2007年07月31日

『仔羊の巣』坂木司

保険会社に勤める「坂木司」と,ひきこもりプログラマーである「鳥井真一」.
「坂木」の努力と「鳥井」の天才的な推理力によって,「鳥井」の世界は徐々に広がっていくが...

ひきこもり探偵とその友人を描いた『青空の卵』の続編.松山市立中央図書館所蔵.

微妙に歪んでいた前作だが,本作もやっぱり歪んでいた.うーん,これは前作以上に好き嫌いが分かれるかも.

前作と同様,日常の謎系の短編というか中編3編で構成されているのだが,話的には3本で1本の話と読めなくもない.

収められている中編のうちの1本の舞台が地下鉄であり,地下鉄の駅の中で美味しそうな匂いがすることがある云々の話が出てくるのだが,個人的にはそういう経験をしたことがない.地下鉄独特の匂いというのはあるけど,あれはどう考えても美味しそうな匂いじゃないしなあ.
舞台になっているのは東京であり,私が知っているのは大阪の地下鉄なので,そのせいだろうか?
ちょっと調べてみたところ,永田町の平河町改札では夕飯時に焼き魚の匂いがするらしい.
夕飯時? ああ,もしかすると私が美味しそうな匂いをかいだ経験がないのは,夕飯時=帰宅ラッシュ時に地下鉄に乗るようなことがあまりなかったせいかも.
もしかしたら大阪でも夕飯時には美味しそうな匂いがしているのかもしれないな.

投稿者 saihide : 22:52

さい(BlogPet)

きょうは、さいの台風っぽい関連するはずだったの。

*このエントリは、ブログペットの「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 06:59

2007年07月30日

カツカレー@野咲

NosakiCurry_1.jpg

千舟町の野咲でカツカレーを食べた.
野咲と言えばめちゃくちゃ安いランチで有名なのだが,実はカツカレーも有名というので,今回はカツカレーを注文してみた.

よく考えてみたら,野咲でランチ以外のメニューを注文するのはコレが初めてだよなあ,などと思っているうちにカツカレーが到着.

NosakiCurry_2.jpg

量的には特筆するべきものもないし,見かけも普通なのだが,スプーンを入れた瞬間,多くの人が思うことだろう.

何だ,この重さは!

質量という意味での重さではなく,ルーの固形度という意味での重さ.
どれくらい重いのかというと,その重たさのため,ルーが重力に逆らって流れないくらい.
うーん,これまでルーがサラサラのカレーというのは何回も食べたことがあるけど,ルーがこれほど重いカレーというのは初めてかも.
その重たいルーだが,味の方は比較的甘め.しかし,しっかりとスパイスが利いていて,これはクセになる人がいるかもしれないなあ,という感じ.

で,カツカレーなので,カツの写真も.

NosakiCurry_3.jpg

色合いからして卵分が多そうな衣に挟まれている.肉は厚くもなく薄くもなく.
しかし,野咲の揚げ物に特有の味わいがある.

で,いつものようにパクパク食べていたところ,ルーが微妙に足りなくなってしまいそうになった.
これはルーとご飯のバランスが悪いのではなく,あまりにもルーが重たいため,普通の感覚で食べていたら,思ったよりもご飯にルーがたくさん付くためっぽい.食べる際にはちょっと注意した方がいいかも.

量的にはちょっと足りないくらいなのだが,カツカレーで500円というのは街中の食事処としては比較的安い部類に入ると思う.
ベースの単価が安いので,足りない人は大盛りにすればいいと思うのだが,ご飯を大盛りにしたらルーがまたまた足りなくなるかもしれないなあ.


・おまけ
この記事を書くにあたり,以前書いた野咲の記事を読み返そうとしたところ,実は野咲の記事はまだ一度も書いていなかったことが判明.
うーん,ということは,野咲ランチの記事を書くために,近いうちにもう一度行かないといけないということか...

投稿者 saihide : 23:41

2007年07月29日

DCMJapanの株主優待

DCMJ2007_yutai.jpg

既に3ヶ月近く前だが,5月のこと.
愛媛県が地盤のホームセンターであるダイキが,愛知のカーマ,北海道のホーマックと合併してできたDCMJapanから,株主優待の案内が届いた.

以前はダイキの株主として金券をもらっていたわけだが,今回がDCMJapanになってから初めての株主優待.
で,その優待だが,合併した3社の地元の特産品を使った食品4種類から選ぶタイプになっており,今回の案内はどれを選ぶかを知らせて欲しいとのことだった.

写真では分かりづらいだろうが,選べる内容は以下のとおり.

1.北海道産ジャガイモ詰め合わせ 10キロ

2.名古屋コーチンご飯の素セット 4箱

3.愛媛産ハウスみかん 1キロ

4.お国自慢カレーセット 6食分

まずジャガイモだが,10キロも使えそうにないので却下.

次の名古屋コーチンご飯の素だが,ご飯をあんまり炊かない上,炊き込みご飯の素は既に大量に保有しているので却下.

愛媛産ハウスみかんだが,そのあたりで調達した方がお得そうなので却下.

ということで,消去法でお国自慢カレーセットに決定.

で,7月も末になって,ようやく現物が到着.

DCMJ2007_yutai_2.jpg

まず左側の北海道のカレーだが,「ゴロゴロ野菜カレー」.
うむ,確かに北海道だからジャガイモなどの野菜が名物というのはよく分かる.

で,右側が愛媛のカレーなのだが,「やわらか伊予牛カレー」.
まあ,みかんカレーよりは美味しそうだが,知名度的にどうなんだ?

そして問題が中央の「いちじくのフルーティーカレー」.
愛知ってイチジクが有名なのか?
というか,そもそも合うのか,イチジク&カレーって...
知名度的にも美味しさ的にも疑問が残るわけだが,果たしてどんな味がするのだろうか?

とはいえ,今はカレーを食べたい気分ではないので,イチジク&カレーについては後日報告.
って,続き物のネタにするほどの内容でもないと思うが...

投稿者 saihide : 21:05

2007年07月28日

『経営の大局をつかむ会計』山根節

名前から分かるように,このところ,世の中に溢れている会計についての本.
しかし,これまでに読んだ会計関連の本の中で一番面白かった.

副題は「健全な"ドンブリ勘定"のすすめ」ということで,細かい会計の知識を得るのが目的ではなく,大雑把でもいいから実際に使える知識というか感覚を身につけることを目的とした本.
で,そのために一番手っ取り早いのが,実際の企業の財務諸表と格闘することだとして,この本の中でも実際の企業の財務諸表を使っている.

本の刊行が2005年ということで,現在の状況と少し違ってはいるのだが,武富士やセブンイレブン,トヨタ自動車の財務諸表を簡単にではあるが分析してあって,そこから会社の状況だけでなくビジネスモデルの分析まで行われている.

どれも簡単なものではあるのだが,単に会計についての本を読んでいたのでは,この域にまで達するのはかなり勉強が進んでからになりそうになることを,サクッと説明してくれている.
おかげで,簿記の仕訳がどうのこうのというのではなく,実際の経営に役に立てるという観点からすると,かなり手っ取り早く知識と感覚を身につけられそう.

