2006年12月31日

『チキタ★GUGU 1-6巻』TONO

人喰いの妖怪「ラー・ラム・デラル」に家族を食べられてしまい,一人生き残った「チキタ・グーグー」.
チキタだけが生き残ったのは,彼が「死ぬほどまずい人間」だから.しかし,まずい人間は百年育てると夢のように美味になるという.
100年後に食べられるために,ラー・ラム・デラルに飼育されることになったチキタだが...

2006年も本(マンガを含む)に関する記事を115個ほど書いた.去年に比べると少し少ないが,それでも年100冊以上というのは何とか維持できたようだ.

ということで,去年もやった各部門のベスト1を選ぶことにしたわけだが,今年の少女マンガ部門のベスト1は,この『チキタ★GUGU』.

『ネムキ』という知る人ぞ知る雑誌に連載されているということから想像できるかもしれないが,ホラー系の話.
いや,ホラー系というよりもスプラッタ系というほうが正しいか.
というのも,白骨死体や腐乱死体やバラバラ死体やらがゴロゴロ登場するわ,人喰いシーンはバンバン出てくるわ,という話だから.
絵柄がかなりシンプルなので,それほどエグくはないのだが,これがもうちょっとリアルな絵柄だったら,読み進めるのはかなりキツイと思う.

私は怖い話やグロい話が苦手なのだが,それにもかわらず,この作品が少女マンガ部門のベスト1の座を勝ち取ったのは,この作品,ストーリーというか,エピソードがめちゃくちゃいいのだ.
ある種,動物ネタのシャルボンヌのエピソードはともかく,準主役で美形キャラであるクリップのエピソードもともかくとして,どう考えても悪役キャラのギスチョが,ギスチョが...

最終的にはこの作品が少女マンガ部門のベスト1になったわけだが,実は最後までおがきちかの『エビアンワンダー』と迷った.
先ごろ,『エビアンワンダー』が見事に完結したことを考えると,『エビアンワンダー』のほうがベスト1作品に相応しいかとも思ったのだが,最終的にはオルグのあまりの可愛さでこちらに.

で,他の部門のベスト1は以下のとおり.

・活字本 フィクション部門
『犬はどこだ』米澤穂信
2006年の最大の収穫は米澤穂信だったことは迷わず確定.同じ作者の『クドリャフカの順番』と悩んだのだが,単発物(シリーズ1作目?)ということでこちらを.

・活字本 ノンフィクション部門
『ぐるりのこと』梨木香歩
山田ズーニーの『理解という名の愛が欲しい』と悩んだが,2年連続で山田ズーニーというのも癪だったので.

・少年マンガ部門
『ヨコハマ買い出し紀行 全14巻』芦奈野ひとし
マンガ喫茶などでは少年マンガ(青年マンガを含む)も多数読んでいるのだが,手元においておきたくなるような作品がめっきり減ってしまった.これは少年マンガ部門でコミックスを買い続けていた数少ない作品の一つだったんだけどなあ.


ということで,2007年も面白い本に出会えますように.

投稿者 saihide : 02:41

2006年12月30日

マクドナルド35周年記念チケット

Mac35th_1.jpg

私はつきに1度くらい無性にマクドナルドのバーガー類が食べたくなるのだが,最近は行っていない.
家計簿をチェックしてみたら8月末に食べて以来,ご無沙汰のようだ.うーん,これはそろそろ行かねば.

などと思っていたところ,日本マクドナルドの創業35周年記念ということで,12/30-31の2日間はバーガー類1個に対してハンバーガーの無料チケット1枚をくれるとのこと.
これはますます行っておかねば.

ということで,行ってもらってきた.

写真を見てお気づきだと思うが,チケットは3枚.
ということは,購入したバーガー類も

Mac35th_2.jpg

もちろん3個.
しかしチーズバーガー2個+マックチキン1個なので,300円ポッキリ.安い.
安いのはいいのだが,カロリーは高そうだな.

で,この記事を書くために過去の記事をチェックしてみたのだが,同じようなチケット配布を2005年の1月にやっていた.じゃあ,35周年記念で特別ってことじゃないやん...

他のマクドナルド関連の記事もついでに読んでみたのだが,時系列に読んでいくと,マクドナルドの価格戦略(クーポンも含む)が安さメインから客単価の増大にシフトしているというのが見えてきて面白かった.

2006年の12/23は過去最高の売上を記録したそうだが,客数をそれほど落とすことなく,客単価の増大に成功したということなんだろうか.


・おまけ
ちなみにチケットは2007年の1/1から1/11まで限定なので,1月上旬にマクドナルドに行くことになるのはほぼ決定.
ただし,このチケット,1人につき1枚しか使えない.1人で全部使い切ろうと思ったら,11日間に3回も行かないといけないのか...

投稿者 saihide : 13:58

さいが旨が復活したかった(BlogPet)

きのうグラハムが、救世主へ復活するはずだったの。
さいが旨が復活したかった。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 12:39

2006年12月29日

『酒仙』南條竹則

没落した名家の末裔である「暮葉左近」はその酒徳の高さを見込んで仙人に命を助けられ,救世主である「徳利真人」として復活する.
救世主として聖酒変換をなすべく,飲んだくれて酒徳を高める日々だったが,その前に魔酒を醸す「三島業造」が現れて...

第5回日本ファンタジー大賞優秀賞受賞作で,ネットで見かけた書評でえらく高く評価されていたので読んでみた.

正直なところ,ストーリー的には,不自然というか,脈絡がない(必然性がない)エピソードもたくさんあって,読み終わっても消化不良なところが多くあるものの...
とにかく酒が美味そう! 酒の肴が旨そう! という作品.

読んでいても所々で思ったのだが,巻末の解説を読んでみると,この作品,色々な古典作品を踏まえたうえで書かれているようだ.
いくつかは私にでも分かったが,おそらく私が知らない古典作品を下敷きにした箇所があって,それが脈絡がないエピソードがあるように感じられた理由だろう.

この作品,全編を通して酒を飲んで陽気に楽しくすることの効用が謳われているので,酒飲みの方にはオススメ.
また,酒の肴が妙に旨そうなので,そういうのが好きな人にもいいだろう.
ただ,小説としての筋書きとかを重視する人には物足りないかも.

投稿者 saihide : 22:09

2006年12月28日

玉乃光酒蔵 梅田店(居酒屋)

Tamanohikari_1.jpg

大阪出張ネタ.
このBlogでは夜がメインの店(ディナーのみの店やお酒を飲む店)は基本的に紹介しないことにしている.
で,今回紹介するのは東梅田のビルの地下2階にある「玉乃光酒蔵」.
名前といい,店構えといい,どう考えても居酒屋であり,「おいおい,矛盾してるじゃないか!」と思われるかもしれないが,昼間はランチをやっているので,今回はそちらをご紹介.

(1/3 追記:店の名前は「玉乃光酒造」と間違って記載していたので修正)

仕事の関係で梅田で昼食を摂る必要があったので,いい店がないか検索してヒットした店.
何がヒットしたのかというと,「玉子かけご飯」がメインの定食があり,それがかなり美味しいということ.

店には他にも色々と定食があったのだが,迷わずに「玉子がけ定食」を注文.

Tamanohikari_2.jpg

玉子,豚汁,漬物,小鉢(今回は冷奴),海苔.

で,主役の玉子だが,

Tamanohikari_3.jpg

こんな感じ.店内の掲示によると,こだわりのある玉子(播磨地鶏の有精卵)だそうだ.
これをかき混ぜて,醤油を加え,ご飯にかける!

Tamanohikari_4.jpg

この黄色,このツヤツヤさ,とても旨そうだ.
私は自宅ではあまりご飯を炊かないのだが(まとめて炊いて冷凍する&自炊率がかなり低下しているため),炊いたときはなぜか玉子かけご飯にしてしまう.おそらく炊きたてご飯には玉子&醤油が合うと思っているのだろう.
で,やっぱり美味しい.
玉子の美味しさを区別できるほどのグルメではないのだが,他のおかずにほとんど手をつけないままで玉子かけご飯を完食してしまったくらい美味しかった.

他のおかずがほとんど手付かずのままでご飯がなくなってしまったわけだが,大丈夫,この店はご飯のお代わりが自由だ.
しかも,ご飯は普通の白米と胚芽玄米入りの2種類から選べる.
先ほどは白米にしたので,次は胚芽玄米入りにしようとお代わりを注文したところ,品切れとのこと.残念だが,普通の白米にした.

で,玉子に主役の座を奪われた豚汁だが,

Tamanohikari_5.jpg

具だくさんで,これがまた美味しい.豚汁定食として売り出しても十分通用するくらいの味.
仕上げにゴマ油をちょっとたらしているのか,ちょっと普通の豚汁では経験したことのない風味が加わっているのが面白かった.

で,これだけの充実メニュー&東梅田の地下鉄駅のすぐそばという好立地でありながら,530円という激安価格(まあ,あのあたりは激戦地なので,松山の繁華街よりも全体的に安いのだが).
ちなみに,今回の漬物はしば漬けだったが,収集した情報では自家製タクアン(単品での販売もしている)が旨いらしい.
胚芽玄米入りのご飯も食べそびれたことだし,あのあたりで昼ごはんを食べる機会があったら,また行ってみよう.


