2006年10月31日

回鍋肉丼@香港

ある晩のこと.
お腹が空いてきたので,そろそろご飯を食べようと思ったのだが,ふと思った.

「野菜を食べねば!」

これが昼だったら,萱町のみつ蜂でお好み焼き&サラダバー,あるいは生協食堂2階のグラムバーで野菜たっぷり(で500円以内に抑える)になるのだが,夜はどちらもダメ.
となると,中華料理だな.
(私の中では「中華料理=野菜が多め」という公式が成り立っている)
ということで,旧空港通りにある香港に行ってきた.

前回同様,店内には多種多様なお客さんがいたわけだが,若い女性の二人連れ客もいた.こういうお客さんがいるということは,単に量が多いだけの店じゃあないということだろうなあ.

前回来た時には中華丼を食べたので,今回はそれ以外のものを食べようとメニューを見たところ,回鍋肉が目に入った.
そういえば,次は回鍋肉丼を食べようと思ってたんだっけ.
ということで,回鍋肉丼を注文.

届いた料理はこんな感じ.

HongkongHoi_1.jpg

中華丼と違い,丼の深さはそれほどでもないので,量的には普通くらいかな.

アップだとこんな感じ.

HongkongHoi_2.jpg

肉がけっこう厚めで,なかなかのボリューム.
食べてみると,柔らかいながらも,厚さに由来する歯応えも適度にある.
長城で回鍋肉定食を食べたときにも思ったけど,回鍋肉はキャベツ料理ではなく肉料理だということを実感させる.
味つけも,甘味噌+辛味という,いわゆる回鍋肉の味で,とても旨い.
これはなかなかのものだぞ!とガツガツ食べようと思ったとき,気が付いた.

「これ,えらく肉が多くないか?」

ということで,試しにレンゲの上に積んでいったところ,

HongkongHoi_3.jpg

こんな風になってしまった.
うーん,豚肉の厚さといい,量といい,これって下手な豚丼(帯広名物のほう)よりも豚丼っぽいよなあ.
これで600円はかなりコストパフォーマンスが高いのではないだろうか.

投稿者 saihide : 01:42

2006年10月30日

イル・モンテ(イタリアン)

IlMonte_01.jpg

ちょっと前のことだが,針田町のイルモンテに晩ご飯を食べに行った.
松山のイタリアンの店としては有名なところらしい.
分かりにくい場所にあるということは知っていたので,地図で場所を確認してから行ったのだが,見事に迷った.
あとで店にあったチラシを確認したところ,旧空港通りを香港の角で南に曲がり,三上バラ園の看板がある角を右折(西へ)するというのが一番わかりやすいらしい.たちばな小学校の南側にある,住宅街の一角にある店だ.

19時過ぎについたのだが,店内は半分くらいの入り.家族連れが多かった.

メニューを見たところ,「○○の×× △△風」みたいな凝った料理名ではなく,馴染みのあるような料理名がたくさん並んでいる.ナイフやフォークだけでなく箸もでてきたので,それほど格式ばった店ではないようだ.

IlMonte_03.jpg

(陶器製の箸おき.イタリアの形をしている)

単品にセットメニューをつけてもよかったのだが,面倒くさくなってきたので一番安いコースを注文.

まずはオードブル.

IlMonte_04.jpg

ベーコンっぽく見えるかもしれないが,鴨のマスタード和え.

続いてスープ.

IlMonte_05.jpg

野菜とベーコンのスープ.

一緒に出てきたパン(ご飯も選べる).

IlMonte_06.jpg

コース料理は食べ慣れてないけど,このタイミングで出てくるということは,スープとパンで食べろということだったんだろうか? とりあえずスープだけ味わって,パンはメインまで温存しておいた.

ハーフサイズのパスタ.

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トマトソースにパルメザンチーズがこれでもか!とばかりにかかっていて,美味しかった.

そしてメイン.

IlMonte_08.jpg

鶏のソテーのマスタードソースがけ,だっけ?
オードブルの鴨のマスタード和えと味がかぶってるじゃないか,と思ったけど,食べてみたらマスタード以外の味も強かったので,それほどかぶっているという印象はなかった.
パンに付けてソースも美味しくいただいたのだが,付け合わせがイタリアンというよりも和食なのが気になった.

そしてデザート.

IlMonte_09.jpg

何種類かから選べて,これは確かフローズンヨーグルトだったと思う.

最後にコーヒー.

IlMonte_10.jpg

デザートかコーヒーはコースに含まれていなかったかもしれないが,全部で1780円.
ただし,同じコースをランチタイムに食べると,もうちょっと安くなるらしい.
しかし,ランチタイムだったら,650円の日替わりランチの方がお得らしいので,そちらを選ぶかな.
ただ問題は,昼ご飯の時間にここまでくるのはかなり難しいということか.

投稿者 saihide : 00:04

2006年10月29日

『ヴィーナスの片思い』視覚デザイン研究所

副題は「神話の名シーン集」ということで,神話(主にギリシャ神話)の紹介をしている本.
某教員の奥様に貸してもらった.

この本を借りて,一番よく分からなかったのが,編者の「視覚デザイン研究所」というところ.
見返しのところに他の書名がずらーっと並んでいるのだが,「油絵ノート」だとか「配色エッセンス」だとかの美術・デザイン関係の本ばかり.まあ,「視覚デザイン研究所」という名前からしてそうだよな.
なのに,どうして神話の本を?という疑問があったのだが,中身を見て分かった.


この本,ヘタウマなマンガイラストとその解説に加えて,神話を題材とした名画の数々が紹介されているのだ.なるほど,そういう関係か.
ゴヤの作品に「わが子を食うサトゥルヌス」というのがあるが,これもギリシャ(ローマ)神話の1エピソードで,クロノスが自分の子供たちを飲み込んでしまうというものを描いたもの.しかし,どう考えても「飲み込んで」いるのではなく,「バリバリ食べている」ので,そのエピソードを描いたものだとは,この本を読むまで気が付かなかった.

あと,面白かったのがエロスの弟のエピソード.
成長せずに子供のままだったエロスが,アンテロスという弟が生まれた途端に成長したというもの.成長にはエロス=与える愛だけでなく,アンテロス=お返しの愛が必要だった,という説明がされている.
これはこれで面白いのだが,母親(アフロディーテ)の過保護が子供を成長させなかったのが,新しい愛情の対象(=弟)ができたので,過保護から解放されて成長できた,と読めなくもないよなあ.

投稿者 saihide : 10:56

2006年10月28日

敗北の記録

Haiboku_1.jpg

だいたい半月ほど前のことなのだが,敗北を喫してしまった.
写真はそのときの戦利品というか,敗北の代償.
かなりショックだったのだが,ようやく敗北の痛手から回復しつつあるので,そのときのことを振り返ってみた.

いつものように,同僚の教員と昼ごはんを食べに行くことになったのだが,どういう経緯か,はいから亭のことが話題になった.
その同僚ははいから亭に行ったことがないという.
あんかけからあげセット(670円)+ご飯大盛りをクリアした私としては,はいから亭の偉大さ(巨大さ?)を感じてもらいたいところだったので,はいから亭に行くことを提案,すんなり受け容れられた.

昼のピークを過ぎていたのか,あるいは調理時間の長さから昼は敬遠されているのか,店内には客が3組ほどしかおらず,すんなり座れた.

注文だが,前回注文した「あんかけからあげセット(670円)」だと多すぎることが分かっているので,からあげの量が半分になっている600円のセットをメンチカツで注文.これでもおかずの量が多いことが予想されたので(私は少しのおかずでたくさんご飯を食べるタイプ),それに対応するために前回と同じくご飯は大盛りにした.
同僚も同じセットを魚フライで注文,ただし,こちらのご飯は普通サイズ.

で,前回と同じく,結構な時間を待ってから,ようやく料理が出てきた.
例のこぶし大のからあげ2個とメンチカツ2個,それに付け合せ,そしてご飯大盛りだ.

今回は特に目新しいことはないだろうと思って携帯電話(=カメラ)を持っていかなかったので写真はないのだが,新たな発見があった.
一つはご飯大盛りの量である.

Haikaratei_5.jpg

これは前回の写真なのだが,これがご飯大盛りの量.何度見ても笑うしかないのだが,今回は同僚が普通サイズのご飯だったので,その比較ができた.

ご飯大盛りの量は普通サイズの2.5倍くらいあった.

私はお目にかかったことがないのだが,世の中には「倍盛り」という言葉がある.大盛りの上を意味する言葉で,通常の2倍という意味だが,それでいくと大盛りというのは1.5倍くらいというのが相場じゃないのか?

もう一つの発見は付け合せ.
前回の付け合せは大量のスパゲティー(カレー味)と野菜だけだったのだが,今回はこぶし大のからあげが2つ減った分,皿のスペースに余裕があったためか,新たな付け合せが載っていた.

ポテトフライ(皮つきの)だ.しかも大量の

まあ,それでも前回の「あんかけからあげセット(670円)」よりは少ないよな.
ということで,軽い気持ちで食べ始めたのだが...

あれ?

あれれ?

...もう食べられない?!

前回よりも少ないメニューを注文したはずなのに,途中で食べられなくなってしまった.

はっきり言って,めちゃくちゃショックだった.
「自分で頼んだものは残さず食べる,食べられないものは頼まない」が私の基本方針なので,店で注文したものを残した記憶がほとんどない.
というか,自分のお金で注文するようになって以来,残した記憶がない.

一口食べただけで吐きそうなくらい不味かった中華丼も半泣きになりながら完食した,この私が!

状況によっては焼き魚の骨やフライドチキンの骨までバリバリ食べてしまう,この私が!

以前完食したメニューよりも少ないはずのメニューを食べきれず残してしまうとは!

ということで,はいから亭にて,人生初の敗北を経験してしまった.

しかし,以前完食したメニューよりも少ないはずのメニューが食べられなかったというのは謎なので,敗因を自己分析してみた.

1.視覚的なインパクト
これはご飯大盛りについてだが,前回は比較対象がなかったので,ご飯大盛りの量がどれくらい多いのかが正確には分かっていなかったのだと思う.
しかし,今回は普通サイズのご飯が隣にあり,大盛りが普通サイズ(これも決して少なくはない)の2.5倍の量であるということが判明.
このことで,「こんな大量のご飯,食べられないかも...」と自信を失ってしまったのかもしれない.

2.食事中の会話
今回は同僚と一緒に行ったので,食べながら話をしていたのだが(ほとんどは「量の多さ」について),そのことで前回よりも食事にかかる時間が増えてしまったと思われる.
前回は一人&短期決戦で勝負をかけたので,かなりの量を開始10分以内に食べてしまった記憶がある.
やはり大量に食べるためには,スタートダッシュが必要だったようだ.

3.慢心
色々と理由はあるだろうが,これが一番大きいと思われる.
前回は未知の料理に挑む挑戦者だったのだが,今回は既に一度は経験済み,いわばチャンピオンとしての防衛戦だ.しかも前回よりも格下の相手(からあげ2個分だけ).
今回は余裕だな!という慢心があったことは正直に認めよう.
しかし,さすがは【食の】はいから亭【暴力】,ランキング的には下位のメニューでも,恐るべき破壊力,しかも大量のポテトフライという秘密兵器まで持っていた.

以上の理由を考えると,今回の勝負(いつから勝負になったんだ?)は負けて当然という気もする.
勝ちに不思議の勝ちあり,負けに不思議の負けなし」という言葉があるが,まさにその通りか.


.おまけ
不幸中の幸いか,はいから亭には非常用持ち帰りシステム(アルミホイルとポリ袋)が完備しているので,食べ切れなかった分をアルミホイルで包んで持って帰った.
それが冒頭の写真.サイズはこぶしよりも一回り大きいくらい.
中身はこんな感じ.

Haiboku_2.jpg

これはその日の晩ご飯になったので,「自分で頼んだものは残さず食べる,食べられないものは頼まない」という基本方針は何とか守られてはいるのだが,やはり何かを失ってしまった気がする.
失った何かを取り戻すためには,はいから亭に再び挑戦しなくてはならないのだろうか...

