前にオレンジ色の派手なトラックが停まっていた.世の中には「二度ある」
を買ってみることにしたので,前回買いそびれた「じゃこ天とかを販売したかったので,前回買いそびれた「じゃこ天」
を買ってみることにしたので,前回買いそびれた「じゃこ天」
を買ってみることにしたので,前回などを買い物したかったの♪
と、グラハムは思ったの♪
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。
短槍使いの女用心棒「バルサ」はふとしたことから皇子「チャグム」の守ることを引き受ける.
身体の中に100年に1度だけ卵を産む精霊を宿す「チャグム」の命を狙って,帝の命令を受けた「狩人」と,異世界から現れる天敵「卵食い」が近づく...
荻原規子の「勾玉」シリーズと並び称される和製ファンタジー作品である「守り人」シリーズの第1作.
いつもなら松山市立中央図書館で借りるところなのだが,予約がやたらと溜まっていたので,三津浜図書館の方で借りてきた.
以前から読もうとは思っていたのだが,ついつい先延ばしになっていたもの.
ようやく読むことができたのだが,どうやらアニメになるそうだ.それで予約が多かったのか.
320ページほどあるのだが,文字が大きい&字間が広い.
独特の固有名詞が出てくるのがちょっとややこしいが,そういうのを考慮しても,想定する読者層の年齢は勾玉シリーズよりも低いのかな.
とはいえ,支配者と先住民の関係や伝承についての考え方など,奥が深そうなところがそこかしこに見え隠れする.
どうやら,このシリーズの作者,文化人類学の研究者で現在は大学教員であるらしい.そのあたりが関係しているのだろう.
ちなみに冒頭に書いたアニメ化の件だが,NHKのBSでこの4月から放映される.
先日,3時間くらいの特集番組を放送していたところからすると,NHKもかなり力を入れている模様.
第一話が先行放映されていたので,ちょっと見てみたのだが,絵はかなりきれいだった.
ストーリーの方は原作そのままではなく,ちょっとアレンジが加えられていたが,単なる演出的なものなのか,それともオリジナル・ストーリーが付け加えられるのか,どっちなんだろう?
全26話となると,原作をなぞるだけでは時間が余りそうだから,オリジナル要素を入れると思うのだが,監督は『攻殻機動隊』のTVシリーズを担当した人らしいので,そのあたりも期待できそうだ.
平和通の中華料理屋さん「元帥」で1回食事をすると,ギョーザサービス券を3枚もらえる.
このサービス券を使うと,1枚につきギョウザ1人前を無料で食べることができる.ただし,1回につき1枚しか使えず,しかも持ち帰りには使えない.有効期限は月単位.これがルールだ.
で,せっかくもらったサービス券,これは使わなければ損だろう.ということで...
・1枚目
前回はランチタイムだったので,今度は夜に行ってみた.
行ったのは20時頃だったのだが大混雑.なんとかカウンター席が1つ空いていたので,そこに座ったのだが,前回も書いたようにカウンター席の間隔が狭くて窮屈.
そんな状態で,回鍋肉セットを注文.もちろんご飯は大盛りで,サービス券を使ってギョーザも注文.
店の状況的にメインの回鍋肉は撮影できるような状態ではなかったので,ギョーザとスープ,ご飯のみで撮影.
ギョーザはちょっと小ぶりかな? 私のギョウザの大きさの基準は,味の素のギョーザと王将の餃子なので,ほとんどのギョーザは小ぶりになってしまうのだが,それを除外してもちょっと小さめかも.
まあ,元帥のギョーザは実質的には無料みたいなものだから,大きさはどうでもいいか.
味は飛び抜けて美味しいわけではないが,普通の値段で提供されても全く文句は出ないくらいの味.これがほとんど無料なんだからなあ.
で,昼の日替わり定食の時と違い,夜の定食は大きな皿にいっぱいのおかずがやってくるので,これにご飯大盛り+ギョーザ1人前となると,かなりのボリューム.
しかし,勘定は回鍋肉セットの620円+サービス券1枚の計620円.安い.安すぎる.
ああ,サービス券はあと2枚あるから,これくらいの値段であと2回満腹になれるなあ.
.
.
.
あと2枚?
ここでルールを思い出してほしい.
・サービス券を使えるのは1回につき1枚のみ
・食事1回するとサービス券を3枚もらえる
手持ちのサービス券は3枚.
1回食事をして−1枚.
1回食事をして+3枚.
さて,手持ちのサービス券は?
答えは
そう,5枚である.
使えば使うほどサービス券が増えていく.
しかも1枚使うたびに3枚も増えていく.
これぞ元帥マジック!
ちなみに,サービス券の利用は1人1枚なので,友人たちを誘って,その分のギョーザを手持ちのサービス券で賄ったとしよう.
この場合,1回の食事でもらえるサービス券は基本的に3枚なので,3人以上の友人を準備できれば,手持ちのサービス券を減らすことができる.
しかし,この場合,サービス券は友人たちにも配られるため,グループ単位でみると1枚使うと3枚増えるという構図は変わっていない.
それどころか,元帥マジックに絡め取られた犠牲者が増えるため,状況は悪化しているといえるかもしれない.
そう,拡散型 元帥マジックである.
恐るべし元帥...
・2枚目
ということで,サービス券を使い切ることは理論的に不可能なので,純粋に晩ご飯を食べに行った.
今回は前回の教訓を活かして,混雑する前の18時くらいに行ってみたところ,読みどおり,ゆっくり座ることができた.
で,今回はニラレバセットを注文.普通の定食ならば520円だが,これをセットにすると+100円で唐揚げがつくのだ.もちろんご飯は大盛り,サービス券でギョーザ1人前も注文した.
写真ではそれほど多く見えないかもしれないが,奥のメインの皿の上に乗っかっている割り箸のサイズから写真の縮尺を考えてもらいたい.
かなり多い.
というか,めちゃくちゃ多いと言ってもいいかもしれない.
この量で620円しかせず,味もけっこう美味しいとなると,混雑するのも分かるよなあ.
ちなみにカウンターの上には福神漬けやキムチなどがあって自由に食べられるっぽい.
はい,ここで問題.
手持ちのサービス券は5枚.
サービス券を使えるのは1回につき1枚のみ.
食事1回するとサービス券を3枚もらえる.
さて,手持ちのサービス券は?
7枚ではなく,10枚である.
サービス精神あふれる元帥では,月末が近くなると,その月のサービス券だけでなく,翌月のサービス券までくれるのだ.
そのため,今回は使った分(−1枚)+3月分のサービス券(+3枚)+4月分のサービス券(+3枚)で,計5枚の純増になったのだ.
これぞ月末ボーナス 元帥マジックである.
元帥...恐ろしい子!
愛大生にはおなじみの元帥.
元帥は大学周辺に2店舗あるのだが,これは平和通の方の店(もう一つは高砂町にある).
大学から少し離れているので,なかなか行く機会はなかったのだが,久しぶりに行ってみた.
店内はこんな感じ.
幅の狭い店内に,小上がり席が4卓ほどだったかな,あとはカウンター席なのだが,このカウンター席の間隔が小さいので,ちょっと窮屈.
この狭い店が昼食時や夕食時にはいっぱいになるのだが,今回はピークタイムを少し外して13時過ぎに行ったので,落ち着いて食べることができた.
で,注文だが,昼の日替わり定食にしてみた.曜日ごとに変わるタイプの日替わりで,この日は
アジフライと鶏唐揚げのソースがけだったかな.
皿が大きいので,量が少なく見えるかもしれないが,普通の定食分はある.
これに
スープとご飯がつく.ご飯は大盛りにしても料金が一緒なので,これは大盛りにしたはず.
これで550円.これだけなら普通の中華料理屋で,可もなく不可もなくという感じなのだが,元帥の最大の特徴はコレ.
餃子サービス券だ.
この券を使えば,1人につき1人前の餃子を無料で食べることができる.
なので,2回目以降は,あの定食+餃子1人前を550円で食べることができるわけだ.こうなってくると,かなりコストパフォーマンスが高くなってくる.
つまり,元帥の真価は2回目以降になってから発揮されるといえるだろう.
しかし,この「2回目以降になってから発揮される」ということは,元帥の本当の恐ろしさについても当てはまるのであった...
ということで続く?
兄に憧れて続けていたサッカーを諦めた「新二」は,幼なじみで天才的スプリンターの「連」の走る姿に惹かれて陸上部に入ることに.
当初は遠い目標だったライバルだが,練習に打ち込んでいくうちに,短距離走の選手としての才能を徐々に開花させていく...
卒業生にして同僚な人が貸してくれた本.
帯に「王様のブランチ 2006年のNo.1!」と大きく書かれているものの,私は陸上競技に全く興味がない.なので,それほど期待していなかったのだが...
これが我ながら不思議なくらい面白かった.
話自体は非常に良くあるタイプの話で,劣等感を持っていた主人公がライバルと戦っていくうちに秘めた才能を開花させ,最終的にはライバルたちと互角に戦えるようになるというもの.
しかし,その過程を高校3年間を使ってじっくりと描いているためか,それほど御都合主義的な展開には思えない.
そういうことよりも,実際に読んでいると登場人物たちがあまりにも
青春全開
なので,そういうことを考えている暇がない.
そのあまりの青春っぷりに,読んでいる最中,ずっとニタニタしていたような気がする.
これは別に悪い意味で言っているのではなく,ついに「ああ,青春だなあ,いいなあ」と自然と表情が崩れてしまうという意味で,ほめ言葉だ.