個人的に,学生さんには簿記の知識は役に立つから勉強するようにと日頃から言っている.
しかし,簿記の考え方はともかく,その知識が役に立つレベルになるのは株式会社会計と直接原価計算が出てくる日商2級レベルから.
多くの学生さんがそこにたどり着くまでに脱落しているのが現状であり,どうにかならないかなあと思っていたのだが,最低限の基礎知識を入れた上で,この本を読ませてみるというのも一つの手かもしれない,と思えたくらい,個人的にはオススメの本.

投稿者 saihide : 23:09

2007年07月26日

つけ麺アンドレ盛り@骨太BUTAMEN

HonebutoAndre_1.jpg

先日,久しぶりに平和通の骨太BUTAMENに行ってみた.
大学から微妙に離れている立地のため,開店当初は「大丈夫かな?」と思っていたのだが,昼時は待ち行列が出来るくらい人気があるようで,良かった良かった.

で,いつものように食券販売機で食券を買おうとしたら,「アンドレ盛り」なる謎のオプションがあった.漢盛りのさらに上の盛り具合らしい.
一線を退いたとはいえ,これは食べるしかないだろう.

で.出てきたのがコレ.

HonebutoAndre_2.jpg

野菜はいつものごとく「かち盛り」だ.
参考までに,注文したつけ麺の漢盛り&かち盛りの写真があったので,再度掲載しておこう.

HonebutoAndre_5.jpg

角度が違うので分かりにくいが,どんぶりの中の麺の量がちょっと違うかな.
ちなみに漢盛りは440グラムで,アンドレ盛りは500グラムだそうだ.

で,つけダレ.
赤と黒があって,本当はマー油(ニンニク入りの油だっけ?)の入った黒を食べたかったのだが,お客さんの予定があったので,残念ながら赤を注文.

HonebutoAndre_3.jpg

この写真だとサイズが分からないが,この器は普通のラーメンどんぶりだった.麺が多い分,タレも多くしないといけないためだろうか.

ある程度食べたところで,タレにスープを注いでもらう.

HonebutoAndre_4.jpg

ここに残っていた麺を投入すると,ラーメンっぽくなるのだが,麺がちょっと冷たくなってしまっているため,ラーメンを食べたい人はラーメンを注文した方が確実に美味しいと思う.

で,感想だが,漢盛り&かち盛りを普通に食べられる私なので,麺が1割強増えても,それほど量的に変わったようには感じられなかった.
値段とボリュームのバランスを考えると,漢盛りで十分かな.

投稿者 saihide : 12:15

2007年07月25日

冷やし麺@周平

SyuheiHiyashi_1.jpg

一番町の周平まで冷やし麺を食べに行ってきた.
冷やし麺は夏場限定のメニューで,去年はトマトの冷やし麺が大絶賛されていたのだが,気がついたときには終了しており,残念ながら未食.
ということで,今年は早めに行っておくことにした.

これが今年の冷やし麺.

SyuheiHiyashi_2.jpg

左前にマヨネーズ,麺で隠れて見えにくいが右奥に煮こごり状のスープがあるのが特徴的.

麺はこんな感じ.

SyuheiHiyashi_3.jpg

周平といえば,つけ麺にはパスタに見まごうばかりの極太縮れ麺,ラーメンには普通の太さの麺と,メニューによって麺を使い分けているのだが,この冷やし麺は平麺.

食べるにあたってだが,通常のたれ,マヨネーズ,煮こごりの3種類をどのように使い分けて食べればいいのか分からなかったので,全部をかき混ぜて食べてみた.
そのためか,全体的な味がぼやけてしまった感じがする.特にマヨネーズの分量が多いためか,全体的にまろやかになり過ぎてしまったかな.
たれが3種類あるんだから,それぞれ別に味わった方が特徴が出て美味しかったのかもしれない.
あと,具が野菜のみで動物性タンパク質が皆無なのが,ちょっと残念.

量的には思ったよりも多かったので,それは良かったんだけど,個人的にはこの冷やし麺よりもつけ麺の方が好みかなあ.

投稿者 saihide : 08:24

2007年07月24日

『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』林總

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』というか「女子大生会計士」シリーズ以来というべきか,めっきり増えた会計関連の知識を物語仕立てで学べるタイプの本.

副題が「読むだけで『経営に必要な会計センス』が身につく本!」ということなのだが,この本でとりあげられているのは会計の中でも「管理会計」という分野が中心.

単に財務諸表の読み方を学ぶのではなく,会計情報を経営をよりよくするために使うための知識である管理会計を学ぶのがこの本の目標.

とはいえ,管理会計は財務会計というか簿記の最低限の知識がないと分かりづらいので,本書も三分の一強は財務諸表についての最低限の知識+キャッシュフロー会計についての説明になっている.

で,残りの部分では管理会計の基本的な内容,そして最後には比較的新しい技法であるバランススコアカードまで説明されている.

正直なところ,この本だけで管理会計の知識が身につくかといえば少々疑問ではあるのだが,最初のとっかかりにはいいかも.

投稿者 saihide : 00:06

2007年07月23日

カレーチキンバーガー@モス

MosChikenCurry_1.jpg

8月下旬までの期間限定メニューであるカレーチキンバーガーを食べに三津浜のモスバーガーまで行ってきた.
モスの期間限定メニューといえば,先日もナン・タコスのシリーズを食べたばかりなのだが,このカレーチキンバーガーとナン・タコスは併売している.
同じバーガー類だから,普通なら時期をずらすと思うんだが,なんでだろう?

冒頭の写真ではキャベツばっかりで中身が全然分からないが,中にはチキンのから揚げをカレーソースに漬けたものが挟まっている.
構造的にはロースカツバーガーによく似ている感じがする.

で,味の方だが,これが意外なくらい美味しい.
モスのカレーというとスパイシーでかなり辛いイメージがあるのだが,辛さ自体はおとなしめ.
プレスリリースによると,単なるカレーではなく,デミグラスソースをベースにしたカレーソースをつかっているらしいので,そのせいだろうか.
この味で,普通のチーズバーガーと同じ250円という値段はかなりコストパフォーマンスが高い.
今後もこの味と値段であれば,レギュラーメニューになっても固定ファンがたくさんつくんじゃないかな.ぜひレギュラーメニュー化してもらいたいものだ.

ちなみに前回食べてめちゃくちゃ美味しかったナン・タコス・ホットスパイシーソースも食べたのだが,前回よりも辛かったので,前回感じた味のバランスの良さはちょっと失われていた.ソースをこころもち少なめで注文すれば辛さと旨さのバランスがとれるのだろうか.


で,ついでにもう一つ.
月に1回くらい無性に食べたくなるマクドナルドだが,そのときによく食べていたマックチキン(100円)が終売になるという情報をキャッチ.
これは無くなる前に食べておかねば!ということで,中央通のマクドナルドに行ってみたところ,品切れのために既に終売.
その代わり,スケジュールを前倒しして,後継メニューのマックポークが販売されていたので,注文してみた.

MosChikenCurry_2.jpg

見た目はグレードの下がったてりやきマックバーガーみたい(てりやきマックバーガー−レタス−ゴマ&マヨネーズ)なのだが,味はてりやきというよりも市販の焼肉のタレっぽい感じで,胡椒がちょっと利いている.
うーん,個人的にはマックチキンの方が圧倒的に好みだった.
マックチキンにはぜひ復活してもらいたいところだけど,無理かなあ...