・おまけ
店名にある玉乃光は京都伏見のお酒の銘柄で,ここはその会社が直営で営業している店らしい.
玉乃光自体は関西では結構メジャーなお酒なのだが,こちらのほうではあまり聞かないかなあ.

投稿者 saihide : 08:58

2006年12月27日

『エビアンワンダー 全2巻+REACT全2巻』おがきちか

悪魔と契約し,願いを叶えてもらった負債を,悪人の魂を狩って返済する,穢れた存在「銀符」.
銀符「フレデリカ」は従者である弟「ハウリィ」,彼女らにつきまとう僧侶「フェイ・イ」と共に旅を続ける.
幼い頃,両親に捨てられた彼女が求めた願いとは...

自分の中で2005年の少女マンガ部門のベスト1だった『Landreaall』の作者によるファンタジー漫画.
掲載誌の休刊によって一度は途中終了,掲載誌を移動して『エビアンワンダーREACT』として再開したのだが,ついにこれも完結.
昨年の少女マンガ部門ベスト1は伊達じゃなかった.名作!

『Landreaall』のときにも書いたのだが,この作者,構成力が非常に高い&台詞回しが絶妙に上手い.

なので,今回発売された最終巻もかなり期待していたのだが,少々不安もあった.というのは,この作者で複数巻にわたって展開した作品で完結したものを読んだことがないから.

「話というのはキッチリ完結させてこそ価値がある」と個人的には思っているので,ここまで期待させておいてヘナチョコなラストだったらどうしてくれよう...
などと思っていたのだが,そういう不安を見事に吹っ飛ばしてくれた.雨の中,徒歩で大街道まで買いに行っただけの価値があったというものだ.

作品途中の掲載誌の休刊で「ゆっくりしてたら作品をちゃんと完結できなくなる!」と思ったのか,それとも掲載誌のカラーの違いか,前半の2巻と後半の2巻では話の展開スピードが違っているように思える.
しかし,コミカルとシリアスが適度に混ざった前半も,結末に向けてテーマを加速させていく後半も,どちらも見事.

もっと評価されていい作家だと思うんだけど,いまいちマイナーなんだよなあ.

投稿者 saihide : 00:04

2006年12月26日

チキンフィレカレー@すき家

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先日のこと.仕事で遅くなったので,どこかで食べて帰ることにしたのだが,時間が時間だけに選択肢があまりない.
ということで,問屋町のすき家へ.
この店舗はドライブスルーも併設しており,前回は店舗で食べたので,今回はドライブスルーというのも考えたのだが,容器の後始末が面倒なので,そのまま食べて帰ることに.

今回こそ牛丼系のメニューを注文しようと心に誓っていたのだが,「期間限定」という文字にアッサリ負けて,チキンフィレカレーのサラダセットを注文.ご飯大盛りにしても値段があまり変わらなかったので,大盛りにしてみた.

Sukiya_ChikenCurry_2.jpg

色や香りは結構本格的っぽいのだが,さてどんな感じだろう?
...うん,確かに見た目どおりにスパイス感があるんだけど,個人的には辛さが足りないかなあ.辛さをアップさせるソースみたいなのがあるらしいので,辛いのが好きな人はそれを追加注文しろということだろうか.

上に載っているチキンは,

Sukiya_ChikenCurry_3.jpg

こんな感じ.大盛りの上に載っているので小さく見えるかもしれないが,それなりの大きさ.
味のほうだが,チキンフィレというのでケンタッキーのチキンフィレサンドをイメージしていたのだが,どちらかというとマクドナルドのチキンフィレオっぽい味わい.マックチキンの中身よりはボリュームがあって鶏肉を食べている感じがする.

で,サラダ.

Sukiya_ChikenCurry_4.jpg

既にドレッシングをかけてしまったが,テーブル上に2種類のドレッシングが用意されており,かけ放題だ.いや,そんなにかけても仕方ないのだが...
サラダ自体は普通のサラダ.コーンが載っているのが,とうもろこし好きな私には嬉しい.

これで600円だったかな.積極的に食べに来ようという感じではないが,夜遅くとかには便利なのでまた食べるかも.そのときは辛さアップのトッピングをつけないとな.


・おまけ
ちなみに,個人的にはチキンフィレオよりはマックチキンの方がジャンクな感じがして好きだったりする.
そういえば,最近食べてないなあ.

投稿者 saihide : 07:35

2006年12月25日

彩鳳(中華)

Saihou_1.jpg

大阪で仕込んできたネタがいくつかあるのだが,その前に書き忘れていたネタを.
既に2ヶ月ほど前のことだが,昼過ぎから街中に用事があったので,その周辺で昼食を摂ることに.
いろいろ考えた末,二番町の彩鳳という中華料理屋へ.
大街道から少し西に入ったところにあるビルの,さらに地下にあるという,店の存在を知らない人はほとんど素通りしてしまうような店だ.

地下にある店なのだが,中央に吹き抜けっぽいところがあるので,

Saihou_2.jpg

こんな感じで自然光も入ってくる.
基本的にはテーブル席なのだが,奥のほうには小さめの座敷席もあった.

日替わりランチが確か700円だったと思うのだが,それにもう一品追加したお得なセットがあったので,それを注文.

Saihou_3.jpg

この日の日替わりのメインは鶏肉の辛子炒めだったかな?

Saihou_4.jpg

見た目は鶏肉の甘酢あんかけだけど,けっこう辛かったような気がする.

追加の一品だが,これは何種類かから選べる.本当は別のものが食べたかったのだが(確かエビマヨだったかな?),品切れだったので麻婆豆腐に.

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見るからに本格的っぽいが,実際に本格的な味.

デザートもついている.

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見た目は杏仁豆腐だが,杏仁豆腐じゃなかったような気がして仕方ない.2ヶ月も経つと記憶が...

これらに小鉢(これも美味かった),スープ,おかわり自由のご飯が付いて800円.
コストパフォーマンスもなかなかだし,個人的には好きな店なのだが,なぜか行く機会があまりない.場所のせいなのかなあ...

投稿者 saihide : 04:09

2006年12月24日

愛媛大学交響楽団 第49回 定期演奏会

Aikou49.jpg

交響楽団に入っている学生さんが定期演奏会のチケットをくれたので行ってきた.
昨年12月今年の6月に続いて,これで3回目.
会場はやっぱり松山市民会館の大ホールで,ほぼ満員だったのも従来どおり.

・フンパーディンク「歌劇『ヘンゼルとグレーテル』より前奏曲」
パンフレットによると,冒頭は「天使への祈りの歌」で始まるらしいのだが,それとおぼしき旋律を聴いた私の頭の中を流れたのは

「お馬の親子は 仲良しこよしー」

の「お馬の親子は」の部分だった.

ちなみに,この『ヘンゼルとグレーテル』はクリスマスの定番のひとつらしい.全然知らなかった.


・イベール『フルート協奏曲』
これまで見てきたのと違って,指揮者の隣にフルート奏者が立つ形式.
曲名にもフルートとあるくらいだから,フルートが全体的に目立っていたのだが...
実は何度か意識を失ってしまってたりする.

この前日,出張帰りで疲れたまま,別のジャズコンサートに行ったのだが,そちらの方では意識が途切れることはなかった.
クラッシックもジャズも全然知らないことでは一緒.
で,ジャズよりもクラッシックの方が楽器の種類が多い分,曲の構成などはこちらの方が複雑なことを考えると,前日のジャズの方が眠くなりそうなものだが...
やはりテンポとか音色とかの影響が大きいのだろうか?

なお,この曲のあとにはアンコールがあって,フルート奏者の方が一人で演奏していた.帰りに曲名が張り出されていたのだが,ちゃんと覚えていない.ナポリ民謡の何とかだったと思うのだが.


・チャイコフスキー『交響曲第5番 ホ短調 Op.64』
『くるみ割り人形』と『か白鳥の湖』で有名なチャイコフスキーによる交響曲.「チャイ5」という略称があるくらいメジャーな曲らしいのだが,もちろん知らなかった.
4楽章で構成されているのだが,最後の第4楽章は大作RPGのラストあたりのBGMを聞いているような感じになるくらいの迫力と盛り上がりだった.


・アンダーソン『そりすべり』
アンコールで演奏された曲.タイトルは知らなくても確実に聞いたことがあるくらいメジャーなクリスマスソング.
チェロの人たちがチェロのネックにサンタクロースの帽子をかぶせていたのだが,自分たちでかぶらなかったのは演奏の邪魔になるためなんだろうか?
それとも,バイオリンならともかく,チェロだったらそれほど頭は動かないだろうから,あれはネックにかぶせた方がウケるという観点でそうしたのかな? 今度聞いてみよう.

投稿者 saihide : 15:27

2006年12月23日

大阪出張 小ネタ集 その8

3泊4日の日程で大阪まで出張に行っていた.
ということで,気がつけば一年ぶりの大阪小ネタ集.