これを貸してくれた人は箱根駅伝を見て泣けるらしく,その話を聞いたときは「どういう見方をしたら泣けるんだ?」と思ったのだが,駅伝の画面の背景に本作のようなドラマを感じることができるのであれば,泣けるのかもしれないなあ.
登場人物はみんな魅力的なのだが,その中でも指導者の三輪先生にもっとも魅力を感じてしまうというのは,年齢や立場的に考えると仕方がないのだろうか.
25日の日曜日,見奈良のクールス・モールまで行ってきた.
目的は3つ.
1.菜の花畑見物
2.愛南町の産直市
3.いつき組の句会ライブ
ちなみに,会場にはためいていたのが,鯉のぼりならぬ「カツオのぼり」.さすがカツオで有名な愛南町.
まずは菜の花畑見物.
以前,コスモスを見に来たことがあったのだが,それと同じ場所に菜の花が咲いていた.
コスモスのときは見に行った時期が悪かったのか,「一面の花」とまではいかなかったが,今回はまさしく「一面の菜の花」という感じで,見事に黄色に染まっていた.
続いて,愛南町の産直市.
副題(?)が「5つの海を喰らう! 山も喰らう。」という謎なものだったのだが,会場で配っていたパンフレットによると,
1.豪快な外海:カツオ
2.多彩な内海:イサキ・アジ・サバ・イワシ・媛っこ地鶏・ヒオウギ貝
3.芳醇な湾:カキ・アワビ・備長炭・ブロッコリー
4.冬潮走る生簀:ハマチ・カンパチ・甘夏
5.春を彩る生け簀:タイ・真珠
ということらしい.
で,まずはヒオウギ貝を食べてみた.
噛みしめると貝の旨味がほとばしる感じ.身も大きくて,これで2個で100円というのは激安だろう.
続いてサバ寿司.
これは日頃からスーパーなどでよく買って食べているので特に感動はナシ.
そしてメインのカツオ.
カツオというと本場は高知というイメージがあるが,実は愛南町の方が年間取扱量は多いそうだ.
会場ではこんな感じでわら焼きにして売られていた.
今回は1本1000円のものを購入して持ち帰り,夜になってから食べたのだが,これが激ウマだった.
これまで食べたカツオのたたきで一番美味しかったのは,高知の漁港であがったばかりのものを松山に持ってきて居酒屋で調理してもらったものだったのだが,それを超える美味しさ.ニンニクなしでも全然臭みを感じなかったほど.
しかしパンフレットによると,これを超える味の「日帰りカツオ」というのがあるらしい.水揚げから最短3時間で戻ってこれる愛南町ならではのカツオなのだとか.うーん,どんな味なんだろう?
で,デザートは美生柑.河内晩柑とも呼ばれているもの.
別名ジューシーフルーツというほどで,かなり果汁が多い.
焼酎に絞って入れると美味しいらしいのだが,うちには焼酎がないので,ウオッカに入れて呑んでみた.それなりに美味しいが,これだったら単体で食べた方が美味しいかな.
基本的に無味無臭のウオッカと違って,特有の味や香りのある焼酎と会わせてみると,また違った味わいがあるのかも.
で,最後の句会ライブ.
司会は俳人の夏井いつきさん.
そこらの若手芸人以上に客あしらいが上手&キャラが立っているので,1時間半ほどの間,大いに笑わせていただいた.
もう一人の出演者のキムチャンヒさん.
この句会ライブでは上手な句を10句選び,商品として愛南町の特産品がプレゼントされていたのだが,トップ3にはキムチャンヒさんによる絵もプレゼントされる.
カラースプレーと墨を使って,その句のイメージの絵を描くというものなのだが,3分ほどの短時間&即興ということで,なかなか大変そうだ.
今回のお題は「愛南町の特産品」.そうか,それで産直市の会場に短冊を持った人がウロウロしていたのか.
せっかくなので私も応募してみたところ,
クールス・モールの商品券をゲット!
といっても,上手だからもらえたのではなく,ネタとして使いやすかったため.
まあ,実利優先の私としては,それがネタだろうが何だろうが構わないんだけどね.
小学校でかわいがっていたうさぎが殺される現場を見てしまい,心を閉ざしてしまった「ふみちゃん」.
「ふみちゃん」の幼なじみで,相手の行動を縛る能力を持っている「ぼく」は,同じ力を持つ「先生」のところに,力の使い方を教わりに行く.
うさぎを殺した犯人に与える「条件と罰」を決めるために...
『凍りのくじら』,『冷たい校舎の時は止まる』で,少々痛いものの,かなり面白い作品を書いてきた辻村深月の4作目.松山市立中央図書館所蔵.
発表時期としては『凍りのくじら』の後になるわけだが,これまた面白い&道徳の教科書に使えそうという希有な作品.
大学教授の先生が小学4年生の主人公に対して,正義や復讐について色々と話をして考えさせるシーンが半分くらいを占めているところが道徳の教科書的なのだが,絶対的な価値観を一方的に提示するのではなく,いろいろな価値観について考えさせるので,全然退屈ではない.
そのテーマもテーマだし,主人公の一人称小説で子供らしい独白も多く入っているため,読んでいて「これって児童文学?」と錯覚してしまうこともしばしあったが,これまでの作品同様,ちゃんとした謎が隠されているので,立派なミステリ作品だろう.
あと,この作者の特徴である「痛さ」については,主人公が小学生のためか,全くと言っていいほど目立たないので,その手の作品がダメな人にもオススメ.
個人的な評価では,『凍りのくじら』の痛さ&ラストの盛り上がりの方に軍配が上がるが,一般受けという点からすると,本作の方が評価が高いかな.
どちらにせよ,かなりの良作なので,「古本屋で発見したら確保するリスト」に入れておくことにしよう.
ちなみに,伊坂幸太郎作品と同じく,いろいろな作品とリンクしているらしい.
特に,まだ読んでいない『子どもたちは夜と遊ぶ』と密接な関係があるらしく,ある種ネタバレになっているそうだ.
ううっ,読む順番を間違えた...
いろいろあって,昼ごはんを食べそびれた14時過ぎ.
どこかにご飯を食べに行こうと思って,検索してみたところ,姫原のマルシェが候補に挙がった.
昼のラストオーダーが15時までなので,移動時間を考えても十分間に合うだろう.
ということで,車で出発したのだが,中央通りと国道196号線の渋滞に巻き込まれてしまい,到着するまで結構かかった.あれだったら自転車の方が早かったな.
店内はこんな感じ.
老舗の洋食屋さんだと聞いていたので,もうちょっと重厚な雰囲気を想像していたのだが,ちょっとシックな喫茶店といった感じ.
しかし,テーブルに無造作に置かれたソースがリー&ペリンだったりするので,実はこだわりの店なのかも.
ランチタイムとしてはかなり遅い時間帯だったにも関わらず,店内には数組のお客さんがいたくらいなので,12時過ぎだと満席になるくらい繁盛してたりするのかな?
さて注文.
メニューにはハンバーグやカレーなど,いろいろな料理が載っていて,特にハンバーグ系のメニューが美味しそうだったのだが,今回は日替わりランチを注文してみた.
うーん,こうやってみると,定食屋の定食っぽいなあ.ご飯と味噌汁が普通の茶碗&お椀に入っているせいかな.
ということで,メインだけをアップにしてみよう.
おおっ,ちょっとは洋食屋さんっぽくなったかな.
この日のメニューはチキンのトマト煮&白菜のクリーム煮,右側の揚げ物はシーフードフライでエビフライ&イカリング.フライがカラッと揚がっていて美味しかった.
これにご飯&味噌汁&サラダが付いて680円というのはなかなかのコストパフォーマンスかな.
夜に行っても1000円程度でちゃんとしたご飯が食べられそうなので,今度は夜に行ってみようかとも思うのだが,夕方の196号線は異常に混雑することがあるからなあ.
となると,自転車で行った方がフラストレーションが溜まらなくていいかな.
3/23は愛媛大学の卒業式があった.
この2007年の卒業式,私にとっては初めてのゼミ生が卒業する卒業式.
初めてのゼミ生だったわけだが,諸般の事情で,自分が思うようなことを十分にできなかった.これについては非常に申し訳ない気持ちでいっぱい.
後悔することは色々あるのだけれど,一番の後悔は「『自分の認識』を十分に伝えることができただろうか?」というもの.
まがりなりにも「先生」と呼ばれる職業についているわけだが,「教科書に載っている事柄」を覚えるためだけなら「先生」は特に必要でない.
もちろん,事柄を覚えるのを助けるのは「先生」の役割のひとつではあるので,そういう教科書に載っている事柄をリミックスして教えていくことも重要.
でも,本当に大切なのは,そういう「事柄をリミックスするための方法」や,その背景にある「世界に対する考え方」など,私が言うところの『認識』を豊かにするのを助けることなんだろうと思う.
この『認識』は人それぞれであって,これこそがその人をその人たらしめているものなんだと思う.なので,教科書に載っている事柄のように正解がきっちり決まっているわけでなく,どれが正しいのかという判断もできない.
でも,他の人の『認識』に触れて,それを意識的にあるいは無意識のうちに取り込んでいくことで,自分の『認識』はより豊かなものになっていくのだと思う.
私はそれほど「熱い人」ではないし,全分野についての『自分の認識』に自信があるわけではないので,私の専門分野についての事柄とそれに付随する『認識』を伝えるにとどめようと意識して学生さんに接しているのだが,それも十分にできたかどうかについては,かなり疑問ではある.
まあ,今回の後悔を二度と経験しないように,これからは努めていこう.
今回,初めてのゼミ生以外にも,仲のいい学生さんが大挙して卒業してしまう.
