

レストラン野咲(洋食)

NosakiLunch_1.jpg

千舟町のレストラン野咲.松山では老舗だし,何回も行っている店なので,既に紹介済みだと思っていたのだが,カツカレーの記事を書いたときに書いてないことが発覚.
ということで,改めてご紹介.

店内の写真は撮れなかったのだが,店舗は奥に長細い形状.
入って右側にカウンター席があり,カウンターの反対側にはテーブル席.カウンターが無くなった奥の方にも席がある.
非常に年季を感じさせる店舗で,決して汚いわけではないのだが,あまり女性向きの店じゃないと思う.しかし,私が行ったときには常に1-2組は女性客(時には一人で)がいるのだ.うーん,老舗ゆえだろうか?

さて,表のショーケースを見ても分かるように,野咲にはさまざまなメニューがある.
しかし,野咲と言えば野咲ランチだろう.

NosakiLunch_2.jpg

野咲ランチのメインは揚げ物2種類.まずは右側の小さい方.

NosakiLunch_3.jpg

えーっと,クリームコロッケになるのかな? 中身はかなり重めで,まったく垂れたりはしない.
そういえばカレーも重かったけど,全体的に重めなのがこの店の特徴なのだろうか.

もう一つの揚げ物.左側の大きい方.

NosakiLunch_4.jpg

色合いからして卵分が多そうな衣に挟まれているので,カツカレーと同じトンカツなんだろう.
でも,カツカレーのトンカツよりも薄いような気がする.
かかっているのはデミグラスソースだと思うのだが,ちょっと独特の味がする.トマトっぽさが少ないのだろうか.
ちなみに,食べた瞬間にカツカレーの味と共通のものを感じたのだが,あの独特のカツカレーにもデミグラスソースが使われていたのかも.

普通サイズだと460円で(大盛りにすると+50円),500円でお釣りがくる.
これでも十分に安いと思うのだが,昔はもっと安く,300円台だったこともあるらしい.

野咲には何回も行ってるけど,食べるのはほとんどこの野咲ランチだよなあ.別にこだわりがある訳じゃないんだけど.
他にも色々とメニューがあるので,次回は違うメニューにチャレンジしてみよう.

投稿者 saihide : 23:42 | コメント (1)

2007年08月20日

『百鬼徒然袋 雨』京極夏彦

大財閥の御曹司であり,超美男子である「榎木津礼次郎」は自称「名探偵」.
依頼を解決しようとは露ほども思わず,自分のやりたいことをやりたいようにやるだけなのに,なぜか以来は解決してしまう...

京極夏彦の京極堂シリーズからのスピンオフ作品.同僚に貸してもらった.

オリジナルの京極堂シリーズについては,『塗仏の宴』までは読んでいたのだが,うーん,京極堂って,こんな性格だったっけ? もっと暗かったような気がするんだけど.

本作は中編3本が収録されていて,長編メインの京極堂シリーズに比べると,かなり読みやすい.
しかも,破天荒な「榎木津礼次郎」が中心人物になっているので,蘊蓄満載・伏線貼りまくりの京極堂シリーズのように構えて読まなくても,気軽に楽しめることだろう.

以下,収録されている3編の紹介.

・鳴釜
カマの話.

・瓶長
ツボとカメの話

・山颪
アラシとオロシの話

以上.
いや,冗談ではなくて,本当にこういう話なんだけど...

投稿者 saihide : 23:23

2007年08月19日

『東亰異聞』小野不由美

江戸が「帝都 東亰」に変わって29年.
その夜は,火炎魔人や闇御前,人魂売りなどの人ならざるものが闇夜に跋扈するものになってしまった.
新聞記者の「平河」は何でも屋の「万造」と共に一連の怪異を追ううちに,名門である鷹司公爵家の相続問題に行き当たるのだが...

色々なホラーも書いているが,私にとっては『十二国記』の作者である小野不由美の作品.カテゴリーとしては伝奇ミステリになるらしい.

時代設定は違うが,おどろおどろしい舞台設定で超自然的な怪異に見える謎を解き明かすという点で,京極夏彦の京極堂シリーズとの類似を思い描きながら読んでいた.

しかし,最後の最後で実は『○○物語』だったことが判明.かなりビックリした.

投稿者 saihide : 13:17 | コメント (0)

2007年08月18日

おすすめランチコース@エスパーニャ・ミロ

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先日,今治まで行く用事があったので,そのついでにエスパーニャ・ミロで昼ごはんを食べることにした.
以前,四国一周の際に立ち寄ったのだが,そのときは時間の関係でフルコースを諦め,肉料理のみのランチセットを頼んだ.
今回は時間的に余裕があったので,肉料理+魚料理のおすすめランチコースを食べることができた.