・大阪の景気
梅田から難波への移動には地下鉄(御堂筋線)を使うのが普通なのだが,街の状況を知るために状況が許す限りは歩くようにしている.
今回も歩いてみたのだが,オフィス街ではビルの建て替えや改装の工事現場を多く見かけた.やっぱり企業業績が良くなっているからかなあ.
では住宅地はどうかというと,東大阪の実家周辺の場合,来年辺りに新しい鉄道の駅ができるそうで,それを見越して新しいスーパーができていた.一方,長年親しんできたボーリング場&パチンコ屋が閉店しており,ちょっと時代の流れを感じてしまった.
で,視察ついでに訪れた八尾市(東大阪市の南にある人口27万人の市)の駅前商店街だが,こちらは半分強の店のシャッターが閉まったまま.やっぱり商店街には逆風が吹いてるのかなあ.


・地下鉄今里筋線
SubImazato.jpg

12/24に大阪市営地下鉄に新しい路線「今里筋線」が加わる.
大阪市の東の果てを南北に結ぶ路線なのだが,どうも存在意義が見えてこない.まあ,沿線住民にとっては便利になるんだろうけど...
で,さらに来年になると,同じように大阪市の東の方を南北に縦断する大阪外環状鉄道というのができる.こちらは最終的に淡路や新大阪にまで延ばすらしいので,そこまで延びればかなり便利っぽいので,ますます今里筋線の存在意義が...


・ビッグマン
Bigman_1.jpg

ビッグマンというのは,ご覧の通り,壁面に設置された巨大なモニターなのだが,梅田における待ち合わせの定番.まあ,松山における「ラフォーレ前」だと考えてもらえればいいだろう.
ちなみに,この左側にも階段を挟んで同じようなモニターが設置されている.
今まで何とも思わなかったのだが,「そういえば,向こうのモニターはどういう名前なんだ?」とふと思った.
「『ビッグマン』よりもちょっと小振りだから『スモールマン』とかだったら笑うよな」などと思いつつ確認してみると...

Bigman_2.jpg

『コ・ビッグマン』ですか... 「小」と「副」を掛けているわけね.
これが松山だったら「坊ちゃんビジョン」と「マドンナビジョン」になるのかなあ...って,かなりの確率でそうなりそうだな...


・1.5年ぶり?
ということで,1.5年ぶりくらいに甥と対面.
実は夏頃にも一度大阪に戻っているのだが,そのときはタイミングが合わず,会っていなかったようだ.
外見上は「ちょっとしっかりしたな」程度の変化しかなかったのだが,1.5年ほど会っていないうちに,かなり機能が充実していた.

まずは機動力の大幅な向上.以前は二足歩行よりも匍匐前進の方が圧倒的に速かったのだが,もう二足歩行というよりも二足走行という方が正しいくらいの速さ.
狭い&障害物多数の実家の居間をバタバタとピンボールの球のようにあちこちでバウンドしながら走り回っていた.

機動力だけでなく攻撃力もかなり上昇.以前は超音波兵器を駆使していたのだが,今回は超音波兵器ではなく物理的攻撃がメイン.
走り込んでのタックル(というか体当たり)は決して華奢ではない妹をぐらつかせるほどの威力.
そして,私がバランスボールの上で「ぐでー」っと仰向けになっていると,脇腹の辺りをつついてバランスを崩させようとする悪知恵まで発揮していた.
2歳5ヵ月にして,この攻撃力&悪知恵,このペースで成長すると,恐ろしいことになりそうだ...

最後はコミュニケーション能力.
相変わらず「○×△※!」としか聞こえないような言葉を話すこともあるのだが,「イヤ!」「何これ?」「やって!」などの自分の意思を相手に伝えることが可能になっていた.
そして,ついに甥から「オッチャン」と呼ばれる日を迎えてしまったのだった...
確かにおまえの伯父ではあるのだが,もうちょっとデリカシーというものをだな...と2歳5ヵ月の幼児に説教しても仕方ないか...

投稿者 saihide : 11:15

タスカは著名なエコノミスト(BlogPet)

きょうはオープンしなかった。


内部抗争のためにイギリスの名門銀行を退職させられた「マーク」は,投資ファンドの一員として,買収された日本の銀行の再建を目指す.一方,六本木で探偵事務所を営む「ユミ」の元に,ある銀行頭取の死の謎を解明していた本.松山市立中央図書館所蔵.作者のピーター・タスカは著名なエコノミスト(マーケット・アナリスト)なのだが...発売当初(2006年6月)にネットで紹介されている銀行だった....



*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 10:34

2006年12月22日

『面白南極料理人』西村淳

南極昭和基地から内陸へさらに1000キロ,平均気温マイナス57度,最低記録気温マイナス79.7度,世界でもっとも過酷といわれる観測拠点「ドーム基地」.そこで9人の「オッサン」たちは一年間をどのように過ごしたのか?
海上保安庁に所属するコックである著者による,南極での日々や食生活を描いたエッセイ.

ネットで紹介されているのを見てチェックリストに入れておいた本.松山市立中央図書館所蔵.

マイナス40度ではバナナで釘が打てるらしいが,それよりさらに寒い世界.
なのに,なぜか冒頭のカラーページには,南極の景色やペンギンとともに,屋外で裸になっているオッサンたちの写真が...

この本に興味を持ったのは,私がよく授業で使うビデオのひとつに『プロジェクトX』の南極越冬隊の回があるため.
この南極越冬隊の回はかなり感動的に仕上がっており,何度見てもラストのあたりでジーンとしてしまう.
なのに,同じ南極越冬隊なのに,むさくるしいおっさん達の見苦しい裸の写真が!
ガラガラと音を立てて崩れていく南極越冬隊の崇高なイメージ...

というのは半分くらい冗談.
西堀栄三郎隊長が昭和基地で越冬したときから50年近くが過ぎている現在,南極での生活もかなり快適なものになっているようだ.

それでも,平均気温マイナス57度という超低温の世界での生活は,私達の日常生活とはぜんぜん違っており,そのあたりのことを知るだけでも面白い.
ちなみに南極基地での統計によると,人間が1年間に必要とする食料は飲み物を含めて1トン弱もあるそうだ.

投稿者 saihide : 08:06

2006年12月21日

『神様のボート』江國香織

「葉子」は娘の「草子」と共に,一ヵ所に落ち着かない 旅がらす の生活を続けている.それは,いつか「あのひと」ともう一度出会うため...

江國香織の作品の中でもかなり評価が高いもので,某教員の奥様に貸してもらった.
江國香織の恋愛系の作品はどうも私に合っていないという気がしていたので,そのあたりの見切りをつけるべく読んでみた.

結果からいうと,今後読まないかどうかの判断は保留.

話は「葉子」と「草子」の二人の視点が交互に切り替わりつつ進んでいくのだが,母である「葉子」側の話(運命の相手のために周囲に迷惑をかける)だけだったら,江國香織の作品はこれから読まないことに決めたと思う.

しかし,娘の「草子」側の話(成長するにしたがって母の生き方に疑問を持つ)と重ねられていることで,単なる恋愛至上主義の話に終わっていない.

ということで,判断は『間宮兄弟』と『流しのしたの骨』を読んでからに持ち越し.
しかし,その前に『冷静と情熱のあいだ』が手元にあるので,これを読まなくては.あらすじからして,恋愛至上主義っぽい感じがして,嫌な予感がするのだが...


・おまけ
この作品のラスト,どう判断するべきか?と思って,いろいろ検索したところ,作者本人が明かした話がヒットした.
はぁ,やっぱり江國香織は合わないかも...

投稿者 saihide : 00:08

2006年12月20日

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー

九州の小倉で生まれた「ボク」は,「オトン」と別居した「オカン」とともに筑豊で生活することに.そして,オカンを自由にしてあげなければという思いから,一人暮らしをはじめるものの,やはりオカンに頼りっぱなしだったボクだが,ようやく東京でオカンと一緒に暮らせるようになり...

卒業生にして同僚な人が貸してくれた本で,各方面で大絶賛されている作品.
「母子」「病気」「死」の大三元で,「泣けた」「号泣」という声があちこちであがっているのも分からなくはない.
だがしかし...

まったく泣けなかった.

目が熱くなることさえなかった.

むしろ,ときどき腹が立ちさえした.

さすが『アルジャーノンに花束を』を読んで怒りに震える人なだけのことはあるな>自分

いや,すごく良い話だとは思う.母親の子供への愛情と献身が「これでもかっ!!」とばかりに描かれていて,各方面で絶賛されているのも頷ける.
でも,それゆえに,その愛情と献身を受ける側の子供の生活の自堕落さに腹が立って仕方がなかったのだ.
卒業証書の話とか,どう考えても目頭が熱くなるはずなのに,それ以前に「お前がしっかりしてたら!」と思ってしまって感動できなかった.

あと,「長編作品」としてキッチリ構成した上で書かれていないためだと思うけど,ところどころに違和感があった.
まあ,構成を考えに考え抜いた上で書いた作品だったら,逆にこれほどの評価は受けなかったかもしれないけど.