出身地域が比較的かたまっている小・中・高校と違って,大学は出身地域がバラバラなので,それぞれが自分の道を進んでいくこれからは,これまでのように会えなくなってしまうのはどうしようもない事実.
だけど,お互いがそれを望んで努力し,それが必要なことならば,また会うことはできると思う.
再び会うそのときには,もうちょっとうまく『自分の認識』を伝えられるようになっていたいと思う.
・おまけ
どうやら学生さんによる私のイメージは「酒呑み」らしく,シェイカーとグラスをいただいた.
非常に嬉しいのだけれど,そういうイメージなんだ...
さいが
と思われるだろうが,これはチーズフォンデュの略だそうだ.『,ちょっとムリヤリ感が溢れるネーミングだな.
とか思ってたらしいの。
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。
イギリスの上級階級の一員で,働かずにブラブラと生活をしている「バーティー」の元に,今日も友人や従兄弟がトラブルを持ち込んでくる.そんなトラブルを執事の「ジーヴス」が見事に解決していく...
『犬は勘定にはいりません』を読んで興味を持った作品.松山市立中央図書館所蔵.
日本ではそれほど知られていないが,英語圏では非常にメジャーなシリーズらしく,アメリカの検索エンジンにAsk Jeevesというのがあったくらい(現在は名前が変わっている).
さて,その内容なのだが冒頭の紹介のとおり.
本作は連作短編集なのだが,それぞれの短編は
1.外からトラブルが持ち込まれる
2.主人公が解決しようとしてドタバタする
3.ジーヴスが手を出して解決する
というパターンが踏襲されている.
なので,マンネリといえばマンネリなのだが,20時45分に印籠が出てくる『水戸黄門』みたいなもので,これはこれで面白かったりする.
当時(ヴィクトリア朝?)のイギリスの風俗が分かっていれば,もっと楽しめたんだろうなあというのがちょっと残念.
あと,冒頭に「日本ではそれほど知られていない」と書いたが,数年前に出版ブームが起こったようで,本作もその際に出版されたもの.
しかし,手に取るにあたって問題が一つあった.読む順番が分からないのだ.
今回読んだのは国書刊行会の「ウッドハウス・コレクション」の第一弾なのだが,これがジーブス物の第1巻というわけではないらしい.
でも,実際に読んでみると,このシリーズなら特に順番に読まなくても大丈夫な気がしてきた.
・おまけ
水戸黄門が印籠を出す時間を調べていたところ,こんな調査結果がヒットした.
面白いことするなあ,シチズン時計.
三津浜図書館に行くついでに,以前から気になっていた三津のFLORに行ってみた.
事前にe-komachiの地図で場所をチェックしておいたのだが,なかなか見つからず,30分近くグルグル回ってしまった.自転車だったら気になる箇所ですぐに止められるのだが,車だと停車したくてもできないことが多いからなあ.
実際には,伊予鉄三津駅の真正面にある橋を渡ったところにある,商店街の入り口脇にある喫茶店の2階.
一度気づいてみると,どうして気がつかなかったんだ?と我ながら不思議なくらいな場所だ.
まあ,車だと脇見運転をしない限り,窓の上に書いてある店名表示が見えないからなあ.
で,店内はこんな感じ.
e-komachiに従ってイタリアンに分類しておいたけど,どちらかというとカフェだな.
写真展やライブの会場になることもあるというので,もうちょっと大きな店だと思っていたのだが,かなり小さい.写真展はともかく,これでライブってできるのか? 演奏者+機材+観客で大変なことになりそうだけど...
この写真の方向の反対側は大きな窓になっていて,そこからは
伊予鉄三津駅が見える.こうやってみると,本当に真正面だな.
さて注文.
ランチメニューにはパスタとピザがあったのだが,今回はカルボナーラを注文.
パスタだけだと量的に足りないかな?と思っていたのだが,
パンが付いていた.このパンは自家製で,ランチタイムと夜の営業時間の間は,近くに行商に行ったりしているらしい.
単品で食べても素朴な味で美味しいのだが,皿の上のオリーブオイルに卓上の塩をちょっと振って,それにつけて食べると非常に旨いことを発見.メインのカルボナーラがくるまでにほとんど食べてしまった.
で,そのメインのカルボナーラ.
パスタがもちもちしていたので生パスタかな?と思ったのだが,カウンターには瓶に入った乾燥パスタが置いてある.でも,店の隅の方にはパスタマシーンらしき器具もある.
自分の舌に自信のないことには自信がある私としては「味的には生パスタだと思うんだけどなあ」と思いつつ食べていたのだが,色々と調べてみると,店主の自家製とあったので,おそらく生パスタだったのだろう.
味の方だが,私が想像していた物よりもえらく水分が少なかったのだが,かなり濃厚な味.
単品で食べても全然問題はないのだが,箸休めのためにパンをもうちょっと残しておくべきだったか.
値段は忘れてしまったのだが,900円か950円だったと思う.パンがついていることを考えると,それほど高くないのかもしれないが,もうちょっと安いと嬉しいなあ.
地元の三津に根付いている店らしく,店内には三津に関するチラシみたいなものが置いてあった.
料理が出るまで時間つぶしのために読んでいたのだが,それによると,伊予鉄三津駅の駅舎は日本最古の駅舎らしい.確かに歴史を感じるからなあ.
で,その駅舎なのだが,どうやら近日中に建て替えられてしまうらしい.うーん,ちょっともったいない気もするなあ.
確かに老朽化が進んでそうだから,このまま使い続けるのは難しいかもしれないけど,どこかに移設して記念館的に使ったりできればいいんだろうけど.
ということで,帰りに近くまで行って写真を撮っておいた.
この古い駅舎から利用客がたくさん出てくるのは,なんだかいい感じなんだけどなあ.
いつものように近所のスーパーに買い物に行ったところ,店の前にオレンジ色の派手なトラックが停まっていた.
世の中には「二度あることは三度ある」という諺もあるが,そのとおり,この冒頭も以前の記事のコピペだ.
でも,「くどさで笑えるのは3回まで」という名言もあるわけで...もうしません,ごめんなさい.
と,またもやあげんどうの移動販売車と遭遇したので,前回買いそびれた「じゃこ天」を買ってみることにした.
また売り切れているんじゃないかと心配したのだが,今回は大丈夫.
右側がじゃこ天.通常価格120円のところを期間限定で100円で販売していた.
左側にちょっと写っているのがおなじみのじゃこカツ.
で,じゃこ天の味なのだが,普通に美味しかった.
でも,もう買わないかな.
以上.
と書いてしまうと,色々と誤解を呼びそうなのでもうちょっと説明しておこう.
じゃこ天というのは,3枚で100円を切るようなものから,1枚で200円近くするものまで,値段にはかなり幅がある.
では,安いじゃこ天がマズイかというと,安いものでも基本的に一定水準の味は維持されている,いわば「ハズレがない」食べ物だと思うのだ.
つまり,安いじゃこ天の方がコストパフォーマンスが高くなる傾向があるように思えるのだ.
もちろん,今回のじゃこ天の揚げたてを1枚100円というのは相場の値段だし,それに見合うだけの味は十分ある.
でも,それを3枚100円のじゃこ天を売っているスーパーの前で買う必要はどれくらいあるのだろうか?とコストパフォーマンス重視の私としては思ってしまうわけだ.
今回のじゃこ天のように「揚げたて」という要素に付加価値を見いだすこともあるだろうが,それだったら同じ「揚げたて」であり,なおかつ「他のところには売っていない」という差別化要因を持ったじゃこカツやエビでガンスを注文するような気がする.
なお,今回もじゃこカツを食べたのだが,前回感じたのと同様,じゃこ天と十分戦えるくらいに美味しかった.
これなら,次に買うときは,じゃこ天じゃなくてじゃこカツがメインだな.
伝説の英雄「ティーチャ」のいる基地に赴任してきた「クサナギ・スイト」.
自身の才能と新型機の性能によって,「ティーチャ」に次ぐ地位を得た彼女のもとに,女性のパイロットが部下として配属してくるが...
『スカイ・クロラ』の続編,というか前日談.松山市立中央図書館所蔵.
よく意味が分からなかった『スカイ・クロラ』に比べると,圧倒的に分かりやすい.
まあ,あくまでも「比べると」の話なのだが.
話の筋がよく分からなかった前作に比べると,本作の筋は「主人公の少女の葛藤と成長」と言ってしまっていいだろう.むむっ,成長してるのか?
あいかわらず専門用語バリバリの戦闘機でのドッグファイトが前作よりも多く描かれている(と思う).
それにも関わらず,読んでいて思ったのは「一昔前の少女漫画みたいだな」ということ.
主人公が純粋(?)な女性(=少女)で,その一人称の形式で話が進んでいくからだろうか.
ああ,憧れの先輩と,憧れの先輩を狙うライバルが出てくるのも少女漫画っぽいか(笑).
正直なところ,『スカイ・クロラ』と同じような意味が分からない話だったら,このシリーズはこれで読むのをやめようと思っていたのだが,本作くらい話の筋があれば,まだ読み続けられるな.
ある日の昼下がりのこと.
まだ昼食を食べておらず,かなりお腹が減っていたのでボリュームのあるものを食べることにした.しかし,第一候補の店に行ってみたところ,既にラストオーダーが終わっていた(涙).
うーん,この時間帯でも営業していてボリュームのある店って他にあったかなあ...
と,しばらく考えて思いついたのが,平和通の骨太BUTAMEN.ここの漢(おとこ)盛り&かち盛りならば食欲を満たしてくれるに違いない.
ということで,骨太BUTAMENに直行.そういえば,ここのつけ麺はまだ食べたことがないことに気がついたので,つけ麺を頼んでみた.
まずはつけダレ.