まずは前菜のタパス5品盛り合わせ.

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見ても何が何だか分からないだろうが,フライの下にシャーベットが入っていた.
コース紹介によると「豆腐と枝豆のシャーベット、いかのフライ、赤ピーマン、黒オリーブ」らしい.

続いて,

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「イタリア産水牛のモッツアレラチーズと、とうもろこしのガスパチョ」
トウモロコシの冷たいスープにモッツアレラチーズが入っていた.
スープが美味しかったのだが,量が少なくて,ちょっと欲求不満.

今度はハモ料理2品.

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右が「鱧の梅干しと蜂蜜風味のエスカベッチェ」,
左が「鱧の煮凝りと パイナップル、ゴールドキウイー 」.
京都人ではないのでハモには特に思い入れはないのだが,さっぱりして美味しかった.

前菜の最後は,

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「スペインの干し鱈のシュークリームとオクラ」.
名前も見た目もプチシュークリームだが,味は全然甘くない.

前菜が終わって2皿目.

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見た目は和風の素麺料理っぽいがパスタ料理「鮎のカペッリーニ、アイスティーのスープ」.
めんつゆに見えるが,これが紅茶の風味がするスープというかソース.鮎とあっていて美味しい.
オクラの上にかかっているのはワサビマヨネーズなのだが,想像以上にワサビが利いていて驚いた.

そして魚料理.

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「すずきのソテーといちじくとタコ」.
今回の料理の中で一番美味しかった.
無色透明のソース(?)はあっさりしているけど旨味があって,なんだろう?と思っていたのだが,オリーブオイルと昆布だしらしい.
他にも味付けはしてあるんだろうけど,ベースがこんなシンプルな素材であの味になるのか...

で,ご飯もの.

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色々と選べるのだが,今回はキノコの炊き込みご飯.美味.

そして肉料理.

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いくつかの料理が盛り合わせになっていたのだが,

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右側から「うずら卵のフライ」「大阿蘇鶏のソテー」「冷製サンファイナ(カタルーニャの夏野菜の煮込み)」.

そして,

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「海老とグリーントマトのフライ」.
どれも美味しかったのだが,魚料理の方が美味しかったかなあ.

で,デザート3種類.

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「フローズンヨーグルトと桃」,

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「グレープフルーツのプリン」,

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「ニューヨークチーズケーキ、メロンと新生姜」.
前回食べた黒胡椒のアイスクリームのような意外性のあるデザートはなかったが,どれも美味しかった.

食後のドリンクは,

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コーヒー.

これだけ食べて2625円.一皿一皿は少ないけど,トータルではそれなりの量になるので,量的には問題はないだろう.
味的にも問題はないので,コストパフォーマンス的には問題ないのだが,ランチに2500円以上出せるかどうかが問題なんだろうなあ.
このおすすめランチコースは何か特別なことがあったとき用で,特別なことはないけど美味しいものを食べたいときは以前食べたAセットかな.
でも魚料理が美味しかったから,魚料理を選べるBセットを食べたいけど,そうなると2000円を超えるんだよなあ.

投稿者 saihide : 13:47 | コメント (0)

2007年08月16日

ゴーゴーカレー松山大街道店(カレー)

GogoCurry_1.jpg

大街道にできたゴーゴーカレーに行ってきた.
ゴーゴーカレーは全国チェーンのカレー屋さんで,金沢が発祥の地らしい.色々な数字を55(=ゴーゴー)に合わせたり,大リーグ NYヤンキースの松井選手がホームランを打つとトッピング無料券をもらえたりと,松井選手と関係がありそうだが,実は全く関係ないらしい.

細長い店内の入り口付近に食券の自動販売機がある.

GogoCurry_2.jpg

システムがよく分からなかったので,ここでじっくりとチェックしてみたのだが,夕方5:55以前は「ゴーゴータイム」ということで,値段がちょっと安くなるようだ.
あと,ご飯の量を旅客機の席のクラスとかけているようで,普通サイズはエコノミー,大盛りはビジネス,特盛りはファーストと呼ばれている.
トッピングも色々あるようだが,今回はシンプルにトッピングなし&大盛りのゴーゴーカレービジネスを注文(550円).

トッピングがなかったためか,ほとんど待たずに出てきたのがコレ.