投稿者 saihide : 03:15

2006年10月27日

『イニシエーション・ラブ』乾くるみ

諸般の事情であらすじが書きにくいので,出版社による紹介文を引用.

大学四年の僕(たっくん)が彼女(マユ)に出会ったのは代打出場の合コンの席。
やがてふたりはつき合うようになり、夏休み、クリスマス、学生時代最後の年をともに過ごした。
マユのために東京の大企業を蹴って地元静岡の会社に就職したたっくん。ところがいきなり東京勤務を命じられてしまう。
週末だけの長距離恋愛になってしまい、いつしかふたりに隙間が生じていって…。

ネットの書評で「問題作」「予備知識なしで読むべき」と書かれていたのが気になっていたところ,タイミングよく松山市立中央図書館で遭遇したので,借りてみた.

確かに「問題作」で「予備知識なしで読むべき」作品.
なので紹介が難しいのだが,ネタに触れない程度に.

この作品はA面とB面の二部で構成されていて,A面が交際スタート編,B面が遠距離恋愛編になっている.表紙に今となっては懐かしいカセットテープが写っているのだが,A面・B面の各章には80年代にヒットした邦楽のタイトルが付いているという凝ったつくり.なお,作中の時代設定も『男女七人夏物語』と『男女七人秋物語』が放送されていた頃(=80年代)という設定.

私がこの作品を読み始めたのは深夜で,ちょっとだけ読んだら寝ようと思っていた.
しかしA面を読み始めたところ,その初々しさというか,読んでいて「キーッ!」となるようなこっぱずかしさのため,ついついA面の最後まで読んでしまった.
で,その勢いのまま,B面も読み始めた.よくある遠距離恋愛のすれ違いを描いたもので,「何が問題作なんだろう?」と思いつつ,そのままラスト...

えっ?


えっ?!


えぇぇぇぇーっ?!


次の日は早起きをしないといけなかったのに,読み終わった後,速攻でネットで検索を始めてしまった.
なるほど,問題作だわ,これは.

ちなみに作者の乾くるみだが,女性名だけど40代の男性とのこと.
これは他の作品も読んでみるべきかな.

投稿者 saihide : 00:36

2006年10月26日

魚のすがた展@愛媛県美術館(BlogPet)

前,大学構内の掲示板になぜかカラフルな魚のポスターが貼ってあることを発見しなかった?
ちょっと前,大学構内の掲示板になぜかカラフルな魚のポスターが貼ってあることを発見した企画展をするという.同じようなので,これは面白そうだ.同じような作家のよりも,なにかのテーマを中心に色々な作家の作品や、愛媛と色々などを企画しなかった?
と、グラハムが思ってるの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 11:42

『誤読日記』斎藤美奈子

『週刊朝日』および『アエラ』に連載されていた書評をまとめたもの.松山市立中央図書館所蔵.

要するに書評集なのだが,そこは『読者は踊る』や『あほらし屋の鐘が鳴る』の著者,単なる書評ではなく,もちまえの毒舌でバッサバッサと切り捨ててくれている.

絵本から政治・国際情勢の本まで,世間で評判になった本が170冊強も紹介されているのだが,私が読んだことのあるのは10冊程度.
あとがきによると,紹介された本の4分の3は商業的に成功した本,つまりベストセラーだというので,そのシンクロ率の低さから,私の読んでいる本がいかにベストセラーと関係がないのかがよく分かる.

中身についてだが,相変わらずの毒舌っぷりで,読んでいて面白いのだが,1冊あたりの字数が少ないためか,個人的には『読者は踊る』の方が面白かったような気がした.
ということは『読者は踊る』の方が紹介されている本が少ないのか?と思って調べてみたところ,こちらはなんと253冊.
どういうことだ?と実物を手にとって確認したところ,『読者は踊る』の方はテーマごとに複数の本を紹介・比較しているので,紹介されている本の数が多くなっているようだ.
それに,ベストセラー中心の『誤読日記』とちがって,『読者は踊る』はかなりマニアックというか,「普通の人は読まないだろう,そんな本」的な本も紹介されていたので,そういう意味でも『読者は踊る』の方が面白く感じたんだろうなあ.

投稿者 saihide : 01:49

2006年10月25日

新匠味チーズバーガー@モス

ファーストフード店の中でもどちらかというと高級路線のモスバーガーだが,その路線を象徴するのが匠味バーガー.
マクドナルドのレギュラーメニューの中で最も高いのはビッグマックの280円だが,モスの匠味バーガーは1個で600円以上,匠味十段となると1個1000円という,ファーストフードとは思えない値段設定.
しかも数量&提供時間限定で,調理時間に10分以上必要という,これまたファーストフード店で出てくるメニューだとは思えないシロモノだった.

で,その匠味バーガーだが,このたびリニューアル.数量&提供時間の限定がなくなり,値段もちょっと安くなった.これは試してみなければなるまい.
ということで,三津の緑モスまで食べに行ってきた.

以前の匠味チーズは670円だったのだが,新しい匠味チーズバーガーは640円.30円安くなっているのだが,もともとの値段が高めなので,あまり安くなった気はしない.
新しい匠味バーガーは+100ですりおろしワサビがつけられるので,それも付けてみた.
10分ほど時間がかかるというので,待つこと10分.

MosTakumiNew_1.jpg

出てきたものをみて,正直なところ,ガッカリした.以前の匠味に比べると小さいような...
で,バーガーの周囲にあるのがソース.新しい匠味はソースがかかっておらず,自分の好みに応じてソースをかけることになっている.ソースはデミグラスソース(真ん中の)と醤油ソース(左側の)の2種類.今回はすりおろしワサビ(右側の)が付いている.

アップで見るとこんな感じ.

MosTakumiNew_2.jpg

以前の匠味にはトマトやらレタスやらがいっぱい挟まっていたのだが,新しい匠味は基本的に肉のみで,他の具は玉ネギが少し入っているだけ.
今回は匠味チーズなので,チーズがかかっているが,普通にチーズを載せているのではなく,パティの上にチーズを載せて蒸し焼きにしてあるそうで,かなりとろけている.
もう一つの特徴はバンズ.見て分かるように,普通のハンバーガーに使っているバンズとは違っていて,食パンをカリッと焼き上げた感じ.トマトと胚芽を練りこんであるそうだが,ごめんなさい,私の舌ではトマトが混じっていることに気が付きませんでした...

ソースが2種類,別に付いているので,いつものようにかぶりつくのではなく,上品に(?)ちぎって,それぞれにソースを付けてみた.
まずはデミグラスソース.

MosTakumiNew_3.jpg

うーん,匠味十段のときと同じデミグラスソースかな.よくある味で,可もなく不可もなくという感じ.

続いて醤油ソース.

MosTakumiNew_4.jpg

しまった,見た目の違いがあんまりないぞ.
で,こっちは従来の匠味の味に近いかな.ワサビ多めに,この醤油ソースを少なめに付けて食べてみると,なかなかサッパリしておいしかった.

で,全体の感想なのだが,正直なところ,以前の匠味の方が個人的には好み.
以前の匠味は「これなら普通のバーガーの2倍の値段でも仕方ないか」というくらいの満足感があったのだが,その満足感が小さいのだ.
パティ(肉)が以前の匠味よりも10グラムほど多くなっているそうなので,それを考えると満足感が大きくなっていてもおかしくはないのだろうけど,やっぱり野菜もタップリ挟まっていて欲しいところ.
その肉についてだが,ネットを検索してみると,肉汁が溢れてくるという感想がヒットする.確かにちぎるときに肉汁が出てきた.
ファーストフード店のハンバーガーとしては異例なのだろうけど,でも食べたときの印象にはあまり残っていない.ちぎったときにこぼれてしまったんだろうか.上品にちぎって食べるのではなく,やっぱりかぶりついた方が良かったかなあ.

なお,匠味もセットにできるのだが,通常のセットだけでなく,モス畑のサラダ トマトとレタスのサラダのセットにもできる(+400円).

MosTakumiNew_5.jpg

トマトとレタスのサラダのアップ.

MosTakumiNew_6.jpg

以前食べたシーザーサラダは量が少なくてお得感がなかったのだが,このトマトとレタスのサラダは量も多めで,なかなか良かった.匠味とのセットだけでなく,普通のバーガーとのセットでもこのサラダが出てくるタイプを作ればいいのに.

で,最強のコストパフォーマンスを誇るクラムチャウダー.

MosTakumiNew_7.jpg

それほど寒くなっていないので,その本領を発揮するのはもうちょっと先になるのだろうが,相変わらず美味しい.


・おまけ
ネットを検索しているときにヒットした,違う店で匠味を4つ食べ比べた記事によると,店や作った人によって味にかなり違いが出るようだ.
ということは,別の緑モスでも一度は食べてみないといけないのかなあ.

投稿者 saihide : 01:34

2006年10月24日

『銀の檻を溶かして』高里椎奈

優しげな青年「座木」,美少年「秋」,元気な男の子「リベザル」の3人は一緒に暮らしながら薬屋を営んでいる.しかし,彼らは実は妖怪で,妖怪の存在を明らかにしないため,奇妙な事件を穏便に解決する探偵稼業も営んでいて...

薬屋で探偵で妖怪が主人公という「薬屋探偵妖綺談」というシリーズ物の第一巻.松山市立中央図書館.

主人公たちの設定があまりにもぶっ飛んでおり,これでミステリになるのか?と疑問に思いつつ読んだのだが...

うーん,これってどうなんだろう?というのが正直なところ.

主人公たちを含めて,妖怪やら悪魔やらの超自然的な存在が登場するのだが,人間には使えないような能力が占める割合というのはそれほど大きくないし,メインの謎解きに関係する要素については全部提示されているので,純粋に論理だけで謎は解けるのだろうけど...

要素の提示が少々足りていないというか,突飛なところがあって,最後の謎解きで「そんなん分かるかー!」と叫びそうになってしまった.
確かにヒントは各所にちりばめられてはいたんだろうけど...

主人公たちのキャラクターになかなか馴染めず,最初の方は読んでいて混乱したのだが,キャラがつかめるようになってくると,そちらの方はいかにも少女漫画チックで,けっこう面白かった.
とりあえず,もうちょっと続きを読んでみようかな.

投稿者 saihide : 01:15

2006年10月23日

エスパーニャ・ミロ(スペイン料理)

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四国一周のときに立ち寄った店で,ここで愛媛県におけるミッション(=名物を食べる)をクリアした.
エスパーニャ・ミロという名前から分かるように,スペイン料理の店で,今治市拝志にある.
周囲の人が口を揃えて「美味しかった!」というので,以前から行く機会を狙っていた店でもある.

予約しないで大丈夫だろうか?と心配していたのだが,なんとか大丈夫だった.
2階建ての店なのだが,1階はカウンター席(ウェイティング・バー?)で,今回は2階に案内された.

店内はこんな感じ.

EspanaMiro_02.jpg

太陽のレリーフがスペインっぽい.というか,岡本太郎っぽい?

テーブル席について,メニューを見る.
ランチには1575円のAセット(肉料理)と2100円のBセット(肉料理or魚料理),そして,2625円のおすすめランチコース(肉料理+魚料理)があった.
(ちなみにランチセットAとBは平日+土曜日限定らしいので注意が必要)
普通なら2000円以上の昼食なんて考えられないのだが,評判の店だし,なによりも今治まで昼ご飯を食べに来ることは滅多に無い.ここは思い切って「おすすめランチコース」を注文するべきか...
しかし,そうなると肉料理+魚料理のフルコースになってしまう.お金はともかく,時間がなあ...
ということで,かなり後ろ髪を引かれながらもAセットを注文.

すると,実験器具に見えなくもない不思議な物体がやってきた.

EspanaMiro_03.jpg

えーっと,左側はカリカリに乾燥させたフランスパンだな.
ということは,右側はオリーブオイルか.これをかけて食べるわけだな.
しかし,これはパンにオリーブオイルを直接かけて食べるのか,それとも真ん中のくぼみにオリーブオイルを入れて,そこに浸して食べるのか?
...まあ,直接かけて食べておいた方が無難だな.