投稿者 saihide : 22:21

2007年07月22日

ランチ@Four Seasons

FourSeasonsNew_1.jpg

先週のこと.
大可賀のアイテムえひめにITフェアを見に行くついでに,須賀町にあるタイ料理の店 フォーシーズンズでランチを食べることにした.
ちょうど12時くらいだったので,混雑を予想していたのだが,全然お客さんがいなかった.
まあ,台風が近づいていて天気も悪いしなあ,などと思っていたのだが,テーブルの上に置かれたメニューを見て「???」となってしまった.

以前のメニューを正確に覚えているわけではないのだが,昔に比べると写真がふんだんに使われたカラフルなメニューになっていた.
しかも,ランチのメニューはこんな感じで,

FourSeasonsNew_2.jpg

単品料理の名前が並んでいるのだが,その中に,めちゃくちゃコストパフォーマンスが良かった日替わりランチの名前はなかった.
店の人にランチについて聞いてみたところ,やはり日替わりランチは無くなって,その代わりに,メインの料理を選ぶタイプのランチに切り替わったようだ.うーん,ちょっと残念.

色々美味しそうな料理の写真が並んでいる中から,今回は海老のカレー炒めにしてみた.

料理が出来上がるまでメニューを眺めて待っていると,お客さんが次から次に入ってきた.
入ったときにお客さんがいなかったので,「ランチの変更のせいでお客さんが少なくなったのかなあ」などと考えていたのだが,単に時間がちょっと早かっただけで,あいかわらず人気店のようだ.

そうこうするうちにランチが到着.

FourSeasonsNew_3.jpg

メイン+おかず3品+サラダ+スープ(麺)+デザートという,盛りだくさんの構成は相変わらず.
今回のメインである海老のカレー炒め.

FourSeasonsNew_4.jpg

ちょっと辛いが旨い.

で,タイスキ.

FourSeasonsNew_5.jpg

タイスキはタイ風スキヤキの略だが,どう考えても「すき焼き」というよりは「鍋」だよな.
まあ,美味しいから名前はどうでもいいんだけど.

なお,軽く見ていたので写真は撮らなかったのだが,揚げ春巻きが激旨だった.
揚げることで,

皮の中で美味さが圧縮されてるぜ!

という感じ.
生春巻きの方が有名だけど,これはこれで美味しいなあ.

おかずが盛りだくさんなので,ご飯が足りないくらいなのだが,量的にはこれで十分かな.
以前は同じような日替わりランチが700円だったので,このランチで980円というのはちょっと高いと思ってしまうかもしれないが,この味と量で980円だったら全然問題ないだろう.

さて,満足しつつすべてを食べ終え,勘定を済ませたところ,レシートにURLが書かれていた.
自宅に戻ってからウェブサイトを見てみたところ,ランチタイムの営業が金曜から日曜までになっていた.
街中からはけっこう距離があるので,平日にランチを食べに行くことはほとんどないだろうから,あまり影響はなさそうだけど,近所の人たちは残念だろうなあ.

投稿者 saihide : 17:55

2007年07月21日

『スロウハイツの神様 上下』辻村深月

売れっ子脚本家「赤羽環」が大家であるスロウハイツには,彼女の友人でありクリエイターの卵である「狩野壮太」「長野正義」「森永すみれ」,そして若者に絶大な人気を誇る小説家「チヨダ・コーキ」らが幸せに暮らしていた.
しかし,彼らを巡る状況は徐々に変化していき,ある日,新たな入居者が現れて...

現時点での辻村深月の最新作になるのかな.三津浜図書館所蔵.

あいかわらず微妙に痛い登場人物が多かったりするのだが,それはクリエイターという職業ゆえか.

作中に出てくる作品がそれほど面白くなかったり,最後の方のエピソードの一つが某マンガによく似ていたり,ちょっと長かったり,と欠点も色々ある.

色々あるんだが,すべては帳消しにされるくらい最終章が良かった.
読みながらずっとニタニタ笑っていて,あるシーンでは...

本筋に関係の薄いエピソードをもうちょっと削って,1巻に収めることができれば,もっと完成度の高い話になったと思うけど,最終章を読む資格を得るためだけでも2巻分読む価値はあるかな.

投稿者 saihide : 21:35

2007年07月20日

『青空の卵』坂木司

保険会社に勤める「坂木司」は友人である「鳥井真一」の部屋を今日も訪れる.ひきこもりのプログラマーであり,料理が上手な「鳥井」を少しでも外に引きずり出すために.
そして,「鳥井」に外界への関心を持たせるため,「坂木」は自分の遭遇した小さな謎を語り,それを「鳥井」は...

この作者の本を読むのはこれが初めて.松山市立中央図書館所蔵.

最初は同じ作者の違う本を借りようと思っていたのだが,探偵役がひきこもりで社会復帰のために謎を解くという設定が面白そうだったので,本作を借りてみることに.結果として,これが正解だったようで,けっこう面白かった.

日常の謎系のミステリとしては非常にオーソドックス(助手役の話だけで探偵が真実を言い当てる)なんだろうけど,主人公二人の関係が微妙に(かなり?)歪んでいるので,好き嫌いが分かれそうだな.

で,主人公の一人が料理好きという設定なので,やたらと料理が出てくるのだが,一番印象に残ったのはカレーを食べるシーン.
こういうのを読むと,色々なスパイスを使った本格的なカレーを作って,それを作中のシーンのように手で直接食べてみたいなあ.

ああ,メイプルシロップのシーンも記憶に残ってるなあ.「最初の一滴」ってどんな味なんだろう?

投稿者 saihide : 00:20

2007年07月19日

M.C.エッシャー展@愛媛県美術館

Esher.jpg

愛媛県美術館にM.C.エッシャー展を見に行ってきた.
エッシャーといえば,現実にはあり得ない構造の建物(物見の塔)や水路()の絵が有名.
で,そういう不思議な感じのする絵は個人的に好きなので,楽しみにしていた.

で,実際に展示を見てみると,あり得ない構造系の作品というのはエッシャーの作品の中でも晩年の作品っぽい.

年代順に展示されていたのだと思うのだが,最初は風景画(版画やリトグラフ)が多い.
しかし,エッシャーの作品だという先入観のためか,あるいは版画やリトグラフで書かれた(作られた?)白黒の風景画を見慣れていないためか,どれも普通の風景画とは違って,どこか不思議な感じを受けた.
いくつかの作品は実際の風景の写真と共に展示されているのだが,何だか違ってるよなあ.

で,半ばくらいからちょっと不思議な感じの作品が増えてくる.
水や鏡を使って複数の世界を同時に描く作品や,平面の正則分割と呼ばれる同じパターンの繰り返しがいつの間にか違うパターンに変わっているタイプの作品,そして現実にはあり得ない構造で循環する何かを描いている作品.

見ていて気に入ったのは

ちょっとマグリットの絵っぽい「静物と街路」,
メビウスの環を描いた「騎手」,
立体と平面を循環する「爬虫類」,
謎の空間っぽい「偏平虫類」,
エッシャーの作品としては有名すぎる「物見の塔」と「滝」,

かな.
どうやら,循環系や異次元空間系の絵が好きなようで,逆に平面の正則分割系の絵はあまり好きではないようだ.
理由を考えてみたのだが,どうやらパターンを一度把握してしまうと,それ以降は見ていても新しい発見がないのが理由っぽい.
ちなみに異次元空間系の絵は,パターンを把握するのに視点の移動が必要なのだが,私がこれがあまりうまくないので,視点を変えながら見ているうちに頭の中がグルグルしてしまった.