GogoCurry_3.jpg

一目見て驚くのがその黒さ.船場カリーもビックリの黒さだ.
大盛りにしただけあって,量も結構あるのだが,それよりもインパクトが強いのが,

GogoCurry_4.jpg

このキャベツだろう.どうしてカレーにキャベツが?
トッピングにカツなどを選んだときにはキャベツとかがあった方がいいだろうという判断で載せられているのだろうか.
ということは,やっぱりトッピングでカツなどの揚げ物を注文することが前提なんだろうな.
ちなみにキャベツは大盛りにしたり,マヨネーズをかけてもらったりもできるらしい.

そして,もう一つの特徴がコレ.

GogoCurry_5.jpg

スプーンではなくフォークで食べること.
カレー自体はスプーンでもフォークでも食べられるけど,カツなどのトッピングについてはフォークの方が食べやすいから,やっぱりここでもトッピング前提なんだろう.

この「ルーが黒い」「キャベツが載っている」「フォークで食べる」というのは金沢カレーの特徴らしい.
あと,「ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている 」という特徴もあるらしいのだが,これについては確認できなかった.
これについては,開店記念ということでトッピング無料券をもらったので,近日中にもう一度行って確かめてみることにしよう.

ちなみに味の方は格別に美味しいわけではないが普通に美味しい.
普通のカレー大盛りで550円という値段でも悪くはないと思うのだが,トッピング無料券をもっていればカツカレー大盛りを550円で食べられることになるので,それならばコストパフォーマンスは結構高いよな.

ということで,次回行くときはトッピング無料券を使ってカツカレーを食べることになると思うのだが,それよりもメジャーカレーが気になって仕方ない.うーん,このところ体重が増えているから節制しないといけないんだけどなあ...

投稿者 saihide : 19:52 | コメント (2)

2007年08月15日

『子どもたちは夜と遊ぶ 上下』辻村深月

留学がかかった論文コンクールに応募した「狐塚」と「浅葱」.
しかし,コンクールは「i(アイ)」と名乗る正体不明の人物の論文のため,無効になってしまう.
その後,同じく「i」を名乗る人物がゲームを開始する.「θ(シータ)へ 待っているよ、次は君の番だ 」
そのメッセージを受け,殺人ゲームを始めた「θ」.その正体は「浅葱」だった...

辻村深月の『冷たい校舎の時は止まる』に続く2作目.

舞台が誰かの精神世界という超自然的な存在だった前作に比べると,かなり現実的な話なのだが,主人公の一人がトラウマを抱えた美形の天才だったりするので,ちょっと漫画チックではある.

基本的にはミステリなのだが,この手の作品を読み慣れている人ならば犯人が誰かはすぐに分かるだろう.
なので,ミステリというよりも青春物というか,恋愛物の作品だと思って読んだ方がいいかも.
あるトリックが明かされてからは,完全に「すれちがい」の恋愛物だよなあ.

話としては『ぼくのメジャースプーン』の前の話で,共通の登場人物も多いので,両方併せて読んだ方が良いかも.

投稿者 saihide : 23:52 | コメント (0)

2007年08月14日

うさぎ亭(洋食)

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松山市六軒家町に新しくオープンしたうさぎ亭に行ってきた.
デジタルシティえひめの紹介を見ていったのだが,気になったのが住所.「大協車輌ビル1F」って,あの辺りにそんなビルあったっけ?
と少々迷うのを覚悟しながら行ってみたのだが,以前は喫茶店があった場所で,特に迷うことはなかった.

デジタルシティえひめの紹介に掲載されている写真はシンプルお洒落系で,実際にそういう店なのだが,この写真から想像するよりは狭かった.
この写真を撮ったと思われる席でもうちょっと左を向いて撮った写真がコレ.

UsagiTei_2.jpg

ランチタイムまっただ中に行ってみたのだが,そのときは女性客ばかり.
店のコンセプトが「採れたての有機野菜を活かした」「自然にこだわった手づくりの洋食」らしいので,やっぱり女性客がメインになるよなあ.
と思ってたら,男性客2人連れが入ってきた.あれ?

で,注文なのだが,ヘルシーランチ,ハヤシライス,オムライス,パスタの各セットがあった.
ヘルシーランチというのが気になったので聞いてみたら,どうやら野菜サラダがメインのセットらしいので,さすがにそれは却下.
今回は「限定10食」という文字に惹かれて,ハヤシライスにしてみた.ちなみに大盛りにしても料金が同じということなので大盛りにしてみた.

メインの前にまずは前菜.