そんなことで私が葛藤しているうちに,前菜が到着.

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レンゲに入っている物から時計回りに,

・生ハム(とイチジク?)
・秋鯖とこんにゃくパスタ
・ラビゴットソース(?)のサラダ
・スパニッシュオムレツ(ジャガイモ入りのオムレツ)
・????

どれも美味しゅうございました.

続いてスープ.

EspanaMiro_05.jpg

今回は鳴門金時のスープ.
さつまいもを四角く切ったものがたっぷり入っていた.
皿の大きさの割に量は少ないかな?と思っていたのだが,思ったほど不満は感じなかった.

そしてメインの肉料理.

EspanaMiro_07.jpg

大阿蘇鶏のクリームソテーだったかな?
えらく旨かったっす.
周囲にかかっているのはバルサミコ酢だと思うのだが,あまりにも酸味が薄く,複雑な甘みが前面に出ていたので,もしかするとカラメルだったのかも.でもカラメルにしては甘すぎなかったし...

なお,写真だとザルっぽいところに料理が直接載っているように見えるかもしれないが,

EspanaMiro_06.jpg

実際にはこんな感じの透明なガラス皿の上に載って出てきた.

あと,パンか季節のピラフを選べたので,今回は季節のピラフにしてみた.

EspanaMiro_08.jpg

実際には季節のピラフにも複数あって,これはアサリのピラフ.

そしてデザート.

EspanaMiro_09.jpg

右から,黒コショウのアイスクリーム,カスタードケーキ,イチジクのタルト.
黒コショウのアイスクリームは聞き間違いかと思ったのだが,正真正銘,スパイスの黒コショウのアイスクリームらしい.
コショウ辛いアイスクリームなんだろうか?と少々ビクビクしながら食べてみたところ,確かに黒コショウの風味は感じるが,それほど辛くない.うーん,不思議な味だ.

最後に食後のドリンク.コーヒー,紅茶,ハーブティーから選べるが,今回は普通のコーヒーを.

EspanaMiro_10.jpg

こんな感じで約1時間ほど.
食べ物を食べると動きたくなくなるものだが,美味しいものを食べると特にそうなるようで,旅行開始から2時間しか経過していないのに,このまま旅行を中止してしまうことを考えたくらい.

今治という土地柄,魚料理が美味しそうなのだが,今回は魚介類がほとんどなかったので,次回は魚料理を含めたコースを食べたいものだ.ということはBセットか?
いや,あと500円ほど追加すれば肉料理も魚料理も楽しめる「おすすめランチコース」が食べられるんだから,次回は「おすすめランチコース」だな.
しかし,そのためには今治まで往復で2時間かけて来ないといけないんだよなあ.うーん...

投稿者 saihide : 00:05

2006年10月22日

魚のすがた展@愛媛県美術館

SakanaArt_1.jpg

ちょっと前,大学構内の掲示板になぜかカラフルな魚のポスターが貼ってあることを発見した.
なんだろう?と近寄ってみると,愛媛県美術館で魚のすがた展と題して魚をテーマにした企画展をするという.
同じような作家の作品が集められているのよりも,なにかのテーマを中心に色々な作家の作品を見られるタイプの企画の方が個人的に好みなので,これは面白そうだ.
ということで,行ってみた.

テーマが魚というだけあって,館内は魚だらけ.
絵だけかと思っていたのだが,魚の写真や釣り道具なども展示されていた(館外には魚の彫刻も展示されている).
そして極めつけは,明和電機! 確かに魚をモチーフにした「製品」なので,魚をテーマにした企画で展示されていてもおかしくはないのだが...
実物展示は2点だけで,あとは本とビデオかなにかの映像の上映だったのだが,この映像が面白かった.
特に魚と針と時報を組み合わせた「ウケ−テル」は衝撃的で,年に数回感じる「これが世界だ!」的な感覚を味わった.ちなみに以前に感じたのは八幡浜で見た柳幸典の「ザ・ワールド・フラッグ・アント・ファーム 1991-アジア」だった.


ということで,全体的に面白かったのだが,少々残念な点もある.

一つは日本画が多くて,西洋の作品が少なかった点.まあ,肉食文化の西洋では魚をテーマにした作品が少ないのかもしれないが,西洋の作品で覚えているのは釣魚大全(のフィルム)と釣り道具だけというのは,あまりにも少ない.

もう一つは,解説が少ないこと.
作品のいくつかは絵と一緒に文も書かれているのだが,できればこの文についての解説が欲しかった.ほとんどは日本語なので,崩し字が読める人には読めるんだろうけど,ほとんどの人は読めないだろうしね.
ちなみに,金魚の絵の隣にあった文は読みやすい字で書かれていたので読んでみたのだが,かなり面白かった.
あと,魚についての解説とかもあると,もっと面白かったかも.
まあ,もしかすると,このあたりは学芸員やボランティアによる解説で対処しているのかもしれないなあ.


・おまけ
魚がテーマということで,

SakanaArt_2.jpg

美術館の入り口付近で,八幡浜直送の魚を売っていた(金土日のみ).なかなか面白い試みだと思う.
魚の相場はわからないのだが,小ぶりの太刀魚が1匹50円というのはどう考えても安いので,全体的に安いんだろう.

投稿者 saihide : 02:15

2006年10月21日

映画『時をかける少女』

TokiKake.jpg

この夏,ネット上でよく比較される二つのアニメ映画があった.
一つはジブリの大作『ゲド戦記』で,もう一つが,この『時をかける少女』
『ゲド戦記』は原作を読んでいることもあって映画を見に行く気はまったくなかったのだが,『時をかける少女』の評価がえらく高いので,こちらは見てみたいと思っていた.

しかし地方在住の悲しさ,松山で公開されたのは秋になってから.しかも上映館は設備の整った衣山ではなく,大街道シネマサンシャインで,レイトショーもナシ.
うーん,ネット上の評判になったからといって,リアルで大きく扱われるとは限らないということか.

とか思っていたら,いつの間にかレイトショーでの上映が始まっていた&上映終了が迫ってきたので,大街道まで観に行ってきた.

『時をかける少女』は筒井康隆が1965年に書いた作品らしいのだが,私の世代だと原田知世主演の映画の方が馴染みがある.
私自身はその映画を見たことがないのだが,当時の原田知世には熱狂的なファンが多く,しかも漫画家などのクリエイターにファンが多かったせいか,ストーリーはちゃんと知らなくても場面や小道具などについての知識はなぜかあったりする.
なので,純粋に楽しめるかなあ?と少々不安だったのだが,当時の映画とは全然違う話になっているようだ.

で,感想なのだが,なるほど,評判になるだけあって,よくできている.
ストーリーは笑いアリ,感動アリ,教訓アリ.
タイトルから分かるようにタイムトラベル物なのだが,時間をテーマにした作品は切なくなければ!という歪んだ固定観念を持っている私にも満足の出来.

画面もきれいだし,よく動く.
物語の設定が夏なので,夏の青空が頻繁に出てきて,それが効果的に使われているのだが,できれば夏に観たかった.

話によると,この『時をかける少女』の監督は,『ハウルの動く城』の当初の監督だったそうだが,この人が当初の予定どおりに監督していれば,完成した宮崎駿版『ハウル』とは全然違う話になったんだろうなあ...

投稿者 saihide : 00:30

2006年10月20日

香港(中華料理)

Hongkong_1.jpg

先日,このBlogを見てくれている学生さんに「最近,大盛りばかりですね」と鋭いツッコミを入れられたのだが,また大盛りで有名な店です.ごめんなさい.

ということで,今回は旧の空港通りにある中華料理の店,香港
今まで行ったことはなかったのだが,量が多い店として有名な店だ.

店内はこんな感じ.

Hongkong_2.jpg

右側の格子の向こうには座敷席があるし,この写真の左側にもテーブル席があって,思っていたよりも広い.
さらに,二階にも席があるそうなので,結構大きな店なのかな.そういえば,駐車場も結構な台数が停められそうな広さがあった.
客層だが,量が多いことで有名な店なので,若い男性客が中心かと思っていたら,若いカップルや家族連れのお客さんも見かけた.

で,この香港,リニューアル直後のタウン情報まつやまでもジャンボ料理の店として紹介されていたのだが,そこで紹介されていたのはオムライスとカツ丼だったと思う.
写真で見る限りでは,確かに多そうだったので,それを頼んでもよかったのだが,中華料理の店でいきなりオムライスやらカツ丼やらを注文するのもおかしな話.
ということで,ベーシックに中華丼を頼むことにしたのだが,問題は量.大盛りにするべきか否か.
ちょっと不安だったので,店員さんに大盛りの量について聞いてみたところ,「うーん,これくらいですかねえ」とおおよそのサイズを手で示された.
うーん,とりあえずは普通サイズにしておいた方が無難だな.

ということで,しばらく待って出てきたのがコレ.

Hongkong_3.jpg

割り箸のサイズから丼の直径がだいたい分かると思うのだが,

Hongkong_4.jpg

深さも結構あるし,中身も,いわゆる「擦り切りいっぱい」まで入っている.
まあ,通常のラーメン丼に,ご飯をいっぱい盛って,そこにあんかけを丼いっぱいにかけたものを想像してもらえればいいだろう.
しかも,これで「普通サイズ」なのだ.大盛りを頼んでいたら,どうなっていたことやら...

で,味の方だが,

Hongkong_5.jpg

その色から,もうちょっと濃い味を想像していたのだが,思ったよりも薄味だった.
といっても,もちろん味はしっかりと付いているので,もうちょっと濃くてもいいかな?程度の薄味.
しかし,黙々とレンゲを動かして食べながら思ったのは,「この量で,もうちょっと味が濃かったら,食べるのが辛くなるかもしれないなあ」ということ.
食べていてもなかなか減らなかったくらい量があったわけだが,これで濃いめの味つけだと,喉が渇いて仕方なかったかもしれない.

ちなみに,この量で500円という格安の値段設定なので,コストパフォーマンスはなかなかのもの.
気に入ったので,また来ることにしよう.
メニューを見てみると,回鍋肉が名物らしいのだが,単品だと850円くらいと少々高い.しかし,それを回鍋肉丼だと600円ということなので,今度は回鍋肉丼だな.

投稿者 saihide : 02:19

2006年10月19日

きのうグラハムが(BlogPet)

きのうグラハムが、さいが衣山へ遭遇した。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 12:17

『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』江國香織

「いろんな生活、いろんな人生、いろんな人々」を描いた短編集.
松山市立中央図書館所蔵.

短編集の紹介文はいつも困るのだが,あとがきにあるように「愛にだけは躊躇わない――あるいは躊躇わなかった――女たちの物語」というのが一番わかりやすい紹介かもしれない.
まあ,要するに色々な男女関係を描いた短編集なわけだ.

江國香織の小説は何冊か読んでいるが,基本的に合わないようだ.タイトルのつけ方は秀逸だと思うんだけど,中身というか,基本的な考え方がなあ...
今回も,本当は『間宮兄弟』を借りようと思っていたのだが,あいにく貸出中だったので,タイトルに惹かれて本作を借りてきたんだけど,うーん...

江國香織が人気作家だということは自覚しているのだが,ファンの多くは女性であり,男性には受けないんじゃないだろうか?と思って,ネットで色々と検索してみたところ,この掲示板の144番の書き込みに「そうそう,そのとおり!」と思わず膝を打ってしまった.

とりあえず『間宮兄弟』と,あと評判の高い『流しのしたの骨』と『神様のボート』を読んでみて,合わなかったら江國香織の作品は読むのをやめよう.

投稿者 saihide : 00:51

2006年10月18日

紅虎セット@紅虎餃子房

以前,衣山の紅虎餃子房に行ったことがある.
目当ては酢豚だったのだが,そのときのお昼の定食には酢豚がなかったので,結局食べられなかった.
その後,酢豚の定食があるかどうかを時々チェックしていたのだが,なかなか遭遇できないので,半月ほど前,ついに昼の定食を諦めて,紅虎セットという選べるセットメニューで食べてみることにした.