あと,平面の正則分割系の絵を見ていて,

「細かい手作業が必要だけど,今だったらパソコンで簡単にできてしまいそうだなあ」

と思っていたら,実際に,展示場の出口にPCが置いてあって,簡単な操作で平面の正則分割系の絵を作れるようだ.

同じく展示場の出口には,現実世界ではあり得ない構造を描いた「上昇と下降」の立体模型が置いてあって,これが面白かった.
指示されたとおりに見てみると,本当に「上昇と下降」が再現されており,思わず模型の構造を調べてしまった.
この立体模型は愛媛総合科学博物館から借りてきているらしいのだが,こういう美術館や博物館の連携展示はもっとやるべきだと思う.


今回は時間があまりなくて,展示場内で上映されていたビデオを見れなかったのだが,それ以外に販売コーナーで上映していたDVDが面白そうだった.
このDVDの映像もハイビジョンで上映しているっぽいので,もっと時間があるときに見に行くべきだったと後悔してしまった.

なお,作品保護のためなのか,やたらめったら冷房が効いていたので,上着とかを持っていった方がいいかもしれない.カウンターに申し出るとストールを貸してくれるサービスもあるらしいけど.

投稿者 saihide : 00:48

2007年07月18日

『ひらきこもりのすすめ 2.0』渡辺浩弐

図書館の貸出枠が余っていたので,何か適当な本はないかと思って棚を見ていたところ,「ひきこもりのすすめ」というタイトルに惹かれて借りた本.
松山市立中央図書館所蔵.

しかし,タイトルを見間違っていたようで,内容は「ひきこもり」ではなく「『ひらき』こもり」を薦めるものだった.
その「ひらきこもり」というのは,部屋に引きこもりながら好きなことをやって,ネットを通じて好きなことについての情報発信をすることで,世界に対して開かれよう,というもの.

著者は以前,ゲーム番組の司会というかコメンテーターをしていた人で,現在は小説家としても活躍しているらしい(作品を読んだことはないが,よく映像化されている).
そんな著者だが,昔は学校にも行かずひたすらゲームばかりをしており,ゲーム好きを突き詰めていくことで現在のポジションを獲得したという経験をもっている.
そこから,ひたすら好きなことをすればいいんだ! 現在は好きなことを仕事にするのに絶好の環境が整っているんだ!と主張している.

うーん,ちょっとポジティブすぎるような気が...
確かに一昔に比べると,自己主張(≒好きなこと あるいは 作品)を現金化するための手段というのは確実に増えているんだけど,それで生活が成り立つくらいのお金を稼ぐのは至難の業だと思う.
特に著者の提唱する「ひらきこもり」が増えれば増えるほど,存在する自己主張の平均希少性は小さくなるので,平均収入も小さくなるだろうしなあ.

まあ,これはあくまでも平均の話であって,中には超ヒット作を作り上げて,巨額の収入を得る人もいることは確か.でも,ちょっと下を見ると死屍累々なんじゃないのかな.

そういうことを考えると,学生さんに対して「好きなことを仕事にしよう!」とは,ちょっと無責任すぎて私には言えないというのが正直なところ.

投稿者 saihide : 00:27

2007年07月17日

ナン・タコス・ホットスパイシーソース

MosNan2007b_1.jpg

モスバーガーの期間限定メニューを制覇するべく,三津浜の緑モスへ.
現在の期間限定メニューはナン・タコス3種類なのだが,チェダーチーズソースは以前の再販なので,実質的な新製品は前回食べたメキシカンモレソースとホットスパイシーソースの2種類のみ.
ということで,今回はホットスパイシーソースを食べてみた.

MosNan2007b_2.jpg

表面にかかっている赤いのがホットスパイシーソースなわけだが,商品説明によると,ハバネロやハラペーニョを加えたスパイシーなトマトソースらしい.
モスバーガーのハバネロものはシャレにならないくらい辛いことがあるので,用心しつつ食べたのだが,これが

激烈に旨い!

ハバネロやハラペーニョというが,辛いことは辛いものの,口から火が出るほど辛いわけでなく,爽やかな辛さ.
プレスリリースによるとレモン果汁を隠し味に使っているらしいが,そのせいだろうか.
何よりも味のバランスが良いというか,ソースの辛さ,タコスミートの味わい,レタスのシャキシャキ感などが相まって,本当にタコスの味がするのだ.
(といっても,私は本当のタコスを食べた記憶があまりないので,私の中ではタコス=タコライスなのだが...)

ということで,かなり気に入ってしまったので,提供期間が終わるまでにもう何回か食べに行こうと思う.

なお,このナン・タコス・スパイシーソースには,これまた期間限定の

MosNan2007b_3.jpg

ラッシーがよく合うと思う.


・おまけ
久しぶりにサラダセットにしてみたのだが,

MosNan2007b_4.jpg

写真では分かりにくいだろうが,器はガラス製だったが,ふたはプラスティック製だった.
テイクアウトにした場合は器もプラスティック製になるんだろうけど,だったらイートインの時もプラスティック製の器で提供した方が面倒がなくていいと思うのだが.
まあ,こういう些細なところでエコロジー意識の違いが出てくるんだろうなあ.

投稿者 saihide : 01:12

2007年07月16日

『ベローナ・クラブの不愉快な事件』ドロシー・L・セイヤーズ

元軍人の集まるベローナ・クラブにメンバーが集まった夜,老齢で心臓に持病のあった「フェンティマン将軍」が座ったまま死んでいるのが発見された.
同じ日の朝に亡くなった資産家の妹と交わした遺言のため,将軍の正確な死亡時刻を確定して欲しいとの依頼を受けた探偵貴族「ピーター・ウィムジイ」だったが...

ピーター卿シリーズの4作目.松山市立中央図書館所蔵.

主要な舞台として,タイトルにもなっている「クラブ」が出てくるわけだが,これがどういう物なのかがよく分からない.
同じくイギリスの上流階級が舞台になっている『ジーヴス』シリーズにも出てくるので,イギリスでは一般的な存在なんだろうけど...
ということで調べてみた.

Wikipediaにはある程度の説明があるのだが,肝心の「クラブ(イギリス)」の項目がまだ書かれていない.

単に「イギリス クラブ」だけで検索すると,踊る方のクラブが大量にヒットするので,検索結果から判断して「イギリス 紳士クラブ」で再検索.
かなり絞り込めたのだが,クラブとは何か?という疑問に答えてくれるようなページがなかなか見あたらない.

作中のクラブは,食事をしたり,酒を飲んだり,図書室があったり,泊まれたりするという複合施設っぽい.うーん,要は会員制のレストランバー付きホテルのことなのか?

少々諦めつつも検索結果を眺め続けていたら,ようやく疑問に答えてくれるページを発見.
なるほど,そういう存在なのか.


・おまけ
ついでに,名前をよく聞くロータリークラブやライオンズクラブについても調べてみたのだが,ライオンズクラブの呼び方が妙にツボにはまってしまった.