UsagiTei_3.jpg

左上からスープ,サラダ,前菜2種.
サラダは有機野菜のサラダ,スープはデトックススープとこだわりの品.サラダの方はよく分からなかったが,スープは根菜類の具が入っていて優しい味で美味しかった.
前菜はサーモンのマリネとタケノコの煮物.どちらも旨かったが,タケノコが特に美味しかった.

そしてメインのハヤシライス.

UsagiTei_4.jpg

店の作りやメニュー構成からして,量は少ないと思っていたのだが,大盛りにしたためか,かなりのボリュームがあった.

そして,何よりも旨い!のだ.

一番手前の肉の塊を見れば分かるかもしれないが,肉がとろけそうに柔らかいのだ.
一般的なハヤシライスに比べると味が薄めというか,くどくないのだが,自然な甘みがあって,非常に美味しい.
これで840円.食後のドリンクを付けると1000円オーバーというのは,このあたりでは高めだろうけど,美味しかったし,素材などにもこだわりが有るみたいだから,仕方ないのかなあ.
この分だとパスタやオムライスも期待できそうなので,また行ってみよう.

投稿者 saihide : 23:12 | コメント (0)

2007年08月13日

『動物園の鳥』坂木司

保険会社に勤める「坂木司」と,ひきこもりプログラマーであり,天才的な推理力の持ち主である「鳥井真一」.
そんな二人に持ち込まれた今回の依頼は,動物園の園内で見かける虐待された野良猫の問題.
現場を見るべく動物園を訪れた二人は,そこで昔の知り合いに出会うのだが...

ひきこもり探偵とその友人を描いた『青空の卵』『青空の卵』の続編.松山市立中央図書館所蔵.

このシリーズも本作で完結ということで,これまでの連作短編ではなく,1冊で1つの長編になっている.
あいかわらずの歪んだ関係なわけだが,それも本作でいちおうの終止符が打たれている.

本作ではひきこもりの「鳥井」ではなく,語り手である「坂木」の心情の方に重点が置かれているようで,本シリーズではお馴染みの「鳥井」の幼児退行シーンは少なめ.
これまでの作品でも,「鳥井」よりも「坂木」の考えることの方に共感したり,心当たりがあったりすることが多かったので,シリーズ中では最もズキズキしたかも.

このシリーズ,既に文庫になっているのだが,文庫版には「鳥井家を彩る数々の家庭料理をご自宅で作れる、簡単レシピ集「鳥井家の食卓」など」のおまけがついているらしい.ちょっと興味があるので,本屋で立ち読みしてみよう.

投稿者 saihide : 19:18 | コメント (0)

2007年08月12日

プーの森(定食)

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学生さんにはお馴染みのプーの森に行ってきた.
このプーの森,もともとは毘沙門坂(ロープウェイ街の坂を上がったところ)にあり,そのときはお好み焼きもやっていたのだが,途中で定食オンリーの店にマイナーチェンジし,人気を博していた.
あまりの人気に店が手狭になったのか,高砂町に移転してしまってからは,愛媛大学から遠くなってしまったので足が遠のいていたのだが,今度は清水町に移転した.
で,その新しい店だが,学生さんの話によると,店の構造とシステムが不思議らしいので,それを確かめるために行ってみた.

1枚目の写真で分かると思うが,1階部分は駐車場.店舗部分は2階以上なのだが,入り口をくぐると,

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こんな感じで靴箱とカウンターになっている.
このカウンターで注文をするわけだが,その際に座席も指定される.
で,注文すると,ブザーを渡されて,3階へ.

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これは3階から撮った写真だが,こんな感じで階段が2つに分かれている.
確か右側が上り専用で,左側が下り専用だったと思うのだが,最終的に合流するので,混雑緩和にはあまり役に立ってないような気がしないでもない.

で,3階の店舗部分というか座敷部分.

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普通の民家っぽい内装というか,まさに普通の民家なのだが,そこに本棚&間仕切り&ぬいぐるみが大量に置かれている.
大量にある本棚にはマンガが大量に収められている.これがこの店の人気の理由の一つ.
マンガを読みながらブザーが鳴るのを待つ.
で,ブザーが鳴ったら,ブザーをもって2階のカウンターへ行き,注文した料理を受け取り,また階段を上がる.
はっきり行って面倒くさいのだが...