その紅虎セットだが,メインを一品,餃子各種やニラ饅頭などから一品,それにデザートを一品,それぞれ選ぶことのできるセット.もちろんスープとご飯も付いている.

今回は,メインはもちろん目当ての酢豚,餃子系からは定番の棒餃子を選んでみた.

Benitora_Subuta_1.jpg

照明の関係で,えらくテカテカ輝いているが,そのあたりは脳内フィルターで補正をかけてもらいたい.
この右上に位置している,真っ黒な物体が目当ての酢豚なのだが,

Benitora_Subuta_2.jpg

その真っ黒さにも驚かされるのだが,もっと驚いたのがその形状.

「えっ,注文したのは酢豚で,肉団子じゃないよ」

と思わず店員さんに言ってしまいそうになるくらい丸い.
しかし,これは決してオーダー間違いなのではない.この酢豚,正式名称を名物 北京式げんこつ肉のすぶたというそうだ.うーん,げんこつというほど大きくはないけど,酢豚の肉としては確かに巨大だよな.
しかし,こんな肉のカタマリ,ナイフとフォークでもないと切れないんじゃないか?と思いつつ,箸でつついてみると...

Benitora_Subuta_3.jpg

簡単に切れた,というか裂くことができた.
実際には肉の繊維の向きに平行に箸で挟む必要があるが,意外なほどアッサリと切れるくらい柔らかいのだ.
味のほうは,見た目の真っ黒さほどのインパクトはないが,黒酢由来だと思われる濃厚な味で,ご飯がすすむ,あるいはビールが欲しくなってくる.

で,デザートはマンゴープリン.

Benitora_Subuta_4.jpg

これは特に印象に残っていないので,きっと普通に美味しかったのだろう.

これで1480円なのだが,昼の定食がメイン+餃子+ウーロン茶で980円ということを考えると,いくらデザート付きとはいえ,ちょっと高いかな?
でも,酢豚は単品で注文すると1240円らしいから,それを考えると安いと考えるべきなのかもしれない.


・おまけ
店を出るとき,高校生か大学生くらいのカップルが店に入ろうとして,店の前に張ってあったメニューを見て躊躇していた場面に出くわした.確かに,普通の中華料理屋に比べると高めの値段設定だからなあ.

でも,男女の組み合わせなら,この紅虎セットにご飯物か麺類を単品を注文すれば,3000円弱でそれなりに満足できる味と量になるんじゃないかな.

と思ったのだが,そういうアドバイスを見知らぬ人にされても信用できないだろうから,その場は何もせずに立ち去った.
あのカップル,結局どうしたのかなあ.

投稿者 saihide : 02:15

2006年10月17日

『続 職業外伝』秋山真志

前作の『職業外伝』と同じく,滅びゆく職業人を描いた人物ルポ.
具体的には,イタコ,映画看板絵師,蝋人形師などの8つの職業とその職業についている人々の生涯について書かれている.

前作が面白かったので,続編を借りてきた.松山市立中央図書館所蔵.

相変わらず,「あなたの知らない世界(職業)」を知ることができて面白かったのだが,特に面白かったのが鵜匠と琵琶盲僧.

鵜匠はいわゆる「鵜飼い」のことなのだが,正式名称を「宮内庁式部職鵜匠」というらしく,いちおうは宮内庁所属のお役人になるのかな? 同じ立場の有名人として雅楽の東儀秀樹がいる(こちらは退職したらしいけど).
鵜飼いというのは万葉の時代,下手すると神話の時代から存在しているらしく,その時代の権力者と密接に結びついてきたそうだ.ふーん,鵜飼いって,見ていて面白いものなのかなあ?
紹介されているのは長良川の鵜飼いだけど,この近辺だと大洲の鵜飼いがあるな.時期的には今年は既に終わっているようなので,来年は行ってみようかな.どうせなら舟を一隻借りたいけど,12人も酔狂な人が集まるかどうかは少々疑問ではあるなあ.

もう一つの琵琶盲僧というのは,いわゆる琵琶法師のこと.
とはいえ,ここで紹介されているのは平家物語を吟ずるのではなく,琵琶を奏でながらお経(釈文というらしい)を歌う本物の「法師=僧侶」.うーん,本物のお坊さんで,しかも現在も存在しているのか.
しかも,ここで紹介されている永田法順さん,CD6枚,DVD1枚,写真集1冊が発行されているらしい.下手なアイドル顔負けだな.

投稿者 saihide : 00:08

2006年10月16日

餃子定食@天下一品

TenkaMatsuri_2.jpg

日曜の夕方のこと.近所の古本屋に行ったついでにスーパーに寄って,晩ご飯の買い物をしようとしたところ,急に思い出してしまった.

土居田にオープンした天下一品の天下一品祭りって今日までじゃなかったっけ?

自宅に戻ってネットで調べてみると,やはり今日まで.
この天下一品祭り,クジで100円割引券や各種ライトが当たるというもの.
実用性があるようなライトではないので,それほど欲しいわけではなかったのだが,同僚の教員や学生さんが当てたものを見せびらかされた以上,できれば私も当てておきたいところ.

しかし問題は,この日は昼にもラーメンを食べており,しかも,まだそれほどお腹が空いていないということ.
お腹が空いていないのなら,お腹が空いてから行けばいいだけのことなのだが,天下一品では時間帯によってはまだ行列ができるという.お腹が空くまで待っていると,行列に並ばないといけないかも.

色々考えた結果,お腹を空かせるために自転車で行くことにした.
到着したのは18時ごろだったのだが,

TenkaMatsuri_1.jpg

既に10名ほどの行列が...
仕方がないので,おとなしく行列に並ぶことに.
時間がかかるようなら,持参した本を読もうと思っていたのだが,それほど待つことなく入店できた.回転はかなり速いようだ.

以前来たときに「こってり」単品で食べて「やっぱり白飯は必需品だよなあ」と思い知らされたので,今回は定食を注文することに.
現時点では定食は2種類,唐揚げ定食と餃子定食.
昼に長楽で食べた定食が「ラーメン,炒飯,唐揚げ」だったので,唐揚げはパスして,餃子定食を注文.

TenkaMatsuri_3.jpg

そういえば,天下一品で餃子を頼んだのは今回が初めてかも.
うーん,ちょっと小ぶりかなあ.でも,私の餃子のサイズの基準は,高校時代にバイトをしていた餃子の王将の餃子(けっこう大きめ)なので,世間的にはこれくらいのサイズが普通なのかも.
味についてだが,餃子自体の味はなかなかだったのだが,タレのラー油があまり辛くないためか,少々物足りなかった.唐辛子が別にあればいいかな.

で,ラーメン.

TenkaMatsuri_4.jpg

定食のラーメンなので,サイズは並だが,もちろん「こってり・ニンニク入り」.
味つけが濃いめなので,白飯と一緒に食べると,バランスがとれていい感じである.
途中で唐辛子味噌を入れると,また味が変わって,これまた旨い.

で,やっぱり,

TenkaMatsuri_5.jpg

スープを全部飲み干してしまったわけだが,「明日もお待ちしています。」だそうで.

で,問題のライトだが,クジにハズレてしまったので,もらえず.
でも,100円割引券をもらえたので,実用性のないライトをもらうよりも,実はこっちの方が嬉しいかも.
いや,決して負け惜しみとか,そういうものではなくて...

投稿者 saihide : 00:13

2006年10月15日

長楽(中華)

Chouraku_1.jpg

日曜日の昼,そろそろご飯でも食べようかと思いつつ,TVを見ていたところ,ラーメン特集をやっていた.
...今日の昼ご飯はラーメンだな.

ということで,近所のラーメン屋に向かったのだが,どうせラーメンを食べに行くのなら新規開拓をしようということで,いったん引き返し,自転車で山西の方へ.
以前ネットで見かけて,気になっていた長楽という中華料理屋に行ってみた.

店内はこんな感じ.

Chouraku_2.jpg

テーブル席3つに座敷席3つ,あとは非常に狭いカウンター席,という感じだったが,もしかすると奥にも席があったかも.
日曜の昼という時間帯のせいか,私が入ったときには4組ほどお客さんがいた.

メニューを見た限りでは,ちゃんとした中華料理屋っぽい.
事前に仕入れた情報では麻婆豆腐が美味しいらしいのだが,今回はラーメンを食べることにしていたので,ラーメンのついた定食を探す.
天津飯のセットと炒飯のセットがあったので,炒飯のセットを注文.

Chouraku_3.jpg

ラーメンと炒飯,それに鶏の唐揚げのセット.

ラーメンはちょっと小さめ,いわゆる半ラーメンというやつだろうか.

Chouraku_4.jpg

味の方だが,由緒正しい「中華料理店のラーメン」という感じで,かなり懐かしい味.
懐かしい味というと,アッサリ甘めの醤油ベースのラーメン,いわゆる「中華そば」も私の中では懐かしい味に分類されるのだが,今回のラーメンは塩味になるのかな.
私が自分のお金で初めて外食したのは,小学校3年か4年のときに,近所に開店した中華料理屋で食べたラーメンだったのだが,そのときの味を思い出した.

で,炒飯の方だが,

Chouraku_5.jpg

非常に普通の炒飯.美味しくないわけでは決してないのだが,あまり特徴がないので説明に困ってしまう.
唐揚げも普通の唐揚げ.他の店との違いといえば,衣の味つけがちょっと濃いめかもしれないが,それも普通の範囲内に収まる程度.

量的には特に不満もないし,味付けも悪くない,これで750円なら及第点かな.

などと思っていたのだが,お客さんが途切れずに入ってくる.日曜の昼という時間帯によるものが大きいのかもしれないが,それにしても途切れない.
注文しているものは結構バラバラだったのだが,お客さんの年代層は比較的高めというか,年配の人&家族という組み合わせが多いように思えた.
うーん,ということは,味つけが全体的にアッサリめなのかな? 確かにラーメンも炒飯も味つけは濃くはなかったよなあ.

などと考えつつ勘定を済ませ,店を出たところ,客が途切れない理由かもしれないものを発見した.
この長楽,済生会松山病院の正面にあるのだ.
もしかして,この病院の関係者とか,お見舞いに来た人が寄っていくのだろうか.


・おまけ
最初に外食したラーメンだが,それまで私の中では「ラーメン=サッポロ一番味噌ラーメン」だったので,そういうのが出てくると思っていた.
しかし,出てきたのは味噌ラーメンとは似ても似つかぬもので,しかも一緒に行った友達はそれを普通に食べていたので,かなり愕然とした記憶がある.

ちなみに,当時は野菜類が全く食べられない偏食大魔王な子供だったので,もやしとネギが入った,そのラーメンはほとんど食べられなかった.野菜どころか,スープも残さずに飲む現在の私からは想像できないだろうなあ.

投稿者 saihide : 20:15

2006年10月14日

エトアール(洋食)

Etoire_1.jpg

1ヶ月ほど前のことになるが,,キートンのカツカレーについて検索していたとき,気になる店を見つけた.
それが,この北久米のエトアール.県道40号線沿いにある店で,今まで何度も前を通っていたはずなのだが,まったく意識したことがなかった.
なぜ気になったのかというと,このBlogカツカレー大盛りから始まるカレーシリーズ(カレー(愛媛県) の5/24以降をチェック)に大いに惹かれてしまったため.

ということで,行ってみた.

店に入って最初に思ったのは,「間違ったかも...」だった.
表の看板には大きく「レストラン」と書かれていたが,店内の様子といい,雑然と積み上げられた大量のマンガといい,これは「喫茶店」,それも「場末感がかなり漂った喫茶店」っぽい.
というか,うら若き女性が足を踏み入れたら,壮絶な「場違い感」を感じてしまうであろう雰囲気が店内のそこかしこから醸し出されている.

うら若き女性ではない私でさえ少々戸惑ってしまったくらいなのだが,平静を装いつつ,適当な席に座った.
近くにあったメニューを見たところ,そこに書かれていた食事メニューは,喫茶店のそれを遥かに超えて充実していた(コース料理まであったくらい).うーん,やっぱり「レストラン」なのかなあ.
全体的に安めの価格設定で,気になるメニューもたくさんあったのだが,今回の目的はカツカレー大盛りだったので,色々なものが積まれたカウンターから出てきたマスターに「カツカレー大盛り」を注文.