投稿者 saihide : 10:40

2007年07月15日

『不自然な死』ドロシー・L・セイヤーズ

癌を患っていた老婦人の突然死.不審に思った医師による検視解剖にも不自然な点は発見されなかったという.
興味を抱いた探偵貴族「ピーター・ウィムジイ」は独自の調査を開始するが,そこに関係者の新たな死の報せが...

ピーター卿シリーズの3作目.松山市立中央図書館所蔵.

以前から「もしかして法廷物?」という疑念を抱いていたのだが,法廷物というよりも「法律物」だったようだ.

というのも,この手の事件を構成するものとしては「犯人」「動機」「手段」があるが,このうちの「動機」とある法律が大きく関係しているから.
しかし,普通の人が第一次大戦後のイギリスの法律改変についての知識なんて持っているはずがないので,このあたりの説明がされるまでは「犯人」が絞り込めない.
逆に,この説明が出た後には「犯人」についての仕掛けもすぐに読めてしまう.

で,もう一つの盲点が「手段」.今では手段としては有名になりすぎていて,検視でも発見されないというのが逆に迷彩になってしまったが,この作品が発表された1920年代だと珍しかったのかなあ.

などと思いつつ,解説を読んでいたら,「実効性の面でいささか疑問が残る」とあった.
そうなのか?というのと,自分でも作中のその箇所を読んでいて「そっちにそれをすると,別の理由で死んでしまうのでは?」と思ったので調べてみた.
ネタバレになるので検索結果は書かないが,実効性については「不可能ではないが,かなりの量が必要」のようだ.
で,別の理由で死んでしまうのではないかという疑問についてだが,死ぬかどうかは別にして,やっぱり大変っぽい.

投稿者 saihide : 13:44

2007年07月14日

すけろく 中央通店(中華)

Sukeroku_1.jpg

松山のあちこちに店のあるチャイナハウス すけろく.
松山に来て7年になるが,これまで入ったことがなかった.特に理由があったわけではないのだが...

今回,たまたま機会&確認したいことがあったので,初めて入ってみることに.

店内はこんな感じ.

Sukeroku_2.jpg

この中央通のすけろくは,他の店に比べると狭いように見えていたのだが,思ったよりも奥行きがあった.

メニューだが,やたらめったらセットがある上,いくらかプラスするとスープがラーメンになったりするオプションもあって,なかなか複雑.
今回は2種類の料理を選ぶタイプの定食にしてみたのだが,これも組み合わせの数は膨大になるよなあ.

で,来店の目的だった確認したいことというのは,サラダバー.平日のランチタイムはサラダが食べ放題だという.前回の楽仔といい,どうして中華料理屋でサラダバーなんだろう? どこかで中華料理店でサラダバーを導入して人気店になった前例でもあるんだろうか?

で,そのサラダバーなのだが,

Sukeroku_3.jpg

フライドポテト,コーン,もやし炒め...

サラダ 1 [salad]
生野菜をドレッシングやマヨネーズであえたものを基本に、果物やゆでた卵・ジャガイモやハム・肉などを加えた料理。サラド。

三省堂提供「大辞林 第二版」より

生野菜がないではないか!

ドレッシングは何種類かあったし,おそらく生野菜が入っていたであろう容器もあったので,一時的に品切れしているだけで,しばらく待っていたら補充されるかな,と思って待っていたのだが,全く補充される気配はない.
店に入ったのが13時半くらいだったためか,どうやら生野菜がなくなってしまったようだ.ちょっとショック.
まあ,コーンが残っていたので良しとしよう.これに加えてブロッコリーがあれば十分満足だったのだが.

ちなみに,サラダ食べ放題だけだと思っていたら,コーヒー(ホット&アイス)とソフトドリンク(この日はパインジュース)も飲み放題だった.

で,2種類を組み合わせた定食.

Sukeroku_4.jpg

麻婆豆腐が食べたかったのだが,選べる料理の中にはなかったので,それに一番近そうな豆腐と挽肉の煮物みたいなやつと,鶏の唐揚げの組み合わせ.どちらも美味しかった.
サラダ食べ放題に加えて,ご飯もおかわり自由なので,量的にも十分過ぎる.
これで700円というのは,なかなか良いなあ.もっと早くに来ておけば良かった.

そういえば,以前,すけろくを薦めてくれた学生さんはラーメンが普通のと違っていて美味しいって言ってたなあ.今度はラーメンを食べてみるとするか.


・おまけ
すけろくは公式ウェブサイトを持っているのだが,肝心な情報があまり掲載されていない割に,意味もなく孫悟空がアニメーションしたりするので,使い勝手がかなり悪い.もうちょっと手を入れるべきだと思うのだが...

投稿者 saihide : 07:38

2007年07月13日

楽仔(中華)

Rokuchai_1.jpg

先日,ヤマダ電機まで買い物に行ったときのこと.
33号線は混むし,市中心部に向かうために右折(Uターン)するのが面倒なので,地図を見ながら裏道を通ってみることに.
とはいえ,あんまり細い道は通りたくないので,それなりに太い道を通ってみたら,それが農免道路というやつだった(道沿いに「のうめん食堂」というのがあったし).
それなりに交通量があるためか,色々な店があったのだが,その中に以前から気になっていた楽仔という中華料理店があったので寄ってみた.住所的には来住町になるようだ.

逆光でよく分からないが,中はこんな感じ.

Rokuchai_2.jpg

この左にカウンター席がちょっとだけあり,正面手前は円形のカウンター席.で,正面奥は座敷席なのかな.
天井などを見ると,ちょっと山小屋っぽい.
土曜日の昼過ぎだったのだが,席は7割くらい埋まっていたし,お客さんもひっきりなしにやってきていたことからすると,かなり人気があるようだ.

注文なのだが,この店の名物を楽しむために日替わり定食にした.
この店の名物というのは,

Rokuchai_3.jpg

このサラダバーと,写真は撮っていないがドリンクバー.
まあ,サラダバーといっても,5種類ほどと,種類はそれほど多くないし,ドリンクバーの方もコーヒー(ホット&アイス)とオレンジジュースのみ.
それでも中華料理店にサラダ&ドリンクバーというのは珍しいよなあ,などと思いつつ,

Rokuchai_4.jpg

こんな感じのサラダ&ドリンクを2セットほど食べた.

で,メインの日替わり定食.

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けっこうボリュームがある.
この日のメニューは,

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酢豚と,

Rokuchai_7.jpg

揚げシュウマイ.
揚げシュウマイの方は普通というかイマイチというか,きっと揚げないで蒸したらもっと美味しいだろうなあ,という感じの味.
しかし,酢豚の方は比較的あっさりめの味だけど,けっこう美味しかった.

量もそれなりにあるし,サラダ&ドリンクバーもついて,750円というのは,なかなかのコストパフォーマンスかな.
ネットで検索すると,鶏のから揚げの量が多くて美味しいらしい.次回行くときはから揚げの入ったメニューを注文せねば.
でも,遠いからヤマダ電機まで買い物に行ったときくらいしか行けないかな?

投稿者 saihide : 02:13

2007年07月12日

『蛇鏡』坂東眞砂子

婚約者とともに故郷を訪れた「長尾玲」は,実家の蔵の中で,自殺した姉が使っていた不思議な鏡を見つける.
一方,遺跡発掘のために町に滞在している大学助手「田辺一成」はこの遺跡が普通の遺跡でないように感じていた.
偶然再会した二人は,鏡が縁となって急接近するのだが...