中には
こんな感じでチャーシューが入っている.結構多めだな.
で,問題のつけ麺本体.
久しぶりに見ると,その高さに衝撃を受けるなあ.
高さにばかり目がいってしまうが,実はラーメン鉢の4分の3くらいまで麺が入っていることも見逃してはいけない.
このボリュームでつけ麺(550円)+漢盛り(+130円)+野菜多め(+0円)の680円というのは安いよな.
つけ麺の場合,野菜の量は選べるのだが,背脂はそもそもかかっていないらしく選べない.
そのせいか,背脂ギトギトにしたときのような油っぽさは感じなかったし,基本的にサッパリしているので,その手の味が好きな人はラーメンよりも合うかも.
...いや,サッパリ味が好きな人は,そもそもこの店には来ないか.
量の問題か,味付けの問題か分からないが,食べた後,ちょっと胸焼けっぽいものを感じた.
ニンニクを食べた後に感じるような胸焼けだったので,量ではなくタレの味付けに由来していると思うのだが,これがつけダレの方ならばつける量を調整すればいいだけの話.
しかし,つけダレ単体で味を見たときにはニンニクっぽさは感じなかったし,ニンニクが入っているとすれば野菜にかかっている別のタレの方のような気がする.
だとすると,こちらのタレの量を背脂みたいに選べるようにした方がいいかも.
土曜日の午前中のこと.
遅めの朝ご飯を食べつつ,ネットを巡回していたところ,玄関で呼び鈴が鳴った.
宅配便がくる予定はないし,変な宗教だろうか?と訝しみながらも玄関に出てみたところ,宅配便だった.
すっかり忘れていたが,日本金銭機械の株主優待であるグルメールで3月分を注文していたんだっけ.
で,注文していたことをすっかり忘れられていたブツだが...
オホーツク海原産の甘エビ.
一人暮らしの身なので,この手の生鮮食品ではなく,もうちょっと日保ちのする物を注文しようかと思ったのだけど,卒業式の後にでも皆で食べればいいや,ということで,これにしたんだっけ.
でも,甘エビって,こんなに大きかったっけ? もう一回りほど小ぶりなものを想像していたんだけどなあ.
しかも,けっこう箱が大きいぞ.今の冷凍庫でコレが入るだけのスペースを確保できるかなあ?
うん? これって冷凍保存なのか,それとも冷蔵? そもそも卒業式まで賞味期限が保つのか?
ということで,まずは賞味期限をチェック.
3/20まで.
ううっ,早くも企画倒れの危機が...
同封されていた注意書きの保存方法を読んでみると,この賞味期限は冷蔵での話.
冷凍すれば1ヶ月くらいは保つらしい.
しかし,その際は頭を外して冷凍しなくてはいけないとのこと.うーん,頭があると何か問題なのだろうか?
面倒くさいので,そのまま冷凍してしまおうかとも思ったのだが,甲殻類による食あたりはシャレにならないくらいキビシイので,注意書きに従うことにした.
ということで,まず頭の部分を包丁で切断.
頭は頭で料理に使えるようなので捨てないで,それぞれをジップロックに詰めてみた.
.
.
.
まったく風情がない光景だ.
なお,今回の甘エビ,やっぱり大ぶり&量があったため,用意したジップロック2枚に全部入りきらなかった.
ということで,残りの分は自家消費に回すことにして,早速食べてみよう.
しばらく台所に放置して自然解凍.その後,そのまま食べても良かったのだが,頭を切った甘エビの風情のなさが少々心配になったので,頭を切ったものと残したものの2種類を準備してみた.
まずは頭を切った方.
想像を超えた風情のなさに悶絶.
うーん,やっぱり頭がついてないと貧相だなあ.
続いて頭を残した方.
...使った器のセンスのなさに悶絶だな,これは.
うーん,器がもうちょっとまともだったら,頭を切った方もそれなりに美味しそうに見えるかなあ.
ちなみに味の方だが,エビの甘みと旨味もさることながら,
プリプリしながらもネットリした食感が堪りません.
冷凍したことによって,この味わいが損なわれなければいいんだけど.
毎度おなじみ,モスバーガーをデミカツドッグしなかったよ
今回は、グラハムが、期間などをデミカツドッグしなかったよ
毎度おなじみ,モスバーガーの期間限定商品.今回は、グラハムたちが、期間など食べた
とか思った?
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。
私立探偵の「三梨」は,その特徴的な「耳」で業界でも有名.
産業スパイを見つけるため,その耳を使って盗み聴きをしていたところ,珍しい共通点を持つサングラスの女性「冬絵」の存在を知り,すぐさまスカウト.
彼女を相手のビルに潜入させるが,そこで殺人事件が...
『シャドウ』で見事にだましてくれた道尾秀介の新作.
卒業生にして同僚な人が貸してくれた.
カバーにトランプの写真が使われており,そのジョーカーが猿っぽいので,これがタイトルの「片眼の猿」かと思っていたら,実は全然関係なかった.
この作者の作品はまだ2つしか読んでいないので,どういう作風の作家なのかよく分からないのだが,本作は『シャドウ』とはかなり違っていた.
『シャドウ』はちょっと怖い感じだったが,こちらはかなり明るい感じ.中心のテーマなどはかなり重いものではあるのだが.
『シャドウ』との比較でいくと,『シャドウ』はラストの方で怒濤の展開というか,「うぉぉぉっ!」という感じが集中してやってくるのだが,本作はそれがさざ波のように小刻みにやってくる感じ.なので,最後の方のカタルシスがちょっと弱めかな.
で,読んでいて気になったのが,やたらと頻繁に章が区切られていること.
260ページほどなのだが,全部で37章もある.この章構成が私の感じた「小刻み感」の原因でもあると思うのだが,後ろの方を見てみると,どうやらこの作品,携帯電話で配信するための作品だったようだ.
そういう意味では,ケータイ小説になるんだろうが,小刻み感が強いこと以外は普通の小説なので,いわゆる「ケータイ小説」が苦手な人でも大丈夫だろう.
いつものように近所のスーパーに買い物に行ったところ,店の前にオレンジ色の派手なトラックが停まっていた.
...ごめんなさい,前に記事にしたじゃこカツ@あげんどうの冒頭をコピペしました.
ということで,このあたりを移動販売しているあげんどうと再び遭遇.
今回は前回買わなかったじゃこ天を食べようと思ったのだが,既に売り切れ.
仕方がないので,前回食べたじゃこカツに加えて,新商品のエビでガンスを買ってみた.
これがエビでガンス.
右端にちょっと見えているのは一緒に買ったじゃこカツなのだが,エビでガンスの方がじゃこカツよりも色がちょっと薄めだな.
断面の写真.
箸でちぎったので,ちょっとつぶれてしまった.
こうやってみると,白身魚のフライっぽいが,実物を見てみると,ところどころにエビ由来の赤みがあって,もうちょっとエビが入っているっぽく見える.
ちなみに,ちぎった瞬間,火が通ったタマネギの甘い香りが広がった.なかなか食欲をそそる香りだ.
説明書きによると,ガンスというのは広島の特産品らしいのだが,色々と調べてみたところ,ピリ辛味の「はんぺん」を揚げたものらしい.
でも,このエビでガンスは「はんぺん」という感じはあまりしない.むしろ,エビカツに近い感じなのだが,タマネギの甘みが結構強い.
説明書きによると,冷めるとさらに美味しいとあったので,ちぎった半分は冷めるまで待ってから食べてみたのだが,個人的には揚げたての方が美味しかったかな.
なお,前回も食べたじゃこカツだが,前回よりもじゃこ天っぽさがアップしていたように思えたのだが,これは単なる気のせいだろうか? 個人的な好みからすれば,この味ならじゃこ天と十分に張り合えるなあ.
前回と違い,今回は携帯電話をもっていたのでトラックの写真つき.
以前見たときは,えらく派手な印象を受けたのだが,色がオレンジ色で目を惹くこと以外は特に派手な装飾があるわけではなかった.まあ,色自体が十分に派手だという話もあるが.
ヒトが敗北し,地球の支配者がマシンになった未来.
人々の間を渡り歩いて物語を集めている人間「語り部」は,アンドロイド「アイビス」との戦いで負傷,マシンの都市で療養することになる.
怪我が治るまでの間,「語り部」は「アイビス」の語るヒトとマシンに関するフィクションの物語に耳を傾けることになる...
卒業生にして同僚な人に貸してもらった本.
作者はSFやファンタジーも書く作家なのだが,世間的にはと学会の会長というイメージの方が強いのではないだろうか.
しかし,この作品,非常に面白かった.
形式としては,短編集でもあるし,長編作品でもあるという,ちょっと複雑な形式.
1つの物語の中に独立した物語が6本(あるいは7本)入っているという構造なのだが,現実とバーチャルという一つのテーマで最終的に結びついていく.
そもそもはバラバラに発表されていた短編をこのような形式でまとめたものなのだが,そのためか,各短編ごとに作風がかなり違っている.
で,正直なところ,最初の4話については普通,第5話については最初は「ダメだ,受け付けない!」とまで思ったくらい(後半になって盛り返したが).
その印象を一気に塗り替えたのが第6話の「詩音が来た日」.老人介護の現場にロボットがやってくるという話なのだが,これがめちゃくちゃ面白かった.
最終話の「アイの物語」も面白かったのだが,それ以上に「詩音が来た日」が良かった.それほどSF,SFしていないので,SFが苦手な人にも面白く読めるかも.
〈本の雑誌が選ぶ2006年度ベスト10〉第3位に選ばれたらしいのだが,それもうなずける.