PoohMori_5.jpg

出てくる料理がこのボリュームで(今回は日替わり定食),しかも値段が安め(650円)となれば,面倒くささを上回る魅力があると言えよう.
今回の日替わり定食はチキンカツ,ミンチカツ,コロッケに激辛チリソース(赤いヤツ)がついたもの.確かにめちゃくちゃ辛かった.
で,ご飯は小・並・大盛・特盛の4種類から選べるのだが,

PoohMori_6.jpg

今回は特盛り.この4種類だったら値段は変わらないのだが,追加料金を支払うとさらに上の盛りに挑戦できる.
以前,一番多い「アメフト盛り」の写真を見せてもらったことがあるのだが,一目見ただけで挑戦する意欲を吹き飛ばすほどのインパクトがあった.さすがに一人では無理だよなあ,アレ...

大量のマンガ,ボリュームのある料理,そして長い営業時間(深夜までやってる).
この3拍子が揃うことで,下宿組の野郎どものハートをがっちり鷲掴みにしているんだろうが,あの店の構造だけは何とかならなかったのかなあ.
料理用のエレベーターを作れば解決しそうなんだけど,それだと客席数が少なくなるし,設備投資も増えるしなあ.
あの家で営業するのが前提条件だとすると,あのシステムが最適なんだろうか.

投稿者 saihide : 20:44 | コメント (0)

2007年08月11日

サーバを引っ越した

学内のネットワークの関係で,サーバの設置場所を変更することになった.

どうせサーバを動かさないといけないのならば,ついでに新しいサーバに置き換えて,動かしているMovableTypeもバージョンを上げることにしよう.

ということで,ハードとソフトの調達と下ごしらえが終わったのが4月上旬のこと.
授業が始まってバタバタしてるし,本格的な移転作業はゴールデンウィークの連休かなあ,などと思っていたら...

2週間ほど入院するという予想だにしないアクシデントが発生.

退院後は授業やら会議やらで忙しかったことに加えて,授業で使っている最中に移転するは控えておいた方がいいだろうとの判断で,休みに入るまでそのままの状態をホールド.

で,ようやく盆休みになったので,作業再開.
見た目はほとんど変わっていないけど,動かしている中身はかなり変わっており,これまで使っていたMovableType2.66にはなかった新機能も追加されている.
しかし,その機能がよく分かっていないので,ほとんどの機能はオフにしたまま.まあ,これから少しずつ試していくことにしよう.

と,こういう書き方をすると,MovableTypeの最近の動向を知っている人は「4」を入れたんだと思うだろうが,実は「3」に変わっただけ.
しかも購入時期が悪かったので,無料バージョンアップ権もついていない(涙).
まあ,新しいモノをいきなり実戦で使うのは怖いので,これはこれでいいんだけど,なんだか損した気がするなあ.

投稿者 saihide : 19:36 | コメント (2)

2007年08月10日

『五匹の赤い鰊』ドロシー・L・セイヤーズ

スコットランドの田舎町で,嫌われ者の画家が死体で発見された.
事故死に見せかけた他殺だと見破った探偵貴族「ピーター・ウィムジイ」は,容疑者である6人の画家についての調査を開始する.
しかし,容疑者の誰もが曖昧なアリバイしかもっておらず...

ピーター卿シリーズの6作目.松山市立中央図書館所蔵.

前作でようやく登場した「ハリエット・ヴェイン」とピーター卿の関係はどうなるのかな?とページを読み進んでみたのだが...

これが,ハリエット・ヴェインのハの字も出てこなかった.
読む順番間違ったかな?と思ったのだが,本作が『毒を食らわば』の次の作品.

しかも,話がこれまでのピーター卿シリーズとかなり違っていて,本格的な推理小説というか,立派なアリバイものになっていて,かなりややこしい.
容疑者が6人と多いことに加えて,馴染みのない地名と交通機関など,読んでいてもあまり頭の中に入らなかった.
真剣に犯人を当てようと思うのであれば,ちゃんとメモを用意して読んでいかないと,おそらく頭の中がパンクしてしまうだろう.

しかし,どうしてこんな話になったんだ?と思ったのだが,解説によると,別の作家との対談をして「衰退しつつある純粋パズル型探偵小説」を書いてみようと思った結果らしい.
うーん,次の作品からは元のピーター卿シリーズに戻って欲しいなあ...

ちなみにタイトルの「赤い鰊」の原語は「Red Herring」で,「ニセの手がかり」という意味.
シリコンバレーのハイテク業界専門誌にも同じ名前のものがあるんだけど,ブラックユーモアで名付けられたのかなあ.

投稿者 saihide : 02:04 | コメント (0)

2007年08月09日

お国自慢カレーセット@DCMJapan

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先日届いたDCMJapanの株主優待であるお国自慢カレーセット.
ようやく3種類を全部食べたので,そのご報告.