店内に積み上げられたマンガを読んで待とうかと思ったのだが,あまりにもバラバラに積まれていて続きを探すのがしんどそうだったので,新聞と持参した本を読んで料理が届くのを待つ.

しばらくして出てきたのがコレ.

Etoire_2.jpg

皿に載っけたのは普通サイズのスプーン(ティースプーンではない)なのだが,これと比べれば皿のおよその大きさは分かるだろう.

単に表面積が大きいだけでなく,

Etoire_3.jpg

深さも結構ある.これで700円.

しかし,特筆すべきは量だけでなく,その「味の深さ」.
どう表現していいか分からないが,コクがあるというか,まろやかというか,うーん,やっぱり味が深いとしか表現のしようがない.
こまちグルメパークの紹介によると,三日巻煮込んでいるらしいのだが,そのせいだろうか.

ということで,店の外見や中の雰囲気とは裏腹に,実はしっかりとした洋食が食べれる店なのかもしれない.
また機会があったら行ってみて,カレー以外のメニューも食べてみよう.


・おまけ
先日,書店で愛媛のグルメスポットを紹介している本(おそらく愛媛うまい店1200)を立ち読みして,このエトアールが紹介されているのを見つけたのだが,そこに掲載されている店内の写真と私が行ったときの店内の様子が全然違っていて驚いた.
なるほど,あちこちに積まれたマンガとかを片付けると,ああいう雰囲気になるのか.

投稿者 saihide : 11:55

2006年10月13日

『風が吹いたら桶屋がもうかる』井上夢人

牛丼屋でバイトをしている「シュンペイ」の元に,女性たちがやってくる.彼女たちの目当ては「シュンペイ」の同居人である超能力者「ヨーノスケ」.<超能力>で悩みを解決してもらおうとするのだが,そこにもう一人の同居人である理屈屋の「イッカク」が割り込んできて...

以前読んだ同じ作者の『the TEAM』がそれなりに面白かったので,松山市立中央図書館で借りてきた.

<超能力>が出てくるので,SFっぽいのかといえば全くそうではなく,「日常の謎」系のかなりコミカルなミステリ.

というのも,ヨーノスケの<超能力>は透視とか念動力などの正真正銘の超能力なのだが,これがほとんど役に立たない,シュンペイに言わせると「低能力」だから.

それを補うのがイッカクの推理力,というか論理力.
依頼人である女性に質問をし,そこから得られた材料を論理的に組み立てて,真相に迫っていくのだが...
まあ,あとは読んでのお楽しみ.

形式としては連作短編集になっており,それは以前に読んだ『the TEAM』と同じなのだが,『the TEAM』が連ドラだとすれば,本作は『水戸黄門』や『暴れん坊将軍』のような時代劇シリーズ.
全部で7本の短編から構成されているのだが,どれも基本的には全く同じ構造.その上,最後の話も最終回っぽい内容ではないので,投入する材料さえ変えれば,延々と同じような話を続けることができそうなのだ.
なので,山あり谷ありの話が好きな人には馴染まないかもしれないが,その手の時代劇シリーズとかが好きな人には「偉大なるマンネリズム」ということで向いているかも.

投稿者 saihide : 01:12

2006年10月12日

さいが(BlogPet)

さいが
カン四国といえば,カン四国ソーダで有名な,非常にメジャーなリキュールではあるが,単体で飲んだ人はあまりいないのではないだろうか.ちなみに単体で飲むと.
とか書いてた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 11:46

四国一周 足摺・南予編

「自動車で四国を無事に一周する&車内で一泊すること」を目的とした四国一周計画.
それだけだと走るだけで終わってしまいそうなので,「各県で名物を食べる または 購入する(できれば両方)」というミッション付き.

香川,徳島,高知の3県でミッションを無事クリアし,あとは無事に松山に戻るだけ.
ということで,須崎で食事を済ませ,国道56号線を南西へ.

国道56号線を延々と走り続け,車は四万十市の中村へ.
そのまま国道56号線を走っていくと宿毛に着くのだが,せっかくここまで来たので足摺岬にも寄ってみることにした.
国道321号線に入って,しばらくは四万十川の横を走る.

aroundSikoku4_1.jpg

ふーん,これが「最後の清流」とも呼ばれる四万十川か.確かにきれいだとは思うけど,このあたりはほとんど河口付近だから,清流ってイメージじゃないなあ.
そういえば,同僚の教員が四万十川沿いに高知までドライブしたことがあるって言ってたので,ヒマとやる気ができたら,そのルートを辿って「最後の清流」っぷりを確認してみようかな.

国道321号線を快調に走り,土佐清水市へ.そこから県道348号線(足摺公園線)に入ったのだが,この道の最初は急な坂道&クネクネ道.これで道が狭ければヒィヒィ言ってたと思うが,道は充分広いので,それほど苦労せず.しかし,この道を上りじゃなくて下りで走ると,一部の人は大喜びするかもしれないなあ.路肩にいい感じに浅めの「溝」があったりもするし.

そんなこんなで岬の先のほうまで行ってみると,そこは温泉街だった.足摺岬って温泉地だったのか,全然知らなかった.
民宿などが並ぶ道をそのまま進んでいくと,

aroundSikoku4_2.jpg

ついに四国最南端の足摺岬に到着.桂浜と違い,駐車場も無料っぽい.
そして,

aroundSikoku4_3.jpg

ジョン万次郎の銅像.私にとってジョン万次郎=みなもと太郎の『風雲児たち』のジョン万次郎なのだが,それとこの銅像の顔立ちが全然違っているので,かなりの違和感が...

その後,もうちょっと先の展望台まで.

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おおっ,絶景絶景.
やっぱり岬といえば,絶壁に灯台だよなあ.しかし,ここまで来た以上,やっぱり灯台まで行っておくべきなんだろうか? しかし,三崎の灯台に行ったときは,延々と歩いた結果,得られたのは「灯台まで行った」という経験だけだったからなあ...
うーん,まあいいや.とにかく行ってみよう.

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ということで,灯台まで来てみた.覚悟を決めてきた割には,それほど歩く必要もなかったな.ちょっと拍子抜け.

すぐ近くには四国88ヵ所の一つ,金剛福寺もあったのだが,別にお遍路さんをやっているわけではないので,そのまま通り過ぎることに.
帰りは県道27号線で.途中に見通しの悪い細い箇所もあったが,全体的に走りやすかった.
で,土佐清水市まで戻ってきたのだが,せっかく土佐清水に来たんだから,カツオの酒盗でもお土産に買って帰りたいものだ.どこかに店はないかな?と探していると,第1回土佐清水ジョン万祭りなるものが海の駅あしずりで開催されているとの看板があった.それは行ってみねばなるまい.

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ということで,国道321号線で海の駅あしずりまでやってきた.
車を降りてみると,なぜか沖縄の三線(サンシン)の音色が.

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どうして土佐清水で沖縄音楽が??と首を傾げていたところ,ステージで三線を演奏していた人のMCで事情が判明.土佐清水市と沖縄の豊見城市が姉妹都市のためだとか.
ちなみに,そのあとはジャズの演奏だった.まあ,高知だからって,よさこい節ばかり演奏するわけにもいかないんだろうけど...

ステージの近辺には出店のテントがいくつか並んでいたのだが,カツオのたたきはあっても,カツオの酒盗は見つからなかった.うーん,お土産に買って帰るのは諦めるか.
その代わりと言ってはなんだが,土佐の郷土料理らしい「魚めし」を食事用に購入.

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魚の炊き込みご飯のことらしいのだが,これはサバを使っているそうだ.
あと,どぶろくを売っている店があったので,これをお土産用に購入.

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三原村がどぶろく特区になっており,そこで作ったものだそうだ.

なお,海の駅あしずりの二階部分はジョン万ハウスというジョン万次郎の展示室になっていて,ちょっと見ておきたかったのだが,時間の関係で諦めた.

その後,国道321号線で宿毛まで行き,そこからは国道56号線で愛媛県入り.
愛南町を通り抜け,宇和島市へ.このあたりまでは順調に進んでいたのだが,宇和島市街地を迂回できるルートがあることを知らず,宇和島市で渋滞に巻き込まれてしまった.
その上,宇和島市の道がややこしかった.以前に宇和島市に来たときは祭りのせいで散々な目にあったのだが,祭りによる交通規制を別にしても宇和島市街地の道はややこしいのかもしれない.でも,大阪から車で松山に来た先輩は「松山の道はおかしい」と力説してたから,運転しなれていない市街地は全部そう感じるのかなあ.

何とか市街地を抜け,あとは国道56号線でひたすら松山を目指すだけ.前回の帰りに遭遇したような大渋滞もなく,特に問題もなく伊予市まで戻ってきた.
この調子なら自宅まで問題なく戻れそうだな.「各県で名物を食べる または 購入する(できれば両方)」というミッションも全県でクリアできたし...

うん,全県??

香川で「さぬきうどん」と「ぶどう餅」

徳島で「徳島ラーメン」と「野根まんぢう&美眉2種類」

高知で「鍋焼きラーメン」と「1時間迷ってようやく購入できた物」

で,今回の「魚めし」と「どぶろく」

大丈夫,ちゃんと4つあるじゃないか...

待て,今回の「魚めし」と「どぶろく」は高知県での買い物だ.
もしかして,愛媛県のミッションをクリアしてない??

いや,「今治の名店でランチ」があるから,「名物を食べる」はクリアしてる.
問題は「名物を購入する」の方か.
うーん,渋滞に巻き込まれる前に戻ろうと思って,愛南町にも宇和島にも大洲にも内子にも寄らなかったからなあ.
さて,どうする? 何か買いに戻るか? それとも,そのあたりの一六本舗でタルトを買ってお茶を濁すか?

結局,私が選んだのは,

aroundSikoku4_a.jpg

「西宇和郡伊方町の山本エツ子さんが作ったみかん」だった.



aroundSikoku4_b.jpg
三津のフレッシュコーノで買ってきたものだけど.
いいじゃないか! 「愛媛県で買った名物」には違いないじゃないか!

ということで,少々の罪悪感を覚えつつ,全てのミッションをクリアして,無事帰宅.
2日間の総走行距離は

aroundSikoku4_c.jpg

913キロだった.
食事や睡眠時間なども含んだ総所要時間は32時間ほど.
とにかく四国を一周するのが目的だったので仕方がないといえば仕方がないのだが,もうちょっとアチコチを回ってみてもよかったかもしれないなあ.

投稿者 saihide : 01:53

2006年10月11日

四国一周 室戸・高知編

「自動車で四国を無事に一周する&車内で一泊すること」を目的とした四国一周計画.
それだけだと走るだけで終わってしまいそうなので,「各県で名物を食べる または 購入する(できれば両方)」というミッション付き.

ちょっと反則気味だが,徳島のコンビニでむりやりミッションをクリア,22時半くらいに国境の町ならぬ県境の町 宍喰町を出発し,高知県は室戸岬へ向かうことにしたのだが...

しかし,ここで問題が発覚.
気力と体力はそれなりに残っていたのだが,ガソリンが心もとない.
車の表示を信じるのであれば60キロ以上はまだ走れるのだが,同じく表示される平均燃費がかなりいい加減(満タン法による燃費(=実際の燃費)は表示される燃費の8掛け程度)なので,いまいち信用しきれない.
気力と体力は残っていても,途中でガス欠になっては手も足もでない.ということでアクセルを極力踏み込まない経済運転に徹するとともに,開いているガソリンスタンドを探しつつ,室戸岬へ向かうことに.
松山にいると,そこかしこにセルフ式の24時間営業のガソリンスタンドがあるのだが,室戸のあたりにはその手のガソリンスタンドがまったく見当たらなかった.
減っていくガソリンに神経をすり減らしているうちに,

aroundSikoku3_1.jpg

室戸岬に到着.
とはいえ,この写真だと,そこらへんの暗闇を撮ったんだろう?と疑われるかもしれないので,

aroundSikoku3_2.jpg

証拠写真.
この周辺はいちおう公園になっているようで,すぐ近くに駐車場とトイレがある.
なので,ここで一夜を明かしてもよかったのだが,もう少し行ったところに道の駅キラメッセ室戸があるようだ.
ここよりはもうちょっと設備が整っているだろうし,もしかすると24時間営業のガソリンスタンドがあるかもしれない.