これまで,「と学会会長」のイメージが強すぎて,この作者の本は読んでこなかったんだけど,ちょっと興味が出てきた.『神は沈黙せず』も面白いらしいので,読んでみようかなあ.
最後に気に入った箇所を引用.
「記憶を作りましょう。あなたにはまだ時間があります。楽しい記憶を作るだけの時間は、十分にあるはずです。」
詩音「詩音が来た日」
「理解できなくていい。ただ許容して」
アイビス「アイの物語」
時節柄,お礼のお菓子を準備しなければならなかったわけだが,いつものように店で買ってくるというのも,ちょっと捻りが足りない.
さて,どうしたものか?と考えていたときに思い出したのが,以前,仕事で話を聞きに行ったクオカの初心者用セットのこと.
クオカというのはお菓子の材料や器具をネット通販している店なのだが,そのクオカの楽天店で販売している初心者用セットはとても簡単に作れて,しかも美味しいと社長が自画自賛していた.
よし,本当に簡単で美味しいのかどうかの確認もかねて,今回のお礼はこれを使った手作りにしてみよう.
ちなみに,私がこれまで作ったお菓子といえばホットケーキくらいだ.
セットは何種類かあったのだが,一番見栄えが良さそうなガトーショコラを作ってみることにした.
説明書によると30分で作れるらしいのだが,本当に30分でできるのか? 本当かどうか,時間も計ってみることにしよう.
まずはセットに入っていたチョコレートと,別に買ってきた無塩バターを溶かす.
うーん,予想以上にチョコレートが多いなあ.
本来は湯せんで溶かすのだが,電子レンジ1分でもOKというので,手抜きのために電子レンジへ.
その間に,卵と牛乳,セットに入っていた粉を混ぜる.
説明書によると2分程度らしい.
泡立て器で生地をガシガシ混ぜている途中,チョコレートを溶かしている電子レンジからメロディーが.
しかし,全然溶けていない.小刻みに時間を設定して再度加熱しつつ,生地をガシガシ混ぜる.
チョコレートが溶けきったところで,生地とチョコレートを混ぜ,
再び泡立て器でガシガシと.
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.
えらく生地が重たいんですけど,大丈夫っすか?
もしかして,手早くやらないと,チョコレートがどんどん固まっていったりするのだろうか?
少々焦りつつガシガシを終了.
続いて,付属の型に流し込んでみたのだが,ここで問題発生.
...どろっ
...どろっ
...どろっ
という感じで,かなり傾けているにもかかわらず,なかなか流れてくれない.
ボウルを傾けたまま待つことしばし.
ようやく流し込みが終了したのだが,やっぱり問題発生.
表面が平らにならない.ヘラやらペティナイフやらスプーンやらで形を整えようと頑張ってみたのだが,やればやるほど深みにズブズブと嵌っていく感じが...
ちなみに,ここまでの作業を5分間で実行することが求められているのだが,既に10分ほど経過している.
慣れた人だったら5分でできるらしいが,人間の熟練というのはすごいものだなあ.
生地の整形を半ばあきらめ,次の指示に従う.
「オーブンで約25〜30分焼きます」
...焼き時間に5分も幅があるのか?
うーん,とりあえず25分ほど焼いてみるか.
オーブンに入れてしまうと,あとはやることが無くなった.
この間に,使った泡立て器やボウルを洗ってしまうことに.
うーん,チョコレートってお湯で洗うとすぐに落ちるなあ,などと考えていると,キッチンタイマーが鳴った.この時点で30分経過.
ガトーショコラは,
まだオーブンの中.残り時間があと11分ほどなので,11分ほど作業が遅れている計算になる.やっぱり30分では無理だったか.
しかし,オーブンの中をのぞいてみた感じでは,いい感じで膨らんでいるじゃないか.
それから11分経過.これでオーブンで25分焼いたことになるわけだが,はたして出来上がっているのだろうか..
説明書によると,竹串を刺して生地が付かなくなるまで焼くとある.
竹串なんてなかったので,爪楊枝をプスプス刺してチェック.まだ生地が付く箇所があったので,もうちょっと焼く.
そんなこんなでようやく完成.
見本は
こんな感じだが,完成した実物は...
膨らみ過ぎた.
そのためか,大きなひび割れが入ってしまっている.
失敗したなあ,原因は何だろう?と思って調べてみたところ,ひびが入っている=失敗ではなく,むしろ,生地の状態が良い証拠だそうだ.
しかし,これはちょっとひび割れすぎだよなあ.ひび割れと言うよりも地割れという方が正しいような...
それでも,しばらく冷やしてみると,地割れもかなり復元していった.まあ,それでも盛大に割れてはいるのだが.
で,仕上げにパウダーシュガーをかける.「茶こしを使って」とあったので,茶こしに付属のパウダーシュガーを入れてかけてみたところ,
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何かが違っている,確実に.
しかし,既に手遅れという感じで,これで完成.
冷やす時間を除いたら,全部で50分くらいかかったかなあ.
ちなみに,このガトーショコラ・セット,販売価格は840円なのだが,ネット通販なので送料(525円)もかかる.また,セットに入っていない卵や牛乳,バターは別に調達しなくてはならない.もちろんオーブンの電気代もかかるし,作る人の時間と労力も必要.
そういうのを全部考慮していくと,ショコラティエCでガトークラッシックを1260円で買ってきた方が安上がりだし,もらった人も喜ぶような気がしないでもないわけだが...
まあ,こういうのは気持ちの問題だからね.
なので,これを食べてお腹が痛くなった人がいたとしても,それは気持ちの問題と言うことで,なにとぞ一つ.
今回の件で殉職されたお皿.
すまぬ,私が「今年は手作りでいってみよう!」などと考えたせいで...
何度も記事にしているモスバーガーだが,その第一号店ができたのは1972年3月12日.
ということで,毎年3月12日はモスの日になっており,この日に店舗に行くと,先着順で花の栽培キットをもらえる.
諸般の事情のため,今月中にあと3回ほどモスバーガーに行かなくてはいけない計算なので,どうせ行くならプラスアルファのある方が嬉しい.
ということで,昼ご飯を食べに行ってきた.
ちなみにプレゼントの花の栽培キットだが,2005年はひまわり,2006年は日々草,そして今年2007年はペチュニアだ.
箱の中身はこんな感じ.
ココヤシの繊維で作られた鉢,モスバーガーで出た野菜くずから作った堆肥の入った土,ペチュニアの種,そしてネームタグ.
種が変わっただけで,去年もらったのと全く同じだ.
そう,このモスの日にもらえる花の栽培キット,昨年の日々草のやつももらっている.
もらっているのだが...
使わないまま,1年が経過してしまった.
弁解させてもらうと,前回の日々草,もらったのは3月だが,種まきは4月以降,しかも温度が低いと育たないと注意書きされていたのだ.
となると,もらってすぐ=3月に種を蒔いても上手く育たないだろうし,もうちょっと暖かくなってから...などと思っていたら1年が経過してしまったのだ.
日々草の方の注意書きによると,種は約1年持つらしいので,4月になったら蒔いてみるつもりだが,土の色がちょっと白っぽくなっており,見るからに乾燥してしまっている.うーん,無理かなあ.
・おまけ
基本的に栽培キットがメインだったのだが,
知らないうちにキャンペーンをやっていたようで,500円ごとにスクラッチカードがもらえる.
しかも80%の確率で何か当たるらしい.
80%の確率で当たるのなら,バーガー類は無理でも最下位のドリンクSサイズくらいは当たるだろうと思ったのだが,
残り20%の確率で見事にハズレ.
がっでーむ.
日曜日の昼,ランチを食べにヴィンサントまで行ってきた.
以前書いたアルポルテと同じく,堀江にあって有名な店だ.やっぱり旧の国道196号線(バイパスじゃないほう)沿いにあるので,場所はわかりやすいだろう.
まずは店内の写真.
この写真だと狭く見えてしまうかもしれないが,結構広い.
いや,窓際にテーブル席が配置されていて,店の真ん中には広めの空間が確保されているために広く感じるのかな.
この日は日曜日のお昼時ということで,ほぼ満席.
しかし,たまたま空いていたカウンター席に座ることができた.
さて注文なのだが,このヴィンサント,ハンバーグやパスタの店らしく,メニューにもそのあたりのものがたくさん並んでいた.
事前の情報収集ではハンバーグも美味しいらしいのだが,オススメは日替わりランチらしいので,今回はそれを注文.
まずはサラダとスープ.
まあ,普通のサラダとスープだな.
続いてパスタ.
この日は見て分かるとおり,ソーセージのパスタ.
ランチのパスタはハーフサイズらしいが,ハーフサイズにしては量が多いかな.
で,メイン.
クリームソースっぽいし,実際にクリーム系の味なのだが,メニューにあった名前は「鮭の白ワイン煮」だったと思う.確かに単なるクリームソースに比べるとアッサリしていた.
ここで問題発生.
パスタもメインもそれぞれ単独で食べられる味付けというか,どちらも「メイン=おかず」になれるような一品なわけで,おかず少しでご飯をたくさん食べられる私としては食べ方に困ってしまった.
いっそのこと,パンか何かを追加注文しようかとおもったくらいなのだが,量的には不足はなかったので,今回は控えておいた.
で,食後のドリンクとデザート.
ドリンクは色々と選べるのだが,コーヒーを控えている最中だったので,今回はオレンジジュースを.
その右にあるのはシャーベット.シャーベットは日替わりっぽいのだが,この日は「ほんのり甘いけど果物っぽさ(酸味?)があまりない」という正体不明のシャーベット.ラ・フランスだったのかなあ?