同僚の奥様に貸していただいた本.
上のあらすじだと,普通の恋愛小説みたいだが,坂東眞砂子の作品である以上,そんなはずはなく,ちゃんとした土着ホラー(?)小説.

同僚は坂東眞砂子作品のなかでこれが一番面白かったといっていたのだが,確かに『死国』よりは完成度が高いように思えた.
でも,人間関係はあいかわらずドロドロしてるし,展開される超常現象が中途半端というか,寸止め感が溢れていて,うーん...という感じ.

坂東眞砂子の小説は3つしか読んでいないけど,一番面白かったのは『旅涯ての地』だな.まあ,これは単にこれだけがホラー小説じゃなかったためかもしれないけど.

投稿者 saihide : 00:27

2007年07月11日

のっぴんらー麺 ごまとんこつ(ラーメン)

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先月半ば,二番町に「のっぴんらー麺」の新店がオープンした.
のっぴんらー麺といえば,ごま味のラーメンで有名な店だが,この新店は看板にもあるように「ごまとんこつ」味のラーメンがメインらしい.

オープンしてからそれなりの日数が経過しているので,そろそろ落ち着いただろうということで,遅めの昼ご飯を食べに行ってみた.

入り口をくぐると,ちょっとしたカウンター席があって,そこを通り抜けると,

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こんな感じのテーブル席というか,ちょっと広くなっているスペースになっている.
間口は狭いが,奥行きはそれなりにある.
そういえば,この場所って,以前はKURUNだったところだよな? KURUNは裏通りから大街道まで突き抜けていたけど,この店は突き抜けてないから,KURUNのあった場所の半分だけを借りたってことか.

店に入ったのが14時半過ぎだったのだが,15時までランチメニューがあるということだったので,今回はランチの唐揚げ丼セットを注文してみた.

まずは店名にもなっている「ごまとんこつ」.

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チャーシューにネギ,辛子高菜が白濁したスープの上に浮かんでいるという見た目は,まったく普通の豚骨ラーメンだ.ちょっと違うのは,ラー油っぽいのが浮いていることくらいか.

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麺もストレートの細麺という,豚骨ラーメンによくあるタイプの麺.

しかし,味は全然違う.

見た目は豚骨ラーメンでも,やっぱり「のっぴんらー麺」,しっかりとごまの味がした.
スープの白濁も,そのほとんどはごまの成分に由来するものではないだろうか?というくらい,ごまっぽい.
というか,あんまり豚骨っぽさを感じないんですが...

のっぴんらー麺でごま味のラーメンは何度か食べているのだが,個人的には食べるたびに違和感を感じてしまう.何か余分というか,足りてないというか...
おそらく,余分だと思っているのは「甘み」で,足りてないと思っているのは「辛み」なんだと思う.
今回も「何か足りないなあ」と思って,卓上を見渡したところ,ラー油があったので,これを追加して担々麺もどきにしてみたところ,かなり美味しくいただけた.
でも,これは私の味覚がどちらかというと辛い物好きなためで,逆に甘い物好きな人にとっては,何も手を加えないで,ごま由来の甘さ(&辛さの欠乏)を楽しむ方がは好ましいのかもしれない.

で,セットの唐揚げ丼.

NoppinGoma_6.jpg

ラーメンとのセットということを考えると,量的にはこれで十分だし,唐揚げも美味しかった.
ラーメン単品で580円で,ランチセットだと680円だから,この唐揚げ丼が+100円で食べられるということになるわけで,これはかなりお得だろう.

ということで,それなりに満足して勘定を済ませたところ,

NoppinGoma_7.jpg

タオルと生ビール無料券をもらった.
これは開店記念がまだ続いているせいか,それとも,ラーメンストリートの競争の激しさゆえか?

投稿者 saihide : 01:44

2007年07月10日

『フラッタ・リンツ・ライフ』森博嗣

「クサナギ・スイト」の部下である「クリタ・ジンロウ」は,撃墜された同僚の妻だという女性と親しくなる.しかし,彼女の正体は...

『ダウン・ツ・ヘヴン』の続編なのだが,主人公は違っているし,時間軸的には第1作の『スカイ・クロラ』の直前に当たる作品.
松山市立中央図書館所蔵.

時間軸的に『ダウン・ツ・ヘヴン』と『スカイ・クロラ』の間の話なので,鍵になる女性を除いて登場人物はほとんどお馴染み.

しかし,今回の「クリタ」のエピソードと「カンナミ」の夢からして,この二人は同一人物なのか?
でも,それより時間軸が前の作品でカンナミが登場してるよなあ.うーん...
次巻で完結らしいのだが,どういうオチになるんだろう?

投稿者 saihide : 00:47

2007年07月09日

発掘されたカルピス

CalpisOld_1.jpg

休日を利用して,自宅の掃除を決行したところ,食料品各種が収納された棚の奥底からスティックタイプのカルピスが発掘された.
はて,カルピスなんて買ったっけ?と疑問に思うことしばし.
おお,そうだ! 献血の粗品でもらったことがあったっけ.
あれっていつの献血だったかなあ,とBlogを「カルピス」で検索したところ,該当する記事がヒット.
ふーん,2005年の8月かぁ...

って,2年前かい!

ということで,賞味期限を確認してみたところ...

06.2.20

えーっと,今が2007年の7月だから,賞味期限が切れてから1年と5ヶ月弱が経過しているわけか.

乳酸菌入りの乳製品だし,これはもうダメだろうな.もったいないけど捨てるしかないか.

と思ったのだが,魔が差したというかなんというか,好奇心に負けて,中身を確認することにした.

CalpisOld_2.jpg

うーん,カルピスの原液を見るのって久しぶりだけど,こんな色だっけ?
ちょっと黄色がかっているようにも思えるけど,カルピスの原液ってもともと真っ白じゃなかったような気もするし...
匂いをかいでみたところ,特におかしな感じはしない.いわゆるカルピスの匂いだ.
ちょっと舐めてみたところ,記憶の中の味と微妙に違っているような気もするのだが,これは原液を直接舐めているためかもしれないしなあ...

ということで,

CalpisOld_3.jpg

ちゃんと作ってみた.
うーん,やっぱり色がちょっと濃い感じがしないでもないけど,これは単に水の量が少ないだけかもしれないし...
ちょっと味見をしてみたところ,微妙な違和感は先ほどよりも小さくはなったが,相変わらず消えてはいない.
それでも,酸っぱかったり苦かったりといった,変な刺激はない.

...これなら大丈夫かな?

ということで,作ったカルピスは全部飲んでしまった.

飲み終わってから,賞味期限切れのカルピスについて検索してみたところ,食中毒への道という刺激的なタイトルのサイトがヒット(内容も刺激的なので見る人は心の準備をしておくように).そこの乳飲料のカテゴリーに賞味期限2年経過のカルピスが掲載されていた

うーん,こんなに酷い状態ではなかったから大丈夫だと思う.
思いはするんだが,この記事を書くにあたって,デジカメで撮っておいた写真を見てみると,肉眼で見たときよりも色が濃いんだよなあ.
原液の色なんて,カルピスというよりはヤクルトに近い色だし...

ということなので,月曜日の授業が急に休講になったら,「ああ,そういうことか.お大事に」と思ってください.