ということで,またもや経済運転でキラメッセ室戸まで.
到着したのは23時半くらい.

aroundSikoku3_3.jpg
(シンボルっぽい鯨のオブジェなのだが,暗くて細部は分からなかった)

売店やレストランはもちろん閉まっていたし,ガソリンスタンドらしき設備も残念ながらなかった.
しかし,立派なトイレと自動販売機が数台あるためか,他にも野宿している人が数組いた.
ガソリンも心もとないし,今日はここで泊まることにするか.

ということで,周囲をしばらく探検し,PHS通信カードでメールのチェックなどをしてから就寝.
この日の走行距離は

aroundSikoku3_4.jpg

422キロ.
一日の走行距離の自己記録を文句なく更新してるなあ.


で,翌朝.
6時半くらいに起床.

aroundSikoku3_5.jpg
(朝の鯨.昨晩にシルエットを見て想像していたよりもリアルだった)

最大の目的の一つであった「車内で一泊」もクリアできたのだが,やっぱり身体の節々が痛い.せめて枕代わりになるようなクッションを持ち込むべきだった.
身体を完全に覚醒させるため,自販機で購入したミルクセーキを飲みながら周辺を散歩.
キラメッセ室戸のすぐ裏側は太平洋で,時はまさに夜明け.

aroundSikoku3_6.jpg

「ニッポンの夜明けぜよ!」と叫んだりはしなかったが,とりあえず写真は撮っておいた.

そろそろガソリンスタンドも開く頃だろうということで,7時に出発.
ガソリンスタンドを見つけるまではやっぱり経済運転だったので,地元っぽい車に追い越しをかけられたりした.ガソリンさえあれば速く走れるのに...
そんな感じでしばらく走って,ようやくガソリンスタンドを発見,満タンに給油.
これでガス欠の心配はなくなったので,安心して通常運転に戻して,高知の中心部へ.

そろそろ高知でのミッションを遂行しなければならないのだが,高知で買う名物については以前から決めていたので,高知市の手前にある香南市野市町へと向かう.
目当ての品を決めていたのに,それを売っている店の場所はちゃんと調べていなかった.そのため,探し回っても全く見つからない.
かなり後戻りして一から探すという手もあったのだが,目当ての品は高知龍馬空港でも買えるとの情報もあったので,高知龍馬空港まで行ってみることにした.
色々あって手間取ったが,なんとか高知龍馬空港に到着.

aroundSikoku3_7.jpg
(出発ロビーにあった坂本龍馬像)

2ヵ所ある売店を両方とも探し回ってみたのだが,目当ての品が見つからない.売店のお姉さんに尋ねてみると,「売ってるとすれば搭乗ゲートの向こう側の売店ですねえ」とのこと.さすがに土産物を買うためだけにチケットを買うわけにはいかない...
ということで,売店にあったガイドブックを立ち読みして,店の場所を確認.かなり後戻りすることになりそうだ.
そんなこんなで一度走った道を戻り,ようやく目当ての品をゲット&ミッション(名物を買う)をクリア.しかしトータルで1時間以上もロスしてしまった(涙).
本来の予定だと,高知市の中心部に行ってから桂浜に向かうつもりだったのだが,時間をロスしている&高知の中心部は以前行ったことがある,ということで,そのまま桂浜に向かうことに.

県道14号線,別名黒潮ラインを通り,坂本龍馬像の写真を撮るべく,桂浜へ.
桂浜行きの道の終点にある駐車場まで行ったのだが,ざっと看板を見たところ,駐車料金が高い.この記事を書くにあたって調べてみたところ,海水浴場などがあるために1日単位の料金が設定されていたのかもしれないが,その金額を見た瞬間,「どうして銅像の写真を撮るために金を払わなければならないんだ?」と急速に醒めてしまったので,そのまま来た道を戻ってしまった.

その後,そのまま黒潮ラインを西へ走る.この黒潮ライン,道も整備されているし,なんといっても南側が,

aroundSikoku3_8.jpg

こんな感じの海なので,走っていて気持ちが良い.
そのまま走っていくと,今度は横浪黒潮ラインという,これまたドライブ向きの道になるらしいのだが,当時はそのことを知らなかったので,途中で国道55号線に復帰.須崎を目指す.

朝から何も食べていないためか,意識が朦朧としてきたので,このあたりで食事休憩を挟むことに.
タイムリーなことに,須崎といえば鍋焼きラーメンで有名なところ.これは食べておかなければなるまい.
ということで,須崎の市街地に寄って,鍋焼きラーメンの店を探す.10時過ぎくらいだったので,まだ早いかと思っていたのだが,ちょうど開けたばかりっぽい店があったので,そこへ.

aroundSikoku3_9.jpg

名物ということで,店頭にはこんなのぼりが何本も立っていたのだが,

aroundSikoku3_a.jpg

これって,やなせたかしデザインだよなあ,やっぱり.ということは,名前は鍋焼きラーメンマンか?
(本当の名前は鍋ラーマンだそうだ)

aroundSikoku3_b.jpg

で,これが鍋焼きラーメン.
見た目は鍋焼きうどんとあまり変わらないが,

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中身はちゃんとラーメンの麺.
でも,かなりアッサリめの味つけ.あと写真ではわからないかもしれないが,鍋の中に歯応えのある鶏肉が入っているのもラーメンっぽくないといえばラーメンっぽくはない.
この鍋焼きラーメンに小さめのおにぎりつきで700円というのは,なかなかお得だった.

ということで,名物を食べるというミッションもクリアしたので,これで高知県におけるミッションはすべてクリア.あとは松山まで無事に戻るだけだ!

ということで,最終回に続く.

投稿者 saihide : 01:43

2006年10月10日

四国一周 徳島編

「自動車で四国を無事に一周する&車内で一泊すること」を目的とした四国一周計画.
それだけだと走るだけで終わってしまいそうなので,「各県で名物を食べる または 購入する(できれば両方)」というミッション付き.

香川県でのミッションは無事クリアできたので,意気揚々と徳島県入り.

徳島県なのだが,走ることには特に問題はなさそうなのだが,問題はミッションの方.
徳島県の名物って何なんだ?
鳴門金時ポテト,じゃなくて鳴門金時かなあ? 食べる方だと徳島ラーメンくらいか?
その問題もさることながら,もっと深刻なのは時間の方.徳島県入りしたのが18時40分くらい.市街地に辿り着くまではもうちょっと時間がかかるだろうから,下手すると店が片っ端から閉まっている可能性もあるなあ,でも土産物については最後の手段があるし...
などと考えつつ国道11号線を走っていたら,鳴門インターあたりで土産物屋がけっこう開いているのを発見.おおっ,香川のうどん屋と違って,やる気があるな!


土産物を買う方については大丈夫そうだったので,そのまま徳島市中心部へ.
高松と同じく県庁所在地であることに加えて,夜のラッシュアワーに遭遇してしまったようで,なかなか車が進まない.
徳島に来た記念に徳島駅の写真を撮ろうと思ったのだが,駅周辺はさらに混雑がひどく,しかも駐車できるようなスペースがない.駅周辺を何度か回ってみたのだが,どうにもならなかったので,車が止まっているうちに車内から.

aroundSikoku2_1.jpg


さて,とりあえず名所は写したし,次は徳島ラーメンだな.
ということで,国道55号線を南に向かいつつ,徳島ラーメンの店を探したのだが,これがなかなか見つからない.
そもそも徳島ラーメンという看板を出している店がほとんどない.
その一方,「中華そば」という看板はやたらと目に付くので,地元では「徳島ラーメン=中華そば」ということなんだろう.
しかし,「中華そば」の看板を出していて,しかも駐車場のある店というのが見つからない.自転車だったら駐車場の有無なんて気にしなくていいのに...
そうこうするうちに徳島市を抜け,さらに小松島市を通り抜けた.
この調子で行くと,阿南市で見つけないと徳島ラーメンにはありつけそうにないなあ,と地図を確認したところ,衝撃の事実が発覚.
小松島市で国道55号線は分岐していたのだが,現在走っているのは徳島南バイパスという方で,これだと阿南市の市街地を通らないのだ.
道路的には今の道のほうが良さそうなのだが,ミッション遂行のためには仕方ない.地図を見ながら脇道を通って,市街地を通る方の国道55号線へ.

その甲斐あって,ようやく中華そばの店を発見.

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閉店時間ギリギリで店の人は既に片付けモードに入っていたが,中華そばなら大丈夫とのことだったので入店.
メニューを見たところ,

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肉生卵入りというのを発見.徳島ラーメンの特徴は肉と生卵が入ることのはずなので,確かに徳島ラーメンのようだ.
肉入りと肉生卵入りは同じ値段というのが不思議だが,大盛りの肉卵入りを注文.

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確かに生卵が入っている.しかし,以前に一度だけ食べた徳島ラーメンはもっと色が濃かったような気がするんだけど...

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麺はこんな感じの細麺のストレート.
食べてみたところ,これがアッサリしていて美味しい.以前一度だけ食べた徳島ラーメンはもっと味が濃かったと思うんだが,これは懐かしい「中華そば」の味に近い.
調べてみたところ,徳島ラーメンにも色々種類があるようで,以前食べたのは徳島ラーメン系で,今回食べたカクモトは小松島系に分類されるそうだ.
飛び込みで入ったにしては,けっこうアタリだったかもしれないなあ,と満足しつつ,徳島県におけるミッション(名物を食べる)をクリア.


その後,順調に国道55号線を南へと走り,気がつけば道の駅宍喰温泉に到着.

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この道の駅,売店だけでなく温泉施設も備えているので,車内で一泊するならココがいいと思っていたところ.
徳島県内で最後の道の駅でもあるので,最悪の場合,ココの売店で土産物を買えばミッション(名物を買う)もクリアできるだろうと考えていたのだ(これが最後の手段).

しかし,問題は時間.到着した時点で22時.売店も温泉も既に終了している.予定ではもう少し遅くに着くはずだったので,そのまま寝てしまって,翌朝に買い物をしようと思っていた.
でも,22時というのは寝るには早いし,もうちょっと走るだけの気力と体力も残っている.でも,このまま走るとミッションが...
そのとき,この道の駅の直前にあったものを思い出した.あそこならもしかして...

ということで,

aroundSikoku2_8.jpg

直前にあったコンビニまで戻って,名物を探してみた.すると,

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野根まんぢうを発見!
よし,これで徳島県で名物を買うというミッションもクリアだ!

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土佐名物だけど...
(野根まんぢうは高知県東洋町(徳島県宍喰町の隣)で作られています)
さすがにこれではちょっと反則ぎみっぽいので,

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徳島産天然すだち果汁を使った美眉を購入.
この美眉は愛媛県内のどこかで見かけたことがあるような気がするんだけど,これはちゃんと徳島産なので問題はないだろう.

これで徳島県でもミッション・クリア! このまま高知に向かうぞ!

ということで,また続く.


・おまけ
飲酒運転が色々と騒がれているので,

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飲んでない証拠として冷蔵庫に収まっている美眉の写真も.

投稿者 saihide : 01:42

2006年10月09日

四国一周 東予・香川編

この連休中,以前から計画していた四国一周を実行してきた.
最大の目的は「自動車で四国を無事に一周する&車内で一泊すること」.
しかし,それだけでは本当に走るだけで終わってしまいそう.
ということで,「各県で名物を食べる または 購入する(できれば両方)」というミッションを課してみた.

時間のことを考えると出発は早いにこしたことはなかったのだが,昼ごはんを今治で食べるつもりだったので,そこから逆算して11時くらいに出発することに.