以前はこれに食前酒がついていたのだが,最近の飲酒運転防止の風潮のため,食前酒の提供は中止になったらしい(店内に張り紙がしてあった).ちょっと残念ではあるが,出した店も処罰の対象になるらしいから仕方ないよな.
これで892円.味的にもボリューム的にも申し分ないのだが,堀江まで行くのがツライよなあ.
車に乗れば距離的にはそれほど負担ではないのだが,時間帯によっては中央通りや196号の渋滞がなあ...
ともかく,また機会をみて,今度はハンバーグを食べてみよう.
デミカツドッグに続いて,こちらは緑モスのみの限定商品であるチーフォンドッグ.
チーフォンって何だ?と思われるだろうが,これはチーズフォンデュの略だそうだ.うーん,ちょっとムリヤリ感が溢れるネーミングだな...
で,デミカツドッグ同様,こちらも正式名称は長い.「チーズフォンデュ仕立て、バジル風味のマッシュポテト添え チーフォンドッグ」である.
ちなみに,デミカツドッグはホットドッグ用のパンにトンカツが挟まっていた.
じゃあ,このチーフォンドッグにはチーズフォンデュが挟まっているのか?
挟めるのか,チーズフォンデュって?
いや,モスバーガーならやってくれるかも...
と妙な期待をしてしまったのだが,挟まっているのは普通のソーセージ.まあ,モスバーガーのソーセージは普通でも美味しいからいいや.
で,そのソーセージの上にチーズフォンデュっぽいソースが載っている.見た目はマヨネーズっぽいが,これは全部チーズを使ったソースだ.
ちゃんとしたチーズフォンデュというのはおそらく食べたことがないので比較のしようがないのだが,このソースは単にチーズを溶かしてあるだけのものではなくて,味もちゃんとついている.
しかし,どう考えてもチーズとは違う,ちょっとサッパリとした味が混じってる.何だろう?と思って,ちょっと開いてみた.
パンのところに塗られている緑色に注目.普通のマッシュポテトが入っていると思っていたら,なるほど,これが正式名称にある「バジル風味のマッシュポテト」というやつか.
サッパリとした味の正体はバジルだったのか.バジルを単体で食べる機会はあまりないので,バジルの味といわれても思い出せないのだが,それほど強い味ではなく,味のアクセント程度.でも,この味がなかったら,全体の印象はかなり違ってくるだろうなあ.
発表当初は「どう考えてもデミカツドッグの方が美味しいだろう」と思ってたんだけど,実際に食べてみると予想外に美味しいな,チーフォンドッグ.まあ,事前の期待が低かったのも大きく影響してそうだけど.
で,その前回食べたデミカツドッグと比較するために注文してみた,
かなり久しぶりのロースカツバーガー.
デミカツバーガーと同じくらいの値段なのだが,個人的な好みからするとロースカツバーガーの方が美味しいかなあ.単に濃い味が好きなだけのような気もするけど.
毎度おなじみ,モスバーガーの期間限定商品.
今回はデミカツドッグ.
それにプラスして,これまた期間限定商品である青森りんごシェイクをデザートで食べた.
まずはデミカツドッグだが,正式名称は「サクサクカツをオリジナルデミソースで デミカツドッグ」ということで,あいかわらず長い.
見て分かるように,通常はチリドッグなどに使っているパンに,ソーセージではなく棒状のトンカツを挟み,そこにデミグラスソースをかけたもの.
モスバーガーのバーガー類といえば,こぼれんばかりにソースがかかっているイメージがあるのだが,このデミカツドッグはそうでもなかった.個人的にはもうちょっとソースの量が多い方がいいかな.味は申し分なし.
中に挟まっているトンカツ(正確には豚ヒレ肉を使った「ヒレカツ」)はボリュームもそれなりにあり,表面もサクサク揚がっていて美味しいのだが...
うーん,どうもインパクトが足りない感じがするんだよなあ.
これって,ソースの量が物足りなかったせいであって,ソースの量を多めにできれば,それだけで解決するのかもしれないけど.
で,続いて青森りんごシェイク.
「続いて」とは書いたが,実際には一番最初に出てきたのが,このシェイク.
「冷たいデザートをメインの前に持ってきてどうするんだ!」
と思わなくもなかったが,作り直してもらうわけにもいかないので,大人しく受け取った.
大阪の緑モスでフローズンケーキバーを注文したときは「メインが出てから10分後に持って行きます」って言ってくれたんだが...
で,デミカツドッグなどが到着して食べ終えるまでの間,どんどん温くなってしまっていったわけだが,ようやく実食.
シェイク自体に味がついているマクドナルドと違って,このシェイクはバニラの味しかしない.
そこに青森りんごを使ったソースを載せているわけだが,それにプラスしてクラッカーが入っていた.
味の方だが,りんごのソースはアップルパイの中に入っているようなりんごのシロップ煮的な味で悪くはないのだが,なんといってもシェイクが融けて水っぽくなってしまってるので,シェイクを食べている感じがあまりしない...
ちゃんと冷たいままで食べることができれば美味しいとは思うのだが,モスバーガーでデザートを注文することはほとんどないから,もう一回注文することはおそらくないだろうなあ.
伊坂幸太郎の短編集.
「動物園のエンジン」「サクリファイス」「フィッシュ・ストーリー」「ポテチ」の4本を収録.
どれも独立した短編なのだが,もともと作品がリンクしていることで有名な作者なので,これもリンクしまくっている.
伊坂幸太郎ファンの卒業生にして同僚な人に貸してもらった.
・「動物園のエンジン」
収められている短編の中ではこれが一番古い作品なのだが,イマイチだった.
・「サクリファイス」
『ラッシュライフ』他に出てくる美学のある泥棒「黒澤」が主人公.
「黒澤」の話は個人的に好きなので,期待して読んでいたのだが,これもイマイチ...
・「フィッシュ・ストーリー」
一本の小説とそこから作られた曲を軸に,さまざまな時間軸でのエピソードを行ったり来たりする話.ただしSFではない.
無関係に見える話がリンクしていく構造の話は大好きなので,かなり面白かった.
・「ポテチ」
これも『ラッシュライフ』に出てきた妙な泥棒の片割れ「今村」が主人公で,やっぱり「黒澤」も出てくる.
「今村」とその恋人「大西」,そして今村の母親の掛け合いが面白く,話もそれなりに面白かった.
でも「フィッシュ・ストーリー」が一番面白かったかな,と思いつつ,他の人の感想を検索したところ,「ポテチ」というタイトルが上手い的な感想を発見.
えっ? どういうこと?
.
.
.
おおっ! そういうことだったのか!
うわー,全然気づかないで読んでいた.
なるほど,確かに上手いわ.
・おまけ
検索中,伊坂幸太郎作品のリンクを掲載しているサイトを発見(左側のISAKA Worldから).
うーん,全然気がついていなかったのもかなりあるなあ.
年に2回のお楽しみ(?),木徳神糧から株主優待が届いた.
以前はずっと同じ「米浪漫 饗宴(うたげ)」なる2合ずつ小分けにされたお米だったのだが,うーん,前回は違う種類のお米(2000円分)が来た.
今回は3000円分のはずなのだが,どんなのが届いたのかな?
おおっ,今回の中身も前回と違うぞ.
「宮城産有機栽培米 ひとめぼれ」3合パック(右)が4つと,「ミルキークイーン」3合パック(左)が3つ.
ひとめぼれは結構メジャーな品種だから分かるとして,ミルキークイーンって何だ? 何だか甘そうな名前だけど...
検索をしてみたところ,コシヒカリの突然変異種でアミロースというのが低いのが特徴らしい.
アミロースというのは米のデンプンの種類で,このアミロースが少ない米はもう一種類のデンプンであるアミロペクチンが多くなるそうだ.で,このアミロペクチンはもち米の主成分で,これが多いと粘りの強い米になる.つまり,ミルキークイーンは粘りの強い米ということらしい.
うーん,個人的にはごはんはちょっと固めくらいの方が好きなのだが...
で,恒例の在庫調査.
最近はそうでもないが,ちょっと前は真面目に自宅でごはんを炊いて食べていた時期があるので,前回の10.3キロよりは減っているとおもうのだがどうだろう?
米浪漫 0.3キロ×11袋
発芽精米 1キロ×2袋
コシヒカリ 2キロ×1袋
ひとめぼれ 0.45キロ×4袋
ミルキークイーン 0.45キロ×3袋
合計 10.45キロ
うっ,前回よりもわずかだが増えている...
うーん,結構食べたつもりだったんだがなあ.
「ものごとをきちんと考え判断すること」=クリティカル・シンキングのための考え方を説明してある本.松山市立中央図書館所蔵.
テーマになっているクリティカル・シンキング,本によってはロジカル・シンキングだとか論理的思考とも呼ばれているが,基本的には全部同じもの.
この手の本は一時ブームになったこともあって,山のように出版されている.
では,他の本と本書の違いは何かというと,本書の副題は「『OL進化論』で学ぶ思考の技法」を見て分かる人もいるかもしれない.
本書は,『OL進化論』というマンガを使ってクリティカル・シンキングを学ぼうという本なのだ.
見開き2ページで1テーマの構成になっており,その最初か最後に『OL進化論』の4コママンガが掲載されている.で,そのマンガをクリティカル・シンキングで分析しながら,クリティカル・シンキングの概念や方法を説明するというパターンだ.
『OL進化論』自体はOL生活の日常を描いたマンガなので,それほど突飛なことは書かれておらず,「あるある!」というエピソードも多い.
そのため,そういう例をクリティカル・シンキングで分析するとこうなるという説明は非常に分かりやすい.この手の本は何冊か読んだことがあるが,その中では最も読みやすかったかな.