投稿者 saihide : 12:15

2006年12月19日

ラーメンショップ 久万ノ台店(ラーメン)

RamenShopKuma_1.jpg

日曜日のこと.
仕事&用事があったので休日出勤することにしたのだが,その前に腹ごしらえをすることに.
何を食べるかしばらく考えた結果,今まで行ったことのないラーメンショップに行ってみることにした.

ラーメンショップはあちこちに店があるチェーン店だが,どうやら店ごとに味がかなり違うらしく,中でも久万ノ台店はラーメンショップの中でも一,二を争うほどの美味しさだという.
ということで,久万ノ台店に行ってきた.

この日は雨やら霰やらが降っていたのだが,店はほぼ満席.
店に着いたのは14時くらいなので,昼食時のピークは過ぎているはずなのだが,すごい人気だ.

店はそんなに広くなく,カウンターに10席程度,こあがりにテーブルが2卓.
しかし,厨房はちょっと広めで,店員さんが4名ほど忙しく働いていた.

ちゃんと予習はしていなかったのだが,確かネギラーメンが名物だったはず,ということで,ネギラーメン(550円)を注文.お腹が空いていたので,中盛り(+100円)または大盛り(+200円?)にしようかとも思ったのだが,とりあえずは普通サイズにしてみた.

で,出てきたのがコレ.

RamenShopKuma_2.jpg

ネギラーメンというだけあって,白ネギが山盛りだ.
スープは豚骨しょう油かな.ちょっと甘みがあるけど,アッサリしている.
四国一周のときに食べた徳島ラーメンを思い出した.

RamenShopKuma_3.jpg

麺はこんな感じのちょっと細めのストレート麺.
シャキシャキしたネギと一緒に食べると,かなり旨い.なるほど,お客さんがたくさん入っているのも分かる.

さらに,驚いたのがこのチャーシュー.

RamenShopKuma_4.jpg

1枚2枚と数えるチャーシューというよりも,1個2個と数える豚バラ肉の塊って感じ.しかも大量.
今回頼んだのは普通のネギラーメンだったのだが,ネギチャーシューメンというメニューも存在している.
普通のネギラーメンでこの量だと,ネギチャーシューメンになるとどうなるんだ?
それともチャーシューの種類が変わるんだろうか?

なお,普通盛りでは私の胃袋が満足しそうになかったので(別に量が少ないわけでなく,お腹が減っていただけ),ライス小(100円)を追加注文.ちなみにタクアンが食べ放題なので,ご飯があると嬉しいのだが,ライス小は本当に小さかった.

かなり満足度の高い店だったので,また行くことになると思うが,ちょっと遠いんだよなあ.

投稿者 saihide : 01:25

2006年12月18日

まつやま灯明ウォッチング 〜灯幻郷 2006〜

毎年恒例の年末の灯明ウォッチング,今年は12/17に松山大学グラウンドで開催の予定だった.
しかし,前夜から雨が降り,当日は雨どころか雹(ひょう)だか霰(あられ)だかまで降る始末.
告知ページには雨天延期とあったし,今日はやってないだろうな」などと思いつつも,17時過ぎに散歩をかねて行ってみたところ...

Tougen2006b_1.jpg

こんな感じで,カルフールの吹き抜けのところに灯明が置かれていた.
どうやら決行するらしいが,場所を急遽変更したためか,まだ準備が完全には終わっていないようだ.しばらく待つことにするか.
カルフールの2階におでんや芋粥,ジンジャーティーの出店があったのだが,その中で気になったのが南米に関する掲示と,その前で売られていたオレンジケーキ.

Tougen2006b_2.jpg

作り方が書いてあったのだが,みかんを皮ごとミキサーにかけたものを生地に混ぜてあるらしい.それほど甘くなく,柑橘類のさわやかな風味があって,素朴な味だが美味しかった.

その後,灯明がどうなったか見に行ったところ,主催者の先生方と消防署の人が話し込んでいた.
トラブルで開催中止?と不吉なことを思ったりもしたが,燃えそうなものを移動させたり,灯明をちょっといじったりすればOKとのこと.
ボーっと待っていても仕方ないので,少々お手伝い.

準備が完了した頃には,いい感じに暗くなってきたので,チャッカマンで灯明に点火.灯明の構造などは前回の記事を参照のこと.
場所移動によって規模を縮小したためか(伝え聞こえてきた話によると本来の6分の1の規模らしい),前回あったイラストつきの灯明はなかった.

だいたいの灯明に点火し終わったところ.

Tougen2006b_3.jpg

これを上から見ると,こうなる.

Tougen2006b_4.jpg

1枚目の写真とほぼ同じ場所から撮ってみた.
うーん,規模を縮小したためか,今回は全体像を見ても,特に絵には見えないなあ.

で,しばらく灯明を見物した後,後片付けも手伝ってみた.
まずは灯明を消さなければならないのだが,この消し方がユニーク.
まず灯明を少し持ち上げて,次にそのまま落とす.
これだけで火が消える.最初に見せてもらったときには「おおっ!」と感嘆の声を上げてしまった.

火が消えた灯明からロウソクを回収し,灯明の中の土を捨てて(捨てた土はグラウンドに戻す),中身のなくなった灯明,というか既に紙袋に戻ってしまっているが,これはこれでゴミ袋へ.
作業自体はコレだけなのだが,数が半端ではない上,これを屈んだ状態でやったため,腰がちょっと痛くなってしまった.
規模が小さくなってこれだったら,本来の規模でやると...かなり大変だったろうな.

毎年恒例の行事として定着してきたためか,新聞記者っぽい人も取材にきていたのだが,きれいな灯明見物の裏にはツライ作業があるということを多くの人は知らないんだろうなあ.
でも,手伝っていた学生さんはそれなりに楽しんでやっているみたいだし,来年以降も続いてもらいたいものだ.

投稿者 saihide : 00:30

2006年12月17日

『世界のホットドリンク』プチグラパブリッシング発行

世界各国から集めた85の温かい飲み物をレシピつきで紹介した本.
松山市立中央図書館所蔵.

名前そのまんまの本なのだが,単なるレシピ集ではなく,その飲み物や材料に関してのエピソード,世界20カ国の人に聞いたホットドリンクの思い出などの読み物も充実している.

ひとくちにホットドリンクといっても色々あるということがよく分かるのだが,思ったことも色々あった.

まず第一は,ホイップクリームの使用率の高さ.
特にヨーロッパがそうなのだが,やたらとホイップクリームが使われている.
日本だとホイップクリームが冷蔵庫に常備されている家庭は少ないと思うのだが,このあたりは日本とヨーロッパの文化の違いというか食生活の違いなんだろう.
そういえば,某教員の学生時代の下宿にはホイップクリームが常備されていたらしいが,もしかしてヨーロッパ人だったのか?

第二は味覚の違い.
だいたいは美味しそうなのだが,ときどき「それはアリなのか?」と思うようなのが紹介されている.
たとえば,カフェ・ロマーノ.手元にある材料で作れるので,実際に作ってみた.

HotDrink_1.jpg

見た目は単なるコーヒーだが,コーヒー5に対してレモン果汁1を混ぜたもの.本当はレモンの皮も入れるらしいがなかったので省略.さらに,本当は深煎りのコーヒーを使うのだが,今回は普通のものを使用した.
飲んでみての感想は「飲めなくはない」.
飲めなくはないのだが,これを美味しいといって飲んでいるイタリア人とは友達にはなれないかも...

こういうイロモノばかりではなく,どう考えても美味しいだろうというドリンクもある.
たとえばGogorit Mogorit(ゴゴリッ・モゴリッ).

HotDrink_2.jpg

牛乳150ミリリットル,レモンジュース50ミリリットル,ハチミツおおさじ1ぱい,卵黄1個分にバター適量(好みによって加減).
ミルクを鍋で温めるところを電子レンジでやってしまったためか,ちょっと食感が悪かったものの,「ベラルーシのホットミルクセーキ」との紹介のとおりの味.
レモンが入っているのがちょっと違うが,ビタミンCの補給ができるので風邪に効きそうだ.
今回は目分量でやったのだが,ハチミツはかなり多めのほうが美味しいかも.

投稿者 saihide : 07:06

2006年12月16日

『乱れからくり』泡坂妻夫

玩具会社の創業者一族の一人である「馬割朋広」から妻「真棹」の尾行を依頼された探偵「宇内舞子」と「勝敏夫」.
しかし,その二人の前で馬割夫妻の乗った車に隕石が直撃,朋広は死んでしまう.悲しみに沈む真棹に惹かれていく敏夫だが,そんな彼らの前に次々と事件が...

作者の泡坂妻夫は本格ミステリのベテランとして有名な作家なのだが,この作者の本を読んだのは本作がはじめて.松山市立中央図書館所蔵.

全部で350ページほどあるのだが,そのうちの三分の一は薀蓄話ではないか?と思ってしまうほど,薀蓄話が多い.
玩具産業の歴史から始まり,隕石,人形,迷路,からくり仕掛け,と色々な薀蓄が色々な人によって語られる.
しかし単なる薀蓄話というわけでもなく,ときどき本筋に絡んできたりするので油断できなかったりする.