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これからを暗示するかのような空模様の中,まずは最初の目的地である今治へ.
四国一周だったら国道196号線の海ルートを通った方がいいのだろうが,この道は何度も通っているので,今回は時間短縮のために国道317号線の山ルートで.


先行車に恵まれず,1時間ほどかかってしまったが,今治の有名店で昼食.

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美味しいものでお腹が満ちたせいか,計画開始2時間目にしてやる気がなくなる.「このまま帰ってしまおうぜ」という悪魔の囁きが聞こえてきたが,この計画のためにランチのグレードを落とした(時間がかかりそうだったので)以上,ここで中止にするのはもったいない.
ということで,再び車に乗り込み,東へ.
香川の方に向かうのなら国道11号線を使うのが一般的で,実際にそのつもりだったのだが,地図を見ていると県道13号線に行きたくなってきたので,そちらへ.
選択が正しいのかどうか分からなかったが,特に問題なく新居浜を通り抜け,再び11号線に合流して四国中央市へ.


四国中央市は製紙業で有名だが,

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確かに街中に大型トラックがガンガン走っている.特に工場が密集しているあたりはヒドイことになっている.いちおう十番台の国道なんだから,あのあたりはもうちょっと何とかできないものだろうか.


少々イライラしつつ香川県入り.
その後もしばらくイライラ状況は続いたが,善通寺のあたり(だったかな?)から劇的に道路事情がよくなった.
そのまま高松市へ.県庁所在地ということで道も混雑していたが,それなりに流れていたので高松駅まで行ってみた.
行った記念に駅の写真を撮ろうと思ったのだが,駅前に駐車スペースがなかったので,その裏側にあったシンボルタワーの写真を.

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シンボルタワーっていうから,もっとユニークな形だと思っていたんだけど,普通のビルだなあ.
その裏にはフェリー乗り場があるのだが,そこで異様な物体を発見.

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えーっと,あれって,ピンク色してるけど,たぶんカメだよなあ.どうしてカメがフェリーの上に


その後,国道11号線に戻って徳島へ.
この時点で17時くらい.まだお腹はそれほど減っていないが,やはりここは本場の讃岐うどんを食べておかないと.
しかし,なかなか店が見つからない.おかしい.香川県民はうどんばっかり食べているそうだから,そこかしこに店があると思っていたのに...
たまに店を見つけても,既に営業終了.まだ17時過ぎだぞ? やる気あんのか,香川県民?!
などと思っていたら,ようやく店を発見.

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うどん商人 つづみ屋という店.創業30年というくらいだから,きっと美味しいに違いない.
おすすめは「醤油うどん」らしいので,それを注文したところ,これから麺を茹でるので20分かかるという.20分は待てないので,すぐにできる「ぶっかけ(温)」に.

aroundSikoku1_6.jpg

ほぅ,これが本場の讃岐うどんか.では早速いただきます.



うーん,もっと歯応えがあるのかと思っていたら,そうでもないなあ.調べてみたところ,この店のうどんのコシは並らしい.まあ,私にはうどんのコシというのがよく分からないのだが.
味も充分美味しいし,量もそれなりにあるのだが,これで300円というのは普通の店舗(セルフ店ではない)ではかなり安めだろう.というか,セルフのチェーン店よりも安いのかな?


本場の讃岐うどんを食べたことで,香川県におけるミッションはとりあえずクリア.
しかし,できれば名物を買う方もクリアしておきたいところ.ところどころに「かまど」を売っている店はあったのだが,かまどはあまりにもメジャーすぎるので,避けたいなあ.
などといっているうちに,どんどん店がなくなってきた.
最悪の場合,夜遅くまで営業してそうなマルナカに入ってみるしかないかなあ,などと考えていたところ,「ぶどう餅」なる看板を発見.看板の案内にしたがって,三本松駅の前まで行ってみたところ,

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巴堂を発見.
他にも色々と売っていたのだが,看板にもなっているぶどう餅を購入.

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看板の表記が「ぶどう餅」なので,葡萄を使った餅なのかと思っていたら,店内では「武道餅」とあった.ちなみに由来はこちら
「これなら珍しいし,お土産になるかな」と思ったのだが,ちょっと気になって賞味期限を確認したところ,

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(クリックして拡大してお読みください)

嫌な日本一だな...
賞味期限が切れたものをお土産にするわけにはいかないし,これは自家消費に回すか.
ともかく,これで名物を買うというミッションもクリアしたし,心置きなく香川を出ることができるぞ!

ということで続く.


・おまけ
自家消費したぶどう餅.

aroundSikoku1_a.jpg

ぶどうに見えなくもないが...
ちなみに味は非常にシンプルなのだが,さすがに一人で一箱食べるのはきつかった.

投稿者 saihide : 05:29

2006年10月08日

チンザノ・ロッソ(ベルモット)

CinzanoRosso_1.jpg

以前記事にしたノイリープラット・ドライと同じく,有名なベルモット.
ただ,ノイリープラット・ドライはドライ・ベルモットだったのに対して,今回のチンザノ・ロッソはスイート・ベルモット.
ドライ・ベルモットは白ワインと同じような色だけど,スイート・ベルモットは赤ワインのような色をしている.でも,どちらもベースは白ワインで,スイート・ベルモットの赤色はカラメル色素によるものらしい.

まずはロックで飲んでみたのだが,これが意外なほど美味しい.
ノイリープラット・ドライを最初に飲んだときは「きつい白ワイン」という感じだったのだが,このチンザノ・ロッソは基本的には甘いのだが,微妙な風味が色々と混じっていて,単体で飲んでも何だかカクテルを飲んでいるような感じがした.

次はジン&IT.

CinzanoRosso_2.jpg

名前のとおり,ジンを使ったカクテルで,ジンとスイート・ベルモットを1:1で混ぜたもの.
ここでいうITというのは「情報技術」ではなく「イタリア」のこと.スイート・ベルモットのことをイタリアン・ベルモットともいうらしく,それが名前の由来だそうだ.
ちなみに,このスイート・ベルモットをドライ・ベルモットに変えて,比率を変えたものがマティーニになったそうなので,マティーニの原型とも言われている.
個人的には,マティーニよりもこのジン&ITの方が甘くて飲みやすいので好み.

で,ジン,スイート・ベルモットにカンパリを加えたものがネグローニ

CinzanoRosso_3.jpg

比率としてはジン:スイート・ベルモット:カンパリを1:1:1.
カンパリの苦さとスイート・ベルモットの甘さがジンによって適度に薄められていて,かなり飲みやすい.でもアルコール度数はそれなりに高いので注意が必要.

で,最後はアメリカーノ

CinzanoRosso_4.jpg

この間読んだ『寂しいマティーニ』に出てきたカクテルで,,カンパリとスイート・ベルモットを1:1で混ぜて,それをソーダで割ったもの.
系列としてはネグローニと同じ味なのだが,ネグローニがちょっと濃厚なのに対して,これはソーダの炭酸も相まって,かなり爽やか.
ネグローニよりもアルコール度数も少なめなので,グビグビ飲むんだったら,こちらの方がいいかも.

他にもベルモットを使ったカクテルはたくさんあるのだが,単体で飲んでも充分美味しいので,気がつけばロックで飲んだり,ソーダ割りで飲んだりしていた.
その結果,この記事を書くまでに最初に購入したものは飲みつくしていて,冒頭の写真は2本目のものだったりする.
さらに,その2本目も残り4分の1に突入してたりする.うーむ...

投稿者 saihide : 08:34

2006年10月07日

『雨のち晴れ、ところにより虹』吉野万理子

湘南を舞台にした短編集...としか書きようがないなあ.松山市立中央図書館所蔵

ネットで高く評価されていたので借りてみた.
6本の短編が収められているのだが,舞台が湘南であり,どの話にも共通の登場人物がいる(1本については微妙)のだが,

「味覚の違いに悩む夫婦」
「受験を控えた母子のすれ違い」
「厄年を迎えたキャリアウーマン」
「ホスピスの患者と看護婦」
「海辺での老人と少年の会話」
「親友の結婚式に出席する女性」

と話は結構バラバラ.
だけど,全体的に同じような雰囲気でもあるという短編集.

どの作品も,淡々としているんだけどイイ話の集合体,という感じ.
個人的には表題作の「雨のち晴れ、ところにより虹」と「幸せの青いハンカチ」が良かった.
ああ,「ガッツ厄年」も面白かったな.
いや,「なぎさ通りで待ち合わせ」もなかなかだったし,「ブルーホール」も教科書に載っていそうな感じで...
ということで,強烈なインパクトがあるわけじゃないんだけど,どれも平均点以上の作品だったんじゃないだろうか.

舞台である湘南の地名や場所が分かっていると,読んでいてイメージが湧いて,もっと評価は高くなるのだろうけど,湘南は行ったことがないし,これからも行くかどうか微妙だからなあ.
でも,「なぎさ通りで待ち合わせ」を読んで,逗子のスターバックスには一度行ってみたくなってしまった.

で,この本の話になると,どうしても共通の登場人物である「常盤さん」のことに触れなければならない.
3本目の短編で,やけにキャラ立ちしている脇役がいるなあと思ったら,それが「常盤さん」で,4本目の短編である表題作ではその「常盤さん」がほぼ主役.
この時点で,そういえば1本目と2本目にも同じような人が登場していたことに気がつき,思わずページを戻して探してしまった.
同じように6本目にも重要な役どころとして登場するのだが,5本目にだけは出てこない.この話にだけ出てこないというのは構成的におかしいので,直接・間接的に出てくる女性が「常盤さん」である可能性を考えてみたのだが,どうも違う.

ということで,検索をかけてみると...
なるほど,そういうつながりだったのか.

投稿者 saihide : 00:03

2006年10月06日

かち盛り@骨太BUTAMEN 平和通店

もう3ヶ月も前のことになるが,骨太BUTAMENの支店が平和通にできた.
開店して間もない頃に一度行ったときには,麺の大盛り(2玉)の上である漢(おとこ)盛り(2.5玉)にチャレンジした.

そのときは野菜と背脂の量を選べるという店のシステムをよく分かっていなかったので,野菜も背脂も普通のものを食べたのだが,話によると,「野菜 多め」,通称「かち盛り」は凄いことになるらしい.

ということで,2回目である今回は「黒ラーメンの漢盛り,野菜多めで背脂ギトギト」にチャレンジしてみた.

昼時に行ったのだが,若い男性客が多数いた.
店が狭く,席は10人分もないくらいなので,店の外にちょっとした待ち行列ができることもあるようだ.
この場所は店が長続きしない場所なので,このラーメン屋も大丈夫かどうか不安だったのだが,この調子なら大丈夫かもしれないな.

そんなことを考えていると,ラーメンが出てきた.

Butamen2_1.jpg

デカッ! というか,背が高ッ!

ちなみに以前注文した「黒ラーメンの漢盛り,野菜・背脂ともに普通」はこんな感じ.

HonebutoHeiwa_3.jpg

角度が違うが,野菜(というか,もやし)の盛り方が全然違うのは分かってもらえるだろう.
しかも,背脂も大量.黒いスープの上に浮かんでいる白っぽい物体は全部背脂.
そして,

Butamen2_2.jpg

もやしの山に背脂が雪のように降り積もっている.
これだけ野菜(もやし)と背脂をたっぷり入れても,野菜と背脂については値段に関係ないので,価格は黒ラーメンの550円に漢盛りの130円をプラスした680円.

食べるにあたっては,そのままでは麺に箸が到達しにくいので,もやしの山を突き崩し,もやしと麺を混ぜながら食べていく.



結構食べたつもりなのだが,あまり減ったように見えない.

気を取り直して,再び食べ始める.



かなり食べたつもりだったが,ようやく半分を食べた程度か.
これだけ食べてもまだ残っているとは,このもやし,スーパーなどで売っている1パックをそのまま入れてるんじゃないか? それくらいの量は充分ありそうだ.

だんだん箸を握る手も疲れてきたが,麺がのびてはいけないので,黙々と食べ続ける.