研究室用に一冊買ってもいいくらいなのだが,本の表紙&裏表紙が完全にマンガの単行本なので,研究費で買ったら変な目で見られてしまうかも...
と思ったのだが,大学図書館のOPACで調べてみたところ,図書館には既に入っているし,どこかの研究室にもあるようだ.確かに中身はちゃんとした入門書だし,出版社も学術書を出しているところだから大丈夫なんだけど,外見がなあ...
以前,同僚から重信の医学部の近くに「沖縄ラーメン」という看板がかかった店があると教えてもらった.
沖縄で有名な麺類といえば「ソーキそば」なので,「沖縄ラーメン=ソーキそば」なのだろうか?というような会話をしたのだが,ネットで検索してみたところ,どうも違っているらしい.
なかなか面白そうな店なので,一度行ってみようと思っていたのだが,重信から西垣生に移転したという.
どうせ移転するなら,もうちょっと近くに移転してもらいたかったなあ,などと身勝手なことを言いつつも行ってみた.
入る前は看板のかかっているところだけが店舗部分だと思っていたのだが,入って正面のカウンター席,右側のテーブル席(看板のある部分)だけでなく,左側にも座敷席がある模様.
松山のラーメン店のフォーマットを忠実に守っているのか,おでんコーナーも完備.
カウンター席に座って,置いてあるメニューを見てみたところ,もちろんラーメンもあるのだが,他の料理も多くあって,ラーメン店というよりは中華の要素が強い大衆食堂という感じ.おや? 店の写真を改めてよく見てみたら「中華料理」って書いてあるな.
さて,注文.
事前に収集した情報によると,この店ではラーメンではなく白ごはんのついた定食類,特にからあげ定食がオススメらしい.
しかし,メニューには謎の「沖縄ラーメン」と思しき存在の写真が掲載されていて,これが今までに食べたことがないような外見をしている.これはぜひ食べてみたい.
ラーメン定食は存在しているのだが,これには白ごはんではなく焼き飯だか炊き込みご飯だかがついているっぽい.うーん,白ごはんでいいんだけど...
で,メニューを見ながら色々と考えた結果,ラーメンにごはんセットをつけるという抜け道があることを発見.ベーシックな塩ラーメンにごはんセットをつけてもらった.
で,これがそのラーメン&ごはんセット.
ごはんセットというのは白ごがんに漬物と小サラダがついたものらしいのだが,問題は白ごはん.
山盛りになっているが,これで普通サイズ.なるほど,これが白ごはんのついた定食を食べろとされる理由か.
で,もう一つの問題である沖縄ラーメン.
麺の上にモヤシ,そしてその上に薄切り肉の炊いたものを「これでもかっ!」とばかりに載せてある.
肉はかなり火が通されていて,しかも不思議な甘めの味付けになっているので,何の肉だかよく分からなかった.たぶん豚肉だと思うんだが,最後の方におかしなクセの味が残るんだよなあ.
で,麺も特徴的.
かなりの太麺.形状も四角っぽくなっている.食感もコシがあるというか歯応えがあるというか,独特な感じ.
一般的なラーメンではないし,ソーキそばとも違っている.
でも,どこかで食べた麺を思い出すなあ...と色々と考えていたら思い出した.
周平のつけ麺だ.
どちらもラーメンというよりもパスタを思い出させる食感だからか.
全体的な味なのだが,ラーメンとしては???な評価がされるというのも頷けなくはない.
しかしラーメンではなく別の種類の麺類だと思って食べると,肉の甘み,スープの塩っぽさ,麺の独特の食感,がそれぞれ混ざり合って,なかなか旨いと思う.肉を食べたときの変な後味がなければもっと評価が高くなるんだけど.
量的にもごはんセットをつければ十分すぎるほど.これで600円.なかなかのコストパフォーマンスだといえるだろう.
ということで,また来たときもこのセットにしようと思いつつ,勘定を済ませようとしたところ,衝撃的な料理が運ばれていくのを見てしまった.
次に来たときはアレか!?
先日の高知訪問,人体の不思議展を見ることが表の目的だとすれば,裏の目的がこのひばり食堂への「挑戦」.
このひばり食堂,高知県大豊の町役場(?)の前にある食堂なのだが,特定の人たちにとっては非常に有名な店で,ネットで検索すると山のようにヒットする.
まあ,要するに大盛りで有名な店なわけだ.
この店に挑戦するため,人体の不思議展以降のスケジュールをすべて調整してきた.
やたらめったら歩いていたのも,
くいしんぼ如月で弁当を食べなかったのも,
ひろめ市場で買い食いをしなかったのも,
すべてはひばり食堂への挑戦のため.
しかし,昼に食べた鳥心が予想以上にボリュームがあったためか,その後,お茶をペットボトル半分程度しか口にしていないにもかかわらず,あまりお腹が減っていなかった.
なので,一時はひばり食堂への挑戦を止めようかとも思ったくらいだったのだが,高知に行く機会はそれほどない以上,今回挑戦しておかねば次の機会がいつ訪れるか分からない.
ということで,覚悟を固めて入店.
店内はこんな感じ.
予想していたよりも広い.ネット情報によると,2階は50人くらいが入れる宴会場になっているらしく,実際に宴会だか習い事だかの女性の集団が2階に上がっていくのを目撃できた.
また,目の前の役場の食堂代わりになっているらしく,役場で働いているらしき人たちが早めの晩ご飯を食べていた模様.
さて注文.
丼物や麺類,各種定食,果ては焼肉まで(隣で肉屋さんも経営しているらしい),メニューはかなり幅広いのだが,
ひばり食堂といえばカツ丼
である以上,カツ丼を注文をすることは既定事項.
問題はサイズなのだが,この店は通常サイズと大盛り(+100円)だけでなく,倍盛りというのがある.倍盛りについては予約が必要だというし,どう考えても一人で食べることは不可能に思えるので却下.
となると,通常サイズにするか,それとも大盛りにするかなのだが...
この店,通常サイズが普通の店の大盛りサイズだというし,あまりお腹が減ってない&自分で注文した食べ物を残すことは許せない性質である以上,ここは安全策で通常サイズにしておくか.
と,通常サイズの大盛りを注文しようとしたところ,壁のメニューが目に入った.
ラーメンセット
(カツ丼+ラーメン+サラダ) 900円
...カツ丼の量が多いというけど,ラーメンとのセットがあるくらいだから,実はそれほど多くないんじゃないか? 世の中の人はそれほど大食いじゃないだろうし,カツ丼の量が多いというのも,きっと話に尾ひれがついてるだけのことなんだろう.
ということで,急遽変更,カツ丼の大盛りを注文した.
で,料理が出来上がってくるまでの間,高知のローカル番組を見ながらボーっとしていたのだが,ふと思った.
「カツ丼とラーメンのセットが900円で,カツ丼が700円かあ.ラーメン200円って激安だなあ」
.
.
.
あれ? 常識的に考えてそれはないよな.
となると,考えられることは.
1.カツ丼は通常サイズでラーメンがハーフサイズ
2.カツ丼がハーフサイズでラーメンが通常サイズ
ラーメン屋の半チャンセットとかを考えると,普通は2だよな...
謀ったな,ひばり食堂!
※謀ってません
しかし,後悔しても後の祭り.
カツ丼大盛りがやってきた.
カツ丼,みそ汁,付け合せ(漬物+和え物),お茶がお盆に載ってやってきたわけだが,
割り箸がギリギリ載るくらいの直径.
丼の深さはこんな感じ.
みそ汁椀の1.2倍強というところか.いや,みそ汁椀は脚の部分があるから,実際にはもっと深さがあるな.
それくらいの深さの丼に,すりきり一杯という感じでカツ丼が入っている.
割り箸で見にくいが,ごはんの上には普通サイズのカツが2枚,卵でとじられて載っているのだが,
カツもけっこうな厚みがある.
写真が上手く撮れていないので,実際に登場したときの衝撃がイマイチ伝わりそうにないのが残念なのだが,食べて思ったのが,
炊飯器に三分の一から二分の一くらいのご飯の量かな.
まあ,私の家の炊飯器は5合炊きだけどな.
で,実際に食べてみると,量だけでなく,味もかなりのもの.
味付けは人によってはちょっと薄味に思うかもしれないが,量が多いとこれくらいの味付けのほうがいい.カツも美味しい.さすがは肉屋さんだ.
とはいえ,いくら美味しくとも,これほどの量になると,味が単調に思えてくる.
そこで漬物やみそ汁,和え物(ピリッと辛かったのだが,なんだったんだろう?)を時々挟んで口をリセットしつつ,黙々と食べること15分弱.
ついに完食.
うーん,美味しかったせいか,思ったよりも苦戦しなかったな.
松山近辺にあったら,時々通ってしまいそうなくらいのコストパフォーマンスだし,他のメニューにも心惹かれるものがあるのだが,さすがにご飯を食べるためだけに大豊まで行くのは無理だしなあ.また何かの機会で高知に行くことがあったら来ることにしよう.
・おまけ
カツ丼が出てくるのを待っている頃,初めて来たと思しきお客さんが中華丼(?)の倍盛りを注文したところ,店の人に「無理です」みたいなことを言われ,不満げに大盛りを注文するという現場に遭遇.
で,私が帰る頃に,そのお客さん用の料理がテーブルに運ばれていたのだが,その料理を見たお客さんが驚いていたのが面白かった.
確かに予備知識なしで,あの量が出てきたら焦るよなあ.
先日の人体の不思議展の際,高知市内を歩き回ったので,その記録.
人体の不思議展の会場だった高知県立美術館.非常に立派な建物で,映画を上映できるホールも併設.