ミステリとしてだが,冒頭に隕石の直撃というショッキングな死因がくるものの,残りのトリックは非常にノーマルというか,ちゃんと材料が提示されているので,「卑怯」とか「飛び道具」といった感じはそれほどしない.
まあ,○○○○を作るためだけに○○○○○を作るというのは,ちょっと大掛かり過ぎると思わなくもないが.

投稿者 saihide : 10:40

2006年12月15日

ただきのうさいの(BlogPet)

きょうさいで、映画も巡回した?
ただきのうさいの、ワールドは希望ー!


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 10:40

丁字村@本町 リベンジ編

TeijiHonmachi_3.jpg

前回までのあらすじ
本町にオープンした丁字村2号店.
テイクアウトのみの1号店と違い,2号店ではイートインが可能ということで,イートインに挑戦した主人公だが,テイクアウトの弁当をそのまま出されるという非道な仕打ちをくらってしまっう.
涙に味付けされた地物のタコの唐揚を噛み締めながら,主人公が見つけ出した真実とは?

ということで,リベンジ編.
前回と店の写真が違っているが,これが非道な仕打ちの謎を解く鍵だったりする.

まず写真の違いだが,前回の写真は中央通に面した入り口の写真で,今回の写真は店舗の横にある駐車場から撮った写真.
何が違うんだ?と思われるかもしれないが,どうやら中央通側の入り口はテイクアウト用の入り口のようなのだ.
で,駐車場側の入り口はイートイン用の入り口で,入ってすぐに

TeijiHonmachi_4.jpg

こんな感じで食券の自動販売機がある.
この自動販売機,テイクアウト用の入り口からだと死角の位置にあるため,何も知らずにそちらから入った人のほとんどは,この存在に気がつかないことだろう.設置場所を変えるか,看板か何かで案内をしたほうが良いと思う.

で,その自動販売機だが,見て分かるようにボタンはけっこうな数があるものの,半分くらいは「売切」のランプが点いていた.
おそらく,開店間もない時期で店のオペレーションがこなれていないので,意図的に売り切れにしているのだろう.
将来的には全部のメニューが提供可能になると思うのだが,季節の定食などの気になるメニューもいくつかあった.

で,食券を買うわけだが,メニューの説明がないので,名前だけで判断しなくてはならず,なかなか買いにくい.
焼き魚定食やとんかつ定食などもあったのだが,前回来たときに見た鶏の唐揚定食にしてみた.

TeijiHonmachi_5.jpg

前回,料理提供用の窓口だと思っていたところがイートイン用のカウンターで,そこで食券を渡して,かわりに番号札を受け取り,しばらく待つことに.
1号店と同じように揚げ物の時間がかかるとのこと.5分くらいかと思っていたのだが,前に注文した3人組の客に手間取ったためか,10分弱かかった.

で,出てきたのがコレ.

TeijiHonmachi_6.jpg

前回と違い,今回はちゃんと塗り箱に入ってやってきた.そうそう,前回見たのはコレだよ.
おにぎりは五穀米と銀シャリの二種類.ともに具はナシだった.
その上にある汁物は澄まし汁なのだが,この日は太刀魚の澄まし汁だった.ちょっとビックリ.
その隣はみかん,サツマイモ,ごぼうの煮物,玉子焼き.
そのさらに隣はサラダで,その下が鶏の唐揚.

TeijiHonmachi_7.jpg

唐揚は,竜田揚げ,チキン南蛮,ピリ辛唐揚の3種類から2種類を選べる.今回はチキン南蛮(左側)と竜田揚げ(右側)にしてみた.
けっこうなボリュームがある上,やっぱり味付けが濃い目なので,ご飯がもうちょっと欲しくなった.
これで550円.おかずのボリュームは十分満足なのだが,ご飯がもうちょっと欲しいところ.
おにぎりを一つ追加すると満足できそうだが,そうなると650円くらいになってしまう.600円ぐらいで収まってくれればありがたいんだけどなあ.

と,ここまで書いて思い出した.
前回品切れだった料理をチェックするのを忘れてた.
次回こそは忘れないチェックしよう...

投稿者 saihide : 00:49

2006年12月14日

丁字村@本町

TeijiHonmachi_1.jpg

11月末に本町に丁字村2号店がオープンした.
ロープウェイ街の丁字村はテイクアウト専門だったが,こちらはイートイン,つまり店の中で食べることができるタイプの店.
また,この写真には写っていないが,「黄金のてんぷら」という宣伝文句が書かれているところからすると,揚げ物が充実しているのだろうか? それとも,この「てんぷら」というのは「じゃこ天」のこと?
ということで,早速行ってみた.

看板の下の扉を開けると,ロープウェイ街の1号店と同じようなカウンターが.
その左側にはテーブル席などがあって,そちらで食べることができるようだ.
で,そちら側には料理の提供窓口らしきものが.
こっちのカウンターで注文して,向こうの窓口で受け取るのか?
ちょっと違和感を感じつつも,カウンターの上にあったメニューを見てみる.
うーん,ロープウェイ街の1号店と同じようなメニュー構成だなあ...
おやっ? なにやら聞いたことのない料理があるんだけど,紙で隠されてるな.

「これは品切れですか?」
「ごめんなさい,そうなんです」

そうか,残念.また次の機会だな.

仕方がないので,この日の日替わりサービス品だった海軍弁当(580円のところを480円)を注文.
しばらく待っていたのだが,どうも違和感がぬぐえない.

「あのー,ここで食べられるんですよね?」
「あ,こちらで食べられるんですか... では,あちらの席でお待ちください」

なんだ,あの微妙な「...」は?
と思いつつ,席に座って待つことに.

しばらく待って渡されたのがコレ.

TeijiHonmachi_2.jpg

テイクアウトの弁当をそのままトレーに載せて出しただけじゃないか!
イートインって,こういうことなのか?
と思いつつ,周囲のお客さんの様子を何気なく観察してみると,ちゃんとした丼で食べているお客さんや立派な塗りの箱に入った弁当を食べているお客さんなどが.

何なんだ,この違いは?!

イ ジ メ デ ス カ ?

と,思わず被害妄想に陥りそうになってしまったが,海軍弁当を食べながら,色々と考察した結果,原因が判明.
なるほど,そういう仕組みだったのか...

ということで,リベンジ編に続く.

なお,海軍弁当の揚げ物は地物タコの唐揚で,なかなか美味しかったのだが,弁当のおかずというよりは酒のつまみの方が合いそうな味だった.

投稿者 saihide : 00:53

2006年12月13日

丁字村@ロープウェイ街

Teijimura_1.jpg

ロープウェイ街の坂をほぼ登りきったところに丁字村なるおにぎり屋ができたのはかなり前のことだが,これまで行ったことがなかった.
というのも,いつも店の前でお客さんが待っているため.行ったことのある人の話を聞いてみると,美味しいんだけど,注文を受けてから調理するので時間がかかるらしい.

そんなある日,本町フジの斜め前にあったうどん屋が閉店し,その後に丁字村2号店ができるという情報をキャッチ.
ふーん,2号店を出せるくらいだから繁盛しているみたいだな.だったら,一度くらいは行っておかないと.
ということで,昼ご飯を買いに行ってみた.

買いに行ったのは土曜日の12時の少し前だったのだが,写真に写っているように,既にお客さんによる待ち行列が発生していた.やっぱり繁盛してるのかなあ.
前の人が注文している間にメニューをチェック.おにぎりだけの店だと思っていたら,普通の弁当,さらには揚げ物単品でも販売していたんだな.

順番が回ってきたので注文をすることに.
曜日ごとに日替わりサービス品があって,土曜日は好古弁当が100円引きというので,まずはそれを注文.
それだけだと量的に足りなさそうだったので,おにぎりをもうひとつ追加.おにぎりは具だけでなく,五穀米と銀シャリ(=普通の白ご飯)のどちらかも選べる.

注文をしてから揚げ物を揚げるので,5分ほど時間がかかるそうなので,店の前で待っていたわけだが,お客さんが次々にやってくる.
店の造りやネーミングからして観光客中心の店だと思っていたのだが,そういうわけでもないようで,通りすがりの年配のご婦人方による「この店,美味しいのよ! ちょっと時間がかかるけど」という発言を3度ほど聞いた.どうも年配のご婦人の心をガッチリ鷲掴みにしているようだ.そういえば,私以外のお客さんは一人を除いて年配の女性ばかりだった.

その後,商品を受け取ったわけだが,確かに待ち時間は5分強ほど.なお,事前に電話で予約しておけば,待たずに商品を受け取れるそうだ.

で,肝心の商品なのだが,

Teijimura_2.jpg

弁当はこんな感じで竹の皮に包まれていた.
竹の皮の包みを開いてみると,

Teijimura_3.jpg

日替わりおにぎり二つに,手羽唐揚が5本,ウインナー1本に漬物少々.
この日のおにぎりは鶏ごぼうの炊き込みご飯と五穀米だった(具は失念).少々小さめだが,なかなか美味しかった.
もうひとつの売りである揚げ物だが,かなりしっかりした味付け.この味の濃さと量からすると,一緒についているおにぎりだけではちょっと足りないかな.