まずは,いちじくのフルーティーカレー@愛知.

DCMCurry_2.jpg

どうして愛知の名物がいちじくなんだ?と思ったのだが,いちじくの生産量は愛知県が全国一らしいので,間違ってはいないらしい.
でも,愛知の名物だったら,名古屋コーチンとか,エビフライとか,八丁みそとか,他にも有名なものがたくさんあるのになあ.

中身はこんな感じ.

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いちじくが具として入っているかどうか探してみたのだが,固形物としては入っていないようだ.
で,味の方だが,いちじく!という感じはしないものの,スパイスの辛さとフルーツの甘さが相まって,かなり美味しかった.
カレーマルシェとかのちょっと高めのレトルトカレーという感じかな.


続いて,ゴロゴロ野菜カレー@北海道.

DCMCurry_4.jpg

まあ,北海道だし,じゃがいもやニンジン,カボチャなどの野菜が名物として使われているのは頷けるよな.

中身はこんな感じ.

DCMCurry_5.jpg

名前のとおり,大きめの野菜がゴロゴロ入っている.カレーのルーもちょっと黄色が強く,何だか飯ごう炊さんで作ったカレーっぽい.
で,味の方だが,ちょっと甘め.カボチャの甘みがあるのも影響しているのだろうが,それだけでなくココナツミルクやバターも入っているのが効いているのだろう.
しかし,食べ終わるくらいになって,口の中がかなり辛くなってきた.最初が甘かっただけに,後味がえらく辛く感じるなあ.

最後はやわらか伊予牛カレー@愛媛.

DCMCurry_6.jpg

全国的に伊予牛の知名度がどれくらいあるのか分からないが,みかんカレーやタルト・カレーを作られるよりはマシだろう.

中身はこんな感じ.

DCMCurry_7.jpg

中央あたりにある塊が伊予牛.うーん,名前に堂々と書いてあることからすると,ちょっと小さめかな.レトルトカレーとしては普通サイズなんだろうけど.

で,味の方だが,うーん,普通のレトルトカレーかなあ.あんまり特徴がない.
「やわらか伊予牛」というだけあって,確かに牛肉はやわらかいけど...

ということで,3種類食べてみたわけだが,地域色が一番出ているのは北海道だろうけど,個人的な好みとしては,愛知>愛媛>北海道の順かなあ.

投稿者 saihide : 06:59

2007年08月08日

『毒を食らわば』ドロシー・L・セイヤーズ

元恋人を砒素で毒殺した容疑で裁判にかけられた女流作家「ハリエット・ヴェイン」.
彼女に恋をした探偵貴族「ピーター・ウィムジイ」は,彼女を救うべく,調査に乗り出す...

ピーター卿シリーズの5作目.松山市立中央図書館所蔵.

この登場人物のおかげでシリーズの作風が変わったほどの重要人物であり,後半のヒロインでもあるらしい「ハリエット・ヴェイン」が登場.
登場したのだが...

何だか「えっ?」という感じでスタート.
というのも,登場した時点で「ハリエット」は既に捕まっているのだが,それまで個人的に会ったこともなかった彼女に対して,ピーター卿は最初からメロメロ.
拘置所の面会で最初に会ったときにいきなりプロポーズまでしているのだが,彼女のどこにそれほど魅力を感じたのかが全く分からないので,読んでる方としては唖然としてしまう.

で,恋ゆえなのか,これまでのピーター卿は常にユーモアと余裕を忘れない人物として描かれていたのだが,本作ではなかなか進まない捜査に焦れたりする.
まあ,確かにこんな感じで悩んだり焦れたりするほうが,今までのスーパーマン的なキャラクターよりも人間っぽいんだろうけど,今までのノリが好きな人にはマイナスになりそうだなあ.

投稿者 saihide : 12:43

きょうグラハムが退屈(BlogPet)

きょうグラハムが退屈ー!

*このエントリは、ブログペットの「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 12:23

2007年08月07日

『あの娘は英語がしゃべれない!』安藤優子

ニュースキャスターとして活躍している著者が,アメリカ留学したときの体験をつづった本.

もともと大阪にいたころ,近所の図書館で見かけて読もうと思っていたのだが,その後まったく見かけなくなってしまい,いつしか忘れていた本.
先日,松山市立中央図書館で見かけたので借りてきた.

著者が有名人ということを除けば,よくある留学体験記なのだが,ホストファミリーになった家族がちょっと特殊.