投稿者 saihide : 01:05

2007年07月08日

味和囲(お好み焼き)

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松山市中央の味和囲に昼ごはんを食べに行ってきた.
松山市中央といわれてもピンとこないだろうが,場所としては中央通のマルナカの裏側になる.

店の中はこんな感じ.

Ajiwai_2.jpg

うーん,この写真だと誤解されるな...
店自体は奥に長い形で,奥に向かって鉄板&カウンター席が並んでおり,通路を挟んでその反対側に小あがり席が3-4卓.
この写真は一番奥の小あがり席からカウンター方向を撮ったものなのだが,隣の席や通路との間が衝立で区切られているため,妙に圧迫感があるように写ってしまった.

メニューなのだが,入り口の看板に「お好み鉄板」とあることからも分かるように.お好み焼きと鉄板焼きがメイン.
お好み焼きについてはこだわりがあるようで,広島風しか扱っていない.
一番安い「肉玉」が500円で,いわゆる普通の広島風お好み焼きである「肉そば玉」で600円.そこから色々とトッピングを加えていったメニューがあるのだが,中心となる価格帯は700−800円台かな.

今回は「一押しスペシャル」(820円)というのを頼んでみた.

Ajiwai_3.jpg

この写真だと面積もそれなりに広いのだが,かなり高さがある.
断面図はこんな感じ.

Ajiwai_4.jpg

そばでいっぱいだ.
昼ご飯にしては時間が遅く,お腹を空かせていたので,大盛りにすることも考えていたのだが,これくらいボリュームがあれば大盛りじゃなくても大丈夫だろう.

で,この一押しスペシャル,基本の肉そば玉に「スジコン」と「ネギかけ」を加えたものなのだが,「ネギかけ」については見れば分かるだろう.

もう一方の「スジコン」は「スジ肉とコンニャクの煮込み」らしい.
最初は「糸(=スジ)コンニャクの煮込み」だと思っていて,「単なるコンニャクにしてはえらく高いよなあ.そんなに自信があるのか?」などと見当違いのことを考えていた.
一押しというだけあって,確かに美味しい煮込みだったのだが,お好み焼きに入れるよりは単品+白ご飯で食べた方が美味しいかも.

今回は土曜日の昼だったのでランチメニューはやっていなかったのだが,平日の昼はランチがあるようだ.
ちゃんとしたメニューが無かったので少々不確かなのだが,ご飯とスープがおかわり自由になるっぽい.
お好み焼き&ご飯は邪道だ!という人も多いが,関西人としては「お好み焼き定食」は普通なので,全く問題なしだ.
ということで,また機会があったら確かめに行こう.

投稿者 saihide : 13:34

らしい(BlogPet)

今日三津で大きいミステリなわけだが,テーマは「家族」
らしい..


*このエントリは、ブログペットの「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 10:13

2007年07月07日

『泣き虫弱虫諸葛孔明 第弐部』酒見賢一

三顧の礼をもって,「劉備」の軍師に迎えられた「諸葛孔明」.しかし,その進言を「劉備」に受け容れてもらえない「孔明」は,意味もなく平原を燃やしたりしていた.しかし,ついに「曹操」の軍団が攻めてきて...

大笑いさせてもらった『泣き虫弱虫諸葛孔明』の続編.三津浜図書館所蔵.
正直なところ,前作ほどのインパクトはないものの,それでも十分に大笑いさせてもらった.

今回の舞台は,新野城を使っての火計から荊州人民を引き連れての大脱出という,三国志でも屈指の見せ場なのだが,本作では「孔明」の活躍があまり目立たない.
いや,活躍はしているのだが,魔性の男「劉備」に全部持っていかれている感がある.

その魔性の男「劉備」だが,そのモデルとして使われているのはアントニオ猪木や矢沢永吉,杉良太郎などなんだろうけど,それらの存在を知っていないと面白さが十分に伝わらないような気がする.
だったら,本作のメインターゲットである年齢層は比較的高めなのかと思いきや,なぜか「孔明」が『残酷な天使のテーゼ』を歌ったりする.これも元ネタが分からないと意味不明だろうけど,エヴァンゲリオンと猪木の両方を知っている年代って?

投稿者 saihide : 09:48

2007年07月06日

『死国』坂東眞砂子

20年ぶりに高知県の故郷を訪れた「比奈子」は,初恋の相手である「文也」と再会し,恋に落ちるが,二人の周りには異常な出来事が頻発するようになる.それは18年前に事故死した「莎代里」が起こしていたものだった.
巫女の血筋である彼女を黄泉帰らせるため,彼女の母親が遍路を逆に巡る"逆打ち"を行っていたのだ...

入院中の暇つぶしとして,同僚の奥様に貸していただいた本の一冊.
昔,映画にもなった作品で,座敷牢のようなところに閉じこめられた制服姿の少女が「早くここから出たいがよ」みたいな台詞を言っていたCMが印象的だった.

しかし,全部読み通しても,そのようなシーンは全く出てこない.
それに,どういうわけか「死国=復活したら力持ちになっていた女の子が力余って恋人を絞め殺してしまう話」という謎の情報が脳内にインプットされていたのだが,全くそういう話でもなかった.

どういうことかと思って,映画版『死国』のあらすじを調べてみたら,かなり話が違っていた.
で,やっぱり私の脳内にインプットされていた謎の情報も間違っておらず,映画版『死国』は伝説的な映画だったらしい.

で,本作の内容だが,主要登場人物が全員ドロドロしているので,読んでいてカタルシスは感じられなかった.
作者が選考委員を務めたミステリ大賞で,受賞作に対して「人間が描けていない」的な批判をしていたのだが,この作者にとっては「人間=ドロドロしているもの」なのかなあ.

投稿者 saihide : 00:07

2007年07月05日

6月のアクセス数ランキング

どういうわけだかすっかり忘れていた毎月恒例のアクセス数ランキング.
6月中によく読まれた記事をご紹介.

検索語件数コメント
ひばり食堂455どういう理由か,いきなりトップに
カルフール東大阪431先月の2倍のアクセス数.理由は不明
日本食研KO宮殿工場346先月の三分の一程度だが,それでも第3位
アリオ八尾233だいぶん減ってきたが,それでも多い
ペッパーランチ225先月よりもちょっと減ったが,それでも多い
winmail.dat219ランキングの常連.アクセス数も先月並みで安定している
パスカード183時々ランクインするが,今回は日ハムやヴィッセル神戸のチケット関連のため?
腹減坊主(中華)181地元食べ物屋さんネタ.読む人が多かったのは大学周辺の店だから?
MAX(洋食)177地元食べ物屋さんネタ.今度は夜に行ってみたいなあ
ステーキ屋(ステーキ)171地元食べ物屋さんネタ.今度はコロンブスハンバーグかな
チンザノ・エクストラドライ(ベルモット)167肝臓も正常に戻ったので呑んでも大丈夫なのだが,まだ買ってないな

ということで,6月の崔研究室 仮営業所は「ひばり食堂」「カルフール東大阪」「日本食研KO宮殿工場」なサイトだった.

6月に書いた記事でランクインしたのは3件で,全部地元食べ物屋さんネタ.
個人的には,久万ノ台にある謎の店鳥豚がランクインすると思っていたのだが,アクセス数157件ということでランクインにはちょっとだけ足りなかった.