で,追加で買っておいた銀シャリのおにぎり.

Teijimura_4.jpg

中身は

Teijimura_5.jpg

鮭.美味しいんだけど,やっぱりサイズがちょっと小さいかな.130円という値段はコンビニのおにぎりと同じくらいだけど,コンビニのおにぎりよりは一回り小さい.

で,500円以上買い物をすると,

Teijimura_6.jpg

小さいサイズのお茶をもらえる.これは毎回そうなのか,それともサービス期間中だったのかは不明.
サイズは小さめだとしても,おにぎり3個におかず,そしてお茶までつけて510円であれば,コンビニなどで弁当を買うよりもいいかもしれない.
特に量をそれほど求めない人ならば弁当だけでも満足できるかも.

なお,今回は

Teijimura_7.jpg

雨の日だけに使えるチケットももらった.
確かに雨の日にあそこまで買いに行く人は少ないだろうから,何らかの形で集客したいんだろうな.
このチケットがなくても,雨の日限定のてるてる弁当(360円)があったり,おにぎりが全部100円になったりするので,雨の中を坂の上まで買いに行く価値はあるかも.

投稿者 saihide : 00:20

2006年12月12日

とらや(ちゃんぽん)

Toraya_1.jpg

先日,所用で余戸まで出かけたので,ついでに昼食を食べて帰ることにした.
さて,どこに行こう?と思いつつ,県道326号を松前町方面に車を走らせていたところ,左側に奇妙な看板を発見.
そういえば,前から気になってたんだよな,この怪しげな店.
看板から判断すると飲み屋っぽいけど,「らーめん ちゃんぽんの店」とあるし,チャレンジしてみようか.

ということで,ドキドキしつつ,入店.

店の中はそれほど広くなく,カウンター席にテーブルが2-3卓ほど.
お世辞にも店内は整理整頓がされているとはいえず,店の傍らには子供(孫?)の写真なども飾られていた.

いちおうメニューらしきものも見たのだが,店名を見たときから「この店はちゃんぽんだ!」と決めていたので(どうやら宇和島の「きくや(菊屋)」と混同していたようだ),ちゃんぽん(600円)を注文.

カウンターの中で大将が調理しているのを見つつ待つことしばし.

Toraya_2.jpg

具が山盛りになっていて,全体的に量が多そうに見えるが,実際には丼の深さがないので(丼というよりは深めの皿に近い),特筆するほど多くはない.具の種類も普通.

スープもそれほど変わった色ではないが,店の奥からスープを手鍋に入れて持ってきたときは「あれってラード?」と思ってしまうくらい白かった.どうやら豚骨スープらしい.

で,面白かったのが麺.

Toraya_3.jpg

ちゃんぽんというと,ちょっと太めのストレートの麺というイメージがあるのだが,ここの麺は縮れ麺だった.
普通のラーメン(特に醤油味の)に使うような麺だったので,店で出しているラーメンと麺が共通なのかと思いきや,e-komachiのとらやの紹介ページを見る限りでは,この店で出てくるラーメンの麺は博多風のストレートな細麺っぽい.
ということは,ちゃんぽん用にあえて縮れ麺を用意しているということなのかな.

この縮れ麺にスープがよく絡むせいか,それともスープ自体の味が濃いのか分からないが,全体的に味付けは濃厚.
なかなか美味しかったので,また食べてもいいとは思うのだが,わざわざ車で出かけないといけないというのがなあ.

投稿者 saihide : 00:42

2006年12月11日

映画『トゥモロー・ワールド』

いつものようにネットを巡回していたところ,映画『トゥモロー・ワールド』を絶賛している記事を複数見かけた.
『トゥモロー・ワールド』は子供が生まれなくなって希望を失った世界で,ただ一人だけ妊娠した少女を守るという映画.
この映画の存在自体は知っていたのだが,テーマ的に暗そうだし,ストーリーもありがちっぽかったので,あまり興味はなかった.
しかし,超映画批評(ネタバレあり)で,

今後あらゆる映画の戦争シーンについて、『トゥモロー・ワールド前、トゥモロー・ワールド後』と分けられてしまうのではと思うほどに凄まじい。

と書かれてしまっては行くしかないだろう.
ということで,上映館を調べたら,重信シネマサンシャインで12/15まで上映中だったので行ってきた.

観終わっての感想だが,思ったとおり,

テーマ的には暗い,暗すぎるくらい暗い.

ストーリーはありがち,ありがち過ぎるくらいありがち.

で,肝心の映像なのだが...
「『トゥモロー・ワールド前、トゥモロー・ワールド後』と分けられてしまうくらい」凄いのかなあ?
確かに迫力はあるし,実際の市街戦というのはこんな感じなんだろうと思ってしまうくらいリアル.
でも,戦争のえげつなさを描いた映画としては『プライベート・ライアン』を観たときの衝撃は超えられなかったと思う.
まあ,ちょっと期待しすぎたこともあるんだろうけど.

じゃあ,ダメな映画なのかというと,そうでもなくて,市街戦シーンや不法入国者の弾圧シーンなどはリアル過ぎるくらいリアルだし,希望を失った近未来の描き方など,そういう面での評価はかなり高い点をつけられる(かなりグロいところもあるけど).
ストーリーにしても,ありがちであるとはいえ,ちゃんとツボは抑えられているので,感動シーンなどはちゃんと感動できる(特に子供のいる人には).

ということで,迫力ある映像を見たい人なら,大スクリーン&音響設備のいい劇場まで見に行ったほうが良いかも.


・おまけ
上映館を調べていたときに気が付いたのだが,大洲シネマサンシャインは他のシネマサンシャインよりも料金が100円安い.なぜなんだろう?

投稿者 saihide : 08:28

2006年12月10日

『黄色い目をした猫の幸せ』高里椎奈

妖怪の存在を隠すため,薬屋と同時に探偵稼業も営んでいる「秋」「座木」「リベザル」の三人.
彼らの元を普通の中学生「良太」が依頼人として訪れた.その依頼は「ある中学生を妖怪に食べさせてほしい」というもの.依頼を無視した三人だったが,その中学生がバラバラ死体として発見されて...

前作『銀の檻を溶かして』に続く薬屋探偵シリーズ第2弾.前作同様,松山市立中央図書館所蔵.
これまた前作同様,ぶっとんだ設定なわけだが,それなりに普通に読めてしまったのは私が慣れてしまったせいだろうか...

本作はシリーズとしては2作目になるのだが,あとがきによると,一番最初に書かれたのはこの話なのだそうだ.
前作はミステリとしてはかなり卑怯というか,「そんなん分かるかー!」的だったのに対して,本作はかなりマトモ,というと語弊があるな,かなり正統派というか,ちゃんとヒントを組み合わせていけば,それっぽいところまでは辿りつける.
まあ,最後のとどめは「そんなん知ってる奴いるかー!」的ではあったけど.

あと,本作はミステリとしても読めるし,同時に主人公の一人である「リベザル」の成長物語としても読める.
読めるのだが...
中学生の「良太」と友達になるくらいなので,「リベザル」の年齢設定も中学生なんだろうけど,どう考えても幼すぎるだろ?
この記事を書くために色々調べたり,ちょっと読み直したりするまで,小学生だとばっかり思ってたぞ...

投稿者 saihide : 15:15

2006年12月09日

『ハゲタカの饗宴』ピーター・タスカ

内部抗争のためにイギリスの名門銀行を退職させられた「マーク」は,投資ファンドの一員として,買収された日本の銀行の再建を目指す.
一方,六本木で探偵事務所を営む「ユミ」の元に,ある銀行頭取の死の謎を解明してほしいとの依頼が舞い込む.その銀行は「マーク」が再起をかけて立て直そうとしている銀行だった...

発売当初(2006年6月)にネットで紹介されているのを見てチェックしていた本.松山市立中央図書館所蔵.

作者のピーター・タスカは著名なエコノミスト(マーケット・アナリスト)なのだが,本作はノンフィクションではなく,その知識を活かしてのフィクション(小説)なのだが...

期待していたような企業再建に挑む金融マンとか経営者の話ではなかった.
いや,金融マンとか経営者の話ではあるんだけど,そういう経営や金融の知識が存分に盛り込まれたストーリー展開ではなく,経営の裏側にあるヤクザ絡みの話がメイン.

まあ,実際の不良債権の話とかにはヤクザが絡んでくることが多いらしいので,それはそれでリアルな話なんだろうけど.
作者の肩書きからして,もっと専門知識がドンドン出てくるようなのを期待していた分だけ,ちょっと肩透かしだったかな.