ミシガン州のデトロイトから車で1時間程度の町に留学したのだが,ホストファミリーは地元で会社経営をしている一家.
で,どうも金持ちっぽく,門から玄関まで3分はかかったり,プライベートビーチ(湖だけど)をもっていたりする一家.
さらに,やたらと家族が多く,しかもその近親者やその恋人・配偶者なども大量に出入りしているため,ますます人が多い.

このようなちょっと風変わりな一家と共に生活していたので,それに関するところは普通の留学体験記とは違っているが,高校生活については普通の留学体験記とはあまり違わないかも.
まあ,そんなに留学体験記を読みあさっているわけでもないので,普通の留学体験記というのがよく分かってないんだけど.

投稿者 saihide : 08:57

2007年08月06日

Godai(洋食)

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既に2ヶ月近く前の話だが,午後から横河原の医学部に行く用事があったので,そのついでに東温市のGodaiに行ってみた.
フジグラン重信の隣の方にある店で,周囲は普通の住宅が並んでいるので,あまり目立たない.ちなみに,以前も一度来てみたことがあるのだが,そのときは定休日(水曜日)だったため,写真左側に写っている黒板もなく,「本当にこの建物なのか?」と思ったくらい.

店内はこんな感じ.

Godai_2.jpg

かなり贅沢に空間を使っており,広さの割に座席数は少なめ.
内装もかなりお洒落で,高級感が漂っている.
ということで,久しぶりに「場違い感」を満喫する羽目に.

さて注文.
ランチメニューには色々あったのだが,一番手頃そうな日替わりランチを.

まずはスープとサラダ.

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この日のスープはヴィシソワーズ(じゃがいもの冷製スープ).
このときはまだ暑くはなかったはずだが,美味しく飲んだ記憶がある.

続いてメイン.

Godai_4.jpg

右側から時計回りに,鯛のトマト焼き,マスタードチキンのハンバーグ,そして,つけあわせ.

まずマスタードチキンのハンバーグだが,鶏肉のみのハンバーグというのは初めて食べたと思うのだが,かなりあっさりしていた.これは上に載っていた大根おろし&ポン酢の影響も大きいのかな.マスタードと書いてあったが,それほど辛くはなかった.

続いて鯛のトマト焼き.鯛の旨味にトマトソースがあっていて,かなり美味しかった.

そして,つけあわせなのだが,おそらくステーキを細切りにしたものを野菜と和えたもの.店のウリの一つがステーキらしいので,その関係だろうか.肉を食べてる!という感じはそれほどしなかったが,単なるつけあわせにステーキ肉というのもゴージャスだよなあ.

これにパンまたはライスがついて945円.私としては量的にちょっと物足りなかったが,店の雰囲気と出てくる料理のことを考えると,決して高くはないのかも.

投稿者 saihide : 01:06

2007年08月04日

『生物と無生物のあいだ』福岡伸一

基本的にベストセラー物というか,評判が高い新刊は読まないことにしているのだが,巡回しているBlog(複数)でえらく絶賛されていたので,めずらしく新刊のうちに読んでみることにした.

「生物とは何か?」という問いについて,シェーンハイマーという学者の主張である「動的平衡」という概念を紹介するのだが,その概念に辿り着くまでの生物科学の研究の変遷が分かりやすい文体で描かれている.

内容の多くはDNA関連の話なのだが,単にDNAや関連技術の話をするのではなく,それらの発見者のエピソードを中心に書いているところが評価の高い理由なんだろう.

で,このエピソードが単なる偉人伝ではなく,実に「人間」っぽく描かれている.
そもそも世間では「学者」という存在が少々美化・過大評価されているような気がするのだが,この本では結構リアルに描かれている.学者という人種も,他の商売と同様,お金がないと生けないし,名誉欲などもそれなりにあるんだよなあ.

で,そういう人物のエピソードと平行して,生物科学の知識についての説明もされている.
DNAの仕組みについては何となく分かっていたのだが,遺伝子研究に必須の存在であるノックアウト・マウスの製造方法については,「えっ,こんな力業でやってたの?」とちょっと意外だった.

ということで,面白かったことは面白かったのだが,各方面で絶賛されているほど面白いかどうかは微妙.
うーん,頭のいい人たちは別の読み方ができるから評価が高いのかなあ...

投稿者 saihide : 22:54

2007年08月03日

麻婆豆腐丼@激珍家丸坊主

MarubozuMabo_1.jpg

ちょっと前のこと.
久万ノ台の激珍家 丸坊主に昼ごはんを食べに行ってきた.
ランチメニューだと日替わり定食のコストパフォーマンスが高いのだが,この日は最初から麻婆豆腐丼を食べることに決めていた.