ちなみに,今回の人体の不思議展だが,美術館は会場を貸しているだけのようで,人体の不思議展の入場券では美術館の展示は見れなかった.愛媛県立美術館の場合は企画展を見ると,常設展も無料で見れるんだけどなあ.
で,ここから移動開始.
五台山の高知県立牧野植物園に行くという案もあったのだが,花粉症のシーズンに山の中に行くというのはデンジャラスに思えたので市街地に向かうことに.
高知県民にとってはお馴染みだが,他の地域の人にはほとんど知られていない存在である「くいしんぼ如月」.私は百識というTV番組で初めて知ったのだが,その正体は,
...いや,この写真じゃあ分からないか.
本当は店内の写真を撮れればよかったのだが,そうもいかなかったので言葉で説明を.
百識の中でもコンビニの回で紹介されていたことからも分かるように,このくいしんぼ如月,れっきとしたコンビニで,高知県内にはいくつか店舗があるらしい.愛媛でいうところの「ナイトショップいしづち」みたいなものだろう.
それだけだったら単なるローカル・コンビニであり,私が見に行くこともなったのだろうが,この店の特徴はコンビニに併設して弁当屋さん(ほっかほっか亭みたいなもの)を営業していること.正確には弁当屋さんだった店がコンビニを併設するようになったらしく,24時間いつ行っても作りたての弁当(注文を受けてから作るのだろう)を買えるそうだ.なお,店内は半分がコンビニで,残り半分が弁当屋さんだった.
ここの弁当が非常に美味しいらしく,人気メニューはチキンナンバン弁当だそうだ.鳥心もそうだったけど,高知はチキン南蛮が名物なのか? チキン南蛮の発祥の地は宮崎県らしいのだが.
・しまんと焙茶
くいしんぼ如月に来た記念に何か買うことにしたのだが,どうせならここでしか売ってないものがいいだろう.
ということで,探してみたところ,こんなものが見つかった.
四万十町で作られたしまんと焙茶.
これは他の店では買えないだろうと思っていたのだが,検索してみたところ,ナチュラルローソンでは買えたようだ.
以前,高知の商店街について書いたところ,それを見た高知出身の学生さんに「高知の商店街は全然ダメです」と言われた.
そうなのだろうか?と思って,商店街を再び歩いてみたのだが,そんなに言われるほどダメだと思えないんだけどなあ.
確かに若い人向けの店は少ないかもしれないけど,それなりに人は通っているし,閉店してシャッターが閉まったままの店も少ないし.
ちなみに写真は,はりまや橋商店街で金曜日に開催されているらしい「はりまや市」.野菜や和菓子(というか餅)などを売っていて,年配のお客さんが買い物をしていた.
・はりまや橋 オリジナル
これまた以前,ガッカリするためにはりまや橋に行ってみたところ,リニューアル後は思ったよりも立派でガッカリしたわけだが,オリジナルのはりまや橋が地下に保存されているというので見てきた.
...なるほど,名所だと言われてやってきて,これを見たときのガッカリ感はかなりのものだろう.
どうせなら,実際に渡れるような形で展示してくれれば,よりリアリティのあるガッカリ感を得ることができただろうに.
やっぱり,前回も来たひろめ市場.
カツオのたたきで有名な高知県の観光地なだけあって,カツオのたたきを売っている店が多数あるのだが,前回はなぜか本場のインドカレーを食べた.
で,今回だが...
時間配分を間違ったため,
入って2分くらいで出てきた
一体は私は何をしに来たんだろう...
・今回の全行程
ということで,高知県立美術館からスタートして,ひろめ市場まで行き,再び来た道を戻ってきた.
キョリ測で大雑把に計算してみたところ,片道で4.2キロほど.途中でブックオフに寄ったりもしたので,トータルでは9キロ強というところか.
とある目的のために,お腹を空かせるために敢えて歩いたのだが,お腹が空くのではなく,腰が痛くなってしまった.
先週、高知で大きい専門や、鳥心に決定.鳥料理専門店ということもあり,下調べが十分にできなかったの
前日さいは、有名と条件など行くのだ..
とか書いてみるの♪
*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。
戦闘機パイロットとして新しい基地に赴任した「カンナミ・ユーヒチ」.
彼はそこで上司である「クサナギ・スイト」と出会う.
カンナミの前任者を殺したというウワサのある彼女はカンナミと同じ「キルドレ」だった...
国立大学助教授(現在は退職したらしい)にしてミステリ作家である森博嗣の作品.ただし,ミステリではない? 松山市立中央図書館所蔵.
えらく評価が高いので以前から読んでみたかったのだが,ようやく図書館で遭遇したので借りてみた.
感想だが,はっきり言って
よく分かりません
舞台設定などは必要最小限しか説明されないまま,主人公の日常生活と戦闘機に乗っての仕事の描写がなされ,それに作者一流の哲学的な会話が絡んでいる.
会話の方はともかく,戦闘機に載っているシーンは専門用語が満載で,どうも情景がイメージしにくい.
ストーリーらしいストーリーはあまりなく,最後の方に怒涛の展開で終了.
いや,終了してるのか? 何だか投げっぱなしにされたままの感じ.
じゃあ,続巻の『ナ・バ・テア』でそのあたりが解決するのかと思いきや,続巻は本巻の前日談なのだそうだ.うーむ...
2月は28日までしかないことをすっかり忘れていて1日遅れてしまったが,2月によく読まれた記事をご紹介.
検索語 | 件数 | コメント |
日本食研KO宮殿工場 | 372 | どこかの新聞で宮殿工場の記事が掲載されたので,検索する人が多かったのかな? |
おたたさん(回転寿司) | 248 | 大街道にオープンした回転寿司屋さん.実は廻る寿し舟グループだったりする. |
メガマック | 225 | 先月に比べると桁違いに少ないが,それでも第3位. |
パスカード | 207 | 先月もランクインしていたが,ちょっと上昇.なぜ? |
winmail.dat | 202 | これも先月に続いてランクイン.なぜ? |
うどん定期券@はなまるうどん | 182 | 4月からまたスタートするらしく,その関係で検索数が増えた模様 |
カルフール東大阪 | 171 | えらく順位が落ちてしまったが,それでもランクインしているところが立派. |
チンザノ・ロッソ(ベルモット) | 150 | 我が家の冷蔵庫に常備されているが,どうして急にアクセス数が増えたんだ? |
チンザノ・エクストラドライ(ベルモット) | 148 | こちらは常備されていないけど,アクセス数が急増したのは一緒.なぜ? |
cuccuma(カフェ) | 140 | この店がある坂は「毘沙門坂」というらしい. |
ということで,2月の崔研究室 仮営業所は「日本食研KO宮殿工場」「おたたさん」「メガマック」なサイトだった.
先月に続いて復活ネタが多かったのだが,その「宮殿工場」や「うどん定期券」は理由が分かっているもの.
しかし,「ベルモット」関連の2つは理由が分からない.TVか何かで取り上げられたのか?
先月に続き,新しい地元ネタが2つしかランクインしなかった.
讃岐うどんツアーのネタが多かったせいで,2月の書いた地元飲食店ネタは5つと,少なかった先月よりもさらに少なかったためだろう.
ランクインの確率で考えると4割バッターではあるんだけどなあ.
昨年5月にネスレより発売されたスパークリング・カフェ.
「炭酸飲料+コーヒー」という微妙な組み合わせから,発売当初から違った意味で話題騒然だったわけだが,気がついてみたらネスレの製品一覧からは消滅していた.やはりというか何というか...
そんなものをどうして今頃になって記事にするのかというと,店で見かけることがほとんどなく飲む機会がなかったところ,近所のスーパーで超特価で売られていたため.
この機会を逃すと二度と飲むことはないだろうということで買ってみた.
写真を見てもらえれば分かるが,見た目はコーラっぽい.
プルタブを開けたときの「シュワー」という音もコーラっぽい.
しかし,匂いは缶コーヒーそのもので,ちょっと甘ったるい匂いがする.
で,問題の味なのだが,一口めに感じたのが
酸っぱさだった.
コーヒーの味を表現するときに,「苦味」「コク」と並んで「酸味」が使われるくらいなので,コーヒーを構成する味の要素として酸っぱさはあるんだろうけど,ちょっとコーヒー由来とは思えない類の酸っぱさ.
ネットで検索してみると,「炭酸の酸っぱさ」と表現しているものがあったけど,炭酸って酸っぱいかな? 炭酸水をそのまま飲む限りでは,「酸っぱい」というよりも「苦い」のだが...
で,この酸っぱさの正体を見極めるべく,原材料名をチェックしてみたところ,見慣れた原材料の中に混じって「シリコーン」というのがあった.
シリコーンって,半導体とかに使われるシリコンの化合物? そんなもの入れていいのか?
と思って調べてみたところ,食品の加工工程中に発生する泡を消すために食品添加物として使用されることが多いらしい.
泡を消すということは,コーヒーに炭酸を溶け込ませるときに出てくる泡を抑えるために使われているのだろうか.
ちょっと話がずれてしまったが,このスパークリング・カフェを飲むと,まず正体不明の「酸っぱさ」を感じ,そのあとにコーヒーの苦さと缶コーヒー特有の甘さが続く.そして,シュワシュワという炭酸の弾ける感触が口の中に広がる...
まあ,世の中の大多数がマズイ!と断言するであろう味
なわけだが,そんなものが,
こんな感じで部屋に鎮座ましましていたりする.
1缶たったの19円だったもので,つい大量に買ってしまったわけで...
でも,これだけ買っても本来の1缶分の価格にしかならないんだよ?
お得じゃない?
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ええ,お得じゃないですね.分かってますとも...