投稿者 saihide : 21:44

2006年12月08日

になるのかなあ(BlogPet)

ほんとうは、さいは
昨日、さいがともかく,『まほろ駅前多田便利11』とともに第135回直木賞を受賞したヌテラで,これも卒業生にして同僚な人が貸してくれた本.全部で6つの短編が収められているのだが,共通するテーマは「価値観」になるのかなあ.とか書いてた?
っていってたの。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 13:31

ヌテラ

nuttela_1.jpg

かなり前のこと.
とあるネット掲示板が「ヌテラ(nutella)」なるものの話題でえらく盛り上がっていた.
読んだ限りでは,パンに塗るタイプのチョコレートのようなのだが,一度食べると止まらなくなって太ってしまうくらい美味しいらしい.
読んでいて興味が沸いたので,色々検索してみた.

ココとかココを見てもらえば分かるように,日本ではあまりメジャーじゃないと思うのだが,ヨーロッパでは非常にメジャーな食べ物なのだとか.
ふむ,これは一度,食べてみないとな.

ということで,売っている店を探してみたのだが,これがなかなか見つからない.
イタリアのFerrero社が発売しているものなので,輸入食材を売っている店をあたったほうが良いだろう.
そこで,高島屋,三越,松山丸三,銀天街のA-ONEなどを調べてみたのだが,どの店でも見つけることができなかった.
楽天でなら売っている店があるのだが,品物の値段と同じくらい送料がかかってしまう.
うーん,大阪に出張したときに探してみるか...

などと思っていたところ,たまたま三津のコーノに行ったら,普通に売られているのを発見.
さっそくゲットして,トーストに塗って食べてみた.

nuttela_2.jpg

ラベルには「香ばしいヘーゼルナッツのチョコレートスプレッド」,「ミルクとヘーゼルナッツがたっぷり!」などと書かれている.
しかし,「チョコレートとピーナッツバターを混ぜた味」と説明するのが一番イメージしやすいんじゃないだろうか.

こう書いてしまうと,「なんだ,よくある味じゃないか」と思われてしまうかもしれない.
いや,実際のところ,「よくある味」と言われればそのとおりなんだが,これが妙に後を引く味なのだ.実際,トーストを食べ終わってから,スプーンでそのまま舐めてしまっていたくらい.
なるほど,「止まらなくなって太ってしまう」というのはリアリティがあるぞ.

ということで,ヌテラを知るまで,私の朝食は基本的にバタートーストかピザトーストの二択だったのだが,それ以降,ヌテラを塗ったトーストかピザトーストの二択になってしまったくらい気に入ってしまった.
しかし,そんな日々に危機が訪れた.
これまでヌテラを買っていた三津のコーノにヌテラが入荷しなくなってしまったのだ.おそらくダイエーの愛媛県撤退による仕入の変化によるものだろう.

新たな入手ルートを開拓しないと...と思っていたある日,たまたま衣山のサニーマートのジャム&スプレッドのコーナーを覗いてみたところ,ひっそりとヌテラが売られているのを発見.

ということで,現在もヌテラは,私の朝食の友として約二分の一の確率で活躍してくれている.

なお,このヌテラの食べ方としては温めた牛乳に溶かしてチョコレートドリンクにして飲むというのも一般的らしい.
じゃあ,やってみよう.

nuttela_3.jpg

耐熱グラスに牛乳を入れ,電子レンジで温めたものにヌテラを投入.
量が分からなかったので,色がココアっぽくなるくらいまで入れてみたのだが...
はっきり言って,美味しくない.ナッツっぽさがどうも私には合わなかった.入れすぎたのかなあ.

投稿者 saihide : 02:19

2006年12月07日

『愛蔵版 ベルサイユのばら 全2巻』池田理代子

由緒正しい武家の名門の末娘として生まれたオスカルは,女の身でありながらフランス近衛隊の隊長となる.
共に育ったアンドレとともに彼女が守るのは,オーストリアからフランス王家に嫁いできた王女 マリーアントワネット...

という紹介は不要なくらい有名な少女漫画の名作.某教員の奥様に貸してもらったもの.

宝塚の代名詞でもあるくらい有名な作品だし,アニメにもなっていて,ちょっと前もCATVで放映されていたのだが,これまで見たり読んだりしたことはなかった.
それでも,それなりにストーリーは知っているつもりだったのだが,かなり違っていて驚いた.女であることを隠して軍隊に入ったものと思っていたら,女であることは公然だったのね.
しかし,何よりも驚いたのは,

BeruBara.jpg
(愛蔵版 第1巻 99ページより)

オスカル様が微妙に太かったこと.
もっとシャープな顔だったような気がするんだが,私のイメージしているオスカル様はアニメ版なのだろうか?
と,少々違和感を抱きつつ,読み進めていったところ,2巻目になる頃には私のイメージどおりのオスカル様になっていた.

良かった,最後まで あの微妙に膨れた顔で,「アンドレ!」とか真面目に叫ばれても,『パタリロ!』を思い出して笑ってしまうかと心配していたのだ.

ストーリーの方も1巻目は古典的な少女漫画チックな感じが強かったのだが,2巻目になると歴史ロマン的な色合いが強くなってくる.
世界史は高校でちゃんと履修したものの,内容は既に忘却の彼方である私でも分かるようにフランス革命前後のことが書かれているので,歴史の勉強にもなるかも.

投稿者 saihide : 02:02

2006年12月06日

GEO 今治鳥生店(レンタル)

GeoImabari_1.jpg

先日,今治で仕事があった際,ついでにGEOの株主優待カードの更新も済ませておくことにした.
ということで,前回と同じ,GEO 今治鳥生店へ.
普通に県道38号線を走っていれば迷わずに到着するのだが,ちょっと違う道を選択したところ,異常に迷ってしまった.うーん,今治の地形は分かりにくい...

店に入ろうとして気が付いたのが,このポスター.

GeoImabari_2.jpg

料金変更のお知らせなのだが,DVD&ビデオの新作が2泊3日で300円,旧作が7泊8日で100円というのは高いのか,安いのかな?
松山に来てからビデオを借りたことがないので(DVDは生まれてから一度も借りたことがない),相場がよく分からないんだけど,新作はともかく,旧作が1週間で100円というのは安い気がするな.
株主優待カードがあれば,これが半額になるわけだから,ますます安くなるわけだ.やっぱり松山に進出してくれないかなあ.

で,カウンターで株主優待カードを更新したいと告げると,担当者を数回たらい回しにされた挙句,最終的には研修中バッジをつけた人が相手をしてくれることに.
ここに来るまでに道に迷ったおかげで,時間をかなりロスして焦っていたので,できればベテランの人に担当してもらいたかったのだが...

と,不安を抱えつつ,作業を見守っていると,受け取りの箇所にサインをするだけで,更新作業は終了した.
えっ,それだけでいいの? 身分証明書の確認もナシ?
本当にそれだけで済んだらしい.前回,いろいろ書類を書いたのに比べると,あっけないものだった.

更新を終えてカウンターを離れる際,見慣れない冊子を見つけたので持って帰ってきた.

GeoImabari_3.jpg

モテカブというフリーマガジンで,「株主さまのための企業情報マガジン」らしい.
CDやDVDを借りに来た人を対象に配布しても,それほど効果はないと思うんだが,どうなんだろう?
でもGEOなら,株主優待カードを得るために株式投資をしている人が他のレンタル店よりも多そうだから,それなりに効果はあるのかなあ.

投稿者 saihide : 01:37

2006年12月05日

Wスープらーめん&焼きめし@毘沙門

BisyamonWsoup_1.jpg

自宅で加入している愛媛CATVの番組情報誌11月号に焼きめし無料クーポンが付いていたので,八坂通りの坂の上,住所で言うと東雲町にある毘沙門に行ってきた.
松山のラーメン好きのBlogを読んでいると,最初の頃とは味が変わっているらしい.
以前の記事の日付が2006年2月12日だから,前に食べたときから約10ヶ月が経過している.
はてさて,どんな風に変わったんだろうか?

店内の様子はあまり変わっていないのだが,メニューが変わっていた.

BisyamonWsoup_x.jpg

以前来たときは醤油ラーメンしかなかったような気がするのだが,現在はとんこつ,正油,Wスープ(塩味)の3種類のラーメンがある.
一緒に行った同僚が正油らーめん,私はWスープらーめんとクーポンを使って焼きめしを注文した.

BisyamonWsoup_2.jpg

これがWスープ.
塩ラーメンにしてはスープが濁っているが,Wスープというのは「とんこつ+魚介系」のスープなのだそうだ.
具は海苔,もやし,ねぎ,見えにくいがチャーシュー,そして見逃してしまいそうだが,写真右下のあたりに見える緑色の物体は高菜だ.

BisyamonWsoup_3.jpg

麺はこんな感じで,ストレートの細麺.

さらに,

BisyamonWsoup_4.jpg

別容器で出される紅しょうがをトッピング.
とんこつスープにストレートの細麺,具には高菜と紅しょうが,となると,博多ラーメンのフォーマットなわけだが,味はぜんぜん違う.
以前食べたラーメンもかなりアッサリして上品な味だったが,このWスープらーめんも とんこつベースのくせに かなりのアッサリ味.
同僚が注文した正油らーめん(以前と違ってベーシックな醤油ラーメンのフォーマットになっていた)も相変わらずのアッサリ味だったので,アッサリ味が好きな人には喜ばれるだろう.