不思議なのは1位のひばり食堂.メディアで取り上げられた店はその直後にアクセス数が急増し,その後すぐに減ってくることが多いのだが,今月のひばり食堂については月初めから1日15件前後のアクセスが満遍なくやってくる.
この手のアクセス・パターンは検索エンジンのトップページに載った場合だよなあ,と調べてみたところ,「ひばり食堂」で検索したらYahoo!の4位に表示されることが判明.うーん,いつの間に...

投稿者 saihide : 00:43

2007年07月04日

うーさんカレー(カレー)

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先日,街中で昼ご飯を食べることにしたのだが,これといって食べたいものがなかった.
久しぶりにびいどろでちゃんぽんを食べようかとも思って大街道の店の前まで行ったのだが,この暑い時期に熱々のちゃんぽんを食べると,汗だくになってしまって後の仕事に差し支えそう.
ということで,そのまま店を通りすぎ,その先にあったうーさんカレーに入ってみた.

ラフォーレの裏側の道を通って,この店を見かけるたびに「えらく細長そうな店だなあ」と思っていたのだが,実際に入ってみると,やっぱり細長かった.

UsanCurry_2.jpg

いちおうテーブル席もあったが,ほとんどがカウンター席.

さて注文だが,基本のカレーにさまざまなトッピングを追加していくタイプのメニューが中心.
カツや海老フライ,ハンバーグなどのトッピングとして一般的な具材が多かったのだが,確か豆腐だか何だかもトッピングメニューにあったような気が...
ともかく,今回は基本メニューである「うーさんカレー」を注文.普通サイズでも量が比較的多いという話を聞いていたのだが,お腹が減っていたので,大盛りにしてみた.

まずはサラダが出てきた.

UsanCurry_3.jpg

豆腐が入っているので,サラダの割にはボリュームがある.

そして,うーさんカレー(大盛り)登場.

UsanCurry_4.jpg

むぅ,確かに量が多いな.
見て分かるように,このうーさんカレー,いわゆるオムカレーのことで,中はこんな風に

UsanCurry_5.jpg

普通の白ご飯になっている.
で,ルーの方だが,これが非常にサラサラしている.具材の方も,肉はともかく,野菜類はほとんど原型をとどめていないくらい(ニンジンなどが入っているのは確認できる).

味の方はかなりスパイシーで,けっこう美味しかった.
ただ,大盛りにしてしまったためか,あるいはルーがあまりにもサラサラなためか,何も考えずに食べていると,ルーが先になくなってしまいそうになった.
あと,具材の固形分が足りないためか,食べていて,もうちょっと歯応えが欲しくなった.ということは,やっぱり何かトッピングを載せた方がバランスは良さそうだな.

今回はトッピングなしの大盛りで650円だったのだが,次回はサイズは普通でトッピングを追加する方向でいくか.
でも,メニューにあった「富士山」というのも気になるんだよなあ.おそらく山のように盛られたご飯にルーがかかっているんだと思うんだが...


・おまけ
今回の記事を書くにあたって,いろいろと検索してみたところ,googleだと「うーさんカレー」と「う〜さんカレー」で区別されてしまうようだ.
「スナップエンドウ」と「スナックエンドウ」は同じと判断するくらいなんだから,「ー」と「〜」くらい同じものだと認識してもいいと思うのだが...

投稿者 saihide : 02:52

2007年07月03日

加ト吉の株主優待 2007

Katokichi2007_yutai_1.jpg

加ト吉から株主優待が届いた.
例年どおり,レンジご飯が12パックだったのだが,今年は届かないかと思っていた.

というのも,3月末に発覚した循環取引問題で,過去の業績をさかのぼって修正した上,2007年度も巨額の損失を計上したため.
連結ベースで約10億円の損失なのだが,これは通常年度の2-3年分に相当している.

なので,無配に転落することも覚悟していたのだが,配当も優待に前後して通常どおり届いた.
ちなみに,配当金と一緒に事業報告書と

Katokichi2007_yutai_2.jpg

現社長のお詫びの文書も同封されていた.

で,今回の騒動で株価も乱高下している.

Katokichi2007_yutai_3.gif

それまで850円程度だった株価が,事件発覚後,一気に700円台にまで低下.
その後,上がったり下がったりを繰り返しながら,一時は650円を割る始末.
「監査法人の監査報告書が間に合わずに上場廃止」とも噂されていたのだが,それも何とか間に合い,悪材料出し尽くしで株価も上がるかな?と思っていたら,今度はミートホープ事件に子会社である北海道加ト吉が関与していたとの報道が(涙).
これは思ったほど株価に影響を与えていないのだが,それでも不穏な空気が漂っている.
うーん,売ってしまった方が良いのかなあ...

投稿者 saihide : 00:10

2007年07月02日

『斜め屋敷の犯罪』島田荘司

宗谷岬の高台に建つ奇妙な建物「流氷館」.会社社長「浜本幸三郎」によって最初から斜めに造られたこの屋敷で,クリスマスの夜に密室殺人が発生する.
不可解な状況に難航する捜査.そして,捜査のために滞在していた警察が監視する中,第二の密室殺人が...

同僚に貸してもらった本なのだが,島田荘司の本を読むのはこれが初めて.
島田荘司と言えば,本格ミステリの代表的な作家で「御手洗潔」シリーズが有名な作家だが,本作は「御手洗潔」シリーズの二作目にあたるらしい.でも,本人が登場するのは後半からだったりする.

本作はミステリの中でも「館もの」の元祖とでもいえる作品で,舞台となる流氷館の構造が凄まじい.
冒頭に見取り図が掲載されていて,その構造だけでもややこしいのだが,これに加えて建物が斜めに傾いているという設定も付いている.ちなみに,この設定は見取り図には反映されていないので,私は傾きの方向を最後まで間違っていた.

後半になって登場する探偵役の御手洗潔のキャラクターも凄まじい.なぜか,もっと常識人だと思いこんでいたのだが,京極堂シリーズの榎木津礼二郎もビックリの変人だった.

そして,何よりもトリックが凄まじかった.
第二の殺人のトリックが明かされたとき,思わず本を投げそうになったくらい.いや,確かに破綻はしてないけど,このトリックは誰にも分からんだろう...

投稿者 saihide : 08:36

2007年07月01日

円分になる(BlogPet)

今日、さいが
ぴあから株主優待が届いた.前回というか毎回書いているが,ぴあの株主優待は図書ぴあなどの金券で,3回連続で株主名簿に名前が載ると倍の5000円分になる.ということで,今回も5000円分の図書ぴあだ.
とか思ってたらしいの。

*このエントリは、ブログペットの「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 10:23

ぴあの株主優待2007前期

Pia2007a_yutai.jpg

ぴあから株主優待が届いた.
前回というか毎回書いているが,ぴあの株主優待は図書カードなどの金券で,3回連続で株主名簿に名前が載ると倍の5000円分になる.
ということで,今回も5000円分の図書カードだ.

図書カードの絵柄は毎回変わるのだが,今回は見て分かるとおりスパイダーマン.
半分黒くなっているところからすると,『スパイダーマン3』か.
しかし,どうしてゴルフのパターを持ってるんだ?

含み損は相変わらず存在しているけど,ほんの僅かではあるが減少している.
この調子で優待を継続しつつ,いつか含み損が無くなってくれれば嬉しいのだが.

投稿者 saihide : 08:25