以前は「背脂を普通にしたためか,スープにパンチが足りない気がした」と書いたが,背脂ギトギトだと充分に濃い.スープを飲んでいて,天下一品のスープを思い出してしまったくらいに濃い.

そして,ついに...

Butamen2_3.jpg

完食!
あれだけギトギトだったにもかかわらず,いつもの習性でスープも残さず飲んでしまった.
一日に摂取すべきカロリーと塩分のほとんどをこの一食で賄ってしまったのではないだろうか.
これだけの量を680円で食べられるのであれば,お腹をすかせた男子学生が行列を作ってまで食べようとするのも分からなくはない.
お腹が減っているときには結構いいかも.
ただし,ギトギトはちょっとやりすぎで,ギトくらいで充分かな.

投稿者 saihide : 01:00

2006年10月05日

きょうさいで(BlogPet)

きょうさいで、開店したかった。
そして中央通りまでさいは開店するはずだったの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 11:39

『職業外伝』秋山真志

「滅びゆく職業や日本の伝統職に就いている人々を、仕事を切り口に書いてゆく人物ルポ」(著者紹介より).
具体的には,飴細工師や幇間(たいこもち),へび屋,見世物師などの12の職業とその職業についている人々の生涯について書かれている.

いつものごとく,ネットの書評で気になってチェックしていたもの.松山市立中央図書館所蔵.

紹介されている職業がどれも絶滅寸前ということは共通だが,それに就いている人々がその職業を選んだ経緯は,家業だから仕方なくというのもあれば,生活のためにというのもあり,はたまた悩んでいるときに「これだ!」と巡りあったものもあって,さまざま.

TVや新聞などの各種メディアにとりあげられて,それなりに評判になったらしいのだが,どういう取り上げられ方をしたのかは全く不明.
若者の就職のミスマッチなどと絡めて紹介されたのかもしれないが,これって参考になるのかなあ.
下手すると,「自分探し」だとか「自分のしたい仕事を見つけよう」などの煽りに使われてたのかもしれないけど,そういう幸せな形で仕事に就ける人というのは,ごく少数だと私は思っている.
なので,そういう幸せな少数派になるのを目指すことも大事だろうけど,就いた仕事の中でヤリガイとか喜びを見つける努力をする方が現実的だと思うんだけどなあ.

そういう話はともかく,テキ屋とか落語界の専門用語が日常使っている言葉の語源である等の「あなたの知らない世界(職業)」を知ることができるし,それぞれの人の人生自体が波乱万丈なので,読み物として充分に面白かった.

投稿者 saihide : 01:25

2006年10月04日

Teacher's Highland Cream(スコッチ)

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お酒シリーズ.今回は普通のウィスキー.
結構前のことになるが,酒屋にて酒を仕入れているとき,「そういえば最近はウィスキーを飲んでないなあ.炭酸水もあることだし,ハイボールでも作ってみようか」ということで,久しぶりにウィスキーを買うことにした.
ウィスキーに対して特にこだわりがあるわけではないので,安めのウィスキーを物色.前回買ったFamous Grouseでもよかったのだが,同じものを買うのも面白くないので,Teacher'sという銘柄を買ってみた.ブレンド・ウィスキーの先生みたいな人が作っていた有名な銘柄らしい.

まずはロックで飲んでみたところ,Famous Grouseよりもキツイ感じがした.
ネタ元が見つからなかったのだが,買ってきた当初に調べてみたところ,ブレンデッドではあるが,モルトの味わいが強めとのページを見かけた.
ふーん,これをFamous Grouseよりもキツイと感じるということは,私はモルトが強いのが苦手ということなんだろうか?
となると,シングルモルトのウィスキーとかは飲めないかもしれないなあ.

で,当初の予定通り,炭酸水で割って,ハイボールにしてみた.

Teachers_2.jpg

ロックではきつく感じたのだが,これがハイボールになると,驚くほど飲みやすくなった.
そのため,しばらくの間,自宅ではハイボールばっかり飲んでいたくらい(写っているボトルの中身の量に注目).

で,そろそろ無くなりそうになったのだが,そのときに気がついた.

しまった,ロックとハイボールの写真しかない!
このままでは記事が書きにくいではないか!

ということで,手持ちの酒とTeacher'sで作れるカクテルを探すことに.
ウィスキーベースのカクテルはたくさんあるのだが,手持ちの酒と合わせるとなると,かなり条件が限られてくる.色々検索した結果,見つかったのが,

Teachers_3.jpg

ウィスキーとドライジンとパスティスを1:1:1でシェイクしたカクテル.
その名もアースクエイク
味は「飲む歯磨き粉」の異名を持つパスティスが前面に出ているため,パスティス以外の味はあんまりしないというのが正直なところ.
まあ,パスティスをそのまま飲むよりは飲みやすくはなっているけど.

ということで,残りのTeacher'sは口直しにハイボールにして消費しよう.

投稿者 saihide : 01:55

2006年10月03日

カンパリ

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カンパリといえば,カンパリソーダで有名な,非常にメジャーなリキュールではあるが,単体で飲んだ人はあまりいないのではないだろうか.
ちなみに単体で飲むと...

甘ッ!

苦ッ!

という感じになる.
甘さは普通の甘さなのだが,苦さが独特の苦さ,というか「根っこ」の苦さがする.そういう意味では,このカンパリも薬っぽいお酒シリーズの一つになるのかなあ.

カンパリの成分は非公開なのだが,とある分析によると,ビター・オレンジ,キャラウェイ,コリアンダー,リンドウの根など,30種類以上のハーブやスパイスが配合されているのではないかといわれている.
リンドウの根というとゲンチアナかな? ゲンチアナはスーズというリキュールの主成分なのだが,私がスーズを飲むと,幼い頃にムリヤリ飲まされた朝鮮人参を思い出してしまう(ゲンチアナは朝鮮人参の仲間).確かにカンパリの苦さもスーズの苦さに近いよなあ.

そのままではなかなか飲みにくいので,カクテルにしてしまおう.
まずは定番のカンパリソーダ.

Campari_2.jpg

大学生になって大学の近くのバーで酒を飲み始めた頃,この色と「ソーダ」という名前からジュースのように甘い飲み物を期待して注文したら,ひどく苦いカクテルがでてきてビックリしたことがあったよなあ.
でも,味を知らないで注文したことが周りにバレるのが恥ずかしくて,我慢して飲んだんだっけ.今から思えば懐かしいなあ.

と感慨に耽りつつ,次のカクテルへ.
有名どころとしてはカンパリ・オレンジ(オレンジジュースで割ったもの)があるのだが,諸般の事情からカンパリ・グレープフルーツを.

Campari_3.jpg

割合は特に指定されていないのだが,後の展開を考えてカンパリ2:グレープフルーツジュース3で作ってみた.
カンパリの苦さとグレープフルーツの苦さが相まって,はっきり言って苦い.うーん,甘さの成分はどこに行ったんだ?

ということで,そのままトニックウォーターで割って,スプモーニにしてみた.

Campari_4.jpg

よく居酒屋やバーで見かける名前で,そのたびに説明を聞くんだけど,毎回忘れてしまうんだよなあ.
色も可愛いし,味もサッパリしているので,女性に人気のカクテルというのもうなずける.
先程のカンパリ・グレープフルーツの苦さが嘘のように消えて,程よい苦さと甘酸っぱさになっている.うーん,不思議だ...

他にもカンパリを使ったカクテルはたくさんあるので,単体ではどう考えても飲みきれないと思ったカンパリだけど,思ったよりも早くなくなるかも.

投稿者 saihide : 00:01

2006年10月02日

炭酸水@ラ・ムー

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中央通りに24時間営業のスーパー「ラ・ムー」が開店したときの記事に書いたが,不満なことが2つあった.
一つはアルコール類を置いていないことで,もう一つは炭酸水を置いてないことだった.

開店から約1.5ヶ月が経過したわけだが,この2点が改善されていた.
アルコール類については,ビールや発泡酒,チューハイなどを種類はほとんどないが,いちおうは常備するようになった模様.
そして,それ以上に大きいのが,1缶40円(39円だったかな?)の炭酸水を置くようになったことだ.
ということで,試しに買ってみた.

この手の安い炭酸水は水に二酸化炭素を強制的に溶け込ませた人工炭酸水が多いのだが,この炭酸水は,

LamuTansan_2.jpg

ということで,最近多い輸入物の炭酸入りミネラルウォーターと同じく,天然の炭酸水のようだ.
裏の表示を見ると,原産国名が韓国になっているので,これも一応は輸入物の炭酸水ではあるのだが.

天然の炭酸水となると,炭酸が弱いのではないか?との心配がでてきたのだが,飲んでみたところ,セービングの炭酸水の強さには敵わないものの,これだけシュワシュワしてくれれば充分だ.
表示には「鉱泉水」に加えて,「炭酸」とも書かれているので,もしかすると天然の炭酸水に炭酸を付加しているのかもしれないな.

これなら昔,愛飲していたセービングの炭酸水の代わりとして充分なのだが,問題が一つ.
1缶40円程度というのはセービングの炭酸水と同じ値段なのだが,量が違うのだ.
セービングの炭酸水は約350mlなのに対して,ラ・ムーの炭酸水は250mlなのだ.
同じ値段で量が約1.4倍違う.逆に言えば,約1.4倍の値上げということになってしまう.

それでも業務スーパーなどで売っている500mlの炭酸水に比べると,ラ・ムーの炭酸水の方がちょっとだけ安いわけだが,楽天で購入した1.5リットル入りのAZZURRAが消費税込みで約210円であることを考えると,ちょっと割高.

ということで,

LamuTansan_3.jpg

またもやAZZURRAを買ってしまった.
上の3箱は既にカラなのだが,それでも3箱分(1.5リットル×12本×3箱=54リットル)は手付かずで残っている.
うーん,これから寒くなって消費量が減ってくると思うんだが,それを考えると買いすぎたかな?

投稿者 saihide : 00:34

2006年10月01日

9月のアクセス数ランキング

9月によく読まれた記事をご紹介.

検索語件数コメント
ジョー・プラ(ショッピングセンター)422先月に比べてアクセス数が2倍以上になっているのだが,何かあったのかな?
北極星(オムライス)376トップ陥落するものの,アクセス数は先月の1.5倍.
カルフール東大阪2015月のランキング以来,姿を消していたのだが復活.検索エンジンのパターンがまた変わったのか?
魚一心@ロビンソン(回転寿司)155夏休み効果(大学生限定)が残っているのか,アクセス数はまだ多め.
天下一品 土居田店(ラーメン)154待望の愛媛進出.行列ができるのは最初の半額期間中だけかと思っていたら,半月後の今もできている.スゲエ!
mc-out-f136.google.com146知りたい人がいる割に情報が少ないようで,検索すると上位にヒット.でも,書いた内容はあくまでも憶測なんだけどなあ.
国道494号&面河137需要があるんだろうかと思いつつ書いたのだが,思ったよりも多くの人に読んでもらえたようだ.修羅場も終わったし,またどこかに行こう.
勝山協食(食堂)128先月の大盛り系記事の中で唯一ランクイン.しかも先月とアクセス数があまり変わっていない.検索エンジンのヒット率が高いのかな?
By the Way...歩行町店(カフェ)128銀天街店よりもわずかにアクセス数が多い.歩行町店には行ったことがないという人がちょっとだけ多いということ?
La Tomato(喫茶?)126名前は洋風だが,日替わり定食は結構和風だった.すぐ前に開店したモルゲンと棲み分けができるかな?

ということで,9月の崔研究室 仮営業所は「ジョー・プラ」「北極星」「カルフール東大阪」なサイトだった.

上位10ページのうち,地元ネタが6つで,食べ物ネタが8つ(間接的なもの2つを含む).
これならギリギリで「食べ歩き日記」と言われなくても済むと思うのだが,どうだろうか?

あと気になったのは,「カルフール東大阪」の復活.急にカルフールを検索する人が急増したとも思えないので,検索エンジン(おそらくYahoo!)の表示ランキングのパターンが変わったんだろうと調べてみたら,やっぱりそうみたい

投稿者 saihide : 10:47