で,クーポンで無料になった焼きめし.

BisyamonWsoup_5.jpg

これもかなりのアッサリ味で,卵の甘みがよく分かるくらいの薄味.
これはこれで美味しいとは思うのだが,基本的に濃い味が好きな私としては,ラーメンも焼きめしもアッサリ系というのは少々物足りなかった.
うーん,Wスープじゃなくて普通のとんこつなら,もうちょっと味付けが濃くなってるのかなあ.
愛媛CATVの番組情報誌12月号には大盛り または 新米おにぎり無料クーポンが付いていたので,機会があれば行ってみよう.

投稿者 saihide : 01:44

2006年12月04日

スープごはんチキンカレー@緑モス

MosChickenC_1.jpg

先月末のこと.夜の授業を終えて,疲れきった状態で帰宅することに.
いつものように帰りにスーパーに寄って,晩ご飯を調達してもよかったのだが,最近モスバーガーに行っていないことに気がついたので,モスバーガーへ.
今の期間限定メニューはピザドッグだったかなあ,などと思いつつ,店頭のメニューを眺めていると,緑モス限定のモスのごはんに新メニューが.
これは食べねば!ということで,今回はその中でもチキンカレーにしてみた.

具はこんな感じ.

MosChickenC_2.jpg

鶏肉,にんじん,じゃがいも,ブロッコリーなどが,ゴロゴロッと入っている.プレスリリースによると大根も入っていたそうだが,記憶に残っていないので,それほど違和感はなかったのだろう.
で,味のほうだが,

辛い

塩辛いとか,唐辛子辛いというのとはちょっと違う辛さ.
じっくり煮込んだコクのあるカレーが持っているような奥行きのある辛さではなく,鼻に抜けるような軽い辛さというべきか.
クミンだかターメリックだかのスパイス由来の味だと思うのだが,これが結構強いので,この手の味が苦手な人は避けたほうが良いかも.

そうか,このスパイシーな辛さ&スープの中にごはんが浸かっているスタイル,これってカレーライスじゃなくて,スープカレーをベースにしてるんだな.
よく考えたら,「スープごはん」のチキンカレーなんだから,最初からスープカレーを連想してもおかしくなかったのに,スープカレーというと鶏肉が骨付きでゴロッと入っているイメージが強いので気が付かなかった.
ということで,カレーライスを想像していると期待外れだろうけど,スープカレーが好きな人なら気に入るかも.

で,本来の目的だったピザドッグ.

MosPizzaD_1.jpg

チーズがいい感じに焦げているので,香ばしいパリパリの食感なのだと思っていたのだが,

MosPizzaD_2.jpg

中身は全然そんなことはなくて,むしろシットリした感じで,トマトソースが美味しかった.
なかなか美味しかったので,もう一回くらい食べても良いかと思っていたのだが,11月末で終了した模様.残念.

投稿者 saihide : 03:33

2006年12月03日

小松ウオール工業の株主優待

KomatsuWall2006b.jpg

から株主優待が届いた.
ここの株主優待は中間でQUOカード,期末で図書カードで,QUOカードをもらうのは今回で2回目.
会社の説明などは以前の記事で書いてしまったし,他に特筆すべきこともないので記事にしなくてもよかったのだが,微妙に関係しそうなことがあるので書いておくことにした.

それはQUOカードの使い道のこと.
以前の記事にも書いたが,QUOカードが使える店としてメジャーなのは,コンビニやファミレス,ガソリンスタンド,そしてマツモトキヨシ

コンビニやファミレスをあまり利用しないのは昨年から変化していない.

ガソリンスタンドについては,自動車に乗るようになったので使う可能性はあるが,QUOカードを使うよりも行きつけのセルフ式ガソリンスタンドのプリペイドカードを使った方が割り引き分だけ安上がりっぽい.

で,最後のマツモトキヨシだが,日経新聞によると松山に出店するとのこと.愛媛経済レポートによると,出店場所は銀天街で,既に店舗の貸借契約も済んでいるのだとか.
松山出店については確実なソースが見つけられなかったのだが,西条にもフレスポ西条店の中に出店するようで,こちらは大規模小売店舗立地法に基づく届出が出ているので確実だろう.ちなみにオープンは2/27らしい.

さすがに西条まで行くほどマツモトキヨシでお買い物をしたいわけではないのだが,松山にできれば行くことになるかな.
でも,マツモトキヨシじゃないと買えない物があるわけでもないだろうから,周囲のドラッグストアとの競争で値段が下がってくれるだろうことのほうが嬉しいんだけど.

投稿者 saihide : 20:39

2006年12月02日

びーどろ(洋食)

Bihdoro_1.jpg

先日,午後から今治で仕事があった.
その前に昼食をとっておかなければならなかったので,事前にネットを検索して見繕って発見した店が,このびーどろ.今治市旭町の,県道38号線沿いにある店だ.

店舗部分である二階に続く階段の前に置いてあるホワイトボードによると,

Bihdoro_2.jpg

この日の日替わりランチは「ミートローフ」とのこと.
ミートローフ? 小学校の給食で「小さいおかず」の方で出てきたと思うけど,おぼろげな記憶しかないなあ.どんな料理だっけ?

店内に入り,カウンター席へ.
場所的に店内の写真は撮りにくかったのだが,天井が高いのが印象的だった.

メニューを見てみると,ランチメニューにはハンバーグやパスタなどもあり,サフランピラフなるものにかなり興味を惹かれたのだが,ミートローフの謎を解くべく,今回は日替わりランチにした.

Bihdoro_3.jpg

これが日替わりランチ,というかミートローフ.ゆで卵や野菜のみじん切りが入ったひき肉料理だな.
うーん,私のおぼろげな記憶の中にある給食で出てきたミートローフとはかなり違っているような気がするぞ.
ともかく食べてみよう.



味自体はハンバーグというか,ミンチカツというか,そのあたりの料理とあまり変わらないな.同じタネを焼けばハンバーグ,パン粉をつけて揚げればミンチカツ,オーブンで焼けばミートローフ,ということなのかな?
調べてみると,そんな感じのようだ.

しかし,やっぱり私が給食で食べたミートローフとは違っているぞ.
私が食べたものも確かに四角い形はしていたが,オーブンで焼いたのではなくて,片栗粉か何かをつけて素揚げになっていたような.
少なくとも,今回のミートローフのようにしっとりした感じの料理ではなかった.
私のイメージで一番近いのは,NOWハンバーガーのような魚肉ハンバーガーを揚げたものなんだが,これってどう考えても「ミートローフ」じゃないよなあ.あれは一体なんだったんだろう?

投稿者 saihide : 03:53

2006年12月01日

になるのかなあ(BlogPet)

昨日、さいが
ともかく,『まほろ駅前多田便利11』とともに第135回直木賞を受賞した作品で,これも卒業生にして同僚な人が貸してくれた本.全部で6つの短編が収められているのだが,共通するテーマは「価値観」になるのかなあ.
とか書いてた?

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「グラハム」が書きました。

投稿者 graham : 11:24

11月のアクセス数ランキング

11月によく読まれた記事をご紹介.

検索語件数コメント
カルフール東大阪301先月3位からトップへ.アクセス数は1割増加.
ジョー・プラ(ショッピングセンター)293先月1位からトップ陥落.アクセス数は1割減少.
北極星(オムライス)202先月2位から1ランクダウン.アクセス数は三分の二程度まで減少.
魚一心@ロビンソン(回転寿司)178先月5位から1ランクアップ.アクセス数は2割増加.
パスカード176これまでランキングにはまったく関係がなかったのに突如登場.
日替わり定食@はいから亭155リベンジを果たせるのはいつの日のことやら.
明星苑@萱町(中華)140中央通に移転したほうの明星苑.次は大盛りメニューに挑戦の予定.
矢乃矢(とんかつ)138金曜日はとんかつランチの日.でも次に行くときはフライ盛り合わせ定食を食べよう.
明星苑@千舟町(中華)125千舟町通りのほうの明星苑.あのデザートなどは標準装備なんだろうか.確認に行かねば.
学園祭2006124知り合いの学生さんにメイド喫茶のチケットを買わされたのだが,さすがに一人では行けなかったという裏話も.

ということで,11月の崔研究室 仮営業所は「カルフール東大阪」「ジョー・プラ」「北極星」なサイトだった.順番が違うだけで先月と同じ.上位4位くらいまでは固定化しているので,コメントの内容がなくなってきた.そろそろ除外しようかな.

上位10ページのうち,地元ネタが5つで,食べ物ネタが7つ.本ネタがランクインしないのは相変わらずだなあ.

特筆すべきは5位のパスカード.タイムリーなことに,あるBlogの記事がきっかけで自分でも検索していた.
カードの購入者はその気になれば元が取れるという考えは変わっていないのだが,販売システムの裏側には色々と問題があるようだ.気になる人は「パスカード ガイズ」で検索してみよう.

投稿者 saihide : 10:57