で,こういうときに限って,日替わり定食が美味しそうだったりするのだが,初志貫徹で麻婆豆腐丼定食を注文.

MarubozuMabo_2.jpg

以前食べた中華丼から予想していたが,やっぱり四角い皿に雑穀米がちょっと付いた白ご飯.
しかし,これってご飯よりも豆腐の方が多くないか?

アップで見てみると,

MarubozuMabo_3.jpg

本格的な色で,かなり辛そうである.
ちなみに,麻婆豆腐は辛さが3段階から選べるのだが,今回は真ん中のピリ辛にしてみた.中央に載っている白髪ネギの右下あたりに,どう見ても唐辛子の粉末にしか見えないブツがかかっているが,これで味を調整しているのだろうか?

で,味の方だが,見た目どおり,結構辛い.
ピリ辛を頼んだはずだが,一般的にいうところの「ピリ辛」よりは辛いような気がする.
しかし,単に辛いだけでなく,ちゃんと旨味もあって美味しい.
心配していた量についても,ご飯が少なめでも豆腐の量が多いので,全体としてはそれほど少ないとは感じなかった.
値段は忘れてしまったのだが,日替わり定食と同じか,それよりちょっとだけ高いくらい.
麻婆豆腐が食べたいときはもちろんだが,日替わり定食のおかずがちょっと気に入らないときのリリーフにもいいんじゃないだろうか.

投稿者 saihide : 23:27

2007年08月02日

『「ロボット」心理学』佐々木正悟

帯には「人間はどうして退屈してしまうのか?」とあるのだが,その問いに対して「ネオフィリア」と「ロボット」という概念を使って答えた本.

最初に生協で見かけたときは,「AI(人工知能)の知識を使った心理学の本かな?」と思って手に取ってみたのだが,全然そういう本じゃなかったので買わなかった.

その後,著者がLifeHack関連でこのところ有名になっている人だということに気がついたので,改めて読んでみた.

まず,使われている概念の一つである「ネオフィリア」だが,これ自体はライアル・ワトソンの考え方(なのか?)で,「新しいもの好き」という意味.
新しいものを恐れる=リスクをとらない種よりも,新しいもの好き=リスクをとる種のほうが進化や発展には有利であるという考え方で,そういう意味では人間はネオフィリアだとされる.

一方,人間には出来るだけ楽をしようという性質も備わっており,そのために学習機能をつかって動作を自動化しようとする.これが「ロボット」.
しかし,このロボットのせいで,「新しいもの」はどんどん「よく知ったもの」になってしまうため,ネオフィリアの性質が満足できなくなってしまう.これが退屈する原因というわけだ.

じゃあ,どうすればいいのか?ということについては本書を読んでいただきたい.
個人的には分析については「なるほどなあ」だったのだが,対策についてはちょっと微妙なところだった.

投稿者 saihide : 22:36

2007年08月01日

7月のアクセス数ランキング

7月中によく読まれた記事をご紹介.

検索語件数コメント
メガマック3757/20から復活販売のため,検索してくる人が増加した模様
カルフール東大阪366先月よりもアクセス数は減っているが,全体的に少なかったのでランクアップ
ひばり食堂321トップ陥落したものの,やっぱり多い
パスカード310先月よりも増えているのだが,理由は不明
アリオ八尾294先月よりも増えている.うーん,やっぱり分からん
winmail.dat230ランキングの常連.アクセス数も先月並みで安定している
すけろく 中央通店(中華)228地元食べ物屋さんネタ.お馴染みの店だからアクセス数は少ないと思ってたんだけどなあ
チンザノ・エクストラドライ(ベルモット)205最近は暑いのでビール系ばかり買うためか,やっぱり買ってない
日本食研KO宮殿工場187先月の半分で,先々月に比べると六分の一程度なのにランクイン
楽仔(中華)185地元食べ物屋さんネタであり,なぜかサラダバーのある中華料理屋の第1弾

ということで,7月の崔研究室 仮営業所は「メガマック」「カルフール東大阪」「ひばり食堂」なサイトだった.

ランクインしたのが昔の記事ばかりで,7月に書いた記事でランクインしたのは2件のみ.
そういう意味ではあまり面白くなかった月だが,11位から14位までは全部地元食べ物屋さんネタばかり.もうちょっとなんだけどなあ.

投稿者 saihide : 00:23